サンスベリア
母の日と父の日におすすめな花鉢植えの種類。花を育てるメリットは?
今回は母の日と父の日におすすめな鉢植えの種類と、植物を育てることで得られる効果を3つご紹介します。
母の日や父の日のプレゼントとして、鉢植えの植物を探しているという方は、ぜひ参考にしてください。
2024年の母の日はいつ?
今年、2024年の母の日は5月12日(日)です。
母の日は毎年5月の第2日曜日のため、年によって日程が変わります。
2024年の母の日は新型コロナウイルスでの行動制限がなく、お母さんと一緒にお出かけする方や、実家に帰ってお母さんに会うという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
母の日:5年間分の日程
毎年日付が変わると思うと「来年の母の日はいつ?」と、気になる方もいらっしゃるはず。
そこで、母の日の日程を2024年から5年分掲載しました。
- 2024年5月12日(日)
- 2025年5月11日(日)
- 2026年5月10日(日)
- 2027年5月9日(日)
- 2028年5月14日(日)
このように日程が変わるため、5月初めには母の日の日付をチェックし、プレゼントを選び始めることがおすすめです。
2024年の父の日はいつ?
今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
父の日は毎年6月の第3日曜日。
そのため、父の日も日程が毎年変わるので注意が必要です。
加えて、先に紹介した母の日は5月の第2日曜日のため「父の日も第2では?」と、思ってしまう方も……。
母の日と父の日は、1ヶ月と1週間ずれていることを覚えておくと良さそうです。
また、母の日のギフトを予約した際に、父の日ギフトも一緒に予約しておくと、当日に「プレゼントが用意できていない!」ということを防げそう。
「母の日にはプレゼントを用意したけど、父の日はうっかりしてしまった」では、お父さんがかわいそうなので、プレゼントを用意する時期を工夫するのもよさそうです。
父の日:5年間分の日程
- 2024年6月16日(日)
- 2025年6月15日(日)
- 2026年6月21日(日)
- 2027年6月20日(日)
- 2028年6月18日(日)
母の日におすすめな鉢植え
母の日におすすめな鉢植えについては、こちらで紹介しています。
母の日に喜ばれる鉢植えの種類◆毎年咲く人気の花は?カーネーション以外も掲載 母の日におすすめな鉢植えの花の種類を紹介中 |
父の日におすすめな鉢植え
ここからは、父の日にぴったりな鉢植えをご紹介します。
植物を育てることが好きなお父さんには、特におすすめです。
黄色いバラ
黄色いバラは父の日の代表的な花の1つです。
父の日のポスターなどを見ると、ひまわりと黄色いバラが使われていることが多いかと思います。
品があり美しい花を咲かせるバラを自宅で楽しむことは、お父さんの癒しの時間にもなりそう。
バラは多年草の植物で、しっかりお世話をすれば来年も花を楽しむことができます。
花を愛でることが好きなお父さんへの贈り物は、黄色のバラの鉢植えがおすすめです。
またバラの香りは朝、水をあげた時が1番感じやすいといわれています。
そのためバラ園やローズガーデンの入場料も、朝の方が高く設定されていることも。
バラを自分で育てれば、好きな時にバラを観賞し、香りも楽しむことができます。
花の香りが好きだというお父さんには、黄色いバラの鉢植えを贈るのがぴったりですね。
実は黄色いバラを贈るのは、日本だけ。
父の日発祥の地であるアメリカでは、お父さんに赤バラや白バラを贈ることが多いのだそう。
どうして日本では黄色いバラを贈るようになったのか、気になった方はこちらも合わせてご覧ください。
父の日の由来とは?誰かに伝えたくなる豆知識 どうして父の日に黄色の花を贈るの? |
ひまわり
先にご紹介した黄色いバラと同じく、父の日の代表的なプレゼントになっているひまわり。
夏らしく元気なイメージが、父の日にぴったりです。
ひまわりは、初心者の方でも簡単に育てることができるため、これから園芸を楽しみたいというお父さんにもおすすめ。
品種で差はありますが草丈が伸びていき、成長していることがわかりやすいので、ひまわりは見ていて飽きない植物だと思います。
加えて、ひまわりの花言葉はお父さんへ贈るにふさわしい「憧れ」があります。
尊敬しているお父さんへひまわりの鉢植えをプレゼントする時は、花言葉も一緒に伝えてみてください。
ちなみにひまわりは他に「私はあなただけを見つめる・情熱・光輝」などの花言葉もあります。
このように、ひまわりは複数の花言葉を持っています。
そのため、お父さんに伝えたい花言葉が明確にある時はメッセージカードに書いたり、言葉で伝えたりするのがおすすめです。
そして、ひまわりは咲き終わると種ができます。
その種を育てれば、再びひまわりの花を楽しめます。
そのため、父の日にもらったひまわりから取った種を育てて、来年またひまわりを観賞することもできるのです。
小さな子供(お父さんにとっては孫)がいる場合は、一緒にひまわりの観察をするのもいい思い出になりそう。
子供から大人まで親しまれている、あの白と黒のひまわりの種から、芽が出て花が咲く様子は、感動的。
育てた人だけが感じることのできる感動を、ぜひ味わってみてください。
パキラ
父の日のプレゼントには、観葉植物も人気があります。
花を観賞する鉢植えと違い、かわいらしさは少し劣りますが、観葉植物は爽やかさを感じることができます。
さらに観葉植物は他の植物に比べて、お世話が少なく育てやすいこともポイントです。
種類によりますが水やりの回数も3日に1回など、1日1回与えなくても良いものが多いです。
そんな観葉植物の1つであるパキラは、常緑高木という植物で、常に緑を楽しむことができる植物です。
生命力が強いため、パキラは簡単なことでは枯れません。
プレゼントした植物が、丈夫に育ってくれるのは嬉しいですよね。
「植物に興味はあるけど、しっかり育てられるか不安……」というお父さんにも、パキラはおすすめです。
パキラのつやのある葉は、手を広げたような形とよく例えられています。
葉の形は印象的で、おしゃれ。
有名な観葉植物であるため「パキラ」という名前を知らなくても、見たことはあるという方も多いかと思います。
「見たことがある!」と思うような、有名な観葉植物をプレゼントしたいと思っている方も、ぜひパキラをチェックしてみてください。
ちなみにパキラの花言葉は「快活・勝利」などがあります。
その花言葉から、パキラは幸運や繁栄の象徴とも言われています。
そのため父の日だけでなく、開店祝いなどの贈り物としてもよく選ばれているようです。
飲食店などでパキラを見かけることが多いのは「お店に良いことがありますように」と、願いを込めてプレゼントされたからなのかもしれませんね。
サンスベリア(トラノオ)
サンスベリアは、トラノオ(虎の尾)とも呼ばれている観葉植物です。
スラっと伸びている葉は、スタイリッシュ。
父の日に贈る、お父さんへのプレゼントにおすすめです。
サンスベリア全体をトラノオと呼ぶこともありますが、基本的にはサンスベリア=トリファスキアタ=ローレンティという品種のことを、トラノオと呼んでいます。
トラノオと呼ばれるようになった理由は、葉の柄がトラのしっぽのように見えたためです。
そんなサンスベリアは、乾燥に強い観葉植物の1つです。
サンスベリアの水やりは、2週間に1回程度で充分。
乾燥で土が乾きやすい時期の水やりは、2~3日に1回とされています。
基本的に水は、土が乾いたことを確認してから与えます。
毎日水をあげなくていいため「植物に興味はあるけど、水やりを忘れそう……」というお父さんの、植物を育てるハードルを下げることができそうです。
花言葉は「永久・不滅」などがあります。
サンスベリアはこの縁起の良い花言葉から、父の日やお祝いの場面で贈られることも多いようです。
また、風水的にサンスベリアを見ると葉が鋭く尖っているため、悪い空気を浄化するといわれているのだそう。
サンスベリアは、風水に興味があるお父さんへのプレゼントにもよさそうですね。
その時はサンスベリアを置くと良い方位などを調べて、プレゼントする時に伝えるのも喜ばれそうです。
ガジュマル
沖縄などで、自生しているガジュマル。
他の植物には見られない、個性的で独特な姿が人気です。
生命力が強いため、お手入れに時間を取られません。
そのため仕事や家事で忙しく、植物になかなか時間をかけられないというお父さんにも、安心して育ててもらえます。
ガジュマルは「お世話はたくさんできないけれど、部屋の中にグリーンがあると落ち着く」というお父さんにも、喜んでもらえそうです。
またガジュマルは、花言葉も父の日にぴったり。
ガジュマルの花言葉は「健康・たくさんの幸せ」などがあります。
沖縄を中心に、キジムナーという精霊が宿る木としても有名で「幸運の木」や「幸せを呼ぶ木」とも呼ばれています。
花・植物を育てると何が良い?
植物を育てていると、得られるといわれる効果を3つ紹介します。
アメリカや韓国などでは植物を育てることでリハビリや、心を健康にすることなどを目的に園芸療法がおこなわれています。
植物を育てることで、得られる効果はたくさんあるようです。
五感が刺激される
植物を育てていると、花や土の香りを感じたり、葉の柔らかさに触れたり、鮮やかなグリーンを見たり……。
植物を育てることによって、五感が刺激されます。
今まで感じる機会が少なかった感覚を改めて感じることで、感受性が豊かになるともいわれています。
日常生活で感じる感覚と、植物を育てる時の感覚は少し異なるのかもしれませんね。
植物の香りを感じる機会は、思っているよりも少ないと思うので、鉢植えを育てる時はぜひ感じてみてください。
脳を刺激して物忘れ防止
植物に与える水の量や肥料の量などを、植物の状態や気候をふまえて考えることが、脳を働かせるといわれています。
また指先を動かすことも、脳への良い刺激になりそうです。
そして植物が成長する様子を観察することで、プレゼントでもらった時からどのくらい成長したかや、つぼみが膨らんできたなど、小さな変化を感じ取ることもできそう。
植物はすぐに大きな変化は見せてくれませんが、世話をした分は成長してくれます。
「今後どうやって成長していくのか」や「花を咲かせるためには何が必要なのか」などを考えることは頭の運動になるでしょう。
体を動かすきっかけになる
水やりをしたり、鉢植えを移動させたり、植物を育てることは体を動かすきっかけになりやすいといわれています。
自分の運動のためには腰が重い時も、育てている植物に水をあげるためなら行動できるということもあるのでは。
プレゼントと一緒に贈りたいメッセージ例
母の日・父の日にぴったりなメッセージは、こちらで紹介しています。
鉢植えの花を贈る時はもちろん、他のギフトを贈る時にも利用できる例文を掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
母の日と父の日に贈るメッセージ例文。プレゼントと一緒に手紙やカードを送ろう 義母・義父や忙しいお父さん・ご高齢なお母さん、英語などさまざまなメッセージ例を紹介中 |
母の日や父の日は鉢植えを贈ろう
今回は、母の日と父の日に贈りたい鉢植えの種類についてご紹介しました。
花束やフラワーアレンジメントに使われる切り花よりも、鉢植えは根から栄養や水を吸収できるため、より長持ちしやすいです。
きれいな花や心を癒すグリーン(葉もの)をお父さん・お母さんの自宅に飾って、より素敵な毎日を送ってもらいましょう。
お母さんに感謝を伝える母の日、お父さんに感謝を伝える父の日。
どちらも家族にとって大切な日です。
鉢植えのプレゼントを贈って、お母さんとお父さんに「ありがとう」の気持ちが伝えられますように。
父の日におすすめ!爽やかでおしゃれな観葉植物一覧~お父さんが喜ぶギフト~
半袖で過ごせそうな、蒸し暑い日も最近は多いですね。
夏が近づいてきたように思います。
少し早いですが、夏らしくなってきたということで、今回は父の日におすすめな爽やかでおしゃれな観葉植物の種類についてご紹介しようと思います。
「お父さんへのプレゼントは、何を贈ったらいいのかわからない」という方も多いかと思います。
父の日のプレゼントを迷っている方は、自宅で緑を感じられる観葉植物をプレゼントするのがおすすめです。
2024年父の日はいつ?
今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
父の日は毎年6月の第3日曜日。
1月1日のお正月のように、毎年同じ日付ではないので注意が必要です。
うっかり忘れてしまうことがないように、早めに贈り物は用意しておくことが大切です。
父の日に観葉植物がなぜおすすめ?
父の日のプレゼントには、観葉植物がおすすめです。
ここでは、なぜお父さんに観葉植物をプレゼントするのがおすすめなのか、理由をご紹介します。
夏にぴったりな爽やかさを演出できる
夏の始まりを感じる、父の日。
だんだん暑くなってくると、植物の緑を感じたいと思うことはありませんか。
観葉植物は手軽に、身近にグリーンを感じることができるアイテムです。
近年はテレワークなどが進み、自宅で仕事をしているというお父さんも多いはず。
デスクワークをしている中で、部屋に爽やかなグリーンを感じることができる観葉植物が置いてあれば、心が安らぐかもしれません。
緑(植物)を少しでも感じることができる環境と、全く自然の緑を感じることができない環境では、室温が同じだったとしても感覚は違ってくるように思いますよね。
父の日ギフトには、爽やかさを演出できるため、観葉植物がおすすめなのです。
どんな部屋でも置けるインテリア
長い期間グリーンを楽しむことができる観葉植物は、生きているインテリアと言っても過言ではありません。
観葉植物は和室でも洋室でも、飾りやすいインテリアとして父の日以外のプレゼントとしても人気があります。
そのため、父の日の他に夏の贈り物であるお中元や、新築・引越し祝いなどでも贈られることも多いです。
お父さんの趣味が分からないという方にも、どんな部屋でも合わせやすい観葉植物はおすすめです。
花言葉で気持ちが伝わる
観葉植物は、素敵な花言葉を持った種類も。
「花言葉」と聞くと花が咲く植物にだけ付いているものかと思われがちですが、実は葉を楽しむ観葉植物にもそれぞれ花言葉がついています。
父の日に観葉植物を贈って、直接言葉に出しては伝えられないような素直な気持ちを花言葉で伝えるのもいいでしょう。
改めて言うのは、少し恥ずかしい「いつも、ありがとう」や「これからも元気でいてね」などの気持ちを花言葉に託すことができます。
お手入れが簡単で長持ち
観葉植物は一般的に、水やりなどのお手入れやお世話が簡単で、長持ちなものが多いです。
そのため、「植物の育て方がいまいちわからない」というお父さんでも、観葉植物は枯れることなく楽しむことができると思いますよ。
基本的には、頻繁に水をあげることも必要がない観葉植物。
うっかり水をあげ忘れてしまったからといって、すぐに枯れてしまうことは少ないのです。
観葉植物の成長が癒しになることも
花を楽しむ植物のように花が咲き、枯れるような大きな動きは観葉植物にはないかもしれません。
しかし、観葉植物もゆっくりと成長していき、葉が伸びていったり新しく若い葉が生えてくることもあります。
自分が育てている植物が成長していれば、嬉しいですよね。
もらった時には無かった小さく、明るい黄緑色のまだ柔らかな新しい葉が生えてきた時の喜びは、観葉植物などの植物を育てている方しか味わうことのできない小さな喜びだと思います。
何年間も長持ちするものが多く、少しずつゆっくりと成長していく様子はお父さんの癒しにつながるかもしれません。
さらに忙しくて忘れがちになってしまう時間の経過や、流れを観葉植物の静かな成長を見ることで改めて感じることができるかもしれませんね。
お父さんにおすすめな、おしゃれな観葉植物
ここからは父の日のプレゼントにおすすめしたい、おしゃれな観葉植物の種類についてご紹介します。
ガジュマル
他の植物には、表現することのできないような個性的なシルエットのガジュマル。
ガジュマルは、沖縄や屋久島などで自生している樹木の1つです。
沖縄などではガジュマルのことを「キジムナー」と呼び、ガジュマル(キジムナー)には「火の精霊が宿る」と言われています。
ちなみにガジュマルは、「キジムナー」の他に、別名として「幸福の木」とも呼ばれています。
そのためガジュマルは、お父さんの幸せを願ってプレゼントされることや、風水のアイテムとしても人気があるのだそうです。
写真のように太い幹と、濃い緑色の葉が特徴的なガジュマルは生きる力を感じることができそうですよね。
そんな生命力のあるガジュマルの花言葉は「健康」など。
いつまでも元気でいてもらいたいお父さんに、ぴったりな花言葉です。
室内でガジュマルをインテリアとして育てるという方は、土の表面が乾燥しているかどうかをチェックしながら水をあげるのがおすすめ。
春から夏にかけては、1日1回水をあげるイメージが理想です。
ただし土の表面が湿っている時は、水やりを控えて土が乾燥してからあげるようにしましょう。
室内で育てていると、水やりをした次の日は土が湿っていることもあるので、土の様子を見て水やりすることが良いかと思います。
秋から冬など気温が下がり涼しくなってきた頃は、土が完全に乾いたことを確認してから数日後に水をあげる程度で十分です。
水のあげすぎには注意して下さいね。
ガジュマルは丈夫な植物のため、肥料などは特に必要ありません。
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パキラ
おしゃれなカフェなどでも置かれていることの多いパキラ。
インテリアとして選ばれることも多い観葉植物の1つです。
見たことがあるという方も多いかもしれません。
鮮やかなグリーンとツルッとした見た目の葉が特徴的なパキラは、別名「発財樹」と呼ばれ ています。
その「発財樹」と言う縁起の良い名前からパキラは、父の日以外にも開店祝いなどで贈られることも多いのだそう。
そんな縁起の良いパキラの花言葉は「快活・勝利」 などがあります。
この「快活」という花言葉の由来は、日陰でも十分育つことができる生命力といわれています。
パキラは比較的乾燥に強く、日陰でも育つことができるため、初めて観葉植物を育てるお父さんにもおすすめです。
春から夏の間は、土の表面が乾いていたら水をあげるようにします。
パキラはずっと土が湿っていると根腐れを起こしてしまいやすいので、水をあげる時はたっぷりと、あげない時は乾燥させるなどメリハリが大切になります。
逆を言えば水やりを忘れてしまったからといって、すぐに枯れてしまうような植物ではないのです。
秋から冬は夏よりも水やりの頻度を落とします。
水やりの回数を減らして土の表面が乾燥していたことを確認してから、数日後に水をあげるようにしてください。
冬は比較的、乾燥気味にした方が良いとされています。
ちなみに、パキラは肥料をあげなくても十分育つことができますよ。
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カポック
カポックは、オフィスやホテルなどで見かけることが多い観葉植物の1つです。
パっと葉が広がったような形が、かわいらしいカポック。
観葉植物の中でも有名な種類のため、見たことがあるというお父さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな有名なカポックの花言葉は「とても真面目・実直」などがあります。
カポックの「とても真面目」や「実直」などの花言葉は、環境に左右されることなく忠実に緑の葉をつけているという様子に由来するといわれています。
花言葉の由来になったように、日陰でも元気に育つカポック。
どんな環境に置かれても弱ることなく、丈夫で育てやすいカポックは、初めて植物を育てるというお父さんにもおすすめです。
初めにお伝えしたようにカポックがオフィスやホテルで飾られていることが多いのは、丈夫で枯れにくいことも要素の1つだと考えられています。
カポックの水やりは、土の表面が乾燥していたらあげるようにします。
冬場などの気温が下がってきた時は、土の表面が乾いてから数日後に水をあげるようにしましょう。
父の日にカポックを貰って嬉しくなると毎日水をあげたくなりますが、水をあげすぎると根腐れの原因になることもあります。
お父さんが水をあげすぎないように、水やりの頻度はプレゼントする際に伝えるのもいいかもしれません。
ちなみにカポックは、肥料はなくても十分丈夫に育ってくれます。
サンスベリア(トラノオ)
スっと縦に伸びる大ぶりな葉が印象的な、サンスベリア。
インテリアとして人気のある観葉植物の1つで、自宅で育てている方もいらっしゃるかもしれません。
別名ではトラノオ(虎の尾)という名前が付けられるように、虎のしっぽを連想させる黄色や黄緑で縞模様があり、ユニークな見た目をしています。
おしゃれでスタイリッシュな印象を与えてくれるため、父の日のプレゼントとしておすすめです。
サンスベリア(トラノオ)の花言葉は「永久」など。
このサンスベリアの「永久」という花言葉は未来への継続を連想させるため、縁起の良い贈り物と言われています。
「永久」という花言葉のサンスベリアを父の日に贈れば、終わりのない家族の絆を表現することも、お父さんへの変わらぬ愛情を表現することもできそうです。
父の日以外でサンスベリアは、永遠に幸せが続くように結婚祝いとして贈られることや、誕生日に長寿の願いを込めて贈られることも多いようです。
サンスベリアの水やりのタイミングは、土が乾燥したことを確認してから数日後にあげるのが良いでしょう。
他の観葉植物よりも、比較的乾燥気味に育てることがポイントです。
特に冬場など寒くなってきた頃は、月に1回程度の水やりでも十分だと言われています。
ちなみにサンスベリアは日陰でも育てることができますが、日当たりの良い所に置くとより良いとされています。
日の光が足りずに光合成ができないと、丈夫に伸びていた葉がひょろひょろと弱ってしまうことも。
気が付いた時にサンスベリアの場所を移動して、日光浴させてあげるのもいいかもしれませんね。
>>>サンスベリアの販売ページをチェックする
父の日に涼し気な観葉植物をプレゼント
今回は父の日におすすめなおしゃれで育てやすい観葉植物をご紹介しました。
観葉植物はあるだけで涼しげな雰囲気にしてくれたり、部屋のおしゃれ度をグッとアップさせてくれたりします。
またご紹介したように素敵な花言葉を持った種類もたくさんありますので、父の日のプレゼントに悩んでいるという方は観葉植物もチェックしてみてください。
ちなみにインターネット花キューピットでも観葉植物を販売しています。
産地直送でお届けする観葉植物は数量限定となりますので、気になった方はお早めにチェックしてみてください。
▼父の日の観葉植物はこちらから
結婚記念日に妻へプレゼント!おすすめの花・観葉植物
6月といえば、ジューンブライド。
結婚式や、ウェディング姿で撮影している結婚式の前撮りを行っている方を、見かけることも多くなったのではないでしょうか。
「ジューンブライド(June bride)」とは、ヨーロッパで古くから伝わる言い伝えの1つで、「6月に結婚する花嫁は幸せになれる」というものです。
6月に結婚する花嫁は幸せになれる……ジューンブライドは素敵な言い伝えですよね。
皆さまご存知の通り、ジューンブライドはヨーロッパだけでなく、日本でも広く知られていて6月に結婚される方が多いのだそうです。
そこで今回は、6月含めて夏の結婚記念日に贈りたい、妻が喜ぶ花束・アレンジメントに使う花の種類と、自宅のインテリアにぴったりな観葉植物の種類をご紹介します。
結婚記念日は夫婦にとって特別な記念日。
華やかな花や、今後も長く部屋にグリーンを彩ってくれる観葉植物を贈って、夫婦の絆をさらに深めてくださいね。
◆結婚記念日ギフトで妻が喜ぶ花の種類
結婚記念日に花を贈りたいけれど、花の種類がわからないという方も多いのでは。
ここでは、結婚記念日のプレゼント・ギフトに喜ばれる花の種類をご紹介します。
妻へ贈る結婚記念日のプレゼント選びの参考にしてみてください。
<バラ>
特別な記念日には、やっぱりバラ。
だれもが、1回はバラの花束に憧れることがあるのではないでしょうか。
バラは花ギフトの王道であり、誰もが知る上品で高級感のある花です。
そんなバラは、花びらが重なる華やかな見た目に加えて、ハンドクリームや香水で使われるように香りのいい品種が多いことも特徴です。
バラは赤・ピンク・オレンジ・緑・白など……花色が豊富ですが、結婚記念日に妻へプレゼントするなら、特に赤とピンクがおすすめです。
赤バラは、ロマンチックで高級感のある花束やアレンジメントにすることができます。
赤バラだけを束ねた花さまざまの由来はあるとされてい束は、結婚記念日などのプレゼントにもよく選ばれているんですよ。
そんな赤バラの花言葉は「愛情・美・あなたを愛しています」などがあります。
改めて、妻へ愛を伝える結婚記念日に最適ですね。
一方、ピンクのバラは、かわいらしさと上品さを併せ持つ花のため、女性からの人気が高い花です。
花キューピットが、結婚記念日にもらいたい花を聞いたアンケートでは、ピンクのバラが1位でした。
柔らかな印象のピンクのバラの花言葉は「感謝・しとやか・上品」などがあります。
日頃の感謝を伝えるきっかけにもなる結婚記念日に、ぴったりな花言葉ですよね。
<トルコキキョウ>
結婚式など華やかな場面でのフラワーギフトとして、使われることが多いトルコキキョウ。
トルコキキョウの中でも、八重咲きやフリンジ咲きは、結婚式のブーケや結婚式の会場で飾られることも多いそう。
もしかしたら、「自分も結婚式でトルコキキョウを見た」という方もいらっしゃるかもしれません。
結婚式で使っていたトルコキキョウを、結婚記念日にプレゼントするのは、改めて結婚式のことや結婚したての頃を思い出すことができそうですよね。
そんなトルコキキョウは、他の花に比べて花持ちが良く、比較的長くきれいな花を楽しむことができます。
暑さに強く、真夏に切り花(花束)として花瓶に飾っていても、すぐにしおれてしまうことがほとんどありません。
だんだん暑い日が増えてくる、6月に贈るプレゼントに最適です。
花の色は紫や白、ピンク、緑などさまざまな色があります。
そして、花びらのふちだけ色が付いているなど、色の付き方もいくつかの種類があり、同じトルコキキョウでも色々な姿を楽しむことができます。
ちなみに「トルコキキョウ」という名前で販売されていることから、「原産地がトルコ」と思われる方も多いかもしれませんが、原産地はアメリカといわれています。
では、なぜトルコと付いているのか、疑問に思いますよね。
実はこの「トルコ」と付いた理由は、さまざまな説があります。
1つ目に、トルコキキョウの蕾がねじられたような形をしていることから、トルコ人が付けていたターバンに似ているという説。
2つ目に、紫色の花色がトルコ石の色に似ているからという説。
3つ目に、地中海の色に似ているからという説。
このようにトルコキキョウに「トルコ」が付いている理由はいろいろな説があるのです。
そして、トルコキキョウの名前には「キキョウ」と付いていますが、分類を見るとリンドウ科ユーストマ属になります。
そのため、キキョウとは関係がない花なのです。
名前に「キキョウ」とついているのは、一重咲きのトルコキキョウがキキョウの花と似ていたからと言われています。
上の写真はキキョウの花です。
お祝いの花束やアレンジメントで選ばれるフリフリの八重咲きやフリンジ咲きとは違い、トルコキキョウの一重咲きはキキョウに似た星型のような花の形をしています。
お花屋さんでは八重咲きと一緒に、一重咲きも販売されていることがあるので、ぜひチェックしてみてください。
<ひまわり>
ひまわりは、6月~8月ごろに多くお花屋さんで見ることができる花です。
あまり花に詳しくない方でも、ひまわりを見れば「夏の花」だと分かるくらい有名なひまわり。
季節にあった花束やアレンジメントを贈りたいと思っている方は、ひまわりを選んでみてもいいかもしれません。
夏らしく、明るい華やかなフラワーギフトにすることができると思いますよ。
加えて暑い時期に花を咲かせるひまわりは、夏に贈っても花束やアレンジメントで使われる切り花でも、他の花よりも長持ちしてくれることが多いです。
ひまわりを飾って、見ているだけで元気になれそうな鮮やかな黄色で部屋を彩りませんか。
ひまわりの花言葉は、「憧れ・あなただけを見つめる」などがあります。
「あなただけを見つめる」という花言葉は、愛し合う2人にぴったりですよね。
夏らしさだけでなく花言葉から見ても、これからも人生のパートナーとして、お互いのことを尊敬し合いながら生活していく、夫婦におすすめの花です。
<ユリ>
ユリは、美しい人の立ち振る舞いや、しぐさを花に見立てて使われる、「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という言葉に使われていますよね。
清楚で上品な印象のユリ。
スラっとした茎に、大きな花を付ける姿が、風に揺れる様子は美しいとされています。
かわいい系というよりも、美しい系で花束やアレンジメントをデザインしたいという方におすすめです。
性別・年齢を問わず喜ばれる花のため、妻が喜ぶ花としてご紹介しましたが、夫に贈っても喜んでもらえると思いますよ。
ちなみに、初めに紹介した「ジューンブライド」というおまじないは、さまざまな由来があるとされています。
いくつかの由来がある中の1つに、ユリが関係する説があります。
ここで、ジュンブライドのローマ神話・ユリに関連する由来を1つご紹介します。
結婚や出産育児の象徴とされている、女神ユノ。
ユノ(Juno)は、英語で6月「ジューン(June)」の由来になっている、と言われているローマ神話に登場する女神です。
結婚の女神ユノが6月を守護している・由来になっていることから、6月に結婚するとその花嫁は幸せになる・幸せな結婚生活を送ると言われているという説です。
この結婚などを司る女神ユノを象徴する花がユリです。
そのため、結婚記念日に限らず結婚式でブーケにユリを入れる方や、髪飾りとしてユリを使う方が多いようです。
これからも幸せな結婚生活が続くように、ユリを贈るのもいいかもしれませんね。
◆特に結婚4年目は花を贈りたい
結婚記念日には、50周年の金婚式、25周年の銀婚式のように毎年名前が付けられています。
その年数に合わせた結婚記念日の名前にちなんだ、プレゼントを贈ることも多いのだそう。
例えば金婚式なら、金のネックレスやブローチなど「金」に関連があるプレゼントを贈ることが多いとされています。
実は結婚4周年、結婚4年目に迎える結婚記念日は花婚式といいます。
花婚式と呼ばれる理由は、これまでまいた種が育ち芽が出て、4年経つ頃には花を咲かせる時期ということからなのだそうです。
また、花婚式は、花を咲かせて今後、実を付けていくようにという意味合い・願いも込められているそう。
結婚4周年以外の結婚記念日でもプレゼントの定番になっている花ですが、特に花婚式には花束やアレンジメントを贈りたいですね。
◆長く飾れる観葉植物
自宅のインテリアの1つでもある、観葉植物。
1度購入すると切り花を使った花束やアレンジメントよりも、ずっと長持ちしてくれます。
結婚記念日をきっかけに、自宅にグリーンを増やしたい時は、花束やアレンジメントよりも観葉植物がおすすめです。
<モンステラ>
ハワイのデザインなどでもよく使われている、モンステラ。
葉が成長していくと、葉に裂け目が入っていることが特徴です。
花言葉は「嬉しい便り・深い関係」などが付けられています。
どれも結婚記念日にプレゼントするのにぴったりで、素敵な花言葉ですよね。
花言葉の由来は、モンステラの葉の切れ込みから差し込む光が、未来への希望を連想させることからといわれています。
生命力が強く、初めて植物を育てるという方にもおすすめです。
ちなみにモンステラは、ハワイで「水がわき出る」を意味するのだそうです。
これは、モンステラが根から水を吸い上げる力が強いことと、葉から水が滴ることがあることが由来なのだそうです。
「葉から水が滴る」というのは、モンステラが室内など風通しがあまりない環境に飾られていると、植物の体内の余分な水分を水蒸気として葉から放出する「蒸散」されずに、葉から余った水を排出するからなのだそう。
この現象はモンステラだけでなく、サトイモ科の観葉植物や、イチゴなどでも起こるもの。
霧吹きをかけていないのに、葉に水滴が付いていたら、驚いてしまいそうですが、モンステラを自宅で飾る際は、ぜひ葉から水が滴る(水滴が付いている)様子も見てみてくださいね。
この水が葉に溜まる(水滴ができる)という現象が起こりやすい時間帯は、早朝が多いとされていて、モンステラの中でも若い大きな葉に起こりやすいのだそうです。
葉に水が付いていると「水のあげすぎ?」と思ってしまうかもしれませんが、葉から水が滴る状態は水をあげすぎているからではなく、ちょうどいい水やりができている証拠なのだそう。
この葉に水滴が付いているかどうかを見ることで、モンステラが健康に育ってることを確認することも、できるのだそうです。
<サンスベリア(トラノオ)>
スッと伸びた葉が、印象的なサンスベリア。
縞模様が入っている様子がトラのしっぽの様に見えることから「虎の尾」=「トラノオ」とも呼ばれています。
サンスベリアは日光が好きな植物ですが、耐陰性があるため自宅に飾る際は、日光がたくさん当たっていなければいけないというわけではありません。
「結婚記念日に観葉植物をプレゼントしたいけれど、家では十分に日光があたらない……。」や「ちゃんと観葉植物が育つか、不安」という方にはサンスベリアがおすすめです。
また、花言葉には「永久・不滅」などがあり、変わることのない2人の愛を表現することもできそうです。
<オーガスタ>
オーガスタは、原産地が南アフリカなどの熱帯植物です。
そのため夏の暑さにも強く、暑い場所を好みます。
一方で耐寒性もあるため、5度くらいまでなら枯れることなく育ってくれるのだそうです。
環境を合わせるなどの必要がないほど、丈夫なオーガスタは、初心者の方でも安心して育てることができそうですね。
葉は大きくボリュームがあり、トロピカル・南国のイメージ。
飾るだけで、自宅がリゾート感漂う雰囲気を楽しむことができそうです。
「結婚記念日は、海外旅行をしていたけれど最近は行けていない」という方は、自宅で観葉植物からリゾートの雰囲気を味わってみてもいいかもしれません。
オーガスタが結婚記念日のプレゼントに最適な理由は、お世話が簡単で、南国のリゾート気分を味わえるだけではありません。
実は、花言葉が素敵なんです。
オーガスタの花言葉は「輝かしい未来・暖かい心」など。
「輝かしい未来」という花言葉は、これからの夫婦の生活を表しているようではありませんか。
これからの夫婦の生活も、楽しいことがたくさん待っているような気がしますよね。
◆最後に
今回は、結婚記念日にプレゼントすれば、妻が喜ぶ花束・アレンジメントにおすすめの花の種類と、部屋のインテリアにぴったりな観葉植物についてご紹介しました。
結婚記念日は年に1回。
特別な結婚記念日には、普段はなかなか言えないでいるお互いへの愛情や感謝の気持ちを、改めて伝えてみてくださいね。
普段一緒に生活しているからこそ、伝えられていない想いもあるのでは。
心の中では「ありがとう」と思っていることをぜひ、言葉にして伝えてみてください。
皆さまにとって、ありがとうの言葉と花束や観葉植物で日頃の気持ちを伝えられるような、素敵な結婚記念日になりますように。
ちなみに花キューピットでは、ご紹介した結婚記念日にぴったりの花を使った花束やアレンジメント、観葉植物をご用意しています。
少し気になったという方は、サイトをチェックしてみてください。
花キューピットのサイトには、今回ご紹介していない種類の花や、観葉植物も掲載しています。
妻が喜ぶ最適なプレゼントを、見つけてみてくださいね。
観葉植物~おすすめの種類・歴史~
最近雨の日が続いていますが、皆さんはどうお過ごしですか?
あじさいが見ごろを迎えていますね。
ピンクやブルー、ホワイトにグリーンと、様々な色のあじさいを見かける機会が増えたのではないでしょうか?
梅雨に入り、じめじめした日が続いて、何となく気持ちが盛り上がらない日もあるかもしれませんが、カラフルなあじさいに出会えると少し気分が明るくなるかもしれませんね。
さて、今回は観葉植物の歴史や、おすすめの観葉植物の種類をご紹介します。
夏のあいさつや暑中見舞いとしてや、開店・開業祝いなどに観葉植物を選ぶ方も少なくないのではないでしょうか。
また観葉植物は、入学や入園をお祝いしてくれた方へのお返しとして選ばれることもありますよね。
もちろん、自宅を彩るインテリアとしても、おしゃれな観葉植物はおすすめです。
観葉植物を選ぶ時の参考にしてくださいね。
◆観葉植物とは?
観葉植物とは、葉の形や色を見て楽しむための植物の総称です。
ひとくくりに観葉植物と言っても、色や形、大きさすらも様々。
観葉植物には、たくさんの種類があります。
そんな観葉植物はオフィスやカフェ、お部屋のインテリアとして置かれているイメージがある方もいらっしゃると思います。
そのイメージの通り観葉植物は基本的に、屋外ではなく室内で育てることが多いです。
植物を育てる時は太陽の当たる場所の方が良いように思ってしまいますが、多くの観葉植物は直射日光の当たらない場所・半日陰でも育ってくれます。
そのため、「お庭はないけれど、植物を育てたい!」や「室内にグリーンを取り入れたい!」と思っている方に観葉植物は、おすすめです。
日当たりをそこまで気にしなくていいので、気軽に育てることができそうですよね。
また、お花が咲いたり、実がなったりという大きな変化はないですが、観葉植物のポイントの1つはお手入れが簡単ということがあります。
そのため、植物を育てることが初めてという方にも安心なんです。
種類によって様々ありますが、一般的には水をあげる回数もそこまで多くないものが一般的。
そして、花束やアレンジメントで使われる切り花よりも、ずっと長く緑を観賞することができますよ。
◆観葉植物の歴史
手軽にグリーンを生活に取り込めるという理由から、人気の高い観葉植物。
そんな観葉植物には、どのような歴史があるのでしょうか。
ここでは日本と海外に分けて、その歴史をお伝えしようと思います。
<日本と観葉植物>
観葉植物と日本の関わりは、江戸時代ごろからと言われています。
どうやら、江戸時代には観葉植物が日常的になっていたようです。
もともと江戸時代には植物を観賞する文化があり、中でもマンリョウなどの小さな木(低木)を観賞するということは、特に盛んだったのだそう。
そのため多くの種類が集められ、珍しい種類の観葉植物も流通していたと言われています。
美しい植物を見たいと思う気持ちは、今も昔も変わらないのかもしれませんね。
また、観葉植物は季節に関わらず、1年間の間ずっと葉が緑であることから、「繁栄」や「長生き」のシンボルになっていたのだそうです。
そのため、観葉植物をお庭に植えているお宅も多かったのだそう。
観葉植物を植えていた理由は、ゲン担ぎという意味も込められていたのですね。
特にお部屋の中で観葉植物を育てるようになっていったのは、昭和30年以降の高度成長期の頃からと言われています。
当時は都市化が進み、グリーンを身近に感じられなくなっていたのだそうです。
さらに今までは一戸建てに住み、庭に植物を植えていた人々が、マンションなどの庭がない家に住むことが多くなっていきました。
そこで当時の人々は、昔と比べてグリーンと親しむ機会が減ったことを改善するために、観葉植物を室内で育てるようになっていったのだそうですよ。
<海外と観葉植物>
ヨーロッパでは大航海時代以降に侵略した国々から、その土地の植物も集められました。
その集められた植物の中には、花が美しい植物だけではなく、葉の色や模様が美しい観葉側物も含まれていました。
また19世紀ごろには、ガラスや鉄材などの原料が手に入ったことで、ガラスを使った温室が多く建てられるようになっていったそうです。
温室が普及したことをきっかけに、植物の栽培が活発になったのだそう。
栽培が盛んになったことで植物量だけではなく、新しい種類も、このタイミングで多くなったと言われています。
一見関係ないように見えますが、ガラスの原料が多く手に入ったことで、植物の種類や栽培する量が多くなったのですね。
そして、だんだんと家を建てる際にもガラスが使われるようになり、室内に入る太陽の光が増えていきました。
そのため室内でも植物が育てやすい環境になり、お部屋の中で観葉植物を育てることも多くなっていったのだそうです。
他にも光化学スモックなどの環境汚染を考え、室内で植物を育てようという考えの人々が多くなったことから、観葉側物を室内で育てる習慣ができたと言われています。
観葉植物を室内で育てるようになったのは、家の環境や環境汚染が関係していたのですね。
◆観葉植物の種類
ここからは観葉植物の種類や特徴をご紹介します。
<サンスベリア(トラノオ)>
・どんな植物?
すっと伸びた葉が印象的なサンスベリア。
マイナスイオンを発生させる効果が、大きいと言われている観葉植物です。
お手入れが少なく、植物を育てることが初心者の方にも簡単に育てることができます。
・水やりのタイミングと量は?
サンスベリアは、暑さと乾燥に強いたくましい植物ですが、寒さと湿気は苦手です。
そのため、水をあげすぎないように注意が必要です。
春から秋にかけては、完全に土が乾いてからだいたい4~5日後に1回で大丈夫です。
秋は完全に土が乾いてから7日後くらいに1回水をあげれば十分。
土が乾いたことを確認してからあげましょう。
冬の水やりは、ほとんどいりません。
「水をあげないの⁉」と、驚かれる方もいらっしゃると思いますが、サンスベリアは10度を下回ると、寒さに耐えるために休眠する特徴があります。
葉の表面がしわしわになってしまうことがありますが、水をあげる必要はありません。
休眠中に水はいらないので、あげないようにしてあげてくださいね。
・置く場所は?
サンスベリアをお部屋に置く時は、日差しが入る明るい日かげを選ぶことがおすすめです。
・サンスベリアはトラノオ?
ちなみにサンスベリアよりもトラノオという名前の方が、聞きなじみがあるという方もいらっしゃるかもしれません。
サンスベリアはトラノオとよばれていますが、実は、トラノオとはサンスベリア・トリファスキアタ・ローレンティというサンスベリアの1つの品種のことをいいます。
トラノオの名前の由来は、葉に入ったしま模様から。
確かにトラのしっぽの様に見えますよね。
<モンステラ>
・どんな植物?
南国情緒の雰囲気あふれる観葉植物。
大きな切れ目が入ったような葉が特徴的なモンステラは、ハワイ語で「水がわき出る」を意味しているんですよ。
人気がある観葉植物で、インテリア雑貨やアクセサリーなどのモチーフに良く使われています。
・水やりのタイミングと量は?
モンステラは水が好きですが、乾燥にも強い育てやすい植物です。
ただ、寒さには弱いので季節で水やりの量は、変えてあげましょう。
春~秋は、土が乾燥したらたっぷりあげてください。
この時期は、どんどん生長してくれますよ。
ただ冬になり、寒くなってきたら土が乾燥してから2~3日後にあげるようにしましょう。
モンステラを乾燥気味にさせることで、樹液の濃度が高まり、寒さを耐えやすくすることができるのです。
・葉水はする?
ハダニなどの害虫が付かないよう、葉に切り吹きで水をかけてあげると良いと思います。
室内が乾燥していると、ハダニの被害にあいやすいので、葉の裏をメインに霧吹きをしてあげてください。
・置く場所は?
直射日光に当たってしまうと、葉焼けしてしまうので注意が必要です。
ただ、日光に当たらない株よりも、日光に当たった株の方が強くなるので、日光の入る場所で育ててあげることがおすすめです。
<クワズイモ>
・どんな植物?
ぽってりとした太い根茎と、すくすく伸びるツヤのある大きな葉とのバランスが可愛らしい観葉植物です。
大きな葉は、最大で60センチになることも。
クワズイモは高温多湿を好み、生長がはやい植物なんですよ。
・名前の由来は?
名前の由来は、「食べることのできないイモ」ということからきているそう。
根と茎には毒があり、食べてしまうと下痢や吐き気の症状が出てしまいます。
見た目は里芋のようにも見えますが、誤って食べないように注意が必要です。
・水やりのタイミングと量は?
春~秋にかけては、土が乾燥したらたっぷりと水をあげてください。
水の量は、鉢植えの穴から水が出てくるくらいの量がおすすめです。
乾燥すると葉が萎れたり、丸まったりするので、そうなる前に十分に水をあげることがポイントです。
一方、冬は水やりを1週間に2回程度に控えてください。
クワズイモは、気温が低いと成長を止めてしまうので、水がそこまで必要なくなるのです。
・置く場所は?
半日陰を好む植物なので、室内の日光が入る場所がおすすめです。
エアコンの風が直接当たる場所に置いてしまうと、葉が乾燥してしまうのでおすすめしません。
◆最後に
今回は、観葉植物についてご紹介しました。
お部屋にグリーンを置いて、自宅を癒しの空間にしませんか?
お世話も簡単なので、ぜひ観葉植物を育ててみてくださいね。
ちなみに花キューピットでは、産地からこだわりの観葉植物をお届けすることができます。
贈り物にも、ご自宅用にもぴったりです。
興味のある方は、ぜひ1度サイトをのぞいてみてください。