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プリザーブドフラワー
のお手入れ・
メンテ
ナンス・掃除方法と
処分方法・
タイミング

プリザーブドフラワーのお手入れ・メンテナンス・掃除方法と処分方法・タイミング

おしゃれで、かわいらしいプリザーブドフラワー。
「プレゼントでプリザーブドフラワーを贈りたい」と、思う方も多いのではないでしょうか。
そんな時に、気になるのがプリザーブドフラワーの形(スタイル)だと思います。
フラワーボックスやリース、バスケットに入ったアレンジメントタイプ、フレームに入ったスタイルなど……。
プリザーブドフラワーはさまざまなデザインがあり、迷ってしまうことも。
今回はプリザーブドフラワーのデザイン(スタイル)のメリットをご紹介します。
プレゼントにぴったりなスタイル・デザインを探してみてください。

プリザーブドフラワーはどこに置いたらいい?

プリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーを購入したという方や、ちょうどプレゼントでもらったという方がまず疑問に思うのは、どこに置いたらいいかではないでしょうか。
プリザーブドフラワーを飾る場所に悩んでいるという方は、玄関やリビング、寝室などがおすすめです。
プリザーブドフラワーは高温多湿な環境が苦手なため、脱衣所やキッチンなどに飾るのは控えた方がいいでしょう。

またプリザーブドフラワーを飾る際に、ケースから取り出した方がいいのか、そのままケースごと飾った方がいいのかも悩んでしまうかと思います。
ケースの有無については、どちらにもメリットとデメリットがあります。
ケースを付けたまま飾れば、プリザーブドフラワー自体をほこりから守ることができますが、反射で花が見えにくくなることもあります。
一方ケースから取り出して飾ると、花の質感まで伝わりやすく部屋の雰囲気と馴染みやすいですが、何かが少し当たっただけで破損するリスクが高まってしまいます。

もっと詳しくプリザーブドフラワーを飾るおすすめの場所や、飾ってはいけないNGな場所について知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
コラム:「プリザーブドフラワーはどこに飾る?ケースから出す・出さない?【飾り方紹介】」では、もっと詳しくプリザーブドフラワーを飾る際に知りたい情報をまとめています。

プリザーブドフラワーの飾り方を知りたい!

プリザーブドフラワーの掃除・お手入れの仕方

ここからはブリザーブドフラワーの掃除方法や、お手入れ方法をご紹介したいと思います。
プリザーブドフラワーをメンテナンスすることによって、より長く美しい姿を保つことができます。
自宅にプリザーブドフラワーが飾ってあるという方は、このタイミングで掃除やお手入れをしてみるのはいかがでしょうか。

● ホコリがたまった時

メイクブラシで掃除中のプリザーブドフラワー

長く飾ることができるため、プリザーブドフラワーにホコリが溜まってしまうこともあるかと思います。
花にホコリがかぶってしまった時は、メイクブラシや筆などで優しく払うようにしましょう。
強くこするとプリザーブドフラワーの花びらが割れてしまったり、取れてしまったりすることもあるので、表面をサッサと軽くはくようなイメージで掃除してください。

綿棒で掃除中のプリザーブドフラワー

また筆やメイクブラシなど以外にも、綿棒などで優しく取り除く方法もあります。
ただ、プリザーブドフラワーは繊細です。
力を入れすぎると破損してしまうこともあるので、優しく力を入れすぎないようにしながら掃除することを心がけてください。

他にも、ドライヤーの弱冷風でホコリを飛ばすというやり方もあります。
掃除の方法を試して、やりやすいアイテムを探してみてください。
ただ先にご紹介したように、どの方法だったとしても無理にホコリを取ろうとすると、プリザーブドフラワーが破損してしまうこともあります。
「できるか心配……。」という方は、無理にホコリを取らない方が良いかもしれません。

「ホコリが溜まるのが嫌!」という方は、ケースに入れてプリザーブドフラワーを飾っておくことがおすすめです。
ケースが、プリザーブドフラワーをホコリから守ってくれます。

ケースに入れる?ケースから出して飾る?

● カビが生えた時

プリザーブドフラワーボックス

プリザーブドフラワーは、カビが生えてしまうこともあります。
もしカビが生えているところを見つけたら、すぐにカビが生えている部分を切り落とす(抜き取る)ようにしてください。

カビが生えている花をつまんで、抜けそうならそのまま抜き取ってしまいましょう。
意外と簡単に引っ張るだけで、プリザーブドフラワーの花自体を取り除けることも多いです。
カビが生えてしまったことが気になる方は、プリザーブドフラワー自体全てを捨ててしまってもいいかと思います。

ただ抜き取った部分に新しいプリザーブドフラワーを生けて、また飾ることも可能です。
プリザーブドフラワーは1輪から販売しているお店や、フラワーギフトにデザインされる前のプリザーブドフラワーを複数個まとめて販売しているお店もあります。

プリザーブドフラワーの販売店

そのため抜き取ったことでデザインに穴が開いてしまった場合は、自分で入れ替えて修復することもできます。
同じ色のプリザーブドフラワーを生けても、他の色のプリザーブドフラワーを生けて雰囲気を変えるのも良さそうです。

他のプリザーブドフラワーにカビが移らないように、見つけ次第なるべくすぐに処理することがおすすめです。
湿度が高いとカビが生えやすいため、プリザーブドフラワーは風通しの良いところに飾るようにしてカビが生えないようにしましょう。

プリザーブドフラワーは、湿気に弱いです。
加湿器や水槽の近くなどに置いておくと、カビが生えやすくなってしまうこともあるのでご注意ください。

● 花びらが透明になった時

窓際のプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーの花びらが、半透明になってしまうことがあります。
この花びらが透ける現象は、湿度を花びらが吸ってしまっていることで起きています。
部屋の湿度が高い場合に、よく見られる現象です。

そのため花びらが透けてしまった時は、まずプリザーブドフラワーを飾る場所を変えることがおすすめです。
風通しがよく湿度が低い場所に置くことで、花びらの色が戻ってくることがあります。
ただ置く場所を変えて改善するのは、半透明になっている部分が少ない時がほとんどです。
「あれ、いつもと色が違う?」と思った時は、花びらが吸湿している可能性が高いので、早めに飾る場所を変えましょう。

置く場所を変えて数日経っても花びらの色が戻らない場合は、弱温風に設定したドライヤーで花びらに風をそっと当ててみてください。
焦っていると風を強く当てたくなりますが、我慢してください。
先にご紹介した通りプリザーブドフラワーは繊細なため、なるべく優しく風を当てるようにしましょう。
ドライヤーの風を当てている時間は、10~20秒程度で十分です。

ドライヤーの風でプリザーブドフラワーが温められ、水分が蒸発していき花びらの色が戻ることがあります。
ドライヤーの風を当ててすぐに色が変わらなかったとしても、諦めずに再び風通しの良い場所に飾って様子を見てみてください。

また少し見栄えは悪くなりますが、シリカゲルと一緒にプリザーブドフラワーをケースに入れて飾ることによって湿気を抑えることができます。
シリカゲルとは、乾燥剤のこと。
色は、白か青色をしています。

シリカゲルは、花びらの色が抜けるのを予防する面でも有効です。
通販などでも購入することができるので、気になった方はチェックしてみてください。
高温多湿が苦手なプリザーブドフラワーにとって、ムシムシとした夏の時期や梅雨の時期は、特に注意が必要になります。
「湿度が高くなってきた」と思った時は、プリザーブドフラワーの様子に注目するようにしてください。

● 花びらにひび(亀裂)が入った時

バラのプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーを長く飾っていると、花びらにひび割れ(亀裂)ができてしまうこともあるかと思います。
花びらに亀裂が入ってしまった時は、ひびが目立たないように調整することがおすすめです。
花びらの形が自然になるように、ハサミで花びらをカットしていきましょう。

細かい作業になるため、工作バサミで作業するのは難易度が高いかと思います。
そのため、プリザーブド専用ハサミを使うことがおすすめです。
持っていないという方は、眉毛や鼻毛を切る小さなハサミでも代用できます。

また小さなひびなら、花びらの裏側から、薄くボンドをぬって修復することもできます。
ポイントは、少しの量を伸ばして付けること。
ボンドを付けすぎるとテカって(光って)しまうので、少量のボンドをつまようじに付けて優しく塗っていくのが良いかと思います。

夏場の飾る場所・保管方法

紫色のプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、高温多湿が苦手です。
日本の夏はじめじめしていて気温も高くなることが多いので、保管する場所(飾る場所)に気をつけるようにしましょう。
プリザーブドフラワーの適温は約15度~20度で、湿度50%以下が良いといわれています。

夏場はクーラーなどで空調が管理されたところで飾ることがおすすめです。
湿度が高いと、先にご紹介した通り花びらの色が透けてきたり、着色していた液が染み出てきてしまったりすることもあります。
ご注意ください。

水をあげてしまった時の対処方法

ナチュラルなプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーに水やりは不要ですが、誤って水をあげてしまうこともあるかもしれません。

プリザーブドフラワーに水をあげると、花びらが水分を吸って透明になってきます。
透けたような色になった花びらは、乾燥させることで元に戻ることがあります。
慌てずに「花びらが透明になった時」でご紹介した方法を試してみてください。

水がかかったプリザーブドフラワーをドライヤーで急いで乾かそうとすると、花びらにシワができたり、花自体が硬くぎゅっと潰れてしまったりすることもあります。
花びらにシワができ硬くなってしまったプリザーブドフラワーは、元に戻すことが難しいようです。

生花と見間違えるほど瑞々しい見た目をしているプリザーブドフラワーは、水やりをしたくなりますが水分は禁物です。
水やりをしないように、注意してください。

プリザーブドフラワーの色が布に移った時の対処法

カーテンの近くに飾られたプリザーブドフラワー

プリザーブドフラワーは、布などに長時間接したままになっていると花の色が布に移ってしまうことがあります。

プリザーブドフラワーの色がついてしまった時は、まずティッシュペーパーなどで拭き取ります。
中性か弱酸性の洗剤を使って約40度のお湯で洗うと落ちやすいそうですが、服やカーテンなど布に移ってしまった色は落ちにくいため、クリーニングに出すことがおすすめです。


雨の時期など、特に湿度が高い時は色移りする可能性が高いので注意が必要です。
また濃い色のプリザーブドフラワーは、淡い色に比べると比較的色落ち(色移り)がしやすいといわれています。

プリザーブドフラワーを捨てるタイミング

クリスマスデザインのプリザーブドフラワー

長く飾っておくことができるプリザーブドフラワーは、捨てるタイミングがわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
飾っている環境にも違いがありますが、日本の気候なら約2年がプリザーブドフラワーをきれいに飾っておける期間と言われています。
適した環境では、5年ほど長持ちするといわれています。
もちろん見た時に「きれい」と思えれば、5年以上飾っていることも問題ありません。

以下の項目に飾っているプリザーブドフラワーが当てはまったら、処分を考えてもいいかもしれません。

  • 触ると花が崩れる
  • 色が薄い
  • 花のひびが多い
  • 花が変形している
  • カビが生えている

プリザーブドフラワーの処分方法

正月デザインのプリザーブドフラワー

いざプリザーブドフラワーを捨てようと思うと、分別や処分方法について迷ってしまうこともあるかと思います。
地域によって処分の方法は異なりますが、ここでは一例を紹介します。

● プリザーブドフラワーは燃えるゴミでOK

プリザーブドフラワーの花の部分は、生花を加工して作ったものなので燃えるゴミ(一般ゴミ)として処分して問題ないことが多いです。
自治体によって処分の仕方は異なりますが、プリザーブドフラワーは生花を捨てる時と同じ方法で処分してみてください。
ただし花の部分以外に木の実やリボン、ビジュー、ピックなどさまざまな飾りが付いていることもあります。

木の実などは発泡スチロールで作られていることや、プラスチックで作られていることもあります。
素材を確認しながら、分別してみてください。

● バラして(解体して)みると分かりやすい

プリザーブドフラワーを処分する際は、バラしてみると分別方法が分かりやすいかと思います。
プリザーブドフラワーは、基本的に以下のパーツから構成されています。

  • プリザーブドフラワー(花)
  • 吸水性スポンジ・発泡スチロール
  • 容器(花器)
  • ピック
  • 針金

分解すると意外と素材が分かりやすいので、住んでいる自治体のゴミの分別ルールに従って処分してみてください。

メンテナンスをして、より長くプリザーブドフラワーを飾ろう

ピンクのバラのプリザーブドフラワー

今回はプリザーブドフラワーの掃除やお手入れ方法、処分方法などについてご紹介しました。
長く飾ることができるプリザーブドフラワーだからこそ、しっかりお手入れをして美しい状態をキープしましょう。
お手入れをすることで、より長く美しい様子を楽しむことができます。

プリザーブドフラワーをみてみる

プリザーブドフラワーコラム