母の日に手作りのプレゼントを贈ろう
カーネーションやあじさいなど、母の日のギフトといえば花が定番です。
しかし、中には「花と一緒に他のプレゼントを添えて渡したい」や「何か形に残るものを贈りたい」と考えている方もいるはず。
そこで今回は、母の日に贈りたい手作りのギフトをご紹介します。
ハンドメイド雑貨の種類や作り方をはじめ、似顔絵ギフトの魅力やうまく描くコツなども掲載しています。
目次
手作りのギフトで、思い出に残る母の日に
5月の第2日曜日は母の日。
一年に一度の母の日には、どんなギフトを贈ろうかと迷ってしまうものです。
そこでおすすめしたいのが、手作りのぬくもりを感じられるギフトです。
手作りの小物やアクセサリー、心を込めた似顔絵などをギフトにすれば、お母さんの思い出に残ること間違いありません。
手作りのギフトは、市販されているプレゼントでは出すことのできない、オリジナリティや特別感を演出することができます。
また、手作りしたものは作るまでにかけられた時間を感じることができると思います。
お母さんは自分のために時間をかけてくれた喜びや、一生懸命プレゼント作りに取り組んでくれた姿勢も喜んでくれるかもしれません。
特別だから喜ばれる! おすすめ手作りギフト
母の日に一度は贈ってみたい手作りのギフト。
花に手作りギフトを添えて、思い出に残る母の日にしてみませんか。
以下では、母の日のプレゼントにおすすめの手作りギフトをご紹介します。
●サシェ
母の日のギフトとして、オシャレな香り袋として人気を集めている「サシェ」はいかがでしょうか。
サシェは、シンプルな布製の袋にアロマオイルを染み込ませたり、ドライハーブやポプリなどを詰めたりして香りを楽しむアイテムです。
お母さんが好きそうな柄の布を用意して、お母さんがリラックスできそうなアロマグッズを作ってみましょう。
●サシェの作り方
ラベンダーの香りを詰めたサシェの作り方をご紹介します。
用意するものは、お母さんの好きそうな柄の布(お家にある端切れの布でもOK)、ラベンダーオイル、乾燥ラベンダー、お茶パック、コットン、アイロンの6つ。
最初に布をカットし、袋状に縫いつけていきます。
次に、コットンにラベンダーオイルを数滴たらして含ませ、お茶パックの中に入れます。
続いて乾燥ラベンダーをお茶パックの中に詰めていき、縫った布の袋に入れましょう。
この時、乾燥らベンダーは適度な大きさに切っておくと、お茶のパックに入れやすくなります。
ラベンダーのいい香りは乾燥していても、感じることができるので、作っているときは鼻を近づけてみてくださいね。
その後、アイロンで形を整えて袋の口を縫いつけたら、手作りサシェの完成です。
ラベンダーの他、お母さんが好きな花のアロマオイルを使用するのもよいアイディア。
裁縫が得意な方はパッチワークをしてみるのもおすすめです。
●レジンアクセサリー
「手軽に個性的なギフトを作ってみたい」という方には、「レジンアクセサリー」がおすすめです。
レジンアクセサリーとは、ビーズやコラージュペーパー、押し花などのパーツをレジンで閉じ込めたアクセサリーのこと。
レジンは「硬化樹脂」を指します。
一口にレジンといっても、その種類はさまざま。
アクセサリーによく使用されるものは、UVレジンとエポキシレジンです。
UVレジンは紫外線により硬化する性質を持っており、専用のUVライトがなくても太陽の光にあてるなどの工夫次第でアクセサリー作りを楽しむことができます。
エポキシレジンは、主剤と硬化剤の2つを混ぜて化学反応を起こし、固めるタイプのレジンです。
ぷっくりと厚みのある作品を作る際に適しています。
●レジンアクセサリーの作り方
レジンアクセサリー初心者は、ミール皿とコラージュペーパーを使ったタイプのものがおすすめ。
まず、レジン液とお好みのミール皿(レジンを流し込む受け皿)、コラージュペーパーとUVライトを用意します。
レジン液は手芸店以外に100円ショップでも購入することができます。
無色透明以外にも色が付いたものもあるので、考えたデザインに合わせて色にもこだわってみてくださいね。
UVライトは、手芸用品店やクラフト用品店などで購入することができます。
どんなコラージュペーパーがいいか悩んでしまうときは、花があしらわれたコラージュペーパーをチョイスして、母の日らしさを演出してみましょう。
ミール皿の上に紙を押し当てて、コラージュペーパーを配置する部分の型を取ります。
その後、ハサミで型を切り取り、ミール皿に入れてサイズが合っているかをチェックします。
ミール皿に型紙がぴったりとはまれば、コラージュペーパーを型紙に合わせて切り抜きましょう。
続いて、ミール皿にレジン液を少量流し込み、つまようじなどを使いながら、レジン液がミール皿全体に行き渡るようにします。
レジン液を流し込んだら、上にコラージュペーパーを乗せ、ピンセットでコラージュペーパーとミール皿の間の空気を抜くように押さえつけます。
もし、押し花を先に作っておくことができたら、コラージュペーパーと一緒に使ってみてもいいかもしれませんね。
本物の花が入ったアクセサリーは、アクセサリーショップで販売されているほど人気がありますよ。
その後、UVライトで5分~8分程度照射します。
レジン液が固まったのを確認したら、再びレジン液を静かに流し込み全体に広げ、UVレジンで5分~8分程度照射しましょう。
レジン液を流し込み、照射を繰り返して好みの厚さになったら、レジンアクセサリーの完成です。
UVライトやミール皿など用意するものは、少し多いですが1度道具がそろってしまえば、次から簡単にアクセサリーを作ることができます。
レジンアクセサリーはツルっとした質感で、雑貨屋さんで販売しているような雰囲気になりますよ。
●似顔絵
似顔絵は、母の日に限らず誕生日やその他特別な日にもぴったりなギフトです。
そんな似顔絵を贈るメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
スマートフォンの普及によって写真が身近になった現代において、似顔絵はまさに特別感あふれるアイテムといえます。
写真をそのまま贈るのではなく、「写真をもとに似顔絵を描く」という一手間が加わることで、写真にはない特別感と温かみが生まれるのです。
また、似顔絵を描くときに写真があれば、じっくり見ながら描くことができますよね。
顔を思い出して描くよりも、描きやすくなるのではないでしょうか。
自分の子どもが描いた似顔絵は、世界にひとつとして同じものがない唯一無二のもの。
それを母の日のギフトとして受け取って、喜ばないお母さんはきっといません。
こうした意味でも、母の日に花と一緒に似顔絵を贈るのはよいアイディアだといえます。
似顔絵をメッセージカードなどに描いて渡せば、サプライズ演出にもなります。
カードを開くまで似顔絵が描かれていると分からないため、きっとお母さんは驚くはずです。
文字で感謝を伝えるのもいいですが、絵で気持ちを伝えるのも心がほっこりしますよね。
●似顔絵を上手に描くコツ
ハンドメイド雑貨よりも手軽なイメージがある似顔絵ですが、より似せた似顔絵を描くためには、いくつかのポイントを押さえておくことが大切です。
まずあげられるのは、相手の特徴に注目してみること。
お母さんの顔を見たときに、「大きな目だな」「鼻筋が通っているな」といった印象に残った部分があればそれが特徴です。
似顔絵を描く際はその特徴をしっかりと捉えることで、その他のパーツが本人と多少異なっていても自然と似せることができます。
このとき、その特徴をデフォルメするのもいいでしょう。
よりポップで愛嬌のある似顔絵に仕上げることができます。
もしもお母さんが自分の特徴をコンプレックスに感じている場合は、ただデフォルメするのではなく、可愛らしく描くなどの工夫を施すことが大切です。
髪型も、重要なポイントのひとつ。
髪の分け目は左右どちらにあるか、前髪の長さはどのくらいかなど、細かい部分まできちんと確認することが大切です。
髪型を間違えるとそれだけで全体の印象が変わり別人のようになってしまうため、注意しましょう。
この他、目・鼻・口・耳などの配置バランスに注意することも大切なポイントです。
一つひとつをうまく表現できたとしても、全体のバランスが乱れていると、少し残念な仕上がりになってしまうことがあります。
各部分のみに注力するのではなく、全体のバランスを視野に入れるようにしましょう。
目が離れ過ぎていないか、耳の位置が上に寄り過ぎていないかなど、常に確認しながら描いていくことが大切です。
●ペーパークラフト
ペーパークラフトとは、紙を使用した立体模型・立体構造物のこと。
動物や乗り物、キャラクターなどの設計図をプリントした用紙に色付けや糊付けを行い、立体的に組み立てていきます。
身近なところでいうと、実は折り紙もペーパークラフトに該当します。
そんなペーパークラフトの魅力は、誰でも気軽に挑戦できるところ。
さまざまなバリエーションのキットが展開されているので、購入すればすぐにでも作ることができます。
中には、ウェブサイトで設計図を無料で提供しているところもあるので、買いに行かなくてもすぐに始められます。
この他、手作りアイテムならではの「温かみ」もペーパークラフトの魅力のひとつ。
母の日のフラワーギフトに添えることで、より想いの込められたプレゼントに仕上げることができますよ。
ペーパークラフトに挑戦する際に準備するアイテムは、用紙とはさみ、糊の3つです。
用紙を準備する際は、事前にどんなアイテムを作るか明確にしておきましょう。
例えば母の日のフラワーギフトに合う花のデザインや、お母さんへの愛を込めた人形など、ペーパークラフトの設計図の種類は豊富にあります。
その中からお気に入りのひとつを選び、その設計図がプリントされた用紙を準備します。
はさみと糊は、用紙を立体的に組み立てる上で必要なアイテムです。
基本的には、はさみと糊があれば立派に仕上がりますが、細かな作業が必要な場合はピンセットなどもあると便利です。
おすすめペーパークラフト三選
●フラワーギフトに添えよう! ペーパークラフトで作る「花」
母の日の花といえば、やはりカーネーションが定番です。
とはいえ、「母の日のフラワーギフトにはお母さんの好きな花を取り入れたい」という方もいるかもしれません。
そんな方におすすめなのが、カーネーションのペーパークラフトです。
お母さんに渡す花がカーネーションではなく、違う種類の花を選んだとしても、ペーパークラフトでカーネーションの花束を作れば、母の日らしさをさらに強調することができます。
メッセージカードタイプにすれば、日頃の感謝の気持ちもしっかりと届きます。
カーネーションの花束がデザインされたペーパークラフトに「いつもありがとう」などのコメントを見つけたら、きっとお母さんは喜んでくれると思いますよ。
●似顔絵を立体的に贈ろう! ペーパークラフトで作る「人形」
お母さんにとって、子どもが描いた似顔絵は特別な宝物。
母の日にはそんな似顔絵を、人形にして贈ってみてはいかがでしょうか。
立体的な人の形になるペーパークラフトの設計図を使って、顔の部分だけお母さんの似顔絵にしてもいいかもしれませんね。
描いた似顔絵を設計図の顔の部分に貼り付ければ、簡単にお母さん用にアレンジすることができると思います。
フラワーギフトの中に忍ばせれば、ちょっとしたサプライズにもなるかもしれません。
人形にすることで特別感が強まり、母の日をより思い出深い1日にすることができそうです。
●行動で示す感謝の気持ち! ペーパークラフトで作る「お手伝い券」
お母さんに対する感謝の気持ちは、ものだけでなく行動でも伝えることができます。
花と一緒にペーパークラフトで作ったお手伝い券を贈れば、家事や育児で忙しいお母さんに束の間の休息をプレゼントすることができます。
肩たたき券やお掃除券など、さまざまなバリエーションのお手伝い券でお母さんを癒やしましょう。
この他にもポップアップカードやスクラップブックなど、母の日にぴったりなペーパークラフトアイテムはたくさんあります。
ぜひ楽しみながら、花に合うペーパークラフトを作ってみてください。
お花と一緒に、心のこもった手作りのアイテムを
母の日は、大好きなお母さんに日頃の感謝の気持ちを伝える大切な日。
手作りのギフトは、「母の日が来るたびに花やスイーツを贈っているので、今年はそこにもう一品加えたい」という方にもおすすめのギフトです。
手作りに照れくささを感じてしまうという方は、兄弟や子どもと一緒に作ってみるとよいかもしれません。
みんなで一緒に作ったと伝えれば、お母さんもさらに喜ぶはずです。
このとき、花と手作りギフトに今までの思い出を振り返ったメッセージなども添えると、より気持ちのこもったギフトになります。
メッセージを見たお母さんも、今まで一緒に過ごしてきた楽しい記憶を思い出し、改めて親子でいられる幸せを感じてくれるかもしれません。
今年は、花束などのギフトと一緒に、心のこもった手作りの一品を贈ってみてはいかがでしょうか。