花言葉

寒さが続く季節を彩るお花◆梅のご紹介

2019年に入り最初の記事ですので、まずは新年あけましておめでとうございます
本年も花キューピット並びに当ブログをよろしくお願い申し上げます。
さて、新年最初は寒さ本番のこの季節に私たちを楽しませてくれる梅をご紹介します。

■梅ってどんな花

梅の花

日本を代表する花の一種で、平安時代の貴族のお花見は梅花の宴だったともされています。
ご存知梅干しに使われることでも有名です。
早春から春にかけ、よい香りの花を咲かせます。
花は、整った5枚の花びらの一重咲きのものを咲かせます。
中には八重咲きの品種もあります。
色は赤からピンク、白色。葉は丸みの強い中ぐらいの大きさで、葉先が細長く伸び、葉縁には細かい鋸歯があります。
花付きは桜や桃に比べると多くはなく、やや落ち着いた雰囲気です。
やや横に広がり成長する樹形ですが、枝が垂れる種もあります。

■縁起の良いとされる梅

梅

松や竹と並ぶ歳寒三友の一つとされている梅。
松の葉は冬でも色を変えない常緑の葉で、「長寿」を表しています。
竹はその生長の早さから、「子孫繁栄」を表しています。
では梅にはどのような意味が込められているのでしょうか。
梅はまだ寒い時期から香りが良く、清らかな花を咲かせることから、「出世」「開運」の象徴とされています。
また、梅には災難を払う力があるとされ、屋敷の鬼門に梅を植え、厄除けをするという風習もあります。

■梅の花言葉

梅の花言葉は梅全体を表すものと色によって異なる花言葉があります。

1.梅全体の花言葉

梅全体的を表す花言葉は、「高潔」「忍耐」とされています。
梅の花の凛とした雰囲気や、寒い時期に花をつける力強い様子からついた花言葉とされています。

2.梅の花の赤色の花言葉

赤色の花言葉は「優美」です。
赤い梅が満開になった様子は、上品な美しさを感じることからこの花言葉がつけられたとされています。

3.梅の花の白色の花言葉

白色の花言葉は「澄んだ心」です。
白梅の清楚な雰囲気は、見るものをはっとさせるような澄んだ魅力を持っています。
その清楚な美しさに由来しているとされています。

■梅と一緒に幸先の良いスタートを!

今回は縁起の良い梅についてご紹介しました。
正月飾りとして使われることや、松竹梅の歳寒三友としても縁起の良いことで知られている梅です。
梅の花と一緒に寒い時期を過ごせると、幸先の良いスタートが切れそうですね!

2019-01-11 | Posted in No Comments » 

 

1月の誕生花のご紹介 可愛らしい花が魅力のスイートピー

今年も残すところ後僅かとなりました。
来週は1月に入ります。
1月生まれの方はお誕生月ですね!おめでとうございます!
新年の始まりでもある1月の誕生花はフリルが可愛らしいスイートピーです。
今回はスイートピーについてご紹介します。

■スイートピーとは?

スイートピーは17世紀末頃にイタリア・シチリア島で発見されたお花です。
ガーデニングはもちろん切り花やブーケなどにも利用される認知度の高いお花です。
発見されて以降現在に至るまで、ヨーロッパ各地で改良が進み、様々な園芸品種が生まれています。
日本においては、ジャコウレンリソウという和名がありますが、この名前で呼ばれることはあまりなく、スイートピーと呼ばれることがほとんどです。
スイートピーの「スイート(Sweet)」は甘くとても良い香りのことで、「ピー(Pea)」は豆のことを指しています。
大きくなるものは2m近くの長さに成長し、長い花柄の先にひらひらとしたチョウのような花を1から4つつけます。

■スイートピーには毒がある?

見た目が可愛らしいスイートピーですが、有毒な植物の一つでもあります。
毒を持っている部位は全てとされています。
特に花の後にできるエンドウ豆にも似た豆には特に毒が多いとされています。
火を通してもその毒は消えず残るため、くれぐれもご注意を!
この毒の成分は毒性アミノ酸 アミノプロピオニトリルで、神経毒の一つだそうです。
ごく少量であれば大きな異常を引き起こすことは少ないそうですが、多量に食べると下半身マヒ等の症状が出るとされています。
中毒症状の出現には個人差がありますので、食べることは避けて下さいね。

■花言葉

スイートピーの花言葉は、「門出」「別離」「ほのかな喜び」「優しい思い出」です。
花の見た目がチョウが飛び立つ様子に見えたことが由来とされています。
これからの新しい年を迎え、卒業等で新しい一歩を踏み出す方への贈り物としてぴったりな花言葉ですね。

■最後に

今回は1月の誕生花スイートピーについてご紹介しました。
チョウのような可愛らしい見た目の反面、豆を大量に食べると下半身マヒが起こるという側面も持ったお花です。
楽しむのは見た目だけで、食べないようにご注意下さいね。



2018-12-28 | Posted in 今月の誕生花, , 花と文化No Comments » 

 

たまにはポップで!?おもちゃかぼちゃでフラワーアレンジメント!

たまにはポップで!?おもちゃかぼちゃでフラワーアレンジメント!

個性溢れるアレンジメントを作りたい時は、お花以外の材料を使うと◎
たとえば、野菜や観葉植物を組み合わせたアレンジメントなどは、実はとってもおしゃれな仕上がりになるんですよ♪
今回は、パプリカやドラセナを使ったポップなアレンジメントの作り方をご紹介します。
シンプルなカゴをうまく使って、センスよく仕上げましょう♪

アレンジメントに使うお花一覧

アレンジメントに使うお花は「スプレーバラ」・「テマリソウ」・「ケイトウ」・「ガーベラ」・「ドラセナ」・「ポリシャス」・「パプリカ」・「おもちゃかぼちゃ」

【スプレーバラ】
特徴:1本の茎から複数の小さな花が咲くバラ。大きな花の引き立て役にもなる品種です。
香り:あまく上品な香り
花言葉:包容力・小さくてもそっと寄り添ってくれる存在

【テマリソウ】
特徴:コロンとしたシルエットが目を引くナデシコの仲間です。そのかわいらしい形状から、アレンジメントやブーケによく使われます。
花言葉:純粋な愛・才能・思慕

【ケイトウ】
特徴:ニワトリのトサカのような形状が特徴で、鮮やかな色が楽しめるお花です。
花言葉:おしゃれ・風変わり

【ガーベラ】
特徴:カラーバリエーションが豊富なキク科のお花。花持ちが良く、花束やアレンジメントによく使われます。
花言葉:希望・前進

【ドラセナ】
特徴:葉の形が様々でバリエーション豊富な観葉植物。丈夫で初心者にも育てやすく、インテリアにも人気の品種です。
花言葉:幸福・永遠の愛

【ポリシャス】
特徴:ギザギザとした切れ目のある葉が茂る、涼しげな見た目の観葉植物です。
花言葉:大切な思い出

【パプリカ】
特徴:ジューシーな酸味があるピーマンの仲間。「カラーピーマン」とも呼ばれています。
花言葉:同情・哀れみ

【おもちゃかぼちゃ】
特徴:観賞用に栽培されたかぼちゃの仲間。形のバリエーションが豊富なことから、ハロウィンの飾り付けにも使われます。
花言葉:変化・広大

アレンジメントの作り方

STEP1:ドラセナをくるくると巻いてハの字にホッチキスを止めます。

ドラセナをくるくると巻いてハの字にホッチキスを止めます。

STEP2:ドラセナとポリシャスをスポンジに挿します。

ドラセナとポリシャスをスポンジに挿します。

STEP3:つまようじを野菜に刺し、カゴに入れたスポンジに挿していきます。

つまようじを野菜に刺し、カゴに入れたスポンジに挿していきます。

POINT:おもちゃかぼちゃは硬いので、ナイフで穴を開けてから挿しましょう◎

おもちゃかぼちゃは硬いので、ナイフで穴を開けてから挿しましょう◎

STEP4:ケイトウ、ドラセナ、テマリソウ、ガーベラをいれてボリュームを出していきます。

ケイトウ、ドラセナ、テマリソウ、ガーベラをいれてボリュームを出していきます。

STEP5:隙間にガーベラを入れれば完成です!

隙間にガーベラを入れれば完成です!

このアレンジメントは「ホームパーティーへの手土産」におすすめ!

友達の誕生日パーティーやホームパーティーにお呼ばれしたら、センスのよいアイテムを持っていきたいですよね。
そんなシーンでおすすめしたいのがこのアレンジメントです。20代〜30代の女性が集まるオシャレなパーティーにぴったり♡
テーブルの上をポップに彩り、お料理やお酒をいっそう引き立ててくれますよ◎
ハロウィンの時期にもマッチするアレンジメントなので、さっそく挑戦してみて♪

動画監修者

小西 拓
小西 拓

石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。

2018-12-16 | Posted in , 花飾りアドバイスNo Comments » 

 

12月の誕生花のご紹介 ~華やかで上品な赤バラ~

今週末より12月に入ります。
12月生まれの方はお誕生月ですね!おめでとうございます!
クリスマスも控える12月の誕生花は華やさと上品さを持った赤バラです。
「情熱」「愛情」「美」など、ロマンチックな花言葉も持つ赤バラはプレゼントに最適です。
今回はそんな赤バラについてご紹介します。

■言わずも知れた花の女王バラの歴史

世界中で愛され、花の女王と呼ばれているバラ。
その美しさ、香り、多彩な色によって、私たちを魅了し続けてきた花です。
バラが花の女王と呼ばれ始めたのは紀元前にまでさかのぼるとされています。

紀元前7世紀にエーゲ海のレスボス島に住んでいた詩人のサッフォーは、バラのことを「花の女王」と呼び、バラを愛でる沢山の詩を書いています。
古代ローマ時代の貴族は、バラに熱狂的とも呼べる関心を持っていました。
この熱が後にバラの高貴なイメージへと繋がっていったと考えられています。
代表的な物語としては、絶世の美女と称された古代エジプトの女王クレオパトラが恋人アントニウスを迎え入れるとき、部屋中に赤いバラの花弁を敷き詰めたというお話があります。
クレオパトラは他にもローマの政治家だったカエサルを迎えた時もバラの花と香水を大量に用いて迎えたとされています。
しかし、こうしたバラ熱もローマ帝国が衰退するとともに冷めてしまい、その後14世紀に始まったルネサンス時代まではバラは静かな時を過ごすこととなりました。

熱が冷めてしまったとはいえ、バラが世界から無くなってしまった訳ではありません。
バラは中近東の国々を中心に栽培が続けられ、品種も増えていったとされています。
中近東ではバラの香りに注目が集まり、香料に使用するときには欠かすことの出来ないものでした。
中でも濃厚な香りを放つダマスクローズは特に人気がありました。
現在でも中近東や地中海沿岸の地域では、香料用のバラが広く栽培されています。

11世紀に聖地エルサレム奪還のためにこの中近東へ派遣された十字軍は、それまでヨーロッパでは忘れかけられていたバラに出会いました。
ダマスクローズ等香りの強い品種は十字軍の騎士らを魅了し、見つけたバラの一部はヨーロッパへと持ち帰られました。
これを機にバラの評判がヨーロッパ中へ広がり、ヨーロッパでの新たなバラブームが再燃したとされています。
古代ローマ時代のバラ熱と再燃したバラブームではバラへの関心に違いがありました。
それは、ローマ時代には種に関係なくバラという大きなくくりで栽培されていたのに対し、ルネサンス以降は花の形や色、香りなどの品種それぞれが持つ特徴が着目されたのです。

その後はデュポンやギョーらを中心に徐々に数を増やしていき、今では2万種以上も存在しているとされています。

■本数で異なるバラの花言葉

バラは色によって花言葉が異なりますが、贈る本数によっても異なる意味を持ちます。
渡すときにさりげなく説明すれば、よりロマンチックな演出になるはずです。
代表的なものは下記の通りです。

1本:「一目ぼれ」「あなたしかいない」
3本:「愛しています」「告白」
5本:「あなたに出会えた喜び」
7本:「ひそやかな愛」
8本:「あなたの思いやりに感謝します」
11本:「最愛」
12本:「私と付き合ってください」
50本:「恒久」
108本:「結婚してください」

赤バラそのものには冒頭でも述べた通り「情熱」「愛情」「美」などのロマンチックな花言葉があります。
本数が持つ意味と合わせることでより情熱的な贈り物になるでしょう。

■最後に

バラの歴史と花言葉についてご紹介させて頂きました。
長きに渡って私たちを楽しませてきた赤いバラは愛の告白はもちろん、大切な方への贈り物にもぴったりなお花です。
花キューピットでは赤バラを中心に仕上げたアレンジメントの他、主な花は赤バラだけという花束もあります。
また12月はクリスマスシーズンでもありますので、クリスマスカラーの赤いバラは季節の贈り物としてもおすすめです。
12月生まれの大切な方への誕生日プレゼントに今年は赤いバラを贈ってみてはいかがでしょうか?



2018-11-30 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

1月の誕生花「スイートピー」の特徴や花言葉は?おすすめのアレンジメントも紹介

1月の誕生花「スイートピー」の特徴や花言葉は?おすすめのアレンジメントも紹介

1月生まれの誕生花は、スイートピー。
家族や恋人・お友達に1月生まれの方がいるなら、誕生日プレゼントに誕生花のスイートピーを贈ってみてはいかがでしょうか?
フラワーギフトは、年齢や性別を問わず喜ばれます。

そこで今回は、スイートピーの特徴や花言葉、おすすめのアレンジ方法についてご紹介します。
あわせて、おすすめの飾り方もご提案しますので、誕生日プレゼントでスイートピーを贈った際にぜひ教えてあげてくださいね♪

1月の誕生花「スイートピー」ってどんな花?

1月の誕生花「スイートピー」ってどんな花?スイートピーの花束

可憐なフォルムが魅力的♡王妃にも愛されたスイートピー

フリルのようなフォルムがとってもキュートなスイートピー。
イタリア原産のマメ科の植物で、可憐なフォルムとほのかに漂う甘い香りが特徴です。
ピンクや白、紫や黄色など花の色はさまざま。その可憐な姿から、ブーケや切り花によく用いられます。

また、イギリスのアレクサンドラ王妃が愛した花でもあり、その寵愛ぶりから「エドワード朝を象徴する花」といわれるほど。
それがきっかけでスイートピーの人気が各国に広まったと言い伝えられています。

始まりの月にふさわしい、スイートピーの花言葉

1月の誕生花・スイートピーの花言葉は、「門出」「ほのかな喜び」「優しい思い出」「別離」など。

これらの意味合いは、スイートピーの花びらが羽ばたこうとする蝶のように見えることから名付けられたのだとか。
1年の始まりにふさわしい花であるのはもちろん、卒業や就職など新生活をスタートさせる方へのプレゼントにぴったりの花といえるでしょう◎

花びらを強調して可憐さを演出!?1月の誕生花スイートピーのおすすめの飾り方

花びらを強調して可憐さを演出!?1月の誕生花スイートピーのおすすめの飾り方。花瓶に入ったスイートピー
フリルのような花びらが特徴のスイートピーは、その花びらを強調するような飾り方がおすすめです◎

それには、まっすぐな茎をあえて見せるのがポイント♪透明のガラス瓶にスイートピーを挿し、足元をあえて見せることで、花びらの可憐さを強調することができます。

フラワーギフトは受け取ってうれしいプレゼントですが、飾り方に悩むところ。プレゼントする際に、どのように飾ればスイートピーが美しく見えるか提案してあげると親切です♪

ほかの花とのアレンジメントもおすすめ♡1月の誕生花スイートピーに合わせる花は?

誕生日プレゼントとして1月生まれの方に誕生花のスイートピーを贈るなら、シンプルにスイートピーだけを贈るほか、別の花とのアレンジメントをチョイスするのもグッド♪

アレンジに使う花は、スイートピーが主役になるよう小さめの花をチョイスしましょう。
小さめで繊細なイメージの花を選ぶことで、スイートピーの美しさを活かせます◎ なかでもおすすめの花は、以下。

マトリカリア

マトリカリア

ハーブのカモミールに見た目が似ているマトリカリア。
キク科の植物で、小さくて白い花をたくさん付けるのが特長です。
花色が白なので、ピンクや紫、黄色などカラーのあるスイートピーとの相性は抜群!
さりげなく主役の花を引き立てます。

ミモザ

ミモザ

鮮やかな黄色が目を引くミモザは、ふわふわした丸い花冠をつけるのが特長です。
ポンポンのような丸い姿はとっても可愛らしく、可憐なスイートピーと合わせることで美しくもキュートな印象を与えます♪
花束にボリュームを出すこともできます。

ピットスポラムなどのグリーン

ピットスポラムなどのグリーン

スイートピーには、ピットスポラムなどのグリーンを合わせるのもおすすめです◎
可憐な印象のスイートピーは女性的なイメージがありますが、グリーンを加えることでよりカジュアルな印象に。
また、鮮やかな花色とのコントラストを楽しむことができます。
女性はもちろん、男性への誕生日プレゼントにもぴったりです♪

2018-11-25 | Posted in 今月の誕生花No Comments » 

 

色鮮やかな花を冬に咲かせるシクラメンのご紹介

寒くなるこれからの季節に花を咲かせる植物は少ないですが、皆さんどの位ご存知でしょうか?
今回紹介するシクラメンもその中のひとつです。
シクラメンは冬に花を咲かせるのはもちろん、様々な花色の種類の品種があり、私たちを楽しませてくれます。
今回は色鮮やかなシクラメンについてご紹介します。

■シクラメンとは

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属に属しているヨーロッパから西南アジアにかけて原産する球根植物です。
冒頭でも述べたように、シクラメンは冬の花の少なくなった時期を華やかな姿で彩ってくれる貴重なお花です。
冬の鉢花の女王とも呼ばれ、毎年この時期になると花屋さんなどで目にする機会が多くなります。
そのため、愛好家はもちろん、園芸初心者にも愛されているおお花です。
和名ではカガリバナと呼ばれ、これは反り返る花びらの様子から名づけられたとされています。

■特徴

特徴的な花を持つシクラメンは、花を茎の先端に1輪ずつ咲かせます。
花の色が豊富で、赤やピンク、白の他、色変わりをする品種などが出回っています。
園芸品種ではグラデーションになっている品種もあり、私たちを楽しませてくれます。
また多くの種類で葉っぱにあまり見慣れない白っぽい模様が入っていて、見え方によってはうっすら雪化粧しているようにも見えます。
形がハート形というのも特徴的ですね。

■歴史

シクラメンは元々花ではなく球根が注目されていました。
古来はアルプスのスミレと称され、シクラミンという有毒物質を含むにも関わらず、食用とされていました。
しかし、後にジャガイモが人々に周知されると食べられなくなっていったそうです。
17世紀に数種類の野生種がヨーロッパ西部に入ってきて、広がっていったとされています。
普及し始めたのは19世紀後半で、以降様々な品種が作出されていったとされています。
日本には明治時代初頭に伝わったとされていて、本格的な栽培が始まるのは大正時代に入ってからとされています。

■花言葉

シクラメン全体での花言葉は、遠慮、気後れ、内気、はにかみ等です。
これは雨に花粉が流されてしまうことを防ぐために下向きに花を咲かせる様子がまるで恥じらっているように見えることに由来しているとされています。
色によっても異なった花言葉を持っています。
例えば、ピンクなら憧れ、はにかみ、白なら清純といった花言葉を持っています。

■最後に

今回はこれからの季節を彩る花のシクラメンについての簡単に紹介させて頂きました。
いろいろな花の色があり、選ぶときも見ているだけで楽しくなります。
ご自宅を彩るお花としてはもちろん、季節のお花としてプレゼントにもおすすめなお花です。
またこれからの時期ですと、お花が好きな方へのお歳暮にもおすすめです!
冬の花として有名なシクラメンは季節のご挨拶として喜ばれることでしょう。
花キューピットでも人気のある色のシクラメンをご用意させて頂きましたので是非一度ご覧になってみて下さいね。



2018-11-22 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

赤と緑が美しいクリスマスの定番【ポインセチア】の花言葉と名前の由来

ハロウィンが終わり、様々な場所でクリスマス装飾が見られるようになりました。
クリスマスの飾りつけと言えば何が思い浮かびますか?
様々なものを思い浮かべることが出来ますが、多くの方はツリーやリース、華やかなイルミネーションが思い浮かべるかと思います。
もちろんこれらはクリスマスを彩る欠かせない飾りつけです。
これらに加えて赤と緑のクリスマスカラーの植物、ポインセチアもクリスマスを彩る定番の飾りです。
今回の花だよりではポインセチアをご紹介したいと思います。

■ポインセチアってどんな植物?

ポインセチアはトウダイグサ科の植物の一つで、正式にはショウジョウボクという植物です。
日本では11月から12月頃に茎の上にある葉が赤・ピンク・黄色・白などに美しく色付きます。
クリスマスが近くなると花店などに出回ることからクリスマスフラワーとも呼ばれ親しまれています。
ポインセチアはメキシコ原産のユーフォルビアプルケリマという植物を改良してつくられた品種です。
野生種は軽い霜程度であれば当たっても枯れない耐寒性がありますが、園芸品種は寒さに弱いです。
1年で枯らしてしまうことも多いため、草本のように扱われることもありますが、本来は低木です。
日本の中でも比較的温暖な気候の沖縄などでは庭で数メートル程に育っているものを見かけることもあります。
特徴的な色がつく部分が花と思われがちですが、この部分は「ほう」と呼ばれていて、花はその中心にある小さな黄色い部分です。

ポインセチアとプリンセチア
プリンセチアはユーフォルビアを品種改良した新品種で、華やかなピンクの葉が密に広がることが特徴です。
プリンセチアはその見た目がプリンセスの様に華やかであることと、ポインセチアの名前を掛け合わせてプリンセチアと名付けられたとされています。
似ているポインセチアに比べて丈夫で長く楽しめるため、人気の品種です。

■名前の由来

ポインセチアの名前の由来は、ジョエル・ロバーツ・ポインセット氏の名前にちなんでいるとされています。
彼はアメリカの初代メキシコ駐在大使で、彼がメキシコ南部の街タスコを訪れた際、冬場に赤い花を咲かせるトウダイグサ科の植物を発見しました。
それをメキシコから帰国する際に、アメリカ合衆国に持ち帰り、これをきっかけにクリスマス時期に咲く赤い花として世界的に普及していったとされています。
後にこの植物は、ポインセット氏の名前にちなみ、ポインセチアと命名されたとされています。
その後、ポインセチアが日本に渡来したのは明治時代です。
和名ではショウジョウボクと呼ばれていましたが、今日の日本ではこの和名はほとんど使用されていません。

■クリスマスとポインセチア

記事冒頭でもご紹介しましたが、ポインセチアの特徴の一つが華やかな「ほう」です。
ポインセチアがクリスマスの定番の植物とされるようになった主な由来の1つが、この色です。
クリスマスカラーとしてよく用いられる葉の緑色に加えて、赤に色づく「ほう」、白い樹液を持つポインセチア。
この緑、赤、白は代表的なクリスマスカラーでそれぞれ次のような意味合いがあるとされています。
・赤は「キリストの流した血の色」
・緑は「永遠の命や愛」
・白は「純潔」

これらを併せ持つポインセチアはクリスマスにぴったりの植物です。
また、花や「ほう」の形がキリストの誕生を知らせたとされるベツレヘムの星を連想させることがクリスマスに用いられる理由であるとされています。

■花言葉

ポインセチアの花言葉はその色によって異なるとされています。

1.赤色:聖なる願い、聖夜、祝福
2.白色:あなたの祝福を祈る
3.ピンク:思いやり

いずれもプレゼントにピッタリな花言葉ですよね!

■最後に

今回は色も形もクリスマスらしいポインセチアについてご紹介させて頂きました。
ポインセチアは見た目も可愛らしく、花言葉もクリスマスらしいものから相手を思うものまであり、贈り物としてもおすすめです。
花キューピットでもポインセチアの仲間のプリンセチアの販売がスタートしています!
自宅の飾りつけの一つとして飾ることでその色合いが一層クリスマス気分を盛り上げてくれます。
その他、植物を育てることが好きな方へのクリスマスプレゼントとしてもおすすめです。
今年はポインセチアと一緒に素敵なクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。



2018-11-09 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

器の中まで美しい、ビー玉入りのアレンジメント

器の中まで美しい、ビー玉入りのアレンジメント

花材以外のさまざまなアイテムを組み合わせるのも、フラワーアレンジメントの醍醐味♪
たとえば、ガラス容器とビー玉を使って涼しげに仕上げるアレンジメントなんていかがでしょうか?
使用する花材は、ゴージャスな白いトルコキキョウとサンキライ・マトリカリアなど。それぞれのお花が彩り合って、ほどよいバランスにまとまりますよ◎
今回は、水耕栽培のような軽やかさとカジュアルな雰囲気が楽しめる、ビー玉入りアレンジメントの作り方をご紹介しましょう♪

このアレンジメントに使うお花一覧

このアレンジメントに使うのは、「トルコキキョウ」・「サンキライ」・「マトリカリア」・「リキュウソウ」

【トルコキキョウ】
特徴:フリルのような花びらをつけるゴージャスなお花。花持ちがよいため切り花にも人気です。
花言葉:優美・すがすがしい美しさ

【サンキライ】
特徴:茎にトゲがある、つる性の植物です。秋になると真っ赤に熟した実をつけます。
花言葉:元気・屈強

【マトリカリア】
特徴:白や黄色の花をつけるマーガレットのような花です。虫除け効果のあるハーブとしても使われます。
香り:菊のような香り
花言葉:忍耐・集う喜び

【リキュウソウ】
特徴:細長く伸びるツル性の多年草。明るいグリーンの色合いから、ブーケやアレンジメントにも人気です。
花言葉:奥ゆかしさ

アレンジメントの作り方

STEP1:ガラス容器にビー玉と水を入れます。

ガラス容器にビー玉と水を入れます。
POINT:ここで注ぐ水の量は半分くらいにしておきましょう◎

STEP2:葉っぱをカットしてトルコキキョウを入れます。

葉っぱをカットしてトルコキキョウを入れます

STEP3:隙間にリキュウソウとマトリカリアをバランスよく入れます。

隙間にリキュウソウとマトリカリアをバランスよく入れます。

STEP4:サンキライを入れて整えます。

サンキライを入れて整えます。

STEP5:最後に水を注げば完成です♪

最後に水を注げば完成です♪

このアレンジメントは「20代~30代の女性への誕生日プレゼント」におすすめ!

軽やかでゴージャスすぎないこのアレンジメントは、20代〜30代の女性への誕生日プレゼントにぴったり♪
手渡しでプレゼントするのはもちろん、パーティーの会場にテーブルにそっと飾っても◎
お花の色とビー玉の色を揃えると、統一感のある仕上がりになりますよ。
ガラス容器がなければ、アクリル素材の器でもOKです♪
涼しげな印象のアレンジメントなので、6月〜8月に誕生日を迎える女友達に贈ると喜ばれるかも◎
ぜひ作ってみてくださいね♪

動画監修者

小西 拓
小西 拓

石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。

2018-11-09 | Posted in , 花飾りアドバイスNo Comments » 

 

12月の誕生花の花言葉は?赤バラとポインセチアをご紹介!

12月の誕生花の花言葉は?赤バラとポインセチアをご紹介!

12月生まれの誕生花は、ポインセチアと赤バラ。
12月生まれの方への誕生日プレゼントに、誕生花のポインセチアや赤バラを贈ってみてはいかがでしょうか。
今回は、ポインセチアや赤バラのそれぞれの特徴や、誕生日プレゼントにぴったりのおすすめのアレンジ方法についてご紹介します。
12月生まれの恋人や家族、お友達のいる方は、ぜひ誕生日プレゼント選びの参考にしてくださいね♪

12月の誕生花「ポインセチア」ってどんな花?

聖なる夜に欠かせない!?クリスマスカラーが美しいポインセチア

<聖なる夜に欠かせない!?クリスマスカラーが美しいポインセチア

赤と緑のコントラストが美しく、クリスマスカラーにぴったりなポインセチア。
中南米原産のトウダイグサ科の植物で、花びらや萼片がないのが特徴です。
赤い花びらのように見える部分は葉茎で、苞(ほう)と呼ばれる葉が赤く変色したものなのだそう。
その中心部にある小さなつぶつぶが、花です。

クリスマスにちなんだ意味も!ポインセチアの花言葉

ポインセチアの花言葉は、「聖夜」「幸運を祈る」「聖なる願い」など。
まさに、クリスマスにぴったりな花言葉ですね。ただ、ポインセチアには色があり、それぞれの色によって花言葉は異なります。

・赤いポインセチア
赤いポインセチアには「聖夜」や「幸運を祈る」などの意味がありますが、「私の心は燃えている」という花言葉も。
好きな人や恋人に情熱的な気持ちを伝えたいときにおすすめの誕生日プレゼントかもしれません♡

・ピンクのポインセチア
ピンクのポインセチアの花言葉は、「思いやり」や「純潔」など。
見た目も可愛らしいことから、女性への誕生日プレゼントにぴったり♪
お友達や家族などいつも優しくしてくれる女性に、日頃の感謝の気持ちを込めて贈ってみてはいかがでしょうか。

・白いポインセチア
白いポインセチアの花言葉は、「祝福する」「慕われる」など。
日頃お世話になっている方や尊敬する方、何かを成し遂げた方への誕生日プレゼントにおすすめです。

なぜクリスマスを象徴する花になった?その由来とは

なぜクリスマスを象徴する花になった?その由来とは。ポインセチアを愛でる女性

ポインセチアは、別名「クリスマスフラワー」といわれています。
ポインセチアがクリスマスを象徴する花になった由来には、その見た目が大きく影響しているのだとか。
クリスマスには赤と緑、そして白の3色がよく用いられますよね。
それには理由があって、赤はキリストが流した血、緑は永遠の命、白は純潔を表しているのだそう。
葉の色が赤と緑で樹液が白いポインセチアは、まさにクリスマスを象徴する植物と考えられ、誕生祭に用いられるようになったことが由来するといわれています。

12月の誕生花「赤バラ」ってどんな花?

クレオパトラも愛した!古代から多くの人々に愛される赤バラ

バラを象徴する色だけでなく、花の女王といわれる赤バラ。
その名にふさわしく、赤バラは見た目の美しさや香りの気高さなど、全てにおいて「最高」と考えられています。
その女王ぶりは、世界三大美女の1人であるクレオパトラも愛したといわれるほど。
当時から気品ある花と考えられ、今でもなお、多くの人々に愛され続けています。

恋人への誕生日プレゼントにぴったり♡赤バラの花言葉

赤バラの花言葉は、「情熱」や「愛」「あなたを愛します」「美」など。
12月生まれの恋人や美しい女性への誕生日プレゼントにぴったりの花言葉ですね♪

12月の誕生花である赤バラやポインセチアを贈るなら。相性のよい花とのアレンジメントを楽しんで

12月の誕生花である赤バラやポインセチアを贈るなら。相性のよい花とのアレンジメントを楽しんで。クリスマスの雰囲気

12月の誕生日プレゼントで誕生花の赤バラやポインセチアを贈るなら、アレンジせずにそのまま贈るのもよいですが、他の花とのアレンジメントを贈るのもおすすめ。
赤バラもポインセチアもガーベラとの相性がよく、色のバランスを見てアレンジすることで華やかなアレンジメントに仕上がります♪
また、12月らしいアレンジメントに仕上げるなら、松かさを用いるのもグッド◎
より季節感を出すなら、ゴールド系のリボンや装飾と合わせてみて。
クリスマスの時期にぴったりの誕生日プレゼントに仕上がりますよ♪

2018-11-07 | Posted in 今月の誕生花No Comments » 

 

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