長持ち
切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ
今回は花束をもらった時に知りたい、切り花の長持ち方法をご紹介します。
簡単な工夫で長くきれいな状態を保つことができる方法や、元気がなくなってきた花にしたい水あげ(水揚げ)についても掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
花を長持ちさせる簡単な工夫
まずは、簡単に毎日やらなくていい方法からご紹介します。
自宅で花を飾っている方は、今からでも試してみてください。
フロストシュガーを入れる
花瓶の水にフロストシュガーを入れてみてください。
「花に砂糖をあげるとよい」ということを、聞いたことはありませんか。
実は、砂糖は花にとっても栄養になります。
そのため、ひとつまみほど花瓶に加えるとよいでしょう。
ただし、普通の砂糖は吸収できませんので、フロストシュガーを使うことがポイントです。
フロストシュガーとは、グラニュー糖や白ザラ糖などのザラメ糖を加工して作られている砂糖のこと。
水に溶けやすいように加工されているので、冷たい飲み物に入れることもできます。
酢またはアルコールを混ぜる・十円玉を入れる
酢やアルコールには殺菌効果があります。
そのため、酢やアルコールを入れることで水の腐りを遅くしてくれます。
また、10円玉を入れておくと、水中の有機物質が10円玉に付着するため、酢やアルコールと同じ効果を得ることができます。
ちなみに10円玉はキラキラのもの(きれいなもの)でないと効果が得られないので、10円玉を入れる際は注意してください。
液体せっけんを数滴入れる
液体せっけんには、界面活性剤という水の粘り気を弱くし、植物が水を吸い上げる力を強める働きがあります。
十分に水を吸い上げることができれば、花は長持ちします。
日々のお手入れ方法
次に花を飾っているときに気を付けたい、日々のお手入れについて紹介します。
先に紹介した、ちょっとした工夫と合わせて実施してみてください。
花瓶の水は毎日取り換える
花は生き物なので、新鮮な水が何より1番大切です。
花瓶の水が清潔に保てるように、毎日の水の交換はおすすめです。
また、茎から出される有機物によって、花が枯れていくスピードが早まります。
白く濁ったり、とろとろとした状態になる前にこまめに水を取り替えてあげましょう。
水に葉が浸かっていると葉が傷み水を汚してしまうので、水に浸かる位置に葉がついていた時は取り除くようにしてください。
そして水を換える時に、茎がぬるぬるしてきたら流水で洗ってあげましょう。
水を新しくしても茎が汚れていると、水が汚くなってしまいます。
少し手間ですが、水を換える際に花瓶も洗うこともおすすめです。
切り戻しをする
花に元気がなくなりかけてきたら、茎を少し切り直します。
水を吸い込む部分(茎の断面)を新しくすることで、水を吸い上げやすくすることができるのです。
この茎をカットすることを「切り戻し」と呼びます。
切り戻しをするときは、茎の中に空気が入らないように水の中でできるとより良いと言われています。
難しいときは空中でカット(普通にカット)して、すぐに水に茎を浸けるようにしてもいいと思います。
涼しい場所に置く
花はできるだけ涼しい場所に飾る方が、長持ちします。
ただし、涼しいからといってエアコンの風が当たる場所はいけません。
花を傷めてしまったり、乾燥して葉や花の水分が不足してしまいます。
そのため、玄関などに花を飾るのがおすすめです。
ちなみに直射日光の当たるところやテレビやガス・レンジなど、周辺の温度が変化しやすいところも避けた方がよいでしょう。
水あげ(水揚げ)の方法
ここからは切り花の元気がなくなってきたらやりたい、水あげについてご紹介します。
水あげ(水揚げ)とは
「花の水揚げ」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどんなことを意味するのかは意外と知らないもの。
花の水揚げとは、水が不足して元気がなくなってきている花に水を吸わせる方法です。
花壇など地面に生えている花は、根から水分を吸い上げていますが、花束などで使われる切り花は茎の切り口(断面)から水を吸い上げなければいけません。
茎の中に汚れが詰まるなどで、上手く水を吸い上げられなくなったら水あげをする必要があります。
茎を切り直したりショックを与えたりして、花全体に十分な水分を行き渡らせ元気にさせましょう。
だいたいの花に有効!基本的な水切り
有効な花の種類:花全般
大体の切り花は、これだけでOKです。
水の中で2~5cmくらい茎を斜めに切ります。
このとき水から上げずに30分~1時間くらい水中に置き、休ませてあげます。
花から手を放しても茎が自ら出てこないように、大きめのバケツや深い容器を使ってできるとやりやすいです。
ポイントは、前もって水に浸かる部分の葉を取っておくこと。
葉は水を汚したり、花を腐らせる成分を分泌させるものがありますので、葉を水に浸さないようにします。
茎が固い枝物に有効!割り目を入れる
有効な花の種類:コデマリ、テッセン、アカシア、シュウメイギク
根元から5cmくらいを木槌などで、砕いて水に浸けます。
ただし、砕きすぎて切り口をつぶさないように気をつけてください。
吸水面積を広くすることが目的なので、茎の内側の水に触れる範囲を広げるイメージです。
また茎が固い枝ものは、ナイフやハサミで切り口に縦横十文字の切り込みをいれてから、水に浸けるという方法もあります。
叩いても茎(枝)が砕けない時は、切込みを入れてみてください。
枝の下から5cmくらいの皮をナイフで削っておくと、さらに水が揚がりやすくなります。
バラにも有効!焼いて強いショックを与える
有効な花の種類:アザミ、シャクヤク、アスチルベ、バラ
今までご紹介してきたカットする方法とは少し違い、強力なショック療法の1つです。
やり方は切り口から2~5cmくらいをガスの火などで炭化するまで焼き、すぐに水に浸けます。
この時、花や葉に熱気があたらないよう、ぬらした新聞紙などで根元(茎の先端)以外はガードします。
ポイントは焼き終わったらすぐに水に浸けた方が良いので、水を入れたバケツなどを用意しておくこと。
水に浸ける時、新聞ごと水に浸けてしまってOKです。
茎が固い花・細い枝ものに有効!手折り方法
有効な花の種類:菊やリンドウ・コデマリやユキヤナギ
菊やリンドウなどの茎が固いもの・コデマリやユキヤナギなどの細い枝ものは、茎の根元から5cmくらいのところを手で折って水に浸けます。
できるなら、水の中で折るともっと効果的です。
ちなみに折ることに一生懸命になって、花が水に浸からないように注意です。
花びらは、水に濡らさない方が良いと言われています。
葉が乾燥した時に有効!熱湯あげ方法
有効な花の種類:ひまわり、マーガレット、かすみ草、ストック
切り口から5cmくらいを20~60秒ほど熱湯に浸け、すぐに水に移します。
熱湯につける時間は、茎の太さや強さによって調整します。
花がたくさん付いているカスミソウやストック、葉が乾燥しやすいひまわり、マーガレットなどはこの方法で元気になることが多いです。
萎れかけている時に有効!
花を逆さまに持って茎の切り口の方から水をかけます。
そのあと新聞紙にくるみ、水切り(水の中で茎を切る)をします。
ちょっと工夫して長く花を楽しもう
今回は、切り花の長持ち方法・水あげの方法をご紹介しました。
誕生日や結婚記念日など特別なお祝いで花束をもらった時はもちろん、お花屋さんで運命的な出会いを果たしてかわいらしい花を飾っている時など……どんな時でも花は長持ちしてほしいものですよね。
日々のちょっとしたお手入れで、花持ちはかなり変わります。
「長持ちして欲しい!」と思う方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
7月の誕生花~花言葉もプレゼントに最適なひまわり~
7月に入りました。
7月にお誕生日を迎える皆さま、お誕生日おめでとうございます!
今回は、7月生まれの方にぴったりな7月の誕生花についてご紹介します。
誕生日プレゼントとして、また誕生日当日を彩る部屋の装飾として参考にしてみてください。
7月の誕生花は、花言葉も誕生日のプレゼント・ギフトに最適なひまわりです。
◆ひまわりはたくさんの花が集まった花?
7月の誕生花である、ひまわり。
花の種類があまり分からないという方でも、「ひまわりは知っている」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
幅広い年代の方から、親しまれているひまわり。
子供の頃に夏休みの宿題として、ひまわりを育てたという方もいらっしゃるかもしれません。
また、お花屋さんで見かける切り花だけではなく、「ひまわり畑に行った」という思い出がある方もいらっしゃると思います。
「夏の花」といえば「ひまわり」というように、夏を代表する花の1つです。
明るく鮮やかな黄色い花をパッと咲かせた様子は、見ているだけで私達に元気を与えてくれますよね。
花の色は黄色が有名ですが、黄色以外にも赤・茶色・オレンジ・クリーム色など……思っている以上にカラーバリエーションがあります。
お花屋さんに行った際は、チェックしてみてください。
そんな多くの人が知るひまわりですが、実は大きな花を1つ咲かせる花ではなく、小さな花をいくつも咲かせている花であることをご存知でしょうか。
太陽のように見えたり、イラストで描かれる花のようにも見えたりするひまわりですが、実は小さな花が集まってできている植物なのです。
ひまわりの外側は花びらを付けた舌状花、内側は花びらのない筒状花(管状花)という小さな花が、円盤状にたくさん並んで作られています。
このいくつかの花が集まって、1つの花のように見せる花の付き方は、頭状花序と呼ばれています。
頭状花序はひまわりと同じキク科の花に多く、タンポポ・菊・コスモスなども同じように小さな花が集まって1つの花を形成しているのです。
ひまわりを近くで見る時は、1つひとつの花を観察してみてもいいかもしれませんね。
◆ひまわりの花言葉
ひまわりは「あなただけを見つめる・憧れ・情熱」などの花言葉を持っています。
「あなただけを見つめる」という花言葉は、彼女・彼氏や妻・夫など大切なパートナーの方に贈るのにおすすめです。
花言葉に気持ちを込めて贈れば、いつまでも仲良く、変わらない愛情を伝えることができそう。
誕生日に、大好きな気持ちを伝えられるのは、幸せなことですよね。
また「憧れ」は、特に先輩や上司、目上の方などに贈る時に伝えたい花言葉です。
憧れている気持ちをストレートに表現できるほか、尊敬の気持ちを伝えるときにもぴったりです。
ご紹介したように、ひまわりにはさまざまな花言葉があります。
伝えたい花言葉をしっかり伝えるために、ひまわりの花言葉で伝えたいものがある場合は、相手へ渡す時に直接花言葉をお伝えするか、メッセージカードなどに花言葉を書いてプレゼントすることがおすすめです。
メッセージカードを書くのが恥ずかしいという方や、何を書いていいのか分からないという方は、「ひまわりの花言葉 あなただけを見つめる」だけを書いてもいいと思います。
きっと気持ちが伝わるはずです。
◆ひまわり長持ち方法
ここからは、花束などで使われる切り花のひまわりの長持ち方法を簡単にご紹介します。
<花瓶は清潔にする>
花瓶が汚れていると、花瓶の中に入れた水も汚くなってしまいます。
水が汚いと、ひまわりが水を吸い込む際に、異物が詰まってしまうことや茎が腐りやすくなる原因になります。
ひまわりを飾る際は、花瓶をしっかり洗ってから生けるようにすることがベストです。
<ひまわりの丈の長さに合わせた花瓶を使う>
飾る時の花瓶は、ひまわりの丈の長さに合わせて調節するとより良いと思います。
ひまわりは、背が高い(丈が長い)まま花束にすることも多いです。
茎を長くしたまま自宅で飾りたい場合は、花の重さで茎が折れないように、花瓶もある程度高さがあるものを選ぶといいと思いますよ。
ある程度重さがあり、ひまわりの花の重さで倒れない花瓶を選ぶようにしましょう。
<花瓶の水は毎日取り替える>
花瓶の水はできるだけ、毎日取り替えるようにしましょう。
ひまわりの茎には、細い毛が生えています。
ひまわりの細かい毛に注目したことがなかったという方は、ぜひひまわりの茎を触ってみてください。
茎を触ると、フサフサとした感覚があると思います。
その細かいフサフサとした毛があることによって、ひまわりは他の花に比べて、花瓶の水が汚れやすいという特徴があります。
花瓶の水が汚れていると、茎が腐ってしまったり、水を上手く吸い込めなかったりするので、毎日水を取り替えて清潔な状態を保ってあげることがおすすめです。
できるなら花瓶の水を交換する際に、ひまわりの茎も流水で洗ってあげると良いと思います。
花瓶の水に浸かっていた、ひまわりの茎を触った時にぬめりを感じたら、水でしっかりと洗い流すか、その部分を切ってしまうことがおすすめです。
<花瓶に入れる水の量は控えめにする>
花瓶に入れる水の量は少なめにして、ひまわりの茎と水が浸かる部分をなるべく少なくしてあげると、長く花を楽しむことができます。
ひまわりは、水に浸かっている部分の茎が傷みやすい花でもあります。
そのため、なるべくひまわりの茎と水が接触しないように、水の量も調節できるとより良いです。
ひまわりの茎の長さにもよりますが、花瓶には10センチぐらい水を入れることがおすすめです。
<傷んだ茎はカットする>
ひまわりの茎が茶色く変色していたり、ぐにゃぐにゃと柔らかくなっているときは、その部分より数センチ上でカットしてみましょう。
傷んでしまった茎では、ひまわりは上手く水を吸い込むことができません。
花の部分までしっかり水を吸い上げられるように、傷んだ茎の部分はカットしてあげてくださいね。
ちなみに、茎が長いよりも短い方が花に水が届きやすくなるので、ひまわりの花の元気がなくなってしまった時は、思い切って茎を短くしてみるといいかもしれません。
茎を短くしたことでしっかり水を吸い上げられれば、ひまわりは元気になってくれますよ。
◆最後に
今回は、7月の誕生花「ひまわり」についてご紹介しました。
夏らしさのあるひまわりは、季節感を感じることができるプレゼントになるほか、特別な気持ちを伝えられる花言葉も持っていました。
7月生まれの恋人・パートナー・上司など、大切な方の誕生日プレゼントはひまわりがおすすめです。
ちなみに花キューピットでは、ひまわりを使った花束・アレンジメントを種類豊富にご用意しています。
中でもおすすめは、ひまわりを使った7月のバースデーアレンジメントです。
7月の太陽と海をイメージしたイエロー×ブルーを中心にまとめた、トロピカルな色合いのアレンジメントになっています。
誕生日プレゼントで迷った時は、ぜひ参考にしてみてください。
父の日に最適なメッセージ例~花に添えたい感謝の気持ち~
父の日は、毎年6月の第3日曜日。
今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
父の日には、日頃の疲れを癒してくれる明るい雰囲気の花束・アレンジメントをプレゼントしようと考えている方も多いのでは。
そこで今回は、父の日におすすめの花の種類と、一緒に渡したいメッセージ例をご紹介します。
「父の日のプレゼントにメッセージカードを付けたいけれど、なんて書いたらいいかわからない……」という方は、参考にしてみてください。
◆父の日に贈る人気の花
父の日ギフトに花が選ばれることは、意外と多いもの。
ここでは、父の日に人気のある花の種類をご紹介します。
父の日らしいフラワーギフトにしたいと考えている方や、今の時期にぴったりな夏らしいデザインにしたいと思っている方におすすめです。
<ひまわり>
ひまわりは、父の日を代表する花の1つ。
そのためお花屋さんに限らず、デパートや雑貨屋さんなどで父の日コーナーができている時は、ひまわりの花が飾られていたり、ポスターのデザインとして使われることが多いです。
「父の日」と書かれたポスターを見かけた時は、ひまわりが描いてあるかチェックしてみてくださいね。
また、ひまわりは皆さまがご存知の通り、夏らしい花でもあります。
花についてあまり知らないという方でも、ひまわりを見れば夏らしい雰囲気を感じることができるのではないでしょうか。
パッと咲いた明るい黄色が、元気を与えてくれるひまわりは、見ているだけで疲れが吹き飛びそうですね。
毎日、家族のために頑張っているお父さんに最適です。
ひまわりの花言葉には「憧れ」というものがあり、花言葉でお父さんへ尊敬の気持ちを伝えることもできそうです。
<黄色のバラ・オレンジのバラ>
バラは世界中にファンがいる花の1つであり、たくさんの種類がある花の中で、最も有名と言っていいほど多くの人に知られている花です。
赤や白、ピンクなど、さまざまな色があるバラですが、父の日におすすめな色は黄色とオレンジ色です。
黄色のバラは、ひまわりと同じく父の日を象徴する花になっています。
上品さがありつつ、かわいらしくなり過ぎない黄色いバラは、お父さんにも贈りやすい花です。
黄色いバラを使えば、ドレスコードがあるようなレストランなど、フォーマルな場でも渡しやすいフラワーギフトを作ることができると思いますよ。
オレンジ色のバラの花言葉は「絆」です。
花言葉に想いをこめて父の日にプレゼントすれば、家族の絆を表現することができそうですね。
仲良し家族にぴったりの花だと思います。
さらにオレンジ色は、温かみがあり、男性からも人気のある色です。
「オレンジ色が好き」というお父さんも多いのではないでしょうか。
黄色いバラとオレンジ色のバラを合わせてプレゼントするのも素敵なプレゼントになりそうですね。
<デルフィニウム>
デルフィニウムは、花の中でも珍しいブルー系の色をしています。
夏のデザインを作るときや、父の日など男性へのプレゼントに花を贈る際は「ブルー系を入れたい」と考える方は多いです。
しかし青や水色などの色をした花は、実はあまりありません。
そんな中デルフィニウムは、写真のようにブルー系の色味をしているため、父の日のプレゼントに選ばれることが多いのです。
デルフィニウムの透き通るような青色は、夏の訪れを感じる父の日にぴったりの贈り物。
先に紹介したひまわりや黄色いバラ・オレンジのバラと一緒にデルフィニウムを入れれば、黄色とブルーのコントラストが美しい花束やアレンジメントを作ることができますよ。
ちなみにデルフィニウムの花言葉は「清明・あなたは幸福をふりまく」などがあります。
花言葉もプレゼントにぴったりですね。
<あじさい>
「今の季節の花を使いたい」と思った方は、あじさいがおすすめです。
鉢植えや花壇などで見かけることの多いあじさいですが、実はあじさいも花束やアレンジメントで使われる、切り花としてお花屋さんで流通しています。
お花屋さんで、特に多くあじさいを見ることができる時期は、5月~6月にかけて。
あじさいは、ちょうど父の日がある時期に旬を迎える花なのです。
季節感のあるフラワーギフトをプレゼントしたい時に最適です。
さらにあじさいは、紫やグリーン、ブルーなど男性にも贈りやすい花色があり、花持ちがいいため長くきれいな状態を楽しむことができる花でもあります。
プレゼントした花が、長くきれいに咲いていてくれるのは嬉しいですよね。
また1つの茎からたくさんの花を楽しむことができるため、花束やアレンジメントにあじさいを加えれば、ボリューム満点のギフトにすることができますよ。
そのため、ボリューム感のあるギフトにしたい時もおすすめです。
花言葉は、小さな花が集まっているように見えることから「家族団らん」。
この「家族団らん」という花言葉も、父の日ギフトにピッタリですよね 。
<ユリ>
ユリは性別・年代の垣根を超えて、世界で愛されている花です。
凛とした大きな花と、良い香りが魅力。
ユリをお部屋に飾っていると、ふんわりと良い香りがしたという経験をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
そんな見た目だけではなく、香りも楽しませてくれるユリの旬は、初夏から夏にかけて。
旬の時期の美しいユリは、ちょうど父の日にぴったりのギフトになりますよ。
花言葉は、「純潔・威厳・無垢」など。
「威厳」という花言葉は義父への贈り物にもぴったり。
ちなみにユリは、花束やアレンジメントで使う切花になっても、蕾が次々に咲く花の1つです。
フラワーギフトに使われているユリに蕾がある場合は、だんだん花が咲いていく様子を楽しむこともできますよ。
<グロリオサ>
炎を連想させるような、特徴的な形の花、グロリオサ。
父の日のかっこいい花束や、アレンジメントをプレゼントしたい方におすすめです。
花色は、赤や黄色などが有名です。
鮮やかで美しく高級感があるため、ホテルのロビーなどで飾られることの多い花でもあります。
そんなグロリオサは、実は先の紹介したユリの仲間。
英名では「Glory lily」といいます。「Glory」は「栄光」という意味で、「lily」は「ユリ」を意味しています。
しかし言われてみないと、ユリの仲間だと気が付かないような、他の花にはない姿をしていますよね。
またグロリオサは、他の花に比べて花持ちがよいため、長く花を楽しむことができます。
父の日にプレゼントした花はなるべく、長くお部屋を鮮やかに彩ってもらいたいという方は、グロリオサをチェックしてみてください。
ちなみに、花言葉は「勇敢・栄光」などです。
豪華で華やかなグロリオサにぴったりですよね。
◆父の日のメッセージ
ここからは、父の日ギフトに添えたいメッセージの例文をご紹介したいと思います。
父の日に花を贈る時や、その他プレゼントを用意した時にメッセージカードを付けたいと思う方は多いと思います。
しかし、いざメッセージを書こうと思うと「何て書いたらいいのか思いつかない……」なんてこともしばしば。
そんな時は、こちらに書いてあるメッセージ例を参考にしてみてくださいね。
<義父へのメッセージ>
義父へのメッセージでは、「お義父さん」とは書かずに、あえて「お父さん」または「お父様」と書くことが多いようです。
「お義父さん」と書いてしまうと、他人行儀な印象にあったり距離感があるように感じてしまったりすることがあるのだそう。
そして、メッセージカードに自分の名前を入れる場合は、夫と妻の名前を入れ、夫婦連名で書くことがおすすめです。
お父さん
いつも温かなお気遣いありがとうございます。
日頃の感謝を込めてプレゼントを(夫の名前)さんと一緒に選びました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
日頃のお父様からのお気遣いには、心から感謝しております。
これからも私たち夫婦をよろしくお願いします。
これから暑くなってまいりますので、くれぐれもご自愛ください。
ささやかではありますが、父の日のプレゼントを贈らせていただきます。
プレゼントは(夫の名前)さんから、お父様はひまわりが好きだと聞いて、ひまわりの花束にしました。
(子どもの名前)も、じいじに会いたいと言っております。
コロナ禍が落ち着いたら、また家族で伺わせていただきます。
<子どもがいる時のメッセージ>
自分の父・義父へのメッセージとしても、自分の夫へ子どもの代筆としてメッセージを書くのもよさそうです。
お父さん、いつもありがとう。
メッセージカードの裏に(子どもの名前)が絵を描きました。
じいじへのプレゼントだそうです。
見てあげてください。
父の日のプレゼントは(子どもの名前)と一緒に選びました。
先日は(子どもの名前)へおもちゃを贈っていただきありがとうございました。
(子どもの名前)は、毎日楽しそうに遊んでいて、すっかりお気に入りのようです。
これから暑い日が続きますが、体調を崩されませんようご自愛ください。
パパへ
いつもありがとう。文字は書けないから絵を描いたよ。
見てね。(子どもの名前)より
<花言葉で感謝を伝えたい時のメッセージ>
父の日ギフトに花を選んだなら、花言葉をメッセージカードに書いておくのもおすすめです。
ひまわりの花言葉は「憧れ」。お父さんはずっと私の憧れだよ。
いつもありがとう
オレンジのバラの花言葉は「絆」なんだって。
私たち家族にぴったりの花言葉だなって思って、オレンジのバラを選びました。
いつも家族のためにありがとう。
コロナウイルスの影響で今までとは違うことがあるかもしれないけれど、これから何があっても家族の「絆」で乗り越えていこうね。
<英語のメッセージ>
Happy Father’s Day
訳:父の日おめでとう
「父の日おめでとう」と訳すと少し不思議な感じがしますが、父の日をお祝いしている意味になるのだそうです。
Thank you always,Dad!
訳:パパ、いつもありがとう
Thank you Dad. I give you all my thanks.
訳:お父さん、ありがとう。今までの感謝を込めて
<一言で伝わるシンプルなメッセージ>
いつもありがとう。大好きだよ
おとうさん、直接いうのは恥ずかしいけど、いつもありがとう。感謝しています。
今日はお父さんのことを想ってプレゼントを用意したよ!家族みんなで選んだ特別な贈り物。受け取って!
いつも心配かけてごめんね。日頃の感謝を込めて父の日にプレゼントを贈ります。
お父さん、いつまでも元気でいてね!コロナが落ち着いたら家族でご飯でも行こう。
◆最後に
今回は父の日に贈りたい花と、メッセージの例文をご紹介しました。
父の日は年に1回です。
そんな特別な父の日には、プレゼントにメッセージカードを添えて感謝の気持ちを伝えてみてくださいね。
ちなみに、花キューピットで父の日ギフトを注文された方は、30文字程度で無料のメッセージカードをお付けすることができます。
父の日に花束・アレンジメントを贈る際は、ぜひメッセージカードを付けてみてくださいね。
12月12日はダズンローズデー~バラの長持ち方法も紹介~
12月12日は何の日か、皆さん知っていますか?
実は、12月12日は「ダズンローズデー」なんです。
そこで今回は、ダズンローズデーに関連して、ダズンローズの歴史や意味をお伝えしようと思います。
さらに、バラを長持ちさせるためのお手入れ方法も掲載しています。
バラをもらったという方や、自宅で飾っているという方は、参考にしてみてください。
そして、バラの花の元気がなくなってしまった時に試したい「水揚げ」の方法も4ステップでご紹介しています。
元気がなくなってしまったバラは、捨ててしまう前に、ぜひ水揚げにチャレンジしてみてくださいね。
◆ダズンローズとは?
ダズンローズデーについて紹介する前に、「ダズンローズ」についてご紹介します。
直訳すると「ダズン」=「12」のバラを意味する、ダズンローズ。
ダズンローズとは、12本バラを束ねた花束のことです。
この12本のバラには、それぞれ意味が込められています。
それぞれの12の意味は、以下の通りです。
・感謝 ・希望 ・尊敬
・誠実 ・愛情 ・栄光
・幸福 ・情熱 ・努力
・信頼 ・真実 ・永遠
「ダズンローズ」は、結婚生活に必要な12の言葉、全てをパートナーに誓うというものなのです。
奥さんや恋人へ贈ることを考えるだけで、素敵ですよね。
ちなみに、ダズンローズは結婚式の演出の1つとして、使われることもあるようです。
結婚式では、新郎がご両親や友人から、それぞれの意味のこもったバラを受け取り、12本のバラを束ねて新婦に渡すのだそうです。
そして新婦は、12の言葉の中で、もっとも2人の関係にあっていると思うバラを抜き取り、新郎の胸元に飾るのです。
他にも演出の方法はあるようなので、結婚式でダズンローズを取り入れたいという方は、ぜひ調べてみてくださいね。
◆ダズンローズの歴史
ここでダズンローズの歴史についても、少し触れたいと思います。
ダズンローズはヨーロッパ発祥と言われ、ある男性がプロポーズする際に取った行動が、ダズンローズの由来になっているのだそうです。
19世紀前半、一人の男性が結婚を申し込むために、女性の家へと向かっていました。
その男性はプロポーズする際に、女性の家へと向かう道に咲いていたお花を摘み取り、それを花束にして女性に渡したのだそうです。
すると、女性は「お願いします」という言葉の代わりに、受け取った花束の中から、1本お花を抜き取り、男性の胸元に飾ったとされています。
現代に伝わるダズンローズも素敵ですが、もとになったお話もロマンチックですね。
◆ダズンローズデーとは?
今までは、ダズンローズについてご紹介しましたが、ここでは12月12日のダズンローズデーについてお伝えします。
ダズンローズデーでは、先ほど紹介したダズンローズを恋人や奥様に贈る日とされています。
一緒にいることが当たり前になると、日頃の感謝や想いを伝えそびれてしまうこともあるのではないでしょうか。
ぜひ、12月12日には12本のバラ「ダズンローズ」を贈ってみてくださいね。
ちなみに、すでにお気づきの方もいらっしゃると思いますが、12月12日は「12」が重なるため、ダズンローズデーとなりました。
◆バラのお手入れ方法~普段やりたいこと~
ここからは、もらったダズンローズ、バラのお花のお手入れ方法をご紹介します。
日頃のお手入れで、きれいなお花を長く楽しむことができますよ。
<涼しい所に飾る>
1つ目のポイントは、バラを飾る場所です。
バラを長く楽しみたいなら、なるべく涼しい所に飾るようにしましょう。
この時期は、暖房でお部屋が暖かくなることが多いですよね。
そのため、バラを飾るなら玄関などがおすすめです。
ちなみにリビングに飾る場合は、エアコンの下や窓の近くは、避けるようにすると良いと思います。
なぜなら、暖房や直射日光などで、お花が乾燥してしまうことがあるからです。
バラは、できるだけ乾燥しない所に飾ることで、比較的に長持ちしてくれます。
<水は頻繁に交換する>
花瓶の水を清潔に保つため、水は毎日交換することがおすすめです。
水が汚れてしまうと、バラがうまく水を吸えなくなってしまうので、元気がなくなったり、枯れてしまったりしやすくなります。
冬場は特に寒くて、花瓶の水を取り替えるのは面倒かもしれませんが、きれいなお花が長持ちするために必要なことなので、ぜひ試してみてください。
<茎を少しずつ切る>
バラは茎が長いと、なかなか上まで十分に水を吸い上げることが、できなくなってしまいます。
そのため、少しずつ茎を切ってあげるようにしましょう。
吸い上げる高さが低くなると同時に、茎を切ることで水を吸う部分が新しくなり、水を吸い上げやすくなります。
水が十分に吸えないと、バラを含めお花は萎れてしまうので、ひと手間かけてあげることがおすすめですよ。
◆バラお手入れ方法~元気が無くなったら~
「気が付いたら、バラがおじぎをしているようになってしまった…!」そんな時は「水揚げ」をしてみてください。
バラが元気になるかもしれません。
水揚げとは、十分な水をバラのお花の部分まで、届けるために行うものです。
ここからは、水揚げの方法を簡単にご紹介します。
<水揚げの方法1:余計な葉やトゲを切り落とす>
まず初めに、下の方に付いている葉やトゲがある場合は、取り除くようにしましょう。
水揚げは最後に、バラを深めの水に浸けることになるので、水に浸かってしまいそうな葉やトゲを取っておくと良いと思います。
葉は手で取っても、ハサミで取っても大丈夫です。
お花屋さんである程度、トゲは取ってあると思いますが、作業中は手に刺さらないように注意してくださいね。
<水揚げの方法2:新聞紙で巻く>
新聞紙でバラのお花が隠れるように、包んでいきます。
新聞紙で包むことで、バラをまっすぐに支えてあげるイメージです。
そのため、少しきつく、しっかり巻く方が良いと思います。
お花がつぶされない程度に、隙間が無いよう、ぴったり巻いてくださいね。
また、茎の下の部分は水に浸かるので、下まできれいに巻かなくて大丈夫です。
<水揚げの方法3:水の中で茎を斜めに切る>
バケツなどに溜めた水の中で切ることで、茎の中に空気が入ることを防ぐことができます。
難しい場合は、水に入れずに切っても良いですが、できるだけ水の中で切ることがおすすめです。
また茎を斜めに切ることで、茎の断面を広くすることができます。
水を吸い上げる面積が多くなることで、吸い上げる水の量も多くできるのです。
<水揚げの方法4:2時間くらい水に浸ける>
水の中で茎を切った後は素早く、深水にバラを付けるようにしましょう。
付けておく時間は2時間~3時間が一般的ですが、バラの様子でもっと長く付けていても良いかもしれません。
水の量は、茎が半分浸かるくらいが良いとされています。
水圧を使って、バラの花まで水を吸わせてあげるのです。
ちなみに、新聞紙が水に浸かってしまうことがありますが、特に問題はないので、そのままで大丈夫です。
また、水を入れるバケツや丈のある花瓶などは、事前に洗ってから使うようにしてくださいね。
きれいな水を吸わせてあげるように、心がけましょう。
◆最後に
今回は、12月12日のダズンローズデーに関連して、「ダズンローズについて」や「バラのお手入れ方法」をご紹介しました。
ぜひ、大切なパートナーにダズンローズを贈ってみてくださいね。
9月9日の菊の節句(重陽の節句)とは?
今回は、菊の節句についてご紹介します。
「菊の節句ってなに?」「菊の節句ってどんなことをするの?」などまとめています。
また、ここで改めて菊がどんなお花なのかも掲載しています。
名前の由来や花言葉、長持ちさせるためのお手入れ方法も、ぜひチェックしてみてくださいね。
◆菊の節句とは?
9月9日は「菊の節句」です。
菊の節句は、「重陽の節句」とも呼ばれています。
3月3日の「桃の節句」や5月5日「端午の節句」と同じ「五節句」の1つです。
昔、奇数は縁起の良い陽数であり、反対に偶数は縁起の悪い陰数と考えられていました。
もともと五節句の始まりは、その縁起の良い奇数が連なる日をお祝いしたことからだったのだそうですよ。
また菊の節句では、邪気を払い無病息災を願ったりしていたそうです。
◆菊の節句には何を食べる?
3月3日の桃の節句ではちらし寿司を食べたり、5月5日の端午の節句で柏餅を食べたりしますよね。
では菊の節句では、どんなものを食べるのでしょうか。
菊の節句では、菊を観賞しながら「菊酒」を飲むことが知られています。
こうすることで、長寿になると言われているのです。
ここで飲む菊酒は、蒸した菊の花びらと冷酒を注ぎ、菊の香りを移すように一晩置いて作られていましたが、現代では菊の花びらと冷酒を注ぎ、お酒に菊の花びらを浮かべて飲むことが多くなっているようです。
ちなみに菊の節句は、収穫時期とちょうど重なります。
そのため、菊の節句を「栗の節句」として、栗ご飯を食べてお祝いしていたようですよ。
◆菊の節句には何をする?
菊の節句では、菊酒を飲んだり栗ご飯を食べたりするほかに、さまざまな行事が行われていました。
ここでは、その内容を簡単にご紹介します。
<菊の着せ綿>
菊を眺める宴である「観菊の宴」の前日に、菊の花に真綿を被せます。
当日の朝、菊の香りや露を含んだ真綿で体を清め無病息災を祈っていたそうです。
<菊枕>
菊を詰めた枕で眠ることで、邪気を払っていたそうです。
これは菊の香りが、邪気を払うと言われていたためと言われています。
<菊湯>
湯船に菊を浮かべて入浴します。
これも菊枕と同じく、菊の香りで邪気を払っていたそうですよ。
<菊合わせ>
大切に育てた菊を持ち寄って美しさを争います。
これは今のコンクールのようなイメージに近そうです。
ちなみに、今でも菊の節句の時期になると、観賞会・品評会が行われています。
気になった方はチェックしてみてくださいね。
◆菊ってどんな花?
今までは菊の節句についてご紹介してきましたが、皆さまはそもそも「菊」がどんなお花か知っていますか?
ここからは菊のお花について、改めてご紹介したいと思います。
<菊の基礎情報>
菊はキク科キク属の植物です。
原産地は中国で、日本に伝わったのは平安時代と言われています。
そして江戸時代ごろから、菊の品種改良が盛んに行われるようになり、観賞用のお花として多くの人に親しまれてきました。
<花言葉>
菊全体の花言葉は、「高貴」や「高尚」などがあります。
この花言葉は皇室の家紋であり、日本の国花でもある菊にぴったりですよね。
国花とは、その国を象徴すると言われるお花のこと。
すなわち、菊は日本を象徴するお花の1つなのです。
ちなみに、菊は花色ごとにそれぞれ異なる花言葉を持っています。
赤色の菊の花言葉は「あなたを愛しています」などがあり、白いキクは「真実」などがあります。
また、英語(西洋)の花言葉は「cheerfulness(上機嫌、快活)」や「You’re a wonderful friend(素晴らしい友達)」などです。
同じお花でも、印象の違った花言葉を持っているのですね。
<菊の名前の由来>
菊の名前の由来は諸説ありますが、中国から伝わった時に「クク」と呼ばれていたことから徐々に「キク」になったと言われています。
また、「菊」という漢字は、菊の花びらが丸まるように咲いていた様子が、お米を手で丸めた形に見えることから作られたのだそうです。
確かに言われてみれば、白いキクは丸い花姿がおにぎりのように見えますよね。
◆菊のお手入れ方法~長く楽しむために~
なるべく長持ちできるようなお手入れ方法をご紹介します。
菊を自宅に飾る時に、取り入れてみてくださいね。
<余分な葉を取り除く>
菊は、茎の下まで葉が付いていることも多いです。
花瓶に飾る際は、葉が水に浸からないように、下の方に付いている葉は取り除くようにしましょう。
水に葉が浸かっていると細菌などが、そこから発生し痛んでしまうこともあります。
また、余分な葉を取り除くことで、花が蒸れてしまうことをさけることもできるんですよ。
<花瓶の水は多めに入れる>
菊はたくさん水を吸う植物です。
水が無くなってしまわないように、花瓶には水を多めに入れましょう。
<花瓶の水は取り替える>
花瓶の水はこまめに取り替えて、清潔を保つようにしましょう。
この時、茎のぬめりも流してあげるとより長持ちしますよ。
<花の裏側をチェック>
菊は、花の裏側から痛むことが多いです。
痛んでしまったところはなるべく早く取り除きたいので、定期的に花の裏側もチェックするようにすることがおすすめです。
◆最後に
ぜひ、今年は9月9日の菊の節句に、自宅に菊のアレンジメントや花束を飾って、飲める方はお酒に菊を浮かべて飲んでみてくださいね。
また、菊を自宅に飾った際はお手入れをして、なるべくきれいな状態を長く楽しめるようにしてみてはいかがですか?
花瓶の水を毎日取り換えるのは、少し面倒かもしれませんが、朝のルーティーンに取り組んでしまうなど、習慣にすると少しやりやすいかもしれませんよ。
魅力満点・胡蝶蘭~お祝いにぴったりなお花~
今回は胡蝶蘭についてご紹介します。
贈答用のギフトで有名な胡蝶蘭は、お花屋さんでも切り花で販売されていることが少なく、あまりなじみがないという方もいらっしゃるかもしれませんが、胡蝶蘭は魅力たっぷりなお花の1つなんです。
胡蝶蘭の魅力を知って、自宅で育てたりプレゼントしたりしてみてくださいね。
また、胡蝶蘭の処分方法も掲載しているので、参考にしてください。
◆胡蝶蘭はどんなお花?
胡蝶蘭は、高級な雰囲気があり美しいお花です。
花束・アレンジメントなどで使われる切り花としても流通していますが、鉢植えに入った状態の方が見かける機会が多いように思います。
花色は、白・ピンク・黄色など…カラーバリエーションが豊富です。
開店祝いや、結婚式など様々なお祝いに合わせることができますね。
また、お祝いだけではなく、お供えのお花としても使われることもあります。
名前の由来は、お花の形がチョウチョに似ていることから付けられたと言われています。
確かにチョウが舞っているように見えますよね。
◆胡蝶蘭は英語でなんていうの?
胡蝶蘭は英語で「Phalaenopsis(ファレノプシス)」や「Phalaenopsis Orchid(ファレノプシス・オーキッド)」、と言います。
<「Phalaenopsis(ファレノプシス)」の由来>
ギリシア語で「Phalaena(ファラエナ)」は、ガやチョウのことを意味しています。
そして、「opsis(オプシス)」は「○○に似た」という意味です。
<Phalaenopsis Orchid(ファレノプシス・オーキッド)>
「Orchid(オ−キッド)」は「蘭」という意味があります。
名前の由来は、日本語と同じでお花がチョウチョのように見えたことからなのですね。
◆胡蝶蘭が人気な理由
ここからは、胡蝶蘭の良さをお伝えします。
<お祝いにぴったりな花言葉>
花言葉は、チョウが舞っているように見えることから付けられたとされていて「幸福が飛んでくる」などを持っています。
贈る相手の幸せを願っている花言葉は、贈り物にぴったりですよね。
<花もちが良い>
胡蝶蘭は、とても花もちの良いお花です。
環境にもよりますが、1、2か月ほど咲き続け、私たちを楽しませてくれることもあるんですよ。
長くきれいな姿を見せてくれるのは、嬉しいですよね。
暑さにも強いので、この時期の贈り物にぴったりです。
<お花の大きさが様々>
胡蝶蘭は大きいイメージがあるかもしれませんが、実は様々なサイズがあるんです。
そのサイズは、大輪、中大輪、ミディ、ミニなどなど。
会社のデスクに飾れるようなコンパクトなサイズから、開店祝いなどで見るような大きなサイズまで幅広いのです。
贈る相手や飾る場所に合わせて、サイズを選ぶことができるので、大きなお祝いのプレゼント以外に、敬老の日のプレゼントとしても人気があります。
<香りが少ない>
胡蝶蘭の華やかな見た目から「香りが強いのでは?」と、思われている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし胡蝶蘭は、ほとんど香りを感じないお花です。
お花の独特な香りが苦手な方や、お花は飾りたいけれど香りのあるものを飾ることができないという方にもおすすめです。
香りが少ないことは、飲食店や会社で飾る時などでは特に嬉しいかもしれませんね。
<花粉が少ない>
花粉は服についてしまうと、なかなかとることができなかったり、お花を飾っている周りを汚してしまったり…。
花粉が多いお花や、飛び散ってしまいやすいお花は少しお手入れがめんどうだったりしますよね。
しかし、胡蝶蘭は花粉が花びらの奥の方に固まっているので、ほとんど落ちることがありません。
花粉が少ないことは、とてもありがたいですよね。
<お手入れが簡単>
胡蝶蘭は長持ちで、香り・花粉ともに少ないことをお伝えしました。
さらに、お手入れが簡単なお花でもあるんです。
次から、胡蝶蘭のお手入れ方法をご紹介します。
◆お世話のポイント
胡蝶蘭は、お手入れが他のお花に比べて簡単です。
水やり・飾る場所に分けてお伝えします。
<水やり>
お花を育てる時に、水やりが大変という方も多いですが、胡蝶蘭は他のお花に比べて水やりの頻度が少なく、負担が少ないんです。
・春から夏…1週間に1回程度
・秋から冬…2週間に1回程度
上記のようなペースで水やりすれば十分なんですよ。
そのため、お仕事の関係で自宅にいることが少ない方や、お花のお世話に時間が取れない方にもおすすめです。
<飾る場所>
1日のうち半分が日陰になる、半日陰を好みます。
窓際に置くなら、薄いカーテン越しに置いてあげてください。
風通しが良い所だとより良いです。
すごく太陽の光が必要な植物ではないので、飾る場所を選びません。
お部屋のいろいろなところに飾ることができますね。
直射日光に当たると、葉が痛んでしまうので避けるようにしてあげてください。
◆胡蝶蘭の処分方法
お祝いでもらった胡蝶蘭を、処分しようと思う時が来るかもしれません。
しかし、いざ処分しようと思うと「やり方が分からない…」という時も、「そもそも枯れてしまっているのか分からない…」ということもあるかもしれません。
その時は参考にしてください。
<まずは胡蝶蘭が生きているかを見分ける>
お花が全て落ちてしまうと、寂しい雰囲気になってしまいますが、お花が落ちても枯れたわけではない時もあります。
胡蝶蘭が全て枯れてしまっているかは、葉や根を見れば確認することができます。
胡蝶蘭を捨ててしまう前に、胡蝶蘭が枯れてしまっているのかを見分けてみてくださいね。
1.葉が残っているかを確認
花だけでなく、葉も残っていない場合、胡蝶蘭は残念ながら枯れてしまっています。
一方、花はないけれど葉は残っている時は、胡蝶蘭はまだ生きています。
葉が残っている時は、捨ててしまうのはもったいないかもしれませんよ。
2.根を確認する
根が全て黒くなっている時や、干からびてしまっている時は、もう捨てるしかないかもしれません。
しかし、太い根がまだ元気だった時は、まだ枯れきっていません。
花がなくなってしまっても、胡蝶蘭はまだ生きているので、「枯れたから捨てよう」と思っていた方はまだ捨てなくていいかもしれません。
<処分方法>
胡蝶蘭が完全に枯れてしまった時の処分方法をご紹介します。
鉢や植え込み材(支柱・ミズゴケ・発泡スチロールなど)、胡蝶蘭本体はそれぞれ分別が必要です。
・鉢
胡蝶蘭の鉢に使われている素材を見て、地域の分別に従ってください。
鉢は、プラスチックや陶器、素焼きの場合が多いと思います。
手元にあるものがどんな素材なのか確認してくださいね。
・植え込み材
地域によって分別方法が異なることがあるため確認が必要ですが、ミズゴケは水分を抜いた状態で燃えるゴミが一般的です。
茎を支えていた支柱は、金属やプラスチックでできているので、それぞれに分別してください。
鉢の中から発泡スチロールが出てくることもあるので、これも地域のルールに従って捨ててくださいね。
・胡蝶蘭本体
だいたいは燃えるゴミで捨てることができます。
立派な胡蝶蘭の場合は、細かく切って捨てることがおすすめです。
自分で処理をせずに、業者の方に回収してもらう方法などもあります。
なかなか時間がかけられないという方は、調べて見ても良いかもしれませんね。
◆最後に
今回は、胡蝶蘭についてご紹介しました。
胡蝶蘭はお伝えしたように魅力がたっぷりです。
興味を持った方は、ぜひ胡蝶蘭を飾ってみてくださいね。
ちなみに、花キューピットでも胡蝶蘭を取り扱っています。
ぜひ、サイトやお花屋さんをのぞいてみてください。
7月の誕生花~夏らしいひまわり~
あと1週間ほどで、7月になります。
暦上で夏の始まりを意味する夏至は過ぎましたが、梅雨寒に肌寒く感じる日もありますね。
蒸し暑い日もあれば、上着が必要なほど涼しい日もあり、この時期は気温差が激しいので、体調管理を心がけたいものです。
さて、今回は7月が間近に迫って来たということで、7月の誕生花についてご紹介します。
7月の誕生花は、夏らしさを感じさせるひまわりです。
ひまわりは、子どもからおじいちゃん・おばあちゃんまで幅広い年代の方から親しまれているお花。
「お花の中でひまわりが1番好き」という方もいらっしゃると思います。
そんな人気者のお花「ひまわり」の花言葉などをご紹介していますので、7月にお誕生日を迎える方のプレゼント選びに役立ててください。
また、ひまわりをもらった時に、なるべく長持ちできるようなお手入れ方法も掲載しています。
◆ひまわりの花言葉
ひまわりには、いろいろな花言葉があります。
ここでは、そんなひまわりの花言葉をご紹介。
ひまわりをプレゼントする時に、花言葉を一緒に伝えて気持ちを伝えてみては?
この花言葉は、ひまわりが太陽の方に向かって咲く様子から付けられた説や、ギリシャ神話が由来になっている説もあります。
ここでは、その花言葉の由来になっているというギリシャ神話を紹介します。
このギリシャ神話は、大洋の神オケアノスの娘、水の精クリュティエが太陽神アポロンに恋をしてしまうことから始まります。
アポロンへの恋心に気づいてしまったクリュティエ。
しかし、クリュティエが恋したアポロンは、以前から女神カイアラピという別の女神に想いを寄せていたのです。
そのため、クリュティエのアポロンに対する想いは、初めから届かないものだったのです。
クリュティエは自分の恋が実らないことを知りましたが、気持ちをあきらめきることができませんでした。
恋した相手に気持ちが届かないことを悲しみ「せめて彼を見ていたい」と、毎日アポロンが空の道を黄金の馬車で東から西へ駆けていく様子を、地上から見つめて過ごしていました。
クリュティエが地上から天空を見上げアポロンの姿を見つめ続けてから9日間がたったある日、ずっと動かずその場からアポロンを見続けていたクリュティエの足から根が生えてきたのです。
そしてついには、クリュティエはひまわりへと姿を変えてしまいました。
このアポロンに対する強い想いが、ひまわりの「あなただけを見つめる」という花言葉の由来になっているのかもしれませんね。
また、ひまわりが太陽を追いかけるようにお花の向きを変えるのは、クリュティエが見続けたアポロンの乗った空を進む馬車が進む方向と、太陽が同じように東から西に進んでいくためとも考えられているそうです。
この「情熱」という花言葉は、ひまわりが厳しい夏の暑さに負けずに、元気に咲いている様子から付けられたと言われています。
これから何かを頑張ろうと思っている方や、今頑張っている方へのプレゼントにぴったり。
赤バラの花言葉も情熱なので、7月の誕生花である「ひまわり」と合わせてフラワーギフトにするのも良いかもしれません。
同じ花言葉を合わせて、花束やアレンジメントにするのも素敵ですね。
この花言葉は、ひまわりがお花を太陽の方向に向けることと、太陽のような明るい花色・丸い形をしていることから付けられたとされています。
確かに太陽の方向にお花を向けることや、太陽に似た花姿をしているのは、まるで太陽に憧れているように見えますよね。
「憧れ」という花言葉は会社の上司や、お父さん・お母さんへのプレゼントにおすすめです。
尊敬する方が7月生まれの時は、誕生日プレゼントにひまわりを渡したいですね。
「光輝」という花言葉は、ひまわりが夏の日差しに照らされて、キラキラと輝いて見えたことから付けられたのだそうです。
鮮やかな黄色のお花が印象的なひまわりに、ぴったりな花言葉ですよね。
日頃から輝いて見えるほど元気な方や、笑顔が素敵な方へのプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。
ひまわりの花言葉に想いを込めて贈りたいという方は、ご紹介したようにいろいろな花言葉があるので、渡す時は「お誕生日おめでとう」という言葉と一緒に、花言葉を書いたメッセージカードを付けるのも良いかもしれませんね。
◆お手入れの方法
ひまわりをお誕生日プレゼントでもらったら、できるだけきれいな姿を楽しみたいですよね。
そこで、ここではひまわりのお手入れ方法をご紹介します。
ひまわりを飾る花瓶は、なるべく清潔にしましょう。
花瓶が汚れていると、水の中でバクテリアや細菌が繁殖してしまいます。
ひまわり以外の切り花も、水が清潔ではないと花もちが悪くなってしまうので、水をきれいに保つためにも花瓶は清潔にしましょう。
<花瓶の水は少なめにする>
花瓶でひまわりを飾る時は、花瓶の中の水を少なめにしましょう。
ひまわりの茎は、水に浸かっていると痛んでしまったり、花瓶の水を汚してしまったりしやすいので、浅水でひまわりは飾るようにしてみてくださいね。
ひまわりの切り花は、涼しい所で飾った方がきれいな姿を長く見せてくれます。
また、直射日光が当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けてお花を乾燥から守るようにすることもおすすめです。
ひまわりに長持ちして欲しい時は、飾る場所も気を付けてみてくださいね。
花瓶を清潔にするというポイントでもお伝えしましたが、花瓶の水をなるべく清潔に保つことは、花もちをよくするためにはとても重要なことです。
花瓶の水は毎日取り換えて、きれいな水をひまわりに吸わせてあげてください。
◆最後に
今回は7月の誕生花「ひまわり」の花言葉と、長持ちするために必要なお手入れの方法をご紹介しました。
夏を連想させるひまわりは、見ているだけで元気になれますよね。
7月生まれの方にはひまわりを贈りませんか?
ちなみに花キューピットでは、ひまわりを使ったフラワーギフトを用意しています。
遠方に住んでいて、直接プレゼントを渡しに行くことができない方にも、素敵で新鮮なお花をお届けすることができます。
直接会いに行けない時は、ぜひ花キューピットを試してみてくださいね。
気になった方は、お近くのお花屋さんまたは、サイトを見てみてください。