4月の誕生花は
アルストロメリア。
色ごとの花言葉・
品種・花束や
ブーケの飾り方など
4月の誕生花は「アルストロメリア」です。花言葉は「未来への憧れ・エキゾチック・持続」などで、異国の雰囲気漂う花姿が特徴です。今回は、4月の誕生花・アルストロメリアの花言葉・色の違い・品種・他の花との組み合わせ方・飾り方のアイデアなどをご紹介します。
目次
- 4月の誕生花は「アルストロメリア」
- アルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ」など
- アルストロメリアの魅力はエキゾチックな花姿
- アルストロメリアの特徴は花びらの斑点模様
- アルストロメリアの名前の由来と和名について
- アルストロメリアの種類は6タイプ
- ピンク・白・オレンジと色彩豊か。アルストロメリアの品種
- アルストロメリアと相性のいい定番の花
- ボリュームのあるギフトを作りたい時におすすめな花
- 贈る相手に伝えたい。アルストロメリアの生け方・飾り方
- アルストロメリアの花言葉を使ったメッセージ例
- 4月の毎日の誕生花・あなたの誕生花を調べよう!
- ユリとアルストロメリアの簡単な見分け方
- アルストロメリアは球根で育つ花
- まとめ
4月の誕生花は「アルストロメリア」
4月の誕生花としてご紹介するのは、エキゾチックで色鮮やかな花が魅力的な「アルストロメリア」。
原産国は南米のチリやペルー・ブラジル・アルゼンチンなどで、大正時代に日本に伝来し、品種改良によってさまざまな色が生み出されました。花の色は赤やピンク・白・オレンジ・黄色・青・紫などカラフルで、花びらの中央に美しい斑点が入っているのが特徴です。春から夏にかけて咲き、花持ちの良さも魅力です。
アルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ」など
4月の誕生花アルストロメリアの花言葉は、「未来への憧れ・エキゾチック・持続」など。これは、異国情緒漂う花姿・花持ちの良さに由来しているのだそう。明るく前向きな花言葉を持つ花なので、これからの活躍を願う誕生日プレゼントなどのフラワーギフトとして人気です。
●アルストロメリア全体の花言葉
「未来への憧れ・エキゾチック・持続」など
西洋(英語)では、「friendship(友情)」、「devotion(愛情)」などの意味を持つ花とされています。
また、アルストロメリアの花言葉は、色によって意味が異なります。
- 赤…「幸い」
- ピンク…「気配り」
- 白…「凛々しさ」
- オレンジ…「友情」
- 黄色…「持続」
このように、アルストロメリアは色によって異なる花言葉があるため、メッセージカードへ「花言葉の○○にちなんで」など、伝えたいメッセージを直接書いて贈るのがおすすめです。
アルストロメリアの花言葉を使ったメッセージの例は、本記事の後半「アルストロメリアの花言葉を使ったメッセージ例」の項目で紹介しています。
アルストロメリアの魅力はエキゾチックな花姿
アルストロメリアは、ユリのような形と鮮やかな色が特徴的な花です。中央の花びらには斑点模様がついていて、とても目を惹きますね。花言葉の「エキゾチック」からも分かるように、異国情緒あふれる花姿をしています。
ユリとアルストロメリアの簡単な見分け方
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また、花言葉「持続」が表すように花持ちが良く、他の切り花と比べて長く花を楽しめます。お手入れや飾る環境にもよりますが、アルストロメリアは2週間ほど咲き続けます。
さらに、アルストロメリアは1つの茎に複数の花が咲きますが、それぞれの花は小ぶりなので、他に組み合わせる花とのバランスがとりやすいのも魅力の1つです。
たくさんの花がフラワーギフトを彩ります。
花ギフト全体のボリュームをアップさせたい時や、もっと華やかにしたい時にアルストロメリアは、選ばれています。
●アルストロメリアの魅力
- エキゾチックかつ目をひく花姿で、フラワーギフトを華やかに彩る
- 未来への希望を感じさせる花言葉を持つので、誕生日ギフトにおすすめ
- 花持ちが良く、きれいな花を長く楽しめる
- さまざまな色があるので、好みの色合いで花束やアレンジメントを作りやすい
- 1つの茎に複数の花が咲くので、花束にボリュームが出せる
アルストロメリアの特徴は花びらの斑点模様
アルストロメリアの最大の特徴は、中央の花びらにあるスジ状の斑点模様。これは「スポット」と呼ばれており、虫を呼び寄せて花粉を運ばせるために誕生したとされています。この模様があることで、他の花とは一味違った南米のような異国情緒を感じさせるのかもしれませんね。
なお、現在では品種改良によって斑点を持たないスポットレス品種もあります。
アルストロメリアのスポットがあまり好みではない方は、スポットレスの品種をお花屋さんで探してみてください。スポットがない分比較的クリアな花色を楽しめます。斑点模様はなくても、花びらの色は一色ではなく1つの花でピンクと黄色や、紫と白など複数の色を楽しめることが多いです。
アルストロメリアの名前の由来と和名について
・名前の由来は?
アルストロメリアの名前の由来は、この花を発見した植物学者カール=フォン=リンネが、親友の名前「アルストメーア(アルステーマ)男爵」にちなんでつけたとされています。
また、アルストロメリアの英名は、原産地にちなんで「インカのユリ」という意味で「Lily of the Incas(リリー オブ ザ インカ)」といいます。
・アルストロメリアの和名は?
アルストロメリアは、ユリとよく似た形をしています。また、ユリと同じように球根から育つ花です。
そのため、アルストロメリアは、和名では「百合水仙(ユリズイセン)」や「夢百合草(ユメユリソウ)」と呼ばれています。
アルストロメリアの種類は6タイプ
実はアルストロメリアと一口に言ってもそのタイプ(種類)はさまざま。オランダでは品種を以下の6タイプに分類しています。それぞれのタイプは花の大きさや開花時期の違いなどで分類されています。
- オーランチカタイプ:原種であるオーランチカと、それを親として作られた品種群
- ハイブリッドタイプ:他の品種とかけあわせた品種群
- レジナタイプ:ハイブリッドタイプから分かれた品種群で、冬に開花する
- バタフライタイプ:花は小ぶりで、春から秋にかけて長期間開花する
- タッセンタイプ:バタフライタイプと他品種を掛け合わせた品種群
- カルメンタイプ:春と秋に開花する品種群
ピンク・白・オレンジと色彩豊か。アルストロメリアの品種
アルストロメリアにはさまざまな品種があり、その数はおよそ100種以上と言われています。ここでは、そんなたくさんの品種がある一部をご紹介します。
● レベッカ
レベッカは、コロンビアを原産とする定番品種の1つ。白×ピンク色で、アルストロメリアの中でもよく見かける品種です。
● ロックンロール
ロックンロールは、オレンジ色の花とまだら入りの葉っぱが特徴的な品種です。花もサイズも大ぶりなので、鮮やかな色合いと合わせてパッと目を惹きます。
アルストロメリアは花束やアレンジメントに使う切り花のイメージが強いかと思います。しかし、アルストロメリアは鉢植えや庭に植える用のポットでも流通しています。特にロックンロールという品種は切り花ではなく、鉢植えのタイプで販売されていることが一般的です。お花屋さんに行った際は、切り花だけでなく鉢植えのコーナーもチェックしてみてください。
● プルケラ
アルストロメリアの原種の1つで、ユリに似た筒状の花をつけるのが特徴です。カラーバリエーションも多く、赤×グリーンのエキゾチックなものや、ピンク×黄色のかわいらしいものなどがあります。
● パール
パールは、透明感のあるグリーンがかった白色が美しい品種です。品種改良により花粉がないのも特徴です。
アルストロメリアと相性のいい定番の花
アルストロメリアは、他の花と組み合わせることで、フォーマル・豪華などさまざまなテイストのフラワーギフトを作ることができます。アルストロメリアと合わせたい花の種類をご紹介します。
● ユリ
花の形が似ているユリと合わせると、花のデザインにまとまりが出て相性抜群!小ぶりなアルストロメリアに大輪のユリを合わせて花束にすると、豪華な印象のフラワーギフトになります。
フォーマル感も出るので、義母・義父や目上の方への誕生日プレゼントにおすすめです。
・ユリの花言葉…「純潔・威厳」など
● バラ
アルストロメリアとバラを組み合わせて、高級感たっぷりのフラワーギフトにするのも良いでしょう。同系色でまとめると優美に、赤と黄色など異なった色合いを合わせると豪華になるなど、組み合わせる色によってさまざまな表情が作れます。
バラと合わせることで上品な印象になるので、フォーマルなシーンでの贈り物や目上の方へのプレゼントにおすすめです。
バラの花言葉:「愛・美」など
● カーネーション
花びらが重なり合ったカーネーションとアルストロメリアを合わせると、表情の違った花の様子を楽しめます。
カーネーションもさまざな色がありますが、赤いカーネーションと白いアルストロメリアを組み合わせて、紅白のお祝いムードたっぷりなアレンジメントにまとめるのがおすすめです。お誕生日祝いにふさわしい花束やアレンジメントになりますよ。
お母さんへの誕生日プレゼントや母の日にカーネーションとアルストロメリアの組み合わせを選んでみてはいかがでしょうか。
・カーネーションの花言葉…「無垢で深い愛」など
ボリュームのあるギフトを作りたい時におすすめな花
1つの茎から複数の花を咲かせるアルストロメリアを使うと、ギフトにボリューム感が出ます。お祝いの席にふさわしい華やかな花を渡したいときにおすすめの、アルストロメリアと組み合わせたい花をご紹介します。
● かすみ草
アルストロメリアにかすみ草を合わせると、アルストロメリアのエキゾチックな印象が柔らかくなり、優雅なフラワーギフトに。小さな花をたくさん咲かせるかすみ草をアルストロメリアに合わせることで、ボリュームを出すこともできます。
かわいらしい雰囲気が好きなお友達に、花束にして贈るのがおすすめです。
・かすみ草の花言葉…「親切・幸福」など
● トルコキキョウ
トルコキキョウはフリルの花びらが高貴な印象の花なので、アルストロメリアと合わせると豪華な雰囲気のフラワーギフトに仕上がります。トルコキキョウの曲線的なつぼみが、フラワーギフトのアクセントになってくれます。
また、トルコキキョウは1つの茎が枝分かれして複数の花を楽しめる花です。そのため、アルストロメリアと合わせるとボリューム感のあるデザインに仕上げることもできます。
花瓶に生ける必要のない、そのままポンと置いて飾れるアレンジメントスタイルにして渡すと、受け取る方が簡単に飾れて良いでしょう。花瓶に生け直さないため、受け取った時のボリューム感のあるデザインをそのまま自宅で楽しめます。
トルコキキョウの花言葉:「永遠の愛・希望・清々しい美しさ・優美・よい語らい」など
● アルストロメリアだけをまとめる
アルストロメリアはカラーバリエーションが豊富なので、アルストロメリアだけでまとめても色鮮やかでエキゾチックな印象のフラワーギフトになります。先にご紹介したように、アルストロメリアは1つの茎から複数の花を楽しめるうえに、アルストロメリアの葉もデザインに活かせるため、ボリューム感のある花束を作ることができます。
4月生まれの友達の誕生日会などカジュアルなシーンで、花束を贈るのがおすすめです。
贈る相手に伝えたい。アルストロメリアの生け方・飾り方
誕生日祝いとしてアルストロメリアのフラワーギフトをお渡しするとき、生け方のワンポイントアドバイスをお伝えすると喜ばれます。普段あまり花を飾り慣れていない方でも簡単に真似できる、アルストロメリアの飾り方のポイントをご紹介します。
①花色が悪くなったもの・萎れたものは取り除く
アルストロメリアは、1つの茎にたくさんの花をつける植物です。そのため、同じ茎でも開花タイミングが異なり、きれいに咲いている花と咲き終わった花が混在することがあります。
咲き終わった花をそのままにしていると、他の花の生育を妨げてしまいます。色が悪くなってきた花、枯れてきた花は取り除くようにしましょう。
②水を替えるのは2〜3日に1度でもOK
アルストロメリアは丈夫な性質で、茎が水に浸っていても腐りにくい傾向があります。そのため、花瓶の水は毎日替えるのがおすすめですが、難しい方は2〜3日に1度のペースで水を替えてあげましょう。
③ボリュームがあるので一輪挿しもおすすめ
アルストロメリアは1つの茎にたくさんの花をつけるので、1本でも十分なボリュームがあります。他の花と組み合わせて飾るのも素敵ですが、一輪挿しにしてもよく映えます。花束でもらったときは、アルストロメリアを1つ別の花瓶に飾ってみるのも楽しめそうです。
アルストロメリアの花言葉を使ったメッセージ例
誕生日プレゼントにアルストロメリアのフラワーギフトを贈る際は、ぜひメッセージカードを添えて渡しましょう。言葉ではなかなか伝えにくい感謝や愛の言葉も、カードなら素直に表せるものです。アルストロメリアの花言葉を添えたおすすめメッセージ例をご紹介します。
・友達へ
お誕生日おめでとう!〇〇ちゃんと出会えたことを本当に嬉しく思っています。『友情』の花言葉を持つオレンジ色のアルストロメリアを贈ります。
・恋人やパートナーへ
アルストロメリアの花言葉は『未来への憧れ』。あなたとずっと一緒にいられる未来を想って、この花を贈ります。
・ご家族へ
いつも支えてくれてありがとう。赤いアルストロメリアの花言葉『幸い』のように、お父さん・お母さんの子どもでいられて幸せです。
・目上の方へ
白のアルストロメリアの花言葉は『凛々しさ』。○○さんには、いつもたくさんのことを教えていただいています。幸多き一年になることを心よりお祈りしています。
なお、メッセージカードには、「〇〇より」と自分の名前を入れたり、フラワーギフトを渡す日の日付を入れたりするのがおすすめです。
花は咲き終わってしまうため、雑貨のようにずっと残して置けるものではありません。しかし、花と一緒に渡したメッセージカードは花が咲き終わった後も残ります。名前や日付を入れておくと、後から見返したときに嬉しさが何度もよみがえるでしょう。
花キューピットのフラワーギフトには、
30文字以内のメッセージを無料で
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4月の毎日の誕生花・あなたの誕生花を調べよう!
今回は4月の誕生花であるアルストロメリアをご紹介しましたが、実は月だけでなく日ごとの誕生花もあることを知っていますか?今回は誕生日にピッタリな言葉を持った花をいくつかご紹介します。
- 4月3日:ジャスミン(花言葉:愛らしさ)
- 4月9日:ウォールフラワー(花言葉:末永い愛情)
- 4月10日:リナリア(花言葉:この恋に気づいて)
ちなみに、上の写真は4月3日の誕生花であるジャスミンです。
ただ、これらの誕生花は花束やアレンジメントで使われるような「切り花」で流通していないものが多くあります。そういった背景もあるので、大切な誰かにプレゼントをするなら、日ごとの誕生花にこだわらず4月の誕生花であるアルストロメリアを選ぶのもおすすめです。
自分や大切な人の誕生花は何?
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ユリとアルストロメリアの簡単な見分け方
アルストロメリアの花は、ユリと形が似ています。というのも、アルストロメリアもユリも同じアルストロメリア属に分類されるから。また、先に紹介したようにアルストロメリアは英名では「Lily of the Incas(インカのユリ)」とも呼ばれています。
アルストロメリアとユリを見分けるポイントは、まずは花の大きさです。ユリの方が大きく、筒状で咲くものが多いです。一方で、アルストロメリアは花びらにスジ状の斑点模様がありますが、ユリにはその模様がありません。ちなみに上の写真はユリになります。アルストロメリアと見比べてみてくださいね。
アルストロメリアは球根で育つ花
アルストロメリアは球根植物なので、家庭の庭先などで楽しむ場合は苗や球根から育てるのが一般的です。日当たりと水はけのよい温暖な気候を好み、発芽から花が咲くまでには2~3年ほどかかります。しっかりと根を張るため、鉢植えで育てる場合は深さのある鉢を選ぶのがおすすめです。
鉢植えで欲しいという方や球根から育てたいという方もいらっしゃるかと思います。しかし、基本的にはアルストロメリアをプレゼントで渡すなら、球根で渡すよりも花が咲いている切り花を使った花束やアレンジメントがおすすめです。渡したときに華やかで、球根で花を育てる場所や時間がない方や、すぐに花を楽しみたい方にも喜んでいただけます。
まとめ
- 4月の誕生日花はアルストロメリア
- アルストロメリアはエキゾチックな花姿が魅力!アレンジメントを華やかに演出
- アルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ」など
- アルストロメリアは、カラフルな花びらと美しい斑点が特徴的な花
- アルストロメリアにはさまざま品種があり、他に合わせる花にぴったりなものも
今回は、4月の誕生日花であるアルストロメリアについてご紹介しました。4月生まれの方のお誕生日に、ぜひ素敵なアルストロメリアのフラワーギフトを贈りましょう。
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