お盆
そろそろ準備!お盆の花の色・種類の解説と日程を紹介
7月に入り、今年も下半期に突入しました。
早いものですね。
さて、今回はそろそろ準備をしておきたい「お盆」についてご紹介します。
遠方でなかなか帰省することができない方や、仕事の関係で実家に帰ることが難しいという方は、お盆にお供えのお花を贈るのはいかがでしょうか。
ここでは、お盆でお供えするお花の紹介もしています。
「お供えのお花を検討している」という方は、参考にしてみてくださいね。
◆お盆・新盆とは?
まずは、お盆や新盆について改めてご紹介します。
お盆とは、「1年に1度ご先祖様を自宅に迎えて供養する」という仏教の行事です。
そして新盆は故人が亡くなられて、四十九日以降に初めて迎えるお盆のことを言います。
新盆は、亡くなられてから初めて故人の魂が自宅に戻ってくる日なんですね。
◆今年、2024年のお盆はいつ?
お盆は、地域によって時期が異なります。
大きく分けて、お盆の時期は以下の2つに分けられます。
・主に東京や横浜市:7月13日~16日
・他の地域:8月13日~16日
お供えのお花をお盆の時期に贈る時は、お届け先のお盆の時期に合わせられると良いですね。
お花をお届けするタイミングは、12日までに届くようにするのがベストとされています。
13日がお盆入りに当たるので、その間に贈ることができると良いですね。
◆お盆に贈るお花の色は?
いざ「お盆にお供えのお花を贈ろう」と思った時に、お花の色合いで悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
ここでは、お盆でお花を贈る時の色合いについてご紹介します。
お盆にお供えするお花は、大きく分けて3種類の色合いが主流と言われています。
1つ目は、淡いピンク色や落ち着いたブルーのお花を使った、優しい雰囲気の色合いです。
親戚などが集まってお盆を盛大に行う家庭では、お供えのお花でも白だけではなく、優しい色合いが入った華やかなお花が喜ばれるようですよ。
そして2つ目は、白色のお花でまとめたものです。
先ほどお伝えした、故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆である「新盆」には、白色でまとめたお花が適しています。
お亡くなりになってから日が浅い時は、白でまとめたアレンジメント・花束を贈るようにしましょう。
この白色だけでまとめたお花は「白上がり」と呼ばれています。
お花屋さんで新盆に贈るお花を作ってもらう時は、「白上がりでお願いします」と伝えると良いかもしれませんね。
3つ目は、白・黄・紫・ピンク・赤の5色のお花を使ったものです。
この5色を使った供花は、故人が亡くなってから四十九日以降に、仏壇へ供えると良いと言われています。
仏壇や、お墓にお供えする時にお花を選ぶ時は、参考にしてみてください。
お盆の時期になると、お花屋さんで供花が店頭で販売されている所を、目にする機会が増えると思います。
その中に、この5色を使った花束も販売されていることがあるので、注目してみてくださいね。
◆お供えに適したお花の種類とは?
お盆も含め、お供えするお花でおすすめしたいのは、長持ちする種類です。
お供えして、すぐに萎れてしまうのは寂しいですよね。
花もちが良く、長持ちしてくれるお花を紹介します。
<キク(マム)>
「お供えのお花」と聞いて、多くの方が初めに想像するのは、キクのお花ではないでしょうか。
キクは、長くきれいな姿を見せてくれるお花です。
また種類が多く花色はもちろん、お花の大きさや咲き方など、キクとひとくくりに言っても、様々な種類があります。
キクを使えば、故人の好きな色を入れることもできそうですね。
トルコキキョウには、フリルのような八重咲きと、軽やかな印象の一重咲きがあります。
八重咲きは結婚式などでも人気がありますが、どちらもお供えの花束やアレンジメントとしても使われています。
トルコキキョウは夏の暑さに強く、花もちが良いことで有名。
暑い日が続いてしまうこともあるお盆の期間に、トルコキキョウはぴったりですよね。
最近はトルコキキョウのことを、リシアンサスやユーストマという名前で呼んでいるお花屋さんもあるので、店舗でトルコキキョウを見つけられない時は、店員さんに聞いてみるのも良いかもしれません。
存在感のある大きなお花が美しいユリは、供花としてよく使われています。
ユリの凛としたその花姿は、哀惜の気持ちを表現しているようですよね。
より一層ユリを長持ちさせたい時は、お花が咲いたらすぐに、花粉を取ってしまうことがおすすめです。
早めに花粉を取ることでお花が長持ちする他に、お花を飾っている周りを花粉で汚してしまうことも防ぐことができます。
ユリの花粉は、洋服についてしまうとなかなか取れないので、注意してくださいね。
<胡蝶蘭>
お祝いのイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、お盆の法事・法要には、格式高い胡蝶蘭を贈ることも多いです。
特別な贈り物である胡蝶蘭が、故人とご家族への想いを届けることができそうです。
胡蝶蘭のサイズは大きいものから、コンパクトなものまであるので、お届け先に合わせてサイズを選ぶと良いかもしれません。
胡蝶蘭は、他のお花に比べて水やりの回数が少なく、お手入れに手間がほとんどかかりません。
そして花もちも良いので、お花のお世話に時間をかけづらい方にもおすすめです。
◆最後に
今回は、そろそろ準備したいお盆についてご紹介しました。
花キューピットでは、今回ご紹介したお供えに適したお花を使ったアレンジメントや、花束をご用意しております。
またお花のお届けは、お届け先の近くにあるお花屋さんが担当するので、送料はかかりません。
どこでお花を買ったらいいか分からない時や、新鮮なお花を離れたところに住む方へ贈りたい時は、花キューピットのサイトやお花屋さんを1度チェックしてみてくださいね。
2024年お盆の日程~必要な物・準備すること・お供えの花の種類~
夏の暑さを感じる日が、続いているように思います。
今年はマスクをしていることも多いので、例年以上に熱中症に警戒が必要です。
暑さを避けたり、こまめに水分補給をしたり…熱中症対策を徹底させていきたいですね。
さて今回は、少し早いですが2024年のお盆についてご紹介しようと思います。
お盆の日程や、準備に必要な物をはじめ、お供えにおすすめなお花の種類も紹介しています。
また、気になる今年のお盆休みについても掲載中です。
◆お盆とは?
まずは、そもそもお盆とは何なのかをお伝えします。
お盆を詳しく知らない方でも、お墓参りは毎年行っているという方も多いと思います。
お盆とは、ご先祖様を供養する行事です。
お盆の期間は、ご先祖様の霊が浄土から地上に帰ってくるとされています。
ご先祖様を1年に1度、自宅にお迎えし、ご先祖様と一緒に過ごすことで、ご冥福をお祈りし供養することを目的にしています。
◆2024年のお盆はいつ?
7月にお盆を迎える地域と、8月にお盆を迎えるという地域があると思います。
主に東京都では、7月であるところが多いとされています。
このようにお盆の期間に違いがあるのは、「新のお盆」と「旧のお盆」と2つの時期があるためです。
それぞれ2024年のお盆の期間は以下の通りです。
<2024年新盆>
新のお盆:7月13日(土)~7月16日(火)
・迎え火(盆入り)…7月13日(土)
・中日………………7月15日(月)
・送り火(盆明け)…7月16日(火)
<202年遅れ盆>
旧のお盆:8月13日(火)~8月16日(金)
・迎え火(盆入り) … 8月13日(火)
・中日………………8月15日(木)
・送り火(盆明け)…8月16日(金)
◆今年のお盆休みは?8月の祝日
「お盆」と聞くと、「お盆休み」を連想される方も多いのでは?
ここでは、8月の祝日を紹介します。
お墓参りの日程などに役立ててくださいね。
8月10日(土)~8月11日(日)→休み
8月12日(月)→山の日(祝日)の振替休日
8月13日(火)~8月16日(金)→お盆休み
8月17日(土)~8月18日(日)→休み
合計9連休!
お盆の期間(13日~16日)がお休みになる方は、土日祝日を含めて9連休になりそうです。
家族で予定を合わせやすいかもしれませんね。
◆お盆の準備・必要な物とは?
お盆で必要な物の準備をご紹介します。
準備する時の参考にしてくださいね。
□寺院へ法事・法要の依頼
お盆の時期は込み合ってしまうことが多いので、法要の予約は早めにしたいですね。
□お墓・お仏壇のお掃除
いつものお掃除よりもきれいにしましょう。
お墓を掃除するためにスポンジやほうきなど、掃除道具を持っていくことがおすすめです。
□お飾りの準備
準備するものは、ご先祖様の霊をお迎えするための盆棚・精霊馬(しょうりょううま)と精霊牛(しょうりょううし)・盆提灯・お花・ホオズキ・お線香・ロウソク・マッチ(ライター)などが一般的です。
ただ、宗派や地域で違いがあるので、確認してくださいね。
ちなみに精霊馬と精霊牛は、ご先祖様をお迎えするためのキュウリで作った馬と、お送りするためのナスで作った牛のことです。
なぜ送り迎えで動物が違うかというと「ご先祖様が来る時は馬に乗って急いできて欲しい、帰る時は牛に乗ってゆっくり帰って欲しい」という願いが込められています。
また、お花は仏教において線香や提灯と共に、ご先祖様の霊を供養するために大切なお供え物とされています。
そして、お花は仏の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿から命の大切さや儚さを示していると考えられています。
□迎え火・送り火の準備
おがらやマッチ・ライターなどを準備しましょう。
おがらは、普段あまり見かけないかもしれませんが、お盆の期間になればお花屋さんや、スーパーなどで販売しています。
迎え火・送り火は、やり方が地域や宗派によって異なるため確認してくださいね。
◆お盆スケジュール
お盆の簡単な流れをお伝えします。
12日:お迎えはじめ(お盆初日)
準備したものを飾り付けして、ご先祖様をお迎えできるように準備をしましょう。
13日:迎え盆
お墓参りや迎え火をします。
迎え火は地域や住んでいる環境によって、地面に直接火を焚くことができないこともあります。
事前に確認してくださいね。
14日~15日:(お盆中日)
お墓参りや読経をします。
16日:送り盆
送り火をして、ご先祖様をお見送りします。
◆お供えに最適なお花の種類
お墓やお仏壇にお供えするお花。
先ほどもお伝えしましたが、お供えのお花は欠かすことができない大切なもの。
ここでは、花もちが良く、夏の暑さにも比較的強いお花をご紹介します。
供花を選ぶ際に参考にしてくださいね。
<カーネーション>
白いカーネーションは、無垢で深い愛という花言葉を持っています。
母の日でも亡くなったお母さんには、白いカーネーションをお供えすることが定番になっていますよね。
ちなみに最近は、お盆の供花としては白だけではなく、ピンクなど色のついたカーネーションを入れることも多いようです。
いかがですか?
お盆の時期にお供えしようと思うお花は、ありましたか?
「お花の種類が決まらない…」という方は、お盆でお供えしたいことをお花屋さんに伝えて、お任せしてしまうのも良いと思います。
お花屋さんはお花のプロなので、きっと最適な供花を作ってくれますよ。
◆最後に
今回はお盆についてご紹介しました。
早めに準備をして、家族の予定を合わせたいですね。
また「会社がお休みできないから、お供えのお花だけでも…」と、考えている方は、花キューピットを活用してみてくださいね。
花キューピットは、お届け先の近くにあるお花屋さんがお花をおつくりし、お届けします。
そのため、花キューピットオリジナルのお供えアレンジメント・花束を贈る以外に、お花屋さんに地域の風習などを踏まえて作ってもらう「お花屋さんオリジナルフラワー」も注文することができます。
「どんなお花を選んだらいいか分からない」という方は、ぜひご利用ください。
お花屋さん、花キューピットのサイトから簡単に注文することができます。
お盆のあれこれ~お供えのお花~
東京都や横浜市の一部を除いて、多くの地域では【8/13】からお盆入りですね。
お盆の準備はお済ですか?
今回はお盆のあれこれについてご紹介します。
特に「お盆に生花をお供えすることの大切さ」など、お盆に欠かせないお花についてもお伝えしています。
おまけとしてお盆休みについても掲載していますので、読んでみてくださいね。
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他にもお盆について掲載している記事があります。合わせてご覧ください。
初めて迎えるお盆 ~初盆のご供花~ 故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のこ… |
お供えの切り花を長持ちさせるコツ お墓やお仏壇に花を供える際に、お手入れ法… |
◆そもそもお盆とは
お盆は1年に1度ご先祖様をお迎えし、一緒に過ごしながら戻って来たご祖先様の霊を供養する行事のことです。
お盆の期間は毎年、4日間とされていて、
東京都・横浜市の一部では7月13日から7月16日に行われていますが、
その他の地域は8月13日から8月16日の期間に行われていることが多いです。
◆お盆前・お盆期間中に行うこと
お盆にご先祖様をお迎えする前にしておきたいことや、お盆の期間中に行うことはどんなことがあるのかご紹介します。
<お盆の期間に入る前日までに行っておきたい準備>
・お墓・お仏壇のお掃除
お掃除をして、きれいな環境でご先祖様をお迎えしたいですよね。
・精霊棚(盆棚)の準備
お盆の期間に位牌の安置やお供え物・故人の好物を置き、ご先祖様の霊をお迎えするためのものです。
どんなものをお供えするかは、「◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの」でお伝えします。
・盆提灯の準備
ご先祖様の霊が迷わず帰ってくる目印として飾ると共に、故人の冥福を祈り感謝の気持ち込めたものとされています。
・菩提寺に法要の予約をする
お盆の間に法要をするために予約をしておく必要がありますよね。
・迎え火、送り火の準備
迎え火、送り火は、オガラを燃やすことが多いため、火をつけるものと一緒に用意しておく必要があります。
お盆の時期が近づくとスーパーマーケットやお花屋さんなどでも販売されているので、事前に購入しておくと良いかもしれません。
<お盆1日目>
・迎え火
ご先祖様の霊をお迎えすることを「精霊迎え」といいます。
迎え火は精霊迎えのためにお盆1日目の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし、ご先祖様の霊が迷わずに帰ってくることができるように目印となる明かり・煙を上げる目的で行われています。
・法要
僧侶に読経して頂きます。
<お盆最終日>
・送り火
お盆中に一緒に過ごしたご先祖様の霊を浄土にお送りすることを「精霊送り」といいます。
送り火は迎え火同様に精霊送りのため、お盆最終日の夕方ごろ玄関先でオガラなどを燃やし行われています。
地域や宗派によって、お線香を一緒に燃やすこともあるようです。
◆精霊棚(盆棚)に飾る・お供えするもの
宗派や地域などによって飾りやお供えするものが異なりますので、ご確認してくださいね。
生花
お盆のお供えとして欠かせないものの1つが生花です。
お花は、お線香、提灯と並んで仏様へのお供えの基本とされているほど大切なものといわれています。
お花は命のはかなさや尊さを表しつつ、今生きている方々の心も癒し清めてくれるとされています。
ホオズキ
ご先祖様の霊は、迎え火や提灯の灯りを頼りに帰ってくるといわれているため、ホオズキを提灯に見立てて飾る習慣があります。
キュウリの馬、ナスの牛
どちらもご先祖様の霊が乗る乗り物に見立てています。
ご先祖様の霊が早く帰ってこられるようにキュウリで馬を、ゆっくりと帰ってもらうようにナスで牛を表現しています。
水の子
キュウリやナスを細かく刻んだものと、研いだお米を清水で満たした葉っぱの器に入れます。
餓鬼道に落ちた無縁仏のお供えとされていて、ご先祖様の霊と同じように、他の霊もおもてなしするためにお供えされています。
ミソハギの花
閼伽水というお供えの水を入れた器の上にミソハギの花を束にしてお供えします。
お盆で供養する餓鬼の喉を潤すためと言われています。
夏野菜や果物
季節の野菜や果物や、故人が好きだったものをお供えすることが多いそうです。
◆お盆にお供えするお花の形
先ほども触れたようにお盆のお供えで大切なお花。
お花は、花束やアレンジメントなどの形がありますが、いったいどのような形がいいのでしょうか。
<お墓>
お墓でお花を飾る時は、花立というお花をお供えするための器があることが多いです。
そのため、お墓にお花をお供えする時はお花の種類や色が、対になっている花束をお供えすることが一般的です。
<仏壇前・精霊棚(盆棚)>
仏壇前・精霊棚(盆棚)は、お墓にお供えする時のように対になっている花束をお供えする場合もありますが、
1つの花瓶にお花をいけることや、アレンジメントをそのまま仏壇前や精霊棚(盆棚)に置くことが多いとされています。
花束はお花の丈を切る、花瓶に合わせて量を減らすなど、もらった後に飾る場所に合わせて調節することができます。
一方、アレンジメントは水の交換などの手間が少なく、もらってすぐに飾ることができます。
花束、アレンジメントそれぞれ良さがあるので、お供えのお花を選ぶときはお花の形も検討してみてくださいね。
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◆お盆のお供えで使われるお花の色
お供えするお花の色は故人が亡くなってからの日数と関係していることが多いとされています。
故人の四十九日以降に初めて迎えるお盆を「新盆・初盆」と言いい、 お亡くなりになってから日が浅いため、お供えのお花は白でまとめたお花が適しています。
そうではない場合は、白色を中心に淡い色合いのお花が入ったものをお供えすることが多いとされています。
一方、故人が好きだったお花や色をお供えする場合など、地域の習慣などによってどのようなお花をお供えするかには差があるようです。
「お供えのお花を贈りたいけれど、どんなものを選んだらいいかわからない」
そんな時は、お花を贈りたい地域のお花屋さんが地域の慣習にも対応して、お花を作ってくれる「お盆 お花屋さんオリジナルフラワー」を活用してみてください。
お好みの価格と形で、お花屋さんがお花を作ってくれます。
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お花屋さんオリジナルフラワー
(花キューピットお盆ページ下部に掲載しています。)
◆お盆のお供えに使われることの多いお花
バラなどトゲのあるお花はお供えには適していないとされています。
華やかなだけで、お供えのお花に選んでしまうのは、危険なようです。
では、どんなお花がお供えに適しているのでしょうか?
・キク
昔から親しみがあり、花もちの良いお花。
多くの人が、仏花に使う花のイメージを持っているお花の1つで、お供えなどによく用いられるお花です。
・スターチス
スターチスは、仏花で用いられることはもちろん、アンティーク用のドライフラワーやお祝いの花束などでも活用されています。
水分が少ない花ですぐに枯れることが少なく、暑さに負けないお花としても知られています。
・トルコキキョウ
結婚式から、お供えまで様々なお花の贈り物として活用されるお花です。
トルコキキョウも夏の暑さに強いお花の種類の1つとされています。
・胡蝶蘭
お祝いの時にも活用される胡蝶蘭は、上品で華やかなお花。
忙しくてお世話がなかなかできなくても、すぐに枯れることないパワフルさを持っていています。
胡蝶蘭は鉢で贈られることが多く、切り花に比べると水を取り換えるなどの手間が少ないことも魅力の1つです。
・カーネーション
亡くなったお母さんへのミサで、白いカーネーションを献花したことが「母の日にはカーネーション」という現在の習慣になっていったとされています。
花言葉は「純粋な愛」「私の愛は生きています」であり、お供えにも向いているお花です。
・ユリ
すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
特に白いユリは、凛とした印象のお花として知られています。
品があり豪華なユリは昔からお供えや、結婚式などに多く使われ、長く楽しむことができる品種の多いお花としても有名です。
花言葉は「純粋」「愛らしさ」「威厳」。
新しく咲いたユリの花粉時は取り除くと、より長持ちさせることができますよ。
・リンドウ
昔から季節の花としてお盆の時期に、ちょうど野山に咲いていたという理由からお盆のお供えとして用いられていたお花の1つです。
花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」。
リンドウの落ち着きを感じる濃い紫色は清楚で気品があり、お盆の際に仏花として今でも好まれています。
夏の暑さに強く丈夫なお花のため、お墓にお供えしてもすぐに枯れてしまうことが少ないことも魅力の1つです。
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お盆の供花として使われることの多い花のご紹介 今週はお供えにはどのようなお花が用いられる… |
そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか? お盆ですので都内から帰省されるご予定の方… |
◆最後に
今回はお盆についてご紹介しました。
お盆にお供えするお花のまとめ・お盆に欠かせないお供え物のひとつ
・花の形は贈り先に合わせて、アレンジメントか花束にするかを決める
・お花の色合いは白が基調になることが多い
・お盆によく使われるお花は、花もちが良い種類などが多い
まだ準備が終わっていない方や、お供えするお花を悩んでいる方に参考にしてもらえると嬉しいです。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。
お盆の供花として使われることの多い花のご紹介
来週はお盆の期間です。
もう準備は終わりましたでしょうか?
今週はお供えにはどのようなお花が用いられることが多いのかご紹介したいと思います。
まだの方は是非ご参考に、もう終わったよという方には豆知識としてご覧いただければと思います。
■キク
平安時代の頃、キクは薬やお酒、食用品として活用されており、様々な用途に用いられていたそうです。
また和歌にも度々登場し、人々に親しみのあるお花だったそうです。
このことから日本の秋を象徴する仏花として定着したそうです。
またキクはそれだけでなく、花持ちが良く、枯れるときも花びらが散りにくいので、周囲を汚しにくいことから、お供えで多く活用されていたとされています。
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キク(スプレーマム・小菊・ピンポンマム) キクがお供えに適している理由をより詳しく紹介 |
■スターチス
色の種類が豊富で、中には紫や白などのお供えに適した色味の種類のものがあり、お供えには欠かせないお花です。
触った感じはカサカサと乾燥している一見ドライフラワーのようです。
色の付いた部分は実はがく片と呼ばれ、多くは白い花をその上に付けます。
暑い時期でもとても花持ちが良く、お盆のお供えのお花によく使用されます
■トルコキキョウ
トルコキキョウについても花持ちが長いことからお供えとして選ばれるようになったとされています。
一年を通して市場に流通しているため、どの時期でも入手することが可能なことも理由です。
また、お盆の時期に重なる6~8月頃に旬を迎えるので、特にお盆に適しています。
結婚式などでも用いられることもあり、色の種類がとても豊富です。
淡い緑やピンクの花を添えると、鮮やかすぎず明るく上品な印象に仕上がります。
▼花キューピットでお盆お花をご予約する際はこちら
■胡蝶蘭
白く美しい胡蝶蘭は通常のお盆に限らず初盆・新盆、各法事にも用いることが出来ます。
また胡蝶蘭は、お供えに不向きとされているトゲもなく、上品で華やかな姿がお供えするお花に適していることも理由のひとつとされています。
胡蝶蘭は鉢植えで贈ることが多いですので、アレンジメントなどの切り花に比べても花持ちが良く、水やりなどの手間も多くはありません。
法事の前後の忙しい時期でお世話が出来なくても、胡蝶蘭は綺麗なお花を咲かせてくれるのでご遺族に負担が少ないです。
法事を行う側のお花と被ることが少ないという点でも胡蝶蘭は法事の際に選ばれるお花と言えるでしょう。
■カーネーション
カーネーションも花持ちの良いお花です。
母の日に贈るお花というイメージの強いお花ですが、こちらは白いカーネーションです。
無垢で深い愛という花言葉を持っており、故人への変わらぬ愛情を伝えてくれます。
▼花キューピットでお盆お花をご予約する際はこちら
▼お盆の意味を知りたい方はこちら
お盆の意味は?歴史的にいつから始まって、ご先祖様は何をしてる? お盆意味や期間いついて |
■お盆についてのマナーが知りたい
絶対にしなければいけないような、厳格なルールやマナーはないようですが、お盆にはある程度知っておいた方がいい決まりがあります。
初めてお盆にお墓参りに行く方や、ルールが心配という方はチェックしておくと安心できそうです。
お供えにタブーな花はある?
ここまでお盆でよくお供えされる花の種類をご紹介してきましたが「供えてはいけないお花はあるの?」と、心配になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
実は、おすすめの花・よくお供えされる花の種類があるように、あまりおすすめしない・タブーともいわれる花もあります。
以下の花は、お供えするのは控えたほうがいいでしょう。
- 香りのきついお花
- トゲのある花
- 人が食する花
- 毒のある花
- 名前や意味のよくない花
- 槿(むくげ)のお花
具体的な花の名前と、詳しい説明はこちらにまとめています。
併せてご覧ください。
仏花に適さないお花 具体的な花の名前はこちら |
どんな気持ちでお供えの花を手向ければいいの?
亡くなった方に花をお供えするのは、昔から行われていました。
その歴史は古く、ネアンデルタール人のお骨を収める場所で花が発見され、この時代から亡くなった人に花をお供えしていたと考えられています。
昔、花は蘇りの力を持っていると信じられおり、亡くなった人を甦らそうとしていたのではないかといわれています。
花の蘇りの力を借りて、また会えますようにという願いを込めていたのかもしれません。
現在では、亡くなった方に花をお供えすることで、今は話せなくなってしまった大切な人へ花に自分の思いを託すことに大きな意味があると、知恩院の僧侶である大津憲優さんはおっしゃいます。
花をお供えするときは亡くなった方へ思いを寄せたり、自分の心の整理をしたりできるとよさそうです。
詳しい解説、知恩院の僧侶である大津憲優さんのインタビューはこちらにまとめています。
併せてご覧ください。
仏花はコミュニケーションツール。故人に愛を届ける実感を。【知恩院僧侶インタビュー】 「最近は可愛いお花も出ていますし、ルールに囚われる必要性はありません。お花は、今はもう会えない・話せない大切な人に、自分の本当の想いを届ける不思議な力があります。この時代だからこそ、仏花を通したコミュニケーションを体験してほしいと思います。」 |
精霊馬はキュウリやナスでないとだめ?
きゅうりを馬に見立て、ナスを牛に見立てる精霊馬。
実はきゅうりやナス以外の野菜を使っても問題ないでそうです。
もっと知りたい方はこちら。
お盆・最新事情。精霊馬はブロッコリー、お花は自由?知恩院僧侶にインタビュー 精霊馬はキュウリやナスじゃなくても…OK?例えばどんな野菜? |
実際に、精霊馬をきゅうりとナス以外で作ってみました。
気になった方はこちら。
なす・きゅうり以外の精霊馬・精霊牛を作ってみた 知恩院の僧侶 兼 華道家の大津憲優さんに、きゅうりやなす以外でも先祖様への想いさえあれば大丈夫と伺ったので、他の野菜で作ってみました。 |
■心を込めた準備でお盆を気持ちよく過ごしましょう!
いかがでしたでしょうか。
お盆にお供えをする時は、亡くなった故人やご先祖様のことを想いながら、その方への感謝の気持ちを込めて飾りたいですね。
心を込めた花をお供えして、良いお盆をお過ごしくださいね。
そろそろお盆にお供えするお花の準備をしませんか?
今週より8月に入りました。
待ちに待ったお盆休みは直ぐそこですね。
お盆ですので都内から帰省されるご予定の方はこの時期にご先祖様の仏壇に手を合わせる方もいらっしゃるかと思います。
ご先祖様の供養にお花のお供えをしようと考えている方も多いでしょう。
今週はお供えにおすすめのお花と注意点についてご紹介します。
■そもそも何故お盆にお花をお供えするのか?
お供え物の一つとして大切なものが生花です。
仏教においてお花は、線香や提灯と共に故人や先祖の霊を供養するために大切なお供え物とされています。
また、お花は仏の尊さを伝えるものとされ、美しく咲く姿から命の大切さや儚さを示していると考えられています。
お花は故人だけでなく、ご遺族をはじめ、仏壇やお墓の前で手を合わせる方の心も清めてくれるとも言われています。
■お盆の供花のマナー
1.お花の色について
お盆にお供えするお花は、白を基本として、紫や青、黄色などのお花を混ぜたものが良いとされています。
ある程度の人数が集まってお盆を盛大に行う家庭では、淡い桃色や橙色のお花を加えた華やかなものも喜ばれるようです。
また、故人が好きだったお花や、ご遺族が好むお花を贈る場合もあるようです。
地域の習慣なども考慮したうえでお花を選んでくれるお花屋さんもあります。
ただし、お盆の中でも故人が亡くなって初めて迎えるお盆、いわゆる初盆・新盆と呼ばれるのお供えの花については白で統一します。
2.用意する花の数について
仏壇等に備えられている花立は左右対になっていることが多いですよね。
そのため、お供えする仏花も2束用意しましょう。
この時、1つの花束に含める花の本数は、3本、5本、7本と奇数にします。
そして用意する1対2束で本数は同じにして下さいね。
奇数にする理由は諸説あるそうですが、一説では古代中国に伝わる考え方の中に、割り切ることが出来ない数字の奇数は、古来より縁起がよいというものがあります。
その他、割り切れない絶対の世界をめざす仏教の考え方を表すものという見方もあるそうです。
■お盆のお供えに適した花の種類
お供えには適したお花は、手間がかからず、長く飾っておくことの出来る丈夫な花がおすすめです!
菊やスターチス、カーネーション等のお花は花持ちも良く、お供えのお花にはよく用いられます。
一方でお供えに不向きなお花、良くないとされているお花もあります。
香りの強いお花は供花としてはあまり適していません。
仏間に飾ったとき、部屋に香りが充満してしまうと迷惑を掛けてしまうことがあるからです。
また、トゲのある品種や毒をもっているお花もあまり適切ではありません。
お盆の暑い時期にお供えをするため、傷みやすいお花もお勧めできません。
茎ではなくツル科のお花も、花立に生けることには向いていないため不向きです。
花粉の多いお花も仏壇やお墓が汚れることを防ぐ意味で避けた方が良いとされます。
花びらを散らすのではなく、花ごとぼとりと落ちてしまう椿やサザンカのようなお花も縁起が悪いとされています。
ただ、仕事上のお付き合いのみであった方や目上の方へは角が立つことのない無難な色や種類のお花にしておいた方が良いかもしれませんね。
■お盆の花の金額の相場
ところで、ご家族やご実家の方等にお供えの花を贈りたいと考えた時にどのくらいの金額のお花を準備したら良いのでしょうか?
あまり高価なものでは贈られる相手の方に気を使わせてしまいます。
ご仏前としてご自宅へお届けするなら5,000円から10,000円の花束やアレンジメントがお勧めです。
故人を偲ぶメッセージも添えれば、ご遺族を思う気持ちも一緒に伝えることが出来ますね。
■最後に
いかがでしたでしょうか。
お盆に限らずご葬儀や法事には地域それぞれの風習やマナーがあることが多いです。
しかし、これらはいずれも必ずしも守らなければならないというものでもありません。
贈る人と贈られる人の双方が理解していればどのようなお花を贈っても良いのです。
一番大切なものは故人の方を偲ぶお気持ちです。
丁寧な準備で気持ちよくお盆をお過ごし下さいね。
初めて迎えるお盆 ~初盆のご供花~
故人が亡くなってから初めて迎えるお盆のことを「新盆(にいぼん)」又は「初盆(はつぼん)」と呼びます。
この日は故人の好んだお菓子や果物の他、新しいお花をお供えし、通常のお盆よりも丁寧にお迎えします。
今週は初盆の過ごし方と供花として相応しいお花をご紹介します。
■初盆とは
初盆とは、故人の四十九日が済んだ後、初めて迎えるお盆のことをいいます。
故人が亡くなってから、49日以前に「お盆」の日を迎えた場合は、その年には初盆の行事は行わず、翌年のお盆に初盆を迎えます。
■時期について
お盆の期間は地方によって異なります。
東京や横浜市の一部等では7月13日の盆の入りから16日の盆の明けの4日間をお盆と呼んでいます。
一方関西含め上記以外の多くの地域では、その1ヶ月後にあたる8月13日を盆の入り、16日を盆の明けとしています。
◾️具体的には何をするのか?
1.初盆の法要の日程を決める
僧侶の方をお呼びして読経して頂く日程を決めます。読経後そのまま会食とすることも多いです。
2.初盆法要への参加者への通知
法要の日程が決まったら法要へ参加頂く方に通知をします。会食をする場合には参加の可否等を確認しておきましょう。
3.会食の準備
法要後の会食(御斎)の手配をします。食事や会場をどのようにするのかを決める必要があります。
またこの会食にも僧侶をお招きします。
ご自宅で華やかに行なう場合や、食事の会場としてレストラン等を別途予約して迎える場合があります。
4.返礼品の準備
通常のお盆と違い、初盆の場合には御仏前、御供として提灯や供物を持参して参加される方も多いです。
御焼香に来て頂いた方を含め、志として引き物をお渡しすることが一般的です。
そのため、ここでお渡しする返礼品の準備をすることも必要です。
返礼品の内容は地域によって様々ですが、お菓子、海苔、タオル等が一般的です。
また金額としては2000円から5000円程度のものが良いでしょう。
5.神棚と盆飾り
地域や宗派によって飾り方が異なります。
一般的に初盆の場合、棚飾りを華やかにすることが多いです。
仏壇の前に盆棚を設け、きゅうりとなすを飾ることが多いです。
それぞれ精霊棚、精霊馬と呼ばれます。
最近では精霊棚セットが販売されておりそれを活用するのも良いでしょう。
6.初盆の過ごし方
お盆の期間は13日から16日の4日間ということは前述した通りです。
では具体的に4日間にどのようなことをするのかを簡単にまとめました。
13日
午前中に故人のお墓参りをしましょう。
またこの日は迎え盆ですので、先祖様を迎え入れるための迎え火をこの日の夕方から炊きます。
先祖様が迷われないように門口でおがらを炊くのが迎え火とされています。
おがらとは皮を取り除いた麻の茎のことです。
お盆の時期になるとスーパー等で簡単に入手することが出来ます。
しかし、最近は火を炊くことが難しい家庭も多いことから、簡略化されることもしばしば。
迎え火の代わりに盆提灯を灯すというケースもあります。
初盆の盆提灯は白提灯とされています。
14日・15日
僧侶の読経等の法要、会食等はこの日に執り行います。
16日
先祖様はこの日にお帰りになるとされています。
そのためこの日は先祖様を送り出すための送り火を炊きます。
迎え火と同じように、門口でおがらを炊きます。
◾️初盆にお花を贈る場合
初盆を華やかにするお供えとしてお花を贈られるケースも多いです。
お花を贈る場合には、白基調の仕上がりのアレンジメントが一般的です。
通常のお盆でしたら紫や青等の色が入ったものでも大丈夫です。
しかし、初盆の場合にはまだお亡くなりになられてから日も浅いということから全体的に白上がりのものを贈られる方が良いでしょう。
お届けのタイミングとしてはお盆入りの前日までに届くように手配をしましょう。
また、贈る手配をする前にお届け先へお花を届ける旨の確認もした方が良いでしょう。
花キューピットでも初盆に贈ることができるお花をいくつかご用意しています。
迷われた際には是非ご活用下さい。
◾️最後に
初盆の行事は頻繁に行うようなものではありませんので、都度調べて執り行うことになるかと思います。
大切なことは亡くなられた方を思う気持ちと、ご遺族様へのお気遣いです。
一つ一つ丁寧に準備をし、先祖様を気持ちよくお迎えしましょう。
お供えの切り花を長持ちさせるコツ
お墓やお仏壇に花を供える際に、お手入れの大変さを感じることはありませんか?
夏場はより一層花持ちが悪くなるため、お盆の時期は大変ですよね。
今回の花だよりでは、お供えの切り花を長持ちさせるためのポイントをご紹介します。
■一番大切なのは、毎日の水替え・水切り
切り花が傷んでしまうのは、水中で繁殖するバクテリアが原因です。
汚れた水に挿しておくと、バクテリアの影響で茎が詰まってしまいます。
茎が詰まることで水を吸えなくなり、元気がなくなってしまうんです。
やはり、水を毎日替えてあげることが一番重要です。
茎に付いているぬめりを洗いながすと、バクテリアが落ちて清潔になります。
もうひと手間かけて、一緒に【水切り】を行うと、格段に長持ちするようになります。
【水切りの方法】
1.バケツなどに水を張って茎の根元をつける
※ 花や葉が水につからないよう、茎の根元だけをつけてください。
2.水中で、茎の先端を1~2cm程 斜めに切る
※ 既に茎が変色している場合は、その部分を取りのぞいてから水切りします。
汚れた切り口をカットして、新しい切り口を出してあげる方法です。
茎に空気が入ってしまうと、気泡が詰まりの原因になるため、なるべく水につけたまま切ります。
斜めに切ると切り口の面積が広くなり、そのぶん水をたっぷり吸えるようになります。
■花筒へ挿す前にするべき2つの対策
忙しい毎日を送っていると、水替えを忘れてしまうことが多々あります。
特にお墓のお供え花は、毎日通ってお手入れするのが難しいですよね。
花筒へ挿す前に、簡単にできる対策があります!
1.茎の根元についている葉を取りのぞく
葉は水につかると腐りやすくなるため、細菌が繁殖する原因になります。
また、葉の枚数が多すぎると、そこから水分が蒸発して花まで水が届きません。
茎の半分より下あたりの葉を取りのぞきましょう。
※ 光合成が出来なくなるので、上の方の葉は残しておいてくださいね。
2.花筒に10円玉や漂白剤を入れる
・10円玉
10円玉を水に入れると、【銅イオン】という成分が溶け出します。
この成分には、水中の細菌の繁殖を抑える効果があるとされています。
まだ酸化していないピカピカの10円玉ほど、より効果が期待できます。
・漂白剤
塩素系の漂白剤には、水が腐るのを遅らせる効果があると言われています。
200㏄の水に対して、1~2滴程度の漂白剤を混ぜてください。
また、【延命剤】という切り花用の薬品も流通しています。
こちらは、花屋さんやホームセンターで入手できますよ。
ですが、これらの方法だけでは、毎日の水替え・水切りと同等の効果はありません…。
お盆の期間中だけでも、なるべく水替えができるといいですね。
■造花ではなく生花をお供えする理由
仏教では、仏様はお食事の代わりに香りを召し上がるといわれています。
お線香や果物・花などは、故人に良い香りを楽しんでいただくためにお供えしているのです。
そのため、お供えには 生花(本物のお花)を用いるのが良いとされています。
とはいえ、造花が禁止されているわけではありません。
虫や野生動物に荒らされるのを防ぐため、造花を勧めている墓地もあります。
お花の種類よりも、故人を想って供養する気持ちが大切です。
お盆のお墓参りに適した洋花3種類
多くの地域では、8月13日~16日にお盆が執り行われます。
この時期に故郷へ帰り、お墓参りに行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
お供えの花といえば菊が一般的ですが、基本的に「絶対に菊を入れる!」というような決まり事はありません。
近頃は洋花(※明治以降に西洋から入ってきた花)の需要も高まっています。
故人のことを考えながら、ご遺族にも十分配慮して選んでくださいね。
今回の花だよりでは、お供えによく用いられる洋花をご紹介します。
■ユリ
お供えに用いるユリは白色が一般的です。
最も有名な白ユリは【カサブランカ】ですが、使われている品種は【テッポウユリ】や【スカシユリ】など様々です。
中でもテッポウユリは、純白の花弁や控えめな香りが好まれています。
また、お盆は、帰ってきた故人の霊を手厚くおもてなしする行事です。
気品のあるユリは、故人を盛大に迎える場に見合っています。
なお、花粉には注意が必要です。墓石や服につくとなかなか取れないため、花粉を落としてから使うようにしましょう。
お店で売っているユリは、既に花粉を取ってある場合がほとんどです。
■トルコキキョウ
夏場は花が痛みやすいため、長持ちする種類がおすすめです。
仏花の代表である菊も、芯がしっかりしており水揚げが良い花として重宝されています。
同じくトルコキキョウも、花持ちが長いことからお供えとして選ばれるようになりました。
通年流通しているため、どの時期でも安定して手に入ることも理由です。
ちょうど6~8月頃に旬を迎えるので、特にお盆に適しています。
結婚式などの慶事にも使われる花なので、色の種類がとても豊富です。
グリーンや淡いピンクを添えると、鮮やかすぎず明るい印象に仕上がります。
■カーネーション
母の日のイメージが強いカーネーションですが、お供えにもよく使われる花です。
スーパーで売っている仏花にも、よくカーネーションが入れられています。
カーネーションは「無垢で深い愛」という花言葉を持っており、故人への変わらぬ愛情を伝えてくれます。
色ごとの花言葉もあり、特に赤や白が好まれています。
赤…「母への愛」「真実の愛」
白…「純粋な愛」「私の愛は生きています」
ピンク…「感謝の心」「あたたかい心」
■仏事にバラはNG!
仏事全般で、トゲのある花(バラやアザミなど)はタブーとなっています。
その他、毒のある花(彼岸花やスズランなど)や悪臭のする花も好ましくありません。
非常識と思われる可能性があるので、基本的には避けたほうが良いでしょう。
ただし最近では「習慣にとらわれず、故人の好きだった花を飾りたい」と考える方も増えています。
バラをお供えする際は、必ずご遺族の方の承諾を得て、トゲを取り除いたものを使いましょう。
お墓参りの花・お供えの花のルールと、お墓参りのマナーとは?
お墓参りのときにはお花を持っていくことがほとんどです。これは、お花を通じて命のはかなさや尊さを知るためといわれています。
今回の花だよりでは、お墓参りとお花についてお伝えします。
■お供え用の花
供花とは、キクやトルコキキョウ、カーネーションやリンドウなどを束ねた花束です。色は白や黄色、淡いピンクなどが多いですね。お墓の場合、基本的に供える場所が2か所あるため、2束用意するようにします。
一般的に、棘のある花や香りの強い花、毒のある花は用いないとされていますが、実は「この花をつかわなければいけない」という決まりはありません。また、色も淡い色でなければならないという決まりもないため、故人が生前好きだったお花などをお供えするといいでしょう。
迷ったときは、バラ・アザミ・ヒガンバナを避けた花束にするといいですね。お花屋さんで「お墓に供える花をください」といえば、地域のしきたりに合わせた花束をつくってくれるため、安心です。
■お墓参りのマナー
お墓参りのときには、あらかじめお供え用の花束を持っていくようにします。掃除用にゴミ袋や歯ブラシ、たわしなども一緒に持っていくといいでしょう。仏式のお墓にお参りするときはお線香も用意しますが、お寺で販売している場合もあります。
お墓についたら、まずは手を合わせ礼拝をします。そのあと、歯ブラシやたわしなどでお墓を綺麗に掃除しましょう。
隅々まで綺麗にしたら、花束やお線香をお供えします。そして、最後にもう一度手を合わせ、ご先祖様への供養の気持ちをこめて礼拝します。
お盆やお彼岸、命日などには、お花を持ってお墓参りにいきませんか。