トルコキキョウ
米寿は何色でお祝い?花束などの88歳におすすめプレゼント・黄色の花の種類
還暦や古稀、喜寿など長寿祝いの1つである、米寿。
今回は、米寿についてご紹介します。
米寿とは
米寿(べいじゅ)は、88歳を迎える方のお祝いです。
数え年で88歳を祝うのが習わしでしたが、現在は満88歳をお祝いすることが多くなっているようです。
「人生100年時代」ともいわれているため、60歳の方はまだまだ元気。
60歳になっても、バリバリ働いている方も多いのではないでしょうか。
そのため還暦は、長寿のお祝いというイメージがなく、お祝いしない方もいらっしゃるかもしれません。
しかし平均年齢が80歳を超えた現代でも、88歳のお祝いである米寿は、家族みんなでお祝いされる方も多いはず。
両親や祖父母、兄弟など周りに88歳の方がいるときは、米寿をぜひお祝いをしてください。
米寿の名前の由来
米寿という名前は、「米」を分解すると八十八となることに由来しています。
日本では昔から「8」は漢数字で書くと「八」で末広がりのため、縁起の良い数字とされていました。
その縁起の良い「八」が2つも付く米寿(88歳のお祝い)は、長寿というだけではなく、縁起のいい歳とされています。
米寿は何色でお祝いする?
米寿は黄色、金色、金茶色などでお祝いすることが一般的です。
米寿という名前の通り、お米(稲穂)から連想される色がお祝いで使われています。
田んぼが身近にない方はお米から、お米から金色が連想されるのは不思議に思う方がいらっしゃるかもしれません。
9月~10月頃、秋になると稲穂が光り輝く様子を見ることができます。
私達が普段食べているお米は、籾(もみ)を籾すりをし玄米になり、玄米を精米し白米にしたものです。
収穫する時期の稲穂・籾は、まだ白いわけではなく、金色・黄色に近い色の殻を被っている状態になります。
数え年と満年齢の違い
数え年と満年齢の違いは「年齢をいつから数え始めるか」です。
数え年の方が、満年齢よりも1~2歳多くなります。
数え年と満年齢の違いを簡単にご紹介します。
- 数え年:生まれた年を1歳と数えて、お正月が来るたびに年齢が増える
- 満年齢:生まれた年は0歳で、誕生日が来るたびに年齢が増える
病院で問診票を書くときや、プロフィールに記入するときなど、日常的に使う年齢は満年齢で書くことが多いかと思います。
満○○歳と記入することもあるかと思います。
先にご紹介したように、近年では満年齢で長寿のお祝い(賀寿)をすることが多いようです。
満年齢で米寿をお祝いするときは、満88歳でお祝いをします。
一方、米寿を数え年でお祝いする場合は、満年齢で87歳となります。
ちなみに60歳をお祝いする還暦は、数え年で61歳・満年齢で60歳となります。
米寿のおすすめプレゼント
ここからは、米寿のお祝いにおすすめのプレゼントをご紹介します。
88歳の方に喜んでいただける、プレゼントをピックアップしました。
花束
米寿のお祝いには、長寿に対する尊敬の気持ちや喜び、これからもずっと元気でいてほしいという気持ちを込めて、花束を贈るのはいかがでしょうか。
お祝いに花束は定番。
花があるだけで、おめでたい雰囲気を演出することができます。
米寿を迎えたおじいちゃん・おばあちゃん、お父さん・お母さんも花束を受け取れば、自分がお祝いされていると伝わりやすいのではないでしょうか。
また88歳の方には、物欲がない方もいらっしゃるかと思います。
プレゼントのリクエストをきいても「欲しいものは特にない」といわれた時は、その場をきれいに彩り、時が来れば咲き切る(枯れる)花は、ぴったりなプレゼントといえます。
ちゃんちゃんこ
長寿のお祝いには、ちゃんちゃんこを着ることが有名です。
米寿のお祝いには、黄色や金色のちゃんちゃんこをプレゼントするのはいかがでしょうか。
ちなみに、ちゃんちゃんことは袖がない綿入りの羽織のことを指します。
主に子供が着るものとされていますが、襟や袖がないため手軽に着ることができるアイテムです。
その便利さと手軽さから、大人用も販売されています。
長寿のお祝い(賀寿)で、ちゃんちゃんこを着ることが多いため、米寿を含め傘寿、還暦などの長寿祝いの色に合わせてちゃんちゃんこを販売している店もあります。
ストールやカーディガン(ちゃんちゃんこの代わりに)
「ちゃんちゃんこは普段着ない」という方や「もっとおしゃれなデザインがいい」という方は、ちゃんちゃんこの代わりに黄色や金色のストールやカーディガンをプレゼントするのもいいでしょう。
ストールのように外出先や自宅で肌寒さを感じた時に、羽織ることができるアイテムをプレゼントするのもよさそう。
おしゃれなデザインも多く、肩や首周りを温める以外に座っているときに、膝にかけておくのもいいでしょう。
またカーディガンは普段使いしやすく、日常的なコーディネートにも取り入れやすいかと思います。
薄手のカーディガンにすれば夏場で、クーラーが効きすぎた場所へ行った際なども温度調節しやすそうです。
座布団・クッション
長寿のお祝いには、ちゃんちゃんこの他に座布団を贈る風習もあります。
黄色や金色など、米寿をお祝いするカラーのクッションや、座布団をプレゼントするのもおすすめです。
椅子や畳に座る時はもちろん、膝の上にクッションや座布団を置くのもいいでしょう。
膝の上にクッションなどがあることで、落ち着くという方も多いようです。
プリザーブドフラワー
「花は好きだけど、88歳になると水やりや世話をするのが大変」という方もいらっしゃるはず。
そんな時は、水やりや花がら摘みなどのお世話の必要がない、プリザーブドフラワーを贈るのがおすすめです。
プリザーブドフラワーは、生花を加工し、長く美しい姿を楽しめるようにした花ギフト。
先に紹介した通り、花束などで使われている生花を加工しているため、生花と変わらない美しさを楽しむことができます。
じっくり観察しないと、見分けがつかないこともありそうです。
またプリザーブドフラワーは、加工する過程で花の色を抜き再度着色をしています。
お花屋さんで見るような自然の色味を再現するだけでなく、パキッとした色鮮やかで濃い色合いの花も流通しています。
プリザーブドフラワーなら、米寿のお祝いの色に合わせて、黄色やラメつきの金色の花をプレゼントすることもできるでしょう。
米寿はあえて祝わないこともある!
88歳のお祝いである米寿を、あえてお祝いしないようにする方もいらっしゃるのだそう。
その理由をご紹介します。
体調を考えて
米寿を盛大にお祝いすることで、お祝いされる本人が疲れてしまうこともあります。
喜んでもらおうと思ったのに、疲れて体調を崩してしまうということは、あってはいけません。
米寿を迎える方の体調を考えて、お祝いしないこともあるようです。
感染症を考えて
米寿は家族で集まり、たくさんの人数でお祝いすることが多いです。
多くの人が集まるとインフルエンザやマイコプラズマ肺炎など、感染症が心配されることも。
88歳になると元気な方でも、若い時に比べて体力や免疫力が低下している可能性もあります。
「米寿を家族でお祝いした後に体調を崩した……」ということがないように、お祝いをしないという選択をする方も少なくないようです。
気が抜けてしまうことを考えて
科学的な根拠はないですが、米寿をお祝いすることで十分長生きしたと感じ「一生懸命まだまだ生きよう」という気持ちが、落ち着いてしまう・気が抜けてしまう、という考えもあるのだそう。
長生きをお祝いされることで、自分が生きた長さに満足してしまうという考えもあるようです。
ただ、平均寿命が80歳を超えた現代でも、米寿のお祝いをできることは、とても多いわけではありません。
人生の大きな節目であり、家族でお祝いすることで「もっと長生きするぞ!」「夜叉孫(やしゃまご)の顔を見るぞ!」と、長生きのモチベーションになることもあります。
米寿を迎える方が周りにいる際は、体調や感染症のことを考慮しながら、お祝いをしたいものです。
※夜叉孫(やしゃまご)は孫の孫であり、ひ孫の子供です。
米寿のお祝いは、いつ・どこでする?
おじいちゃん・おばあちゃんやお父さん・お母さんが米寿を迎えるという方は、いつどこでお祝いするのか悩んでしまうこともあるかと思います。
ここからは、米寿をお祝いする時のタイミングや場所についてご紹介します。
お祝いの時期・いつお祝いする?
誕生日や敬老の日、誕生日から近い土曜日・日曜日で米寿をお祝いすることが多いようです。
ただ米寿のお祝いは、誕生日にすると決まっているわけではありません。
誕生日以外には誕生月の土曜日または日曜日、お正月やゴールデンウィーク期間のうちどこか、お盆休み期間で帰省する時、敬老の日、母の日など家族が揃いやすい日でお祝いすることがおすすめです。
ちなみに、お祝いする時期がある程度決まっている地域もあります。
その時期は地域により異なります。
お祝いをする場所・どこでお祝いする?
88歳になると、急に体調を崩すこともあるかと思います。
また、遠出することが負担になることも。
そのため、自宅で米寿を祝う方が多いようです。
米寿のお祝いで、外出する際はレストランを選ぶ方が多そうです。
レストランや旅館などに食事へ行く場合は、家族で団らんの時間を楽しめるように、個室が用意できたり宴会場が予約できる場所にしたりするのもおすすめです。
米寿をお祝いする機会は、そう多くありません。
せっかくお祝いをするなら、家族全員が集まれる場所を用意するのがいいでしょう。
お祝いの席で意識するもの
ここからは米寿のおじいちゃん・おばあちゃん、お母さん・お父さんをお祝いする場で意識することをご紹介します。
話すときは声は大きめに
88歳になると、今までよりも声が聞き取りにくくなることもあります。
会話をする時は、声は気持ち大きめにすることがおすすめです。
はっきりとゆっくりしゃべると、より伝わりやすくなることもあるでしょう。
体調を気に掛ける
長時間会話をしたり、どこかに外出をしたりすると、体の負担になることもあります。
お祝いをしている最中に「疲れすぎていないかな?」と、体調や疲れを気にかけるようにすると良さそうです。
楽しい話題にする
米寿のお祝いの場では、気持ちが明るくなるような楽しい話題で会話をするようにしましょう。
88年の思い出の中には、辛かったことや大変だったこと、悲しかったこともあるかと思います。
昔のネガティブな気持ちを思い出して、気が沈んでしまわないように、楽しかった思い出や嬉しかった時のことを話すようにするのがおすすめです。
お祝いの場の空気が、明るくなるように意識しましょう。
わかりやすい言葉を使う
言いたいことや、気持ちが相手にしっかり伝えられるように、分かりやすい言葉を使うようにしましょう。
省略された言葉や米寿の方が普段使わないような言葉は、言い換えられるとより伝わりやすそうです。
バリアフリーを意識する
88歳になると、今までよりも足が上がりにくくなり、小さな段差でもつまずきやすくなったという方もいらっしゃるはず。
どこかへ食事に行く時は、バリアフリーになっているかを確認するのが良いでしょう。
また自宅でお祝いをする時は、床にものを置かないようにして歩きやすくするように心がけるのが良さそうです。
食事は硬すぎないようにする
米寿のお祝いで食事をするなら、硬すぎない料理を選ぶようにしましょう。
歯ごたえが良いものは、年齢を重ねると食べにくくなることもあります。
みんなで美味しく料理が楽しめるように、食感にも気を付けるようにすると親切です。
米寿にぴったり!黄色の花の種類
米寿のお祝いに花束をプレゼントしたいと思っている方も、多いのではないでしょうか。
米寿をお祝いする時は、黄色いアイテムが良いとされています。
そこで、ここからは黄色い花の種類をご紹介します。
米寿のお祝いには、周りが明るくなるようなイエローの花でまとめた花束や、フラワーアレンジメントをプレゼントしましょう。
黄色いバラ
上品な雰囲気の黄色いバラは、米寿のお祝いにぴったり。
バラは、香りが良い品種も多いです。
美しい見た目と、良い香りで米寿をお祝いしましょう。
ただ黄色いバラには「思いやり」・「幸福」・「友情」などのポジティブな花言葉がある一方で、「嫉妬」や「妬み」などのネガティブな花言葉も持っています。
プレゼントする時に、ネガティブな花言葉が気になるという方は「米寿のお祝いにぴったりな黄色だったから、黄色いバラを選んだよ!」と、選んだ理由を伝えるようにしましょう。
オンシジューム(オンシジュウム)
ひらひらと蝶が舞っているような、オンシジューム。
洋ランの仲間の1つで、花束やフラワーアレンジメントに使うと、一つ一つの花は小さいものの、全体を豪華な雰囲気にするような存在感があります。
華やかでありながら、かわいらしくなりすぎないオンシジュームは、男性へのプレゼントにもおすすめです。
明るい黄色が、米寿のお祝いを彩ってくれます。
ちなみに、オンシジュームの花言葉には「可憐」・「一緒に踊って」・「気立ての良さ」などがあります。
ひまわり
夏を代表するような花の一つである、ひまわり。
花言葉には「憧れ」や「光輝」などがあります。
太陽のような、丸く大きな花は元気いっぱいで、米寿のお祝いにぴったり。
明るく前向きな雰囲気のひまわりをプレゼントすれば、これからも元気でいてほしいという気持ちを伝えられるように思います。
ひまわりは、夏に米寿をお祝いするという方には、ぜひ入れてもらいたい花の1つです。
菜の花
春の花の一つである、菜の花。
ひまわりと同じく、季節感の強い花の一つです。
花束に菜の花を入れるだけで、ぐっと春らしさや温かさを表現することができそうです。
お花屋さんでは1月~3月頃まで、切り花の菜の花を購入することができます。
早春に米寿をお祝いするという方は、菜の花を花束やフラワーアレンジメントに加えてみてください。
ちなみに菜の花の花言葉は「小さな幸せ」・「元気いっぱい」・「明るさ」・「快活」など。
菜の花には、ポジティブな花言葉がたくさんあります。
イエローガーベラ
黄色いガーベラも、米寿のお祝いにおすすめです。
大人から子供まで人気の高いガーベラ。
花びらをたくさん並べた丸い花姿は親しみやすく、米寿のお祝いを明るく彩ってくれるはず。
ガーベラ全体の花言葉は「希望」・「常に前進」などがあり、イエローガーベラの花言葉は「優しさ」・「親しみやすい」などがあります。
イエローガーベラは、花束やフラワーアレンジメントのメインになることはもちろん、他の花と合わせて脇役としても活躍しています。
イエローカーネーション
フリルのように、ひらひらとした花びらが重なり合った、カーネーション。
チアガールが持っている、ポンポンのようにも見えるかわいらしい花です。
かわいらしくおしとやかな雰囲気で、母の日のギフトとして選ばれることが多いですが、米寿など他のお祝いにもよく選ばれています。
そしてカーネーションは、カラーバリエーションが多い花としても知られています。
「黄色のカーネーション」と一言で言っても、明度・彩度の違う黄色をたくさん楽しむことができます。
カーネーションの中には、花びらの中でグラデーションになっているものや、花びらのふちだけ色が異なるものなどたくさんの品種があります。
そのため、プレゼントする人のイメージに合わせたり、他に組み合わせる花の色と合わせて花色を調整することもできるのです。
米寿にぴったり!高級感がある花の種類
続いて、黄色ではないですが米寿のお祝いにぜひ贈ってもらいたい、高級感のある花の種類についてご紹介します。
胡蝶蘭
高級感があり、上品な胡蝶蘭は米寿のお祝いにおすすめです。
ラン特有の美しい花姿は、多くの人を魅了しています。
開店祝いなどでも贈られることのある胡蝶蘭は、人生の節目になる米寿のお祝いにもぴったり。
胡蝶蘭の花言葉は「幸運が飛んでくる」や「幸せが舞い込む」など素敵なものばかり。
米寿を迎える方に「これからも楽しいことがたくさんありますように」という願いが込められそうです。
ちなみに胡蝶蘭は鉢植えでも販売されていますが、花束やフラワーアレンジメントなどで使う切り花としても流通しています。
ユリ
凛とした美しい姿が、魅力的なユリ。
花束やフラワーアレンジメントにユリが一輪入るだけで、上品で高級感のある雰囲気にすることができます。
ユリはかわいらしくなりすぎないため、男性への贈り物にもよく選ばれています。
「ユリが好き」という男性も多いのだそう。
お父さんやおじいちゃんが米寿を迎えるという方は、ユリを入れた花ギフトをプレゼントするのがおすすめです。
ユリは香りのいい品種も多く、美しい見た目だけではなく、花の香りを楽しんでもらいたいという方にも喜ばれています。
ちなみにユリの花言葉は「威厳」・「無垢」・「純粋」などがあります。
カラー
スラッと伸びた、縦のラインが美しいカラー。
シンプルな花でありながら、高級感のあるカラーは幅広い年代の方から支持されています。
カラーといえば白が有名ですが、チョコレートに似た黒に近いホットチョコレートという品種や、優雅で上品な赤に近いマジェスティックレッドという品種も流通しています。
高級感があり、おしゃれな色合いを楽しめるのです。
おしゃれな色で、しなやかに伸びるカラーを花束やフラワーアレンジメントに加えれば、全体に動きを付けてくれるはず。
カラーの花言葉は「華麗なる美」・「乙女のしとやかさ」などがあります。
トルコキキョウ(ユーストマ・リシアンサス)
ふんわりと広がる、花びらを幾層にも重ねた、トルコキキョウ。
優雅な花姿が、多くの人を魅了しています。
ふんわりと咲いた花も米寿のお祝いにぴったりですが、ぎゅっとねじったような特徴的なつぼみも花ギフトのアクセントになりそう。
そんなトルコキキョウの花言葉は「優美」・「永遠の愛」・「よき語らい」などがあります。
「永遠の愛」は恋人に贈りそうな花言葉ですが、家族で贈り合うのもおすすめです。
「大好き!いつもありがとう」という気持ちを、花言葉で伝えましょう。
トルコキキョウは、1年を通してお花屋さんで購入することができますが、夏の暑さにも強いため、夏に米寿をお祝いする方には特におすすめです。
ちなみにトルコキキョウは別名、ユーストマやリシアンサスと呼ばれています。
お花屋さんで見た時に、ユーストマやリシアンサスと書かれていても、トルコキキョウと同じ花のことを指しています。
88歳の米寿にはお祝いをしよう
今回は、88歳のお祝い「米寿」についてご紹介しました。
掲載している米寿のお祝いに贈るおすすめのプレゼントや、米寿に贈ると良いとされている、黄色の花の種類についてお役に立てれば幸いです。
ご家族やご友人で米寿を迎えるという方がいらっしゃる時には、ぜひ尊敬やさらなる長寿を願って、お祝いをしてみては。
「これからも元気でいてね」という気持ちを込めて、プレゼントを贈りましょう。
菊(キク)の花言葉とお手入れ方法、お祝い・お供えで贈るときのマナー
お供えの花のイメージが強い方も多い、菊(キク)。
しかし実は菊はお供えだけではなく、お祝いでもよく贈られる花なのです。
今回は菊の魅力や花言葉、長持ち方法などをご紹介します。
菊の基本情報
まずは菊がどんな花なのかをご紹介します。
- 学名:Chrysanthemum
- 科・属:キク科・キク属
- 原産地:中国
- 開花時期:9月~11月・主に秋
- お花屋さんで買えるタイミング:1年中・特に10月は品種が多くなる
- 花の色:白・黄色・赤・ピンク・オレンジ・紫・グリーンなど
- 花持ち:良い
菊は中国が原産で、カラーバリエーションが多い花の1つです。
イメージの強い白以外にもピンクや赤、グリーンなど花色の種類が豊富。
またカラーだけではなく和菊や洋菊など、咲き方も種類が多く、さまざまな品種から選べるのも菊の嬉しいポイントです。
咲き方・花のサイズ・花の色などのバリエーションが豊富で、たくさんの品種の中から気に入った菊を贈ることができます。
品種によって見た目が異なるので「これも菊なの⁈」と思うことも。
お花屋さんに立ち寄るときは、どんな菊があるのか注目してみてください。
加えて秋に開花する菊ですが、お花屋さんでは1年を通して販売されており、目にすることも多いのでは。
菊は誕生日のプレゼントやお墓参りなど、幅広い種類で活用されています。
そのため、お花屋さんの中では他の花よりも多く入荷しているところもあるのだそう。
もしかするとほかの花よりも、目に触れる機会が多いかもしれませんね。
菊(キク)の別名は?
お花屋さんで「菊かと思ったけど、マムという名前で売られていた」という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、マムは菊の別名です。
菊は大きく2種類に分けられています。
- 和菊:日本で開発された菊
- 洋菊:欧米で改良されて日本へ伝わった菊
この、欧米で改良され日本に伝わった洋菊のことを、一般的に「マム」と呼んでいます。
これは、菊の学名である「Chrysanthemum(クリサンセマム)」が略されて「マム」になったとされたとされています。
比較的有名なピンポンマムやポンポンマム、スプレーマムなどは聞いたことがある方も多いのでは。
お花屋さんで「マム」という名前があったときは、ぜひ注目してみてください。
ちなみに、オーストラリアなどの国では母の日にマムを贈るのだそうです。
その理由はお母さんを意味する「Mum(マム)」と菊の「Mum(マム)」が同じスペル・同じ音だから。
また母の日のある5月は、オーストラリアでは秋なので、季節の花を贈るという意味もあるといわれています。
日本では母の日にはカーネーションが王道のプレゼントとされていますが、母の日のプレゼントにマムを入れてみてもいいかもしれませんね。
カラフルなマムを束ねて、お母さん(Mum)への大好きな気持ちを表現してください。
11月6日はマムの日です。
マムの日に決まった理由は、語呂合わせから。「11」→「いい」
「06」→「マム」菊・マムを飾ってみたいという方は、マムの日など植物の記念日をきっかけにするのもおすすめです。
いいマムの日。お供えだけではない菊の良いところとは?
いいマムの日についてご紹介します。気になった方はマムを贈ってみよう!
菊はいつから日本に渡った?不老長寿の花とされていた?
「菊」と聞いて、どんな花なのかがイメージできる方が多いのではないでしょうか。
花姿がイメージできるくらい、菊は日本で親しまれている花なのです。
そんな菊の歴史は古く、奈良時代には菊は日本に伝わっていたとされています。
ただ、当時の菊は現在のように、多くの人が手軽に手に取れる花ではありませんでした。
貴重な花の1つとされ、菊は観賞用としてだけではなく、薬用としても育てられていたのだそうです。
菊が文献に登場するのは、平安時代に作られた「古今和歌集」です。
紀友則は古今和歌集の中で、「露ながら折りてかざさむ菊の花老いせぬ秋の久しかるべく」と歌っています。
歌の意味は「露を置いたままの菊の花を折って頭に飾りとして挿そう。老いることのない秋がいつまでも長く続くように。」で「老いることなく若くいられるように、露が付いたとしても菊の花を髪に飾ろうと思う」という歌です。
この歌からもわかるように、菊は不老長寿の花とされていたのだそう。
不老長寿の花と考えられていたことと、菊の美しさが貴族の中で広まり、旧暦9月9日は菊の節句(重陽の節句)とよばれるようになりました。
旧暦9月9日は現在の10月頃ですが、今も9月9日は菊の節句(重陽の節句)とされ、3月3日の桃の節句(上巳の節句)や5月5日の菖蒲の節句(端午の節句)と同じように行事として残っています。
江戸時代に入ると、貴族だけではなく庶民にも人気が広がっていきました。
江戸時代は園芸ブームがあり、その前からされていましたが菊の品種改良がさらに加速していったのだそうです。
そのため江戸時代に菊の品種が特に多くなったとされています。
菊(キク)の色別花言葉
菊は、色ごとにそれぞれ花言葉があります。
いつもは素直に伝えられない気持ちや、プレゼントする相手のイメージを花言葉に託して、贈ってみませんか。
- 菊全体の花言葉:高貴・高尚・高潔
- 赤い菊の花言葉:あなたを愛する
- 白い菊の花言葉:誠実な心・慕う
- ピンクの菊の花言葉:甘い夢
- 黄色の菊の花言葉:長寿と幸福・わずかな愛
- 紫の菊の花言葉:夢が叶う・私を信頼してください
- オレンジの菊の花言葉:長寿・幸福
菊全体の花言葉は「高貴」などプレゼントにもぴったりな花言葉を持っています。
かわいらしすぎず、ロマンチック過ぎないので、目上の方への贈り物にもよさそうです。
また色別にみていると、赤い菊は「あなたを愛する」などの花言葉が付いています。
告白やプロポーズに赤いバラを贈るイメージがありますが、花言葉で見ると赤い菊もよさそうですね。
和風なデザインでまとめたいときは、ワンポイントとして赤い菊を使うのもいいでしょう。
また、黄色の菊は「長寿と幸福」という花言葉があります。
誕生日などのお祝いはもちろん、黄色の菊はお正月に飾るフラワーアレンジメントにもよく活用されています。
1年の始まりに「長寿と幸福」という花言葉を持った黄色の菊はぴったりですね。
しかし黄色の菊は良い花言葉がある一方、「わずかな愛」というネガティブな花言葉も持っています。
お祝いでプレゼントするときや、お供えの花束で加えるときに「わずかな愛」という花言葉が気になるという方もいらっしゃるのでは。
その際は、伝えたいポジティブな「長寿と幸福」という花言葉を伝えるようにしましょう。
伝えたい花言葉をメッセージカードに書いたり、渡すときに直接伝えたりするのもいいですね。
また花言葉で選んでいないときは、黄色の菊を選んだ理由を贈る相手に伝えるようにしましょう。
そうすれば、誤解されることなく花を贈ることができます。
菊の花言葉の由来
ここからは、菊の花言葉の由来についてご紹介します。
菊の「高貴」・「高尚」・「高潔」の花言葉は菊の花の気品あふれる見た目からつけられたといわれています。
また天皇家の紋に、菊がデザインされていることが由来とも考えられています。
後鳥羽上皇が特に菊の花を好んでいたことが、皇室の紋章になるきっかけだったとされています。
これは鎌倉時代のことです。
ちなみにパスポートに描かれている紋は「十六菊(じゅうろくぎく)」といいます。パスポートにも、菊の花がデザインに使われているのですね。
菊(キク)のお手入れ・長持ちさせる方法
菊(キク)をもらったときに、気になるのが長持ちさせる方法・お手入れ方法ではないでしょうか。
もともと菊は長持ちする花の1つですが、お手入れをすればもっと長く観賞することができます。
プレゼントでもらったときや、哀悼の意を込めて贈ってもらった花なら、なるべく長持ちさせたいですよね。
そこで、ここでは菊の長持ち方法をご紹介します。
低い位置に付いている葉は取り除く
花瓶に菊を飾る時は、茎の下の方に付いている葉を取り除くのがおすすめです。
花瓶に生ける前に、葉をチェックするようにしましょう。
葉が水に浸かっていると、そこから花瓶の水が汚れていってしまいます。
水に浸かりそうな茎の下の部分についている葉はあらかじめ取り除き、なるべく花瓶の水をきれいに保てるように工夫しましょう。
花瓶の水を1日1回取り換える
少し手間ですが、1日1回花瓶の水を取り換えることで、花持ちがぐんと良くなります。
菊の花が吸い上げる水を清潔に保つ方が、長くきれいな状態を保つことができるのです。
水を換えるタイミングで花瓶を洗う
花瓶の水を取り換えるタイミングで、花瓶の中を洗うようにしましょう。
水で洗い流すだけではなく、食器用洗剤で花瓶を洗うことがおすすめ。
水を毎日取り替えていても、花瓶の中がきれいでないと水が汚れてしまいます。
花を長く飾っていると、思っているよりも花瓶の内側がヌルヌルしていることもあります。
菊が吸い上げる水を清潔に保つために、花瓶の中も洗ってみてください。
2日に1日程度、切り戻しをする
水換えを行うタイミングで、切り戻しをするとより長くきれいな菊を楽しむことができます。
切り戻しとは、花が水を吸いやすくするために茎の根元から2~3cmのところでカットする花持ちをよくする方法です。
通常、切り戻しはハサミやカッターなどで茎をカットしますが、菊はハサミなどを使わずに手で折った方が水を吸い上げやすくなるといわれています。
ポキッと、茎を手で折ればOKです。
スパッときれいな切り口ではなく、茎から繊維が出ているような折り方にするのがポイント。
菊の切り戻しをハサミで行わない理由は、ハサミでカットするとほかの花に比べて菊の茎の断面が潰れやすいためです。
また、茎から繊維が出ている方が水を吸い上げやすいとされています。
ただ茎が細い時や柔らかい場合は、手で折ることは難しいかと思います。
手で折れない時は、ハサミやカッターなどで茎をカットして切り戻しを行ってください。
「手で折れないから」といって切り戻しを行わないよりは、ハサミなどを使い切り戻しを行った方が花持ちが良くなります。
ちなみに 2日に1回と書きましたが、茎に長さがあるときは1日1回、茎が短いときはできるときに、など菊の長さに合わせて頻繁に切り戻しを行ってください。
茎の切り口が新しくなることによって、水を吸い上げやすくすることができます。
十分に水を吸い上げられることによって、花までたっぷりの水が行き渡るため、花持ちが良くなります。
弱った葉や花・変色した花びら・葉は取り除く
葉の色が変色したり、しなしなと弱っている葉がある時は気がついた時に取り除くようにしましょう。
もらった時は全て元気な葉だったとしても、飾っているうちに葉が弱ることがあります。
水換えを行うタイミングで、葉や花の様子を確認するようにしましょう。
特に菊の花びらの裏側は、傷んでいても気付かないことがあります。
花を花瓶から取り出す際に、花びらの裏側もチェックできるといいですね。
菊はお祝いに贈ってもいい?
「菊」と聞くと「お供えで贈るイメージが強い」という方もいらっしゃるかと思います。
しかし、実は菊の花はさまざまなお祝いで贈られているのです。
ここでは、菊の花をぜひプレゼントしたいお祝いをご紹介したいと思います。
お正月
菊の花はお正月に飾る花束やフラワーアレンジメントで、よく選ばれています。
菊は昔から神聖な花とされており、邪気を払う力を持つと考えられていました。
そのため、新しい年を迎えるお正月には、縁起物として菊の花を飾ることが多いのです。
新年の挨拶をしに親戚の家に行くという方は手土産として、また年始の挨拶として菊の花を使った花ギフトを持っていくのもいいでしょう。
菊と一緒に松や千両を使った、お正月らしいデザインの花をプレゼントしてみてください。
もちろん自宅に、菊を使った花束やフラワーアレンジメントを飾るのもお正月にぴったり。
お正月は菊を含めた植物を飾り、華やかにスタートしたいですね。
敬老の日
秋に旬を迎える菊は、9月第3月曜日にある敬老の日のプレゼントにもぴったり。
オレンジや赤など、秋らしい色合いの菊を使えば秋を感じられるデザインにすることもできるでしょう。
そして菊の花は長寿を願う花と知られており、おじいちゃん・おばあちゃんへの贈り物にも人気があります。
「いつまでも元気でいてね」や「長生きしてね」という思いを込めて、花束やフラワーアレンジメントに菊の花を加えてプレゼントしましょう。
また、丸い花姿が可愛らしいピンポンマムを使うことで、満月を表現することができます。
お月見を行う十五夜は、年によって日付が変わりますが、敬老の日に近いこともあります。
年によっては敬老の日当日や、前日が十五夜になることも。
十五夜が近い時には、菊で満月を表現したデザインの花ギフトを敬老の日にプレゼントするのも喜ばれそうです。
七五三
子供の健やかな成長を祝い、祈願する七五三。
一般的に七五三のお参りは11月15日に行われることが多く、男の子は3歳と5歳(5歳だけの時もある)、女の子は3歳と7歳にお祝いをします。
菊の花は邪気を払う力を持つと考えられているため、子供のこれからの健やかな成長を願い、七五三のお祝いには菊を使った花束やフラワーアレンジメントをプレゼントすることがおすすめ。
「菊の花」と聞くと、大人っぽいイメージがあるという方も多いかもしれません。
しかし菊は種類が豊富で、小さな花がかわいらしいスプレーマムや、丸くてボールのような形のポンポン菊・ピンポンマムなどもあります。
花色も豊富でピンクや赤などだけでなく、花びらの中でグラデーションになっている菊もあるため、子供が喜びそうなデザインに菊を加えることもできます。
また七五三には、着物を着て撮影するという予定がある方もいらっしゃるのでは。
着物を着た撮影があるという方は、菊を使った和風なデザインの花束を用意するのがおすすめです。
千歳飴と花束を持った、かわいいお子さんを撮影することができます。
そして菊の花を髪飾りとして使うのもいいでしょう。
美しい菊の花が、晴れの日をより華やかに彩ります。
菊は成人式の髪飾りなどにも、よく使われています。
結婚祝い・ウェディングブーケ
品があり華やかな菊は、結婚祝いにもおすすめです。
和風なイメージが強い菊の花ですが、実は洋風な花とも相性が抜群。
品格があり縁起も良い菊は、大切な結婚祝いにもぴったりなのです。
菊とバラ、菊とカラーなどの組み合わせも素敵で、さまざまな花と合わせられるのも菊の強みです。
結婚式が和装の方は、ブーケに菊の花を使うことも多いです。
白い菊は上品で美しく、さまざまな品種を使いながら菊だけでブーケを作ることもあるのだそう。
ちなみに上の写真は、菊で作られたボールブーケです。
ボールブーケは、ウェディングブーケに使われるスタイルの1つ。
花束のようなスタイルではなく、名前の通りボールのように丸く立体的に花を生けていくスタイルです。
またウェディングフォトで、白無垢や色打掛を着るという方は、菊を使った花束と一緒に撮影することも多いようです。
菊は上品で、美しいポイントになりそうですね。
結婚記念日
あらためて夫婦で感謝や愛を伝える結婚記念日には、菊の花を使ったゴージャスな花束やフラワーアレンジメントを贈るのもおすすめです。
妻や夫などパートナーに贈る愛の花というと「バラ」のイメージが強いですが、先にご紹介した通り、赤い菊には「あなたを愛する」という花言葉があります。
普段恥ずかしくて妻や夫に愛を伝えられていないという方は、花言葉に気持ちを込めるのも喜ばれそうです。結婚記念日にバラを贈ることが定番になっているという方や、雰囲気を普段と変えたいという方は菊の花をプレゼントしてみてください。
菊をメインにするのではなく、他の花を主役に菊を脇役として加えるのも魅力的。
菊は品種によってかわいらしさを抑えることもできるので、夫へのプレゼントとして贈るのもおすすめです。
お祝いの花として、菊を贈るときに合わせたい花
ここからは菊(キク)と合わせたい、花の種類を花言葉と一緒にご紹介します。
菊をお祝いで贈りたいと思った方は、参考にしてみてください。
スターチス
▲シネンシス系のスターチス
かすみ草のように名わき役としてつかわれる、スターチス。
スターチスという名前は、正確にはイソマツ科リモニウム属の植物の総称です。
昔の属名がスターチスという名前でした。
小さめの穂状の花を付け、品種はとても多いです。
品種の系統は大きく2つに分かれていて、シヌアータ系とシネンシス系があります。
▲シヌアータ系のスターチス
シヌアータ系は、花が集まって咲きます。
茎の先に集まって咲いた花の様子は、歯ブラシのように見えることも。
シネンシス系はハイブリッドスターチスとも呼ばれており、かすみ草のように細かく枝分かれをしてたくさんの小さな花を楽しませてくれます。
どちらも花持ちがよく夏場でも長持ちするため、花束やフラワーアレンジメントに1年を通して、よく使われています。
スターチスの花言葉である「変わらぬ心」・「永久不変」の由来は、スターチスの花姿が長い間変わらないことが由来といわれています。
スターチスは全体的に乾燥していて、花がしおれたりすることなく、知らぬ間にドライフラワーになっていることも。
花が色あせたり、しおれたりすることが少ないことがスターチスの特徴です。
バラ
- バラの花言葉:愛・美
- 赤いバラの花言葉:あなたを愛しています・情熱
- ピンクのバラの花言葉:感謝・しとやか・上品
- オレンジのバラの花言葉:絆・幸多かれ・信頼
花の女王と呼ばれている、バラ。
圧倒的な人気がある花の1つで、もらって嬉しくない人はいないかもしれません。
花の中でも有名で、カラーバリエーションが多く、さまざまなお祝いにもよく活用されています。
香りのいい品種も多く、バラを使った花束やフラワーアレンジメントを贈ることで、フローラルな香りも届けられそうです。
そんなバラと菊を合わせることで、豪華なお祝いのプレゼントにすることができます。
菊は和風・伝統的というイメージがある方も多いかと思います。
しかし菊は品種を選ぶことで、洋風なデザインにすることもできます。
特にバラと合わせるなら、花の中心が見えなくなるほどたくさんの花びらが重なりあって咲くデコラ咲きのマム(菊)がおすすめです。
バラと菊の花の咲き方の違いが、デザインの幅を広げます。
カラー
- カラーの花言葉:華麗なる美・清浄・乙女のしとやかさ
- 白いカラーの花言葉:清純・清浄
- オレンジのカラーの花言葉:歓喜
- 紫のカラーの花言葉:夢見る美しさ
- 黄色のカラーの花言葉:壮大な美
カラーという花の由来は、ギリシア語で「美しい」という意味の「カロス」が語源とされています。
美しさがカラーの名前の由来になっているのですね。
ちなみに、花びらのように見える部分(仏炎苞)が、修道女の襟(カラー)のように見えたという説もあるようです。
ウェディングブーケに使われる洋風でスラッとした姿は、スタイリッシュな印象。
白いデコラ咲きのスプレーマムと、スッと書いた線のような白のカラーを合わせることで、シンプルでモダンなデザインにすることができます。
上品な雰囲気で、目上の方への贈り物としてもおすすめです。
またグリーンのスプレーマムと、白のカラーを合わせれば爽やかで夏の時期にもぴったり。
見ているだけで癒されるような、ナチュラルなデザインになりそう。
カラーも菊(マム)も女性だけでなく、男性からも人気があります。
男性へ花をプレゼントするときは、菊(マム)とカラーの組み合わせは候補にしてみてください。
トルコキキョウ
- トルコキキョウの花言葉:優美・よい語らい・希望
- ピンクのトルコキキョウの花言葉:優美
- 紫のトルコキキョウの花言葉:希望
- 白のトルコキキョウの花言葉:思いやり
トルコキキョウは、フリルのような花びらを重ねた八重咲きと、シンプルでカップのように見える一重咲きがあります。
特に八重咲きは柔らかな印象で、ふんわりとした雰囲気でお祝いの贈り物に選ばれることも多いです。
そんな華やかなトルコキキョウは開花した様子も魅力的ですが、つぼみも特徴的です。
つぼみは、きゅっとひねったような形をしています。
花束やフラワーアレンジメントにトルコキキョウのつぼみを加えることで、デザインのワンポイントになるでしょう。
筒状の花びらが隙間なく咲いているスパイダー咲きの菊(マム)と、八重咲きのトルコキキョウを合わせることで、おしゃれでダイナミックなデザインを作ることができます。
淡いピンクのトルコキキョウと、くすみ系の黄色・オレンジ色のマムを合わせると、落ち着きのある雰囲気に仕上げることも。
おしゃれで温かみもあるので、秋に贈るプレゼントにもおすすめです。
ちなみに秋らしさを演出した時に、菊と合わせたい花はこちらで紹介しています。
菊の旬は、秋。
秋に大切な方の結婚記念日や誕生日がある方は、ぜひプレゼントしてみてください。
いいマムの日。お供えだけではない菊の良いところとは? マムと一緒に合わせて贈りたい、秋・特に11月に旬を迎えるお花をご紹介。 |
お供えで菊を贈ることが多い?
菊はお祝いだけでなく、お供えでも贈られることもあります。
ここからはどんな時に菊(キク)が選ばれているのかをご紹介します。
葬儀・お葬式
お葬式で見るスタンド花・祭壇に、よく菊が使われています。
お供えで使われる菊の色は、白やグリーンが多いです。
見たことがあるという方や、イメージがあるという方も多いのではないでしょうか。
葬儀・お葬式で菊が使われる理由は、菊が格式高い花であることや、花の香りがお香に似ているからとされています。
お供えする理由は諸説あり、ほかにも菊は長寿の花ともいわれているため、ご遺族の健康を願う意味があるなどもいわれています。
お墓・仏壇
お墓や仏壇でも、菊はよく供えられています。
故人が亡くなってから四十九日までは、菊などを含めた白い花でまとめてお供えをします。
一周忌など四十九日以降は、優しい色の花をお供えすることが一般的です。
お供えでは菊の中では和風な中菊などが、よくお供えされています。
お供えする理由はお葬式などでご紹介したように、菊が格式高い花であり、香りがお香に似ているからなどの理由があります。
また、菊は花持ちが良いことなどもお供えされることが多くなった理由といわれています。
お供えの花として菊を贈るときに合わせたい花
菊だけをまとめることもありますが、お供えの花束や枕花などには菊と他の花を合わせることも多いです。
ここからは四十九日法要やお墓参りなどで、菊と一緒にお供えされることの多い花の種類をご紹介します。
ユリ
ユリは、よくお供えに選ばれています。
お祝いでも多く使われる花ですが、その凛とした花姿はお供えにも適しています。
特に白いユリは、お供えの花束やフラワーアレンジメントのメインとして使うことが多いです。
開花したユリの花は大きく堂々としていますが、つぼみも他の花に比べて大きく見栄えが良いです。
そのため咲いた姿だけではなく、つぼみも花束やフラワーアレンジメントのポイントとして生けられることも多いです。
またユリは他の花よりも花持ちがよく、長く花を楽しませてくれることが多いです。
つぼみだったユリが、飾っているうちに開花することもあります。
長く観賞できるユリの美しい姿が、優しくご遺族を癒してくれるでしょう。
リンドウ(りんどう)
- リンドウ全体の花言葉:勝利・正義・誠実・悲しんでいるあなたを愛す・あなたの悲しみに寄り添う
- 白いリンドウの花言葉:貞操
- 青紫・青いリンドウの花言葉:満ちた自信・寂しい愛情
- ピンクのリンドウの花言葉:愛らしい
秋の花として知られているリンドウは、お供えでも活用されています。
特に7月または8月に行われるお盆や、9月のお彼岸でリンドウはお供えの花として選ばれることが多いです。
爽やかさを感じさせるリンドウの青い花が、夏にあるお盆で特に選ばれています。
お盆の期間に仏壇などへ供える花としてはもちろん、実家に帰省できないという方が「お供えの花だけでも」と、贈る際にリンドウが選ばれることが多いのです。
故人が亡くなってから4四十九日以降は、グリーンや紫、ピンクなどの花を使い、白に優しい色合いを加えたデザインをお供えすることが一般的。
そのため白い菊と青・紫のリンドウを合わせることも多いのです。
他には、先に紹介したユリをメインにグリーンの菊とリンドウを加え、落ち着いた色合いにするお供えなどが好まれています。
また秋の花の代表でもあるリンドウは、9月のお彼岸ではワレモコウと菊、ススキ、リンドウを合わせて秋らしいデザインのお供えに活用されることもあります。
ちなみにリンドウがお供えで選ばれる理由は「悲しんでいるあなたを愛す」や「あなたの悲しみに寄り添う」という優しい花言葉があることも関係しています。
大切な方を亡くし寂しい思いをしている遺族に、花言葉に気持ちを託し贈ることで「リンドウが少しでも心を癒せれば」という願いを込めるのです。
カーネーション
- カーネーションの花言葉:無垢で深い愛
- 白いカーネーションの花言葉:あなたへの愛情は生きている・純潔の愛・尊敬
- ピンクのカーネーションの花言葉:感謝・温かい心
- 赤いカーネーションの花言葉:母への愛・愛を信じる
母の日の贈り物として定番になっている、カーネーション。
カーネーションは母の日をはじめ、誕生日などのお祝いの贈り物としても活用されますが、お供えとしても選ばれることが多い花の一つです。
四十九日以降はお供えの花は白だけではなく、優しい色味を加えた花を供えるのが一般的。
カーネーションはカラーバリエーションが豊富であり、仏壇に供えることの多い色の組み合わせをカバーすることができるのです。
仏壇やお墓に花を供える時は、白・黄色・紫・ピンク・赤の組み合わせや、白・黄色・紫の組み合わせにすることがあります。
カーネーションは紹介した白・黄色・紫・ピンク・赤のすべての色が流通しています。
お供えの花のバランスを見て、もう1色足したいという時はカラーバリエーションが豊富なカーネーションを加えると良いでしょう。
菊も花色が多く、同じピンクでも濃いピンクやくすんだピンク、花びらの中でオレンジ色にグラデーションしていくピンクなど、花の色が豊富です。
さまざまな色が流通しているカーネーションなら、お供えしたいと思った菊の色に合わせることもできそうです。
▼四十九日以降の一周忌の法要などで白以外の花をお供えする理由は?
一周忌は故人が好きだった色の花を供えよう 一周忌なら四十九日よりも明るい色の花でお願いすることが多い。その理由は? |
▼四十九日法要で用意するお花について知りたい
四十九日にお供えする花のマナーとは?予算や色は? 四十九日法要に初めて参加するときや、お供えのお花を用意したいと思っている方は参考にしてください。 |
▼菊を使ったお供えはこちら
お祝いでもお供えでも人気な菊(キク)のまとめ
今回は、菊(キク)についてご紹介しました。
お供えのイメージが強かった方も、この記事を読んでお祝いでも使われていることも知っていただければ幸いです。
- 菊は花持ちが良く長く飾れる
- お供えに限らず、お祝いでもよく使われている
- 菊の花言葉は「高貴・高尚・高潔」
- 洋菊を「マム」と呼ぶこともある
- 菊は縁起が良く長寿を願う花として知られている
ぜひ、プレゼントに菊を贈ってみてくださいね。
愛妻の日はどう過ごす?妻に感謝と愛情を!夫婦の特別な日には何をする?
突然ですが、奥さまに「愛している」や「大好きだよ」と伝えていますか?
夫にとって大切な家族の一人であり、パートナーでもある妻に、愛情を伝えられていない方は多いのではないでしょうか。
「あ…確かに最近言えてないかも……」と、思った方は愛妻の日に気持ちを伝えてみてください。
「愛しているよ」や「大好きだよ」と改めて伝えるのが恥ずかしいという方は、愛妻の日などの記念日を利用してみるのもおすすめです。
愛妻の日とは
愛妻の日が、どんな記念日なのかをご紹介したいと思います。
愛妻の日はいつ?
愛妻の日は毎年1月31日です。
どうして1月31日?
愛妻の日は1月31日の語呂合わせで、1がアルファベットの「I(アイ)」で、31を「サイ」と読めるため、決定しました。
語呂合わせで覚えるのはもちろん、1月最終日と覚えるのも忘れにくそうです。
由来・目的
愛妻の日を制定したのは、日本愛妻家協会です。
「妻というもっとも身近な存在を大切にする人が増えると世界はもう少し豊かで平和になるかもしれない」という思いから、愛妻家を増やすことを目的に愛妻の日は制定されました。
1月31日には、普段は妻になかなか気持ちを伝えられていないという方だけでなく、いつも思いを伝えているという方も感謝や愛をあらためて伝えたいですね。
愛妻の日はお祝いする?
誕生日のように「おめでとう!」という記念日ではなく、あらためて妻に感謝や愛情を伝える記念日です。
盛大にお祝いするというよりは、妻に日頃のお礼や変わらぬ愛を伝えましょう。
愛妻の日の過ごし方
愛妻の日は夫婦でどのように過ごせばいいのか、迷ってしまうという方におすすめの過ごし方をご紹介します。
参考にしてみてください。
夫婦で過ごす時間を意識
仕事や家事で忙しく、妻と一緒にいる時間が作れていないという方は、まず愛妻の日に夫婦で過ごせる時間を確保するようにしましょう。
普段一緒にいる時間をなかなか作れないという方は、妻といる時間を作ることによってあらためて妻の思いや最近はまっていること、愛おしいと思えるところなどを知ることができるかと思います。
何かを成し遂げる・夫婦で何か特別なことをするのもいいですが、一緒にテレビを見たり食事をしたり同じ時間を共有するのもいいでしょう。
テレビ番組を見ていて妻が笑うところや、何気なく話している内容などから、普段忙しいために見えていなかった気持ちや思いを感じることができるでしょう。
妻とのコミュニケーションを深める
愛妻の日にはぜひ、夫婦で会話をしてみてください。
会話の内容は最近はまっていることや、どんなことが起きたかなど近況報告からでもOKです。
楽しかったことや今悩んでいることなど、妻とのコミュニケーションを深めることによって妻のことをより知ることができます。
妻は一番身近な存在で、何でも分かっているように思うかもしれませんが、意外と知らないことも多いもの。
「最近、髪の毛を切ったんだよ」や「テレビでやってた、あれが気になっててね…」、「上司からもらったケーキが美味しかったんだよ、今度一緒に食べようね」など日常的な会話から話を深めていきましょう。
「実は、食の好みが変わっていた!」なんてこともあるかもしれません。
妻の好物を買ってきて「あ、それは、昔好きだったんだよね。懐かしいなぁ」といわれないように今の妻の好みも把握できるといいですね。
ゆっくり話していけば、今まで言えていなかった思いや感謝の気持ちも伝えやすくなるかと思います。
一緒にリフレッシュ!散歩やランニング
運動が好きという方や、逆に運動をあまりしていないという方も、妻と一緒に散歩やランニングに行くのはどうでしょうか。
体を動かすと、心もリフレッシュすることができます。
近場だったとしても、外出することで室内とは雰囲気が変わり、気分転換にもなるでしょう。
愛妻の日である1月31日はまだ寒いため、室内にいることが多くなるかと思います。
愛妻の日には、外の空気を吸ってリフレッシュしましょう。
早春にあたる1月~2月は、透き通った空気を感じることができます。
夫婦で外の空気を吸い込んで、軽く体を動かしてみてくださいね。
テレビや雑誌などが近くにない分、散歩などで外出すればコミュニケーションをするチャンスも多くなるはずです。
「まだ息が白いね」や「梅の花が咲きそうだよ」と、景色や感じたことを会話のきっかけにするのもよさそうです。
また「運動するために外に出るのはちょっと……」と、思う方は2人で買い物に行き、近くを歩いたり、一緒にスーパーなどの店内を回ったりするのもいいですね。
「普段、買い物は妻に任せきり」という方は、ぜひ一緒に行ってみてください。
プレゼントを渡す
気持ちを伝えたいと思ったら、奥さまにプレゼントを用意するのがおすすめです。
「ありがとうとは思っていても、伝えるタイミングが難しい」と、考えている方もいらっしゃるのでは。
あらためて「いつもありがとう」と伝えるのは少し照れてしまったり、恥ずかしく思ったりすることもありますよね。
そんな時はプレゼントを渡すタイミングで感謝や、愛を伝えましょう。
「いつもありがとう!」と言いながらプレゼントを渡せば、自然な流れで感謝を伝えることができます。
また「これは日頃の感謝の気持ち」と言って、プレゼントを差し出すのもいいですね。
または「愛妻の日のプレゼント」といって渡せは、妻にも自分を思ってくれていることが伝わるでしょう。
何と言ったって「愛妻」の日のプレゼントですから。
身近な人だからこそ思っていることを改めて伝えるのは、恥ずかしいと思うこともあるかと思います。
しかし、言葉にしなければ伝わらない思いもあるはず。
例えば食事や洗濯などの家事、育児など、お礼を伝えなけれないけないのに、実はしっかり伝えられていないことは多いものです。
奥様も言葉で「いつもありがとう」と言ってもらえれば、とても嬉しい気持ちになるはずです。
プレゼントにメッセージカードを添えて「いつもありがとう」と書いておくのもいいですね。
愛妻の日のおすすめギフト
ここからは、愛妻の日に喜ばれるプレゼントをご紹介します。
妻へのプレゼントで悩んでいるという方は、こちらを参考にしてください。
花束・フラワーアレンジメント
愛妻の日の定番のプレゼントは、花束やフラワーアレンジメントではないでしょうか。
花は、何歳になっても嬉しいプレゼントの1つ。
花を受け取ったら、自然と笑顔になってしまうものです。
年齢に関わらず「花が好き」という女性は多く、雑貨や洋服などでも花柄があしらわれていますよね。
愛と感謝を伝える愛妻の日には、花の女王と呼ばれているバラや、香りのいいスイートピー、かわいらしいガーベラなどを使ったフラワーギフトを贈ってみてください。
パッと鮮やかに周りを明るくしてくれるだけではなく、自然の美しさが言葉では伝えきれない思いを伝えてくれます。
また花が飾られているだけで、部屋の雰囲気はぐっと変わります。
部屋に花が飾られていれば、夫婦の雰囲気をより温かく柔らかいものにしてくれるはずです。
もらった花を食卓に飾りながら食べる晩ご飯は、いつもより美味しく感じるかもしれません。
一方で、花は実用的ではないという方もいらっしゃいます。
しかし花束やフラワーアレンジメントを贈る時は、実用的でないにも関わらず購入すればお金がかかります。
そして時間をかけて、どれがいいか選ぶ必要があります。
そのように選ばれた花を受け取ると「自分にはプレゼントしてもらえるだけの価値があるのだ」と、感じることもできるのではないでしょうか。
「美しく香りの良い花をもらって嬉しい!」と思う気持ちはもちろんですが、なくても生きていけるものにお金をかけてもらえるほど愛されていると、あらためて実感することもできるでしょう。
花は人を特別な気分にさせてくれる、ギフトの1つでもあるのです。
おすすめの花の種類は、こちらでご紹介しています。
>>愛妻の日に喜ばれる花
気になった方は合わせてご覧ください。
ケーキやクッキーなどのスイーツ
ちょっとしたスイーツも、愛妻の日のプレゼントにぴったり。
甘いものが好きな奥様へのプレゼントにはケーキやマフィン、クッキー、チョコレート、どら焼きなどのスイーツを贈ってみるのはいかがでしょうか。
スイーツとひとくくりに言っても、種類はさまざま。
ようかんやどら焼きなどの和風なスイーツもあれば、ケーキやクッキーなどの洋風なスイーツもあります。
さらにスイーツの種類によってふわふわ・サクサク・しっとりなど食感が異なり、 メレンゲのようにパクパクと食べられるような軽めのものから、テリーヌのように食べたら意外とお腹がいっぱいになる重めのものまであります。
「妻のスイーツの好みがいまいちわからない」という時は、話題になっているスイーツやこの時期限定のものなどを選ぶのもいいかもしれません。
話題になっているスイーツを選べば、もし100点満点に好みの味でなくても話題の1つにすることができるでしょう。
また流行っているスイーツなら、興味があるという奥様も多いはず。
加えて、期間限定のスイーツもおすすめです。
この時期だけにしか食べることができないのは、特別感が演出できます。
ネックレスやイヤリングなどのアクセサリー
アクセサリーのプレゼントは、女性が喜ぶ定番のギフトの1つですよね。
キラキラとしたネックレスやイヤリングは、女性の憧れのプレゼントでもあるかと思います。
しかしアクセサリーは花やスイーツとは違い、長く使うことができるアイテムです。
また高価なことも多いため、デザインを選ぶ時は慎重に行うことがおすすめ。
「せっかく買ってきたのに、全く使ってもらえない」ということや「プレゼントを開けたときに残念な顔をされた……」ということがあると、プレゼントした側ももらった側も悲しくなりますよね。
そのため妻の趣味や好みがしっかり分かってから、ネックレスやイヤリング、ピアスのプレゼントするのが良いでしょう。
もし「妻の好みはしっかりわからないけれど、アクセサリーをプレゼントしたい」と思っている方は、シンプルなデザインにすることがおすすめです。
どんなファッションなどでも合わせやすい、シンプルなデザインのアクセサリーは使いやすいものが多いです。
大胆なデザインや個性的なデザインを選ぶと、奥さまの好みと合わなかった場合、あまり使ってもらえないかもしれません。
アクセサリーを選ぶときは、妻と一緒に買いに行くのもいいかもしれません。
ハンドクリームやボディークリームなどの保湿系アイテム
まだまだ乾燥が気になる、1月末。
1月31日にある愛妻の日には、ハンドクリームやボディクリームなどの保湿系のアイテムをプレゼントするのもよさそうです。
ただハンドクリームやボディクリームには、香りがついているものがあります。
好きな香りなら癒しにつながりますが、プレゼントしたアイテムが苦手な香りの場合はなかなか使われないことも。
妻の好きな香りがわからないという場合は、無香料のものを選んでもいいかもしれません。
肩やふくらはぎなどのマッサージ機
大きなマッサージチェアではなく、肩やふくらはぎ、目の周りなどパーツのコリをほぐすことができるマッサージ機が販売されています。
近年は肩やふくらはぎだけではなくアイマッサージやヘッドマッサージ、ハンドマッサージなどさまざまな箇所をマッサージできる機械が登場しています。
家事や育児、仕事などで体にコリを感じているという奥様も多いはず。
そこまで場所を取らないものが多いので、部分的に集中して使えるマッサージ機は愛妻の日のプレゼントにもおすすめです。
愛妻の日には、妻の癒しになるアイテムを贈りましょう。
トースターなどのキッチン用品
料理が好きな奥様には、キッチンアイテムをプレゼントするのも喜ばれそうです。
軽くて使いやすいフライパンや海外製のおしゃれなデザインのトースター、凝った料理にも挑戦できそうなハンドブレンダーなど、さまざまなキッチン用品が販売されています。
毎日、食事を作るという奥様にとって、キッチン用品は便利であればあるほど嬉しいものです。
またおしゃれなデザインのキッチン用品を使えれば、日常生活の気分も上がるのではないでしょうか。
実用的であったら嬉しいキッチン用品ではありますが、捉え方によっては「家事をこれからもしろ!」と、言っているように受け取られることもあります。
また「家族全員で使うキッチンアイテムを、妻のプレゼントとして贈られるのは嫌だ」と思うこともあるでしょう。
また使わないキッチンアイテムをプレゼントすると、収納に困ってしまうということも……。
プレゼントする時は、妻の考え方やどんな調理アイテムが足りていないのかを把握して選ぶようにしましょう。
愛妻の日の前に、料理する時に困っていることなどを聴いて、妻の悩みに合わせたキッチン用品をプレゼントするのもよさそうです。
プレゼントは事前のリサーチが重要になりそう。
家族で使える食器
愛妻の日には、家族で使える食器をプレゼントするのもおすすめです。
食事をする時に必ず使うことになる、食器。
定番の料理だったとしても食器が変わるだけで、食卓の雰囲気が変わるはず。
「妻だけ特別に」という意味を込めて、妻専用の食器を贈るのもいいでしょう。
一方で奥様の分だけ食器をプレゼントすると、家族の食事を並べたときの全体の雰囲気と合わなくなることがあるため、プレゼントするなら家族で使える枚数分を準備するのもよさそう。
食器が変われば、毎日より楽しく料理ができそうですね。
ただ食器もキッチン用品と同じく、捉え方によってはマイナスになることも。
またデザインによっては「どうして、これを選んだの?」と、言われてしまうこともあるかもしれません……。
そのため、食器をプレゼントするのは妻の趣味や考え方をよく理解している方に、特におすすめです。
好きなブランドがあるという奥様へのプレゼントには、選びやすいかもしれません。
カップウォーマー
コーヒーなどの飲み物を温かい状態に保ってくれるカップウォーマーも、愛妻の日の贈り物におすすめです。
朝、温かいコーヒーやお茶を入れても家事をしている間に冷めて、飲む頃には冷えているという奥様もいらっしゃるはず。
そんな時に温度を保ってくれるカップウォーマーがあれば、いつでも適温で飲み物を飲むことができます。
まだ寒い日が続く愛妻の日の頃には、温かい飲み物をいつでも飲むことができるのは嬉しいですよね。
商品にもよりますが陶器やグラス、ステンレスのタンブラーなどもカップウォーマーで利用できるのだそう。
コースターと同じくらいの大きさのものも販売されているので、自宅だけではなく職場で使うのもよさそうですね。
愛妻の日に喜ばれる花
愛妻の日に花を贈りたいと思っている方は、おすすめの花の種類を参考にしてみてください。
スイートピー
早春に旬を迎える、スイートピー。
1月31日にある愛妻の日には、スイートピーがちょうど旬を迎えています。
繊細でかわいらしいスイートピーは、愛妻の日の贈り物にぴったり。
カラーバリエーションが豊富でカラフルなギフトを作りたい時も、テーマカラーがある時も活躍してくれます。
淡い色合いが多いと思われがちですが、実はスイートピーにははっきりとした濃い色も流通しています。
淡いピンクや白などのパステルカラーのスイートピーと、濃い紫や赤いスイートピーを合わせて色のコントラストを楽しめる花束にするのもいいですね。
そんなスイートピーの魅力はそのキュートな見た目だけではなく、甘い香りもあります。
他の花よりも香りが強く、花束を持っているとスイートな良い香りを楽しませてくれます。
全体の花言葉:「門出・優しい思い出」など
ピンクのスイートピー:「繊細・優雅」など
白いスイートピー:「ほのかな喜び」など
紫のスイートピー:「永遠の喜び」など
花言葉も素敵なものが多いです。
トルコキキョウ
高級感のある、トルコキキョウ。
上品な雰囲気の花束やフラワーアレンジメントを、妻へプレゼントしたい方におすすめです。
花びらが重なり合いふんわりとした様子は、メインの花として選ばれることも多いですが、他の花と合わせてわき役としても選ばれることもあります。
トルコキキョウはその美しく優しい雰囲気から、お祝いのギフトに選ばれやすい花なのです。
また花持ちが良く、長くきれいな花を楽しむこともできます。
そして開花した姿もかわいらしいですが、トルコキキョウはつぼみが特徴的な形をしています。
くるっとねじったようなつぼみはかわいらしく、フラワーギフトのアクセントになりそうです。
全体の花言葉:「永遠の愛・希望」など
紫のトルコキキョウ:「希望」など
白いトルコキキョウ:「思いやり」など
ピンクのトルコキキョウ:「優美」など
どの花言葉もポジティブなのも嬉しいポイントです。
ユリ
凛とした姿が美しく、存在感があるユリ。
堂々とした姿は、特別な思いを伝える愛妻の日の贈り物にもぴったり。
大人の落ち着いた雰囲気のデザインにしたい時は、特にユリがおすすめです。
また品種によりますが、ユリは香りが強く少し離れたところに飾っていても香りを感じることができます。
「花の香りが好き」という奥さまには、ぜひユリを贈ってみてください。
ユリは花持ちがよく、長く飾ることができる花でもあります。
ちなみに花粉が詰まっている葯(やく)という部分を取っておくとより長持ちするので、開花した状態でフラワーギフトに使う場合はお花屋さんで事前に取り除いてくれることが多いです。
ユリのつぼみが自宅で開花した際は、葯を自分で取り除くようにしてみてください。
全体の花言葉:「純潔・無垢」など
ユリは和風・洋風問わずさまざまなデザインで活用されています。
愛妻の日に贈ったあと和室に飾る予定の方も、部屋の雰囲気に合ったデザインを作ることができます。
他にも、こちらの花もおすすめです。
- バラ
全体の花言葉:「愛・美」など - チューリップ
全体の花言葉:「思いやり」など - ガーベラ
全体の花言葉:「元気・希望」など - カーネーション
全体の花言葉:「深い愛」など - ブルースター
花言葉:「幸福な愛」など - アイビー
花言葉:「永遠の愛」など - かすみ草
花言葉:「感謝」など
色ごとに異なる花言葉や、おすすめの理由はこちらの記事で掲載しています。
愛妻の日~愛・感謝の意味を持つ花言葉~ 愛妻の日にぴったりな花の種類を紹介しています。 |
花言葉で花の種類を選ぶなら?
花には、それぞれ花言葉が付いています。
花の種類によっては、色ごとに異なる花言葉が付いているものも。
愛妻の日には、花言葉で思いを伝えたいと思っている方もいらっしゃるのでは。
こちらでは、素敵な花言葉を持った花の種類をまとめています。
気になった方は、ぜひ併せてご覧ください。
ピンクのバラなど「感謝」という花言葉を持った花を知りたい方はこちら。
「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ 花言葉に「感謝」・「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。 |
愛を伝える花はバラが有名ですが、バラ以外にもたくさんあります。
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 「愛している」を花言葉で奥さまに伝えたい方はこちらをチェック |
愛妻の日には感謝を伝えよう
今回は愛妻の日の過ごし方とおすすめのプレゼントをご紹介しました。
ぜひ愛妻の日には、妻に普段は言えていない気持ちを伝えてくださいね。
「いつも妻の話しをあまり聴けていなかった」という方は、ぜひ愛妻の日に夫婦で会話する時間を作ってみてください。
話をしているうちに「ありがとう」や「愛している」という気持ちを自然と言葉にしているかもしれません。
奥さまにぴったりなプレゼントも事前に準備できていると、より素敵な愛妻の日を過ごせそう。
「忘れないうちにプレゼントを準備したい!」という方は、花キューピットのサイトをぜひのぞいてみてください。
奥さまが喜ぶ、花束やフラワーアレンジメントをご用意しています。
1月30日17時までの注文で、愛妻の日当日にお届けすることができます。
結婚記念日のプレゼントは何が良い?お祝いの方法は?人気の花の花言葉も紹介
今回は結婚記念日に喜ばれる、おすすめのプレゼントと結婚記念日の過ごし方・お祝いの方法についてご紹介します。
おすすめのプレゼントの1つである花については、それぞれの花の花言葉も掲載しています。
結婚記念日に花束やフラワーアレンジメントを渡すという方は、花言葉を意識してみるのもいいかもしれません。
結婚記念日はお祝いするもの?
「そもそも、結婚記念日はお祝いするべきなの?」と、思う方もいらっしゃるかもしれません。
結婚記念日は、ふたりが夫婦そして家族になった特別な日。
ふたりにとって特別な日である結婚記念日は「ありがとう」という気持ちや「愛しているよ」という気持ちをあらためて伝えるために、ちょっとしたことでもお祝いをするのがおすすめです。
日頃思っていても感謝や愛情を伝えきれていないという方は、結婚記念日をきっかけにすれば、思いを伝えやすいのではないでしょうか。
結婚記念日を素直な気持ちを妻や夫に伝えられるチャンスの日と、とらえてもいいかもしれません。
仕事や家事で忙しく、夫婦で会話がなかなかできないという方も結婚記念日はいつもよりも少し時間を取って、ふたり・家族で過ごしてみるのはいかがでしょうか。
お祝いをすることで、結婚した時の気持ちに再び出会うこともできそう。
また、さらにふたりの愛情を深めることもできそうです。
結婚記念日はどう過ごす?お祝いの方法
結婚記念日はどう過ごそうか、どうお祝いしようかと、考えている方はぜひ参考にしてみてください。
プレゼントを渡す
結婚記念日には、妻・夫へプレゼントを用意してはいかがでしょうか。
相手が気になっているものや、好きなものなど相手のことを考えて贈り物を考えてみてください。
プレゼントを受け取った妻や夫はきっと、プレゼントだけではなく考えてくれた時間や自分のことをよく知っていること(好きなものがわかること)も嬉しく思ってくれるはず。
結婚記念日におすすめのプレゼントは、「結婚記念日におすすめなプレゼント」の項目で紹介しています。
悩んでしまうという方は、ぜひ合わせてチェックしてください。
映画館に行く・映画を見る
夫婦になると、ふたりで映画館に行くことは少なくなるのではないでしょうか。
そこで、結婚記念日はふたりで映画を見に行くのがおすすめです。
デートで、映画を見たことがあるという方もいらっしゃるはず。
デートの時の緊張していた気持ちや、恥ずかしかった気持ちなどを思い出すことができるかもしれません。
また、映画の後にお互いの感想を話し合うのも楽しそう。
仕事や家事で生活のリズムが妻・夫でズレていると同じものを見る・体験するということが少なくなってくることも。
同じ映画を見てどう感じるのか話すことはもちろん、一緒に見た映画はふたりにとって思い出になりそう。
レイトショーなど夜まで上映している映画館や、朝早くから営業している映画館もあります。
ふたりの生活リズムに合わせて、時間を調整できそうです。
また映画館に行くのが難しいときは、自宅で映画を見るのも良いですね。
ポップコーンやジュースを用意して、映画館の雰囲気を作るとより楽しそうです。
食事に行く
結婚記念日には、レストランで食事をするのもおすすめです。
日常とは少し違った雰囲気が、特別感を演出してくれそう。
新しいお店を開拓するのはもちろん、ふたりの思い出のお店や、結婚式場が見えるレストランで食事をして結婚式場を少し眺めてから帰るというのもいいですね。
結婚式のときの写真や動画を見る
久しぶりに結婚式の様子や気持ちを、思い出してみるのもよさそう。
幸せいっぱいの様子を見て、あらためて温かい気持ちになれそうです。
結婚式はふたりにとって特別な思い出の1つ。
結婚記念日に振り返るのに、ぴったりですね。
結婚記念日におすすめなプレゼント
ここからは、結婚記念日にぴったりなプレゼントをご紹介します。
プレゼントは何にしようか迷う……という方はぜひ参考にしてみてください。
花束・フラワーアレンジメント
お祝いの場面で欠かすことのできない花束やフラワーアレンジメントは、結婚記念日のプレゼントにもおすすめです。
花は何歳になっても嬉しい贈り物であり、その場をパッと華やかにしてくれる特別なアイテムです。
「花は実用性がない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実用性がないからこそ、お手入れをしても最後には枯れてしまうからこそ、花は嬉しいプレゼントなのです。
雑貨のように何年も飾っておけるわけでもないにも関わらず、プレゼントしてくれることで「自分は大切に相手から思われているんだ」と、伝わるのだと思います。
結婚記念日に、わざわざ花を選んでプレゼント。
結婚記念日を彩るためだけに贈られる花は、特別な贈り物です。
今日を彩るために時間とお金をかけてもらえる存在であると、大切にしたい相手であると妻・夫に伝わるはず。
花ギフトは特別な相手に贈りたい、プレゼントなのです。
また、花は美しい見た目だけではなく、香りも楽しませてくれます。
香りは人の記憶に最も残るとされているため、結婚記念日に良い香りの花束やフラワーアレンジメントを贈れば、忘れられない思い出になりそうです。
ケーキ
美味しいケーキをふたりで食べるのも良いですね。
結婚記念日は誕生日のように、ケーキを食べて「おいしいね」とふたりで笑い合うのも素敵。
お祝いのイメージがあるケーキは、結婚記念日にもおめでたい雰囲気を作ってくれるはずです。
お酒(ワイン・梅酒)
結婚記念日には、おしゃれにワインで乾杯。
パーティなどでもそうですが、ワインはお祝いの席で飲まれることが多く、ワインがあるだけでお祝いの雰囲気を演出してくれます。
一緒に海外旅行をした土地など夫婦にとって思い出の土地のワインを選んだり、ふたりにとって思い入れのある銘柄で贈るのも良いですね。
またふたりの大切な年に合わせて、ヴィンテージ(収穫年)のワインをプレゼントするのも喜ばれそう。
付き合った年や出会った年、結婚した年など、ワインに書かれた年のことを思い出しながら、ゆったりとした時間を夫婦で楽しんでください。
ちなみに、赤ワインと白ワインを合わせた紅白のワインのセットは、縁起物とされています。
一方梅酒は苦手な方が少なく、幅広い年代の方から男性・女性を問わず好まれているお酒です。
「結婚記念日に一緒に晩酌をしたいけれど、お酒の種類で悩む」という方は、梅酒がおすすめ。
甘口から辛口まで種類が豊富ですが、女性(妻)への贈り物にするなら果実系の梅酒でフルーティーな味わいのものが飲みやすいかもしれません。
キーケース
ブランドのキーケースや、革製のキーケースは結婚記念日におすすめです。
キーケースは、どこに行くときも持ち運ぶもののため、いつでも妻・夫のことを考えられそう。
キーケースは色違いなど、ペアデザインにするのもよさそうです。
シンプルなデザインのものが多いので、お揃いにしやすいアイテムだと思います。
結婚記念日の名前に合わせたプレゼント
結婚記念日の名前(何年目なのか)に合わせて、プレゼントを考えてもよさそうです。
実は、結婚記念日は年数によって異なる名前が付いています。
もっとも有名なのは、結婚50年の金婚式などがありますが、他にも結婚4年は花婚式で、結婚10年は錫(すず)婚式やアルミ婚式というのだそう。
自分の結婚記念日の名前を調べて、その名前にちなんだアイテムをプレゼントするのも思い出に残りそうです。
▼結婚記念日の名前一覧はこちら
結婚記念日の年数で変わる名前・呼び方早見表 1年目~65年目までご紹介します。 |
結婚記念日におすすめな花は?花言葉も掲載
結婚記念日に花束やフラワーアレンジメントをプレゼントしたいと思っている方は、花言葉を参考に花の種類を選んでみては?
もちろん、花の見た目の豪華さやかわいらしさで種類も選ぶのも喜んでもらえるはず。
妻・夫に合わせて素敵な花を選んでくださいね。
バラ
バラの花言葉:愛・美
特別な記念日には、上品で美しい花がぴったり。
バラは、プロポーズでプレゼントすることや、結婚式で使われるウェディングブーケなどに使われていることも多いです。
ふたりの思い出の花の1つにバラがあれば、結婚記念日の贈り物に特におすすめです。
ちなみにバラは、色ごとに花言葉が異なります。
色ごとの花言葉を見たい方は、こちらをチェック。
色ごとに変わるバラの花言葉 赤やピンク、オレンジ、白などのバラの花言葉を紹介します。 |
ユリ
ユリの花言葉:純粋・無垢
花言葉として「結婚記念日に最適」とは言えないですが、大きく豪華な見た目のユリの花は、特別なお祝いにおすすめです。
1輪の花だけでのインパクトがあり、凛とした美しさを感じることができます。
さらに、ユリは香りのいい品種が多いです。
そしてその香りが、強いことも多いです。
そのため、部屋にユリを飾っていると鼻を近づけなくても、ふんわりとフローラルな香りを楽しむことができます。
かすみ草
かすみ草の花言葉:感謝・幸福・親切
白く小さな花をたくさん楽しませてくれるかすみ草は、素敵な花言葉を持っています。
フワフワとした見た目は愛らしく、かすみ草だけを束ねたブーケや花束もおすすめです。
かすみ草は花束やフラワーアレンジメントのわき役として、活用されることが多いですがメインになることもあるのです。
ちなみに、先にご紹介したように脇役としてさまざまなフラワーギフトで使われているため、かすみ草を見たことがある方も多いのでは。
そのためかすみ草は、親しみを持ちやすい花の1つだと思います。
トルコキキョウ(リシアンサス・ユーストマ)
トルコキキョウの花言葉:優美・感謝・良き語らい・永遠の愛
上品で華やかなトルコキキョウは、1つの茎からフリルを重ねたような花を複数楽しむことができます。
花ごとに切り分けてコンパクトなブーケにしても、そのまま使ってボリューム感のある花束にしても喜ばれる贈り物になりそう。
さまざまなデザインのフラワーギフトを作ることができるのも、トルコキキョウのポイントです。
トルコキキョウの花色は、濃淡合わせてカラーバリエーションが豊富。
妻や夫の好みの色合いにまとめることができます。
またトルコキキョウのねじったようなつぼみも、フラワーギフトの良いアクセントになるでしょう。
サンダーソニア
サンダーソニアの花言葉:福音・愛嬌・望郷・祈り
花の形が、幸せの象徴であるベルのように見えるサンダーソニア。
ナチュラル感があり、かわいらしく、結婚式などでも使われる花の1つです。
このかわいらしい見た目で特に女性から人気があります。
花言葉で「大好き」などの愛情を伝えられる花の種類を、もっと知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 妻・夫に贈りたい、愛情が伝わる花言葉をご紹介します。 |
また、「ありがとう」など感謝が伝わる花言葉を持つ花の種類を知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ 花言葉に「感謝」や「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。 |
プレゼントに添えたいメッセージ例
結婚記念日にプレゼントを渡すなら、メッセージカードを添えることがおすすめ。
1行だけだったとしても、あらためて気持ちを伝えてもらえるのは嬉しいものです。
短いメッセージにしたいなら、以下を参考にしてみてください。
- 「ありがとう」+日付
- これまで楽しく過ごせたのは、〇〇のおかげだよ
- 〇〇のことをいつも大事に思っています。
- プレゼントの〇〇の花言葉は〇〇です。いつもありがとう。
- これからもふたりで仲良く、過ごしていこう
妻や夫など相手に合わせたメッセージ例を知りたい方はこちら。
結婚記念日のメッセージや英語の例文|年数の数え方と名前も メッセージ例を相手ごとにご紹介します。 |
結婚記念日は夫婦で素敵なお祝いを
今回は結婚記念日をどう過ごすかや、何をプレゼントするかを紹介しました。
ラブラブなふたりはぜひ、結婚記念日をお祝いしてさらに楽しい思い出を作ってみてください。
また、お互い自分のことを分かってくれる大切な人だと思っているからこそ、夫婦の間では忙しいときなどはつい口調が強くなることもあるかと思います。
また、わかってくれていると思っているからこそ、妻・夫へ口に出して「ありがとう」と感謝を伝えていなかったり、日常の会話が少なくなっていたり……。
「最近、妻・夫とコミュニケーションが取れていないかも」と思った方は、結婚記念日に改めて素直な気持ちを伝えてみては。
「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ
今回は、友達に贈りたい花言葉を持った花の種類をご紹介します。
花言葉は「感謝」や「愛」が伝わるものが有名ですが、実は友達へのプレゼントにぴったりな花言葉を持った種類の花もあります。
「絆」や「友達」などの花言葉を持った花を、友達の誕生日などのお祝いに贈ってみませんか。
友達へのプレゼントにぴったりな花言葉を持つ花一覧
まずは、一覧で花の名前をご紹介します。
- 黄色のガーベラ
- オレンジのアルストロメリア
- マトリカリア
- ライラック
- ミモザ(アカシア)
- オレンジのバラ
- コデマリ
- フリージア
- トルコキキョウ
- ローダンセ
- ゼラニウム(ゼラニューム)
- カモミール
それぞれの花の特徴や花言葉は、後からご紹介します。
▼「ありがとう」を花言葉で伝えたい方はこちらも合わせてご覧ください。
「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ 花言葉に「感謝」や「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。 |
▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 恋人や妻・夫に贈りたい、愛情が伝わる花言葉をご紹介します。 |
黄色のガーベラ
- 黄色のガーベラの花言葉:「親しみやすい・究極美」など
- 科・属:キク科・ガーベラ属
- 和名:花車(ハナグルマ)
- 出回り時期:1年中
そのかわいらしい花姿と明るい黄色で、周りを華やかにしてくれそうな黄色のガーベラ。
誕生日や、合格祝いなどのお祝いに友達へ贈るのにぴったりです。
友達への贈り物としておすすめな花言葉を持っているガーベラの色は黄色ですが、ガーベラはカラーバリエーションが豊富な花でもあります。
黄色のガーベラをメインにピンクや赤、オレンジなどの他の色のガーベラを束ねて、花束にするのもポップでかわいらしいイメージになりそう。
イエローとオレンジのガーベラをまとめて、ビタミンカラーのフラワーギフトにするのもおすすめです。
ガーベラは茎の途中に葉がなく、根の近くに葉が密生しています。
そのため、お花屋さんで見る花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花のガーベラの葉を、見たことがないという方がほとんどだと思います。
葉の付いていない茎がスラっと伸びた先に、パッと弾けるように開花したガーベラは、とってもかわいらしいですよね。
葉がない分、茎の細さと花の丸さが際立って見えます。
このように切り花で使われるガーベラには葉がないため、花ギフトを作るときは葉もの(グリーン)を入れて、全体的にボリュームを出したり、花の美しさを引き立てたりするのもおすすめです。
またガーベラは、他の花の種類よりも安く購入できることが多いです。
花は、種類によって金額が異なります。
そのため同じ予算だったとしても、花の種類によってフラワーギフトで使える本数にかなり差が出ることも……。
ガーベラは比較的お得に購入できるため「たくさんの花を友達にプレゼントしたい」と、考えている方にはガーベラが特におすすめです。
ちなみに日本語では黄色のガーベラには「親しみやすい」という花言葉がありますが、英語でも「friendliness(親しみやすい)」同じ意味の花言葉があります。
黄色のガーベラは英語(西洋)では「friendliness(親しみやすい)」の他に、「sunshine(日光)・warmth(暖かさ)」などの花言葉も持っています。
このように、1つの花に複数の花言葉が付いているときや、国によって花言葉が異なることも多いです。
黄色のガーベラの「親しみやすい」という花言葉を伝えたくても、受け取った相手が「究極美」という花言葉しか知らないことや、全く花言葉を知らないこともあります。
そのため伝えたいと思った花言葉がしっかりと伝わるように、渡すときに「この『親しみやすい』という花言葉が気に入ってプレゼントしようと思ったんだ」といったり、メッセージカードに花言葉を書いたりすることがおすすめです。
オレンジのアルストロメリア
- オレンジのアルストロメリアの花言葉:「友情・幸い」など
- 科・属:ユリ科・ユリズイセン属
- 和名:百合水仙(ユリズイセン)
- 出回り時期:1年中
「友情」という花言葉があるオレンジのアルストロメリアは、男性・女性問わずプレゼントしやすい花かと思います。
オレンジのアルストロメリアは、かわいらしくなりすぎないのが良いポイントです。
アルストロメリアはかわいらしさもありつつ、少しエキゾチックな雰囲気もあります。
他に合わせる花によって、雰囲気が変わるため、プレゼントする友達のイメージに合わせることができそうです。
花は「ピンクでフリフリした花びら。かわいらしいイメージで、女性へプレゼントするもの。」という考えが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、花は種類が豊富です。
チューリップのようにかわいらしく女性から特に人気の高い花もあれば、カラーのようにクールな印象の花や、ストレリチアのようにリゾート感があり美しい花もあります。
花にはさまなざな種類があり、かわいいだけではないので、ぜひアルストロメリアも含めて相手のイメージに合わせていろいろなタイプの花を贈ってみてください。
アルストロメリアの花びらには、条斑(じょうはん)という筋状の模様が付いています。
この条斑はアルストロメリアの特徴で、フラワーギフトに使うと、この模様がワンポイントになりそうです。
さらに花びらに注目すると、品種によって異なりますがアルストロメリアは、1色でなく複数の色を楽しめるかと思います。
オレンジの花びらに黄色が混ざっていたり、花びらの先端が濃い赤になっていたり……。
カラフルなデザインや、華やかなギフトを贈りたい方はアルストロメリアをプレゼントの候補に入れてみてください。
アルストロメリアの1つの花自体は小さいですが、花束やフラワーアレンジメントで取り入れれば、色とりどりの美しさをしっかりと表現してくれます。
ちなみに1つの茎からたくさんの花を付けるアルストロメリアは、ボリュームがあり華やか。
花束やフラワーアレンジメントのメインで使われることは少ないですが、花ギフトのわき役としてよく活用されています。
そのため、メインの花が決まった後に「友情」という花言葉の花を加えたいと思った方にも、オレンジのアルストロメリアはぴったり。
オレンジ色のアルストロメリアといっても、先に紹介したように濃いオレンジ×黄色・薄いオレンジ×白など花びらの色合いがたくさんあるため、メインの花と相性がいいものを選ぶことができます。
またアルストロメリアはオレンジ色以外に赤やピンク、黄色、グリーンなどさまざまな花色があるため、花ギフトにアルストロメリアを使うときはオレンジだけでなく、他の色も加えて使うのもおすすめです。
よりカラフルで、色鮮やかなギフトになりそう。
一方でその華やかさから、アルストロメリアは一輪挿し(1輪だけを飾る)ことも多いようです。
1本だけ花をプレゼントしたい時も、アルストロメリアを選ぶのもいいかもしれません。
マトリカリア
- マトリカリアの花言葉:「集う喜び・深い愛情・楽しむ」など
- 科・属:キク科・ヨモギギク属
- 和名:夏白菊(ナツシロギク)
- 出回り時期:1年中
小さくかわいらしい白い花のイメージがあるマトリカリアですが、実はさまざまな品種があります。
最もマトリカリアの中で有名なのは、「シングルペグモ」という品種です。
シングルペグモは白い花びらに、中心の黄色がかわいらしいマトリカリアの品種。
白い花びらのもので雰囲気が異なるのは、「クロノパーツホワイト」という品種があります。
八重咲きでたくさんの花びらが付いているため、ギザギザしているようにも見えます。
花の形が個性的な品種です。
さらに、マトリカリアは白い花びらだけではありません。
シングルペグモとは雰囲気が全く異なり、ピンク色のモコモコとしたような花姿が楽しめる、「たまごぴんく」という名前の品種もあります。
たまごぴんくは、マトリカリアといわれなければ分からないかもしれません。
王道なマトリカリアとして知られているシングルペグモだけではなく、お花屋さんに立ち寄った際は、ぜひマトリカリアの他の品種もチェックしてみてください。
そんなたくさんの姿を楽しめるマトリカリアには「集う喜び」という花言葉があります。
一緒にいて楽しい友達に贈ったり、グループやチームの仲間に贈ったりするのにマトリカリアはぴったりですね。
ちなみにマトリカリアは他の花と相性が良く、小さな花でフラワーギフトにできた隙間を埋めてくれることから、さまざまな花ギフトに選ばれています。
他にも、少し色味を足したい時や、かわいらしさを表現したい時などにも活用されています。
メインになることは少ないですが花ギフトのわき役として、マトリカリアを友達に贈る花束やフラワーアレンジメントに入れてみてくださいね。
ライラック
- ライラックの花言葉:「友情・思い出」など
- 科・属:モクセイ科・ハシドイ属
- 和名:紫丁香花(ムラサキハシドイ)
- 出回り時期:4月~5月
ライラックは、甘く爽やかな香りがする春の花です。
ガーデニングや庭木、街路樹として活用されることも多いライラックは、枝ものとしてお花屋さんに流通しています。
思わず鼻を近づけたくなるような、ライラックの香りをぜひプレゼントしてみてください。
ライラックは先に紹介した香りだけではなく、花色も特徴的です。
特に紫色が有名で、その花色が由来になり「ライラック」という名前の柔らかい紫色もあります。
洋服などで、ライラックという紫色を見たことがある方も多いかもしれません。
そんな香りと花色が特徴のライラックは、フランス語で「lilas」と書き、「リラ」とも呼ばれています。
花の名前の由来は、サンスクリット語の「nila」(暗青色)が語源になっているという説や、ペルシャ語の「lilak」(青色)が語源になっているという説があります。
どちらにしても、ライラックの美しい紫色の花色が名前の由来になっているようです。
ライラックは紫をはじめ、ピンクや白などの小さな花を密集させて咲かせます。
小さな花が集まりモコモコして見えるライラックはボリューム感があり、おしゃれで豪華な印象のフラワーギフトにすることができそう。
立体感のある花の付き方をするため、花束やフラワーアレンジメントから飛び出すようなデザインもおすすめです。
ライラックは先に紹介したように、たくさんの小さな花を楽しませてくれます。
そのたくさんの花の中から1つの花に注目すると、筒状で先が4つに切れています。
しかし、花の中には5つに切れているものもあり、それを見つけると幸せになれるといわれているのだそう。
「見つけると幸せになれる」というのは、四葉のクローバーと感覚は似ているのかもしれません。
たくさんの楽しい思い出がある友達へ、卒業後なかなか会えなくなってしまう友人へ「友情・思い出」などの花言葉があるライラックを、贈ってみるのはいかがでしょうか。
ちょっとした運試しとしても、ライラックの贈り物は良さそうですね。
ミモザ(アカシア)
- ミモザの花言葉:「友情・感謝・エレガンス」など
- 科・属:マメ科・アカシア属
- 和名:針槐樹(ハリエンジュ)
- 出回り時期:1月~5月・12月※流通が多いのは1月~3月
近年、人気がさらに高まりつつあるミモザ。
ミモザの黄色の小さなポンポンのような花は、とってもキュートですよね。
そんな春に大人気のミモザですが、実は本当の植物の名前はミモザではありません。
では、なぜ「ミモザ」と呼ばれるようになったのでしょうか。
それは、オジギソウの学名「Mimosa pudica」が由来していると考えられています。
日本に現在ミモザと呼ばれている植物が渡ってきた際に、オジギソウ(ミモザ)の花と葉の形と似ていたため、ミモザアカシアと呼ばれるようになりました。
ちなみにオジギソウの花は、ピンク色でミモザの花に似たモコモコとした花であり、小さなポンポンのような形をしています。
その後、ミモザアカシアが省略されミモザと呼ばれるようになり、ミモザといえばオジギソウのことではなく、黄色の小さな花というイメージになっていったといわれています。
現在は、オジギソウの花がピンクでミモザに似ていることや、オジギソウの葉の形も似ているということは、あまり知られていないかもしれません。
オジギソウと似ていることよりも、黄色の花姿の方がミモザの印象に強く残り、花以外でもミモザサラダやミモザカクテルも黄色が印象的です。
花のミモザやミモザサラダ、ミモザカクテルについて知りたい方はこちらも合わせてご覧ください。
ミモザってどんな花?~3月8日はミモザの日~ ミモザサラダ・ミモザ(カクテル)との関係は?いったいどんな料理? |
ちなみに日本でミモザという名前で販売されている種類は、ギンヨウアカシア・フサアカシア・パールアカシアなどがあります。
基本的にミモザというと、ギンヨウアカシアが販売されていることが多いそう。
どの種類の植物だったとしても、ミモザとして販売されているものは「~~アカシア」という名前の植物で、あの黄色でかわいらしい花を咲かせるようです。花束やフラワーアレンジメント、春のリースにして「友情・感謝」などの花言葉を持つミモザを贈ってみてくださいね。
ちなみに、ミモザはドライフラワーにも向いています。
ミモザは生花ではなく、ドライフラワーの状態で販売されていることもあります。
スワッグのようなスタイルのものや、リースになっているものなどスタイルも豊富です。
自宅で作っても比較的にきれいにドライフラワーにすることもできるので、花束でもらったミモザを自分でドライフラワーにするのもおすすめです。
オレンジのバラ
- オレンジのバラの花言葉:「絆・幸多かれ・信頼・熱望・健やか」など
- 科・属:バラ科・バラ属
- 和名:薔薇(バラ)
- 出回り時期:1年中
カラーバリエーションが豊富で、中でも赤バラが有名なバラですが、赤は友達に贈るにはロマンチック過ぎると思う方も多いのでは。
そんな時に花言葉としても、色合いとしてもぴったりなのが、オレンジ色のバラです。
温かみのあるオレンジ色は、性別を問わず人気の高い色。
さらにオレンジのバラは、バラの高級感は残しつつ、恋人に贈るようなロマンチックな雰囲気が少ないのも特徴です。
合わせる花によって、オレンジのバラは花束やフラワーアレンジメントでかわいい系にも美しい系にも、上品なデザインにもすることができます。
そのため部活が同じ友達や、いつも頼りにしている友人に「絆・信頼」などの花言葉があるオレンジのバラがおすすめです。
ちなみに、バラは本数によって意味が決まっていて、13本のバラは「永遠の友達」という意味があります。
13本のバラ以外にも、1本~100本以上のバラまで本数によって意味が異なります。
▼本数の意味が気になった方はこちら
薔薇(バラ)の花言葉と本数の意味とは? 本数で変わる⁉バラを贈る時の意味を紹介 |
花キューピットではオレンジのバラを使った花束や、フラワーアレンジメントもご用意しております。
オレンジのバラをプレゼントしたいと思った方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
コデマリ
- コデマリの花言葉:「友情・優雅・上品・伸びゆく姿」など
- 科・属:バラ科・シモツケ属
- 和名:小手毬・鈴懸(スズカケ)
- 出回り時期:1月~4月
春に繊細でかわいらしい花を、数か所にまとまるようにして咲かせる、コデマリ。
その花の集まり(まとまり)1つが、小さな手鞠のように見えたことが「コデマリ」という名前の由来といわれています。
またコデマリの和名では、その花が集まった様子を鈴にみたてて、鈴懸(スズカケ)という名前も付けられました。
いわれてみると、小さな花がこんもりとまとまって咲く様子は、手鞠にも鈴にもみえますよね。
コデマリは、庭木などとしてもよく植えられている種類の植物です。
お花屋さんでは、枝ものの1つとして販売されています。
もしかすると「お花屋さんで見るよりも、庭先や公園で見たことがある」という方が多いかもしれません。
レストランなどの庭で、コデマリを植えているところもありますよね。
コデマリは4月~5月が開花時期。
植物が青々としていて、鮮やかなグリーンに白く小さな花々がまとまりモコモコとした様子は、日光に照らされ輝いているように見えることも。
きれいな白と、他の花とは異なるシルエットが目を引きますよね。
コデマリは、枝がしなやかなので色々な形にすることができます。
花束やフラワーアレンジメントで、コデマリを使って動きを作ったり、枝をしならせることで空間を作ったりすることも。
さらにコデマリの枝を大きく使って、大型のアレンジメントにすることもあります。
イベント会場に飾る大きなアレンジメントなどでも、のびのびとしたコデマリを見ることができるかもしれません。
そんなコデマリはかわいらしくもあり、上品さもあるため、フォーマルな場で友達に贈るのも、カジュアルな場で贈るのもぴったりです。
かわいいイメージがありますが、ナチュラルな見た目なので男性へのプレゼントにもおすすめ。
白とグリーンの花を合わせて、落ち着いた雰囲気のフラワーギフトを作りたい方も、コデマリをチェックしてみてください。
フリージア
- フリージアの花言葉:「親愛の情・友情・感謝」など
- 科・属:アヤメ科・フリージア属
- 和名:浅黄水仙(アサギスイセン)
- 出回り時期:1月~3月・11月~12月
細い茎の先に連なるように、たくさんの花をつけるフリージア。
その個性的な美しさは花束やフラワーアレンジメントで、主役・脇役のどちらでも選ばれることがあります。
フリージアは洋風だけではなく、和の雰囲気にもぴったり。
一輪挿しという1輪だけ花を飾る方法も、美しくフリージアは絵になります。
そんな個性的な見た目が魅力的なフリージアは、甘く強い香りも有名です。
花束やフラワーアレンジメントにフリージアを使えば、渡した時(受け取った時)に、ふわっといい香りが楽しめるでしょう。
ちなみにフリージアは冬にも出回りますが、春(早春)の花という印象がある方もいらっしゃるかと思います。
フリージアの香りをかぐと、春を感じるという方もいらっしゃるはず。
花の香りを楽しみたいという方や、春らしいフラワーギフトを贈りたいという方は、フリージアがおすすめです。
フリージアという名前は、植物学者エクロンが発見した際に、親友の医師であるフレーゼの名前を由来につけたといわれています。
花言葉の「親愛の情・友情」なども、この名前の由来が関係しているのかもしれませんね。
ちなみに、黄色の花を咲かせるフリージアといえば「この品種!」というほど、有名なのが「アラジン」という品種です。
お花屋さんでもよく流通している品種なので、ぜひチェックしてみてください。
フリージアは黄色のイメージが強い方も多いかと思いますが、実は他の色も楽しむことができます。
黄色以外に紫色や白、ピンク、赤に近い濃いピンクなどの花色があります。
そのため、相手のイメージに合わせて花色を選べるのです。
花色によって、同じフリージアでも雰囲気が異なるため女性だけでなく、男性や先輩へのプレゼントにもおすすめ。
友達に春の甘い香りをプレゼントしたいという方は、友人が名前の由来にもなっているフリージアをプレゼントしてみてくださいね。
トルコキキョウ
- トルコキキョウの花言葉:「良き語らい・希望・感謝・思いやり」など
- 科・属:リンドウ科・ユーストマ属
- 和名:トルコ桔梗
- 出回り時期:1年中
トルコキキョウの優雅な花姿は、花束やフラワーアレンジメントの主役としてよく選ばれています。
トルコキキョウの開花した様子はもちろん、ねじったようなかわいらしいつぼみも魅力。
個性的な姿のトルコキキョウのつぼみは、フラワーギフトのアクセントになります。
トルコキキョウの花色は紫やピンク、白、オレンジ、クリーム色、グリーンなど濃淡を合わせてカラーバリエーションが豊富。
プレゼントする友達のイメージや、プレゼントする相手のインテリア・部屋の雰囲気に合わせて花色が選べるのも、トルコキキョウの嬉しいポイントです。
基本的にトルコキキョウは、1つの茎から複数の花を付けるスプレータイプで販売されています。
そのため、そのまま花束などに使えばボリューム感を出すことができます。
また枝分かれしている茎の部分から、花を切り分けてコンパクトなミニブーケを作ることも。
トルコキキョウはアレンジ方法がたくさんあるため、どんなデザイン・サイズ感が良いかをお花屋さんと相談するのも良いでしょう。
ちなみにトルコキキョウの名前に「トルコ」が付いていますが、原産地はトルコではありません。
トルコキキョウの原産は、北アメリカです。
トルコキキョウの名前に「トルコ」と付いている由来には、花色の1つである紫色が関係しているといわれています。
さまざまな説がありますが、紫色がトルコ石や地中海の色を連想させるからなどといわれています。
ちなみにトルコキキョウには「キキョウ」と付いていますが、トルコキキョウはリンドウ科のため、キキョウの花とも関係がありません。
これは一重咲きのトルコキキョウが、キキョウの花に似てることが由来しているのではないかといわれています。
お花屋さんによっては、トルコキキョウではなく「ユーストマ」や「リシアンサス」という名前で販売されていることもあります。
「トルコキキョウ」=「ユーストマ」=「リシアンサス」のように、すべて同じ花をさしているので、もしお花屋さんにトルコキキョウの表記がなかったときは、他の名前を探してみてください。
またトルコキキョウは水揚げがしやすいため、少し元気がなくなっても再び水を花まで十分に行き渡らせることができます。
トルコキキョウは花持ちも良く、長く花を楽しめる花なのです。
友達に長く花を飾ってもらいたいと思っている方は、特にトルコキキョウがおすすめです。
水揚げのやり方が、知りたい方はこちらを合わせてチェックしてみてください。
Q1.お花を買った、いただいた。まず最初にすべきことは? 基本的な水揚げの方法を紹介 |
ローダンセ
- ローダンセの花言葉:「情に厚い、終わりなき友情、飛躍」など
- 科・属:キク科・ローダンセ属
- 和名:広葉花簪(ヒロハハナカンザシ)
- 出回り時期:3月~5月
「終わりなき友情」という花言葉は、ローダンセの花がドライフラワーになっても色あせないことが由来になっているといわれています。
花が乾燥した後もきれいに色が残るため、ローダンセの花束をプレゼントした後にドライフラワーにするのもおすすめです。
花色は、ピンクや白が有名。
切り花としても流通していますが、ローダンセは鉢植えで流通している方が多いかもしれません。
「終わりなき友情」という花言葉をプレゼントしたいという方は、鉢植えのローダンセまたはドライフラワーのローダンセを探すのがおすすめ。
花束やフラワーアレンジメントで使う切り花以外にも、鉢植えやドライフラワーなどプレゼントできるスタイルはあります。
先に紹介したように、ドライフラワーになっていても発色が良いのでお花屋さん以外にも、雑貨屋さんなどでもローダンセのドライフラワーを販売しているところもあるかと思います。
ちなみに花びらのように見える部分は、実は葉で中心の黄色の部分が花になります。
プレゼントする時の話題にしても、面白いかもしれません。
この花びらに見える部分は、生花の時から乾燥しているようなカサカサとした触り心地をしています。
友達にローダンセをプレゼントする際は、そっと優しく触ってみるのもおすすめです。
ゼラニウム(ゼラニューム)
- ゼラニウムの花言葉:「真の友情・尊敬・信頼」など
- 科・属:フウロソウ科
- 和名:天竺葵(テンジクアオイ)
- 出回り時期:1年中
ゼラニウム(ゼラニューム)はガーデニングや鉢植えなどでも人気がありますが、葉もの(グリーン)として花束やフラワーアレンジメントで使う、切り花として流通している品種もあります。
ゼラニウムは、ペラルゴニウム属で約300種類、フウロソウ属で約400種類あるといわれています。
ひとくくりにゼラニウムといっても、さまざまな種類があるのです。
そんなゼラニウムは、香りや見た目などの特長からいくつかの種類で分類されていることがあります。
たくさんある分類の中で、今回はハーブゼラニウム、アイビーゼラニウム、ペラルゴニウムを紹介いたします。
ハーブゼラニウム(センテッドゼラニウム)
ハーブゼラニウムは、葉に香りがある種類です。
香りの種類はミント系のスーとしたものや、バラの香りに似た花のようなもの、レモンの香りのような柑橘系、スパイス系などさまざま。
香りがあるハーブゼラニウム、またはセンテッドゼラニウムといわれている種類は、切り花としてフラワーギフトで使われることもあります。
花束やフラワーアレンジメントで、ローズゼラニウムなどを選んだときはそっと指でつまんで、葉をこすってみてください。
良い香りを楽しむことができると思います。
擦らずに直接鼻を近づけても、香りがわかりにくい種類もあります。
お花屋さんで購入する際は、どうすれば香りを楽しめるか、聞いてみるのもおすすめです。
ハーブゼラニウムは、テンジクアオイ属になります。
アイビーゼラニウム
アイビーゼラニウムは、アイビーのツタが這うように成長していく種類です。
別名ツタバゼラニウムとも呼ばれています。
葉は厚みがあって、光沢があるものが多いです。
鉢植えで使う場合は、乾燥している環境を好むので、ハンギングバスケットなどに使われることも。
友達にアイビーゼラニウム(ツタバゼラニウム)をプレゼントする時は、鉢植えのスタイルを探してみてください。
ちなみに、アイビーゼラニウムもテンジクアオイ属です。
ペラルゴニウム
ペラルゴニウムは、鉢植えで流通していて花の咲き方の種類が多く白・赤・ピンク・ブラン系などの花を咲かせる品種が多いです。
パンジーのような花の形をした種類や、花びらの周りが波打ってフリルのように見えるものなど、華やかな印象のものが多いです。
ちなみに、ペラルゴニウムは、ペラルゴニウム属になります。
ゼラニウムは種類が多く、花姿や葉の形、特徴が異なります。
プレゼントする友達のイメージに合わせて、ぴったりな種類を探してみてくださいね。
品種によっては切り花で流通しているものと、鉢植えで流通しているものなど、スタイルも異なります。
花束やフラワーアレンジメントで贈りたいのか、鉢植えでプレゼントしたいのかを考えてから、ゼラニウムの種類を選ぶとよさそうです。
カモミール
- カモミールの花言葉:「親交・あなたを癒す・仲直り」など
- 科:キク科
- 和名:加密列(カミツレ)
- 出回り時期:3月~7月
カモミールは花束やフラワーアレンジメントで使われる、切り花ではあまり流通していません。
ガーデニング用や鉢植えとして、お花屋さんで販売されていることが多いように思います。
そのため友達に鉢植えをプレゼントしたいという方や、友達がガーデニングを趣味にしているという方にカモミールはおすすめです。
カモミールは、ローマンとジャーマンという有名な種類が2つあります。
ローマンカモミールの花が咲くのは、初夏~夏にかけてで具体的には6月~7月頃といわれています。
そしてジャーマンカモミールが花を咲かせるのは、春~初夏にかけてで、3月~5月頃といわれています。
同じカモミールですが種類によって、開花時期が異なるため注意してください。
花や葉の様子は似ていますが、ジャーマンカモミールは一年草で、中心の黄色の部分が膨らんでいます。
一方でローマンカモミールは多年草でジャーマンカモミールよりも花が大きいことが特徴です。
ちなみにカモミールは、ハーブティーとしても親しみのある方がいらっしゃるかと思います。
カモミールのハーブティーを楽しみたいという方は、ジャーマンという種類のカモミールを育ててみてください。
ローマンカモミールは不眠などの改善に期待ができるとされていますが、お茶にすると苦味が強いといわれています。
ジャーマンとローマンの違いをまとめて表にしています。
気になった方はチェックしてみてください。
ジャーマンカモミール | ローマンカモミール |
---|---|
花の部分にしか香りがない | 全体から香りがある |
流通が多い | 流通が少ない |
お茶にすると比較的飲みやすい | お茶にすると苦みが強いことが多い |
冷えや肌荒れに効果があるといわれている | 不眠に効果があるといわれている |
キク科・コシカギク属(シカギク属) | キク科・ローマカミツレ属(カマエメルム属) |
最後に
今回は、友達にぴったりな花言葉を持った花の種類についてご紹介しました。
友達の誕生日や、合格祝い、日頃のお礼などにもおすすめです。
「言葉で言うのは恥ずかしいけど、気持ちを伝えたい」という方は、ぜひ花言葉に想いを託してみてください。
▼「ありがとう」を花で伝えたい方はこちらも合わせてご覧ください。
「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ 花言葉に「感謝」や「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。 |
▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 恋人や妻・夫に贈りたい、愛情が伝わる花言葉をご紹介します。 |
ちなみに、花キューピットでは30文字程度のメッセージカードを無料でお付けすることができます。
プレゼントする花の花言葉を書いたり、プレゼントする日付を書いたりするだけでも、特別感が増すのでぜひご利用ください。
「感謝・ありがとう」の花言葉の花の種類◆記念日のプレゼントにもおすすめ
花言葉に「感謝」・「ありがとう」などの意味を持つ花の種類を紹介します。
カップルの記念日や結婚記念日などのお祝いで渡す花をお探しの方は参考にしてください。
また、卒業式などで先生や先輩などに贈る花束やフラワーアレンジメントを贈りたいという方もチェックしてみてください。
▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 恋人や妻・夫に贈りたい愛が伝わる花言葉をご紹介します。 |
▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ 部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。 |
感謝の意味を持つ花の種類一覧
感謝を伝えたい時に、贈りたい花言葉を持った花を一覧でご紹介します。
-
- ピンクのバラ
- かすみ草
- レースフラワー
- ピンクのガーベラ
- トルコキキョウ
- 白いダリア
- 赤のポピー
- ミモザ
- フリージア
- カンパニュラ
花言葉や花の特長などは、この後詳しくご紹介します。
ピンクのバラ
- ピンクのバラの花言葉:「感謝・しとやか・上品・感銘」など
- 科・属:バラ科・バラ属
- 和名:薔薇
- 出回り時期:1年中
ピンクのバラは、高級感がありつつかわいらしさも同時に表現できるため、特に女性から人気の高い花です。
バラは圧倒的な人気があり、もらって嬉しくない人はいないほど。
国境を越えて、多くの方から愛されている花です。
そんなバラは、結婚記念日や誕生日など特別なお祝いにプレゼントするのにおすすめです。
存在感があるため、1輪の花をプレゼントしたいという方にもよく選ばれています。
花束や、フラワーアレンジメントをプレゼントしたい場合は、他に合わせる花とバランスを見ながら組み合わせるといいでしょう。
バラは、お花屋さんで季節を問わず販売されています。
そのため春の退職祝いにも、冬のクリスマスにも贈ることができるのです。
季節を問わず、プレゼントしたい時に贈れるのは嬉しいですよね。
加えて、品種が多いことも嬉しいポイントです。
ピンクのバラの中でも品種が多く、咲き方や花びらの枚数、香りなどが異なります。
スイートアバランチェは、花束やフラワーアレンジメントでよく活用されている品種で、淡いピンク色が美しいバラです。
そして、同じく切り花として流通しているマロンフォレストは、たくさんの花びらが重なり合い丸みのある姿をしています。
ゴージャスな雰囲気でありながら、かわいらしさも合わせ持っています。
お花屋さんでピンクのバラを購入する時は、品種を見てぴったりの花を選んでくださいね。
ちなみに、バラは色で花言葉が変わるほかに、本数によっても意味が異なります。
▼本数の意味が気になった方はこちら
薔薇(バラ)の花言葉と本数の意味とは? 本数で変わる⁉バラを贈る時の意味を紹介 |
ちなみに、花キューピットではピンクのバラを使った花束やフラワーアレンジメントをご用意しております。
「感謝」の花言葉を持ったピンクのバラをプレゼントしたいと思った方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
かすみ草
- かすみ草の花言葉:「感謝・親切・清らかな心・無邪気・幸福」など
- 科・属:ナデシコ科カスミソウ属
- 和名:霞草・群撫子
- 出回り時期:1年中
小さく繊細な花々を、たくさん楽しめるかすみ草。
先に紹介したバラなどのメインの花を引き立てるために使われたり、フラワーギフト全体のボリューム感もアップするために選ばれたりすることも多い、名脇役です。
白い小さな花はかわいらしく、どんな花とも相性抜群。
「もう少し花束に花を足したい」と思った時は、かすみ草を選んでみてください。
また、プレゼントする相手の好きな花でフラワーギフトを作ってから、「感謝」という花言葉の花を足したいと思ったときも、かすみ草がおすすめです。
今のデザインを邪魔することなく、フラワーギフト全体をより素敵な雰囲気に仕上げてくれます。
ちなみに、先ほどかすみ草のことを「名脇役」とお伝えしましたが、近年ではかすみ草だけを束ねた花束も人気があります。
高級感があるというよりは、キュートなイメージになることが多いようです。
特にかすみ草だけをまとめた花束は、卒業式や結婚記念日などに贈られることが多いようです。
また、かすみ草は花持ちがよく、花を長く楽しみたい方にもおすすめ。
見た目によらず、かすみ草はすぐに元気がなくなってしまうということが少ない、タフな花でもあるのです。
加えてかすみ草は、ドライフラワーに適した花でもあります。
ドライフラワーを作ったことがない方でも、かすみ草を使えば比較的簡単かつ、きれいなドライフラワーを作ることも。
ドライフラワーになったかすみ草は、アンティークのような雰囲気になり生花の時とはまた違ったかわいらしさを楽しむことができます。
ちなみに、花キューピットではかすみ草を使った花束やフラワーアレンジメントをご用意しております。
「感謝」の花言葉を持ったかすみ草をプレゼントしたいと思った方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
レースフラワー
- レースフラワーの花言葉:「感謝・可憐な恋・繊細・細やかな愛情」など
- 科・属:セリ科ドクゼリモドキ属
- 和名:毒芹もどき
- 出回り時期:1年中
名前の通り、レースのようにも見えるレースフラワー。
ふんわりとした雰囲気を作ることが得意で、花と花の間を埋めたりウェディングのブーケに活用されたりすることが多いようです。
白いレースフラワーがポピュラーですが、白以外にグリーンや紫系も流通しています。
さらに近年では、レースフラワーにラメがかけられており、キラキラとしたかわいらしい雰囲気を表現することも。
その花姿はまるで、妖精が持っている傘のようにも見えます。
キュートな見た目なので、彼女や妻へのプレゼントにおすすめです。
一方で、合わせる花によってナチュラル感を表現できるので、目上の方や男性への贈り物としても選ばれています。
ちなみに「先に紹介したかすみ草と、レースフラワーの違いは何なの」と、思う方もいらっしゃるのでは。
かすみ草とレースフラワーを見分けるポイントは、花のつき方です。
レースフラワーはかすみ草とは違い、1本の茎の先端から放射線状に細かい花がついています。
細かい花が円形状に集まり、その集まりがさらに集まっているようなイメージです。
白く繊細な細かい花を楽しめる、かすみ草とレースフラワーは似ていますが、それぞれ雰囲気が異なります。
そのためかすみ草もレースフラワーも、フラワーアレンジメントや花束に入れた際、違った魅力を演出することができます。
ぜひ、それぞれの良さを引き出しながらフラワーギフトを作ってみてくださいね。
▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 恋人や妻・夫に贈りたい愛が伝わる花言葉をご紹介します。 |
▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ 部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。 |
ピンクのガーベラ
- ピンクのガーベラの花言葉:「感謝・神秘・熱愛・崇高美」など
- 科・属:キク科・ガーベラ属
- 和名:花車・千本槍
- 出回り時期:1年中
スラっとのびた茎から、パッと開花したように可憐な花を1つ付けるガーベラ。
かわいらしく大人から子供まで愛されている花で、高級感があるというよりも親しみがあるような花だと思います。
そんなガーベラの中でも特にピンクのガーベラは可愛らしく、ひな祭りなどで子供にプレゼントしたり、誕生日プレゼントとして女性にプレゼントしたりすることが多いようです。
ただ、もちろんピンクのガーベラは、男性へのプレゼントとしても選ばれています。
男性にピンクのガーベラを使った花束やフラワーアレンジメントをプレゼントする時は、キュートになりすぎないよう、他に合わせる花を落ち着いた雰囲気のものにすると良いでしょう。
グリーン(葉もの)とピンクのガーベラを合わせたり、深い赤など落ち着いた色味のガーベラと合わせたりするのもおすすめです。
また、ピンクのガーベラは品種が多い花でもあります。
品種が多く、一口にピンクのガーベラと言っても、品種によって印象が変わってきます。
例えば、チェリーという品種は淡いピンク色で、幾層にも花びらを重ねている美しい姿をしています。
またシャネルという品種は、明るいピンク色が印象的。
中心の部分が黒いので、ピンクと黒のコントラストを楽しむことができます。
ご紹介したように、ピンクのガーベラと言っても花びらの形や咲き方、花びらの色の濃さなど品種によって表情がさまざま。
プレゼントする相手に合わせて、ぴったりな品種を探してみてくださいね。
ちなみにガーベラは、他の花に比べてリーズナブルに購入できます。
限られた予算の中でたくさんの花を贈りたいという方は、ガーベラがおすすめです。
さらに感謝という花言葉を持った花が贈りたいという場合は、ご紹介したピンクのガーベラをプレゼントしてみてくださいね。
トルコキキョウ
- トルコキキョウの花言葉:「感謝・優美・すがすがしい美しさ・希望・良い語らい」など
- 科・属:リンドウ科ユーストマ属
- 和名:トルコ桔梗
- 出回り時期:1年中
優雅で高級感のある花姿は、特別な贈り物にぴったり。
先にご紹介したバラのように存在感があるため、トルコキキョウは花束やフラワーアレンジメントでメインになることが多いです。
一方でトルコキキョウは開花した花の様子だけではなく、ぐるっとねじったような形のつぼみもかわいらしいです。
そのため、トルコキキョウのつぼみはフラワーギフトの良いアクセントになります。
そして、トルコキキョウは花持ちがよい花でもあります。
長く花を飾りたいという方にも、おすすめ。
元気がなくなってしまった時も、トルコキキョウは比較的水揚げしやすい花なので、お手入れをすればまだ飾れることも多いです。
夏の暑さにも丈夫なのも、嬉しいポイントです。
ちなみにトルコキキョウが持つ「良き語らい」という花言葉には由来があります。
「良い語らい」という花言葉は、トルコキキョウの属名である「Eustoma(ユーストマ)」が由来しています。
ギリシャ語で「eu」は「良い」という意味が、「stoma」は「口」という意味があるため、「良い語らい」という花言葉が付いたといわれています。
この「Eustoma(ユーストマ)」という属名は、花の付け根から口が開いているように花が見えることが由来しているのだそう。
八重咲きのトルコキキョウは花びらに隠れて、イメージが付きにくいですが一重咲きのトルコキキョウをみると「口のように見える」の意味が分かるかもしれません。
もしお花屋さんで一重咲きのトルコキキョウを見かけた時は、どんな風に見えるのか観察してみてくださいね。
またトルコキキョウは「感謝」や「良き語らい」という花言葉の他に「希望」という縁起のいい花言葉を持っています。
そのため、試験を控えた方や就活生にプレゼントする花としてもおすすめです。
トルコキキョウを使ったギフトを、花キューピットではご用意しています。
花ギフトをお探しの方は、サイトをチェックしてみてください。
白いダリア
- ダリアの花言葉:「感謝・豊かな愛情・平和・調和」など
- 科・属:キク科ダリア属
- 和名:天竺ボタン
- 出回り時期:1年中※流通が多いのは9月~10月
花束やフラワーアレンジメントの中に一輪入るだけで、グッと全体の格を上げてくれるような存在感を放つ、ダリア。
主役の花として使われることが多いダリアは、他に花を使わずにグリーン(葉もの)と一緒に合わせるだけでも、美しいフラワーギフトを作ることができます。
ダリアの堂々としていて気品を放つ姿は、世界中で多くの人を魅了しています。
たくさんのカラーバリエーションがある中で、白のダリアはエレガントでおしゃれ。
他の白い花と合わせて、ホワイトカラーでまとめた花束もおしゃれ。
また先にお伝えした通り、白いダリアとグリーン(葉もの)だけを合わせたナチュラルなブーケも特別な日のお祝いにぴったりです。
さらに、白いダリアは結婚式の装飾やウェディングブーケにも使われることが多いようです。
ちなみにダリアはその品のある花姿から、愛好家が多い切り花として知られています。
ダリアが好きな人が多いため、ダリアには3万種類を超える品種があるといわれていて、現在でも新しい品種が次々と登場しています。
花の大きさが3cm以下の極小輪や10cm~20cmの中輪、30cm以上の超巨大輪などがありますが、中でも20cm~26cmの大輪のダリアは特に人気なようで、新種の数も多いのだそう。
そんなダリアのたくさんの品種の中から、今回は2つご紹介します。
大輪の白いダリアの品種で、有名なのが「かまくら」です。
かまくらは純白度が高く、先にご紹介したブライダルなどにも最適。
またダリアの中では、花持ちがよく長く楽しめるといわれています。
白いダリアの中には小輪の「ホワイトミルフィーユ」という品種もあります。
名前がかわいらしいですよね。
ホワイトミルフィーユは、1つの花は小さいですが1つの株から小さな花をいくつも楽しめます。
同じ白のダリアでも品種によって見た目が、全く異なることもあります。
ぜひ、品種にもこだわってプレゼントしてみてください。
赤いポピー
- 赤いポピーの花言葉:「感謝・喜び・慰め」など
- 科・属:ケシ科・ケシ属
- 和名:虞美人草(グビジンソウ)
- 出回り時期:1月~4月・11月~12月※流通が多いのは1月~3月
花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花だけでなく、花壇などでも見かけることのあるポピー。
光を通すほど薄い花びらが風に揺れている様子は、かわいらしいですよね。
そんなポピーにもいくつかの品種があり、お花屋さんで切り花として流通しているのはアイスランドポピーの仲間が多いとされています。
アイスランドポピーは花壇などでも使われることもあり、ポピーと聞いてイメージする花だと思います。
他にはシャーレーポピーや、オリエンタルポピーが有名です。
ポピーを自宅で飾る際にぜひ見てもらいたい様子が、殻を一生懸命に破り開花する姿です。
細かい毛が生えた緑色の殻は、あまりかわいいとは言えません。
しかしそんな殻を破って、しわくちゃの花びらがピンと咲ききるまでは、観察していて動きがあり、おもしろいと思います。
初めてポピーのつぼみから開花するまでの様子を見た方は、この小さなつぼみの中にこんなに大きな花が入っていたのと驚くと思います。
また、基本的にポピーの茎には癖があり、柔らかな曲線を描いていることもあります。
それぞれのポピーに個性があることと、先にお伝えした殻から花を咲かせる様子を見ると、愛着がわきやすい花だと思います。
「感謝」という花言葉を持った生命力を感じる赤いポピーは、大切な方の特別なお祝いを明るく彩ってくれるはず。
誕生日や退職祝い、卒業式などのお祝いに贈ってみてくださいね。
ミモザ(銀葉アカシア)
- ミモザの花言葉:「感謝・友情・密かな愛・エレガンス」など
- 科・属:マメ科・アカシア属
- 和名:針槐樹(ハリエンジュ)
- 出回り時期:1月~5月・12月※流通が多いのは1月~3月
黄色のモコモコとした花がかわいらしい植物は、「ミモザ」という名で親しまれていますが、正式な名前は「ギンヨウアカシア」といいます。
ただお花屋さんなどで販売されている切り花には、別名である「ミモザアカシア」または、それを省略して「ミモザ」と書かれていることが多いです。
はじめにお伝えした通り、黄色のモコモコとした花がかわいらしいミモザですが、ミモザの特徴は花だけではありません。
実は、葉にも特徴があります。
ミモザの葉は、細かく銀色をしています。
黄色の花がなくてもその銀色の葉だけで美しいため、花がない状態でも観賞用として販売されているほど。
ミモザをプレゼントする時や、自宅で飾る時は花だけでなく葉にも注目してみてください。
またミモザはお花屋さんだけでなく、リースの形になっていたりドライフラワーになっていたりして、雑貨屋さんなどでも販売されていることが多くなりました。
ナチュラルな雰囲気の花束やフラワーアレンジメントまたは、インテリアとして花をモチーフにしたリースやドライフラワーを探しているという方にもミモザはおすすめです。
ちなみに、毎年3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」ですが、別名「ミモザの日」と呼ばれています。
3月8日「ミモザの日」について知りたい方は、こちらも合わせてチェックしてください。
ミモザってどんな花?~3月8日はミモザの日~ ミモザの日と、ミモザの特長について |
フリージア
- フリージアの花言葉:「感謝・親愛の情・友情・期待」など
- 科・属:アヤメ科フリージア属
- 和名:浅黄水仙
- 出回り時期:1月~4月・11月~12月
細い茎に連なるようにして、たくさんの花をつけるフリージア。
その姿は、他の花にはなく個性的な美しさを持っています。
そんなフリージアは、洋風の花とも和風の花とも相性がいいので、さまざまなデザインで活用することができます。
そのため、飾る際に和室・洋室問わず違和感がないことが多く、プレゼントする相手がどんな家に住んでいるか分からなくても安心です。
またフリージアは、甘い香りも特徴です。
フリージアは香りの良い花として知られており、花の香りが好きという方や花の香りを楽しみたいという方には、フリージアのフラワーギフトを贈ることがおすすめ。
ちなみにフリージアは春の花というイメージが強いですが、実は11月~12月頃の冬の時期にも多くのお花屋さんで購入することができます。
早春の花なので、暖かい春にお花屋さんで見かけるというよりも、まだ寒い時期に見かけることの方が多いかと思います。
「感謝」以外にフリージアは「親愛の情」や「友情」という花言葉も持っています。
これはフリージアを発見した、デンマークの植物学者エクロンが親友の医師であるフリーゼにちなんで、フリージアの名前をつけたことに由来しています。
そのため、フリージアは友達の誕生日などのお祝いにぴったりです。
また喧嘩してしまった時に仲直りの印として、フリージアを使った花束やフラワーアレンジメントを贈るのもいいかもしれません。
カンパニュラ
- カンパニュラの花言葉:「感謝・誠実な愛・思いを告げる」など
- 科・属:キキョウ科・カンパニュラ属
- 和名:風鈴草・釣鐘草
- 出回り時期:4月~8月
ベルのような形をした花姿が印象的な、カンパニュラ。
お花屋さんで見かける切り花として流通しているのは、花の大きな品種が多いといわれています。
一方でガーデニングで使われる品種や鉢植えとして販売されているカンパニュラは、比較的花の小さなものが流通しています。
お花屋さんで見かけた方は、見比べてみてください。
先ほどカンパニュラの花姿を「ベルのような形」と、ご紹介しましたが植物図鑑などでよく使われる表現としては「釣鐘型」といわれています。
カンパニュラは、ラテン語で「小さな鐘」を意味しています。
加えて和名では、風鈴草と呼ばれています。
この名前の由来にもなっている、ふっくらとした優しい見た目がカンパニュラの大きな魅力です。
そんなカンパニュラは他の花にはない珍しい花の形をしていますが、花束やフラワーアレンジメントなどに入れると、ものすごく主張するわけではないので他の花とも相性抜群。
フラワーギフトにした際に、協調性があるように思います。
そのため、メインの花をより美しく見せたり、フラワーギフトのちょっとした隙間を埋めたりと、脇役として使われることも多いようです。
ちなみにカンパニュラの代表的な色は紫系ですが、他にもピンクや白、ブルーに近い色もあります。
カンパニュラをプレゼントする際は、紫以外の花色を選んでみてもいいかもしれませんね。
ちなみに、カンパニュラの「感謝・誠実な愛・思いを告げる」などの花言葉はギリシャ神話が由来になっている説と、教会の鐘が由来になっている説などがあります。
カンパニュラの花言葉の由来とされているギリシャ神話は、こちらです。
カンパニュールというギリシャ神話に登場する美しい精霊は、オリンポスの果樹園にある黄金のりんごを守る仕事をしていました。
ある日、兵士が黄金のりんごを盗もうと果樹園に侵入しました。
黄金のリンゴの番人であるカンパニュールは、リンゴを守ろうと鐘を鳴らして助けを求めましたが、兵士によって殺されてしまったのです。花の女神フローラは、カンパニュールの死を悼み、鐘の形をした花にかえたのでした。
また、教会の鐘が由来という説は、カンパニュラの花の見た目が似ていたからというものです。
どちらも、カンパニュラの花姿が由来ということになりそうです。
最後に
今回は「感謝」という花言葉を持った花の種類をご紹介しました。
切り花として流通している種類を掲載したので、花束やフラワーアレンジメントに「ありがとう」の気持ちを込めて贈りたい方はぜひ参考にしてください。
普段は恥ずかしくて感謝の言葉が伝えられていないという方は、ぜひ花言葉に気持ちを込めてプレゼントしてみてください。
誕生日や結婚記念日、卒業式などをきっかけに感謝の花束をプレゼントするのは素敵ですが、特別な日でなくても気持ちを伝えようと思ったら花を贈ってみてください。
いつも一緒にいる妻・夫や恋人であっても、いつ何が起こるか分かりません。
「いつもありがとう」を伝えようと思い立った時に、伝えることが大切です。
思っているだけでは、伝わりません。
花言葉に託したとしても、直接言葉にしたとしても、自分らしい表現で大切な方へ感謝を伝えてくださいね。
気持ちを伝えたいと思った相手に、特別な想いが伝わりますように。
▼愛情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
「愛・大好き・恋」の花言葉の花の種類◆恋人のプレゼントにおすすめ 恋人や妻・夫に贈りたい愛が伝わる花言葉をご紹介します。 |
▼友情が伝わる花言葉を持つ花の種類はこちら
|
「友情・友達・絆」の花言葉の花の種類◆友人へのプレゼントにおすすめ 部活やチームの友達など、友人に贈りたい花言葉を持つ花をご紹介。 |
いい夫婦の日に妻へ花束のプレゼント|おすすめの花の種類ランキング
11月22日のいい夫婦の日には、妻へ花束をプレゼントしようと考えている方も多いのではないでしょうか。
花ギフトは、年代を問わず喜ばれるプレゼントの1つ。
妻へ「いつもありがとう」という気持ちが一層伝わる、おすすめの花の種類をランキング形式でご紹介します。
いい夫婦の日にぴったりというポイントも掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
妻へのプレゼントにおすすめな花ランキング
それでは早速、いい夫婦の日に妻へ贈りたいおすすめの花の種類をご紹介します。
第1位:バラ
まず、バラの基本情報からご紹介します。
- 科・属:バラ科・バラ属
- 和名:薔薇(バラ)
- 学名:Rosa
- 花言葉:愛・美
- 原産地:ヨーロッパ・アジア
- 開花期:5月~6月頃、10月~11月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・緑・茶色
- いい夫婦の日におすすめポイント:王道の美しさと愛する人へ贈りたい花言葉が魅力
女性だけでなく、男性からも圧倒的な人気のあるバラ。
たくさんの種類がある花の中で、最も有名で「花の中で1番バラが好き」という方も多いのではないでしょうか。
男女問わず多くのファンがいるバラを、いい夫婦の日に妻へプレゼントすれば喜んでくれること間違いなし。
高級感のある美しい花姿は存在感があり、特別なプレゼントにおすすめです。
赤だけでなく、ピンクやオレンジなどさまざまな色があるバラ。
そんなカラーバリエーションが豊富なバラは、色ごとに花言葉が決められています。
ここでは、いい夫婦の日にぴったりな花言葉を持った花色をご紹介します。
- 赤バラ:愛情・情熱・あなたを愛しています
- ピンクのバラ:感謝・しとやか
- オレンジのバラ:絆
- 緑のバラ:希望を持ち帰る・穏やか
どの色のバラを選んでいいか悩んでしまうという方は、気持ちにぴったり合った花色を選んでみてもいいかもしれませんよ。
また、バラは贈る本数によって意味が決められています。
花言葉と同じように、いい夫婦の日に贈りたい本数の意味をご紹介します。
- 5本のバラ:あなたに出会えて心から嬉しい
- 8本のバラ:あなたに感謝しています
- 9本のバラ:いつまでも一緒にいてください
- 11本のバラ:最も愛おしい人
他にもバラには本数の意味があります。
もっと詳しく知りたいという方はこちらを合わせてご覧ください。
バラを贈る時に意識したい!花言葉と贈る本数で変わる意味とは? 贈らない方がいいNGなバラの本数も紹介中です |
加えてバラは、香りが良い花としても知られています。
品種によっては、香水やハンドクリームなどでも使われています。
さらに、お菓子やケーキなどの食品でも「ローズの香り」という表記を目にすることも、多いのではないでしょうか。
うっとりするような良い香りを楽しめるのは、生きているバラ(生花)だからこそです。
当たり前ですが、造花では花の香りを感じることはありません。
いい夫婦の日には、バラの花束を贈って美しさと香りを妻にプレゼントできるといいですね。
第2位:ガーベラ
まず、ガーベラの基本情報からご紹介します。
- 科・属:キク科・ガーベラ属
- 和名:花千本槍(ハナセンボンヤリ)・花車(ハナグルマ)
- 学名:Gerbera
- 花言葉:常に前進・希望
- 原産地:南アフリカ
- 開花期:4月~6月頃、9月~11月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・緑・茶色
- いい夫婦の日におすすめポイント:かわいい見た目と咲き方の違いが楽しめることが女性から人気
いい夫婦の日だけでなく、誕生日や結婚記念日などのお祝いの贈り物としてよく選ばれることが多いガーベラ。
先にご紹介したバラよりも親しみやすく、きれい系というよりは、かわいらしい雰囲気のある花です。
「妻はキュートなものが好き」という方は、ガーベラを花束に使ってみてもいいかと思います。
ガーベラはさまざまな色があり、柔らかいパステルカラーの種類からビビッドで鮮やかな種類まで楽しむことができます。
加えて品種もたくさんあるため、花の咲き方も豊富です。
花びらが細くたくさん付いているものから、花びらの中でグラデーションになっているものまでさまざま。
一見しただけでは、ガーベラとは分からないような品種もあります。
そのため咲き方の違うガーベラを組み合わせて花束にすることによって、動きがあり個性的なデザインを表現することも。
ガーベラのかわいらしい品種については、こちらで紹介しているので興味のある方はあわせてご覧ください。
かわいいガーベラの品種一覧~花言葉も掲載~ 写真付きでガーベラの品種を紹介しています |
ガーベラは、花束のメインにも脇役にもなる花です。
先に紹介したバラなどをメインにして、ガーベラを一緒に使うこともあります。
一方でカラフルなガーベラを束ねた、ガーベラだけの花束も人気。
ちなみに、他の花に比べてガーベラは金額がお手頃なことが多い花でもあります。
たくさんの花をいい夫婦の日に妻へプレゼントしたいと考えている方は、ガーベラをメインにしてみるのもおすすめです。
第3位:トルコキキョウ
まず、トルコキキョウの基本情報からご紹介します。
- 科・属:リンドウ科・ユーストマ属
- 和名:トルコ桔梗(トルコキキョウ)
- 学名:Eustoma
- 花言葉:優美・良き語らい・清々しい美しさ
- 原産地:北アメリカ
- 開花期:5月~9月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・紫・白・緑・茶色
- いい夫婦の日におすすめポイント:優雅な花姿が高級感を演出
優雅な姿は花束のメインとして使え、ぐるっとひねったような形がかわいらしいつぼみはフラワーギフトのアクセントになります。
開花した様子だけではなく、つぼみも楽しめるのもトルコキキョウの良さの1つ。
ウェディングブーケにも使われるほど、高級感がありひらひらとした花びらを重ねたふわふわなトルコキキョウは、いい夫婦の日にぴったりな花です。
かわいらしくありながらゴージャスさを感じることができるトルコキキョウは、女性を中心に多くのファンがいます。
そんなドレスのようにも見えるトルコキキョウは、カラーバリエーションが豊富で、色ごとにそれぞれ花言葉がつけられています。
ここではいい夫婦の日に贈りたい、花言葉を持つトルコキキョウの色をご紹介します。
- ピンクのトルコキキョウ:優美
- 紫のトルコキキョウ:希望
- 緑のトルコキキョウ:良き語らい
「優美」という花言葉はトルコキキョウ全体も持っていますが、優しく美しい妻へピンクのトルコキキョウを贈るのもおすすめです。
また、緑のトルコキキョウの花言葉には「良き語らい」があります。
この「良き語らい」という花言葉をきっかけに、妻とコミュニケーションを取ってみるのはいかがでしょうか。
仕事や家事で忙しいと、なかなか夫婦で会話する時間を作るのが難しいこともありますよね。
日常の些細な出来事や、美味しかったお昼ご飯の話など、何でもないことを話して、いい夫婦の日にほっこりした気持ちになってみてください。
加えて同じピンクのトルコキキョウでも淡いピンクから、アンティーク調のくすみピンク、はっきりとした濃いピンクまで、さまざまなバリエーションがあります。
妻のイメージや自宅のインテリアに色を合わせてみると、素敵なプレゼントになりそうです。
また11月22日のいい夫婦の日頃は、冬に近づき寒くなってくるため、花束などで使われる切り花の花持ちが良くなります。
お花屋さんによっては、花が大きな冷蔵庫で保存されているところもありますよね。
花は、涼しいところで保管した方が日持ちしてくれます。
いい夫婦の日はちょうど花が長持ちしやすくなる気候ですが、トルコキキョウはもともと花の中でも比較的花持ちが良く、長くきれいな姿を楽しませてくれる花でもあります。
長く花を楽しんでもらいたいと思っている方は、トルコキキョウを花束に使ってみるのも良いかと思います。
ちなみに、トルコキキョウはリシアンサスやユーストマとも呼ばれています。
トルコキキョウもリシアンサスもユーストマも同じ花のことを指していますが、なぜさまざまな呼ばれ方になったのかや、名前の由来について知りたい方はこちらをご覧ください。
8月の誕生花のご紹介~ふんわり可愛いトルコキキョウ~ トルコキキョウの名前の由来を掲載しています |
第4位:シンビジューム(シンビジュウム)
まず、シンビジューム(シンビジュウム)の基本情報からご紹介します。
- 科・属:ラン科・シンビジウム属
- 和名:霓裳蘭(ゲイショウラン)
- 学名:Cymbidium
- 花言葉:高貴な美人・飾らない心・誠実な愛情
- 原産地:東南アジア
- 開花期:11月~4月頃
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・緑・茶色
- いい夫婦の日におすすめポイント:豪華で見ごたえがあり特別感がある
シンビジュームは、胡蝶蘭やデンファレなどと同じく洋ランの仲間です。
そのため、シンビジュームは洋ランが持つ豪華で美しい花が印象的。
1つの茎から複数の花を咲かせますが、その花の1つひとつが豪華で見応えがあり、シンビジュームを花束に加えることで、特別感のあるプレゼントを作ることができます。
いい夫婦の日以外にも、お祝いの贈り物としてメインで使われることもあり、正月飾り・新年を祝う花などにも使われています。
シンビジュームの花姿は、花言葉の「高貴な美人」にぴったりです。
かわいらしいというよりも美しいイメージの花であるため、60代以上など、世代が上の女性から特に多く支持を集めています。
シンビジュームを使った花束は、カジュアルな場所で渡すプレゼントというよりは、レストランやホテルなどで渡す方が似合うデザインになることが多いかと思います。
いい夫婦の日に、少しかしこまったオフィシャルな場所で花束をプレゼントしたいという方には、シンビジュームがおすすめです。
そしてシンビジュームは、花持ちがとても良いことも魅力の1つです。
花を次々と咲かせ、環境によっては1ヶ月以上も花を楽しむことができます。
お花屋さんで1年を通してシンビジュームは販売されていますが、特に出回る量が多くなるのは11月~1月上旬と言われています。
いい夫婦の日は11月22日で寒くなってくることで、花の種類が限られることがあります。
これは、冬に咲く花が少ないためです。
しかし、シンビジュームは心配ありません。
ぜひ、いい夫婦の日にシンビジュームをプレゼントしてみてください。
第5位:デルフィニウム
まず、デルフィニウムの基本情報からご紹介します。
- 科・属:キンポウゲ科・デルフィニウム属
- 和名:千鳥草(チドリソウ)・大飛燕草(オオヒエンソウ)
- 学名:Delphinium
- 原産地:ヨーロッパ・アジア・北アメリカ・アフリカ
- 開花期:5月~6月頃
- 花色:水色・青・白・紫・ピンク
- いい夫婦の日におすすめポイント:花言葉が素敵で繊細な様子もかわいらしい
デルフィニウムは、水色や青などブルー系の色をした花色が有名です。
ピンクや白もありますが、水色や青の花色を見かける方が多いかと思います。
ブルー系の花は少ないので、水色の花束を渡したい時やワンポイントで青色をプラスしたい時などに、よくデルフィニウムは使われています。
そんな水色や青が有名なデルフィニウムには、色ごとに花言葉がつけられています。
中でも、いい夫婦の日におすすめなデルフィニウムの色は青色。
なぜなら、青いデルフィニウムの花言葉は「あなたを幸せにします」という花言葉があるからです。
この「あなたを幸せにします」という花言葉の由来は、デルフィニウムが結婚式のおまじないでもあるサムシングブルーとして使われているためと、言われています。
デルフィニウムを使った花束をプレゼントしたいと考えている方は、渡す時に花言葉も一緒に伝えると良いかもしれませんね。
直接妻へ言うのは照れてしまう言葉でも、花言葉になっていれば恥ずかしさも少しは軽減するのではないでしょうか。
いい夫婦の日は11月22日。
1年に1回の記念日には、花言葉の力を借りて素直な気持ちを伝えてみては?
先ほどお伝えしたように、サムシングブルーとしてデルフィニウムが使われることもあります。
結婚式で持ったウェディングブーケに、デルフィニウムが使われていたという方は、特にいい夫婦の日に贈る花束にデルフィニウムを加えてみるのもおすすめです。
花束を渡すときに「ウェディングブーケに使われていたから」と一言添えれば、妻は人生で大切な瞬間である結婚式のことを覚えていることが伝わって、嬉しい気持ちになってくれるはず。
ちなみに学名のDelphiniumは、ギリシア語でイルカを意味します。
デルフィニウムという花の名前の由来は、つぼみの形がイルカに似ているためと言われています。
妻はどんな花束が嬉しい?
花束をあまり贈ったことがないという方は、どんな花束にすればいいのか悩んでしまうこともあるかと思います。
ここでは、いい夫婦の日に贈りたい花束の種類についてご紹介します。
大きくて豪華な花束
誰もが一度は憧れる、大きな花束をいい夫婦の日にプレゼントするのもおすすめです。
大きな花束で、大きな愛情を伝えることもできそう。
たくさんの花を使い豪華な見ためになるだけでなく、特別な雰囲気を演出することができます。
また自宅に飾る際は、大きな花束を1つの花瓶に飾るのも見応えがありますが、いくつかの花瓶に花を分けて飾ることもできます。
複数の花瓶に花を飾れば、1つの花束をプレゼントするだけで自宅のあちこちを花で彩ることができそうです。
コンパクトで飾りやすい、さりげなく渡せる花束
「いつもありがとう」という気持ちを、さりげなく伝えたいならコンパクトで飾りやすい花束がおすすめ。
花を渡すのに照れてしまうという方も、小さい花束なら気持ちを伝えやすいかもしれません。
また花束を受け取るパートナー(妻)が普段から花を飾り慣れていないと、たくさんの花をもらっても扱いきれないこともあります。
コンパクトで比較的飾りやすい花束なら、花を生け直すという負担が少なく済むかもしれませんね。
花が少ないぶん大きな花束と比べて、お手入れにかかる時間も少なく済みます。
初めて花束をプレゼントするという方にも、コンパクトなサイズ感はおすすめです。
まずは、妻へ小さな花束からプレゼントしてみましょう。
愛が伝わるハート型の花束
いい夫婦の日は、結婚してから変わらない愛情をあらためて伝える日でもあります。
「大好きだよ・愛している」という気持ちを、花束の形で表現するのも良さそうです。
ハートをかたどった花束はかわいらしく、いい夫婦の日にぴったりなプレゼントになるでしょう。
誕生日や結婚記念日などお祝いの場面で花束をいつも贈っているという方は、いい夫婦の日らしいハートの花束をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
また11月22日のいい夫婦の日が、結婚記念日という方もいらっしゃるかと思います。
結婚記念日のお祝いと、いい夫婦の日の贈り物としていつもとは違う形の花束をプレゼントするのも良さそうです。
いい夫婦の日に喜ばれる花束を贈ろう
今回は、妻へ11月22日のいい夫婦の日に贈りたいおすすめの花の種類について、ランキング形式でご紹介しました。
花のプレゼントは、世代に関係なく喜ばれる贈り物の1つ。
いい夫婦の日に「いつもありがとう」という気持ちや「愛しているよ」という気持ちを、花に託して送ってみませんか。
直接口で言うのは照れてしまうという時は、花言葉や花束の形で表現するのもおすすめです。
お花屋さんに入るのが緊張してしまうという方は、花キューピットのサイトから注文してみてください。
花キューピットでは、いい夫婦の日に最適な花束をはじめフラワーアレンジメントもご用意しています。
仏壇に供えるダメな花と適した花、その理由|長持ちさせるコツ
お盆やお彼岸などで仏壇に花を供える時、「仏壇に供えてはいけないタブーな花はあるの……?」「夏の暑さに強く、なるべく長持ちするお供えの花はあるのかな?」と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親戚の家で花を供える時や、弔問に行く時などのタイミングでしか、仏壇に花を供えないという方はどんな花を選んだらいいのか不安がありますよね。
今回は仏壇に供えてはいけない花と、夏の暑さにも丈夫なお供えの花、お供えの花を長持ちさせる方法についてご紹介します。
仏壇には供えない花(ダメ・タブーな花)
まずは、仏壇に供えてはいけない花の種類からご紹介します。
お供えの花には、絶対的なルールはありませんが控えた方がいい花の種類はあると言われています。
故人がものすごく好んでいた花や、遺族からリクエストがあった場合を除いて、これからお伝えする花の種類は避ける方が良いかと思います。
バラ
- 科名:バラ科
- 学名: Rosa
- 花言葉:愛・美
仏壇にお供えする際は、バラは避けた方がいいと言われています。
誕生日や結婚記念日などお祝いの場面で、バラはよく選ばれる花です。
数多くの花の種類がある中で、最も有名な花と言っても過言ではありませんが、バラはお供えするには向きません。
理由はトゲがあるためです。
トゲは死や怪我を連想させたり、殺生を連想させたりするため避けた方が良いと言われています。
そのためバラ以外にも、トゲがある花はお供えにはタブーです。
バラと同じく、トゲがあるアザミなども避けた方が良いでしょう。
彼岸花
- 科名:ヒガンバナ科
- 学名:Red spider lily
- 花言葉:悲しき思い出・独立・情熱
彼岸花は毒があるため、仏壇にお供えするのは避けた方が良いと言われています。
彼岸花と聞くと、なんとなく不吉なイメージがあるという方もいらっしゃるのでは。
この不吉のイメージは、彼岸花が墓地に植えられていることが多いことも関係しているかと思います。
彼岸花が墓地に植えられている理由は、もともと遺体を動物に荒らされないようにするためでした。
昔の日本は、現在と違い土葬が一般的でした。
そのため埋葬した遺体を動物が荒らしてしまう、ということが多かったのだそう。
そこで毒がある彼岸花を植え、動物を寄せ付けなくしていたのです。
遺体を動物から守るために植えられていた彼岸花が、時を経て墓地に植えられていることが多いイメージだけが先行し、少し不吉なイメージを持たれるようになったのかもしれません。
ちなみに夾竹桃 も毒があるため、供えない方が良いでしょう。
こちらも合わせてご覧ください
お墓に供えてはいけない花がある?お墓参りの手順・マナー・タブー 仏壇と似ていますが、お墓にも供えない方が良い花があります。 |
仏壇にお供えする適した花
供えてはいけない花の種類を押さえたところで、次は仏壇に供えることの多い、1年を通して購入できる花の種類をご紹介します。
仏壇に供える花を選ぶときは、参考にしてみてください。
カーネーション
- 科名:ナデシコ科
- 学名:Dianthus caryophyllus
- 花言葉:無垢で深い愛
- お供えでよく使われる色:白・緑・赤・ピンク
誕生日や結婚記念日などのお祝いの花束や、フラワーアレンジメントとしても選ばれるカーネーションですが、実はお供えの花としてもよく活用されています。
1年を通して購入することができる、カーネーション。
季節を問わず、お供えすることができます。
フリルのような花がかわいらしく、花色はお供えでよく使われる白や赤、緑などだけではなく、くすんだピンクや鮮やかな紫、花では珍しい青色などもあります。
花びらの縁にだけ色がついているものもあり、思ったデザインにしやすいこともカーネーションの良いポイントです。
カーネーションはこのようにカラーバリエーションが豊富なことに加えて、花のサイズも種類が多いです。
そのため、仏壇にお供えする際は、カーネーションをメインにすることも、わき役としてプラスすることもできます。
そんなカーネーションは、花持ちが良いことでも知られている花の1つでもあります。
お供えした花は、長くきれいな姿を保って欲しいですよね。
お供えの花の種類に迷った時はカーネーションを選んでみてください。
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」です。
花言葉からも故人への深い愛情を伝えることができそうですね。
菊(マム)
- 科名:キク科
- 学名: Chrysanthemum
- 花言葉:高貴・高潔・高尚
- お供えでよく使われる色:白・緑・赤・ピンク・黄色
お供えの花と言って一番初めに思いつくのは、菊ではないでしょうか。
菊がお供えの花として選ばれる理由は、様々あります。
まず始めに菊は、花もちが良いということです。
丈夫で長くきれいな姿を楽しませてくれます。
加えて1年を通して購入することができるのも、選ばれるポイントの1つです。
旬はありますが、通年手に入れることができるのは、助かりますよね。
さらにお供えで選ばれる理由はまだまだあります。
- 菊の香りが御香に似ているため
- 国花としても選ばれているほど格式が高く品のある花であるため
- 長寿を願うほど縁起がいい花であるため
ちなみに菊は「菊を飾ると福が来る」や「菊を生ければいい子に育つ」などと言われてきました。
縁起のいい花として知られているため、お供えだけでなく結婚式などでも活躍しています。
冠婚葬祭に菊が活躍するのは、花言葉にもあるように「高貴」な花であり日本で大切にされている花だからです。
スターチス
- 科名:イソマツ科
- 学名:Limonium sinuatum
- 花言葉:変わらぬ心・永遠に変わらない
- お供えでよく使われる色:紫
仏壇にお供えする花束や、フラワーアレンジメントの差し色として使われることの多い、スターチス。
主に差し色としては、濃い紫色が使用されています。
紫色は、徳高い色と言われており、お供えの花でもよく選ばれる色です。
しかしスターチスがお供えに選ばれるのは、紫色だからというだけではありません。
スターチスは、とても花持ちの良い花の1つです。
植物全体に含まれる水分量が少なく、生花の状態から乾燥気味。
水がうまく吸い上げられなくなっても、すぐに萎れてしまうことがないのです。
ちなみに花言葉は「変わらぬ心・永遠に変わらない」などがあります。
これは先にご紹介した通り、スターチスが花もちが良いことから付けられたと言われています。
スターチスが色褪せることなく、長い期間飾ることができることに由来する花言葉は「故人のことを忘れない」という気持ちを託すことができそうです。
特に夏でも長持ちする花
ここからはお盆など、夏にお供えする際におすすめしたい花の種類をご紹介します。
夏の暑さにも強く、比較的花持ちが良い種類を選びました。
リンドウ
- 科名:リンドウ科
- 学名:Gentiana scabra
- 花言葉:あなたの悲しみに寄り添う・勝利・悲しんでいるあなたを愛する
- お供えでよく使われる色:紫・ピンク
リンドウは、季節の花としてお盆・お彼岸の時期に咲いていたため、昔からよくお供えとして活用されています。
凛とした紫色は、爽やかさと落ち着きがあり、夏のお供えにぴったりです。
加えてリンドウは、夏でも花もちが良いことが特徴です。
これは他の花よりも比較的に茎が硬くしっかりとしているため、茎が痛むことなく水が十分に吸い上げられるのです。
また花言葉も「あなたの悲しみに寄り添う・悲しんでいるあなたを愛する」などがあります。
この花言葉は故人のことを想う気持ちや、遺族の悲しみにそっと寄り添うことができるような気がしますよね。
トルコキキョウ
- 科名:リンドウ科
- 学名:Eustoma
- 花言葉: 優美・すがすがしい美しさ
- お供えでよく使われる色:紫・白・緑
上の写真のように花びらが幾層にも重なった八重咲きのトルコキキョウは、誕生日などのお祝いにも使われていますが、一重咲きのトルコキキョウと同じくお供えにも活用されています。
フリルのような八重咲きのトルコキキョウは、お供えの花束やフラワーアレンジメントに使用するとボリューム感があり豪華な雰囲気を演出することができます。
一方で下の写真のように一重咲きのカップのような形をしているトルコキキョウは、シンプルで凛とした美しいデザインのお供えを作ることができます。
咲き方に関わらずトルコキキョウは花持ちが良く、夏の暑さにも丈夫な花と言われています。
1年を通して購入することができますが、お盆やお彼岸などで仏壇にお供えの花を飾る時は、特にトルコキキョウを選ぶようにしても良いと思いますよ。
ちなみにトルコキキョウは、お花屋さんによってユーストマやリシアンサスと呼ばれています。
名前が違ったとしても、同じ花(トルコキキョウ)のことを指しています。
どの花がトルコキキョウか分からない時は、店員さんに声をかけてみてくださいね。
胡蝶蘭
- 科名:ラン科
- 学名: Phalaenopsis aphrodite
- 花言葉: 幸運が舞い込んで来る
- お供えでよく使われる色:白
今までご紹介していた花の種類は、主に花束やフラワーアレンジメントなどで活用される切り花の形として流通していました。
こちらでご紹介する胡蝶蘭は切り花としても流通していますが、鉢植えでお供えされることが多い花の種類です。
高級感があり、落ち着いた上品さを持つ胡蝶蘭。
法事などの特別なお供えを必要とする場合や、初盆や初七日などでお供えされることが多いです。
胡蝶蘭の鉢植えの場合、仏壇に供えるというよりは、仏壇の前や仏間にお供えされることが多いかと思います。
胡蝶蘭は、花持ちが良く長くきれいな花を保ってくれます。
加えて鉢植えの胡蝶蘭はお手入れも簡単。
夏場なら 1週間から10日に、コップ1杯分の水をあげる程度で十分です。
※気温が高い日が続くなら2~3日に1回程度水やりをすることもあります。
すぐに枯れることのない胡蝶蘭は、忙しい遺族の方に手間を取らせることがない花なのです。
▼お盆の花をお探しの方はこちら
お盆にふさわしい花を使った花束やアレンジメントをそろえています。
仏壇の花は何日持つ?
夏場なら一般的に、4~5日程度といわれています。
気温が高い夏場はお手入れや、花持ちしやすい環境を作ることが大切になります。
ちなみに、気温が比較的涼しい春や秋は1週間から10日ほど。
寒くなってくる冬の間は、10日から2週間ほど持つと言われています。
全ての花がそうというわけではなく、平均的にこれぐらいというイメージです。
もちろんお供えする環境や、お手入れの方法によって花持ちは長くなったり短くなったりもします。
なるべく花を長く持たせたいと思う方はぜひ、「長持ちさせるために何をする?」の項目をチェックしてみてください。
毎日水を換えるべき?
花瓶の水の取り替えは、毎日行うことがおすすめです。
暑いときは、朝晩2回取り換えても良いくらいです。
夏は水が腐りやすい季節になるので、なるべく清潔な水を保つように交換してあげてください。
花瓶の水を交換するのは正直手間ですが、花を長くお供えしたいなら絶対に行った方が良いことです。
長持ちさせるために何をする?
ここからは、花をなるべく長持ちさせるためにできることをご紹介します。
花瓶の水を替える以外にも、できることはいくつかあります。
切り花が弱りやすい夏だからこそ、できる対策もまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
10円玉を水に入れて雑菌繁殖を抑える
10円玉は銅でできているため、水の中に入れておくと銅イオンが溶け出し雑菌の繁殖を抑えることができます。
仏壇に供える花瓶の中には、10円玉を入れておけばより長持ちしそうですね。
ちなみにピカピカに磨いた10円の方が、花持ちをよくする効果があると言われています。
花瓶に10円玉を入れる時は、磨いてから入れてみてくださいね。
氷を入れて雑菌繁殖を防ぐ
温度が高いと、雑菌が発生しやすくなります。
そこでおすすめなのが、直接的に花瓶の水の温度を下げること。
花瓶の水に氷を入れて温度を下げることによって、雑菌が発生しづらくなります。
夏は仏壇が置いてある部屋も、クーラーがかかっているかと思います。
特にお盆など親戚やお坊さんが来るときは、部屋が涼しくなっていることも多いのでは。
氷を入れるという方法は、外出時などクーラーを一時的に切ってしまう時に使ってみるといいかもしれません。
風通しを良くして蒸れを防ぐ
湿度が高い時は、花瓶に生けられている花が蒸れやすくなります。
お供えの花を始め、花束やフラワーアレンジメントなどの切り花も生きているため呼吸をしています。
湿度が高くなると呼吸が上手くできなくなり花の元気がなくなったり、蒸れによって細菌が繁殖しやすくなったりしてしまいます。
そのため花瓶に花を生けた場合や、フラワーアレンジメントをお供えしている時は、風通しを良くするように心がけましょう。
小さな花瓶にたくさんの花を、ぎゅうぎゅうに生けないようすることが大切です。
エアコンの風を避けて乾燥を防ぐ
「切り花は涼しくさせておいた方が良いから」と思い、エアコンの風を直接当ててしまうのは良くありません。
エアコンの風が直接当たっていると、葉や花びらから水分が抜け、花持ちが悪くなってしまいます。
花を乾燥させないようにすることがポイントです。
そのため、直射日光に当てるのもあまり良くありません。
直射日光に当たっているとエアコンの風に当たっていた時のように、乾燥してしまうからです。
植物は太陽の光に当てた方が良いように思うかもしれませんが、切り花になってからは直射日光には当てないように気をつけましょう。
切り戻しをして水を吸いやすくする
植物が水を吸っている茎の先端部分を、ハサミやカッターなどでカットすることを、切り戻しと言います。
茎は水に浸かっていると、徐々に傷んできます。
水を吸い始める茎の先端が傷んだり腐ったりすると、水がそこから吸えなくなってしまいます。
花が水を吸い上げやすくするためにも、水を吸う切り口をカットすることで新しくすることがポイントです。
水の吸い口が新しくなれば、雑菌が繁殖しづらくなる効果もあります。
花瓶を洗って水を清潔に保つ
水を交換する際に花瓶も一緒に洗うことで、より清潔に保つことができます。
花瓶を洗う時は水でサッと流すだけではなく、食器用の洗剤を使ってしっかり洗うことがおすすめです。
水が入っていた部分を触った時に、滑りを感じた時は雑菌が発生している証拠です。
花瓶が汚いときれいな水を入れたとしても、またすぐに汚くなってしまいます。
少し面倒ですが水を交換するついでに、花瓶も洗うようにしてくださいね。
こちらも合わせてご覧ください
お供えに限らず、花束やアレンジメントなどの花を長く楽しみたい方は、合わせてご覧ください。花のプロであるお花屋さんが、長持ち方法をご紹介します。
最後に
今回は仏壇に供えてはいけない(タブーな)花の種類とその特徴、仏壇に供えることに適した季節の花と1年を通して購入できる花の種類についてご紹介しました。
さらに仏壇に供えた花の長持ち方法も、掲載しましたのでぜひ役立ててください。
特に夏場は、切り花の寿命が短くなる季節です。
気温が暑くなってきたら、花持ちを良くするための対策をとってあげてください。
夏の花一覧|花束におすすめな夏に咲く季節の花の種類とは?
夏らしい花束やフラワーアレンジメントを贈りたい方の参考になるように、夏に咲く季節を感じられる切り花をご紹介します。
夏生まれの方の誕生日や結婚記念日のお祝い、退職祝いの贈り物におすすめです。
ひまわり
- 科・属:キク科・ヒマワリ属
- 和名:向日葵
- 花言葉:憧れ・あなただけを見つめる
- 英名:Sunflower
- 学名:Helianthus annuus
- 開花期:7月~9月
夏の花といえば、やっぱり、ひまわりではないでしょうか。
ひまわりは子供から大人まで幅広い年代の方から愛されている花の1つです。
お花屋さんで、花束やフラワーアレンジメントとして使われる切り花として販売されている他に、学校の花壇で育てられていることや、ひまわり畑などを見かけることもあるかと思います。
他の花に比べて見る機会が多いため、多くの人がひまわりに親しみを感じやすいかと思います。
誕生日のプレゼントや結婚記念日のお祝いとして、「多くの人から親しまれ、夏を代表するひまわりの花束を贈りたい」という方も多いのでは。
プレゼントしたひまわりは、できるだけ長くきれいな姿を楽しんでもらいたいですよね。
そこで、ここからはひまわりを長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
ひまわりをプレゼントした時に、長持ち方法を簡単に伝えてみるのもいいかもしれませんよ。
ひまわりを花瓶で飾る時は水を少なくすることがおすすめ
ひまわりの茎には、細い毛が生えています。
そのためひまわりの茎は、水に浸かっていると他の花に比べて傷みやすいのです。
ひまわりを花瓶で生ける時は「浅水」がおすすめ。
茎が水に触れる部分を少なくするように、少ない水で生けるようにしましょう。
水を変えるタイミングで花瓶も洗う
先にご紹介した通り、ひまわりは茎が傷みやすい花です。
水に浸かっている茎を触ると、ヌルッとすることも。
このヌルヌルとした感覚は、茎が腐っていたり、傷んでいたりするためおきます。
茎が腐って水が濁ると、ひまわりは十分に水を吸い上げることができなくなります。
茎のヌメリは、水だけではなく花瓶の内側についていることもあります。
花瓶の水を清潔に保つためにも、水を交換するタイミングで花瓶の内側も洗うようにすることがおすすめです。
▼ひまわりを使った花ギフトはこちらから
クルクマ
- 科・属:ショウガ科・ウコン属(クルクマ属)
- 和名:鬱金(うこん)・クルクマ
- 花言葉:乙女の香り・あなたの姿に酔いしれる
- 英名:Siam tulip
- 学名:Curcuma petiolata
- 開花期:8月~10月
見るからに「南国の花」という印象のクルクマ。
クルクマは、ピンクや白、グリーンなどの色があります。
ピンク色が有名なように思いますが、実は他の色も楽しめるんです。
ちなみにクルクマの花のように見えている部分は、苞(ほう)という部分になります。
本当の花は、苞の奥の方にあるのです。
クルクマをプレゼントする時や、自宅で飾るという時はクルクマの本当の花の部分も見てみてくださいね。
クルクマの原産地はマレー半島と言われており、夏の暑さにも耐えてくれます。
暑い夏に、長持ちしてくれるのは嬉しいですね。
クルクマの「乙女の香り」という花言葉から「良い香りがするのでは?」と思った方も多いのではないでしょうか。
個人的な感想ですが、クルクマはそこまで良い香りではなかったように思います。
気になった方は、嗅いでみてください。
また「あなたの姿に酔いしれる」という花言葉は、幻想的な美しさの花を咲かせることが由来していると言われています。
暑さにも強いクルクマを、さらに長持ちさせたいという方のために、ここでお手入れ方法をご紹介します。
霧吹きで保湿するとより長持ちに
クルクマは1日に1回程度、花の部分に霧吹きで水をかけることによってより長持ちします。
保湿することが大事なようです。
アンスリウム
- 科・属:サトイモ科・アンスリウム属
- 和名:大紅団扇(おおべにうちわ)
- 花言葉:情熱
- 英名:Tailflower・Flamingo flower
- 学名:Anthurium
- 開花期:5~10月
花束やフラワーアレンジメントに使う切り花だけではなく、鉢植えとしても流通しているアンスリウム。
赤色が有名で、他にグリーンや白、ピンク、黒なども流通しています。
夏になるとお花屋さんで切り花として販売されることが多く、南国感を得られる花の1つです。
アンスリウムの特徴的な「うちわのような部分」は、実は花ではありません。
クルクマの時にお伝えしたのと同じように、アンスリウムの赤色やグリーンの部分は苞と言われる部分にあたります。
アンスリウムの花は、中心部分にある棒状のところです。
ゴージャスな雰囲気のアンスリウムですが、花だけ見るとまた違った印象がありますよね。
アンスリウムは、暑い夏にも耐えられる丈夫な花です。
茎も腐りにくく、花瓶の水も汚れにくいのも嬉しいですよね。
よりアンスリウムを長持ちさせたい方に、ポイントをご紹介します。
茎は斜めにカットする
茎を斜めにカットすることによって、茎の内側の水に触れる面積が増えます。
水に触れる部分が多くなることによって、必要な量の水を吸い上げることができるようになるのです。
ルリタマアザミ
- 科・属:キク科・ヒゴタイ属
- 和名:ヒゴタイ・瑠璃玉薊(ルリタマアザミ)
- 花言葉:豊かな感情・鋭敏
- 英名:Globe Thistle
- 学名:Echinops ritro
- 開花期:6月~8月
トゲトゲとした花が印象的な、ルリタマアザミ。
和風にも洋風にも使えそうな花姿で、涼しげな色合いが夏に人気です。
丸くて触ると痛そうな花に注目しがちですが、ルリタマアザミを自宅に飾ったりプレゼントしたりする際は、茎や葉の裏にも注目してみてください。
ルリタマアザミの茎や葉の裏は、緑ではないのです。
美しい銀色をしています。
ちなみにルリタマアザミは、ドライフラワーとしてもよく活用されています。
ドライフラワーをインテリアとして楽しみたいという方には、ルリタマアザミを贈るのがおすすめです。
ルリタマアザミは名前に「アザミ」と、ついているだけあって、茎が固いことも特徴の1つです。
茎が他の花よりも丈夫なため、水の中で茎が腐ることが少なく、花持ちが良いのです。
ここでルリタマアザミの豆知識を一つご紹介します。
Echinopsという学名はハリネズミに由来
ルリタマアザミの学名は、先にご紹介した通りEchinopsです。
Echinopsは「ハリネズミに似ている」というギリシャ語に由来します。
個人的には栗のイガのようにも見えますが、丸くトゲトゲした様子がハリネズミに見えたのかもしれませんね。
デンファレ
- 科・属:ラン科・デンドロビウム属
- 和名:デンファレ
- 花言葉:お似合いのふたり・有能
- 英名:cooktown orchid
- 学名:Dendrobium phalaenopsis
- 開花期:6月~9月
ぱっと見ただけで、トロピカルな印象を与えてくれるデンファレ。
お花屋さんで見るだけでなく、パンケーキやトロピカルジュースの上に飾られていることもありますよね。
ランの中でも、比較的親しみやすい花の1つではないでしょうか。
デンファレの色は、紫やピンク、白、グリーンなどがあります。
どの花色も花持ちが良く、比較的長くきれいな様子を楽しむことができます。
1つの茎から複数の花が咲く、デンファレ。
花が咲くのには順番があり、デンファレの花は下から順番に咲いていきます。
自宅に飾っていても、だんだん新しい花が咲いていくのは嬉しいですよね。
ここからは、デンファレをもっと長く楽しむためのポイントをご紹介します。
枯れた花は取り除く
デンファレをもっと長持ちさせたい時は、枯れた花を取り除くようにしましょう。
先にご紹介した通り、デンファレは下から順番に花が咲いて行きます。
そのため枯れるのも下から順番に。
下の方の花がしおれたり、元気がなくなってきたりしたら、取り除くようにするのがおすすめです。
一番上に付いている花(買ってきたばかりの時はつぼみのことが多いです)が開花できるように、しおれた花は取り除いてエネルギーを残すようにしましょう。
スターチス
- 科・属:イソマツ科・イソマツ属
- 和名:花浜匙
- 花言葉:変わらぬ心・永遠に変わらない
- 英名:Statice・Limonium
- 学名:Limonium sinuatum
- 開花期:4~6月
花持ちが最強なスターチス。
スターチスは触ると、カサカサとしています。
バラなどの花びらを触るとしっとりしていますが、スターチスは生花というよりはドライフラワーに近い感覚があります。
ちなみにそのカサカサとした触り心地の花に見える部分は、花ではなくガクという部分。
花は、ガクの中にある小さな点に見える部分です。
スターチスを自宅で飾る際やプレゼントする際は、花がどこにあるのか探してみてください。
スターチスは、植物全体の水分量が少ない花です。
そのため、ドライフラワーやハーバリウムなどでも使われることがあります。
スターチスの開花時期は4月~6月です。
「全然、夏っぽくないじゃん」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ夏におすすめかと言うと、花持ちがよいためです。
一般的に気温が高くなる夏を、花は苦手なことが多いです。
しかしスターチスは、水分量が少ないため夏でも長持ちしてくれます。
花の水が下がって元気がなくなってしまう切り花が多い中、スターチスは比較的長くきれいな状態を保つことができます。
ここからは簡単に、ちょっとおしゃれなハイブリッドスターチスについてご紹介します。
ハイブリッドスターチスとは
今までご紹介したスターチスは、歯ブラシのような形をしていましたが、ハイブリッドスターチスは少しオシャレな雰囲気があります。
ハイブリッドとは「交雑」という意味。
ハイブリッドスターチスとは、様々な種類のスターチスを交雑したことによって生まれた品種のことです。
そんなハイブリッドスターチスは、花がギュッとまとまったスターチスよりも、見た目はかすみ草に近く繊細でボリューム感のあるイメージになります。
ハイブリッドスターチスも、全体的な水分量は少なめ。
そのためドライフラワーや、ハーバリウムの素材としてよく活用されています。
トルコキキョウ
- 科・属:リンドウ科・ユーストマ属
- 和名:トルコ桔梗
- 花言葉:優美・清々しい美しさ
- 英名:Lisianthus
- 学名:Eustoma
- 開花期:5月~7月
アンティーク調の微妙な色合いから、はっきりした色まで楽しむことができるトルコキキョウ。
白やクリーム色、淡いピンクなど優しそうな雰囲気の色合いだけでなく、濃い紫や鮮やかなピンクなども流通しています。
加えてトルコキキョウは、花びらがたくさん付いた八重咲きやシンプルな一重咲き、豪華なフリル咲きなど咲き方も種類が豊富。
同じトルコキキョウでも、品種が違うことで雰囲気が全く異なる花なのです。
プレゼントする相手をイメージして、デザインすることができます。
トルコキキョウは、夏の暑さに強く比較的花持ちの良い花です。
一般的に、気温が上がると茎が傷みやすくなり、花がしおれてしまうまでの時間が短くなります。
しかしトルコキキョウは丈夫で、他の花に比べて夏でも茎が傷みにくいことが特徴です。
ちなみにトルコキキョウは、他の名前で呼ばれていることもあります。
ここからは、トルコキキョウの呼び方についてご紹介しようと思います。
リシアンサス・ユーストマもトルコキキョウ
実はトルコキキョウは「リシアンサス」や「ユーストマ」とも呼ばれています。
国によって呼び方が異なるというだけでなく、日本のお花屋さんや市場によって呼び方が異なるのです。
リシアンサスというのは、英名の「Lisianthus」に由来しています。
そしてユーストマは学名の「Eustoma」から呼ばれているのだそうです。
「なぜこのように、様々な名前で呼ばれるようになったか」と言うと、そもそもトルコキキョウという名前が原因だったのだそうです。
トルコキキョウという名前には「トルコ」と「桔梗」が入っています。
しかし、トルコキキョウはトルコが原産ではなく、キキョウ科の花でもありません。
そのため、「和名のトルコキキョウではなく、英名や学名を使って呼んだ方が良いのではないか……」という考えと、そのままトルコキキョウと呼んでいるところがあるため、名前が3種類になっているようです。
グラジオラス
- 科・属:アヤメ科・グラジオラス属
- 和名:グラジオラス
- 花言葉:密会・愛の祈り
- 英名:Gladiolus・Sword lily
- 学名:Gladiolus
- 開花期:6月~9月
お花屋さんだけでなく、花壇でも見かけることのあるグラジオラス。
グラジオラスは茎の長さを長くしたまま、大きな花束やフラワーアレンジメント、開店祝いなどで贈られるスタンド花にも活用されています。
花色は、ピンクや赤、黄色、オレンジ、緑など。
加えて花びらの中でオレンジから黄色に変わっていくような、グラデーションを楽しめる品種もあります。
豊富なカラーバリエーションで、誕生日や結婚記念日の花ギフトを作ることができるのです。
ちなみにグラジオラスという名前の由来は、英名の「gladiolus」です。
この英名「gladiolus」は、ラテン語の「小型の剣」という意味の 「gladius」からつけられたと言われています。
花が咲く前のグラジオラスや、葉が剣に似ていたことに由来するのだそうです。
夏に旬を迎えるグラジオラスは、暑さに強い花です。
そのため比較的、夏でも花もちが良いことが有名です。
長くきれいな花を楽しめるグラジオラスですが、より長く花を楽しみたいという方にお手入れのコツをご紹介します。
咲ききった花は早めに取り除く
グラジオラスは、デンファレと同じく1つの茎から複数の花を咲かせます。
花が咲く順番は、下から上に向かて咲き進んで行きます。
長く花を楽しみたいなら、咲ききった花は早めに取り除くことがおすすめです。
夏らしい花束やフラワーアレンジメントを贈ろう
夏にある誕生日や結婚記念日のプレゼントには、夏らしい花束やフラワーアレンジメントがおすすめです。
夏に咲く季節感のある花を贈ることで、特別なプレゼントにすることができます。
日本は、四季がある国。
特別な記念日には、その季節にあった贈り物をすることがおすすめです。
ちなみに花キューピットでも、夏の誕生日や結婚記念日、退職祝いにぴったりな花ギフトをご用意しております。
今回ご紹介したひまわりやデンファレなど、夏らしさを感じられる花を使った花束やフラワーアレンジメントを、ぜひチェックしてみてください。