結婚祝いは『カラー』
で選ぶと
喜ばれる!
お花・ギフトの贈り方
【カラー講師監修】
大切な友達や家族の結婚祝いには、思い出に残るお花を贈りたいものですね。
お花を選ぶときは、ついお花の種類に目が行きがちですが、今回の注目ポイントは「カラー」!見た瞬間にハッピーな気持ちになれる色のお花を贈れば、「おめでとう」の想いがより強く伝わるはずです。
今回は、マナー講師・カラー講師の馬上久恵さんに、結婚祝いのお花の選び方や贈る際のポイントについて教えていただきました。
今回お話してくださった先生
馬上 久恵 さん
ジュエリーコーディネーターを経て、マナー&カラー講師。マナーとカラー、2つのアプローチの相乗効果で、個人はもとより企業セミナーでも絶大な信頼を得て、個人向けコンサルタント、スクール専任講師、専門学校講師として幅広く活躍中。
目次
お花は色彩のセラピー!五感で楽しめるプレゼント
――結婚祝いの贈り物にはお花が定番ですが、なぜなのでしょうか?
鮮やかな色彩、心地良い香り、花に触れた柔らかな手触りなど、お花は私たちの五感へアプローチする力を持つからです。
例えばお花を渡された瞬間、美しい色彩が目に飛び込んできますよね。人の視覚情報の80%以上は色の情報とも言われているのですが、お花の色彩による心理効果などには、人を癒やし、元気にする力があるのです。色だけではなく、香りも同様です。
つまりお花のプレゼントは、「結婚おめでとう」の気持ちを五感で楽しみ、喜びを感じてもらうことができるのです。
さらにお花は生きているがゆえの生命力、オーラを感じられるので、素敵なプレゼントだと言えます。
結婚祝いのお花は、相手のイメージカラーでチョイスする!
――では、結婚祝いにはどんなお花を選べばいいのでしょうか?
基本的には、花言葉を参考に結婚祝い向けのお花を選びましょう。胡蝶蘭・トルコキキョウ・カーネーションなどが定番ですね。わからない方は、お花屋さんに目的や予算を伝えてどんなお花がいいか相談すれば、適したものを用意してくれるはずです。
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――お花の「色」でおすすめはありますか?
お花の色は、相手をイメージさせる色や好みの色から選ぶのもおすすめです。普段着ている洋服の色や、その人から感じる雰囲気を参考にすると良いですね。そうすることで何よりも大切な贈る相手を思う気持ちが伝わり、喜ばれます。
ただ、モノトーンやかっこいいもの、クールなものが好きな方だからといって、落ち着いた色みにかたよってしまうと、華やかさに欠ける場合もあります。
お祝いのプレゼントでは、一瞬で幸せな気持ちになれるような「華やかな色」も意識することが大切です。クールな色合いが好みの方へお花を贈るときは、落ち着いた印象の色の中にも、華やかさをプラスしましょう。
――相手のイメージをお花屋さんに伝えて、花束やアレンジメントを作ってもらうのもアリですか?
そうですね!「元気で明るい印象にしてください」「エレガントな雰囲気にしてください」などと、お花屋さんにその方のイメージを伝えると良いでしょう。
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――相手のイメージの伝え方のコツはありますか?
渡す相手のパーソナルカラー(※)を活用するのもおすすめです。
その人の生まれ持った色素傾向(肌の色・髪の色・瞳の色)などに調和する「第三者に良い印象を与える色」であり、「その人の魅力を引き出す色」のことです。似合う色は、4つの色のグループに分類されます。
- イエローベースの「春・SPRING」「秋・AUTUMN」
- ブルーベースの「夏・SUMMER」「冬・WINTER」
例えば、パーソナルカラーが「春」タイプの方はキュートで華やかなイメージですので、花束も明るく鮮やかな色が似合います。「夏」タイプの方はエレガントで上品なイメージなので、明るく柔らかいパステルカラーの優しいイメージが似合いますよ。
花束・アレンジメント・プリザーブドフラワーどれがいい?
――花束の他にも、アレンジメント・プリザーブドフラワーなどがありますが、結婚祝いとしてはどんなものがおすすめでしょうか?
やはりフレッシュな花束は、色彩・香り・感触と五感いっぱいに「おめでとう」を感じることができるのでおすすめですね。お水を変えたりお手入れをしたりするたびに、贈ってくれた方の気持ちを感じられ、幸せが増幅します。
アレンジメントも、もらってそのまま飾れるので良いと思います。家に花瓶があるかを心配する必要もありません。プリザーブドフラワーも色やデザインが素敵なものがたくさんありますね。
またリース型のプリザーブドフラワーやアレンジメントを選ぶのもおすすめですよ。円になっているリースは終わりがなく循環していることから「永遠・幸福」などの意味があるので、結婚祝いにぴったりです。
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観葉植物もOK!だけどちょっと注意がいる?
――最近は観葉植物も人気のようですが、結婚祝いとして贈るのはいかがでしょうか?
観葉植物のように根がついている植物は、結婚祝いに向いています。パキラなどは特に人気があります。
ただ、観葉植物を贈るときは、相手の方に「どんなものがいいか」「どのくらいの大きさがいいか」「お世話ができるか」などを前もって確認しましょう。観葉植物はお世話が簡単とは言われていますが水やりは必要ですし、置き場所も考えないといけません。
何より切り花を使ったフラワーギフトより、良くも悪くも観葉植物は長持ちします。勝手に贈ってしまうと負担になってしまうこともあります。
実は結婚祝いに選ばないほうがいいお花も!
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結婚祝いをより喜んでもらうためのポイント
――結婚祝いをより喜んでもらうためには、どうしたらいいでしょうか?
お花でも他のプレゼントでもメッセージカードをつけると良いですね。メッセージカードを書くときのポイントは、「挨拶・感謝の気持ちを伝える・自分の心を伝える」の三段構えにすることです。
メッセージカードの例文は、
こちらの記事で詳しく解説しています♪
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――贈った相手に負担を感じさせないためには、どうしたら良いのでしょうか?
やはりある程度決まった金額内で用意することが大事だと思います。高額すぎると気を遣わせてしまいますよね。
ちなみに、「内祝い(お返し)はいらない」と思っていても、それは相手に伝えないほうがいいでしょう。仲が良くて本当に気を遣わせたくない場合は、「気にしないでね」「お返しの心配はしないでね」と、言葉選びを変えて伝えましょう。
ところで…結婚式に参列する場合も、結婚祝いは必要?
――結婚式に出席した場合でも、結婚祝いは別に贈った方が良いのでしょうか?
一般的には家族・親族以外は必要ないと考えてください。でも、「その人のことが本当に大好きだから、何か贈り物をしてあげたい」と思うなら、もちろん贈って問題ありません。
その場合は、金額が大きすぎると相手に気を遣わせてしまいます。結婚式のご祝儀と贈り物を合わせた金額が相場額になるようにすると良いでしょう。
お花は本数や種類を変えることで予算を調節することができます。そういった意味でも、お花は予算を調整しやすい素敵な贈り物と言えます。
定番のお花だからこそ、渡す相手に思いが届くように、ぜひマナーとカラーにこだわって選んでみてくださいね。
結婚祝いの予算相場やおすすめの
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