お手入れ
ビオラの育て方・色ごとの花言葉・パンジーとの違いとは?
花壇や鉢植え、寄せ植え、街灯などにつるされ浮いているようにも見えるハンギングバスケットなどにも使われている、ビオラ。
お花屋さん以外に公園や学校の花壇などでも見かける花のため、名前を知らなくても「花は見たことがある」という方も多いのでは。
ビオラは植わっている場所が多いため、子供のころから見かけることが多く、親しみのある花の1つでもあるかと思います。
今回はそんなビオラの花言葉や育て方、パンジーとの違いをご紹介します。
ビオラはどんな花?基礎知識・特徴
まずは、ビオラの基礎情報から見ていきましょう。
基礎情報
- 学名:Viola
- 科・属:スミレ科 ・ スミレ属(Viola・ Violaceae)
- 原産地:ヨーロッパ
- 開花時期:10月~5月
- 育ち方・分類:一年草
- 花色:紫・ピンク・赤・オレンジ・イエロー・黒・青・白・ブラウン・グリーン・複色
- 育てやすさ:育てやすい。ガーデニング初心者でも安心。
ビオラの花はスミレの花と見た目が似ているのは、ビオラがスミレ科 ・ スミレ属の花だからなのですね。
ちなみにビオラと花が似ているパンジーも、スミレ科 ・ スミレ属です。
特徴
ビオラは、カラフルでカラーバリエーションが豊富な花です。
花のサイズは4センチ以下のものが多いといわれています。
小さな花は、かわいらしい印象があります。
他の大きなサイズの花を植えている間に、ビオラを植えるとすき間を鮮やかに彩ってくれます。
そのためビオラは、チューリップなどと組み合わせて寄せ植えにしたり、花壇に植えたりすることも多いです。
一方で、花壇をビオラで埋めてカラフルなデザインを表現することもできます。
小さく可憐で色彩豊かなビオラは、カバー力(特定の色を敷き詰めるなど)が強いのです。
公園にある花時計など、何かのモチーフを花で描きたい時はビオラが強い味方になってくれます。
そしてビオラは、寒さに強い花でもあります。
そのため、冬のガーデニングにもよく活用されており、花が少なく庭に彩りが少なくなる時も、ビオラは周りを明るくしてくれるのです。
さらにビオラは開花時期が長く、1つの花が枯れてしまっても次々と新しい花を咲かせます。
適切なお手入れをすることで、長く花を楽しめるためガーデニングをする際に多くの方から好まれています。
また、ビオラは一年草の花です。
そのため、花が咲いた後に特別なお手入れをする必要がありません。
一年草とは
一年草とは、花が咲いて枯れるまでの期間が1年間の植物のことをいいます。
育つスピードが速いものが多く、成長を感じやすいのも特徴です。
一年草の花はビオラの他に、朝顔やひまわりなどがあります。
初めて花を育ててみたいという方にもビオラは、とてもおすすめです。
ちなみに、花が平面的で凹凸が少ないため、ビオラは押し花にも向いています。
押し花の経験がない方でも、比較的きれいに作ることができるでしょう。
「育てた花を使ってクラフトや、ハンドメイドの材料にしたい」という方にもビオラはおすすめ。
ビオラには他の花には少ない青い色の品種もあるため、ブルー系の色味をガーデニングや寄せ植えで使いたいという時も、活躍してくれます。
ビオラの名前の由来
ビオラの名前の由来には諸説ありますが、ここでは2つの説をご紹介します。
- ギリシャ神話が由来の説
ビオラの名前は、属名である「Viola(ビオラ)」から付けられたといわれています。Violaの由来はギリシャ語の「ion(イオン)」がルーツであるとされ、イオンはギリシャ神話に登場する少女です。
ギリシャ神話の中で「全ての神々の王であるゼウスが、イオンにスミレの花を咲かせた」という話から名前がつけられたといわれています。 - ビオラの花色が紫なことが由来している説
ビオラの花が紫色だったため、「Violet(バイオレット)」から名前が付けられたともいわれています。今ではたくさんの花色がありますが、ビオラの原種の花色は紫(バイオレット)でした。
ビオラの花言葉
ここからは、ビオラの花言葉を紹介します。
ビオラ全体の花言葉
ビオラはたくさんの花言葉を持っています。
「少女の恋」という花言葉は、ビオラの名前の由来になったギリシャ神話が由来であるといわれています。
他にもビオラの花が咲く様子がうつむきがちで、片思いをしている人の姿に見えたからといわれたりしています。
花言葉の由来も諸説あるようです。
各色ごとの花言葉
色ごとの花言葉は以下であるといわれていますが、さまざな説があり、正確には色ごとに花言葉は決まっていないともいわれています。
参考程度にチェックしてみてください。
- 紫のビオラの花言葉:揺るがない魂・誠実
- ピンクのビオラの花言葉:私を想って・少女の恋
- 赤いビオラの花言葉:思い出
- オレンジのビオラの花言葉:天真爛漫
- イエローのビオラの花言葉:小さな幸福・つつましい幸せ
- 青のビオラの花言葉:誠実な愛
- 白のビオラの花言葉:あどけない恋・純真
ビオラの品種
ビオラは品種改良がよく行われており、たくさんの品種があります。
花の色だけではなく、花びらがフリルのようになっているものや、花びらの形が個性的なものまでバリエーションが豊富です。
「ビオラを育ててみたい」と考えている方は、品種にも注目してみてください。
ここでは、色ごとにピックアップしてビオラの品種名をご紹介します。
- 紫系のビオラの品種:プラムアンティーク・スパークブルー
- ピンク系のビオラの品種:ピンクアンティーク・カメレオン マーブルピンク
- 赤系のビオラの品種:ビビ スカーレット・くれないロンド
- オレンジ系のビオラの品種:F1ビビ ディープオレンジ・ピエナ オレンジ
- イエロー系のビオラの品種:イエローチャーム・F1フローラルパワー イエローウィズブロッチ
- 青系のビオラの品種:オーシャンブルー・F1ビビ ヘブンリーブルー
- 白系のビオラの品種:クリアホワイト・ペニー ホワイトブロッチ
紹介しているのは一部で、ビオラにはまだまだたくさんの品種があるため、気になった方は調べてみてください。
品種とは
品種とは、性質や見た目によって他の植物と区別して名前を付けたものです。
簡単にとらえるなら、植物には「品種という分類がある」と思ってみてください。
いまいち分からないという方は、例があると分かりやすいかもしれません。例えば、フルーツで考えてみましょう。
「好きなフルーツの種類は?」と聞かれた時は「いちご」や「モモ」などを答える方が多いかと思います。
一般的に「種類」といわれた時は「品目」を答える方が多いはずです。
一方「好きないちごの品種は?」と聞かれた時は「あまおう」や「紅ほっぺ」などが答えになります。
同じいちごという品目の中にも、あまおうなどの品種があるのです。ジャガイモも同じで、ジャガイモの品種にはメークインや男爵などがあり、品種によって見た目(形)が違ったり適した料理が違ったりします。
ビオラの育て方
ここからは、ビオラの育て方をご紹介します。
これからビオラを育てようと思っている方は、チェックしてみてください。
水やり
土の表面が乾いたら、水をたっぷり与えるようにしましょう。
水を与える時は、鉢植えの下に開いている穴から水が流れ出るくらいの量を目安にしてみてください。
土が湿っている時は、水を与えなくて問題ありません。
ビオラは、比較的乾燥気味で育てるのがおすすめです。
水のやりすぎは根腐れの原因になるため、毎日あげるというよりは土の様子を見て決めるようにしてください。
特に冬はあまり土が乾燥しないため、水やりが必要か見極めてみてください。
土が乾いているかよく見えない時は、鉢植えの重さでチェックするといいかと思います。
土に水が十分に含まれていると、鉢植えが重たくなります。
反対に土に含まれる水が乾燥すると、鉢植えの重さが軽くなります。
鉢植えを持ち上げて軽くなっていたら、水をあげると覚えてもよさそうです。
水やりのタイミングは、気温が高くなる前がベスト。
夏など気温が高い日は、なるべく涼しい朝や夕方に水やりをするようにしてください。
気温が高く暑い時に水やりをすると、与えた水が日光に温められお湯になり、根が茹ってしまいます。
根が茹ってしまうと、枯れてしまうので水やりのタイミングには注意してください。
置き場・環境
日当たりが良く、よく風が通る場所で育ててください。
ビオラは湿気が苦手のため、土は水はけの良いものを選びましょう。
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お花*あれこれ事典 お手入れ方法~ガーデニングを楽しもう!植え替えの基礎知識 part1 ~ 土作りのポイントや、土の再利用方法をご紹介 |
お世話・お手入れ
水やり以外には、萎れた(枯れた)花を取り除くようにしてください。
萎れた花を取り除くことを「花がら摘み」といいます。
花がら摘みをすることで、今咲いている花やこれから開花する花にエネルギーを使うことができます。
ビオラはどんどん新しい花が咲く植物のため、株(植物全体)が疲れないように、萎れた花を見つけたら取り除くようにするのがおすすめです。
枯れた花を取り除く際は、花びらだけをカットするのではなく、花が咲いていた所から茎をたどって葉が生えているところ(付け根)から取り除くようにしましょう。
「取り除く分の茎が意外と長いけど、大丈夫?」と思うこともありますが、安心してください。
花がなくなった茎を残しておくと、そこにエネルギーを使ってしまうので、全て取り除く方がいいのです。
ビオラの根元から茎を取り除くときは、ハサミや爪で切り取るのは△です。
茎の付け根の方を指でつまんで左右に揺らすようにすると、ポロっと取れるので、ぜひやってみてください。
また萎れた花を取り除くことで、見た目も美しくなります。
より長くビオラを楽しむためだけでなく、美しい見た目のためにも気が付いたときに花がら摘みは行ってみてください。
ちなみにせっかく花がら摘みをしても花だけを取り除いている時は、なにも花の付いていない(これからもそこからは花が咲かない)茎だけが生えているように見えてしまいます。
そのため、見た目も良くありません。
せっかくお手入れするなら、取り除く位置にも注意してみてください。
育て方のポイント・まとめ
- 水をあげる時はたっぷり。メリハリをつけて水やりをする。
- 水のあげすぎに注意。頻繁に水を与えるのは危険。乾燥気味の方が◎
- 日の光が当たり、風通しの良いところで育てる。
- 萎れた花はすぐに取り除く。
ビオラは、初心者にも育てやすい花です。
「水を1日1回あげる」など水やりのタイミングを決めずに、土の様子をみて水やりができれば、きれいな花を楽しませてくれます。
ビオラは3月15日の誕生花
誕生花には、各1月~12月までの月ごとの誕生花と、1月1日~12月31日までの1日ごとの誕生花があります。
ビオラは、3月15日の誕生花です。
自分や友達の誕生花を調べてみたい方は、こちらをチェックしてください。
▼3月中の誕生花を調べる▼
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3月の誕生花カレンダー 3月1日~3月31日の誕生花をカレンダー形式で紹介しています。 |
▼365日の誕生花が知りたい▼
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365日の誕生花 1月1日~12月31日の誕生花をカレンダー形式で紹介しています。 |
ちなみに1日ごとに決められている誕生花は、花束やフラワーアレンジメント、鉢植えで流通していない種類もあります。
そのため「誕生花をプレゼントしたい」と思った時は、各月の誕生花を贈るのがおすすめです。
1月・2月・3月…12月と1ヶ月ごとに決まっている誕生花は、お花屋さんで切り花で流通しており、その時期に誕生花を使った花束やフラワーアレンジメントを贈ることができます。
3月の誕生花は、ピンクガーベラです。
3月の誕生花「ピンクガーベラ」を使った花ギフトを贈りたい方は、こちらをご覧ください。
他の月の誕生花を知りたい方は、こちらを併せてご覧ください。
▼1月~12月までの各月の誕生花をみる▼
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誕生日フラワーギフト特集 各月の誕生花を花言葉や特徴などと一緒に紹介しています。 |
3月の誕生花である、ピンクガーベラについて知りたい方はこちら。
▼ピンクガーベラについて知りたい▼
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3月の誕生花はピンクガーベラ。花言葉・品種・おしゃれな飾り方・長持ち方法など 3月の誕生花について、知りたいことや気になることをまとめました。 |
食べられるビオラ!エディブルフラワー
食べられる花、エディブルフラワーの中でビオラはポピュラーな花の1つです。
デザートやドリンク、サラダなどの上に飾られているビオラを見たことがある方も多いのでは。
カラフルで見た目がかわいいビオラの味は、ほとんど無味で料理そのものの味の邪魔をしません。
他の料理の味を損なわずに見た目を華やかにできるため、レストランはもちろん、結婚式場やテーマパークなどでも使われています。
※観賞用のビオラは、口にしないように注意してください。
ビオラを食べてみたい・料理に添えたいという場合は、食用として販売されているエディブルフラワーのビオラを購入するようにしてください。
ビオラとパンジーの違いは?
ビオラとパンジーは、とても似ていますよね。
ビオラとパンジーの違いは、花のサイズといわれています。
簡単にいうと大きい花がパンジーで、小さい花がビオラになります。
基本的には5センチ以上の大きさの花をパンジーとしていますが、それぞれ品種が多く植物学的には同属のため線引きがあいまいになってきています。
園芸で楽しむために、もともと花の大きさで区別していました。
しかし、パンジーとビオラはお互いを交配して新しい花を咲かせることもできるため、どちらともいえる大きさの花もあるのです。
加えて、育て方にも違いはありません。
ビオラもパンジーも品種が多く、判断が難しいことも多いですが、ビオラとパンジーを花の見た目で見分ける時のイメージは、小ぶりで華奢な方がビオラで、大きく華やかな色が多いのがパンジーと思ってもいいかもしれません。
ちなみにお花屋さんや園芸店、ホームセンターなどでビオラとパンジーの区別があいまいな花は「パノラ」という名前で販売されていることもあるようです。
ただ、パノマはあまり認知が広がっていないため「花が小さめのパンジー」や「花が大きめのビオラ」と表現されることもあるのだそう。
ビオラは自宅用にもプレゼントにもおすすめ
今回は、ビオラについてご紹介しました。
専門的な難しい世話がなく、たくさんの色から選ぶことができるビオラをぜひ育ててみてください。
花のプレゼントをイメージすると最も初めに連想するのは、花束やフラワーアレンジメントのように切り花を使ったフラワーギフトかと思います。
しかし、寄せ植えやハンギングバスケットのような鉢植えの花も自分で育てる楽しみや、比較的長く花を楽しむことができるなどの利点があります。
そのため自宅用だけでなく、花をプレゼントしようと考えている方にもビオラはおすすめです。
フラワーギフトを選ぶときは、ビオラをはじめとした鉢植えも候補に入れてみてくださいね。
母の日に喜ばれる鉢植えの種類◆毎年咲く人気の花は?カーネーション以外も掲載
今年、2025年の母の日は5月11日(日)です。
母の日に鉢植えの花をプレゼントしたいと考えている方も、多いのではないでしょうか。
鉢植えは、花束やフラワーアレンジメントとは違い、花を育てるという楽しさがあります。
今回は母の日の王道のプレゼントであるカーネーションや、それ以外の鉢植えの花の花言葉や育てる時のポイントを一緒に紹介しています。
母の日ギフトの参考にしてください。
カーネーション
母の日の代表的なプレゼントでもある、カーネーション。
カーネーションは多年草のため、毎年花を楽しむことができる品種が多いです。
しっかりお手入れをすれば、来年も花を咲かせることができます。
母の日といえばカーネーションというほど、カーネーションはプレゼントとして浸透しています。
そのため母の日が近くなるとお花屋さんで、花束やフラワーアレンジメントだけでなく、鉢植えのカーネーションを販売しているところが多くなります。
花言葉
カーネーション全体の花言葉:純粋な愛情・無垢で深い愛
赤いカーネーションの花言葉:母への愛
ピンクのカーネーションの花言葉:感謝・温かい心
オレンジのカーネーションの花言葉:純粋な愛・あなたを愛します
白のカーネーションの花言葉:尊敬・純粋な愛
紫のカーネーションの花言葉:気品
青いカーネーションの花言葉:永遠の幸福
カーネーションは、母の日にぴったりな花言葉がたくさんあります。
特に「母への愛」という花言葉を持った赤いカーネーションは、お母さんへ感謝を伝えるのにおすすめです。
「尊敬」という花言葉がある、白のカーネーション。
実は白のカーネーションは、亡くなったお母さんへ捧げる花としても知られています。
近年ではそこまで気にする方はいらっしゃらないようですが、白いカーネーションを贈るか悩んだ時は、控えた方が良さそうです。
また、ブルー系の花は少ないので「青いカーネーション」と聞いて、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
青いカーネーションは、ムーンダストという品種のカーネーションです。
品種改良されてできた珍しい青色のカーネーションで、その美しい色だけでなく花持ちが良いこともポイントです。
もっとカーネーションの花言葉について知りたい方は、ぜひこちらも合わせてご覧ください。
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実は奥が深い!?カーネーションの色別の花言葉 濃い赤や黄色のカーネーションの花言葉も掲載しています。 |
来年も咲かせるためのコツ
来年もカーネーションの花を咲かせたいと思うなら、切り戻しと植え替えが大切になります。
切り戻しとは、余分な葉や茎などをカットする剪定と同じようなものです。
カーネーションの花が咲き終わったら、茎の半分くらいの長さでカットします。
カーネーションは湿度が高いことを嫌うので、切り戻しを行うことで、風通しをよくし株が蒸れないようにします。
植え替えを行う際は、プレゼントでもらった鉢植えよりも一回り大きな鉢にすることがおすすめ。
植え替えを行った後は、風通しの良い涼しい場所にカーネーションの鉢植えを置きましょう。
どちらも梅雨入りする前に、行えるといいですね。
あじさい
母の日の鉢植えとして、人気が高いあじさい。
今まで鉢植えを育てたことがないという方でも、簡単に育てることができるのが、あじさいの良いポイント。
育てていると、どんどん大きくなるほど丈夫で生命力の強い植物です。
あじさいは多年草の落葉低木樹であるため、毎年花を咲かせる品種が多いです。
母の日の時期にちょうど見頃を迎えるあじさいは、お母さんの自宅をきれいに彩ってくれます。
花言葉
あじさい全体の花言葉:家族団らん・移り気
赤・ピンクのあじさいの花言葉:元気な女性
白のあじさいの花言葉:寛容・一途な愛情
紫・青のあじさいの花言葉:辛抱強い愛・浮気
あじさいは、小さな花が集まっている様子からつけられた「家族団らん」という花言葉がある一方で、時期によって花の色が変わることから「移り気」という花言葉も持っています。
このようにあじさいは素敵な花言葉があるのと同時に、プレゼントには不向きな花言葉も持っています。
母の日にプレゼントする際に、ネガティブな花言葉が気になるという方は、自分が選んだ理由や届けたい花言葉をお母さんに伝えることがおすすめです。
来年も咲かせるためのコツ
あじさいは、どんどん成長して伸びていくため、ちょうどいい大きさにカットしたいという方も多いかと思います。
しかし来年も花を楽しみたい時は、剪定時期に注意しましょう。
あじさいの剪定は、7月までに行うことが良いとされています。
なぜなら、あじさいの花が咲く元となる花芽は、夏の終わりの時期に作られるためです。
8月以降に剪定をすると、花芽も切り落としてしまう可能性があります。
当然ですが花芽がなくなれば、来年は花を楽しむことはできません。
そのため、今年の花が咲き終わったら、すぐに剪定をすることがおすすめです。
ちなみに、今年咲いた枝が次に花を付けるのは2年後です。
つまり来年花をつけるのは、今年は花がつかなかった枝になります。
そのため今年花がつかなかった枝は、カットしないようにすることがおすすめ。
今年花をつけなかった枝に、来年は花が咲くことが多いのです。
あじさいは剪定をしなくても、来年も花を楽しめることが多いです。
ただし剪定をしないと枝が伸び、花が上の方に咲く形になってしまいがち。
そのため、剪定をして形を整える方がおすすめです。
あじさいに限らず、育てている植物をカットするのは、緊張してしまうかもしれませんがより美しく花を咲かせるために、切り落としてみてください。
また、あじさいは土の酸度を変えることで色が変わる品種の多い植物です。
あじさいの色を鮮やかにしたいと考えている方は、こちらを合わせてご覧ください。
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色が変わるのはなぜ?不思議な花「あじさい」の秘密を徹底解剖 色を鮮やかにするポイントは土にある?あじさいの色を左右する土の性質を紹介 |
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バラ
花束やフラワーアレンジメントなどの切り花としても人気がある、バラ。
母の日には特に切り花だけでなく、鉢植えでも人気があります。
お花屋さんでも母の日が近付くと、カーネーションやあじさいと並んでバラの鉢植えを販売しているところが多いです。
バラは多年草であり、毎年花を咲かせる品種が多いです。
品種によって四季咲き・繰り返し咲き・返り咲き・一季咲きなど花の咲く回数が異なります。
四季咲きは春・夏・秋に花を咲かせるバラのこと。
冬は、基本的に花が咲きません。
しかし、四季咲きのバラは気温と日光の量を保つことができれば、冬にも花を楽しむことができるのだそう。
そして一季咲きは、年に1回だけ咲くタイプのバラになります。
花言葉
バラ全体の花言葉:愛・美
赤バラの花言葉:愛情
ピンクのバラの花言葉:感謝・上品
オレンジのバラの花言葉:絆・健やか
白のバラの花言葉:純潔・尊敬
紫のバラの花言葉:気品
素敵な花言葉を持ち、上品な見た目のバラは母の日のプレゼントにもぴったり。
特にピンクのバラには「感謝」という花言葉があり、母の日に人気があります。
来年も咲かせるためのコツ
花を咲かせることにエネルギーを使っているので、来年も花を楽しみたい場合は肥料を与えるようにしましょう。
肥料は5月下旬~6月頃にかけて、固形の緩効性化成肥料を月に1回あげるようにしましょう。
そして、できる方は7月頃まで液体肥料を週に1回、固形の肥料とは別であげると良いかと思います。
また1月末頃までに、株全体の半分ぐらいの高さまで切り戻しをすると良いでしょう。
バラは、全ての枝にハサミを入れると良いとされています。
バラを育てる時に、他に気を付けたいことはこちらにまとめました。
気になる方は、合わせてご覧ください。
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母の日にプレゼントされたバラの育て方 水やりや花がら摘みについても掲載中 |
胡蝶蘭
高級感があり、特に義母へのプレゼントとして人気の高い胡蝶蘭。
胡蝶蘭は多年草で、毎年花を咲かせる品種の多い植物です。
他の花に比べて生命力が高いことも胡蝶蘭の特徴であり、自宅で胡蝶蘭を育てる場合は15~20年くらいが寿命といわれています。
しかし、温度や湿度を調節してお世話ができれば、もっと長く花を楽しむことができるのだそう。
花言葉
胡蝶蘭全体の花言葉:幸福が飛んでくる・幸運が舞い込んでくる
ピンクの胡蝶蘭の花言葉:あなたを愛しています
白の胡蝶蘭の花言葉:純潔
黄色の胡蝶蘭の花言葉:進出・商売繁盛
胡蝶蘭全体の花言葉である「幸福が飛んでくる・幸運が舞い込んでくる」の由来は、胡蝶蘭の花姿から付けられています。
この縁起の良い花言葉は、胡蝶蘭の花の形が蝶々が舞っているように見えることから付けられたのだそう。
また、黄色の胡蝶蘭には「商売繁盛」という花言葉があります。
飲食店などをされているお母さんに「商売繁盛」という花言葉を込めてプレゼントするのは、喜ばれそうですね。
胡蝶蘭の英語の花言葉を知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
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母の日に花を贈るなら、胡蝶蘭もおすすめ 英語の花言葉や、胡蝶蘭を贈るメリットについてご紹介しています。 |
来年も咲かせるためのコツ
来年花を咲かせるために必要なエネルギーを、溜められるように準備をしましょう。
胡蝶蘭の花が終わったら、花茎を短くカットします。
一般的には下から数えて3~4節目でカットすると、切った下の節から新しい花が咲く元になる花芽ができやすくなります。
株に力が残っていれば3ヵ月~5ヶ月くらいで、二番花を観賞できることも。
長く今後も胡蝶蘭を楽しみたいなら、なるべく短く根の近くで切り落とすことがおすすめです。
花茎を短くすることで、株により力が蓄えられます。
順調に成長すれば来年の春ごろに、花を楽しむことができます。
花茎をカットしたあとは風通しの良い場所に置き、22度前後に保てることが理想です。
15度~25度くらいに調節できると良いといわれています。
また胡蝶蘭は熱帯の植物なので、湿度は60%~80%が快適とされているため、乾燥が気になるときは葉に霧吹きで水をあげるようにしましょう。
クレマチス
クレマチスは、つる性の多年草で毎年花を咲かせる品種が多いです。
ガーデニングをする際に人気があり、イギリスではクレマチスのことを「つる植物の女王」とも呼ばれています。
先にご紹介したバラとクレマチスは相性が良く、ガーデニングで一緒に組み合わせることが多いです。
日本でも、つる性のバラとクレマチスをフェンスなどに絡ませているお庭や、植物園も多くみられます。
ちなみに、クレマチスとテッセンは同じ植物か気になるという方もいらっしゃると思います。
園芸が趣味の方は、テッセンに馴染みがあることも多いのでは。
テッセンは、クレマチスの原種の1つです。
そのため、クレマチスの品種の1つにテッセンがあるということになります。
花言葉
クレマチスの花言葉:旅人の喜び・精神の美
テッセンの花言葉:甘い束縛
クレマチスの「旅人の喜び」という花言葉は、昔のイギリスではホテル(宿屋)の玄関にクレマチスを飾っていたことに由来するといわれています。
旅人が快適で楽しい旅ができるように、という願いを込めてクレマチスが飾られていたのだとか。
クレマチスの品種の1つであるテッセンには、少しネガティブに捉えられやすい「甘い束縛」という花言葉があります。
お母さんにプレゼントする時に、花言葉が気になる方はクレマチスの花言葉を伝えたり、花言葉以外にある選んだ理由を伝えられるといいですね。
来年も咲かせるためのコツ
クレマチスの花を再び咲かせるためには、剪定が大切です。
クレマチスには旧枝咲き・新枝咲き・新旧枝咲きというタイプがあります。
タイプごとに剪定の仕方が少し異なるので、注意してください。
- 旧枝咲き:前年に伸びた枝(つる)が、春にまた枝を伸ばして花を咲かせます。
冬になり枯れたように見えても、冬に剪定すると来年の花が咲く元である花芽をカットすることになってしまいます。
剪定する時は注意しましょう。 - 新枝咲き:来年の春に新しく伸びた枝(つる)に花を咲かせます。
二番花を楽しみたい方は、5月頃の花が咲き終わったタイミングで半分くらいの大きさにカットすると良いといわれています。
その後、8月頃の花が咲き終わったあと、地面から2~3節を残して剪定します。 - 新旧枝咲き:前年に伸びた枝(つる)から、茎と葉の付け根の部分から出て来る新しい芽(脇芽)に花を咲かせます。
花が咲き終わったら上から1節か2節を残してカットし、つるや葉が枯れてきたら新芽が出ていない枝は、カットしてしまいましょう。
来年も咲く花か見分ける方法
ここからは「来年も花を咲かせる植物なのか」を見分ける方法をご紹介します。
今回ご紹介した、カーネーションやあじさい、バラ、胡蝶蘭、クレマチス以外にも毎年花を咲かせる植物は、たくさんあります。
お花屋さんで、鉢植えを選ぶ際に参考にしていただけたら嬉しいです。
来年も同じ株から花を楽しみたいという方は、多年草の植物を選ぶのが良いでしょう。
植物は花の咲き方によって、大きく分けて多年草・一年草・二年草に分類されます。
多年草
多年草は、同じ株から何年間も枯れずに花を咲かせる植物です。
多年草をさらに分けると1年中緑の葉を残し続ける常緑多年草、冬場に葉などが枯れても根だけ残る宿根草、チューリップなどの球根で育つ球根植物などがあります。
例:カーネーション・バラ・チューリップ・ユリ など
一年草
一年草は、種をまいた年に花を咲かせ、花が枯れた後に種を付ける植物です。
1度花が咲いた株から花が咲くことはありませんが、できた種を育てればまた花を楽しむことができます。
一年草は、一年性植物とも呼ばれています。
例:ひまわり・パンジー・アサガオ など
二年草
二年草は種をまいた1年目は根や茎、葉を成長させることに集中させ、2年目に花を咲かせる植物です。
二年草は、二年性植物や越年草とも呼ばれています。
こちらも一年草と同じく、1度花が咲いた株から花が咲くことはありませんが、種を育てればまた花を咲かせることができます。
例:かすみ草・カンパニュラ・ルピナス など
▼母の日 産直花鉢植えのギフト・プレゼント特集2025はこちら
母の日には鉢植えを贈ろう
今回は母の日に贈りたい、鉢植えの花の種類についてご紹介しました。
母の日はカーネーションのイメージが強いですが、カーネーション以外の花をプレゼントしても喜ばれると思います。
植物の世話をするのが好きなお母さんや、ガーデニングを楽しんでいるというお母さんには鉢植えの植物がおすすめです。
ちなみに花キューピットでも、母の日にぴったりな鉢植えの花を販売しています。
気になったという方はぜひ、サイトをチェックしてみてください。
ちなみに、父の日に人気な鉢植えについてはこちらで紹介しています。
父の日は6月の第3日曜日ですが、早いところではすでに予約を受け付けていることもあります。
母の日のプレゼントをお探しの際に、父の日のプレゼントも一緒に探してみるのもおすすめです。
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母の日と父の日におすすめな花鉢植えの種類。花を育てるメリットは? 父の日にぴったりな鉢植えの花・植物の種類を紹介しています。 |
母の日に鉢植えを贈る時に知りたいこと
母の日に鉢植えの花をプレゼントしようと考えている方が、気になることをまとめました。
毎年咲く花を見分ける方法は何ですか?
種を植え直すのではなく、同じ株から毎年花が咲く種類を知りたい時は、多年草かどうかを確認しましょう。詳しくはこちら
紹介されていた鉢植えを母の日に贈りたいです
母の日にぴったりな鉢植えを用意しています。産地直送でお届けいたします。※クレマチスのお取り扱いはございません。予めご了承ください。母の日ギフトをみたい方はこちら
母の日に鉢植えはおすすめですか?
母の日に鉢植えはおすすめです。なぜなら鉢植えは花を育てる楽しさがあるからです。少しずつ成長していく植物を見ることはお母さんの気持ちを癒してくれるかもしれません。お世話した分だけ成長した姿を見せてくれるので、やりがいや愛着が生まれるはずです。また、切り花を使った花束やフラワーアレンジメントよりも鉢植えの花の方が長くきれいな姿を観賞することができます。鉢植えのメリット・デメリットについてはこちらでまとめています。鉢植えのメリット・デメリットはこちら
母の日に花を贈りたいです。
母の日にぴったりな花使った花束やフラワーアレンジメント、鉢植えを紹介しています。母の日の花ギフトをみたいこちら
切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ
今回は花束をもらった時に知りたい、切り花の長持ち方法をご紹介します。
簡単な工夫で長くきれいな状態を保つことができる方法や、元気がなくなってきた花にしたい水あげ(水揚げ)についても掲載しているので、ぜひ参考にしてみてください。
花を長持ちさせる簡単な工夫
まずは、簡単に毎日やらなくていい方法からご紹介します。
自宅で花を飾っている方は、今からでも試してみてください。
フロストシュガーを入れる
花瓶の水にフロストシュガーを入れてみてください。
「花に砂糖をあげるとよい」ということを、聞いたことはありませんか。
実は、砂糖は花にとっても栄養になります。
そのため、ひとつまみほど花瓶に加えるとよいでしょう。
ただし、普通の砂糖は吸収できませんので、フロストシュガーを使うことがポイントです。
フロストシュガーとは、グラニュー糖や白ザラ糖などのザラメ糖を加工して作られている砂糖のこと。
水に溶けやすいように加工されているので、冷たい飲み物に入れることもできます。
酢またはアルコールを混ぜる・十円玉を入れる
酢やアルコールには殺菌効果があります。
そのため、酢やアルコールを入れることで水の腐りを遅くしてくれます。
また、10円玉を入れておくと、水中の有機物質が10円玉に付着するため、酢やアルコールと同じ効果を得ることができます。
ちなみに10円玉はキラキラのもの(きれいなもの)でないと効果が得られないので、10円玉を入れる際は注意してください。
液体せっけんを数滴入れる
液体せっけんには、界面活性剤という水の粘り気を弱くし、植物が水を吸い上げる力を強める働きがあります。
十分に水を吸い上げることができれば、花は長持ちします。
日々のお手入れ方法
次に花を飾っているときに気を付けたい、日々のお手入れについて紹介します。
先に紹介した、ちょっとした工夫と合わせて実施してみてください。
花瓶の水は毎日取り換える
花は生き物なので、新鮮な水が何より1番大切です。
花瓶の水が清潔に保てるように、毎日の水の交換はおすすめです。
また、茎から出される有機物によって、花が枯れていくスピードが早まります。
白く濁ったり、とろとろとした状態になる前にこまめに水を取り替えてあげましょう。
水に葉が浸かっていると葉が傷み水を汚してしまうので、水に浸かる位置に葉がついていた時は取り除くようにしてください。
そして水を換える時に、茎がぬるぬるしてきたら流水で洗ってあげましょう。
水を新しくしても茎が汚れていると、水が汚くなってしまいます。
少し手間ですが、水を換える際に花瓶も洗うこともおすすめです。
切り戻しをする
花に元気がなくなりかけてきたら、茎を少し切り直します。
水を吸い込む部分(茎の断面)を新しくすることで、水を吸い上げやすくすることができるのです。
この茎をカットすることを「切り戻し」と呼びます。
切り戻しをするときは、茎の中に空気が入らないように水の中でできるとより良いと言われています。
難しいときは空中でカット(普通にカット)して、すぐに水に茎を浸けるようにしてもいいと思います。
涼しい場所に置く
花はできるだけ涼しい場所に飾る方が、長持ちします。
ただし、涼しいからといってエアコンの風が当たる場所はいけません。
花を傷めてしまったり、乾燥して葉や花の水分が不足してしまいます。
そのため、玄関などに花を飾るのがおすすめです。
ちなみに直射日光の当たるところやテレビやガス・レンジなど、周辺の温度が変化しやすいところも避けた方がよいでしょう。
水あげ(水揚げ)の方法
ここからは切り花の元気がなくなってきたらやりたい、水あげについてご紹介します。
水あげ(水揚げ)とは
「花の水揚げ」という言葉は聞いたことがあるかもしれませんが、具体的にどんなことを意味するのかは意外と知らないもの。
花の水揚げとは、水が不足して元気がなくなってきている花に水を吸わせる方法です。
花壇など地面に生えている花は、根から水分を吸い上げていますが、花束などで使われる切り花は茎の切り口(断面)から水を吸い上げなければいけません。
茎の中に汚れが詰まるなどで、上手く水を吸い上げられなくなったら水あげをする必要があります。
茎を切り直したりショックを与えたりして、花全体に十分な水分を行き渡らせ元気にさせましょう。
だいたいの花に有効!基本的な水切り
有効な花の種類:花全般
大体の切り花は、これだけでOKです。
水の中で2~5cmくらい茎を斜めに切ります。
このとき水から上げずに30分~1時間くらい水中に置き、休ませてあげます。
花から手を放しても茎が自ら出てこないように、大きめのバケツや深い容器を使ってできるとやりやすいです。
ポイントは、前もって水に浸かる部分の葉を取っておくこと。
葉は水を汚したり、花を腐らせる成分を分泌させるものがありますので、葉を水に浸さないようにします。
茎が固い枝物に有効!割り目を入れる
有効な花の種類:コデマリ、テッセン、アカシア、シュウメイギク
根元から5cmくらいを木槌などで、砕いて水に浸けます。
ただし、砕きすぎて切り口をつぶさないように気をつけてください。
吸水面積を広くすることが目的なので、茎の内側の水に触れる範囲を広げるイメージです。
また茎が固い枝ものは、ナイフやハサミで切り口に縦横十文字の切り込みをいれてから、水に浸けるという方法もあります。
叩いても茎(枝)が砕けない時は、切込みを入れてみてください。
枝の下から5cmくらいの皮をナイフで削っておくと、さらに水が揚がりやすくなります。
バラにも有効!焼いて強いショックを与える
有効な花の種類:アザミ、シャクヤク、アスチルベ、バラ
今までご紹介してきたカットする方法とは少し違い、強力なショック療法の1つです。
やり方は切り口から2~5cmくらいをガスの火などで炭化するまで焼き、すぐに水に浸けます。
この時、花や葉に熱気があたらないよう、ぬらした新聞紙などで根元(茎の先端)以外はガードします。
ポイントは焼き終わったらすぐに水に浸けた方が良いので、水を入れたバケツなどを用意しておくこと。
水に浸ける時、新聞ごと水に浸けてしまってOKです。
茎が固い花・細い枝ものに有効!手折り方法
有効な花の種類:菊やリンドウ・コデマリやユキヤナギ
菊やリンドウなどの茎が固いもの・コデマリやユキヤナギなどの細い枝ものは、茎の根元から5cmくらいのところを手で折って水に浸けます。
できるなら、水の中で折るともっと効果的です。
ちなみに折ることに一生懸命になって、花が水に浸からないように注意です。
花びらは、水に濡らさない方が良いと言われています。
葉が乾燥した時に有効!熱湯あげ方法
有効な花の種類:ひまわり、マーガレット、かすみ草、ストック
切り口から5cmくらいを20~60秒ほど熱湯に浸け、すぐに水に移します。
熱湯につける時間は、茎の太さや強さによって調整します。
花がたくさん付いているカスミソウやストック、葉が乾燥しやすいひまわり、マーガレットなどはこの方法で元気になることが多いです。
萎れかけている時に有効!
花を逆さまに持って茎の切り口の方から水をかけます。
そのあと新聞紙にくるみ、水切り(水の中で茎を切る)をします。
ちょっと工夫して長く花を楽しもう
今回は、切り花の長持ち方法・水あげの方法をご紹介しました。
誕生日や結婚記念日など特別なお祝いで花束をもらった時はもちろん、お花屋さんで運命的な出会いを果たしてかわいらしい花を飾っている時など……どんな時でも花は長持ちしてほしいものですよね。
日々のちょっとしたお手入れで、花持ちはかなり変わります。
「長持ちして欲しい!」と思う方は、今回ご紹介した方法をぜひ試してみてください。
コスモスの花束を長持ちさせる方法|色ごと・英語の花言葉も一緒に紹介
秋の花の代表といえば、コスモス。
今回はコスモスの花の基本情報と、長持ちさせる方法についてご紹介したいと思います。
コスモスの花束やブーケをもらった時や自宅用に購入した際は、なるべくきれいな状態を長く保ちたいですよね。
長持ちさせるコツを簡単に紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
コスモスはどんな花?
まずはコスモスの基本情報から見ていきましょう。
- 科・属:キク科・コスモス属
- 和名:秋桜(あきざくら)・大春車菊
- 学名:Cosmos
- 原産地:メキシコ
- 開花期:6月~11月頃
- 出回り時期(お花屋さんで見かける時期):6月~10月・特に9月~10月
- 花色:赤・ピンク・オレンジ・黄色・白・茶色
ピンク色のイメージが強いコスモスですが、実はオレンジ色や黄色の花を咲かせる品種もあります。
黄色のコスモスで有名なのは、キバナコスモスという品種です。
名前の通りオレンジに近い黄色の花を咲かせます。
コスモスはお花屋さんでも見ることができますが、コスモス畑や花壇などでも植えられていることが多いです。
自宅の庭や学校にコスモスが植えられていたという方も、いらっしゃるのではないでしょうか。
そのため、コスモスは身近に見ることができ、親しみを持ちやすい花の1つでもあります。
風にそよそよと揺れるコスモスはかわいらしく、見ていると秋らしさを感じられるように思います。
9月のカレンダーのイラストやデパートなどの秋のポスターに描かれているところを、見たことがある方も多いかもしれません。
それだけコスモスは秋を感じさせてくれたり、連想させたりする花として多くの方から認識されているのですね。
コスモスの名前の由来
コスモスという花の由来は、ギリシャ語の「Kosmos」だと言われています。
「Kosmos」は「秩序・調和・飾り・美しい」 という意味があります。
英語で宇宙のことを「universe」の他に「cosmos」ともいい、宇宙が星々により秩序が保たれているように、コスモスの花びらが規則正しく外側に向かって咲いていることから「宇宙」と同じ「コスモス」と名付けられたそうです。
上の写真からも、花びらが均一に並び秩序があるように見えますよね。
一見すると宇宙とは関係なさそうに見えるコスモスの花ですが、均一にパッと咲いた花びらの様子は宇宙の星々を思わせたのかもしれません。
コスモスの語源が宇宙であると聞くと、コスモス畑に行った際は広がる宇宙を感じることができるかもしれませんね。
コスモスの花言葉
コスモス全体の花言葉は「調和・謙虚・乙女の純真」などを持っています。
この花言葉はコスモスの名前の由来にもなった、ギリシャ語の「kosmos」 が「秩序・調和」などの意味があることから付けられたと言われています。
加えてかわいらしい花と細くて柔らかな印象の葉が風に揺らぎ、ゆらゆらと揺れる様子は女性的なイメージがあるのかもしれません。
ちなみにコスモスは先にご紹介したように、赤やピンク、オレンジ、黄色など様々なカラーバリエーションがあります。
そんなコスモスは、色ごとに花言葉が付けられています。
花びらの色ごとの花言葉は、こちらにまとめています。
- 赤のコスモス:愛情・調和・乙女の愛情
- ピンクのコスモス:乙女の純潔
- オレンジ・黄色のコスモス:野生の美しさ ・自然美
- 白のコスモス:優美・美麗・純潔
- 茶色のコスモス:恋の終わり・恋の思い出
かわいらしいピンクのコスモスは「乙女の純潔」という花言葉が似合っていますよね。
また花言葉は同じ花でも国によってそれぞれ違った、花言葉がつけられています。
西洋(英語)のコスモスの花言葉は「harmony(調和)・beautiful(美しい)・modesty(謙虚)」などがあります。
コスモスは英名でも「Cosmos(コスモス)」です。
花言葉は、やはり宇宙を意味する「cosmos」から付けられたのかもしれませんね。
コスモスの長持ち方法
ここからは、コスモスの花束やブーケをもらった時に知りたい長持ち方法についてご紹介します。
コスモスは他の花に比べて、少し元気がなくなってしまうまでの日数が短い花でもあります。
お手入れをしてあげることによって、なるべく長くきれいな様子を見られるようにしましょう。
余計な葉を取る
まず花束やブーケを花瓶に飾る際は、下の方についている葉を取ってしまいましょう。
葉が水に浸かっていると、そこが痛んで水を汚す原因になってしまいます。
水が汚れていると、きれいな水を花まで吸い上げることができなくなるため、日持ちしなくなってしまうのです。
コスモスは思っているよりも、茎の下の方まで葉がついていることがあるので注意して見てあげてください。
特にコスモスは葉が傷みやすいので、なるべく余分な部分をカットしてから生けると良いかと思います。
ちなみにコスモスと一緒に飾る花がある場合は、同じように葉が水に浸からないよう、下に付いている葉がある場合はカットするのがおすすめです。
湯あげをして元気に
花まで十分に水が吸い上がらないことでコスモスの元気がなくなってきたら、湯あげをすることがおすすめです。
湯あげとは、水あげの方法の1つです。
花がうまく水を吸えなくなってきた時にする方法で、水あげの種類は様々ありますがコスモスには湯あげが効果的と言われています。
具体的な方法は、以下の通りです。
- コスモスの花と葉に湯気が当たらないように、新聞紙を巻きます。
- 茎の先端から2~3センチの所を斜めに切ります。
- カットしたらすぐに、茎の先端付近を60°以上のお湯に浸けます。
浸ける時間は、15~20秒が目安とされています。
お湯につけた時、少し分かりにくいかもしれませんが茎の中から空気が押し出されて、小さな泡が上がってくることもあります。
茎の中に空気が入っていると水を吸い上げる邪魔になってしまうのです。
このお湯に浸けている時には、先にお伝えしたようにコスモスを新聞紙などで包んで葉や花に湯気が当たらないように注意しましょう。- お湯に浸けた後は、すぐに常温(冷たい)の水に茎を浸けます。
- 常温の水にコスモスを入れている時は、なるべくコスモスを垂直に立たせておくことがおすすめです。
花(茎)が斜めになった状態で水に浸かっていると、まっすぐ立てている時よりも水の吸い上げが悪くなります。
そのため、たっぷり水が吸い上げられるように、立てるようにしておくことが良いでしょう。
茎を割って塩もみも効果的
塩を使って、コスモスを元気にすることもできます。
コスモスがぐったりとしてしまった時は、塩を使って水あげをすることもコスモスにとって有効です。
先に紹介した湯あげは「難しそう……」という方は、こちらの方法を試してみてください。
具体的な方法は以下の通りです。
- コスモスの茎の先端1~2センチを叩いて砕くように割きます。
茎の先端を割いていく時は、花をカットするハサミの持ち手の方を使って叩くと、やりやすいかもしれません。
茎を割いて、水を吸い込ませやすくする狙いがあります。- その部分に塩をたっぷりと揉み込みます。
塩を揉み込んだ後は5~10分程度おきます。
塩を茎に揉み込む理由は、茎の中の塩分濃度を高くするためです。
水は濃度が低いところから高いところへ移動しようとする性質があるため、一時的に茎の中の濃度を高くすることで、水を吸い上げやすくすることができるのです。- コスモスを新聞紙で包みます
新聞紙で包む理由は、花がくたっとお辞儀をしたような形にならないようにサポートするためです。
少しきつめに新聞紙を巻き、茎がまっすぐになるように意識しましょう。
きつく巻きすぎると花がつぶれてしまうので、そこは注意が必要です。- その後にたっぷりと溜めた水に浸けます
水の深さは、葉がつからないぎりぎりのところまで用意することがおすすめです。
水圧を活用して、花まで水を吸い上げられるようにします。
ちなみに、新聞紙は濡れてしまっても問題ありません。
元気になったコスモスを花瓶に飾る際は叩いた茎の部分をカットしてくださいね。
定期的に水を取り替える
誰もが一度は聞いたことがあるかもしれませんが、定期的に水を取り替えると花持ちが良くなります。
これはコスモスに限らず、切り花を花瓶に生ける際は取り組んで欲しい長持ち方法のひとつです。
花瓶の水を清潔に保つということが、花を長持ちさせることでのポイントとなります。
またコスモスは、茎の先端部分(切り口の部分)が、茶色く変色していることがあります。
水を交換する際に気がついた時は、この部分をカットしてから生け直すと良いでしょう。
花瓶をきれいにする
コスモスに限りませんが花束やブーケなど生花を飾る際は、花瓶を清潔に保つことが重要です。
花瓶が汚いと入れている水が汚くなり、汚い水を花が吸い上げることになります。
花瓶は、食器用洗剤で洗ってから使うようにすることがおすすめ。
さらに生ける前だけではなく、水を替えるタイミングで花瓶を洗うとより良いとされています。
水を替える時に毎回、花瓶を洗うのは少し面倒ですが花持ちが良くなるので、ぜひ実践してみてください。
暖房が直接当たらないところに飾る
涼しくなってくる秋。
暖房を使っているというご家庭も、多いのではないでしょうか。
コスモスを飾る際は、暖房が直接当たらないところに置くようにしましょう。
エアコンの風などが花や葉に当たっていると、そこから水分が抜け花持ちが悪くなってしまいます。
コスモスの花束やブーケ、フラワーアレンジメントなどを自宅に飾る際は、なるべく涼しく暖房の風が当たらないところに飾るようにすることがおすすめです。
直射日光を避ける
花束やフラワーアレンジメントを飾る際は、直射日光の当たるところを避けるとよりよいとされています。
植物は日光が好きなイメージがありますが、切花の場合は直接日が当たらないところに置く方が良いです。
日光が当たる事によって、暖房が当たっているのと同じく水分が抜け、元気がなくなってしまうことがあります。
秋の花であるコスモスを楽しもう
飾るだけで秋らしさを演出することができる、コスモス。
繊細でかわいらしいその姿は、大人から子供まで幅広い年代の方から、愛されています。
コスモスを自宅で飾る際は、今回ご紹介したお手入れ方法を実践してみてくださいね。
コスモスをお花屋さんで見ることができるのは、主に6月~10月。
特に9月~10月はコスモスが多く販売されているように思います。
花はプレゼントというイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、自宅用にコスモスを購入して季節を感じてみるのも良いかと思います。
この機会に、ぜひお試しください。
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秋の花束・ブーケに使う花といえば?秋に咲くおすすめの花を写真付きで紹介 コスモス以外にも秋の花を紹介中です |
りんどうの花の季節や花言葉、名前の由来など|敬老の日になぜ贈られる?
最近、お花屋さんでも見かけることが多くなった、りんどう。
季節の花の1つであるりんどうについて、今回はご紹介します。
りんどうの基本情報
まずは、りんどうの基本情報からご紹介します。
- 科・属:リンドウ科リンドウ属
- 花言葉:「勝利・正義感」など
- 学名:Gentiana scabra
- 開花時期:8月~11月
- 和名:竜胆(リンドウ)
- 花の色:紫・ピンク・白・ブルー・緑
りんどうはお花屋さんだけではなく、日本の野山に自生する代表的な花の1つ。
現在は見る機会が減りましたが、水田の周辺などでもりんどうを見ることができたのだそう。
そんなリンドウは和風な雰囲気が人気で、古くから多くの人に愛されています。
加えて和室に飾るだけではなく、洋室のリビングに飾っても粋な雰囲気を楽しむことができます。
りんどうは凛とした見た目が美しく、和室・洋室問わず飾られています。
りんどうと言えば青色や濃い紫色の印象が強いですが、白や淡い水色、ピンクなどの色も流通しています。
花束やフラワーアレンジメントをブルー系でまとめたいという方や、差し色に締まる青色を入れたいという方はもちろん、優しい色合いで季節の花を入れたいという方にも、りんどうはおすすめです。
りんどうの花は、釣鐘形。
花のイラストでよく見るパッと開いた花姿ではなく、つぼんでいるような上品な花を、上向きにいくつも咲かせます。
この姿は、りんどうならでは。
他の花と合わせてりんどうを使うと花の形が異なるため、良いアクセントになりそうです。
りんどうの季節
りんどうの見頃・季節は、秋と言われています。
りんどうの開花時期は、8月~11月頃です。
特に多く花を咲かせるのは、9月頃。
そのため、りんどうは「秋の訪れを感じさせてくれる花」とも言われています。
りんどうは、秋らしい雰囲気の花束やフラワーアレンジメントを作りたい時によく選ばれています。
中でも秋にある記念日の中の1つである、9月の第3月曜日の敬老の日には、和風な花の様子と季節がぴったりという理由で、プレゼントとして選ばれることも多いようです。
品種によっては早くから咲いているものもあり、お花屋さんでは花束やフラワーアレンジメントとして使われる切り花のりんどうが6月~11月頃に(夏~秋にかけて)流通しているのだそう。
秋の空とりんどうの青色が、美しいハーモニーを奏でることができそうですね。
▼リンドウと合わせたい秋の花の種類を知りたい方はこちら
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9月の誕生花はリンドウ◆一緒に花束にしたい秋の花の種類一覧 秋らしい花束やフラワーアレンジメントを作りたい方は参考にしてください。 |
りんどうの品種・種類
りんどうといえば、青色。
青色の品種は、「信濃早生 」という品種などをはじめ青色のりんどうは多くの品種があります。
さらに淡いピンクは女性的で優しい雰囲気であり、「パスティベル」や「新おどり子」という品種などがあります。
他にも、「秋の調べ」というおしゃれな名前の品種もあります。
「秋の調べ」は、白と水色が混ざったようなパステルカラーです。
お花屋さんに行った際は、りんどうの品種にも注目してみてくださいね。
りんどう(竜胆)の花言葉
りんどう全体の花言葉は「勝利・正義感」などがあります。
りんどうは色によっても、花言葉がそれぞれ決められています。
白のりんどうは「貞操」であり、紫色のりんどうには「満ちた自信」などが付いています。
「貞操」とは、「人としての正しさを貫き、心を変えない・人としての正しい道を守る」という意味があります。
また花言葉は国によっても違いがあり、西洋(英語)のりんどうの花言葉は「loveliness(愛らしい)・intrinsic worth(固有の価値)」などがあります。
花言葉の由来
りんどうの「勝利」や「正義感」という花言葉は、りんどうの根が薬や漢方として使われていたことから付けられたと言われています。
日本をはじめ中国などでも古くからりんどうの根は、薬や漢方として利用されていました。
そこから、りんどうの力で「病気に打ち勝つ」=「勝利」と、なったと言われています。
元気でいてもらいたいおじいちゃん・おばあちゃんに、敬老の日の贈り物としてプレゼントしたい花言葉ですね。
りんどうの名前の由来
日本でりんどうと呼ばれるようになった理由は、中国で呼ばれていた名前「りゅうたん」が変化したものと考えられています。
りんどうは、漢字では「竜胆・龍胆」と書かれます。
これは、りんどうの中国での名称が「竜胆」であったことから付けられていると言われています。
中国の「竜胆」の読み方は「りゅうたん」で、平安時代までは日本での呼び方・表記は「りむたう・りんたう・りんだう」など、ばらつきがあったのだそう。
しかしその後、時と共に「りんどう」という名前になっていったと、言われています。
もともとなぜ「竜胆」?
りんどうは、なぜ中国でもともと「竜胆」と呼ばれていたのでしょうか。
名前の由来は、りんどうの根の味から付けられたと言われています。
先にご紹介したように、りんどうの根は、薬や漢方として古くから使われていました。
消化や鎮静、健胃の効果があるのですが、味がものすごく苦いのだそう。
りんどうの根の味は「竜の胆のように苦い」と表現され、そのことから「竜胆」と名づけられたとされています。※諸説あり。
りんどうの根は乾燥させて漢方に使われていたそうですが、名前になってしまうほど苦かったと思うと、効果があってもできれば口にしたくはないですね。
▼敬老の日の花ギフトをみてみる
もちろんリンドウを使ったフラワーギフトをご用意しております。
りんどうはなぜ敬老の日に贈られる?由来は?
敬老の日のプレゼントとして、よく選ばれているりんどう。
ここではりんどうが敬老の日に贈られる理由をご紹介します。
1つ目は、りんどうが咲く時期が敬老の日に合っていたから
旬を迎えた花は美しいもの。
敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんへきれいな季節の花を贈りたいと思う人が多いのです。
りんどうをはじめ、花は季節によって咲いていないので、時期が違うと贈ることができないということも……。
言い換えれば、季節の花は今しか贈ることができない特別なプレゼントになるのです。
今を彩る花、りんどうをぜひ敬老の日に花束やフラワーアレンジメントにして贈ってみてくださいね。
2つ目は、りんどうが漢方に使われていたから
りんどうの根は、古くから漢方の生薬として活用されていました。
かなり苦いようですが、胃の調子を整えたり、消炎(炎症を取り去る)の効果があったり重宝されていたのだそう。
そこからりんどうの健康面での良さが、「いつまでも元気でね」という願いを込めることができると、敬老の日に贈られるようになりました。
3つ目は、りんどうの紫色が高貴だから
また、りんどうが敬老の日に贈られる理由は、色も関係しています。
りんどうの花の色である紫色は、高貴な色とされています。
聖徳太子が決めた冠位十二階でも、紫色が最上位の位階を示す色でした。
加えてローマ帝国などでも、高貴な身分の人の服も紫色に染められていたのだそう。
日本だけではなく、西洋の文化の中でも紫は高貴な色として知られているようです。
特別な紫色で、おじいちゃん・おばあちゃんに尊敬の気持ちを伝えることができそうですね。
そして、上品な雰囲気のフラワーギフトを贈りたいと考えている方も、りんどうを入れることが多いのだそう。
花が咲くりんどうと咲かないりんどう?2つの系統がある?
お花屋さんでりんどうを見ていると、花が咲いているものと咲いていないものがあることに気づくかと思います。
ここでは、りんどうの2つの系統について簡単にご紹介したいと思います。
エゾリンドウ系
花が咲かないりんどうです。
このエゾリンドウ系は「りんどう」ときいて、イメージする方が多いかもしれません。
すらっと長く伸びた茎に、いくつもの花を付けるエゾリンドウ系。
お花屋さんにはエゾリンドウ系のりんどうは、7月ごろから店頭に置かれることが多いのだそう。
花の色は「ザ・りんどう」というような青色が、エゾリンドウ系は多いようです。
ササリンドウ系
花びらが、くるっと反り返るように花を咲かせるりんどうです。
ササリンドウ系が開花した姿は、キュート。
お花屋さんだけではなく、北海道をのぞく日本全土の山に自生しているのでハイキングに行った際に、見かけることができるかもしれません。
ちなみにリンドウは、昼間は花を咲かせて夕方になると花はつぼみます。
天気が雨が降っている時は昼間でもつぼんでいるので、花が咲いた姿が見たい時は晴天の日を選んで観察してみてくださいね。
りんどうの長持ち方法
花束やフラワーアレンジメントに使われている、りんどうの長持ち方法についてご紹介します。
りんどうは茎が固く、花持ちが良い花の1つです。
もっと、長くきれいな花を楽しみたいという方は、チェックしてみてください。
花に付いた水気は取り除く
つぼみの中に、水分がたまっていることがあります。
その場合は、優しく下向きにりんどうを振って水分を飛ばしてください。
花びらには、水が付いていない方が良いとされています。
枯れた花は取り除く
いくつもの花が付いている、りんどう。
枯れたりんどうの花がある時は、こまめに摘み取って、まだ元気な花にエネルギーを送れるようにしましょう。
定期的に花瓶の水は交換する
同じ水に生けていると、茎がヌルヌルしたり、傷んだりします。
花瓶にりんどうを生ける際は、水を定期的に交換して茎も流水で洗うことがおすすめです。
茎にぬめりが出たらカットする
りんどうの茎にぬめりを感じたら、流水で洗い流してください。
それでもヌルヌルしていたら、その部分の茎をカットしましょう。
水の吸い口が新しくなると、花までしっかりと水を吸い上げることができます。
水に浸かっている茎は特にヌルヌルしやすいので、花瓶の水を交換する時にチェックしてみてくださいね。
ちなみに、鉢植えのリンドウの育て方はこちらで紹介しています。
気になった方は合わせてご覧ください。
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9月の誕生花【リンドウ】の花言葉や英語、育て方について。秋の花ギフトを贈ろう リンドウの鉢植えを育てる時のポイントを掲載しています。 |
敬老の日にりんどうを贈ろう
今回は、りんどうについてご紹介しました。
秋の花の1つとして知られるりんどうを、花束やフラワーアレンジメントに使って風情を感じてみるのはいかがでしょうか。
敬老の日のプレゼントに悩んでいるという方は、季節感のあるりんどうがおすすめ。
ちなみに花キューピットでも、りんどうを使った敬老の日ギフトをご用意しております。
少し気になったという方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。
りんどうに関する疑問まとめ
りんどうに関する疑問をまとめました。
気になったところは、もっと詳しくチェックしてみてくださいね。
りんどうの季節はいつですか
りんどうの開花時期は8月~11月です。りんどうは秋の花とされています。詳しくはこちら
りんどう(竜胆)の花言葉は何ですか
りんどうの花言葉は「勝利・正義感」などです。花言葉の由来はこちら
リンドウの花は咲きますか
りんどうは品種によって花が咲かないものがあります。りんどうは大きく分けると花の咲き方によって、2つの系統に分けられます。詳しくはこちら
敬老の日にりんどうを贈る理由は何ですか
りんどうが咲く季節が敬老の日に合っていたり、花言葉に「いつまでも元気でいてね」という気持ちが込められたりするためです。また、りんどうの紫色が高貴な色として知られていることから、目上の方に贈るプレゼントに適しているという理由もあります。もっと詳しく知りたい方はこちら
敬老の日にりんどうを贈りたいです
花キューピットでは敬老の日にりんどうを使った花束やフラワーアレンジメントをご用意しております。敬老の日の花を見たい方はこちら
リンドウが竜胆と書く理由は何ですか
リンドウの根は漢方として使われています。その根が竜の胆のように苦いため、竜胆になったとされています。もっと詳しく知りたい方はこちら
仏壇に供えるダメな花と適した花、その理由|長持ちさせるコツ
お盆やお彼岸などで仏壇に花を供える時、「仏壇に供えてはいけないタブーな花はあるの……?」「夏の暑さに強く、なるべく長持ちするお供えの花はあるのかな?」と、疑問に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
親戚の家で花を供える時や、弔問に行く時などのタイミングでしか、仏壇に花を供えないという方はどんな花を選んだらいいのか不安がありますよね。
今回は仏壇に供えてはいけない花と、夏の暑さにも丈夫なお供えの花、お供えの花を長持ちさせる方法についてご紹介します。
仏壇には供えない花(ダメ・タブーな花)
まずは、仏壇に供えてはいけない花の種類からご紹介します。
お供えの花には、絶対的なルールはありませんが控えた方がいい花の種類はあると言われています。
故人がものすごく好んでいた花や、遺族からリクエストがあった場合を除いて、これからお伝えする花の種類は避ける方が良いかと思います。
バラ
- 科名:バラ科
- 学名: Rosa
- 花言葉:愛・美
仏壇にお供えする際は、バラは避けた方がいいと言われています。
誕生日や結婚記念日などお祝いの場面で、バラはよく選ばれる花です。
数多くの花の種類がある中で、最も有名な花と言っても過言ではありませんが、バラはお供えするには向きません。
理由はトゲがあるためです。
トゲは死や怪我を連想させたり、殺生を連想させたりするため避けた方が良いと言われています。
そのためバラ以外にも、トゲがある花はお供えにはタブーです。
バラと同じく、トゲがあるアザミなども避けた方が良いでしょう。
彼岸花
- 科名:ヒガンバナ科
- 学名:Red spider lily
- 花言葉:悲しき思い出・独立・情熱
彼岸花は毒があるため、仏壇にお供えするのは避けた方が良いと言われています。
彼岸花と聞くと、なんとなく不吉なイメージがあるという方もいらっしゃるのでは。
この不吉のイメージは、彼岸花が墓地に植えられていることが多いことも関係しているかと思います。
彼岸花が墓地に植えられている理由は、もともと遺体を動物に荒らされないようにするためでした。
昔の日本は、現在と違い土葬が一般的でした。
そのため埋葬した遺体を動物が荒らしてしまう、ということが多かったのだそう。
そこで毒がある彼岸花を植え、動物を寄せ付けなくしていたのです。
遺体を動物から守るために植えられていた彼岸花が、時を経て墓地に植えられていることが多いイメージだけが先行し、少し不吉なイメージを持たれるようになったのかもしれません。
ちなみに夾竹桃 も毒があるため、供えない方が良いでしょう。
こちらも合わせてご覧ください
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お墓に供えてはいけない花がある?お墓参りの手順・マナー・タブー 仏壇と似ていますが、お墓にも供えない方が良い花があります。 |
仏壇にお供えする適した花
供えてはいけない花の種類を押さえたところで、次は仏壇に供えることの多い、1年を通して購入できる花の種類をご紹介します。
仏壇に供える花を選ぶときは、参考にしてみてください。
カーネーション
- 科名:ナデシコ科
- 学名:Dianthus caryophyllus
- 花言葉:無垢で深い愛
- お供えでよく使われる色:白・緑・赤・ピンク
誕生日や結婚記念日などのお祝いの花束や、フラワーアレンジメントとしても選ばれるカーネーションですが、実はお供えの花としてもよく活用されています。
1年を通して購入することができる、カーネーション。
季節を問わず、お供えすることができます。
フリルのような花がかわいらしく、花色はお供えでよく使われる白や赤、緑などだけではなく、くすんだピンクや鮮やかな紫、花では珍しい青色などもあります。
花びらの縁にだけ色がついているものもあり、思ったデザインにしやすいこともカーネーションの良いポイントです。
カーネーションはこのようにカラーバリエーションが豊富なことに加えて、花のサイズも種類が多いです。
そのため、仏壇にお供えする際は、カーネーションをメインにすることも、わき役としてプラスすることもできます。
そんなカーネーションは、花持ちが良いことでも知られている花の1つでもあります。
お供えした花は、長くきれいな姿を保って欲しいですよね。
お供えの花の種類に迷った時はカーネーションを選んでみてください。
カーネーションの花言葉は、「無垢で深い愛」です。
花言葉からも故人への深い愛情を伝えることができそうですね。
菊(マム)
- 科名:キク科
- 学名: Chrysanthemum
- 花言葉:高貴・高潔・高尚
- お供えでよく使われる色:白・緑・赤・ピンク・黄色
お供えの花と言って一番初めに思いつくのは、菊ではないでしょうか。
菊がお供えの花として選ばれる理由は、様々あります。
まず始めに菊は、花もちが良いということです。
丈夫で長くきれいな姿を楽しませてくれます。
加えて1年を通して購入することができるのも、選ばれるポイントの1つです。
旬はありますが、通年手に入れることができるのは、助かりますよね。
さらにお供えで選ばれる理由はまだまだあります。
- 菊の香りが御香に似ているため
- 国花としても選ばれているほど格式が高く品のある花であるため
- 長寿を願うほど縁起がいい花であるため
ちなみに菊は「菊を飾ると福が来る」や「菊を生ければいい子に育つ」などと言われてきました。
縁起のいい花として知られているため、お供えだけでなく結婚式などでも活躍しています。
冠婚葬祭に菊が活躍するのは、花言葉にもあるように「高貴」な花であり日本で大切にされている花だからです。
スターチス
- 科名:イソマツ科
- 学名:Limonium sinuatum
- 花言葉:変わらぬ心・永遠に変わらない
- お供えでよく使われる色:紫
仏壇にお供えする花束や、フラワーアレンジメントの差し色として使われることの多い、スターチス。
主に差し色としては、濃い紫色が使用されています。
紫色は、徳高い色と言われており、お供えの花でもよく選ばれる色です。
しかしスターチスがお供えに選ばれるのは、紫色だからというだけではありません。
スターチスは、とても花持ちの良い花の1つです。
植物全体に含まれる水分量が少なく、生花の状態から乾燥気味。
水がうまく吸い上げられなくなっても、すぐに萎れてしまうことがないのです。
ちなみに花言葉は「変わらぬ心・永遠に変わらない」などがあります。
これは先にご紹介した通り、スターチスが花もちが良いことから付けられたと言われています。
スターチスが色褪せることなく、長い期間飾ることができることに由来する花言葉は「故人のことを忘れない」という気持ちを託すことができそうです。
特に夏でも長持ちする花
ここからはお盆など、夏にお供えする際におすすめしたい花の種類をご紹介します。
夏の暑さにも強く、比較的花持ちが良い種類を選びました。
リンドウ
- 科名:リンドウ科
- 学名:Gentiana scabra
- 花言葉:あなたの悲しみに寄り添う・勝利・悲しんでいるあなたを愛する
- お供えでよく使われる色:紫・ピンク
リンドウは、季節の花としてお盆・お彼岸の時期に咲いていたため、昔からよくお供えとして活用されています。
凛とした紫色は、爽やかさと落ち着きがあり、夏のお供えにぴったりです。
加えてリンドウは、夏でも花もちが良いことが特徴です。
これは他の花よりも比較的に茎が硬くしっかりとしているため、茎が痛むことなく水が十分に吸い上げられるのです。
また花言葉も「あなたの悲しみに寄り添う・悲しんでいるあなたを愛する」などがあります。
この花言葉は故人のことを想う気持ちや、遺族の悲しみにそっと寄り添うことができるような気がしますよね。
トルコキキョウ
- 科名:リンドウ科
- 学名:Eustoma
- 花言葉: 優美・すがすがしい美しさ
- お供えでよく使われる色:紫・白・緑
上の写真のように花びらが幾層にも重なった八重咲きのトルコキキョウは、誕生日などのお祝いにも使われていますが、一重咲きのトルコキキョウと同じくお供えにも活用されています。
フリルのような八重咲きのトルコキキョウは、お供えの花束やフラワーアレンジメントに使用するとボリューム感があり豪華な雰囲気を演出することができます。
一方で下の写真のように一重咲きのカップのような形をしているトルコキキョウは、シンプルで凛とした美しいデザインのお供えを作ることができます。
咲き方に関わらずトルコキキョウは花持ちが良く、夏の暑さにも丈夫な花と言われています。
1年を通して購入することができますが、お盆やお彼岸などで仏壇にお供えの花を飾る時は、特にトルコキキョウを選ぶようにしても良いと思いますよ。
ちなみにトルコキキョウは、お花屋さんによってユーストマやリシアンサスと呼ばれています。
名前が違ったとしても、同じ花(トルコキキョウ)のことを指しています。
どの花がトルコキキョウか分からない時は、店員さんに声をかけてみてくださいね。
胡蝶蘭
- 科名:ラン科
- 学名: Phalaenopsis aphrodite
- 花言葉: 幸運が舞い込んで来る
- お供えでよく使われる色:白
今までご紹介していた花の種類は、主に花束やフラワーアレンジメントなどで活用される切り花の形として流通していました。
こちらでご紹介する胡蝶蘭は切り花としても流通していますが、鉢植えでお供えされることが多い花の種類です。
高級感があり、落ち着いた上品さを持つ胡蝶蘭。
法事などの特別なお供えを必要とする場合や、初盆や初七日などでお供えされることが多いです。
胡蝶蘭の鉢植えの場合、仏壇に供えるというよりは、仏壇の前や仏間にお供えされることが多いかと思います。
胡蝶蘭は、花持ちが良く長くきれいな花を保ってくれます。
加えて鉢植えの胡蝶蘭はお手入れも簡単。
夏場なら 1週間から10日に、コップ1杯分の水をあげる程度で十分です。
※気温が高い日が続くなら2~3日に1回程度水やりをすることもあります。
すぐに枯れることのない胡蝶蘭は、忙しい遺族の方に手間を取らせることがない花なのです。
▼お盆の花をお探しの方はこちら
お盆にふさわしい花を使った花束やアレンジメントをそろえています。
仏壇の花は何日持つ?
夏場なら一般的に、4~5日程度といわれています。
気温が高い夏場はお手入れや、花持ちしやすい環境を作ることが大切になります。
ちなみに、気温が比較的涼しい春や秋は1週間から10日ほど。
寒くなってくる冬の間は、10日から2週間ほど持つと言われています。
全ての花がそうというわけではなく、平均的にこれぐらいというイメージです。
もちろんお供えする環境や、お手入れの方法によって花持ちは長くなったり短くなったりもします。
なるべく花を長く持たせたいと思う方はぜひ、「長持ちさせるために何をする?」の項目をチェックしてみてください。
毎日水を換えるべき?
花瓶の水の取り替えは、毎日行うことがおすすめです。
暑いときは、朝晩2回取り換えても良いくらいです。
夏は水が腐りやすい季節になるので、なるべく清潔な水を保つように交換してあげてください。
花瓶の水を交換するのは正直手間ですが、花を長くお供えしたいなら絶対に行った方が良いことです。
長持ちさせるために何をする?
ここからは、花をなるべく長持ちさせるためにできることをご紹介します。
花瓶の水を替える以外にも、できることはいくつかあります。
切り花が弱りやすい夏だからこそ、できる対策もまとめましたので、ぜひチェックしてみてください。
10円玉を水に入れて雑菌繁殖を抑える
10円玉は銅でできているため、水の中に入れておくと銅イオンが溶け出し雑菌の繁殖を抑えることができます。
仏壇に供える花瓶の中には、10円玉を入れておけばより長持ちしそうですね。
ちなみにピカピカに磨いた10円の方が、花持ちをよくする効果があると言われています。
花瓶に10円玉を入れる時は、磨いてから入れてみてくださいね。
氷を入れて雑菌繁殖を防ぐ
温度が高いと、雑菌が発生しやすくなります。
そこでおすすめなのが、直接的に花瓶の水の温度を下げること。
花瓶の水に氷を入れて温度を下げることによって、雑菌が発生しづらくなります。
夏は仏壇が置いてある部屋も、クーラーがかかっているかと思います。
特にお盆など親戚やお坊さんが来るときは、部屋が涼しくなっていることも多いのでは。
氷を入れるという方法は、外出時などクーラーを一時的に切ってしまう時に使ってみるといいかもしれません。
風通しを良くして蒸れを防ぐ
湿度が高い時は、花瓶に生けられている花が蒸れやすくなります。
お供えの花を始め、花束やフラワーアレンジメントなどの切り花も生きているため呼吸をしています。
湿度が高くなると呼吸が上手くできなくなり花の元気がなくなったり、蒸れによって細菌が繁殖しやすくなったりしてしまいます。
そのため花瓶に花を生けた場合や、フラワーアレンジメントをお供えしている時は、風通しを良くするように心がけましょう。
小さな花瓶にたくさんの花を、ぎゅうぎゅうに生けないようすることが大切です。
エアコンの風を避けて乾燥を防ぐ
「切り花は涼しくさせておいた方が良いから」と思い、エアコンの風を直接当ててしまうのは良くありません。
エアコンの風が直接当たっていると、葉や花びらから水分が抜け、花持ちが悪くなってしまいます。
花を乾燥させないようにすることがポイントです。
そのため、直射日光に当てるのもあまり良くありません。
直射日光に当たっているとエアコンの風に当たっていた時のように、乾燥してしまうからです。
植物は太陽の光に当てた方が良いように思うかもしれませんが、切り花になってからは直射日光には当てないように気をつけましょう。
切り戻しをして水を吸いやすくする
植物が水を吸っている茎の先端部分を、ハサミやカッターなどでカットすることを、切り戻しと言います。
茎は水に浸かっていると、徐々に傷んできます。
水を吸い始める茎の先端が傷んだり腐ったりすると、水がそこから吸えなくなってしまいます。
花が水を吸い上げやすくするためにも、水を吸う切り口をカットすることで新しくすることがポイントです。
水の吸い口が新しくなれば、雑菌が繁殖しづらくなる効果もあります。
花瓶を洗って水を清潔に保つ
水を交換する際に花瓶も一緒に洗うことで、より清潔に保つことができます。
花瓶を洗う時は水でサッと流すだけではなく、食器用の洗剤を使ってしっかり洗うことがおすすめです。
水が入っていた部分を触った時に、滑りを感じた時は雑菌が発生している証拠です。
花瓶が汚いときれいな水を入れたとしても、またすぐに汚くなってしまいます。
少し面倒ですが水を交換するついでに、花瓶も洗うようにしてくださいね。
こちらも合わせてご覧ください
お供えに限らず、花束やアレンジメントなどの花を長く楽しみたい方は、合わせてご覧ください。花のプロであるお花屋さんが、長持ち方法をご紹介します。
最後に
今回は仏壇に供えてはいけない(タブーな)花の種類とその特徴、仏壇に供えることに適した季節の花と1年を通して購入できる花の種類についてご紹介しました。
さらに仏壇に供えた花の長持ち方法も、掲載しましたのでぜひ役立ててください。
特に夏場は、切り花の寿命が短くなる季節です。
気温が暑くなってきたら、花持ちを良くするための対策をとってあげてください。
ワイルドフラワーの画像付き一覧|ドライフラワーに人気な種類も紹介
皆さまは、ワイルドフラワーやネイティブフラワーと呼ばれる花があることを、ご存知でしょうか。
今回は、夏に人気のワイルドフラワーの種類を、花言葉やドライフラワーに向いているかなどを含めてご紹介したいと思います。
個性的で、他の花にはない魅力を持った花を探している方、夏でも花持ちが良く比較的丈夫な花を探しているという方の参考になる内容となっています。
ワイルドフラワーとは
ワイルドフラワーとは、オーストラリアや南アフリカ、ニュージーランドなどの自然環境の中で力強く生き抜いている花の総称です。
ワイルドフラワーは、原産国は南半球となります。
総称であるため、「ワイルドフラワー」という名前の花があるわけではありません。
ワイルドフラワーは、ネイティブフラワーとも呼ばれています。
一部のお花屋さんでは、オーストラリア原産の花をワイルドフラワーと呼び、南アフリカ原産の花をネイティブフラワーと呼び分けていることもあるようです。
個性的な形をしていたり、珍しい花色をしていたり、インパクトのある見た目をしていることがワイルドフラワーの魅力の1つ。
その豪華さと華やかさから、結婚式で使われるウェディングブーケのメインになることもあります。
また、かわいらしくなりすぎない種類もあるため、ワイルドフラワーは男性への贈りものとしても選ばれているようです。
加えてワイルドフラワーはドライフラワーに向いている種類が多いのも特徴。
そのためお花屋さんに限らず、雑貨屋さんなどでワイルドフラワーがインテリアとして販売されていることもあります。
ぜひ今後はお花屋さん以外でもワイルドフラワーに注目してみてください。
ちなみにワイルドフラワーと呼ばれる花の種類は、12,000種以上が存在していると言われています。
夏は特にワイルドフラワーの注目がさらに高まるため、お花屋さんで購入できる種類も豊富になります。
エキゾチックで、野性的。
ワイルドフラワーは、パワーを感じられるような気がしませんか。
1輪飾っているだけで、様になるのはもちろんのこと、飾っているだけで自然の力を感じられるはずです。
今年の夏は、そんな魅力たっぷりなワイルドフラワーをプレゼントしてみませんか。
人気なワイルドフラワーの種類一覧
ここからは、ワイルドフラワーの種類についてご紹介したいと思います。
「基本的な情報とポイント」の項目には、花言葉や開花時期、ドライフラワーに向いているかなどを掲載しています。
また「ブログ担当が花の印象を一言で表すなら」という項目も、記載しています。
頻繁に見ることがある花ではありませんが、ワイルドフラワーの魅力に触れていただけると嬉しいです。
プロテア
基本情報・ポイント
- 科・属:ヤマモガシ科プロテア属
- 花言葉:自由自在・華やかな期待・王者の風格
- 学名:Protea cynaroides
- 原産国:南アフリカ
- 開花時期:5月〜10月
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:まさに王様!大きくて見ごたえもある
ワイルドフラワーと聞いて、パッと思い付くのがプロテアではないでしょうか。
「名前は分からなくても、見たことはある」という方が多いかと思います。
どんな花?
花言葉からも分かるように、王者の風格がある花です。
大きくて華やか。
豪華な雰囲気があります。
そんなプロテアは、1本の枝に1輪の花が咲いているように見えますが、実は頭状花序です。
頭状花序とは、たくさんの花が集まって1つの花のように見えることです。
花びらのような部分は、「ガク」です。
ガクの外側は、細かな毛が生えていて触り心地はふわふわしています。
プロテアを自宅に飾ったり、プレゼントしたりするという方は、ぜひ優しく触ってみてください。
ベロアのような感覚に近いと思います。
キングプロテア
プロテアの中でもっとも有名な品種(種類)と言っても、過言ではないのが、キングプロテアです。
花色は、赤が有名ですが、写真のように白もあります。
赤のキングプロテアよりも、白の方がお値段が張るようです。
お花屋さんによって差はあるようですが、白のキングプロテアは赤色の2倍以上のお値段がつくこともあるのだそう。
長く楽しむ方法
花持ちが良いことが有名なほど、丈夫なプロテア。
ものすごく注意しなければいけないことはありません。
しかし、湿度が高いところが苦手と言われています。
湿気で濡れてしまうと、傷んでしまうことがあるため、飾る時は風通しが良い場所がおすすめです。
ピンクッション
基本情報・ポイント
- 科・属:ヤマモガシ科レウコスペルマム属
- 花言葉:どこでも成功を
- 学名:Leucospermum
- 原産国:南アフリカ
- 開花時期:3月~5月
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:まるで針刺し(ピンクッション)!
ピンクッションという名前の通り、針山(ピンクッション)のように見える花。
まるでたくさんの針を、クッションに刺したような姿をしています。
ピンクッションは、他の花では表現できないような華やかさと豪華さを持っていますよね。
どんな花
花色は赤、オレンジ、黄色などの暖色系です。
夏から秋にかけてお花屋さんでよく見かけることができます。
立派で鮮やかな色をしているため、ホテルのロビーやデパートなどで飾られていることもあります。
ピンクッションは、暑い夏の時期でも花がしおれてしまったり、元気がなくなってしまったりすることが、ほとんどありません。
「夏の時期でも長持ちする花を飾りたい」という方におすすめです。
とても日持ちする花であるピンクッションは、全体的に硬い触り心地をしています。
自宅に飾る際は、優しく触ってみてください。
硬さからも、しおれなさそうな雰囲気を感じることができると思います。
ピンクッションは花が咲き終わると、鮮やかだった色が徐々に悪くなっていきます。
色は変わりますが様子に変化が見られにくいため、一見では咲ききったことが分からないかもしれません。
花が咲ききった後は、元気の時に比べて色が落ち着き、ドライフラワーのような見た目になります。
長く楽しむ方法
ピンクッションもプロテアと同じく非常に日持ちする花のため、特に気にしなければいけないことはありません。
ただ、なるべく長持ちさせたいという方は、茎の切り口(水を吸う部分)を割っておくのがいいでしょう。
茎の切り口の縦方向にはさみを入れて、2~4センチほど割いてみてください。
茎の内側部分で、水に触れるところが多くなることで、水を吸い込みやすくなります。
水を十分に吸い上げることができれば、より長持ちするようになりますよ。
バンクシア
基本情報・ポイント
- 科・属:ヤマモガシ科バンクシア属
- 花言葉:心地よい孤独・勇気ある恋
- 学名:Banksia
- 原産国:オーストラリア
- 開花時期:夏から冬にかけて(品種により差がある)
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:花だけではなく葉もインパクトがある
お花屋さんなどで生花で見ることももちろんありますが、ドライフラワーとして販売されていることが多いバンクシア。
存在感のあるボリューム満点な花と、ギザギザとした葉が特徴的です。
花に注目してしまいがちですが、バンクシアをプレゼントする時や自宅に飾る時は、葉にも注目してみてください。
どんな花?
バンクシアの花は、いくつもの小さな花が集まって1つの大きな花に見える、頭状花序。
大きな花のように見えますが、筒状の小さな花が集まってできています。
花の触り心地は、フワフワしています。
短くて細かい毛が生えていて、フワフワ・フサフサしているので、ぜひ機会があれば触ってみてください。
ドライフラワーでよく見られるとお伝えしたように、バンクシアはドライフラワーに適した花です。
生花のバンクシアとドライフラワーになったバンクシアを比較しても、あまり違いがありません。
生花のバンクシアを花瓶に飾っていたはずが、いつのまにかドライフラワーになっていたということも多々あるようです。
乾燥すると葉がパラパラと落ちやすくなることで、気が付くということもあるかもしれません。
長く楽しむ方法
花持ちが良いので、バンクシアもお手入れを確実にしなければいけないものは、ありません。
お手入れをするなら、ピンクッションでお伝えしたのと同じように、茎の切り口にハサミを縦に入れ茎の内側の水が触れる面積を増やすことがおすすめ。
必要な分の水分を吸い上げることができます。
バンクシアはある程度花瓶で飾った後は、ドライフラワーにするのが良いかと思います。
ドライフラワーにしても見た目に変化がなく、比較的簡単に作ることができます。
あのフワフワな触り心地も、ほとんど変化はありません。
ちなみにバンクシアは水に浸かっている部分から、カビが生えてくることもあります。
花瓶に飾っているときは、花がダメになるというよりは、茎が先に傷む方が多いように思います。
リューカデンドロン
基本情報・ポイント
- 科・属:ヤマモガシ科リューカデンドロン属
- 花言葉:閉じた心を開く
- 学名:Leucadendron
- 原産国:南アフリカ
- 開花時期:5〜8月
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:花は目立たないが、葉のフォルムがかっこいい
夏の花束やワイルドフラワーのブーケを作った際に、脇役としても使われることがあるリューカデンドロン。
リューカデンドロンは様々な品種があり、葉の色も赤系からグリーン系まで様々な種類があります。
どんな花?花はどこ?
「リューカデンドロンを見た時に、どこに花があるのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれません。
実はリューカデンドロンは、花(つぼみ)が苞葉という中に隠れている植物なのです。
植物は花が目立っていることが一般的で、葉で花が見えなくなっているのは珍しいですよね。
苞葉とは、写真の花のように見えている部分のこと。
「苞葉」という名前の通り、花を包むように葉が変形しているのです。
この苞葉という部分は、ドライフラワーになるギリギリのタイミングで開くこともあります。
そこでやっと花を見ることができるのです。
しかしリューカデンドロンは、もともと開花した様子を観賞するというよりも、苞葉が花を包んでいる時に飾られることが多いです。
花を愛でるというよりも、美しい葉を楽しむというイメージ。
そんな花を包み込んでいる苞葉は葉の一部ですが、他の葉とは違う色をしていることが多いです。
そのため多くは、花の代わりに苞葉を観賞して楽しんでいるのです。
長く楽しむ方法
リューカデンドロンも花持ちがとても良いため、すぐに萎れてしまうという心配はほとんどありません。
特に何もしなくても、長く観賞することができます。
そのままでもいいですが、もっと長持ちさせたいなら先に紹介したピンクッションなどと同様に、茎の切り口をはさみで縦に切るということが多いようです。
花よりもメインになる葉(苞葉も含む)ですが、葉を触るとしっとりというよりは硬い触感があります。
そのため飾っているうちに元気がなくなり、しおれてしまうということはほとんどないようです。
長く飾ることができるため、いつ捨てればいいのか分からなくなってしまうことも。
リューカデンドロンは葉先が黒っぽく変色してくると、終わりの合図になります。
お辞儀をするようにしおれたり、傷んできたりするというよりも、葉の色の変化を見て捨てるタイミングを計る方が良いかもしれません。
ユーカリの実
基本情報・ポイント
- 科・属:フトモモ科ユーカリ属
- 花言葉:思い出・再生
- 学名:Eucalyptus
- 原産国:オーストラリア
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:個性的な実がアクセントになる
花束やフラワーアレンジメントなどで使われる、切り花としても流通しているユーカリ。
ナチュラルでかわいらしい葉が人気です。
ユーカリはアロマオイルにもなっているため、葉よりも香りの方がイメージしやすいという方もいらっしゃるかもしれません。
実は、ユーカリは品種によって実を楽しむこともあります。
実を楽しむワイルドフラワーとしては、ユーカリ・テトラゴナなどの品種が有名です。
ユーカリの実は花束やフラワーアレンジメントのメインとなることは少ないですが、他の花とは違う質感でフラワーギフト全体のアクセントになります。
ユニークな存在感が、他にはない個性的な演出になるでしょう。
どんな実?
先にご紹介したテトラゴナという品種は、写真のように四角い実の形をしています。
触ると白い粉のようなものが付くので、注意してみてください。
長く楽しむ方法
ユーカリは比較的、何もしなくても長く楽しむことができます。
しかし、もっと長持ちさせたいならユーカリが水を吸い込む切り口の部分に切れ込みを入れることがおすすめです。
ユーカリの枝は硬いので、園芸用のはさみでカットするよりも、枝物専用のはさみがある方はそちらを使うことが良いでしょう。
ワックスフラワー
基本情報・ポイント
- 科・属:フトモモ科カメラウキウム属
- 花言葉:繊細・かわいらしさ
- 学名:Chamelaucium
- 原産国:オーストラリア
- 開花時期:4月~6月
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:花びらのツルっとした様子は作り物のよう
ワックスフラワーの名前の由来は、花にまるでワックスが塗られているような見た目をしていることからと、言われています。
ツルっとして光沢感があり、光が当たるとツヤツヤしているように見えます。
プロテアなどの他のワイルドフラワーと合わせることもありますが、バラやトルコキキョウなどの花とも合わせて、花束やフラワーアレンジメントに使われることもあります。
どんな花?
小さな花が、かわいらしいワックスフラワー。
花の色は、白やピンクなどがあります。
近年では染料を吸わせて、好きな色のワックスフラワーを楽しむこともできるようです。
先にお伝えしたように、ロウが塗られているようなツルッとした見た目が特徴です。
一見、造花と見間違えてしまうような雰囲気があります。
バラなど、一般的な花びらを触ると、しっとりとした触り心地をしています。
しかしワックスフラワーは、しっかりしていてツルッとしているので、ぜひプレゼントしようと思っている方はそっと花びらを触ってみてください。
長く楽しむ方法
長持ちする花ですが、水の量が十分に足りなくなると葉が、落ちてしまうことがあります。
水がうまく吸い上げられないと、飾っているときにパラパラと葉が落ちてしまうことも。
水を十分に吸い上げられるようにするには、枝の切り口に縦方向にはさみを入れて、水に触れる面積を広くするようにします。
ワックスフラワーは枝物ですが、細いものは縦に割らずに斜めにカットするだけでも大丈夫です。
ライスフラワー
基本情報・ポイント
- 科・属:キク科オゾタムヌス属
- 花言葉:豊かな実り
- 学名:Ozothamnus rosmarinifolius
- 原産国:オーストラリア・南アフリカ
- 開花時期:3月~5月・5月~6月
- ドライフラワーに向いている:〇
- 一言でいうと:名前の通りつぼみが米のよう
ライスフラワーという名前の由来は、つぼみの見た目が米のように見えるためと、言われています。
1つひとつの花は小さいですが、集まることによってボリューム感があり、花束やフラワーアレンジメントの脇役としてよく活用されています。
つぶつぶ、モコモコとした見た目は派手になりすぎないにも関わらず、花ギフト全体の華やかさをアップさせてくれます。
結婚式で使われる、ウェディングブーケにも使われることもあります。
そして、キュートな雰囲気が強すぎないため女性だけではなく、男性へのプレゼントに贈られることもあるのだそう。
ちなみにライスフラワーの細長い葉を指でつまんでみると、ふんわりとハーブのような香りを楽しむことができます。
名前の由来にもなっている花に注目されがちですが、ライスフラワーを自宅で飾る時やプレゼントするときは葉に少し触れてみるのもおすすめです。
どんな花?
ライスフラワーは開花した姿よりも、つぼみの状態を楽しむ花として知られています。
先にご紹介した通り花の名前の由来にもなった、つぶつぶとしたつぼみの様子が人気。
花言葉の「豊かな実り」の由来は、たっぷりと米が収穫できたことを思わせるためと言われています。
またライスフラワーは、ドライフラワーにすることも多い花です。
乾燥するとつぼみがポロポロと落ちてしまいそうな気がしますが、ドライフラワーにしても花が落ちることは少なく、生花と同じような姿を楽しむことができます。
長く楽しむ方法
花持ちはよく、長くきれいな状態を楽しむことができます。
しかし、水が十分に吸い込めなくなると、お辞儀をしているように茎が曲がってしまうこともあります。
花瓶に飾る前やライスフラワーがお辞儀をしてしまった時など、もっと水をしっかり吸い上げてほしいと思う時は、切り口の部分にはさみを縦に入れて枝を割いてあげるようにしましょう。
枝の部分(茎)は緑色ですが枝ものなので、カットするには意外と力が必要です。
カットする時は園芸ばさみでやるよりも、枝物専用のはさみを使うほうがおすすめです。
カンガルーポー
基本情報・ポイント
- 科・属:ハエモドルム科アニゴザントス属
- 花言葉:不思議・驚き
- 学名:Anigozanthos
- 原産国:オーストラリア
- 開花時期:3月~6月
- ドライフラワーに向いている:○
- 一言でいうと:ハロウィンにも使えそうな不思議なかたち
不思議な形が、印象的なカンガルーポー。
色合いは赤やオレンジ、黄色など暖色系が多いです。
あまり多くは流通していませんが緑色も、販売されているのだそうです。
カンガルーポーの独特な花姿から、ハロウィンなどの花束やフラワーアレンジメントで使われることも多いようです。
見た目もなかなか個性的ですが、名前も「カンガルーポー」と少し変わった名前をしていますよね。
カンガルーポーという名前の由来は、もちろんこの特徴的な花姿から。
「Kangaroo Paw(カンガルーポー)」の「paw(ポー)」は、「動物の爪の付いた前足」という意味。
花の様子がカンガルーの前足の爪に似ているということが、由来になっているようです。
そして学名の「Anigozanthos(アニゴザントス)」の由来は、ギリシャ語で「開いた花」という意味です。
カンガルーの足のように見えたり、開いている花のように見えたりと、見た目から名前が付けられているようですね。
どんな花?
カンガルーポーには、細い毛が生えています。
ふさふさというよりは、カサカサという触り心地があっているように思います。
気になった方は、実際にカンガルーポーの花を触ってみてくださいね。
ドライフラワーにも向いていて、花瓶に生けているフレッシュな状態とドライフラワーにした状態では、あまり差がありません。
花瓶に飾っていたカンガルーポーが、いつのまにかドライフラワーになっているということもあるかもしれませんね。
長く楽しむ方法
お手入れをしなくても、比較的長くきれいな様子を楽しむことができます。
それでも、よりいっそう長く花を楽しみたいという方は、茎を斜めにカットすることがおすすめです。
茎が太い場合は、茎の切り口の縦方向にはさみを入れ水に触れる面積を広げてあげてください。
十分に水を吸い上げやすくなります。
ドライフラワーにする時のポイント
ワイルドフラワーをドライフラワーにしたい時は、すぐにドライフラワーにするのがおすすめ。
花が終わってからドライにするのではなく、買ってきてすぐの状態で乾かしてドライにする方が、きれいに仕上がります。
花が元気な時にドライフラワーにすることで、鮮やかさがグッと変わっていきます。
また、花が乾燥している最中に落ちたり散ったりすることが少なくなります。
ワイルドフラワーは夏にぴったり
今回は、夏にぴったりなワイルドフラワーの種類についてご紹介しました。
夏に飾りたくなるような花の種類については、こちらの記事でも紹介しています。
気になった方は、あわせて読んでみてください。
やる気が出なくなるほど暑い日が続いていますが、季節の花を飾って少しでも涼しい気分になっていただけたら嬉しいです。
季節感のある花は、誕生日や結婚記念日など特別なお祝いにも最適。
お花屋さんにぜひ立ち寄ってみてくださいね。
父の日におすすめ!爽やかでおしゃれな観葉植物一覧~お父さんが喜ぶギフト~
半袖で過ごせそうな、蒸し暑い日も最近は多いですね。
夏が近づいてきたように思います。
少し早いですが、夏らしくなってきたということで、今回は父の日におすすめな爽やかでおしゃれな観葉植物の種類についてご紹介しようと思います。
「お父さんへのプレゼントは、何を贈ったらいいのかわからない」という方も多いかと思います。
父の日のプレゼントを迷っている方は、自宅で緑を感じられる観葉植物をプレゼントするのがおすすめです。
2025年父の日はいつ?
今年、2025年の父の日は6月15日(日)です。
父の日は毎年6月の第3日曜日。
1月1日のお正月のように、毎年同じ日付ではないので注意が必要です。
うっかり忘れてしまうことがないように、早めに贈り物は用意しておくことが大切です。
父の日に観葉植物がなぜおすすめ?
父の日のプレゼントには、観葉植物がおすすめです。
ここでは、なぜお父さんに観葉植物をプレゼントするのがおすすめなのか、理由をご紹介します。
夏にぴったりな爽やかさを演出できる
夏の始まりを感じる、父の日。
だんだん暑くなってくると、植物の緑を感じたいと思うことはありませんか。
観葉植物は手軽に、身近にグリーンを感じることができるアイテムです。
近年はテレワークなどが進み、自宅で仕事をしているというお父さんも多いはず。
デスクワークをしている中で、部屋に爽やかなグリーンを感じることができる観葉植物が置いてあれば、心が安らぐかもしれません。
緑(植物)を少しでも感じることができる環境と、全く自然の緑を感じることができない環境では、室温が同じだったとしても感覚は違ってくるように思いますよね。
父の日ギフトには、爽やかさを演出できるため、観葉植物がおすすめなのです。
どんな部屋でも置けるインテリア
長い期間グリーンを楽しむことができる観葉植物は、生きているインテリアと言っても過言ではありません。
観葉植物は和室でも洋室でも、飾りやすいインテリアとして父の日以外のプレゼントとしても人気があります。
そのため、父の日の他に夏の贈り物であるお中元や、新築・引越し祝いなどでも贈られることも多いです。
お父さんの趣味が分からないという方にも、どんな部屋でも合わせやすい観葉植物はおすすめです。
花言葉で気持ちが伝わる
観葉植物は、素敵な花言葉を持った種類も。
「花言葉」と聞くと花が咲く植物にだけ付いているものかと思われがちですが、実は葉を楽しむ観葉植物にもそれぞれ花言葉がついています。
父の日に観葉植物を贈って、直接言葉に出しては伝えられないような素直な気持ちを花言葉で伝えるのもいいでしょう。
改めて言うのは、少し恥ずかしい「いつも、ありがとう」や「これからも元気でいてね」などの気持ちを花言葉に託すことができます。
お手入れが簡単で長持ち
観葉植物は一般的に、水やりなどのお手入れやお世話が簡単で、長持ちなものが多いです。
そのため、「植物の育て方がいまいちわからない」というお父さんでも、観葉植物は枯れることなく楽しむことができると思いますよ。
基本的には、頻繁に水をあげることも必要がない観葉植物。
うっかり水をあげ忘れてしまったからといって、すぐに枯れてしまうことは少ないのです。
観葉植物の成長が癒しになることも
花を楽しむ植物のように花が咲き、枯れるような大きな動きは観葉植物にはないかもしれません。
しかし、観葉植物もゆっくりと成長していき、葉が伸びていったり新しく若い葉が生えてくることもあります。
自分が育てている植物が成長していれば、嬉しいですよね。
もらった時には無かった小さく、明るい黄緑色のまだ柔らかな新しい葉が生えてきた時の喜びは、観葉植物などの植物を育てている方しか味わうことのできない小さな喜びだと思います。
何年間も長持ちするものが多く、少しずつゆっくりと成長していく様子はお父さんの癒しにつながるかもしれません。
さらに忙しくて忘れがちになってしまう時間の経過や、流れを観葉植物の静かな成長を見ることで改めて感じることができるかもしれませんね。
お父さんにおすすめな、おしゃれな観葉植物
ここからは父の日のプレゼントにおすすめしたい、おしゃれな観葉植物の種類についてご紹介します。
ガジュマル
他の植物には、表現することのできないような個性的なシルエットのガジュマル。
ガジュマルは、沖縄や屋久島などで自生している樹木の1つです。
沖縄などではガジュマルのことを「キジムナー」と呼び、ガジュマル(キジムナー)には「火の精霊が宿る」と言われています。
ちなみにガジュマルは、「キジムナー」の他に、別名として「幸福の木」とも呼ばれています。
そのためガジュマルは、お父さんの幸せを願ってプレゼントされることや、風水のアイテムとしても人気があるのだそうです。
写真のように太い幹と、濃い緑色の葉が特徴的なガジュマルは生きる力を感じることができそうですよね。
そんな生命力のあるガジュマルの花言葉は「健康」など。
いつまでも元気でいてもらいたいお父さんに、ぴったりな花言葉です。
室内でガジュマルをインテリアとして育てるという方は、土の表面が乾燥しているかどうかをチェックしながら水をあげるのがおすすめ。
春から夏にかけては、1日1回水をあげるイメージが理想です。
ただし土の表面が湿っている時は、水やりを控えて土が乾燥してからあげるようにしましょう。
室内で育てていると、水やりをした次の日は土が湿っていることもあるので、土の様子を見て水やりすることが良いかと思います。
秋から冬など気温が下がり涼しくなってきた頃は、土が完全に乾いたことを確認してから数日後に水をあげる程度で十分です。
水のあげすぎには注意して下さいね。
ガジュマルは丈夫な植物のため、肥料などは特に必要ありません。
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パキラ
おしゃれなカフェなどでも置かれていることの多いパキラ。
インテリアとして選ばれることも多い観葉植物の1つです。
見たことがあるという方も多いかもしれません。
鮮やかなグリーンとツルッとした見た目の葉が特徴的なパキラは、別名「発財樹」と呼ばれ ています。
その「発財樹」と言う縁起の良い名前からパキラは、父の日以外にも開店祝いなどで贈られることも多いのだそう。
そんな縁起の良いパキラの花言葉は「快活・勝利」 などがあります。
この「快活」という花言葉の由来は、日陰でも十分育つことができる生命力といわれています。
パキラは比較的乾燥に強く、日陰でも育つことができるため、初めて観葉植物を育てるお父さんにもおすすめです。
春から夏の間は、土の表面が乾いていたら水をあげるようにします。
パキラはずっと土が湿っていると根腐れを起こしてしまいやすいので、水をあげる時はたっぷりと、あげない時は乾燥させるなどメリハリが大切になります。
逆を言えば水やりを忘れてしまったからといって、すぐに枯れてしまうような植物ではないのです。
秋から冬は夏よりも水やりの頻度を落とします。
水やりの回数を減らして土の表面が乾燥していたことを確認してから、数日後に水をあげるようにしてください。
冬は比較的、乾燥気味にした方が良いとされています。
ちなみに、パキラは肥料をあげなくても十分育つことができますよ。
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カポック
カポックは、オフィスやホテルなどで見かけることが多い観葉植物の1つです。
パっと葉が広がったような形が、かわいらしいカポック。
観葉植物の中でも有名な種類のため、見たことがあるというお父さんもいらっしゃるかもしれません。
そんな有名なカポックの花言葉は「とても真面目・実直」などがあります。
カポックの「とても真面目」や「実直」などの花言葉は、環境に左右されることなく忠実に緑の葉をつけているという様子に由来するといわれています。
花言葉の由来になったように、日陰でも元気に育つカポック。
どんな環境に置かれても弱ることなく、丈夫で育てやすいカポックは、初めて植物を育てるというお父さんにもおすすめです。
初めにお伝えしたようにカポックがオフィスやホテルで飾られていることが多いのは、丈夫で枯れにくいことも要素の1つだと考えられています。
カポックの水やりは、土の表面が乾燥していたらあげるようにします。
冬場などの気温が下がってきた時は、土の表面が乾いてから数日後に水をあげるようにしましょう。
父の日にカポックを貰って嬉しくなると毎日水をあげたくなりますが、水をあげすぎると根腐れの原因になることもあります。
お父さんが水をあげすぎないように、水やりの頻度はプレゼントする際に伝えるのもいいかもしれません。
ちなみにカポックは、肥料はなくても十分丈夫に育ってくれます。
サンスベリア(トラノオ)
スっと縦に伸びる大ぶりな葉が印象的な、サンスベリア。
インテリアとして人気のある観葉植物の1つで、自宅で育てている方もいらっしゃるかもしれません。
別名ではトラノオ(虎の尾)という名前が付けられるように、虎のしっぽを連想させる黄色や黄緑で縞模様があり、ユニークな見た目をしています。
おしゃれでスタイリッシュな印象を与えてくれるため、父の日のプレゼントとしておすすめです。
サンスベリア(トラノオ)の花言葉は「永久」など。
このサンスベリアの「永久」という花言葉は未来への継続を連想させるため、縁起の良い贈り物と言われています。
「永久」という花言葉のサンスベリアを父の日に贈れば、終わりのない家族の絆を表現することも、お父さんへの変わらぬ愛情を表現することもできそうです。
父の日以外でサンスベリアは、永遠に幸せが続くように結婚祝いとして贈られることや、誕生日に長寿の願いを込めて贈られることも多いようです。
サンスベリアの水やりのタイミングは、土が乾燥したことを確認してから数日後にあげるのが良いでしょう。
他の観葉植物よりも、比較的乾燥気味に育てることがポイントです。
特に冬場など寒くなってきた頃は、月に1回程度の水やりでも十分だと言われています。
ちなみにサンスベリアは日陰でも育てることができますが、日当たりの良い所に置くとより良いとされています。
日の光が足りずに光合成ができないと、丈夫に伸びていた葉がひょろひょろと弱ってしまうことも。
気が付いた時にサンスベリアの場所を移動して、日光浴させてあげるのもいいかもしれませんね。
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父の日に涼し気な観葉植物をプレゼント
今回は父の日におすすめなおしゃれで育てやすい観葉植物をご紹介しました。
観葉植物はあるだけで涼しげな雰囲気にしてくれたり、部屋のおしゃれ度をグッとアップさせてくれたりします。
またご紹介したように素敵な花言葉を持った種類もたくさんありますので、父の日のプレゼントに悩んでいるという方は観葉植物もチェックしてみてください。
ちなみにインターネット花キューピットでも観葉植物を販売しています。
産地直送でお届けする観葉植物は数量限定となりますので、気になった方はお早めにチェックしてみてください。
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母の日に喜ばれる鉢植え~2025年あじさいの推し品種・毎年咲く花も紹介~
毎年、5月の第2日曜日は母の日です。
今年、2025年の母の日は5月11日(日)。
ゴールデンウィークに外出する予定がある方は、早めに母の日のプレゼントを用意しておくことがおすすめです。
2019年以降おうち時間が増え、新しい趣味としてガーデニングや花の手入れをする方が多くなっている傾向にある今年の母の日は、美しい花が楽しめる鉢植えをプレゼントするのはいかがでしょうか。
鉢植えは花束やフラワーアレンジメントで使われる切り花よりも、長く花を楽しむことができ、花を育てる楽しさもプレゼントすることができます。
そこで今回は、母の日に喜ばれる鉢植えの花の種類をご紹介します。
さらに母の日で注目を集め始めているあじさいについては、おすすめの品種についても掲載しています。
お母さんにぴったりの花を選んで、鉢植えの花と一緒に母の日に感謝を伝えてみてくださいね。
カーネーション
まずご紹介するのは母の日の定番のプレゼントでもある、カーネーション。
カーネーションを母の日にプレゼントすると聞くと、花束やフラワーアレンジメントをイメージされる方が多いかと思います。
しかし、カーネーションは鉢植えでも流通しています。
特に母の日が近づくとお花屋さんはもちろんのこと、ホームセンターやスーパーなどでもカーネーションの鉢植えが販売されています。
カーネーションの鉢植えは、たくさんの花が楽しめるようにぎっしりと植えられていることが多いです。
1つの鉢でいくつもの花が楽しめるのは、嬉しいですよね。
ちなみに母の日のプレゼントの王道でもある、赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」。
咲き方や花の色を含めて様々な種類があり、品種の多いカーネーションはどれをプレゼントしようか迷ってしまうこともあるかと思います。
何色のカーネーションがいいか悩んでしまった時は、花言葉で色を決めるのもいいかもしれませんよ。
あじさい
母の日に、カーネーションに次いで人気が高いあじさい。
5月から6月、7月頃まで花を楽しむことができるため、母の日にあじさいをプレゼントすれば、ちょうど旬の時期に観賞することができます。
母の日にあじさいが人気になった理由は、母の日と旬が重なるということと、素敵な花言葉を持っているためです。
あじさいの花言葉は、小さな花が集まって咲いているように見える様子から「家族団らん」などがあります。
母の日に「家族団らん」という花言葉を持ったあじさいをプレゼントすれば、改めて家族のつながりや家族の絆を表現することができそうですね。
あじさいも他の花と同じように切り花としても流通していますが、鉢植えの状態で見かけることが多いかと思います。
そんなあじさいは、専門的な知識がなくても育てることができるほど丈夫な植物の1つでもあります。
そのため今まで植物を育てたことがないというお母さんでも、あじさいは安心して育てていただけます。
加えてお花屋さんに限らず花壇などでも見ることができるあじさいは、子供から大人まで親しみのある花でもあります。
あじさいを見たことがない、という方は少ないはず。
植物の知識はないけれど、これから植物を育ててみたいというお母さんへのプレゼントにもおすすめです。
バラ
「花の女王」とも呼ばれるほど、高級感のあるバラ。
母の日だけでなく、お祝いの場面で花束やフラワーアレンジメントの主役として使われることが多く、切り花のイメージが強い方もいらっしゃるかもしれません。
バラの花束をもらうことは、誰もが1度は憧れたことがあるプレゼントかもしれませんね。
そんな憧れの花の1つであるバラは、切り花だけでなく鉢植えとしても流通しています。
鉢植えの姿でも品があり、美しく高級感のあるバラは義母のプレゼントとしても選ばれています。
品種によって異なりますが、バラは香りが良いものが多く美しい見た目だけではなく、香りも楽しむことができます。
切り花を使った花束やフラワーアレンジメントでも、もちろんバラの香りを楽しむことができますが、鉢植えのバラを育てているときに感じる香りは、また特別なもの。
水をあげるときにふんわりと香る上品なバラの香りは、バラを育てている人しか感じることができない特別なものです。
バラは日が昇ると同時に香りの成分を放出し始めるため、バラの香りは早朝が最も強いと言われています。
母の日にバラをプレゼントすれば、毎朝の良い香りをプレゼントすることもできそうですね。
胡蝶蘭
豪華で上品な印象の胡蝶蘭。
胡蝶蘭と聞くとホテルのロビーや、新しいお店が開店した時に置いてある大型な胡蝶蘭をイメージされる方が多いと思います。
しかし胡蝶蘭は自宅でも育てやすい、小さなサイズも流通しています。
花が美しく整列している様子は、上品で落ち着きがあり特別な雰囲気をまとっているよう。
その美しさから、胡蝶蘭も義母への母の日のプレゼントとしてもよく選ばれています。
母の日に胡蝶蘭をプレゼントすれば、例年とは違いさらに特別な1日を演出してくれそうですね。
ちなみに胡蝶蘭は、普段のお手入れがほとんど必要ない花です。
水やりも夏場なら1週間に、1度ほどで十分です。
そのため胡蝶蘭は、花の手入れに時間がかけられないというお母さんにもおすすめの鉢植えです。
さらに胡蝶蘭は花持ちが良く、鉢植えの中でも他の花よりも長く美しい花を楽しむことができます。
育て方や環境にもよりますが、胡蝶蘭は多年草で生命力が強い花の1つです。
そのため花が全て落ちてしまったとしても、来年、次の年と、毎年花を咲かせることもあります。
2025年あじさいの推し品種
ここからは2025年におすすめしたい、あじさいの品種についてご紹介します。
ひとくくりに「あじさい」と言っても、あじさいの品種は2,000種類を超えていると言われています。
同じあじさいでも品種が異なると、色だけではなく花の付き方や咲き方、サイズ感も様々。
せっかく母の日に感謝の気持ちを込めて、お母さんにプレゼントを贈るなら品種にまでこだわって、喜んでもらえるあじさいをプレゼントしたいですよね。
品種が分からないという方は、あじさいの推し品種をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もちろん紹介する以外にもあじさいには、様々な品種があります。
他の品種も気になった方は、お花屋さんに立ち寄ってみてくださいね。
レッドエンジェル
レッドエンジェルは赤い花と暗い色の葉が相性が良く、高級感を演出できる品種です。
花がは咲き始めたことはクリーム色か緑色で、咲き進むと少しずつ赤色に変わっていきます。
飾っている間に、花の色の変化を楽しむことができるのは、このレッドエンジェルの特徴。
植物の変化を感じられ、見ていて飽きがこないでしょう。
ちなみに植え替えをするときは、アルカリ性の土を使うと、花の発色が良くなります。
赤・濃いピンクが好きな方は、土の性質も気を付けてみてください。
フロレンティーナ
華やかでありながら、落ち着いた雰囲気も感じられる、フロレンティーナ。
優しく穏やかな見た目は、母の日のプレゼントにぴったりです。
淡いピンクやブルーなどの花色があります。
八重咲きのかわいらしい色合いフロレンティーナは、夢かかわいいイメージ。
ふんわりとした印象ですが、フロレンティーナは丈夫で育てやすい品種です。
植物を育て方ことがないお母さんにもおすすめです。
ひなまつり
母の日なのに「ひなまつり」と聞いて、驚いた方もいらっしゃるかもしれません。
はじめに紹介するのは、ひなまつりという品種のあじさいです。
ひなまつりは、ピンクと白や青と白などのバイカラーが楽しめる品種。
八重咲きで華やかな花が集まった様子は、明るい雰囲気で母の日にぴったり。
名前からも想像できる通り、キュートなイメージのあじさいをお探しの方はひなまつりをチェックしてみてください。
ちなみに、ひなまつりはあじさいの中でも非常に丈夫で、植物を育てることが初心者という時でも育てやすい花です。
加えてその丈夫さから、鉢植えから庭に植え替えるという予定の方も、ひなまつりはおすすめです。
フェアリーアイ
花びらが重なっているように咲く、希少種のフェアリーアイ。
フェアリーアイの花の様子はとても華やかですが、花の色がふんわりとした優しい色のため、「派手すぎる」という印象にはならないように思います。
そのため、優しいお母さんに感謝を伝える母の日のプレゼントとしても最適です。
そしてフェアリーアイは、花びらに厚みがあるため花が丈夫で長い期間美しい様子を観賞することができます。
また育てる環境にもよりますが、秋ごろまで花を楽しむことができるのも特徴の1つ。
秋になるまでにゆっくりと花色が変化していき、アンティーク調の色合いを楽しむこともできます。
花をカットしてドライフラワーなどに、加工することもおすすめです。
クリスタルレッド
「クリスタルレッド」という名前の通り、鮮やかな赤色が魅力的です。
あじさいと聞くと比較的はっきりとした色合いよりも、くすみカラーや柔らかい色合いが多いように思いますが、クリスタルレッドは写真の通りはっきりとした赤色を楽しむことができます。
鮮やかな赤色に加えて花のボリューム感も満点のため、クリスタルレッドを自宅で育てれば目を引きそうです。
年齢を重ねて少し目が見えにくくなってきたというお母さんには、はっきりした色合いの花がおすすめです。
ちなみに赤やオレンジなど暖色系の色は、他の色よりも見やすいと考えられています。
お母さんが嫌な気分にならないことを考慮しつつ、より花を楽しんでもらえる色を選ぶのも良いかもしれませんね。
ヒミコ
八重咲きの花が華やかでありながら、落ち着きのある雰囲気を演出する、ヒミコ。
ヒミコの花色は、深い青色や落ち着きのあるピンク色が多いです。
花色は、土の酸度によって決めることができます。
深い青色は、上品な色と良く表現されます。
母の日のプレゼントを連想すると、赤やピンクなど暖色系の色をイメージすることが多いですが、必ず赤やピンクなどの花を選ばなければいけないということではありません。
お母さんの好きな色や雰囲気などによって、ブルー系の花を選ぶのも良いかと思います。
全体的にボリューム感があり、花びらを複数つけた花を楽しませてくれるヒミコですが、明るくかわいらしいというよりは、落ち着きがある大人っぽい印象が強いように思います。
お母さんの部屋の雰囲気はもちろん、先に育てている植物がある場合はその色合いを合わせてあじさいの品種を決めてもいいかもしれませんね。
鉢植えを母の日に贈ろう
今回は、今年の母の日にプレゼントしたい鉢植えの花の種類についてご紹介しました。
今年、2025年の母の日は5月11日(日)です。
鉢植えの花をプレゼントしたいという方は忘れないよう、事前に準備しておくことがおすすめです。
ちなみに花キューピットでも、母の日の鉢植えを注文することができます。
もちろん先ほど紹介したカーネーションやあじさい、バラ、胡蝶蘭などもご用意しております。
気になったという方は、ぜひチェックしてみてください。
鉢植えは、数量限定で売り切れ次第終了となってしまいますので、気に入った商品は早めの注文がおすすめです。
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