誕生花
10月生まれのあの人に~10月の誕生花・バラ特にオレンジバラを贈ろう~
9月も終わりにさしかかり、段々と秋めいてきました。ところによっては、すでに紅葉が始まったところもあるようです。
秋の色というと、紅葉や夕焼けなどからオレンジ色や黄色、赤色などを想像する方が多いのではないのでしょうか。
10月の誕生花はバラです。
中でも秋色にふさわしい、オレンジバラです。
■バラの歴史
数多くある花の中でも、特に高い人気をもつバラ。神話の時代からバラの名前はたびたび登場し、地域や時代を問わず人々を魅了してきました。
バラの品種改良はナポレオンの時代からすでにおこなわれており、現代にいたっても盛んにおこなわれています。
現在流通している一輪咲きのバラのほとんどは、「ハイブリット・ティー」という品種群に属します。ハイブリット・ティーは冬を除いて一年中花が咲く「四季咲き性」という性質と、大輪の一輪咲きが特徴のバラとなっています。また、花の形が非常に整っているため、新しい品種をうみだすための親バラとして利用されることも多いです。
1867年生み出されたラ・フランスという品種のバラがハイブリット・ティーの元祖といわれており、ラ・フランスより以前の品種のバラはオールドローズ、以降のバラはモダンローズと呼びわけられています。
■代表的なオレンジバラの品種
・ジャストジョーイ
日本を含む世界約40カ国が加盟する世界バラ会連合によって、バラの殿堂入りに選ばれたバラです。フリルのように波うった花びらと、甘く豊かな芳香が特徴です。花の大きさも非常に大きく、存在感のあるバラです。
・オークランド
アプリコットオレンジ色をした、大輪一輪咲きのバラです。やわらかなオレンジ色のため、ほかの花との色合わせがしやすく人気があります。他のバラの品種と比べると花もちもよい特徴があります。
・ディズニーランドローズ
アメリカのディズニー社と、バラの育苗会社が協力して開発したバラです。濃いオレンジ色とピンク色が入りまじった豊かな色彩をもち、見ているだけで心が弾んできます。本場アメリカのディズニーランドだけでなく、日本のディズニーランドとディズニーシーでも栽培されています。
・プリンセスミチコ
1967年、当時はまだ皇太子妃であった皇后美智子さまへ、イギリスの育苗会社が献呈したバラです。濃いオレンジ色と、柔らかな香りが特徴です。花もちもよく強健で、耐寒性も高いため育てやすく人気が高いバラです。
■誕生日を彩るオレンジバラ
バラの花ことばは色によって変わりますが、オレンジバラの花言葉には絆・信頼・愛嬌・勇気と、明るく前向きになれるような言葉があてられています。
大切な家族や愛する恋人、かけがえのない友人など、どんな相手に贈るのにもふさわしいオレンジバラは、まさに誕生花にうってつけ。花が大好きな方にも、普段はあまり花を飾らない方にも、喜ばれること間違いなし、ですね。
年に一度しかないあの人の誕生日。鮮やかに咲きほこるオレンジバラで、華やかにお祝いしませんか。
8月生まれのあの人に ~8月の誕生花・トルコキキョウ~
各地で猛暑が続く今日このごろ。見た目にもさわやかなものを楽しんで、少しでも暑さを忘れたい時期ですよね。人間だけでなく、普段は日光が大好きな花も、夏の強烈な暑さと日差しでは弱ってしまうものも…。
ですが、さわやかな気品を持ちながらも、暑さに負けず咲き誇る花もあります。8月の誕生花はそんな暑い夏にぴったりな花・トルコキキョウです。
■トルコもキキョウも関係ない花・トルコキキョウ
トルコキキョウという名前で勘違いされがちではありますが、原産地はトルコではなく北アメリカの乾燥地帯の花です。また、キキョウ科ではなくリンドウ科に属する花なので、実をいうとトルコもキキョウもあまり関係がありません。
ではなぜこの花がトルコキキョウと呼ばれるのでしょうか。これには諸説あります。
「トルコ」の部分は花、またはつぼみがトルコ人のターバンの形に似ているから、というものや、花びらの深い青色がトルコ石のようだったから、という説があります。また、外国からやってきた花のため、漠然と「トルコ」をあてた、という説もあります。
「キキョウ」の部分は花がキキョウに似ているから、という理由があります。「トルコ」の部分と比べるとこちらの理由に関しては明確ですね。
勘違いされることを避けるためか、最近ではユーストマやリシアンサスと呼ばれることも多くなってきました。
■トルコキキョウはほとんどが日本うまれ
トルコキキョウが日本に入ってきたのは大正から昭和にかけてといわれています。その頃は農家の間で細々と育てられているだけで、市場に出回ることはほとんどなかったようです。
世界大戦の影響により海外では多くの品種が絶えてしまう中、日本では少ないながらもトルコキキョウが生きのこりました。これがのちのトルコキキョウ栽培の基礎となります。
戦後、昭和40代ごろになると日本で本格的な栽培と品種改良が活発となり、トルコキキョウ生産の中心は日本となりました。もともとの紫色だけでなく、白色や桃色、グラデーション模様がうまれ、また花びらのつけかたも一重から八重まであります。
現在でも出回っている品種のほとんどは日本産となっており、ヨーロッパやアメリカなどで高い評価を得ています。
■8月生まれのあの人に、トルコキキョウを
「優美」「清々しい美しさ」「希望」などの花ことばをもつトルコキキョウ。可愛らしさと上品さをあわせ持つ花の姿もあって、お祝いごとにはぴったりです。
気品のある花なので女性にとても人気ですが、夏の暑さにも負けず比較的長い間花を咲かせ続ける強い一面もある花のため、明るく元気な男性に贈ると意外と喜ばれます。
届いてそのまま飾ることのできるウッドバスケットアレンジなら、花瓶を持っていない方でも手軽に飾ることができて便利です。
普段は花を飾ることのない方に、ちょっとしたサプライズとしてトルコキキョウを贈ってみてはいかがでしょうか。素敵な夏の誕生日になること間違いなし、ですよ。
7月生まれのあの人に ~夏を代表する花・ひまわり~
一年も半分が過ぎ、いよいよ本格的な夏をむかえようとしている日本列島。夏といえば…と聞かれたとき。思い浮かべるものはやっぱり、ひまわり*
7月の誕生花はそんな夏を代表する花、ひまわりです。
■ひまわりは日に向かって回らない?
「熱愛」「あこがれ」「わたしの目はあなただけを見つめる」など、情熱的な花言葉を持つひまわり。この花言葉のルーツはギリシャ神話からと言われています。
水の精クリュティエは太陽神アポロンに恋をしました。しかしそれは叶わぬ片思いの恋でした…
アポロンが東の空に昇ってくるのをひたすら待ち、天の道を巡るアポロンを目で追いかける毎日…。西の空に沈む頃にはまた悲しみの涙が溢れ、食べ物と言ったら自分の流す涙と冷たい夜露だけでした…
ある日とうとう、彼女の足は地面に根付き、顔を花に変えクリュティエは向日葵(ひまわり)になったのです。こうして今でも向日葵になったクリュティエはアポロンを想い追い求めているのです。
神話でも語られているくらいだし、やっぱりひまわりって太陽に向けて一日中花を動かしているんだ…と思う方も多いのでは。
実は太陽に向かうように動くのは、光をたっぷり浴びて光合成をする必要がある若い苗だけ。ある程度つぼみが大きくなると成長する必要がなくなるため、ほとんど動かなくなってしまいます。この時、日照を遮るものがない場合、花は東向きでとまります。
ひまわり畑を見かけたとき、ひまわりの向いている方角を調べてみるのも面白いかもしれませんね。
■実は種類が多いひまわり
突然ですがここで質問です。ひまわりってどんな花ですか?…こんな風に聞かれた時、多くの方が「太陽みたいに大きくて黄色い花」と答えるのではないでしょうか。
しかし、実はひまわりは種類がとても多い花。野生種だけでも60種もあります。もともとは北アメリカ原産で、今でもアメリカでは野生のひまわりが道端に咲いている光景を見ることができます。
大輪の花を咲かせるものは品種改良されたものがほとんどで、野生種の花はさほど大きくありません。
■室内に飾れるサイズならギフトにも最適

品種改良されたひまわりには、レモン色にエンジ色、チョコレート色やグラデーションの花びらを持つものもあります。
また大きさも人の背丈以上にのびるものから10cm程度のものまで多岐にわたります。
特にあまり大きくならない種類のひまわりは室内に飾るアレンジメントにうってつけ。ひまわりは好きなんだけど、育てられる庭がないなんて方の誕生日に贈ると喜ばれること間違いなしです♪
3月生まれのあの人に贈る季節の花「フリージア」
3月のおすすめは「フリージア」
【花言葉】「あどけなさ」「純潔」「慈愛」「親愛の情」
卒業、そして新しいスタートの季節。 お花をもらったり、贈ったりすることが多い季節ですね。
寒さ和らぎ、空を見上げて前向きな気持ちになれる春、春に生まれた大切な人に贈る誕生花は「フリージア」。
フリージアは、スイトピー、チューリップと並んで春を代表するお花の一つ。
■堪能したい春の香り
ぎゅっと閉じたつぼみが、開いてくると漂う甘い香り。
まさに「フローラル」な香りと称されるフリージアの香りは、合成香料として再現され、香水にも多用されています。
品種によって、香りの弱いものもありますが、比較的黄色い品種は香りを感じやすいものが多いようです。
黄色の代表品種「アラジン」は、数本飾るだけで周囲を癒しの香りで包んでくれます。
また、しっかりかぎわけると、中にはスパイシーな香りをもつ品種も。
■ますます多彩な品種群
「アラジン」のような黄色い品種が花屋さんでも多く扱われていますが、育種により、白・ピンク・紫や複色の品種も楽しめるようになってきました。
さらに、以前は「一重咲き」が多かったフリージアに「八重咲き」が増えてきました。
八重咲きのほうが香りは弱くなるようですが、一重咲きより八重咲きのほうが長持ちする傾向があります。
つぼみの状態では、ひとめでは一重咲きか八重咲きか、わかりにくいので、選ぶときは是非お花屋さんに聞いてみてくださいね。
■長く楽しむために…
香りだけでなく、楽しんでいただきたいのがその咲く姿。
細い茎に連なる、家族のようなつぼみたち。下の蕾から順に咲いていきますので、萎れてきたお花は手でつまんで取り除きましょう。
お手入れの際には、花びらもじっくり観察してみてください。ネリネの花弁のように、キラキラしています。
■活ける時は…
お花屋さんで買えるフリージアには葉がついていないものが多いのですが、剣のようにシュッとした葉を持つ植物です。
花瓶に活けるときは、細いライン状の葉物を添えると、いっそう素敵に飾れますよ。
2月生まれのあの人に贈る誕生花「チューリップ」
2月の誕生花 チューリップ
【花言葉】
「美しい瞳」
「恋の告白」(赤) 「名声」(黄色) 「新しい恋」(白) 「恋のめばえ」(ピンク)
恋が始まる予感をくれる花言葉たちにドキドキしますね。
チューリップは、原産地トルコでは「ラーレ」と呼ばれ、「非の打ちどころのない恋人」を意味するのだとか。
春の訪れを感じさせてくれる可憐な姿に、心躍る恋の記憶がよみがえります。
■名前の由来
「チューリップ Tulip」は、イスラム教徒が頭に巻いている「ターバン Turban」の形に似ていることからついたという説が有力です。
■多様な品種
トルコからヨーロッパへ伝わり広まったチューリップ。特にオランダでは国花に採用されるなど人気を博し、様々な品種が生み出され、カラフルに楽しめるチューリップ。
咲き方の種類も豊富で主に下記に分類されます。
・一重咲き
・八重咲き
・パロット咲き
・ユリ咲き
・フリンジ咲き
・ビリデフローラ咲き
が代表的ですが、このほかにも変わった咲き方のものが育種されています。
■植物の生命力を感じる花
チューリップは、バラのように徐々に咲いて開ききる花と違い、開閉運動をします。
暖かい場所で開き、涼しくなると花を閉じますが、また暖かくなると開きます。
花を開くと、閉じているときとはまったく違う表情を見せてくれる楽しい咲き姿。
暖房の効いている場所では一気に開いてしまいますので注意が必要ですが、一日の中で開いたり閉じたりする変化、ぜひ観察してみてくださいね。
さらに、球根植物であるチューリップ、日に日に茎が長く伸びて行きます。
切花でもニョキニョキ伸びるその生命力に、元気を与えられます。
■飾るときは…
水につかる部分の葉を取り除き、多めの水に入れて活けましょう。
鮮度保持剤の利用もオススメです。
1月生まれのあの人に贈る誕生花「スイトピー」
1月の誕生花 スイトピー
【花言葉】 「優しい思い出」「門出」
甘い香りを放つスイトピー。
日本では12月から4月上旬ごろまで楽しめる春咲きのお花です。
■実はたくましい?!
透き通った花びらが踊る、可憐でふわふわした愛らしい姿。
しかし、地を這う根から伸びる葉の姿はとてもたくましい!
互いに向き合って、対になって葉をつける姿は、絆の深い夫婦のよう。
■名前の由来
スイトピー、英語で「甘い」と「マメ」。
スイトピーはマメ科の植物で、ちゃんと「豆」がつく植物なのですが、毒性をもつため、食用には適しません。
インゲン、エンドウなど食べられる豆は「マメ科エンドウ属」に属するものが多いのですが、スイトピーは同じマメ科でも「マメ科レンリソウ属」。
■飾るときは…
乾燥に弱いので、まだ寒い季節ですが、暖房の効いたお部屋の中では花もちが悪くなりがちです。
涼しい場所で飾れば、1週間から10日程度楽しめることもありますよ♪
12月生まれのあの人に贈る誕生花「赤バラ」
12月の誕生花 赤バラ
【花言葉】 「熱烈な恋」
■愛情を伝える花
古くから人々に愛され続けるバラ。
中でも赤いバラは、その花言葉「熱烈な恋」という言葉と共に、男性から女性へ贈る花によく使われてきました。
贈る人、贈られる人だけでなく、その花を育てる人たちも、多くの人がバラの虜になり、色も、形も、様々な赤バラを生みだしてきました。
バラを愛してやまない人が育てた赤バラを、愛する人に贈る。
なんだか恥ずかしいけれど、とってもカッコイイ!
大切なパートナーに、贈りたいですね。
■赤の持つ力
赤バラは、実は「色彩効果」の優れた花。
深みを感じる赤を支える、渋い緑の葉。
このコントラストは「反対色」というカテゴリーにある配色で、相性がよく、非常にインパクトを与える色合わせです。
赤バラだけでまとめた花束が、燃えるような、圧倒的なオーラを放つのは、この色の効果もあるのです。
言葉にするのは照れるけど、たった一言伝えたい「おめでとう」を、シンプルに伝えましょう!
11月生まれのあの人に!誕生花「ガーベラ」を贈りませんか?
11月の誕生花 ガーベラ
【花言葉】 「神秘」
■乙女心をくすぐる花
「スキ」「キライ」「スキ」「キライ」…とつぶやきながら。
好きな相手が、自分のことを好きでいてくれているのかどうか…
待ち合わせのこの場所に、待ち人は現れるのかどうか…
ドキドキしながらひらりと一枚外していく。
懐かしい光景です。
ガーベラを見ると、あのころの気持ちを思い出します。
昔は、路地に咲くマーガレットやカモミールで占い、大切な人を想いました。
■贈る相手にぴったりのガーベラを
キュートなその姿。懐かしさを感じさせるそのシンプルな花姿を保ちつつ、品種改良が進んだガーベラ。
今では本当に多彩な品種、色、咲き方で楽しませてくれます。
花の国オランダでもとても人気の高い花で、大輪のものや、花びらの形が個性的なものなど、一言にガーベラといっても印象はさまざま!
幅広いイメージを演出してくれるガーベラは、花束やアレンジメントの仕上がりのイメージに合わせて、ぴったりの色を選べます。
かわいらしく・・・かっこよく・・・
カジュアルにも、それとも豪華にも。
どんなイメージにも仕上げやすいので、ぜひ、贈るときにはお花屋さんに相手について伝えてみて下さいね。
10月生まれのあの人に!誕生花「オレンジバラ」を贈りませんか?
10月の誕生花 オレンジバラ
【花言葉】 「無邪気」 「愛嬌」 「信頼」 「絆」 「勇気」など・・・。
バラというと、赤やピンク、ウェディングブーケの白いバラ。
華やかな場にピッタリのお花ですね。
そして、今月ご紹介する10月の誕生花はオレンジのバラ。
■笑顔を呼ぶ魔法の色
大切な人を笑顔にしたい、その想いを実らせるオレンジバラ。
花束やアレンジメントに少し入れるだけで、明るい仕上がりにしてくれます。
まさに、贈った瞬間に相手をパッと笑顔にしてくれる色!
■贈る相手を選ばない色
ビタミンカラーのオレンジは、贈る相手が男性でも女性でも、オススメ!
ピンクのように甘すぎず、赤のように大人っぽくなりすぎず。
お花屋さんの店頭でも幅広い人気のオレンジ色は、働き盛りの男性にも元気を与えますね。
10月生まれのあの人に…
バリバリ頑張ってる同僚に。
元気に長生きして欲しいおばあちゃんに。
何かに打ち込む姿が素敵な彼に。
いつも早起きして朝ごはんを用意してくれるお母さんに。
ずっと家族を支えてくれたお父さんに。
オレンジバラで笑顔と元気を贈りましょう!