ヒマワリ
より華やかにするには?ブーケのラッピング方法を解説
ブーケの主役といえば、お花です。ただ、それを包み込むラッピングの仕方ひとつで、ブーケ全体の印象は大きく変わります♪
そこで今回は、いつものフラワーブーケをもっとゴージャスに仕上げるラッピングテクニックをご紹介します♡
ブーケに使うお花一覧
【アジサイ】
特徴:小さな花がいくつも集まり、大きな球状になっています。大きさがあるため、ブーケにするととても華やかです◎
香り:少し甘い香りですが、それほど強くはありません。
花言葉:辛抱強い愛情・寛容
【ひまわり】
特徴:大きく存在感のある花びらが特徴です。夏のイメージが強いため、季節感を出したいときにおすすめです◎
香り:ほとんどありません。
花言葉:憧れ・あなただけを見つめる
【ゴッドセフィアナ】
特徴:観葉植物として人気があり、葉が大きく存在感があることから、ブーケにも使われます◎
香り:ほとんどありません。
花言葉:幸せな恋・秘めたる思い
フラワーブーケの作り方
STEP1:濡れたティッシュとアルミホイルで根元を包みます。
STEP2:ラッピングペーパーを用意します。
POINT:ブーケ全長の倍ほどの大きさがベストです◎
STEP3:ブーケを中心に置き、包み込んでいきます。
STEP4:麻ひもで固定し、仕上げにリボンを巻けば完成です♪
「若い女性へのプレゼント」におすすめ
アジサイとひまわりは、どちらも存在感のあるお花です。その魅力をもっと引き立てるのに役立つのが、ラッピングの役割。
一手間加えたラッピングにチャレンジすることで、より華やかなブーケに仕上がります♪
単体でのプレゼントはもちろん、メインのプレゼントにブーケを添えて贈るのもおすすめです♡
カジュアルなスタイルにマッチするブーケのため、10代〜20代の女友達へのプレゼントにぴったり♪
ラッピングペーパーの素材や色を変えることで印象も大きく変わります◎
さまざまなラッピングペーパーを試し、魅力的なブーケに仕上げましょう♡
動画監修者
小西 拓![]() |
石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。 |
7月の誕生花のご紹介 ~太陽のように明るい花ひまわり~
今週末より7月に入ります。
7月生まれの方は誕生月ですね。おめでとうございます!
日差しの強さも暑さも本格的な季節に入ります。
夏の太陽にも負けないような明るい色と太陽の様な形をしたお花が7月の誕生花のひまわりです。
夏の青空がよく似合うひまわりは大人から子供まで大変人気のあるお花です。
今週は夏のお花ひまわりのご紹介です。
■ひまわりという名前の由来
ひまわりを漢字で書くと「向日葵」と書きます。
ご存知の方も多いかと思いますが、これはひまわりが太陽のある方向を向いて咲く姿からこの名前が付いたとされています。
ですが、実は太陽の方向を向いて咲くお花は他にもあります。
「日を向く葵」と書くひまわりですが、葵(あおい)科という種類のお花も太陽の方を向く習性があるのです!
さらに、ひまわりが太陽の方向を向くのは花が咲く前までで、花が咲いてしまうと太陽の方へ向きを変えることはないそうです。
ひまわりが成長する過程で太陽に向かっていく習性があることからつけられた「向日」に、「太陽に向かって成長する植物」の「葵」がつき、「向日葵」と書いて「ひまわり」と呼ばれるようになったそうです。
■ひまわりの特徴
1.花の特徴
ひまわりは夏になると黄色い大きな花を咲かせ、中には直径20cmを超えるような花を咲かせます。
さらに、成長する高さは小さいものは30cm、大きなものになると3m以上にも成長します。
ひまわりの花は遠目で見ると一つのお花に見えますが、実は複数の花が集まっているお花です。
ひまわりの黄色い花びらに見える部分は、一枚ずつそれぞれが一つの花(舌状花)です。
そして真ん中の黒っぽい部分もよく見ると一つ一つが筒状の花(管状花)で、こちらにおしべとめしべが両方を持っています。
2.種の特徴
花が終わると10月頃に花の黒かった中心部分に500から3000個もの種を付けます。
実はこの種には豊富な栄養が含まれているのです!
ひまわりは園芸用、食用、油用の3つの用途の花に大きく分けることが出来ます。
種を食べるものはそのうちの食用のひまわりです。
ひまわりの種には、葉酸、鉄分、ビタミンE、リノール酸、亜鉛、カルシウム等が豊富に含まれています。
収穫した種をよく洗って乾燥させ、殻を取り除いたものを炒めるとおいしく食べることができるそうです!
機会があればお試しください。
しかしこの種ですが、カロリーが100gで約600キロカロリーなので食べ過ぎにはご注意下さいね。
■ひまわりの花言葉
1.あなただけを見つめる
これはひまわりが太陽の方に向かって咲く様子から生まれたようです。
恋人へのプロポーズの際に贈るお花にピッタリですね!
2.情熱
厳しい夏の暑さに負けずに元気に咲き誇る様子に由来しているそうです。
ビタミンカラーのお花も相まって元気も貰えそうです。
3.あこがれ
太陽の形を模したようなその姿と、太陽に向かって咲く様子から、太陽に憧れを持つ花としてこの花言葉が付けられたそうです。
この花言葉と共に尊敬する先輩やご両親に贈ると喜んで頂けるかもしれませんね!
4.光輝
黄色い花が太陽に照らされて輝いて見える様子から付けられた言葉とされています。
季節に合わないかもしれませんが卒業される方や、退職される方といった門出を迎える人に向けてこの花言葉と共に贈ると喜ばれるかもしれません。
また光り輝く一年をという意味を込めて誕生日に贈られることも多いです。
7月生まれの方に向けて贈るお花ならこれで決まりですね!
■最後に
いかがでしたか?
今週はひまわりの特徴や花言葉をいくつかご紹介させて頂きました。
見ているだけで元気を与えてくれるような色や形を持つお花ですので、頂いた相手の方もきっと元気を貰えると思います。
7月に誕生日を迎える方へひまわりをプレゼントに贈ってみてはいかがですか?
父の日には花ギフトが人気⁉特におすすめな花の種類は?
父の日は6月の第3日曜日ですので今年、2025年の父の日は6月15日(日)です。
皆さんはもうプレゼントはお決まりでしょうか?
まだお決まりでない方、今年の父の日はお花を贈ってみませんか?
今回は父の日にピッタリなお花の贈り物をご紹介します。
■そもそも・・・父の日にお花?
父の日に贈るプレゼントで皆さんは何を思い浮かべますか?
お酒、ネクタイ、その他日用雑貨などなど・・・
あまりお花を贈るというイメージが無い方も多いかと思います。
ですが、普段自分からは買うことがないものを貰うと嬉しかったり気付きがあったりするのではないでしょうか?
お花が好きで普段から買ったり育てたりしているお父さんでないとそもそもあまりお花を手に取る機会が少ない方も多いかもしれません。
ですので、日頃からお世話になっているお父さんに「特別な」贈り物としてお花を贈ってみましょう!
■父の日に贈るお花にはどのようなものが良い?
お花を贈ってみようと決めたらどのようなお花を贈るのかを決めます。
ですが、お花を贈るイメージがあまりないのでどのようなお花を選べば良いのかもわかりません。
一般的に母の日であれば赤いカーネーション、近頃はアジサイが追加されたりと大体決まってます。
父の日はというと、母の日のようにこれと決まったものはありません。
多いものとしてはバラとひまわりですね。
色は日本では「父の日黄色いリボンキャンペーン」にちなみ、黄色が一般的です。
なぜ黄色なのか?その色についてはイギリスが発祥とされています。
イギリスには、昔からの言い伝えで、黄色のものを身に着けると身を守ることができるとされています。
この言い伝えがアメリカに伝わり、愛する人の戦場での無事と帰還を願い「黄色いリボン」となりました。
その後、この色は、命に関わる大切な色そして、愛と信頼と尊敬を表す色として、世界各国に広がっていったとされています。
1.バラ
お花の贈り物といえばバラですが、実は父の日にも深い縁があります。
最初に父の日を提唱したアメリカの夫人が、父親にバラを捧げたことが由来とされています。
花言葉は、献身・さわやか。
黄色いバラなら赤やピンクのバラと違い、男性が貰っても気恥ずかしくないのでは?
また近い色で温かみのあるものでオレンジ色のバラも人気です。
2.ひまわり
夏を代表するお花で黄色いお花がひまわりです。
ひまわりはあまり見た目が華やか過ぎず、とても親しみやすいお花ですので男性におすすめのお花です。
花言葉は、あこがれ・光輝。
見た目が太陽にも似ていますので、いつも家族を見守ってくれるお父さんに贈るお花としてピッタリですね。
■お花だけ贈るのはまだ抵抗が・・・
お父さんにいきなりお花だけ贈ることはまだ慣れないし、どう渡したら良いか分からない・・・
そのような方は花とほかのアイテムを併せて贈ってみては如何でしょうか。
「お父さんに花だけ渡すのは、どうかな……?」と思っている方も花プラスαという気持ちで、スイーツやお酒などをセットにすれば、かなり渡しやすくなると思いませんか?
ただお酒やスイーツを贈るよりも、お花があった方が見た目が華やかですよね。
ちなみに花キューピットではお花とセットをご用意してます。
いずれも無くなり次第終了の数量限定商品です。気に入った商品の注文はお早めに。
>花キューピットブーケと月でひろった卵 夏の名月撰 3種12個入
>ひまわりのリボンアレンジメントと【木内酒造】常陸野ネストビール 5本◆父の日ラベル
■最後に
日頃家族のために頑張ってくれているお父さん。
でもそれに対しての感謝の気持ちは普段なかなか照れくさくて言い出せないものです。
年に一度のこの機会になかなか言えない「ありがとう」の気持ちを素敵なギフトと一緒に伝えてみませんか?
また、今回取り上げた花キューピットの父の日に向けた商品は他にもご用意がございます。
是非一度花キューピットをご覧ください!
恋人へサプライズ!箱いっぱいのひまわりでフラワーボックスを!
ちょっと贅沢、そしてゴージャスにお花を詰め込んだ「宝石箱」のようなフラワーボックスを、手作りしてプレゼントしてみませんか?
たくさんのお花を使うフラワーボックスは、工夫をすればとても簡単に作れます!恋人や友人のプレゼント選びに迷っている方は、サプライズ感溢れる手作りフラワーボックスに挑戦してみてください。
フラワーボックスに使うお花一覧
【ひまわり】
特徴:大きな花をつける存在感の強い花が特徴。フラワーボックスにはやや小さめのサイズが用いられます。
花言葉:憧れ・あなただけを見つめる
【バラ】
特徴:大きな存在感のある花。フラワーブーケやアレンジメントの定番品種です。
香り:甘く上品な香り
花言葉:愛・美
【スプレーバラ】
特徴:1つの茎から複数の大きな花を咲かせるのが特徴の品種です。
香り:甘く上品な香り
花言葉:包容力・小さくてもそっと寄り添ってくれる存在感
【カーネーション】
特徴:フリルのある女性的な雰囲気の花。切り花は贈り物の定番となっています。
香り:わずかに独特な香りがあるものの、ほとんど感じられない
花言葉:無垢で深い愛・母への愛
【アイビー】
特徴:定番の観賞用つる性植物。小さめのポッドで寄せ植えされることが多い品種です。
香り:すっきりとした爽やかな香り
花言葉:不滅の愛・結婚・友情
【ローズゼラニウム】
特徴:南アフリカ原産の伝統的なハーブであり低木の一種。その香りから癒やし効果が期待できます。
香り:バラに似た上品で甘い香り
花言葉:尊敬・信頼・真の友情
フラワーボックスの作り方
STEP1:水を吸わせ、セロファンで包んだスポンジを箱に入れます。
POINT:スポンジが箱の中で揺れるときは、楔形に切ったスポンジを間に詰めましょう。
POINT:テープを箱のフチに貼り、セロファンの周りを切っていきます。テープを貼ることで、セロファンを切るときに破れにくくなります。
STEP2:花材をカットしつつ、スポンジに挿していきましょう。
POINT:三角形をイメージしてバランスよく挿していき、隙間をグリーンで埋めるようにします。
STEP3:お水を注ぎます。
STEP4:完成です。
このフラワーボックスは「恋人や友人のサプライズプレゼント」におすすめ!
サプライズ性や遊び心が感じられる手作りフラワーボックス。
年齢の近い友人はもちろんのこと、大切な恋人へのプレゼントにもぴったりです。
このフラワーボックスはメインのプレゼントにプラスして贈ると、より特別感を演出できるはず。
贈る場所は問いませんが、オシャレなレストランやパーティの席など、非日常的なシーンがおすすめ。
贅沢感溢れるフラワーボックスで、相手の記念日を心からお祝いしてみましょう!
■フラワーアレンジメントの関連記事はこちら!
>>【誕生日プレゼントに】ドライフラワー・スワッグにすると可愛い花束の選び方♪ドライフラワー・スワッグの作り方も紹介!
動画監修者
小西 拓![]() |
石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。 |
7月の誕生花・元気いっぱいな「ひまわり」
7月生まれの皆様、明日からお誕生月ですね。おめでとうございます!
暑い夏を代表する花といえば、ひまわりを思い浮かべるのではないでしょうか。
明るいビタミンカラーで、見ていると元気がもらえる花です。
今回の花だよりでは、7月の誕生花「ひまわり」についてご紹介します。
■太陽を追いかけて動くのは成長期だけ
ひまわりといえば「太陽を追いかけて動く」「太陽に向かって咲く」といった話が有名です。
ところが、実は太陽の動きに合わせて回るのは、成長期の若い枝や小さなつぼみだけなんです。
ひまわりの茎には「オーキシン」という成長ホルモンがあり、光の当たらない部分に集まる性質を持っています。
オーキシンの働きによって、日陰側の茎のほうが早く成長し、日なた側の茎に被さるように伸びていきます。
すると茎の先端が曲がり、太陽の方を向くようになります。
太陽の動きに合わせて日陰の方向が変わると、オーキシンの作用する部分も変わります。
その結果、太陽を追いかけて動いているように見えるのです。
つぼみが大きくなり開花が近づくと、成長ホルモンが止まって茎が固くなり、一定の方角を向いたまま動かなくなります。
成長期のひまわりは、自ら茎の向きを変えることで、日光を効率よく浴びてのびのびと育っていきます。
■贈り物にぴったり! 明るく前向きな花言葉
1.「私はあなただけを見つめる」「あこがれ」
ひまわりが太陽の方を向いている様子は、まるで太陽を一途に見つめているようです。
恋人・妻・夫の大切な記念日をお祝いしたり、感謝を伝えたい場面で贈ってください。
「あこがれ」という花言葉は、尊敬している人・目上の人へのプレゼントにもぴったりです。
2.「光輝」
堂々と咲いているひまわりの眩しい黄色は、太陽の下で輝いているように見えます。
誕生日を迎えた方へ「これからの一年が輝きますように」という思いを込めて贈りましょう。
明るいひまわりが、元気いっぱいの毎日を届けてくれるはずです。
前向きな花言葉を持っているひまわりは、夏のお祝いにぴったりな花です。
7月生まれの方には、元気をくれる太陽の花・ひまわりのギフトを贈りましょう。
父の日には「黄色」のお花をプレゼントしよう
父の日は【6月の第3日曜日】と決められています。今年、2025年の父の日は6月15日(日)です。
母の日なら赤いカーネーションが定番、かつシンボルとなっていますが、父の日はどうでしょうか。
実は近年、父の日のイメージカラーとして「黄色」が定着し始めています。
今回の花だよりでは、父の日と黄色いお花について詳しくご紹介します。
■家族の健康を願う色・黄色
父の日は、1970年頃、アメリカで正式に制定されました。
母の日よりも50年以上歴史が浅い上、日本に広まったのは1980年代より後と言われています。
日本で普及するきっかけになったのは、1981年に設立された「ファーザーズ・デー委員会」。
この団体が開催する「父の日黄色いリボンキャンペーン」が、【父の日=黄色】というイメージを浸透させました。
黄色は、イギリスでは【身を守る色】と言われています。
かつて戦場へ向かう男性のために、玄関や庭に黄色のリボンを掲げる風習がありました。
家族への愛情を表し、健康を願う黄色のイメージを、父の日と結び付けたのです。
■父の日に贈りたい「ひまわり」「バラ」
1.ひまわり
夏を代表する黄色いお花といえば「ひまわり」です。
ひまわりは見た目が華美すぎず、とても親しみやすいため、男性におすすめのお花です。
花言葉は「あこがれ」「光輝」。
太陽のように、いつも家族を見守ってくれるお父さんに贈りましょう。
2.バラ
フラワーギフトの定番「バラ」は、父の日にも深い縁があります。
最初に父の日を提唱したアメリカの夫人が、父親にバラを捧げたことが由来と言われています。
花言葉は「献身」「さわやか」。
お父さんの幸福を願って贈る、父の日を象徴するお花です。
▼ 父の日のお花をチェックする▼
7月の誕生花『ひまわり』の特徴と花言葉は?
本格的な夏が近づいてくると見ごろを迎える花はいくつかありますが、その中でも特に人気の高い花のひとつがひまわり。小さいころから慣れ親しんだ方も多いのでは。
7月の誕生花は、太陽のような見た目で世代を問わず愛される花、ひまわりです。
■東を向くひまわり
太陽の方向を向いてくるくると回ることから名付けられたひまわり。ひまわり畑などではほとんどのひまわりが同じ方向を向いていますが、その方角はどの方角になるのでしょうか。
ひまわりが太陽の方向へ向くのは、大きくなるために太陽の日差しをいっぱいに浴びる必要がある若い苗のうちとされています。そのため、あまり生長する必要がなくなる花が開いて以降は、ほとんど動くことはありません。
それとは別に、夜になると自然と東の方を向く動きも持っています。花が開くと、太陽を追いかける動きがほとんどなくなり、かつ東を向く性質は残るため、ひまわり畑で一斉にひまわりが咲いている方向は、東になります。
■ひまわりの花と種
ひまわりの花は大きな一輪の花が咲いているように見えますが、実はたくさんの花が集まったものです。
花びらに見える黄色い部分は「舌状花(ぜつじょうか)」、その内側の茶色や緑の丸い部分は「筒状花(とうじょうか)」という花の集まりです。花びらに見える舌状花も、実際にはそれぞれ一輪の花であり、ひまわりは無数の花が集まってできていることが分かります。
筒状花は種をつけることができ、ひとつの筒状花からひとつの種ができます。ひまわりの花が終わった後に非常に多くの種が取れるのはこのためです。一方、舌状花は虫を呼ぶための飾りであり、筒状花の受粉を助けます。
ひまわりの種は葉酸・ビタミンE・リノール酸・カリウムなどの栄養を豊富に含み、健康や美容を保つ食品としても注目されています。外側の堅い皮を取り除いた食用のひまわりの種が流通していますが、一輪のひまわりから多くの種が収穫できるため、自分で育ててみてもいいですね。
■ひまわりの花言葉
太陽に恋い焦がれじっと見続けるように動くひまわり。その習性から「あなただけを見つめる」「愛慕」という花言葉を持っています。
夏の輝く太陽を連想させる明るい見た目から、気心の知れた仲の良い友人に贈られることが多いひまわりですが、その花言葉から、ご夫婦や恋人同士の間で贈りあっても素敵です。
また、太陽のような見た目から、「あこがれ」「光輝」という花言葉も持っているひまわり。お世話になった方が還暦など、人生の節目を迎える日に贈ってもいいでしょう。
総じて老若男女を問わず贈ることができるひまわり。もっとも美しく咲き誇る季節である7月生まれの方の誕生日には、ひまわりのフラワーギフトでお祝いしたいですね。
花言葉と文化
どんな花にも必ず花言葉があります。好きな花の花言葉が知りたくなるのはもちろん、贈りものとして花を贈るときにも花言葉を気にする方は多いのではないでしょうか。
今回の花だよりでは、花言葉についてお伝えします。
■花言葉の決まり方
身近な花から道端に咲く花、野菜や果物にまでつけられている花言葉。あまり馴染みのない花にまでつけられていますが、この花言葉は誰がつけているのでしょうか。
花に特別な意味をこめて贈る、という花言葉の先駆けとなった習慣は、17世紀ごろのオスマン帝国(現在のトルコ)が発祥だといわれています。この習慣がヨーロッパで爆発的に広まり、さらに日本へ入ってきたのが19世紀ごろです。
ヨーロッパで花言葉が広まったときには、神話や昔話からつけられたもの、花のもつ特徴から連想されたもの、国や民族の中でその花に対するイメージからつけられたもの、など、様々な理由から花言葉が決められました。そのため、当時から1つの花に複数の花言葉がついていたのは珍しくないようです。
日本に花言葉の概念が伝わって以降は、日本独自の花言葉も数多くつけられるようになりました。新しい品種の花がうみだされたときなどは、生産者や販売会社が決めたり、公募で決められたりします。
花言葉は世界各地での花のイメージに基づいているため、花言葉を知ればその国の文化や逸話などを知ることができるかもしれませんね。
■人気な花の花言葉
・バラ
「美」という花言葉をもつバラ。これは、海から美の女神ヴィーナスが生まれたときに、大地が負けじとバラを生みだした、というギリシャ神話のエピソードからつけられています。
・ガーベラ
可愛らしく、明るい色の花が多いガーベラ。「希望」「常に前進」という前向きな花言葉がつけられていますが、これは見ているだけで明るい気持ちになれるガーベラの花姿からつけられました。
・ユリ
「純潔」の花言葉は白ユリが聖母マリアの象徴であることから、「威厳」の花言葉は威風堂々としたユリの花からつけられたといわれています。
・ヒマワリ
成長期には太陽を追いかけるように花を動かすヒマワリには「私はあなただけを見つめる」という花言葉がつけられました。太陽神アポロンに恋し、ヒマワリへと姿を変えてしまった水の精クリュティエの神話も元になっています。
■春の花の花言葉
・チューリップ
誰を選んでも、残った2人が悲しむであろうことを憂いた少女は、花の女神に頼んで自らをチューリップに変えてもらいます。そのとき、王冠は花に、剣は葉に、財宝は球根になったといわれています。
この話がもととなって、チューリップには「思いやり」という花言葉がつけられました。いつでも優しいあの人の誕生日やお祝いには、チューリップがぴったりですね。
・桜
「すぐれた美人」は、桜が古くから花の代表として親しまれていたためにつけられた花言葉だといえるでしょう。「精神美」もいかにも日本的な花言葉に思えますが、アメリカの初代大統領ジョージ・ワシントンが子どもの頃、父親が大切にしていた桜を誤って傷つけてしまい、そのことを正直に告白したという逸話からとられています。
外見、内面を問わず、美しい方への贈りものとして、桜のフラワーギフトを贈ってみては。
・ラナンキュラス
また、「名誉」「名声」という花言葉も特徴的。この花言葉は、フランス王ルイ9世が花好きの母親のために、遠征先の西アジアから持ち帰ったという話からつけられています。
魅力にあふれる心優しい方には、ラナンキュラスのフラワーギフトでお祝いしませんか。
真夏に楽しむ花ばな
8月に入り、とても暑い日が続いています。普段は日光が大好きな植物も、あまりの暑さにしおれてしまうことも。夏に花を咲かせるものでも、あまりに気温が高いと一時的に花をつくらなくなってしまうものも多いです。
今回の花だよりでは、夏の暑さにも一年でもっとも暑い季節にも彩りを与えてくれるお花を紹介いたします。
■ひまわり
夏を代表する花といえばこれ、といわれるほど人気の高い夏の花です。真夏の暑さにも負けずに元気よく花を咲かせます。
意外なことに品種も豊富で、黄色やオレンジ、濃い赤色など様々な色の花を楽しむことができます。大きさも大小様々なため、地植えだけでなくプランターや鉢、切り花で楽しむこともできます。
東京都清瀬市で毎年行われる清瀬ひまわりフェスティバルでは、約10万本のひまわりを都内で楽しむことができます。2015年は、8月16日~8/30日の期間で開催されます。
■あさがお
こちらも夏を代表する花のひとつ。小学生のころに育てたことがある方も多いのではないでしょうか。赤やピンクの暖色系の花だけでなく、青や紫などの寒色系の涼しげな花を楽しむことができる貴重な花です。
日当たりと風通しのいいところで育てるとぐんぐんと成長します。西洋あさがおと呼ばれる品種は夏の終わりから秋にかけて花を咲かせるため、涼しくなってからも楽しめます。
■マリーゴールド
黄色やオレンジ、赤色など、夏らしい色の花を咲かせる一年草です。水を吸う力が強いため、切り花にしても楽しむことができます。
小型~中型のフレンチ種は真夏になるといったん花を咲かせなくなりますが、大型のアフリカン種は真夏にも花を咲かせます。日光を好むので、日当たりのいいところで育てるようにしましょう。
■ペチュニア
園芸好きな人から多くの人気を集める、初夏から秋にかけて咲く花です。非常に多くの品種があり、花びらの色も多様なため、夏の花壇にさまざまな彩りを与えてくれます。
風通しがよいところを好むため、のびすぎた部分は切り戻して肥料を与えるようにすると秋まで長く楽しむことができます。咲き終わった花が茎に残りやすいため、こまめに取り除くようにしましょう。
暑さの厳しい季節。青々とした葉と美しい花々をつける植物で、見た目に涼しく夏を過ごしましょう。