お手入れ
6月20日はペパーミントの日~植物の記念日~
6月に入り、梅雨の季節になってきました。
関東甲信越では例年6月8日頃から梅雨入りしているようです。
まだ雨の日が続いているようには感じませんが、今年はどうなのでしょうか。
天気予報が気になりますね。
さて、今回は6月20日にある「ペパーミントの日」についてご紹介しようと思います。
ペパーミントの日の由来はもちろん、ペパーミントの特徴や育て方も掲載しています。
自宅で植物を育てたい方や、「初めて植物を育てようと思っているけれど、どんな種類が良いか悩んでいる」と思っている方はペパーミントがおすすめですよ。
◆ペパーミントの日とは?
毎年6月20日はペパーミントの日。
この記念日は、ペパーミント(ハッカ)が特産品である北海道北見市まちづくり研究会によって、1987年に制定されました。
今から33年ほど前にできた記念日なんですね。
なぜ6月20日に決まったかというと、以下の理由からなのだそうです。
・6月の北海道の爽やかさが、ハッカの爽やかさそのものであることから
・20日が「はっか」と読む語呂合わせから
ちなみに北見市は、世界で流通するペパーミントを昭和の初め頃まで70%ほど生産していたことから、ペパーミントをPRする目的で「ペパーミントの日」を作ったのだそうです。
◆ペパーミントって?
スーっとした香りが特徴的なペパーミント。
ミントの代表的な1つです。
名前の由来は、その香りがコショウを連想させたことから付けられました。
「ペッパー+ミント」なんですね。
葉は、くっきりとした緑色で、形は先がすっと尖っています。
ペパーミントは葉が有名ですが、実は小さなお花も咲かせるんですよ。
お花が咲いている時は、ぜひ注目してみてくださいね。
お花の色は、ピンクや紫色をしていることが多いです。
また、花言葉は「心のあたたかさ(あたたかい心)・美徳」などがあります。
この花言葉は、ペパーミントの効能から付けられたのだそうです。
次にペパーミントの効能・効果をご紹介します。
ペパーミントには、イライラを沈めてくれるような鎮静効果があると言われています。
そして、消化を助けてくれたり、腹痛や胸焼けや胃けいれんなどの症状を緩和してくれたりするそうです。
また、乗り物酔いにも効果があると言われています。
ペパーミントには、様々な効果があるんですね。
ペパーミントに触れる機会があった場合は、香りを感じた時にどんな気分になるのかを、意識してみると良いかもしれませんね。
当たり前ですが、同じ香りを感じたとしても、その香りに対してどんなイメージを持ったかや、どんな気持ちになるかは、人によって変わってきます。
ペパーミントの香りを嗅いだ時、自分がどんな気持ちになるかによって、香りを楽しむタイミングを変えるのもいいかもしれません。
例えばペパーミントの香りを感じた時、「落ち着いた気持ちになる」と思った方は、「気持ちを落ち着けたい時」や「冷静になりたい時」にペパーミントに鼻を近づけたり、葉を指でこすってみても良いと思います。
ペパーミントに限らず、自分の気持ち・気分が香りで変わることがあった時は、今後その香りを活用して自分の気持ちや、モチベーションをコントロールしやすくすることもできるかもしれませんね。
・フレッシュのまま添える
フレッシュ(生のまま)飲み物やアイス、ケーキに添えることも多いです。
料理の彩りをよくするための飾りとしても人気。
何より、すっきりとした香りは飲み物や、スイーツとの相性ピッタリです。
・乾燥させる
乾燥させてお茶にすることも、香りを楽しむポプリとしても活用されています。
・精油を利用する
葉から精油を作り、アロマセラピーとしてもペパーミントは人気なんです。
◆ペパーミントの育て方
ここからは、ペパーミントの育て方をお伝えします。
自宅で育てたペパーミントを飲み物に浮かべて見たり、料理に使えたり…。
自分で育てたものを使うのは、ちょっと素敵な気分になれそうですよね。
ハーブやミントなどを育てている方や、これから育てようと思っている方は参考にしてみてくださいね。
<置く場所>
強い日差しが続くと、葉がダメージを受けてしまうこともあります。
ペパーミントを育てる時は風通しが良く、1日のうちに数時間程度日の光が当たるところが良いと思います。
完全な日陰で育てていると、香りや葉の色が悪くなってしまうこともあります。
適度に光を吸収できる場所に置いてあげてください。
<水やり>
水やりはたっぷりあげましょう。
土を乾燥させないようにすることが大切です。
暑い夏の日などは、土が乾燥してしまいがちです。
そのため、これからの季節は特に注意が必要になります。
ただし、気温が高くなる昼間などに水をあげてしまうと、根が茹だってしまうことがあります。
比較的に気温が低い、朝や夜にあげることがおすすめです。
<肥料>
肥料は特にあげなくても、大きくなってくれることが多いです。
ペパーミントを育てていると、強い生命力を感じられるかもしれせん。
<害虫>
虫は他の植物に比べて付きにくいので、「植物を育ててみたいけれど、虫が苦手…。」という方におすすめですよ。
ペパーミントは、室内でも育てやすい植物の1つです。
◆最後に
今回は、ペパーミントの日に関連して、記念日の由来やペパーミントについてをご紹介しました。
あまり知られていない記念日もありますが、今回ご紹介した「ペパーミントの日」以外にも植物に関する記念日は、たくさんあります。
ちなみに「ペパーミントの日」ではなく、「ミントの日」は3月10日にあるんですよ。
ぜひ、他の植物の記念日にも注目してみてくださいね。
6月の誕生花~世代や国境を越えて愛されるユリ~
今日からカレンダーを1枚めくり、6月に入ります。
6月にお誕生日を迎える皆さま、お誕生日おめでとうございます。
今回は、6月の誕生花「ユリ」についてご紹介します。
ユリは、大きな花が美しいお花です。
世代や国境を越えて、非常に多くの方から愛されています。
◆ユリはどんな花?
すらっとした茎に、大きく華やかなお花を付けるユリ。
お祝いの贈り物にぴったりなお花です。
大きめのフラワーギフトを贈りたい時は、特にユリを入れることがおすすめです。
なぜならユリは1つの茎からいくつかのお花を付け、葉もたくさん付いているためフラワーギフトに1つ入るだけで、ボリューム満点で豪華な贈り物にすることができるからです。
華やかで大きなフラワーギフトは、お誕生日のプレゼントとしてはもちろん、結婚式や発表会などの贈り物としても最適です。
また、お花の香りを楽しみたいという方にもユリはおすすめです。
ユリは他のお花に比べて、香りが強いお花。
アレンジメント・花束にユリが入っていたら見るだけではなく、香りにも注目してみてくださいね。
またユリはアジアを中心に、100種類ほどが世界に分布しています。
その多くの種類の中には、香りのない品種もあり、最近はお花屋さんで購入することもできるんです。
ユリの香りが好きな方は多いですが、もし「ユリは香りが強いから、少し苦手…」という方に6月の誕生花をプレゼントしたい時は、お花屋さんで香りが少ないものがないか聞いてみるのも良いかもしれません。
◆ユリの花言葉
ユリの花言葉は、「純潔」や「無垢」「威厳」です。
上品なユリの花姿から連想できそうな花言葉ですよね。
ちなみに、ユリにはさまざまな色があり、花色によって花言葉が異なります。
・黄色:「陽気」など
・オレンジ色:「華麗」「愉快」など
・ピンク色:「優しさ」「あたたかさ」など
このように色によって花言葉が変わるので、花色が決められない時は、花言葉を参考にしてみては?
◆ユリを長持ちさせるには?
お誕生日プレゼントなどでユリをもらったら、なるべく長くきれいに咲いていて欲しいですよね。
ここでは、ユリを長持ちさせるための方法をご紹介します。
お花に詳しくない方へフラワーギフトをプレゼントする時には、少しユリのお手入れ方法を伝えるのも喜ばれるかもしれませんよ。
<水に浸かりそうな葉は先に取る~花瓶に活ける前~>
ユリはたくさん葉を付けているお花なので、思っていたよりも茎の下の方まで葉が付いていることもあります。
葉が水に浸かっていると、花瓶の中で雑菌などを繁殖させてしまう原因になることも…。
そのため、花瓶に活ける前に下の方に付いている葉は取ってしまうことがおすすめです。
<水切り~花瓶に活ける前~>
花瓶に活ける前に、ユリが水を吸いこむ部分を新しくしてあげましょう。
水きりの方法:水の中で、茎の切り口から2~3センチ上を園芸ばさみなどでカットします。
切り口は水に触れる面積が多くなるように、斜めに切ることがおすすめです。
他のお花も水切りしてあげると、長持ちしますよ。
水中で切ることが難しい方は、切った後すぐに水の中へ浸けてあげてください。
水を吸いこむ部分を切り新しくしてあげると水を吸いこみやすくなるため、ユリは十分な水の量を吸いこむことができるのです。
<やくを先に取る>
お花屋さんで先に取ってくれていることも多いですが、ユリに「やく」が付いている時は取ってしまいましょう。
やくとは、雄しべの先端に付いている部分のことです。
そのままにしていると、やくから花粉が出てきてしまいます。
受粉してしまうと早く萎れてしまうので、ユリが開いた時に素早く取ってしまうことがポイントです。
ちなみに、ユリの花粉は洋服などについてしまうと、なかなか取れないので注意が必要です。
前述したように、ユリが開いたタイミングで、衣服などが汚れないためにもピンセットでつまんで取ってしまいましょう。
ピンセットがない場合は、ティッシュでつまむようにして取ることこともできます。
少し引っ張れば簡単に取ることができますよ。
<水は毎日交換する>
花瓶の水を清潔に保つことで、ユリの花もちをよくすることができます。
花瓶の中が雑菌などでぬるぬるしないように、できるだけお水は交換してあげましょう。
◆ユリに合わせたいお花の種類
ユリだけの花束はとても素敵ですが、他のお花と合わせたフラワーギフトもおすすめです。
「ユリとどんなお花を合わせたらいいだろう…。」と悩んでいる方は参考にしてみてくださいね。
<カーネーション>
「フラワーギフトをカラフルなものにしたい!」「好きな色と誕生花を入れてあげたい!」という方におすすめなお花がカーネーションです。
ユリをお花屋さんで見かける時は、白やピンクが多くありませんか?
カーネーションは様々な花色が多く流通しているので、フラワーギフトの色を増やすことができるんです。
母の日のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれませんが、カラフルで丸みがあり可愛らしいお花のためカーネーションは、お誕生日などのプレゼントとしても人気なんですよ。
<バラ>
ユリとバラを合わせることで、さらにゴージャスなデザインにすることができます。
目上の方へのお誕生日プレゼントや、義理のお母さんへの贈り物におすすめです。
バラはカラーバリエーションが豊富で、お花の大きさも様々な種類があります。
そのためバラは、フラワーギフトの全体の大きさ・色合いを調節することができるだけではなく、メインにも脇役にもなれるお花の1つなのです。
<デンファレ>
胡蝶蘭のような花姿をしたデンファレは上品で、高級感のあるお花です。
ユリと合わせることで、より華やかなフラワーギフトにすることができます。
食事に行った際など、フォーマルな場でフラワーギフトを渡す時におすすめです。
花もちの良いお花の1つなので、プレゼントした後もきれいな姿を長く見ていることができると思います。
デンファレは女性に限らず、男性の方にも喜んでもらえるお花ですよ。
◆最後に
今回は6月の誕生花、ユリについてご紹介しました。
「6月にお誕生日があるけれど、プレセントが決まっていない!」という方は、ユリを使ったフラワーギフトも候補に入れてみてくださいね。
花キューピットでは、誕生日プレゼントにぴったりな「ユリを使ったフラワーギフト」をご用意していますので1度、サイトやお花屋さんをのぞいてみてください。
30文字程度なら、無料でメッセージカードをお付けすることもできます。
ぜひ、ご活用ください。
鉢植えあじさいの育て方~お手入れ方法~
雲一つない、すっきりとした天気が続いていますね。
街路樹の新しい黄緑色をした葉が、太陽の光を浴びてキラキラ輝いて見えます。
少しずつ夏が近づいているようにも思えますね。
6月6日は「いけばなの日」でもあり、「あじさいの日」でもあることをご存知でしょうか。
そこで今回は、あじさいの日・あじさいについてお伝えします。
鉢植えのあじさいの育て方・お手入れ方法もご紹介しているので、母の日にあじさいの鉢植えをもらった方は、参考にしてみてくださいね。
◆いけばなの日・あじさいの日とは?
<いけばなの日の由来>
いけばなの日は、古くから子供が6歳になって迎える6月6日にお稽古事(習い事)を始めると上達すると言われることに、由来すると言われています。
なぜ「6歳の6月6日に習い事を始めると上達する」と言われているかは、諸説あります。
その一つの説が、指を折りながら数を数えていくと、「6を数える時に小指が立つ」ことから「子が立つ」と考えられたからなのだそうです。
<あじさいの日の由来>
あじさいは、もともと魔除けの効果があると信じられてきました。
古くからあじさいには、病気を防ぐという言い伝えがあり、6がつく日に自宅にアジサイを吊る習慣があったのだそうです。
あじさいを軒下に吊るして、「おまもりあじさい」と呼んでいたようですよ。
「6」が2つ付く6月6日は魔除けの意味と、この時期に「あじさいがきれいだから」という理由もあり、あじさいの日にぴったりだったんですね。
現代であじさいを吊るしている所を見たら、スワッグのように思ってしまうかもしれませんが、「あじさいを吊るすだけ」と、簡単にできるので自宅で試してみるのも良いかもしれませんね。
◆あじさいってどんな花?
魔除けの効果もあると言われる、あじさい。
ここではあじさいが、どんなお花なのかを改めて簡単に紹介します。
小さなお花が、たくさん集まっているように咲く「あじさい」。
花色は、赤・ピンク・オレンジ・グリーン・ブルーと様々な種類があります。
とても可愛らしく、多くの方から人気のお花です。
あじさいの種類は、大きく分けると「ガクアジサイ」と「ホンアジサイ」に分かれています。
日本原産の「ガクアジサイ」を品種改良したのが「ホンアジサイ」です。
実は、あじさいと聞いてイメージされる方が多い、ふんわりと丸みを帯びて咲いているあじさいが「ホンアジサイ」です。
品種改良されて後からできた「ホンアジサイ」の方が馴染みがあるのは、なんだか不思議ですね。
あじさいを見かけた際は、どんな咲き方をしているか注目してみてください。
ちなみに、花言葉は「家族団らん」などがあり、母の日や父の日のプレゼントとしても人気があります。
◆鉢植えを置く場所~あじさいのお手入れ方法~
太陽の光が十分に当たる場所に置いてあげてください。
なんとなく、あじさいは日陰に咲いているイメージがあるかもしれません。
しかし、実際のあじさいは日の光を好む植物なんです。
ただ、あまりにも強い日差しの時は、日陰に移動させてあげてください。
夏場は、日差しによって移動させてあげるのも良いかもしれませんね。
◆水やりのタイミング~あじさいのお手入れ方法~
<水の量>
梅雨の時期に咲いているイメージの通り、あじさいはお水が好きなお花です。
特に鉢植えは、水が足りなくなってしまうことが多いので、水やりする時はたっぷりあげてください。
鉢の底に開いている穴から、水が出てくるまであげればいいと思います。
鉢植えの土全体に、水をいきわたらせてあげてくださいね。
<水やりのタイミング>
水をあげるタイミングは、朝か夕方が良いと思います。
特に夏の昼間など、暑い時間帯に水をあげてしまうと根が茹だってしまいます。
そのため、できるだけ涼しい時間帯に水やりするのがベストです。
ちなみに1日にあげる回数は決めずに、土の状況を見て判断することがおすすめです。
土が乾いていたら、すでに水をあげていたとしても追加で水をあげてくださいね。
日差しのきつい暑い日は、朝と夕方2回あげても良いかもしれません。
土が乾いてしまっている時の色、十分湿っている時の色など、土の色を日々観察しておくのも良いと思いますよ。
◆肥料のタイミング~あじさいのお手入れ方法~
鉢植えのアジサイには、お花が咲き終わった後の7月~8月、次の花を咲かせるために栄養をたくさんあげたい12月~2月の間は、10日に1回ほど液体の肥料をあげると良いと思います。
また次の年もきれいな姿を見せてくれるように、お花がない時もしっかりお世話してあげてくださいね。
◆剪定~あじさいのお手入れ方法~
<剪定とは?剪定をする理由>
剪定とは、枝や茎を切ることで植物の生育するスペースを作ったり、お花や果実の付く数を調節したりすることです。
あじさいは、剪定しなくても来年お花を咲かせてくれることがほとんどですが、あじさいの花芽は枝の先端にできるため、何もしないとお花が枝の端の方ばかりになってしまいます。
また、あじさいは生長するスピードが早く、どんどん大きくなってしまうので大きくなりすぎないようにするという意味でも、剪定をしてあげることは大切です。
あじさいのお花は咲ききっても勝手に散ることはありません。
鉢植えの場合は、咲き終わったお花をそのままにしておくと株自体が弱ってしまい、次の年に花を咲かさない原因になってしまいます。
<剪定するタイミング>
お花が咲き終わったら、剪定していきましょう。
前述したように、花は勝手に散らないので、咲き終わったお花からカットしていきましょう。
<剪定する位置>
来年も花を咲かせたいなら、咲き終わった花の下に付いている葉2~4枚目でカットします。
剪定が終わり生長すると、カットした節から新しい芽が出てくるんですよ。
あじさいの花芽は葉の付け根に付いているので、観察してみてくださいね。
来年はお花を我慢して、あじさいの大きさを小さくしたい時は、あじさいの全体の大きさから3分の1程度を残すように切ってしまいましょう。
◆注意する病気・虫~あじさいのお手入れ方法~
<うどんこ病>
あじさいの葉や花に、白い粉が付いたようになってしまう病気です。
葉が白く覆われてしまうので、光合成ができなくなってしまいます。
また、葉から栄養分が吸収されてしまうことも…。
栄養が足りなくなったあじさいは、花を咲かせることができなくなってしまうこともあるのです。
◎対策◎
全体に広がってしまうので、白く感染してしまった葉や花は出来るだけ早く摘み取ります。
そして、カビの胞子による病気なので菌糸剤を付けてあげてください。
スプレータイプが販売されているので、それを使うと良いと思いますよ。
<ハダニ>
ハダニは、あたたかい時期に繁殖する虫です。
名前はハダニですが、クモの仲間です。
気づいた時には、葉の裏側が細い糸のようなものが、たくさん付いて白くなっていることもあります。
ハダニは、どんどん増えてしまう困った虫です。
葉と葉が重なっている所を中心に、卵が産み付けられ、育てていたあじさいで増えていってしまうのです。
ハダニをそのままにしておくと、成長不良がおきて最後には枯れてしまいます。
◎対策◎
ハダニは水に弱く、水で流れることもあるので、水やりの際に葉にも水をかけてあげると、ある程度駆除することができます。
水圧を強くして、ハダニの付いている葉に水をかけるのもいいかもしれません。
ただ、水で駆除しきれない時は殺虫剤が販売されているので、そちらを散布してください。
殺虫剤を使う時は、葉の裏を中心的に散布するようにすることがおすすめです。
また、ハダニは他の虫に比べて薬剤の耐性が付きやすいので、1度で退治できるようにするように頑張ってください。
◆最後に
今回は6月6日のアジサイの日に関連して、あじさいのお手入れ方法などをご紹介しました。
他のお花に比べて、長くお花を楽しませてくれるあじさい。
しっかりお世話をしていれば、またきれいなお花を咲かせてくれるので様子を見てあげてくださいね。
カーネーションの色ごとの花言葉・鉢植えと花束のお手入れ方法
母の日でカーネーションをもらう方も、多いのではないでしょうか。
今回は、もらったカーネーションのお手入れ方法と、色ごとに違う花言葉を中心に、母の日や母の月について紹介したいと思います。
◆カーネーションのお手入れ方法
母の日のプレゼントでカーネーションをもらう方も多いと思います。
大切な息子さん・娘さんからもらったカーネーションは、できるだけ長く楽しみたいですよね。
ここでは、鉢植えと花束などの切り花に分けて、お手入れ・お世話の方法をご紹介したいと思います。
<鉢植え>
1:ラッピングを外す
まず、カーネーションの鉢植えをもらったら、ラッピングを外してください。
リボンが付いていたり、可愛らしい柄があったり…。
「もったいない」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、できるだけ早く外してあげてください。
なぜなら、カーネーションが蒸れてしまったり、呼吸がしにくかったりするからです。
2:水やりをする
配達で届いたカーネーションなどは運ぶ時のことを考えて、水が十分に与えられていないことが多いです。
土の中に少し指を入れて、土が湿っているか確認しましょう。
土の中が湿っていれば、水やりはしなくても良いと思います。
もし、乾燥していた時は、たっぷりと水をあげてくださいね。
水の量は、鉢の下に開いている穴から水が出てくるまでが良いですよ。
今後の水やりのタイミングは、土の中に指を入れて乾燥していた時にするのがおすすめ。
水をあげなければ枯れてしまいますし、水をやりすぎると根腐れしてしまうのです。
水の量は注意が必要です。
3:置く場所は日当たりの良い所
カーネーションは、太陽の光が大好きな植物です。
なるべく太陽の光が当たる場所に置いてあげましょう。
※夏場など、気温が高い時は太陽の光が強すぎて枯れてしまうこともあるので、注意してあげてください。
4:肥料も適度にあげる
肥料をあげると、より元気に育ちますよ。
肥料をお持ちの方は、カーネーションにもあげてくださいね。
5:たくさんお花が咲いている時は、摘み取る
お花がたくさん咲いている様子は可愛らしく、見ているだけで嬉しくなりますが、勇気を出して少し摘んでください。
お花の量を少なくして風通しを良くすることで、病気になることなどを防ぐことができ、長持ちしてくれます。
お花を摘み取る時は、園芸ばさみで切ってあげてくださいね。
摘み取ったカーネーションは花瓶や空き瓶に入れて、お部屋で飾ってあげることがおすすめです。
せっかく咲いたお花を捨ててしまうのは、もったいないですもんね。
6:育ってきたら、鉢を変える
カーネーションが成長し大きくなれば、根も生長します。
鉢が小さすぎると根をしっかり張ることができないので、鉢を大きいサイズに植え替えてあげてくださいね。
鉢を大きくした時は、追加の土も一緒に用意することをお忘れなく。
<花束>
次は、花束などでカーネーションをもらった時のお手入れ方法をお伝えします。
1:活ける花瓶を洗う
カーネーションに限らずどんなお花でもそうですが、花瓶の中は清潔な方が長持ちしてくれます。
お花が吸う水を入れる容器になるので、きれいに食器用洗剤で洗ってしまうのも良いと思いますよ。
2:ラッピングを取る
お花が蒸れてしまうので、ラッピングを取り除きましょう。
リボンやラッピングペーパーなど、保水以外も取ってしまってくださいね。
3:下の葉を取り除く
お花屋さんで取っていてくれる時が多いですが、水に浸かってしまいそうな葉は、先に取り除きましょう。
水に葉が浸かっていると、水を汚してしまう原因になってしまうのです。
4:水の中で茎を切る
水を吸いやすくしてあげるために、切り口を新しくしてあげるとより良いです。
できるなら、水の中で茎を斜めに切ってあげてください。
水の中できることで、茎の中に空気が入り込まないため、カーネーションが水を吸い上げやすくなるんですよ。
そして、切り口を斜めにすることで、水を吸い上げる面積を広げることができます。
お花屋さんでも斜めに茎を切っていることが多いので、機会があれば見てみてください。
また、保水にゼリーが使われていた時など茎にぬめりがある時は、しっかり洗い流してあげることがおすすめです。
5:定期的に水を交換
できるなら1日1回水を交換し、同時に花瓶を洗ってあげるとより長持ちしますよ。
切り花は、なるべく水の中を清潔に保つことが重要なのです。
延命剤を入れる場合は、5日に1回程度の水の交換で大丈夫です。
◆色ごとに違うカーネーションの花言葉
さて、ここからはお手入れ方法に代わり、カーネーションの花言葉をご紹介しようと思います。
カーネーションは様々な色がありますが、それぞれ花言葉が異なることをご存知でしょうか。
もらったカーネーションにどんな花言葉があるのか、注目してみてくださいね。
<赤色のカーネーションの花言葉>
「母への愛」や「熱烈な愛」、「愛を信じる」というものがあります。
母の日のプレゼントとしても最も有名な赤色は、花言葉をもぴったりなのですね。
赤いカーネーションのフラワーギフトで、愛を感じることができそうです。
<白色のカーネーションの花言葉>
「純潔の愛」や「尊敬」、「あなたへの愛情は生きている」といった花言葉があります。
母の日の起源は、アメリカの少女が亡くなったお母さんのミサで白いカーネーションを献花したことからと言われています。
白いカーネーションを献花した理由は、その亡くなったお母さんが好きなお花だったからだそうです。
現在でも、基本的に白いカーネーションは亡くなったお母さんに贈ることが多いです。
<ピンク色のカーネーションの花言葉>
「温かい心」や「感謝」、「気品・上品」や「美しい仕草」などの花言葉を持っています。
「温かい心」は、いつも優しいお母さんにぴったりですよね。
また「感謝」という花言葉の通り「いつもありがとう」の気持ちがたっぷり込められていそうですね。
<青色のカーネーション>
「ムーンダスト」という品種は、青色の色素を持つ唯一のカーネーションです。
そんな青色のカーネーションには、「永遠の幸福」という花言葉がつけられています。
永遠の幸福を願ってプレゼントしてくれたと思うと、幸せな気持ちになりますよね。
◆最後に
今回は母の日に合わせてカーネーションのお手入れ方法と、花言葉をメインにご紹介しました。
カーネーションをもらった時は、お手入れをしてあげてくださいね。
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直接会いに行けない時だからこそ、お花でお母さんの気持ちを明るくしましょう。
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4月にあるお花の記念日~ガーベラ記念日~
花々がたくさん咲き始める時期、4月。
外出してお花見をするのもいいですが、今年は自宅にお花を飾ってみませんか?
普段からお花を飾っている方はもちろん、プレゼントでお花をもらった時しか、自宅では飾らないという方も、お花を飾るきっかけにしてもらえるように、今回はガーベラ記念日についてご紹介します。
◆ガーベラ記念日
ガーベラ記念日とは、2005年に開催された全国ガーベラ生産者交流会福岡大会で制定された記念日です。
日付は4月18日。
なぜ、4月18日に決まったのでしょうか。
由来は、
・1958年4月に日本で初めて「ガーベラ」の名称登録が行われたから
・日付が語呂合わせで418「よいはな」になっているから
・ガーベラの出荷最盛期が4月だから
などだそうです。
ガーベラ記念日をきっかけに、可愛らしいガーベラを自宅で飾ってみませんか?
ここからは、ガーベラについてご紹介しようと思います。
◆ガーベラってどんな花?
ガーベラは陽気な見た目が20代を中心に、幅広い年代から人気のお花です。
温かみのあるキュートな色合いと、段々にたくさん重なった細めの花びらが特徴的。
花束・アレンジメントなどのフラワーギフトとしても人気があります。
特に、女性から人気の高いお花としても、知られているんですよ。
元気で明るい色味が多いので、見ているだけで気持ちがウキウキしてきそうですよね。
お花屋さんでガーベラを見かける時は、切り花になっているものが多いかもしれません。
しかし、ガーベラの鉢植えも多くの方から好まれています。
地植えのガーベラは丈夫で、ガーデニング初心者の方にも育てやすいことから人気があるようです。
ガーベラは2,000種類以上の品種があると言われています。
一重咲きや八重咲きはもちろん、スパイダー咲き、カール咲きなど…。
咲き方や色も様々です。
たくさんの色・形からガーベラは、私たちを楽しませてくれますね。
ちなみにガーベラの学名は、Gerbera hybrida(ガーベラ ハイブリッド)。
名前の由来は、ガーベラを発見した植物学者Traugott Gerber(ゲルベル)の名前からなのだそう。
もしガーベラを発見した人が、他の人だったら違った名前だったのかもしれませんね。
◆ガーベラの花言葉
たくさんの花色があるガーベラ。
そんなガーベラには、色ごとに花言葉があります。
自宅で飾る時や、プレゼントする時の参考にしてみてくださいね。
<ピンク色のガーベラ>
花言葉:「崇高美」「熱愛」「童心に返る」など
ピンク色のガーベラのイメージにふさわしく、愛や情熱にあふれた素敵な花言葉ばかりです。
プレゼントにするなら、恋人やパートナーにおすすめです。
<黄色のガーベラ>
花言葉:「親しみやすさ」「究極の美」など
明るく可愛らしい黄色のガーベラの花言葉は、友人へ贈るフラワーギフトにぴったり。
花言葉の「親しみやすさ」の通り、どんな方からも喜んでもらえるお花の1つだと思います。
<オレンジ色のガーベラ>
花言葉:「冒険心」など
パワフルなイメージのあるオレンジ色のガーベラは、私たちに元気を分けてくれそうですね。
オレンジ色のガーベラを飾れば花言葉のように、わくわく・ドキドキした楽しい気分になれるかもしれませんよ。
<赤色のガーベラ>
花言葉:「情熱」「熱愛」など
赤色はやはり、「パッションの色」のイメージが強いようですね。
頑張っている方へのエールの気持ちを込めて贈ることや、告白の時のフラワーギフトとしてもおすすめ。
<白色のガーベラ>
花言葉:「律義さ」「希望」など
暖色系の印象があるガーベラですが、実は白い色も流通しているんですよ。
そんな美しい白色のガーベラは、誕生日のプレゼントに贈るのも喜ばれそう。
希望という花言葉に、「輝かしい1年になるように」という想いを込めることもできそうです。
◆ガーベラのお手入れ方法
自宅でガーベラを長く楽しむためのお手入れ方法をご紹介します。
簡単なポイントを3つにまとめました。
<ポイント1:直射日光、エアコンの風をさける>
鉢植えでお花を育てている時は、日光に当ててあげることが多いと思います。
しかし、切り花の場合は直射日光が当たらない場所に置くことがおすすめです。
<ポイント2:花瓶の水は毎日取り換える>
ガーベラを花瓶で活けていると、水が汚れてしまいやすいので、毎日水を取り替えてあげましょう。
水が汚れているとバクテリアなどが繁殖し、お花が枯れてしまう原因になってしまいます。
しかし「毎日水を替えるのは、めんどう…」そう思う方も多いのでは。
そんな時は、延命剤を水と一緒に入れてみてください。
延命剤は販売もされていますが、お花屋さんでお花を購入した時に付いてくることも多いと思います。
花瓶の水と混ぜれば、だいたい5日間は水を交換しなくても、きれいな状態を保つことができるんです。
また「延命剤がない」という方は、自宅にある漂白剤を1~3滴程度入れてみてください。
漂白剤には、延命剤と同じ効果が期待できます。
なかなかお花のお手入れに、時間がさけない方におすすめです。
<ポイント3:花瓶の水は3センチ程度にする>
ガーベラは茎の構造上、他のお花に比べて水に浸かっている部分が痛みやすい植物です。
水に浸かる部分を少なくするために、水の量は少なめにするのがベストです。
この3つを抑えていれば、ガーベラを比較的に長く楽しむことができますよ。
◆最後に
今回は4月18日のガーベラ記念日と、ガーベラについてご紹介しました。
自宅にお花が飾ってあると、何となく前向きな気持ちになれますよね。
この機会にプレゼントだけではなく自分用として、お花を購入してみてはいかがでしょうか。
花キューピットでは贈り物としても、自分用としても素敵なお花をご用意しています。
もちろん、今回紹介したガーベラを使った花束・アレンジメントもたくさん。
「ガーベラを飾ってみようかな」と思う方は、ぜひ1度サイトまたはお花屋さんをのぞきに来てくださいね。
お供えのお花をもらったら?~お手入れ方法~
「お供えのお花を頂いたけれど、お手入れの仕方が分からない」や、「お墓参りに行くためにお花は買ったけど、他に何を持っていくのか分からない」など、お供えのお花をもらった(買った)後に分からないことや、困ってしまうことって結構ありますよね。
今回は、供花・お墓参りで疑問に思うことをまとめました。
<お供えのアレンジメントのお手入れ方法>
「なるべく長くきれいに保つにはどうすればいいの?」「アレンジメントの水やり方法は?」…と、命日や四十九日などでいただいたお供えのアレンジメントや、花束のお手入れについて疑問に思うことは多いもの。
ここでは、アレンジメントと花束に分けてご紹介したいと思います。
□もらってすぐにやりたいこと
ラッピングを取って水を足しましょう。
お花屋さんがお花を運搬することを考えて、もらった直後のアレンジメントは水が少ないことが多いです。
お花が活けてある吸水性スポンジの水が乾燥してしまうと、スポンジに再び水をかけても水を吸いづらくなってしまうので、乾かないように注意が必要です。
□飾る場所
室内の場合は
・直射日光が当たる場所
・エアコンの風が直接当たる場所
をさけてください。
アレンジメントや花束は葉や花びらから水分が抜けていってしまうので、できるだけ乾燥をさけるようにしましょう。
お世話にひと手間加えられる方は、葉に霧吹きで水をかけてあげると、よりお花を乾燥から守ることができます。
□水やりの方法
アレンジメントのお花に水やりする時は、スポンジに水を灌ぐようにします。
水やりの頻度は以下がおすすめです。
・暑い時期は毎日
・寒い時期は2~3日に1度
お花が活けてある吸水性スポンジが、乾燥しない程度に水の量を調整してください。
スポンジを触ると、水分量を知ることができます。
□咲き終わったお花
咲き終わったお花は、吸水性スポンジから抜き取ってください。
そのままにしていると菌が繁殖し、他のお花に影響してしまいます。
咲ききったお花を抜き取った際、アレンジメントの一部が空いてしまうことがあります。
その際には、他のお花を挿し直してきれいな見た目にすることをおすすめです。
スポンジからお花は簡単に抜くことができ、新しい場所に差し替えることも難しくないので、やってみてくださいね。
<お供えの花束のお手入れ方法>
仏壇にお供えする花束や、お墓に持っていこうと買ってきた花束など、お供えの花束のお手入れ方法を知りたい方も多いはず。
いただいたときも、自分で買ってきたときも、できるだけ花は長持ちしてほしいですよね。
花束・切り花のお手入れ方法をご紹介します。
□もらってすぐにやりたいこと
お花を包んでいるラッピングを取ります。
ラッピングを外す時に、
・お花を束ねている輪ゴムや紐
・水を吸わせるためについているゼリーなど
も、取ってから花瓶に活けてください。
水の量は花束の葉が水に浸からない程度。
葉が下の方まであることで、水が少なすぎると感じる場合は茎の下にある葉を取って水の量を多くしてあげてください。
なるべく葉は水に浸からない方が、花瓶を清潔に保てるため、お花が長持ちしやすいです。
ちなみに、花瓶や仏壇のサイズに合わなくて、困ってしまうこともありますよね。
例えば「花瓶よりも花束の方が長く合わない」時や「仏壇の大きさに花束の長さがあっていない」時。
そんな時は、園芸用のハサミで茎を切って、長さを整えることもおすすめです。
お花の丈を変えるときは、切りたい部分まで茎をバケツなどでためた水の中に入れて切ることがおすすめです。
切った瞬間にお花が水をしっかり吸い込んでくれるので、より長持ちすると言われています。
そして、反対に「自宅にある花瓶が深くてお花が見えない」時。
花瓶が深くてせっかくもらったお花が見えない時は、ラッピングで使われていたセロハン(透明のフィルム)を丸めて花瓶の底に入れ、花瓶を底上げをすることがおすすめです。
お花がセロハンのおかげで、見えるようになります。
また「花瓶が小さくお花が入りきらない」時もありますよね。
そんな時は花束のお花を、花瓶に入る量まで分けて飾ってください。
もらった後に分量や長さを変えられるのは、花束の強みです。
分けるときは、花の種類や丈の長さでまとめる方が多いようです。
□飾る場所
・直射日光が当たる
・エアコンの風が直接当たる場所
をさけてください。
花束やアレンジメントは、乾燥すると葉や花びらから水分が抜けていってしまうので、できるだけ乾燥をさけるようにしましょう。
アレンジメントと同様に、葉に霧吹きで水をかけてあげるとよりお花を乾燥から守ることができます。
植物は乾燥が苦手です。
□水を取り換えるタイミング
水はできるだけ毎日取り換えてあげてください。
お世話にひと手間加えられる方は水を取り換えるときに、水に浸かっていた部分の茎のぬめりを洗い流してあげてください。
ぬめりの原因は、花瓶の中で発生したバクテリアです。
バクテリアはお花を痛ませてしまうので、花瓶の水を清潔に保つことがお花を長持ちさせる方法の1つです。
そして毎日水を取り換えるタイミングで、同時に行ってもらいたいのが、茎の下を少しずつ園芸用のハサミで切ることです。
お花が水を吸う部分を清潔に保つ効果があります。
□咲き終わったお花
咲き終わったお花は取り除いてください。
傷んだお花が他のきれいなお花に影響を与えることはもちろんですが、お供えされているお花の中に咲ききったものがあると、見た目が寂しい印象を与えてしまうためです。
◆お墓参りで必要な物
お墓参りに行く際にお花は用意したけれど、他に何を持っていけばいいか迷ってしまう方もいらっしゃいますよね。
ここでは、お墓参りで使うものをご紹介します。
・掃除で使う:スポンジ、雑巾、軍手、園芸用ハサミ、ごみ袋、(洗剤)、ほうき、ちりとり
意外と忘れてしまいがちなのが、ごみ袋です。
前にお供えしていたお花や、その他のごみなどをまとめるためにある方が便利です。
また、墓石に付いたちょっとした汚れをふき取るウエットティッシュやティッシュもあると便利なことが多いです。
・お供えで使う:供花、線香、ろうそく(ライター、マッチ)、好きだった食べ物などのお供え物
供花は、新鮮なお花を選びましょう。長持ちするキクなどの種類のお花が選ばれることが多いです。
好きだった食べ物などは、お供えした後お墓を汚さないためにも持ち帰ることをおすすめします。
カラスなどにあらされることや、腐ってしまうことがあるためです。
◆最後に
今回はお供えのお花をもらった後や、お花を用意した後の疑問についてご紹介しました。
参考になった内容があれば幸いです。
そして、花だよりでは、お供えで使われるお花の種類や、シーンに合わせたお花の選び方も掲載しています。
合わせてご覧ください。
また、花キューピットでは、お供え・お悔やみのお花もご用意していますので、お花をお探しの場合は、1度サイトをチェックしてみてくださいね。
今回ご紹介したアレンジメント・花束はもちろん、お墓にお供えしやすいように2つの花束を対にしたものもご用意しています。
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2月の誕生花~春の訪れを感じるチューリップ~
2月に、お誕生日を迎える皆さま、お誕生日おめでとうございます。
まだまだ寒い日が続きますが、梅のつぼみが膨らみはじめ、春の訪れを感じられようになりました。
暖かな春が、待ち遠しいものですね。
今回は2月生まれの方に贈りたい、2月の誕生花「チューリップ」についてご紹介します。
◆チューリップってどんな花?
チューリップは、世界的に見ても人気の高い球根のお花です。
お花の色は赤・白・黄色・オレンジ・紫・グリーン・ピンクなどカラーバリエーションが豊富にあります。
たくさんの品種があり、花姿は八重咲きやユリ咲きなど様々な姿を楽しませてくれるチューリップ。
その品種は3,500種類以上あると言われるほど。
またチューリップはお花だけでなく、すっと伸びた茎や光沢のある卵型の葉も特徴的ですよね。
歴史的に見ると17世紀前半ごろ、チューリップはオランダでとても人気になり、珍しい球根は高値で取引されていたこともあったようです。
当時、珍しい花の形をしたチューリップは「ビール工場と交換した」という逸話が生まれるほどだったそうですよ。
お花と工場が交換されていたなんて、驚きですよね。
ちなみに、日本にチューリップが伝わったのは江戸時代末期と言われていて、1920年ごろから本格的な生産が始まったとされています。
◆チューリップの名前の由来
ふっくらとした花姿が可愛らしいチューリップ。
チューリップは、お花屋さん・花壇で見かけることはもちろん、イラストや歌になっていることが多いお花ですね。
子供の頃から、親しみのあるお花の1つだと思います。
では、そんな馴染みのあるチューリップの名前の由来はご存じでしょうか。
チューリップの語源は、トルコ語のターバン(頭巾)を意味するtülbend(チュルバン)だと言われています。
これは一説によるとオーストリア大使が、トルコでチューリップの花の名前を聞いた際、通訳者が花のかたちを聞いていると思い「ターバンに似ている」と伝えてしまったからなのだとか。
それをきっかけに、花の名前が「チュルバン」と伝わり、のちに「チューリップ」と呼ばれるようになったのだそう。
チューリップの名前の由来は、パッと花びらを開かせて咲く他のお花と違い、つぼんでいるような花姿が関係していたのですね。
◆チューリップの花言葉
カラフルなチューリップには、色ごとに花言葉があります。
チューリップをプレゼントする時は、花言葉を意識して選んでみるのも良いかもしれませんよ。
・チューリップ全体:「思いやり・新しい恋」など
・赤いチューリップ:「愛の告白・真実の愛」など
・白いチューリップ:「新しい愛」など
・黄色のチューリップ:「正直」など
・オレンジ色のチューリップ:「照れ屋」など
・紫のチューリップ:「永遠の愛」など
・グリーンのチューリップ:「美しい瞳」など
・ピンク色のチューリップ:「愛の芽生え」など
チューリップは愛や恋に関する花言葉が多いため、恋人やパートナーにプレゼントするのもおすすめです。
◆チューリップお手入れ方法
お誕生日プレゼントなどでもらったチューリップ。
なるべく長くきれいに、咲いていて欲しいですよね。
ここでは、花束やブーケでもらったチューリップのお手入れ方法をご紹介します。
<飾る場所>
直射日光、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。
チューリップに限らず、切り花はなるべく乾燥しない場所に飾ることがおすすめです。
ちなみに、チューリップは温度によって花びらを、開いたり閉じたりさせる傾熱性という特徴があります。
比較的に涼しい玄関と暖房で暖かいリビングに飾るのでは、お花の咲き方が異なるので、お部屋でチューリップを飾り比べてみるのも面白いかもしれませんね。
<水の交換>
花瓶の水は、なるべく毎日取り替えることがいいとされています。
水を取り替えるついでに花瓶を洗って、水が入っている部分を清潔に保つこともおすすめです。
また、花瓶の水を交換する時に、行って欲しいことがもう1つ。
水を吸っている切り口から約1センチ上を、斜めに切ってあげてください。
水を吸いこむ部分を新鮮な状態に保ってあげると、より一層長く楽しめます。
茎を斜めに切る理由は、水を吸いこむことのできる面積を増やしているためです。
<花瓶に入れる水の量>
花瓶に入れる水の量は、多く入れすぎないようにしましょう。
水を多く入れすぎると、チューリップの水に浸かっている部分が多くなってしまいます。
茎は、水に浸かっていると腐ってしまうことがあるため、必要以上に水は入れないようにしましょう。
ただし、チューリップはたくさん水を吸う植物なので、少なすぎるのも注意が必要です。
水に浸かってしまう葉がある場合は、その葉を取り除いてあげましょう。
茎と同様に、葉も水に浸かっていると腐ってしまうことがあります。
◆最後に
今回は2月の誕生花チューリップについてご紹介しました。
大切な方の1年で1回しかない大切な記念日は、ぜひお花で彩ってあげてくださいね。
花キューピットではチューリップを使った、誕生日にふさわしい花束やアレンジメントをご用意しています。
注文はインターネット花キューピットのサイトやお電話、お花屋さんでも簡単に行えます。
またフラワーギフトのお届けは、お届け先の近所のお花屋さんから新鮮なお花を直接手渡しするので、プレゼントする気持ちもお花と一緒にお届けできますよ。
お誕生日プレゼントでお悩みの方や、お花を贈りたい方はぜひ1度花キューピットをチェックしてみてくださいね。
いいマムの日。お供えだけではない菊の良いところとは?
突然ですが11月6日は何の日かご存じですか?
実は「いいマムの日」という記念日です。
今回は、「いいマムの日」についてご紹介します。
◆マムってなに?
まず、「いいマムの日」のマムについてご紹介します。
マムとは、菊の別名です。
菊の学名は、英名と同じChrysanthemum(クリサンセマム)です。
このクリサンセマムを略して「マム」と呼ばれています。
お花屋さんに行ったとき、お花の名前に注目してみると、菊とマムが区別されて表記されていることも多いですよね。
日本のお花屋さんでは、ピンポンマムなどの西洋菊をマムと呼んでいることが多いようです。
仏花でイメージされる菊のことを「菊」と呼んでいて、西洋風な見た目でたくさんのお花がついたスプレー咲きの菊を「スプレーマム」と呼んでいるようです。
ただ、お花屋さんによって呼び方はそれぞれになっているので、近所のお花屋さんの表記を見てみるのもいいかもしれません。
◆なぜ11月6日が「いいマムの日」なの?
マムが菊の別名ということが分かったところで、11月6日がなぜ「いいマムの日」なのかをご紹介しようと思います。
理由は大きく分けて2つです。
・1つ目は、ごろ合わせ
11月6日を11と06に分解して
「11」→「いい」、「06」→「マム」と読めることから決まったのだそうです。
・2つ目は、秋マムの旬の時期
現在は栽培環境が整備されほぼ1年中、切り花としてマムを楽しむことができますが、自然にマムが開花を始めるのは10月後半から12月後半までとされています。
11月6日はちょうどマムがきれいに咲く旬の時期なのです。
ちなみに、この時期は菊花展や菊人形の展示会など、菊を観賞することができるイベントが多く開催されているので、いろいろな種類のマムを見学することができますよ。
ちなみにいいマムの日は、生産者や市場の方々をふくめた花卉業界の取り組みで新しくできた記念日です。
日本を代表される花「マム」を旬の時期に盛り上げて、「その素晴らしさをもっと知ってもらおう」という意図のもとできたようです。
では、マムの素晴らしいところは、どんなところなのでしょうか?
次にマムの素晴らしいポイント(マムの良いところ)をご紹介します。
◆マムの良いところ
「いいマムの日」について知ってもらっても「菊=お供え」のイメージが先行してしまう方もいらっしゃると思います。
今回は、この「いいマムの日」という記念日から、改めて菊・マムの美しさや良さに気がついてもらえるように、マムという花の良さをお伝えしようと思います。
<花言葉>
お花をプレゼントする時などに、花言葉が気になる方もいらっしゃいますよね。
まずは、マムの花言葉についてご紹介します。
・マム全体の花言葉:「高貴や高潔」など
・スプレーマムの花言葉は:「あなたを愛します・清らかな愛」など
・赤いマム:「愛情」 など
・白いマム:「真実」 など
このようにマムは素敵な花言葉を多くもっているお花の1つなのです。
<フラワーギフトに向いている>
・種類が多くてあきない
1つの茎に小さなお花をたくさん付けるものや、大きなお花を1つ付けるもの。
お花の大きさや1つの茎に何輪お花を付けるかも様々あります。
マムは、お花のサイズが豊富にあるのです。
そして、お花の色も白・赤・ピンク・黄色・グリーン・紫…たくさんの色があるうえに、濃淡やグラデーションにも差があります。
カラーバリエーション・花びらの模様は、数えきれないくらいの種類があります。
マムだけでフラワーギフトを作ることができるほど、たくさんの姿で私たちを楽しませてくれるのです。
・長く楽しむことができる
マムは日持ちするお花としても知られています。
お供えでマムが選ばれるのは、日持ちすることも理由の1つです。
◆「いいマムの日」の楽しみ方
残り5日にせまった「いいマムの日」。
土用の丑の日にうなぎを食べるように、いいマムの日にも定番の楽しみ方はあるのでしょうか?
実は、いいマムの日には「○○をしましょう」といった決まり事はありません。
ただ、せっかく美しいマムがお花屋さんに並ぶ時期なので、「いいマムの日」の楽しみ方をご提案します。
もし、気に入ったものがあれば取り入れてくださいね。
<自宅に飾る>
いいマムの日をきっかけに、自宅用にマムを購入するのはいかがでしょうか。
多くのお花屋さんは1輪から購入が可能です。
そのため、気軽に気に入ったマムを購入することもできます。
食卓や、玄関、自室などに飾ればマムが周りを明るく彩ります。
お花を購入される習慣がなく、どんな種類のマムが自宅に合うか分からない方もいらっしゃると思います。
行き馴れていないお店は、緊張してしまったりもしますよね。
そんな時は、お花屋さんに
・どこで飾りたいか
・何色系にまとめたいか
・予算はいくらか
などを伝えれば、その日の入荷状況や人気などからおすすめのマムをお花屋さんが選んでくれます。
また、そのお花屋さんがおすすめするマムをたずねるのもいいかもしれませんね。
きっと素敵なマムの候補をだしてくれるはずです。
<マムをプレゼントする>
いいマムの日に、家族やお友達にマムをプレゼントすることもおすすめです。
ただ、大切な方へ贈るフラワーギフトは、どんなものを贈ろうか悩んでしまいますよね。
どんなフラワーギフトを贈ろうか悩んでしまった方におすすめしたいのは、マムと一緒に秋を感じさせるお花を合わせてもらうことです。
実は、マムだけのフラワーギフトも素敵ですが、マムは他のお花と合わせることも人気があります。
マム(菊)と贈りたい花の種類
ここでは、マムと一緒に合わせて贈りたい11月に旬を迎えるお花をご紹介。
プレゼントの参考にしてくださいね。
・ケイトウ
名前の由来は、にわとりのトサカにお花の形が似ていることからなのだそう。
お花の素材はふさふさ・もこもこしているような温かみを感じさせます。
赤や、ピンク、オレンジなど暖色系がかわいい秋が旬のお花です。
ドライフラワーに向いている種類のお花なので、花もちが良いため長く楽しむことができます。・ダリア
ダリアは、一輪入れるだけでそのフラワーギフトがワンランク上がるような気品の高さを感じる大きくて立派なお花です。
愛好家が多いお花の1つで、新しい品種が次々に開発されているためお花の色の種類が豊富。
その豊富な色を使い、花束やアレンジメントのテーマカラーに合わせてダリアを取り入れることができます。
秋に咲くお花として有名で、この季節になるとダリア特集を行っているお花屋さんを見かけることがあると思います。
マムと一緒に注目してもらいたいお花です。・アジサイ(あじさい)
この時期のアジサイは、秋色アジサイと呼ばれることが多いです。
特に「秋色アジサイ」という種類のアジサイがあるわけではなく、夏から秋にかけて咲き終わりそうなアンティーク調の色合いをしたアジサイのことを指しています。
元気に咲いているフレッシュな印象というよりは、落ち着きのあるおしゃれなイメージがあり、カフェなどで飾られているところを見かけたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
元気なお花とも相性が良く、シックでおしゃれな大人な雰囲気を演出してくれます。
まだあまり知られていない記念日なので、マムを贈られた家族やお友達は突然のサプライズプレゼントに喜んでくれるはず。
そして、きれいなお花を見て自分を思い出してくれたことに幸せを感じると思います。
次にマムをもらった際や、自宅用で購入した際に行いたいお手入れ方法をご紹介します。
せっかくお家に飾るなら長くマムを楽しみたいですよね。
◆マムのお手入れ方法
長持ちしてくれるお花の1つであるマムですが、お手入れしてあげるとより長く美しい姿を保ってくれます。
今回は、マムのお手入れのポイントを5つお伝えします。
1. マムを切る時は「手」で行う
マムは、金属を嫌うため丈を調節する時や、水揚げを行う時は手で茎を折ってあげてください。
2. 葉が水に浸からないようにする
葉が水に浸からないように、余分な葉は取り除くことがおすすめです。
水の中に葉が浸かっているバクテリアを発生させてしまう原因になってしまいます。
3. 花瓶の水は多めにする
花によって花瓶に入れておきたい水の量は様々。
特にマムは水をたくさん水を吸うお花なので、花瓶には多めに水を入れておきましょう。
4. 痛んだ花びらは取り除く
マムはパッと見ただけでは分からない、お花の裏側から痛むことが多いです。
痛んだ花びらが、元気な花びらに触れていると元気な花びらに影響してしまうことも。
気づいた時に、痛んだ花びらを取り除くようにすると長持ちしてくれます。
5. 花瓶の水は1日1回取り換える
どのお花もそうですが、きれいなお水に保ってあげる方が日持ちします。
花瓶の水を取り換える時に、1~4に注意してあげるといいかもしれませんね。
◆最後に
今回は5日後にある「いいマムの日」についてご紹介しました。
フラワーギフトのメイン花材になることもあるマムの美しさを感じてみてくださいね。
近所のお花屋さんに立ち寄って、おすすめのマムの種類をたずねてみるのもいいかもしれませんよ。
鉢植えやガーデニングの基本~花がら摘み~
最近、お庭や鉢植えでお花を育てている方を多くお見掛けします。
せっかく育てているお花は、長くきれいに咲いていてほしいですよね。
そのために、欠かせないのがお花のお手入れ!
今回は、お花のお手入れの基本とされる花がら摘みの方法やタイミングについてご紹介します。
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◆花がら摘みとは
「花がら」とは、しおれてしまったお花や、咲き終わったお花のことです。
そのため「花がら摘み」とは、この花がらを摘み取ることを指します。
◆花がら摘みをする理由
「咲き終わったお花を摘み取ること(花がら摘み)」は、なぜガーデニングの基本と言われているのでしょうか?
ここでは花がらを摘み取ると、「どんな良いことがあるのか」をお伝えします。
1.花付きが良くなる・より長く楽しめるようになる
花がらを残しておくと、種を作ろうとして花がらに植物が養分を送ってしまいます。
そのため、これから花が咲くつぼみに必要な養分が行き届かなくなってしまうのです。
しおれてしまったお花に多く養分を送ってしまうので、植物全体の栄養が行き届かなくなり、
花がら摘みをした植物と比べると、そのままにした植物は寿命も短くなってしまいます。
2.カビや植物の病気を防ぐ
花がらは、カビを発生させたり、病気の原因になったりすることがあります。
花がらが発生させたカビや病気は植物全体に感染し、最後には植物全体を枯らしてしまうこともあります。
今きれいに咲いているお花のことなどを考えると、できるだけ早く摘み取ってしまった方がいいですね。
3.見た目がよくなる
しおれてしまったお花があるより、ない方がきれいに見えますよね。
種を採取したい時を除いて、花がらは摘み取ってしまうことをおすすめします。
こまめに取り除いてあげることで、植物の清潔な環境を保つことができます。
きれいなお花を長く楽しむためにも、花がら摘みを習慣にするといいかもしれませんね。
◆花がらを摘み取る道具
花がらを摘み取る方法には、次の2種類があります。
①手で摘み取る方法
②ハサミを使い切り取る方法
多くの植物は、ハサミで花がらを切り取ります。
しかし、茎が柔らかく手でちぎれる植物は、手で摘み取ってしまっても大丈夫なことがおおいです。
枝物や茎が硬いもの、繊維のようなものが多くきれいに取り除けない時に、ハサミを使うようにしてもいいかもしれません。
◆摘み取る部分
実は、花がら摘みには少しポイントがあります。
花がらの摘み取り方を間違えてしまうと、せっかく摘み取っても思うように栄養が行き渡らないことや、カビを発生させてしまったり、病気になってしまったりすることもあるので注意が必要です。
すぐに実践できる簡単なポイントをご紹介します。
<多くの植物>
植物が種を作る部分ごと取り除くことがポイントです。
しぼんだ花を摘み取る時は、花びらだけを摘み取ってしまうことが多いかもしれませんが、
花びらだけを取り除いてしまうと、結実して種子ができてしまいます。
そのため、花びらを取り除いても養分は種を作るために使われて、全体に栄養が足りなくなってしまうのです。
先ほどもお伝えした通り、養分が足りないとつぼみが咲かないことや、植物自体が短命になってしまうこともあります。
ぜひ、花がらを摘み取る時はガクの部分から取り除くようにしてください。
<花茎が長い植物>
花茎とは、お花だけが付いている茎のこと。
地面から生えている茎に葉などがなく、お花だけが付いている茎のことです。
具体的には、パンジーやシクラメンなどの植物があります。
このような植物の花がらを摘み取る時は、茎の根元から取り除きます。
ガクから花がらを摘み取った後に、葉や他にお花が付いていない茎だけが残っていると、残っている茎にも養分が必要になってしまうのです。
茎だけになってしまったところは、観賞する部分も特になく、成長もほとんどしないと言われています。
そのため、植物の他の部分に養分をいきわたらせるためにも、必要のない茎の部分は取り除くことをおすすめします。
また、茎の根元から取り除くことで、切り口から病気になることを防ぐことができます。
ちなみにシクラメンは、しぼんだ花のついている茎を根元の近くで持ち、少しひねると簡単に取り除くことができます。
特にシクラメンは茎を途中で切り取ってしまうと、切り口からカビや病気が発生してしまいやすい植物なので、花がら摘みの時は注意してあげてください。
◆取り除くタイミング
<いつ摘み取る?>
種ができる前に花がらを摘みを行うことで、養分を全体にいきわたらせることができます。
花びらが色あせてきたころがいいタイミングです。
花がら摘みを行うのは、お花にお水をあげてからがおすすめです。
お花の種類によってですが、お水が足りないと元気がなく、花びらがしぼんでいるように見える時があります。
花がらと間違えないように、お花が元気な状態の時に花がら摘みを行うといいかもしれません。
◆最後に
今回は花がら摘みについてご紹介しました。
花がらを定期的に取り除くことで長く、きれいなお花を楽しむことができます。
花がら摘みは、
・お花が終わったら、なるべく早く摘み取ってあげること
・摘み取る位置
に注意すれば、簡単に行うことができます。
ぜひ、お庭や鉢植えでお花を育てている方は、花がら摘みを取り入れてみてくださいね。