カーネション
母の日に喜ばれる鉢植えの種類◆毎年咲く人気の花は?カーネーション以外も掲載
今年、2024年の母の日は5月12日(日)です。
母の日に鉢植えの花をプレゼントしたいと考えている方も、多いのではないでしょうか。
鉢植えは、花束やフラワーアレンジメントとは違い、花を育てるという楽しさがあります。
今回は母の日の王道のプレゼントであるカーネーションや、それ以外の鉢植えの花の花言葉や育てる時のポイントを一緒に紹介しています。
母の日ギフトの参考にしてください。
カーネーション
母の日の代表的なプレゼントでもある、カーネーション。
カーネーションは多年草のため、毎年花を楽しむことができる品種が多いです。
しっかりお手入れをすれば、来年も花を咲かせることができます。
母の日といえばカーネーションというほど、カーネーションはプレゼントとして浸透しています。
そのため母の日が近くなるとお花屋さんで、花束やフラワーアレンジメントだけでなく、鉢植えのカーネーションを販売しているところが多くなります。
花言葉
カーネーション全体の花言葉:純粋な愛情・無垢で深い愛
赤いカーネーションの花言葉:母への愛
ピンクのカーネーションの花言葉:感謝・温かい心
オレンジのカーネーションの花言葉:純粋な愛・あなたを愛します
白のカーネーションの花言葉:尊敬・純粋な愛
紫のカーネーションの花言葉:気品
青いカーネーションの花言葉:永遠の幸福
カーネーションは、母の日にぴったりな花言葉がたくさんあります。
特に「母への愛」という花言葉を持った赤いカーネーションは、お母さんへ感謝を伝えるのにおすすめです。
「尊敬」という花言葉がある、白のカーネーション。
実は白のカーネーションは、亡くなったお母さんへ捧げる花としても知られています。
近年ではそこまで気にする方はいらっしゃらないようですが、白いカーネーションを贈るか悩んだ時は、控えた方が良さそうです。
また、ブルー系の花は少ないので「青いカーネーション」と聞いて、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
青いカーネーションは、ムーンダストという品種のカーネーションです。
品種改良されてできた珍しい青色のカーネーションで、その美しい色だけでなく花持ちが良いこともポイントです。
もっとカーネーションの花言葉について知りたい方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
実は奥が深い!?カーネーションの色別の花言葉 濃い赤や黄色のカーネーションの花言葉も掲載しています。 |
来年も咲かせるためのコツ
来年もカーネーションの花を咲かせたいと思うなら、切り戻しと植え替えが大切になります。
切り戻しとは、余分な葉や茎などをカットする剪定と同じようなものです。
カーネーションの花が咲き終わったら、茎の半分くらいの長さでカットします。
カーネーションは湿度が高いことを嫌うので、切り戻しを行うことで、風通しをよくし株が蒸れないようにします。
植え替えを行う際は、プレゼントでもらった鉢植えよりも一回り大きな鉢にすることがおすすめ。
植え替えを行った後は、風通しの良い涼しい場所にカーネーションの鉢植えを置きましょう。
どちらも梅雨入りする前に、行えるといいですね。
あじさい
母の日の鉢植えとして、人気が高いあじさい。
今まで鉢植えを育てたことがないという方でも、簡単に育てることができるのが、あじさいの良いポイント。
育てていると、どんどん大きくなるほど丈夫で生命力の強い植物です。
あじさいは多年草の落葉低木樹であるため、毎年花を咲かせる品種が多いです。
母の日の時期にちょうど見頃を迎えるあじさいは、お母さんの自宅をきれいに彩ってくれます。
花言葉
あじさい全体の花言葉:家族団らん・移り気
赤・ピンクのあじさいの花言葉:元気な女性
白のあじさいの花言葉:寛容・一途な愛情
紫・青のあじさいの花言葉:辛抱強い愛・浮気
あじさいは、小さな花が集まっている様子からつけられた「家族団らん」という花言葉がある一方で、時期によって花の色が変わることから「移り気」という花言葉も持っています。
このようにあじさいは素敵な花言葉があるのと同時に、プレゼントには不向きな花言葉も持っています。
母の日にプレゼントする際に、ネガティブな花言葉が気になるという方は、自分が選んだ理由や届けたい花言葉をお母さんに伝えることがおすすめです。
来年も咲かせるためのコツ
あじさいは、どんどん成長して伸びていくため、ちょうどいい大きさにカットしたいという方も多いかと思います。
しかし来年も花を楽しみたい時は、剪定時期に注意しましょう。
あじさいの剪定は、7月までに行うことが良いとされています。
なぜなら、あじさいの花が咲く元となる花芽は、夏の終わりの時期に作られるためです。
8月以降に剪定をすると、花芽も切り落としてしまう可能性があります。
当然ですが花芽がなくなれば、来年は花を楽しむことはできません。
そのため、今年の花が咲き終わったら、すぐに剪定をすることがおすすめです。
ちなみに、今年咲いた枝が次に花を付けるのは2年後です。
つまり来年花をつけるのは、今年は花がつかなかった枝になります。
そのため今年花がつかなかった枝は、カットしないようにすることがおすすめ。
今年花をつけなかった枝に、来年は花が咲くことが多いのです。
あじさいは剪定をしなくても、来年も花を楽しめることが多いです。
ただし剪定をしないと枝が伸び、花が上の方に咲く形になってしまいがち。
そのため、剪定をして形を整える方がおすすめです。
あじさいに限らず、育てている植物をカットするのは、緊張してしまうかもしれませんがより美しく花を咲かせるために、切り落としてみてください。
また、あじさいは土の酸度を変えることで色が変わる品種の多い植物です。
あじさいの色を鮮やかにしたいと考えている方は、こちらを合わせてご覧ください。
色が変わるのはなぜ?不思議な花「あじさい」の秘密を徹底解剖 色を鮮やかにするポイントは土にある?あじさいの色を左右する土の性質を紹介 |
▼母の日 産直花鉢植えのギフト・プレゼント特集2024はこちら
バラ
花束やフラワーアレンジメントなどの切り花としても人気がある、バラ。
母の日には特に切り花だけでなく、鉢植えでも人気があります。
お花屋さんでも母の日が近付くと、カーネーションやあじさいと並んでバラの鉢植えを販売しているところが多いです。
バラは多年草であり、毎年花を咲かせる品種が多いです。
品種によって四季咲き・繰り返し咲き・返り咲き・一季咲きなど花の咲く回数が異なります。
四季咲きは春・夏・秋に花を咲かせるバラのこと。
冬は、基本的に花が咲きません。
しかし、四季咲きのバラは気温と日光の量を保つことができれば、冬にも花を楽しむことができるのだそう。
そして一季咲きは、年に1回だけ咲くタイプのバラになります。
花言葉
バラ全体の花言葉:愛・美
赤バラの花言葉:愛情
ピンクのバラの花言葉:感謝・上品
オレンジのバラの花言葉:絆・健やか
白のバラの花言葉:純潔・尊敬
紫のバラの花言葉:気品
素敵な花言葉を持ち、上品な見た目のバラは母の日のプレゼントにもぴったり。
特にピンクのバラには「感謝」という花言葉があり、母の日に人気があります。
来年も咲かせるためのコツ
花を咲かせることにエネルギーを使っているので、来年も花を楽しみたい場合は肥料を与えるようにしましょう。
肥料は5月下旬~6月頃にかけて、固形の緩効性化成肥料を月に1回あげるようにしましょう。
そして、できる方は7月頃まで液体肥料を週に1回、固形の肥料とは別であげると良いかと思います。
また1月末頃までに、株全体の半分ぐらいの高さまで切り戻しをすると良いでしょう。
バラは、全ての枝にハサミを入れると良いとされています。
バラを育てる時に、他に気を付けたいことはこちらにまとめました。
気になる方は、合わせてご覧ください。
母の日にプレゼントされたバラの育て方 水やりや花がら摘みについても掲載中 |
胡蝶蘭
高級感があり、特に義母へのプレゼントとして人気の高い胡蝶蘭。
胡蝶蘭は多年草で、毎年花を咲かせる品種の多い植物です。
他の花に比べて生命力が高いことも胡蝶蘭の特徴であり、自宅で胡蝶蘭を育てる場合は15~20年くらいが寿命といわれています。
しかし、温度や湿度を調節してお世話ができれば、もっと長く花を楽しむことができるのだそう。
花言葉
胡蝶蘭全体の花言葉:幸福が飛んでくる・幸運が舞い込んでくる
ピンクの胡蝶蘭の花言葉:あなたを愛しています
白の胡蝶蘭の花言葉:純潔
黄色の胡蝶蘭の花言葉:進出・商売繁盛
胡蝶蘭全体の花言葉である「幸福が飛んでくる・幸運が舞い込んでくる」の由来は、胡蝶蘭の花姿から付けられています。
この縁起の良い花言葉は、胡蝶蘭の花の形が蝶々が舞っているように見えることから付けられたのだそう。
また、黄色の胡蝶蘭には「商売繁盛」という花言葉があります。
飲食店などをされているお母さんに「商売繁盛」という花言葉を込めてプレゼントするのは、喜ばれそうですね。
胡蝶蘭の英語の花言葉を知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
母の日に花を贈るなら、胡蝶蘭もおすすめ 英語の花言葉や、胡蝶蘭を贈るメリットについてご紹介しています。 |
来年も咲かせるためのコツ
来年花を咲かせるために必要なエネルギーを、溜められるように準備をしましょう。
胡蝶蘭の花が終わったら、花茎を短くカットします。
一般的には下から数えて3~4節目でカットすると、切った下の節から新しい花が咲く元になる花芽ができやすくなります。
株に力が残っていれば3ヵ月~5ヶ月くらいで、二番花を観賞できることも。
長く今後も胡蝶蘭を楽しみたいなら、なるべく短く根の近くで切り落とすことがおすすめです。
花茎を短くすることで、株により力が蓄えられます。
順調に成長すれば来年の春ごろに、花を楽しむことができます。
花茎をカットしたあとは風通しの良い場所に置き、22度前後に保てることが理想です。
15度~25度くらいに調節できると良いといわれています。
また胡蝶蘭は熱帯の植物なので、湿度は60%~80%が快適とされているため、乾燥が気になるときは葉に霧吹きで水をあげるようにしましょう。
クレマチス
クレマチスは、つる性の多年草で毎年花を咲かせる品種が多いです。
ガーデニングをする際に人気があり、イギリスではクレマチスのことを「つる植物の女王」とも呼ばれています。
先にご紹介したバラとクレマチスは相性が良く、ガーデニングで一緒に組み合わせることが多いです。
日本でも、つる性のバラとクレマチスをフェンスなどに絡ませているお庭や、植物園も多くみられます。
ちなみに、クレマチスとテッセンは同じ植物か気になるという方もいらっしゃると思います。
園芸が趣味の方は、テッセンに馴染みがあることも多いのでは。
テッセンは、クレマチスの原種の1つです。
そのため、クレマチスの品種の1つにテッセンがあるということになります。
花言葉
クレマチスの花言葉:旅人の喜び・精神の美
テッセンの花言葉:甘い束縛
クレマチスの「旅人の喜び」という花言葉は、昔のイギリスではホテル(宿屋)の玄関にクレマチスを飾っていたことに由来するといわれています。
旅人が快適で楽しい旅ができるように、という願いを込めてクレマチスが飾られていたのだとか。
クレマチスの品種の1つであるテッセンには、少しネガティブに捉えられやすい「甘い束縛」という花言葉があります。
お母さんにプレゼントする時に、花言葉が気になる方はクレマチスの花言葉を伝えたり、花言葉以外にある選んだ理由を伝えられるといいですね。
来年も咲かせるためのコツ
クレマチスの花を再び咲かせるためには、剪定が大切です。
クレマチスには旧枝咲き・新枝咲き・新旧枝咲きというタイプがあります。
タイプごとに剪定の仕方が少し異なるので、注意してください。
- 旧枝咲き:前年に伸びた枝(つる)が、春にまた枝を伸ばして花を咲かせます。
冬になり枯れたように見えても、冬に剪定すると来年の花が咲く元である花芽をカットすることになってしまいます。
剪定する時は注意しましょう。 - 新枝咲き:来年の春に新しく伸びた枝(つる)に花を咲かせます。
二番花を楽しみたい方は、5月頃の花が咲き終わったタイミングで半分くらいの大きさにカットすると良いといわれています。
その後、8月頃の花が咲き終わったあと、地面から2~3節を残して剪定します。 - 新旧枝咲き:前年に伸びた枝(つる)から、茎と葉の付け根の部分から出て来る新しい芽(脇芽)に花を咲かせます。
花が咲き終わったら上から1節か2節を残してカットし、つるや葉が枯れてきたら新芽が出ていない枝は、カットしてしまいましょう。
来年も咲く花か見分ける方法
ここからは「来年も花を咲かせる植物なのか」を見分ける方法をご紹介します。
今回ご紹介した、カーネーションやあじさい、バラ、胡蝶蘭、クレマチス以外にも毎年花を咲かせる植物は、たくさんあります。
お花屋さんで、鉢植えを選ぶ際に参考にしていただけたら嬉しいです。
来年も同じ株から花を楽しみたいという方は、多年草の植物を選ぶのが良いでしょう。
植物は花の咲き方によって、大きく分けて多年草・一年草・二年草に分類されます。
多年草
多年草は、同じ株から何年間も枯れずに花を咲かせる植物です。
多年草をさらに分けると1年中緑の葉を残し続ける常緑多年草、冬場に葉などが枯れても根だけ残る宿根草、チューリップなどの球根で育つ球根植物などがあります。
例:カーネーション・バラ・チューリップ・ユリ など
一年草
一年草は、種をまいた年に花を咲かせ、花が枯れた後に種を付ける植物です。
1度花が咲いた株から花が咲くことはありませんが、できた種を育てればまた花を楽しむことができます。
一年草は、一年性植物とも呼ばれています。
例:ひまわり・パンジー・アサガオ など
二年草
二年草は種をまいた1年目は根や茎、葉を成長させることに集中させ、2年目に花を咲かせる植物です。
二年草は、二年性植物や越年草とも呼ばれています。
こちらも一年草と同じく、1度花が咲いた株から花が咲くことはありませんが、種を育てればまた花を咲かせることができます。
例:かすみ草・カンパニュラ・ルピナス など
▼母の日 産直花鉢植えのギフト・プレゼント特集2024はこちら
母の日には鉢植えを贈ろう
今回は母の日に贈りたい、鉢植えの花の種類についてご紹介しました。
母の日はカーネーションのイメージが強いですが、カーネーション以外の花をプレゼントしても喜ばれると思います。
植物の世話をするのが好きなお母さんや、ガーデニングを楽しんでいるというお母さんには鉢植えの植物がおすすめです。
ちなみに花キューピットでも、母の日にぴったりな鉢植えの花を販売しています。
気になったという方はぜひ、サイトをチェックしてみてください。
ちなみに、父の日に人気な鉢植えについてはこちらで紹介しています。
父の日は6月の第3日曜日ですが、早いところではすでに予約を受け付けていることもあります。
母の日のプレゼントをお探しの際に、父の日のプレゼントも一緒に探してみるのもおすすめです。
母の日と父の日におすすめな花鉢植えの種類。花を育てるメリットは? 父の日にぴったりな鉢植えの花・植物の種類を紹介しています。 |
母の日に鉢植えを贈る時に知りたいこと
母の日に鉢植えの花をプレゼントしようと考えている方が、気になることをまとめました。
毎年咲く花を見分ける方法は何ですか?
種を植え直すのではなく、同じ株から毎年花が咲く種類を知りたい時は、多年草かどうかを確認しましょう。詳しくはこちら
紹介されていた鉢植えを母の日に贈りたいです
母の日にぴったりな鉢植えを用意しています。産地直送でお届けいたします。※クレマチスのお取り扱いはございません。予めご了承ください。母の日ギフトをみたい方はこちら
母の日に鉢植えはおすすめですか?
母の日に鉢植えはおすすめです。なぜなら鉢植えは花を育てる楽しさがあるからです。少しずつ成長していく植物を見ることはお母さんの気持ちを癒してくれるかもしれません。お世話した分だけ成長した姿を見せてくれるので、やりがいや愛着が生まれるはずです。また、切り花を使った花束やフラワーアレンジメントよりも鉢植えの花の方が長くきれいな姿を観賞することができます。鉢植えのメリット・デメリットについてはこちらでまとめています。鉢植えのメリット・デメリットはこちら
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