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カーネーションの押し花・ドライフラワー・一輪挿し、素敵な楽しみ方をご紹介

カーネーションの押し花・ドライフラワー・一輪挿し、素敵な楽しみ方をご紹介

母の日に贈りたい花といえば、やはりカーネーションが定番です。
カーネーションは飾り方にこだわることで、より美しく見せることができます。
お母さんに渡すときは、上手な飾り方もしっかりと伝えておくことが大切です。

また、お母さんにさらに喜んでほしいという方は、プレゼントする際に「押し花」や「ドライフラワー」の作り方も一緒に伝えてみてはいかがでしょうか。
押し花やドライフラワーにすることで生花よりも、長く花を楽しむことができます。
ここでは、カーネーションを長持ちさせる飾り方とお手入れ方法のほか、クラフトに使いやすい押し花やドライフラワーの作り方もご紹介します。

カーネーションは一輪挿しでも、他のお花を合わせてもOK!

カーネーションは一輪挿しでも、他のお花を合わせてもOK!

花束やアレンジメントなど、お花の飾り方にもさまざまなタイプがありますが、今回は花束についてご紹介したいと思います。
お花屋さんで母の日に贈るプレゼントであることを伝えると、贈り物に最適なラッピングをしてもらえることが多いです。
こうしたラッピングは、お花屋さんが「花がきれいに見える角度・配置」を考えてまとめたもの。
同じ花を束ねたとしてもラッピングがある時と、ない時では雰囲気もかなり変わって来ますよね。
自宅に帰ってから花束のラッピングを外すと、茎の部分が輪ゴムなどで止まっていることがあります。
輪ゴムなどで花をまとめることによって、先ほどご紹介したように「花がきれいに見える角度」を楽しめるようにしているのです。
輪ゴムを取ってしまうと、花が花瓶の中で好きな方向を向いてしまうこともあります。
そのため、お花屋さんがまとめてくれた「花の角度」を自宅でも楽しみたい場合は、輪ゴムを取らずに花瓶へ活けても問題ありません
輪ゴムを取らずに飾ることで、花のきれいな角度・花束のデザインをキープすることができるのですね。

また、花を束ねている輪ゴムを取って、花束をバラバラにして1本ずつ飾るという方法もあります。
この花を1輪花瓶に入れて飾ることは「一輪挿し」といいます。
飾っている花が1輪だったとしても、花瓶のデザインや置き場所などにこだわることで、立派なインテリアとして活用することができます。
一輪挿しをする時はカーネーションなどの花が倒れないよう、口がすぼまったタイプの花瓶に飾るようにしましょう。
そのまま飾るのはもちろん、茎を短くカットして花瓶の口から花だけが顔をのぞかせるように飾るのも1つの方法です。
自宅でお花を飾る時は、花の様子を見ながら工夫してみてくださいね。

また自宅に帰った後、お花屋さんで作ってもらった花束に使われている花だけではなく、自分なりのアレンジで別の花を混ぜて飾るのもおすすめです。
自宅で花を育てている人や、他に飾っていた花がある時などは、その花も一緒に飾ってみましょう。
母の日の定番ギフトであるカーネーションと合わせる花として、トルコキキョウやバラ、カスミソウなんていかがでしょうか。
どのお花も素敵ですが、特に白くて小ぶりな見た目がとても可愛らしいカスミソウは、花束のアレンジにぴったりです。
ちなみにカスミソウは、母の日ギフトに限らず、普段からバラやスイートピーなどのアレンジにもよく使われています。
カスミソウは主張しすぎないため、カーネーションなどのメインの花の美しさを引き立たせることができるのです。
一方でカーネーションに合わせるのは小ぶりで可憐なお花だけではなく、トルコキキョウやバラなど花びらが大きめのお花とセットにすることで、より華やかで明るい印象に仕上げることもできます。

このように、カーネーションの飾り方にはさまざまな方法があります。
上記の方法もおすすめですが、基本的には花の飾り方に決まりはなく、個人で自由に楽しむことができます
母の日ギフトとしてお母さんに花を渡したあとは、花を足したり、丈や花瓶を変えたりと、2人で「最もきれいに見える飾り方」を考えてみるのもよいかもしれません。

カーネーションを長持ちさせる飾り方とお手入れ方法

カーネーションを長持ちさせる飾り方とお手入れ方法

カーネーションを花瓶に飾るときは、まず茎についた葉をきれいに取り除いておきましょう。
実は、水に浸かった葉は水を汚す原因のひとつ。
葉は水没すると呼吸ができなくなり、やがて腐ってしまうのです。
腐敗した葉が水を汚してしまわないよう、水に浸かりそうな部分はあらかじめ1枚残らずカットしておくことがおすすめ。
花を長持ちさせたいなら、きれいな水を保つことが大切です。

カーネーションを花瓶に飾る際は、水の量にも注意しましょう。
水をたっぷり入れてしまうと、水に浸かっている茎の部分が多くなりますよね。
水に浸かっている茎は葉と同じで腐りやすくなってしまう一方で、少なすぎるとカーネーションが十分に水分を吸収できなくなってしまいます。
花瓶に対して5割ほどの量になるのを目安にすると、カーネーションにとって最適な環境を作れるといわれています。
カーネーションを飾る際に水の量で迷ったら、花瓶の半分ぐらいの水を入れるようにしましょう 。

また花瓶の水を定期的に取り替えることも大切です。
理由は清潔な水を保つためです 。
花瓶の水を変えずに同じ水を使っていると、時間の経過により腐敗してドロドロになった茎で水が汚れてしまうことがあるのです。
先にお伝えしたように汚れた水は、花のために望ましくありません。

加えて、ドロドロになった茎は嫌な臭いを発生させるもとにもなります。
せっかくきれいな花を飾っているのに、花が長持ちしないことに加えて嫌な臭いがしたら困りますよね。
茎をきれいな状態に保つという点では、花瓶の水を取り替えるのと同じように、日が経つごとに茎を短くカットしていくという方法も効果的です。
目安としては、飾ってから3日後に3~4cmほどカットし、さらに3日後に再び3~4cmほどカット、最終的に5~6cmほど残して小さめの花瓶に移すとよいと言われています。

この作業は嫌な臭いを防ぐだけではなく、花を長持ちさせる効果もあり、「水切り」と呼ばれています。
水切りはカーネーションの茎を水に浸けたまま、茎の下の方をカットする作業のことで、花の水の吸収力を高める効果があります。
水の中で作業することにより、花が水を吸う管の部分への空気の侵入を防ぐことができるのです。

ご紹介したように水切りの方法はとても簡単です。
ここからは水切りの方法をご紹介します。
まずは器にたっぷりと水を入れて茎を水の中に入れた状態で作業がしやすいような環境を作りましょう。
準備が整ったら水の中で茎をカットすれば終了です。
茎を触ってベタベタしていなければ、切り取る長さは1~2cm程度で問題ありません。
花が水を吸い込む部分をカットすることで、水の吸い口を新しくしてあげるイメージです。
もし茎がベタベタしていれば、その部分まで切り落としてしまいましょう 。
ここでポイントとなるのは、茎を斜めにカットすること。
茎の断面積を大きくすることで、水が吸収されやすくなります。

ちなみにカーネーションを活けた花瓶を飾る場所には、日差しが直接当たらないところが適しています。
日差しが当たると花瓶に入っている水の温度が上がり、雑菌の増加につながってしまうのです。
加えて、花びらから水分が抜けてしまうとも言われています。
水をきれいに保つ・花持ちをよくするためにも、カーネーションを活けた花瓶は直射日光に当たらない場所に飾るようにしましょう。
花を長くきれいな状態で保ちたいなら、できるだけ涼しい場所に飾ることもおすすめです。
お花屋さんで大きな冷蔵庫の中に花が入っているところを、見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
花は涼しい場所においてあげたほうが長持ちするのです。
家の中で比較的に涼しい、玄関などに飾るのもいいかもしれませんね。

これらのポイントを意識するだけで、カーネーションを長持ちさせることができます。
しっかり手間をかけて育てることで、よりもらった花に愛着が湧くというもの。
大好きな息子・娘からもらったカーネーションなら、たくさんかわいがってあげてくださいね 。

思い出の花を残す方法

カーネーションの生花を母の日に贈るなら、一日でも長くその美しさを楽しんでほしいものです。
押し花やドライフラワーにアレンジすることで、生花とは違った形で長く残すことができます。
母の日のプレゼントとして贈る際に押し花やドライフラワーの方法をお母さんに伝えてもいいですし、一緒に作ってみるのも楽しい思い出になると思います。

押し花やドライフラワーを作る際の注意点として、どちらも枯れる前に作るようにすることが大切です。
しおれ始めてしまうときれいな押し花にはならず、ドライフラワーも新鮮なうちに作ることがよいとされています。
押し花やドライフラワーにしたいと思うなら、生花として飾るのは長くても2~3日を目安にしましょう。

●カーネーションの押し花の作り方

カーネーションの押し花の作り方

押し花を作るのは繊細で難しく感じている方もいるかもしれませんが、意外と簡単に作ることができます。
押し花には、茎も一緒に作るパターンと、花だけで作るパターンがあります。
茎も一緒に押し花にしたい場合は、花と茎の水分をキッチンペーパーでよく取っておきます。
茎が太い場合はきれいに押し花にならないので、片側をカッターなどで削りましょう。
花だけで作る場合は、「がく」のすぐ下から切り取り、同じようにキッチンペーパーで水分を取っておきます。

まずは板を1枚置き、上に新聞紙を2枚敷きます。
さらに新聞紙の上にキッチンペーパーを置き、その上にカーネーションを置きます。
あとは今までの逆の順で、キッチンペーパー、新聞紙、板の順で重ねていきます。
挟んだ花がズレないよう、注意しながら進めましょう。
最後にラップで包んで固定し、冷暗所で1週間ほど放置すれば、完成です!
重たいもので押しつぶすというよりも、花が動かないように固定するイメージで作ることが上手に作るポイントです。

また、花びらを分解してから、押し花にする方法もあります。
カーネーションなど花に厚みがあったり、花びらが何枚も重なっている花は、慣れていないと作っている最中に花びらがよれてしまうこともあります。
加えて、水分が上手に抜けきらないことで、作っている最中に腐ってしまうことも……。
カーネーションのように立体的な花は、ガクアジサイなどの凹凸のない花より難易度が高いのです。
そのため、少し難しいと感じる方は花びらを1枚ずつ分解し、上記の方法で押し花にしたあと、クラフトをする際に組み立てて1輪のカーネーションにするという方法もおすすめです。
この方法で押し花を作る際は、花びらがちぎれないよう丁寧に、そっと花びらを分解するようにしてみてください。
カーネーションの花びらは繊細なので、破いてしまわないように注意が必要です。
それぞれの花びらで押し花を作れば、比較的に花の水分がきれいに抜けやすいため、花の色も残りやすくなりますよ。
完成したそれぞれの花びらを、重ねるようにクラフトで使えば、分解して押し花を作ったことは気づかれないほどの完成度になることも多いです。

できあがったカーネーションの押し花をクラフトで使う際は、和紙に貼りつけてしおりにしたり、額に入れるなどしてインテリアにしたりするのはどうでしょう。
きっと本物の花を使ったしおりやインテリアは、ナチュラルな雰囲気を演出してくれますよ。
母の日にもらったカーネーションのプレゼントを押し花にすれば、生花よりも長く保存しておくことができます。
花瓶に活ける時とは、違った輝きを放ってくれるはずです。
ぜひ、作ってみてくださいね。

●カーネーションのドライフラワーの作り方

カーネーションのドライフラワーの作り方

押し花も魅力的ですが、ドライフラワーにも独特の味わいがあります。
最近は雑貨屋さんなどでも、ドライフラワーが販売されていることがありますよね。
おしゃれなインテリアとしても注目されています。

ドライフラワーを作る最も簡単な方法は、部屋にそのまま逆さ吊りにするというものです。
直射日光を避け、風通しのよいところで1~2週間程度、カーネーションを逆さに吊るしておくことで、ドライフラワーを作ることができます。

逆さ吊りで作ったドライフラワーは、変色の度合いが大きいという特徴があります。
そのため、出来栄えはアンティークな雰囲気に。
色褪せた花びらや葉が、生花とは違った表情を見せます。

大きく退色させずにドライフラワーを作りたいという場合は、シリカゲルを使用することがおすすめです。
シリカゲルは乾燥剤の一種で、100円ショップやホームセンターなどで購入できます。

タッパーやガラス瓶などにシリカゲルを詰め、そこにカーネーションを埋めて1週間ほど放置します。
野菜室や冷蔵庫に余裕がある方は、そこにタッパーやガラス瓶ごと入れてみてください。
花は素早く涼しい場所で水分が抜けた方が、鮮やかな色を残すことができるといわれています。
約1週間後、花びらが落ちないよう丁寧に取り出せば、ドライフラワーの完成です!
まだ花の水分が抜けきっていないようなら、シリカゲルを替えてまた時間を置きましょう。
1度使ったシリカゲルは水分を吸収していることがほとんどなので、新しいものにすることがおすすめです。

ドライフラワーは、先ほどお伝えしたようにインテリアとして大活躍します。
瓶に入れて飾っても味があり、花瓶に挿したりリースにしてみたりと、活用方法はさまざまです。
ドライフラワーであれば、母の日が過ぎても家のなかで飾り続けることができますね。

母の日ギフトをより美しく、長く楽しもう

母の日ギフトをより美しく、長く楽しもう

母の日ギフトを購入しただけで満足してしまうという方もいるかもしれません。
しかし、ギフトを渡すだけではなく、その使い方やお手入れ方法なども一緒に伝えることで、お母さんの心からの笑顔を引き出すことができるはず。

美しいカーネーションを長い期間楽しんでもらうためにも、正しい飾り方と気を付けるべきポイントを理解し、一緒に伝えるようにしてくださいね。

また、カーネーションを押し花やドライフラワーにアレンジすることで、より長くカーネーションを楽しむことができるようになります。
生花を普段飾っているのなら、違った雰囲気を楽しめることはもちろん、押し花やドライフラワーを見るたびに子どものことを思い出せる、ステキな母の日のプレゼントになるでしょう。

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