花言葉
父の日には「黄色」のお花をプレゼントしよう
父の日は【6月の第3日曜日】と決められています。今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
母の日なら赤いカーネーションが定番、かつシンボルとなっていますが、父の日はどうでしょうか。
実は近年、父の日のイメージカラーとして「黄色」が定着し始めています。
今回の花だよりでは、父の日と黄色いお花について詳しくご紹介します。
■家族の健康を願う色・黄色
父の日は、1970年頃、アメリカで正式に制定されました。
母の日よりも50年以上歴史が浅い上、日本に広まったのは1980年代より後と言われています。
日本で普及するきっかけになったのは、1981年に設立された「ファーザーズ・デー委員会」。
この団体が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が、【父の日=黄色】というイメージを浸透させました。
黄色は、イギリスでは【身を守る色】と言われています。
かつて戦場へ向かう男性のために、玄関や庭に黄色のリボンを掲げる風習がありました。
家族への愛情を表し、健康を願う黄色のイメージを、父の日と結び付けたのです。
■父の日に贈りたい「ひまわり」「バラ」
1.ひまわり
夏を代表する黄色いお花といえば「ひまわり」です。
ひまわりは見た目が華美すぎず、とても親しみやすいため、男性におすすめのお花です。
花言葉は「あこがれ」「光輝」。
太陽のように、いつも家族を見守ってくれるお父さんに贈りましょう。
2.バラ
フラワーギフトの定番「バラ」は、父の日にも深い縁があります。
最初に父の日を提唱したアメリカの夫人が、父親にバラを捧げたことが由来と言われています。
花言葉は「献身」「さわやか」。
お父さんの幸福を願って贈る、父の日を象徴するお花です。
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6月の誕生花・華やかで上品な「ユリ」
6月生まれの皆様はもうすぐお誕生月ですね。おめでとうございます!
梅雨入りの時期が迫り、これから雨の日が増える地域もあるのではないでしょうか。
ジメジメして落ち込むときこそ、華やかなお花で気持ちを癒してくださいね。
今回の花だよりでは、6月の誕生花「ユリ」についてご紹介します。
■太古から愛され続ける「美しさの象徴」
ユリは太古から育てられ、長い間愛され続けているお花です。
なんと紀元前1,500年頃の壁画にも描かれているんです。歴史の長さを感じさせますね。
日本でも「万葉集」や「古事記」などに登場しており、昔から親しまれていたことが分かります。
また、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という有名なことわざがあります。
これは「芍薬のように風情があり、牡丹のように華麗で、百合のように清楚」という意味で、ユリは女性の美しさの象徴と言われています。
また、ユリはキリスト教と縁が深く、聖母マリアに捧げる花とされています。
そこから「純粋」「無垢」という花言葉が生まれました。
他にも、有名な品種の一つ・カサブランカは、その堂々とした佇まいから「威厳」「高貴」という花言葉を持っています。
■ユリを贈るときに気を付けたい「色」と「香り」
ポピュラーで人気の高いユリですが、贈るときに注意したいポイントがあります。
せっかくのプレゼントですから、トラブルが起きないように気を配ってくださいね。
1.白いユリは他のお花と組み合わせて
カサブランカなどの白いユリは、中でも上品さや豪華さを感じさせます。
ですが、白いユリだけの花束は、葬儀を連想させてしまうことがあるため注意が必要です。
さらに、一輪のみでは「死者に捧げる花」という意味になってしまいます。
お祝い事で白いユリを贈るときには、必ず2輪以上入れて、他の種類のお花とセットにしましょう。
ピンクやオレンジなど、明るい色と組み合わせるのがおすすめです。
2.香りが強く、飾る場所を選ぶ
ユリの特徴の一つに、甘くて強い香りがあります。
香水や柔軟剤にも使われており、とても人気がありますが、一方でそぐわない場面もあります。
狭い空間にユリを置くと、周囲に強い香りが充満してしまうためです。
たとえば、病室にいる他の患者さんのことを考えると、お見舞いには向かないといえます。
また、飲食店の開店祝いでも避けたほうがよいでしょう。
ユリの香りが、料理の匂いをかき消してしまう可能性があります。
美しさと厳かさを併せ持ったユリは、女性へのプレゼントとして大人気。
神秘的なフォルムはとても存在感があり、アレンジメントや花束に加えると一層煌びやかになります。
お祝い事には、ぜひ豪華なユリのギフトを贈りましょう。6月生まれの方には特におすすめです。
赤いカーネーションだけじゃない!母の日のお花5選
休み明けは忙しくなりがちですが、いよいよ今週末に迫る「母の日」の準備はお済みでしょうか?
今年、2024年の母の日は5月12日(日)。日頃なかなか伝えられない感謝のメッセージを、ぜひお花に乗せてプレゼントしてください。
母の日といえば赤いカーネーションですが、他にもおすすめのお花がたくさん。
今回の花だよりは、母の日ギフトにぴったりなお花5選です。
■真っ直ぐに感謝を伝える「赤いカーネーション」
花言葉:「母の愛」「愛を信じる」
昔から贈られてきた赤いカーネーションは、お母さんへの感謝を飾らずに伝えられる定番のお花です。
赤色は派手に映りがちですが、カーネーションのふわっとした可憐なフォルムは、幅広い世代の方に合います。
ぜひ明るく鮮やかな赤色を選んでください。ダークな赤色は「哀しみ」という意味を持つので注意しましょう。
■世界で唯一・神秘的な「青いカーネーション」
花言葉:「永遠の幸福」
神秘的な月夜を思わせる、世界で唯一の青いカーネーション「ムーンダスト」。
全てを優しく包み込む月光のイメージが、柔らかな包容力のあるお母さんにぴったりです。
一般流通が始まったのは2005年からで、扱っていない生花店も多い珍しいお花です。
「お母さんにいつまでも幸せでいてほしい」という思いを込めて贈ってください。
■母の日の思い出を何度も楽しめる「アジサイ」
花言葉:「元気な女性」「一家団欒」「家族の結びつき」
ここ10年程、母の日のプレゼントとして急激に人気を集めているアジサイ。
あまり贈り物のイメージがありませんが、品種によっては徐々に色が変わっていく様子が楽しいお花です。
しっかりと手をかければ、翌年以降もかわいらしい花を咲かせてくれるので、母の日の大切な思い出を何度も噛みしめることができます。
■優しいお母さんにぴったりな「ピンクのバラ」
花言葉:「感謝」「温かい心」
華やかで香りが良いバラは、女性へのプレゼントとして根強い人気を誇ります。
春~初夏が旬の春バラは、5月頃に一番の見ごろを迎えます。
中でも母の日におすすめなのがピンクのバラ。アレンジメントや花束に加えると、優しく柔らかい印象になります。
■きりっとしたお母さんには存在感のある「ユリ」
花言葉:「純粋」「威厳」
美しくボリュームたっぷりなユリは、ゴージャスで高級感があり、プレゼントにおすすめなお花です。
一輪でも十分な存在感があり、きりっとしたお母さんに合います。
ゆっくりと時間をかけて咲くので、つぼみも交えて贈るのが一般的。母の日を過ぎても長く楽しめます。
5月の誕生花・可愛らしくあたたかい「ピンクバラ」
季節はすっかり春となり、街には薄着の方が増えてきましたね。
間もなく4月が終わり、青葉がまぶしい5月がやってきます。
5月生まれの皆様、お誕生月おめでとうございます!
今回の花だよりでは、5月の誕生花「ピンクバラ」をご紹介します。
■実は「赤」よりも多種多様な「ピンク」のバラ
世代を問わず沢山の方に愛されているバラは、「花の女王」とも呼ばれています。
美しく気品に溢れた見た目とロマンティックな甘い香りで、ギフトはもちろんのこと、観賞用としても高い人気を誇っています。
バラと聞いて、皆様はどのようなイメージを思い浮かべますか?
愛しい恋人に捧げる、情熱的で真っ赤なバラの花束…という方が多いのではないでしょうか。
ところが、実はバラの品種の数は、赤よりもピンクのほうが圧倒的に多種多様なんです。
赤いバラは約150品種、ピンクのバラは約500品種。なんと約3倍以上の品種があります。
形も、花びらが重なったオーソドックスな物から、一見すると桜のような物まで様々。
長い品種改良の歴史の中で、世界中で沢山のバラが生まれ、愛されています。
■色味ごとに変わるピンクバラの花言葉
ピンクバラには、このような花言葉があります。
「しとやかさ」「可愛らしさ」
「温かい心」「感謝」
「上品」「気品」
優しく可愛らしい印象を与えるピンク色。
一口にピンクといっても、淡いものから濃いものまで、様々な色味がありますよね。
ピンクバラは、色味によってさらに様々な花言葉を持っているんです。
さくら色(白に近いピンク)…誇り
ブライダルピンク(薄いピンク)…愛している
プリティーピンク(鮮やかなピンク)…かわいい人
ダークピンク(濃いピンク)…感謝
ピンクバラを贈る際は、ぜひ色味にもこだわって選んでみてくださいね。
■5月生まれの大切な人に「ピンクバラ」を贈ろう
ピンクには幼いイメージを抱きやすいですが、一方で優しさ・温かさの象徴のような色でもあります。
柔らかさを感じさせるピンクバラは、若い女性だけでなく、お母さんやお世話になった先輩・先生など、世代を問わずどんな方にもぴったりなんです。
ピンクバラのギフトで、大切な人に日頃の感謝を伝えてくださいね。
7月の誕生花『ひまわり』の特徴と花言葉は?
本格的な夏が近づいてくると見ごろを迎える花はいくつかありますが、その中でも特に人気の高い花のひとつがひまわり。小さいころから慣れ親しんだ方も多いのでは。
7月の誕生花は、太陽のような見た目で世代を問わず愛される花、ひまわりです。
■東を向くひまわり
太陽の方向を向いてくるくると回ることから名付けられたひまわり。ひまわり畑などではほとんどのひまわりが同じ方向を向いていますが、その方角はどの方角になるのでしょうか。
ひまわりが太陽の方向へ向くのは、大きくなるために太陽の日差しをいっぱいに浴びる必要がある若い苗のうちとされています。そのため、あまり生長する必要がなくなる花が開いて以降は、ほとんど動くことはありません。
それとは別に、夜になると自然と東の方を向く動きも持っています。花が開くと、太陽を追いかける動きがほとんどなくなり、かつ東を向く性質は残るため、ひまわり畑で一斉にひまわりが咲いている方向は、東になります。
■ひまわりの花と種
ひまわりの花は大きな一輪の花が咲いているように見えますが、実はたくさんの花が集まったものです。
花びらに見える黄色い部分は「舌状花(ぜつじょうか)」、その内側の茶色や緑の丸い部分は「筒状花(とうじょうか)」という花の集まりです。花びらに見える舌状花も、実際にはそれぞれ一輪の花であり、ひまわりは無数の花が集まってできていることが分かります。
筒状花は種をつけることができ、ひとつの筒状花からひとつの種ができます。ひまわりの花が終わった後に非常に多くの種が取れるのはこのためです。一方、舌状花は虫を呼ぶための飾りであり、筒状花の受粉を助けます。
ひまわりの種は葉酸・ビタミンE・リノール酸・カリウムなどの栄養を豊富に含み、健康や美容を保つ食品としても注目されています。外側の堅い皮を取り除いた食用のひまわりの種が流通していますが、一輪のひまわりから多くの種が収穫できるため、自分で育ててみてもいいですね。
■ひまわりの花言葉
太陽に恋い焦がれじっと見続けるように動くひまわり。その習性から「あなただけを見つめる」「愛慕」という花言葉を持っています。
夏の輝く太陽を連想させる明るい見た目から、気心の知れた仲の良い友人に贈られることが多いひまわりですが、その花言葉から、ご夫婦や恋人同士の間で贈りあっても素敵です。
また、太陽のような見た目から、「あこがれ」「光輝」という花言葉も持っているひまわり。お世話になった方が還暦など、人生の節目を迎える日に贈ってもいいでしょう。
総じて老若男女を問わず贈ることができるひまわり。もっとも美しく咲き誇る季節である7月生まれの方の誕生日には、ひまわりのフラワーギフトでお祝いしたいですね。
6月の誕生花・ユリ ~その花言葉や特徴は?~
6月になると見ごろを迎える花がユリ。一年を通してお花屋さんなどでは見かけることができますが、自然に花を咲かせるのはこの時期です。
6月の誕生花は、大きな美しい花で多くの人の目をひきつけるユリです。
■様々な種類があるユリ
古くは神話の時代から親しまれているユリ。様々な品種が世界各地で栽培され、冠婚葬祭などの人生の節目にも飾られることが多い花です。
ユリの花はいくつかの品種群があります。日本ではアジアティック系、オリエンタル系、トランペット系、ロンギフローラム系という品種群が人気です。
長い名称なので、これらの品種群はアルファベット一文字でそれぞれA、O、T、Lと略されることもあります。最近では各品種群を掛け合わせたLAユリやLOユリ、OTユリなど、盛んに新しい品種が生み出されています。
■日本とユリ
「ユリ」という言葉の語源は、大きな花が風に揺れる様子から「揺り(ゆり)」が転訛したものと考えられています。このほかには、球根が何層にも寄り重なっていることから「八重括根(やえくくりね)」が略されたとも、「寄り(より)」が訛ったともいわれています。
江戸時代以前の日本では、ユリは根を食用や薬用にするために親しまれていました。和歌や屏風絵などにユリの花が描かれることもありましたが、古くから日本人に親しまれていた梅や桜、菊に比べるとその数は多くありません。
江戸時代に入ると、日本でもユリの育種が行われるようになります。江戸時代の終わりごろには、日本は美しいユリの宝庫であることがシーボルトなどによって欧米に伝えられています。そのため、鎖国が終わった明治以降は、絹に次ぐ日本の主要な輸出品としてユリの球根が数多く輸出されました。
日本のユリを数多く輸入した欧米では、日本原産のヤマユリやカノコユリなどをもちいて熱心に品種改良がおこなわれました。オリエンタル系は日本原産のユリを掛け合わせた品種群であり、世界中で人気のユリ「カサブランカ」も、実は日本のユリから生まれました。
■6月生まれの女性にユリを
その人気から、一年を通して栽培されているユリ。ですが、一番の見ごろを迎えるのは、6月~7月にかけてです。
ユリの花言葉は「純潔」「無垢」などがあてられています。これは、古代ギリシアでは主神ゼウスの妻であり、母性と貞操を司る女神ヘラの象徴としてユリが使われ、またキリスト教では聖母マリアの象徴に白百合が用いられたことからきています。
日本でもユリは女性の美しさにたとえられるなど、東西を問わず女性と深い関係を持つユリ。6月生まれの女性に贈るにはぴったりの花です。
6月生まれの方の女性には、ユリのフラワーギフトでお祝いしませんか。
父の日に人気のお花
6月の第3日曜日は父の日です。2016年は、6月19日となります。
父の日の贈りものにはお酒やグルメが思い浮かびますが、フラワーギフトも人気な贈りもののひとつ。特に男性はあまりお花をもらう機会がないため、嬉しいと感じる方も多いようです。
今回は、父の日に人気のお花を花言葉と一緒に紹介します。
■ひまわり
太陽のような形のひまわりは、家族を暖かく照らしてくれるお父さんのような花であることも、父の日に人気を集める理由のひとつとなっています。
ひまわりの花言葉は、「光輝」「あこがれ」など、尊敬をあらわす花言葉がつけられています。日ごろから格好いいお父さんにはもちろん、普段は頼りなく見えても、いざというときに頼りになるお父さんにはぴったりの花言葉となっています。
■バラ
また、あたたかみのあるオレンジのバラも人気の色です。赤やピンクとは異なり、男性がもらってもあまり気恥ずかしくない、ということがその理由とのこと。
黄バラの花言葉は「さわやか」「平和」「献身」、オレンジのバラの花言葉は「信頼」「絆」「魅力」となっています。どちらも仲の良いお父さんに贈りたい花言葉ですね。
■あじさい
近年ではガーデニングを趣味とする男性も増えており、また凝り性が多いといわれる男性は、一度育てることに夢中になると見事な花を咲かせる方も多いのだとか。
あじさいの花言葉は「一家団欒」「家族の結びつき」。遠く離れて暮らしているお父さんに、あじさいは家族の絆を伝えてくれることでしょう。
初夏の花の花言葉
様々な花を楽しむことができる季節、初夏。さわやかな新緑と色とりどりの花のコントラストを思い浮かべると、特に用がなくても外に出たくなってしまいますね。
今回の花だよりでは、初夏に楽しむことができるお花の花言葉についてお伝えします。
■芍薬
牡丹の仲間であり、大きく華やかな印象の花が人気の花です。中国やモンゴル原産の花であり、日本には根を鎮痛剤などの薬とするために、平安時代までに持ち込まれたといわれています。
その豪華な見た目から海外でも人気があり、品種改良がとても進んでいます。ピンク系の花が多いですが、斑入りや縞模様などの一風変わった花を楽しむことができる品種も多くあります。
芍薬の花言葉は「はにかみ」「恥じらい」「謙遜」です。はにかみ屋の妖精が芍薬の花に隠れた、というイギリスの民話や、夕方になると花を閉じてしまう性質からつけられたとされています。
■あじさい
初夏から梅雨にかけての季節を代表する花です。桜や椿などと並んで日本を代表する花であり、海外での人気も高い花です。
「がくあじさい」や「てまりあじさい」といった咲き方の違いや、豊富な花びらの色などから一口にあじさいといっても様々な花を楽しむことができます。
あじさいの花言葉は「元気な女性」「強い愛情」「一家団欒」「仲良し」。家族に、特にお母さんやおばあちゃんへの贈りものにはぴったりですね。梅雨の憂鬱な季節でも庭を鮮やかに彩ることから、ガーデニングが好きな方への贈りものとしても人気があります。
■デルフィニウム
青色の花を咲かせる数少ない花のひとつがデルフィニウム。5~6月にかけて花を咲かせます。
青いものを身に着けた花嫁は幸せになる、というおまじない(サムシングブルー)があり、また6月に結婚した夫婦は幸福につつまれるというジューンブライドの言い伝えがあるため、6月に咲く青い花であるデルフィニウムは結婚式でのブーケや髪飾りに使われることも多いです。
デルフィニウムの花言葉はさわやかな青色から連想される「清明」。また、結婚式のブーケなどに使われることから、「あなたは幸福をふりまく」という花言葉があります。
■バラ
一年を通して楽しむことができるバラ。クリスマスやバレンタインなどのイメージから冬の花と思われがちですが、一番の見ごろを迎えるのは、初夏となっています。
バラの花言葉は色によって変わりますが、どの色のバラでも「愛」と「美」という花言葉を共通して持っています。
世界各地の神話では、愛と美を象徴する女神と結び付けられることが多いバラ。古の時代から現代にいたるまで人々を魅了し続ける、贈りものとしても人気のお花です。
やわらかな色合いが人気の花 ~5月誕生花 ピンクバラ~
5月に旬を迎える花は多くありますが、そのひとつがバラ。さまざまな色の花があるバラですが、なかでも多くの方から人気を集めるのは、やわらかな色合いのピンクバラです。
バラの季節である5月の誕生花は、カジュアルな贈りものからロマンチックなシーンまで活躍する花、ピンクバラです。
■バラの季節、5月
花の中でも特に根強い人気を持つバラ。季節を問わず、様々なお祝いやイベントで活躍する花です。
現在流通しているバラの多くは「四季咲き性」といって、冬を除き一年中ずっと花を咲かせる性質を持ちます。また、温室などで栽培すれば冬でも花を咲かせることができるため、現代のお花屋さんでは一年中バラを見かけることができます。
そんなバラがもっとも見ごろを迎える季節は、実は5月を中心とする初夏。一年に一回しか咲かないバラはもちろん、四季咲き性を持つバラも5月ごろから花をつけはじめるため、この時期にはとても多くの種類のバラを楽しむことができます。
各地で見ごろを迎えるバラのお祭りが開かれるほか、バラを育てている方にとってもっとも楽しみな季節。初夏のさわやかな風に誘われてお出かけした先で、なんとも見事なバラを見ることができるかもしれませんね。
■プロポーズに12本のバラを
結婚式や結婚記念日、告白のときなど、ロマンチックなシーンで贈ることが多いバラ。古くは数千年前のメソポタミア(現在のイラクなど)から栽培が始まったともいわれており、時代や地域にかかわらず人々の心を惹きつけています。
その美しさから、ギリシャ神話のアフロディーテをはじめとして、世界各地の愛と美の女神と結び付けられ、その象徴ともなったバラ。プロポーズの言葉とともにバラを差し出す、というシーンは、小説やドラマなどでの定番と言っても過言ではありません。
プロポーズのときには、男性から女性に向け、ダズンローズ(12本のバラ)を贈る、というならわしがヨーロッパにはあります。
ダズンローズにはその1本1本にそれぞれ「感謝、誠実、幸福、信頼、希望、愛情、情熱、真実、尊敬、栄光、努力、永遠」の意味が込められており、それら全てを捧げるという意思表示となります。女性はその中から1本を選び、男性の胸元に挿すことでプロポーズを受ける返事とします。
12本であればどの色のバラでも大丈夫とされていますが、やはり人気なのは赤やピンクのバラ。特にピンクバラは、その愛らしさから女性からの人気も非常に高いです。
結婚式のブーケ、ブートニアの起源ともいわれているこのならわし。忘れられない素敵なプロポーズになること間違いなしですね。
■誕生日にもピンクバラを
ロマンチックなシーンがぴったりなピンクバラですが、実は友達同士での誕生日のお祝いにも人気。女性から根強い人気があり、やわらかい印象を与えてくれる色合いが、カジュアルな贈りものとしても贈りやすいためです。
また、「上品」「暖かい心」「感謝」という、前向きで明るい気持ちになれる花言葉を数多く持っていることも、誕生日の贈りものとして人気の秘訣です。
愛の告白にも、友達同士でのプレゼントにも活躍するピンクバラ。バラが最も美しいこの季節に生まれたあの人に、贈ってみてはいかがですか。