花言葉

2月の誕生花のご紹介 ~春を代表する花チューリップ~

早いもので一週間後は2月に入ります。
2月生まれの方はお誕生月ですね。おめでとうございます!
2月は冬らしい寒さが続きますが、一方で春を迎えようとしている時期でもあります。
そんな2月の誕生花は、チューリップです。
今回は、チューリップの特徴や花言葉などをご紹介します。

■チューリップの特徴

チューリップはユリ科チューリップ属の球根植物です。
原産地はトルコのアナトリア地方とされていますが、生産地として世界的に有名な国はオランダとされています。
生産地のオランダでは1630年代にチューリップが投機の対象となり、球根が結婚の持参金になったとも言われています。
誰もが知っているチューリップですが、品種改良が進み、形も色も種類が非常に豊富になりました。
今では5000種を超える品種が存在しているとされています。
花の色は、よく見かける赤やピンク、黄色のほか、オレンジ・緑・紫・黒・白・複色など実に多彩です。
花の形も、一重咲きや八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどがあります。
開花時期は3月下旬〜5月で、実際に花が咲いている期間はおよそ1週間とされています。

■名前の由来

チューリップの学名はTulipa gesneriana(ツゥリッパ ゲスネリアーナ)といいます。
ゲスネリアーナは命名者のゲネスルの名前からきているとされています。
ツゥリッパはトルコ語で頭巾を意味するtulipanに由来していると言われています。
チューリップの花は全開せず、イスラム教徒が頭に巻くターバンに似ていることから名付けられたとされています。
チューリップの名前の由来にはこんな物語があります。
16世紀、当時のオーストリアのトルコ駐在大使がトルコ人の方にある花の「名前」を尋ねました。
するとそのトルコ人の方はこの質問を花の「形が何に似ているか」と聞かれていると勘違いしてしまいました。
形が何に似ているかと聞かれたトルコ人は「ターバン」と答えます。
すると大使はその花の名前が「ターバン(ツゥリッパ)」だと聞かされます。
そして、大使によってヨーロッパにその花がチューリップという名前で紹介され、世界中に広がっていったとされています。

■花言葉

花言葉は「華美」「恋の告白」「美しい目」「魅惑」「博愛」「思いやり」「真面目な愛」「正直」「丁重」。
花色によっていろいろな花言葉があります。

1.チューリップ全体の花言葉:晴れやかな魅力

2.赤色の花言葉:あなたは魅力に満ちている

3.紫色の花言葉:幸福

4.白色の花言葉:純潔

5.ピンク色の花言葉:飾らない美しさ

6.黄色の花言葉:優しい心遣い

■最後に

今回は2月の誕生花であるチューリップをご紹介しました。
「思いやり」「新しい恋」などの春のはじまりにぴったりな花言葉を持つチューリップは、大切な方の誕生日の他、春のお祝い事にもぴったりです。
色とりどりの可愛らしいチューリップと共にお祝いの気持ちをプレゼントしてみてはいかがでしょうか。



2019-01-25 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

幸せを招く黄色い花 ~福寿草のご紹介~

福寿草(フクジュソウ)という植物をご存知でしょうか?
雪国に春一番を告げる代表の花と言われています。
雪解けと共にきれいな黄金色の花を咲かせます。
幸福と長寿を呼ぶめでたい花として愛され、正月の床飾り用として鉢植えがよく出回ることもあります。
今回はそんな幸せを招く花、福寿草をご紹介します。

■名前の由来

旧暦では、今の2月が1月にあたるため、当時のお正月頃に年の一番に咲くことから昔は「福告げ草」と呼ばれていました。
それが徐々に変化していき、開花期間が長くめでたい花ということから幸福と長寿を意味し、新春を祝う花として「福寿草」と名づけられたそうです。
福寿草は別名も持っていて、旧暦の正月の初めに咲く花ということから、元日草(ガンジツソウ)や朔日草(ツイタチソウ)と呼ばれることもあります。

■福寿草の特徴

福寿草はキンポウゲ科の多年草で、主に北海道から九州の山中に生育しています。
花は3センチから4センチ程で、鮮やかな黄金色の花を咲かせます。
早春に花を咲かせ、花が終わると木々が生い茂る夏手前頃まで光合成を行います。
その後地上部の葉は枯れて無くなり、次の年の早春頃にまた鮮やかな花を咲かせるスプリング・エフェメラルの一種です。
福寿草には、太陽光に応じて花が開閉するという特徴があります。
これは花びらを使って花の中心に虫を誘い込む福寿草が受粉をするために必要な仕組みです。
まだ寒い早春の時期に太陽の光を集めて暖かい環境を作り出すことで、低温下で活発な活動が出来ない虫たちを誘いこむという仕組みです。

■野生の福寿草は絶滅の危機?

比較的寒い地域の山中では、初春の山歩きで最もポピュラーな花とされている福寿草。
しかし地域によっては、個体数が危機的水準にまで減少していて、、2000年版の環境省レッドデータブックでは、絶滅危惧Ⅱ類に指定されていました。

※レッドデータブック(RDB)とは?
日本の絶滅のおそれのある野生生物の種についてそれらの生息状況等を取りまとめたもの

その後、2007年8月の見直しによって、ランク外となりましたが、危機は続いています。
レッドデータブックのランク外にはなったものの、それとは別に都道府県毎にも絶滅危惧種を指定しています。
こちらにはフクジュソウが記載されている都道府県があります。

■幸せを招く花ですが有毒植物の一面も

福寿草は全体に毒を持っている植物としても知られています。
この毒を摂取した人の死亡例もあるそうです。
地面から芽を出したばかりの福寿草は、フキノトウのようにも見え、間違って採取して食べてしまうことがあるそうです。
シマリンやアドニトキシンと呼ばれる毒が含まれ、誤って摂取すると、嘔吐、下痢、呼吸困難、心臓麻痺を引き起こし、重度の場合には死に至ることもあります。
一方で、使い方次第では毒が薬になるとされています。
昔から福寿草の根を煎じて強心剤、利尿剤などの薬草として利用されていたそうです。
とはいえ、危険を伴うため、福寿草は観て楽しむだけにしましょう。

■花言葉

1.「幸せを招く」「祝福」

福寿草の「福」にちなんでこの花言葉がつけられたとされています。
お正月用の寄せ植え等にも福寿草が使われる程、縁起の良い花として知られています。
お正月飾りとして、一緒に赤い実を付けた「南天」が使われるのですが、
南天は「難を転ずる」といわれ、これとを一緒にすることで、「難を転じて福と成す」という意味を持つとされています。

2.「思い出」「回想」

福寿草の「寿」から連想されてこの花言葉がつけられたとされています。
長く人生を重ねる事で思い出も積み重なります。
そこで積み重ねた思い出を振り返ることで、幸せに浸り、噛みしめることもあるだろうとこの花言葉がつけられたとされています。。

■最後に

今回は幸せを招く花の福寿草をご紹介しました。
幸せを招く花ですが、有毒植物であったり、絶滅の危機におかれていたりと大変な境遇の植物ですね。
野山に出かけた際に目にすることができたら、本当に幸せになるかもしれませんね。

2019-01-18 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

2月の誕生花を徹底解説|組み合わせや色選びのコツ

2月の誕生花を徹底解説|組み合わせや色選びのコツ

2月の代表的な誕生花「チューリップ」の特徴

2月の代表的な誕生花「チューリップ」の特徴
 
冬らしい寒さが続く2月。そんな2月生まれの誕生花は、チューリップです。
2月生まれには、誕生日プレゼントに誕生花のチューリップを贈ってみてはいかがでしょう。
こちらでは、チューリップの特徴についてご紹介します。
 

色や形が豊富!相手の好みに合わせて選べる

丸みを帯びたものからフリル状のもの、細く尖ったものなどさまざまな花びらの形状を楽しむことができるチューリップ。
いずれも可憐な見た目がかわいらしく、赤や黄・白やピンクなどカラーバリエーションも豊富です。
 
そんなチューリップはユリ科の多年生植物で、観賞用として1863年に日本に伝わりました。
ウコンのような苦味のある香りから、当時は「鬱金香(うっこんこう)」とも呼ばれていたのだとか。
子どもの頃に口ずさむ童謡にも登場し、学校の校庭にもよく植えられていることから、多くの方にとって親しみのある花なのではないでしょうか。
 

花言葉は色ごとに違う

2月の誕生花・チューリップの花言葉は、「愛の告白」「思いやり」「名声」など。
ただ、チューリップの花言葉は色によって異なり、赤色は「「真実の愛」、黄色は「名声」や「実らない恋」、ピンク色は「愛の芽生え」、白色は「純真」などの意味が込められています。
贈る相手の印象だけでなく、相手に対する気持ちも込めて色を選ぶとよいかもしれませんね。

花束やフラワーアレンジメントでも人気!長く楽しむための管理のコツ

チューリップは、花束でもさまざまなフラワーアレンジメントにも人気のある花です。見た目も華やかで、かわいらしいチューリップは可能であれば、なるべく長く楽しみたいものですよね。そこでチューリップを長く楽しむためのポイントを2つ紹介します。
 

水につける際は浅くする

少しでも長くキレイに保ってほしいとばかりに、チューリップを花瓶に飾る際はたくさんのお水を入れてしまいがちです。しかし、こちらはNGです。深く水を入れてしまうと瑞々しい茎が水によって腐ってしまいやすくなるからです。長く楽しむためには、浅い水に入れてこまめに水を入れ替えることが重要です。

切り口が傷んだらカットする

そして可能なら切り口が痛んでいたらカットして、腐らせないように配慮しましょう。カットしないと傷んだところが腐っていき、ドンドンと侵食していきます。せっかくキレイなチューリップが台無しになってしまうので、 茎の様子を見て傷んでいないか注意が必要です。また、カットする際には長く切り過ぎないようにしましょう。

枯れた花は取り除く

チューリップに限らず、枯れたり萎れたりした花は、できるだけ早く取り除くようにしましょう。アレンジメントの場合は、吸水性スポンジから引き抜いて花を取り除くようにします。花がきれいに生けられているアレンジメントから、花を取り除くのは勇気がいりますが、思っているよりも簡単に引き抜くことができます。1つの茎から複数の花が咲いている場合は、枯れてしまった花だけをカットして取り除くようにすることがおすすめです。
 
萎れた花をそのままにしておくと、見た目が悪くなることはもちろんですが、花にカビが生えてしまうこともあるのです。萎れた花にカビが発生すると、まだ元気に咲いている花にまでカビが移ってしまうことがあります。他の花を長持ちさせるためにも、萎れた花は早めに取り除くようにすることがおすすめです。
 
萎れた花を取り除いた際に、アレンジメントに花のない場所ができてしまったときは、他のまだ元気な花を生け直し、配置を変えてみても良いと思います。花がなくなってしまったところに、何本か他の花を引き抜いて、吸水性スポンジに新しく穴を開けるように挿し直します。すると、ただ取り除いたときよりも見栄えが良くなります。特にチューリップなど花が大きい種類をアレンジメントから抜くと、抜いた部分がスカスカになり吸水性スポンジが見えてしまうことも。萎れた花を取り除くと同時に、生け直すこともセットでできるといいかもしれませんね。
 

「フリージア」や「マーガレット」も2月の誕生花

チューリップのほかにも、フリージアとマーガレットも2月の誕生花です。これらの花はともに人気が高く、花束として贈られると喜ばれます。それぞれの花の特徴や花言葉をチェックしてみましょう。
 

フリージアの特徴

フリージアは春の花として有名であり、3月になると大量に咲くことでも有名です。南アフリカを原産地としており、和名では浅黄水仙(あさぎすいせん)と名づけられています。そんなフリージアですが主な特徴として下記が挙げられます。
 

甘い香りがポイント

フリージアは甘い香りが特徴で、花の色によって若干の違いがあります。花の色が白や黄色の場合はキンモクセイのような甘い香りがし、赤などの濃い色の場合は微かな甘い香りに加えて果実を思わせるような香りが漂います。

花色が豊富

フリージアの花色は黄色、白、赤、紫となります。相手に贈る際は相手の好きな色や後述する花言葉を参考にするといいでしょう。

フリージアの花言葉

フリージアの花言葉は花の色によって違いますが、全般的に言われている花言葉は「純潔」「親愛の情」「あどけなさ」です。
 
黄色のフリージアは「無邪気」、白いフリージアの場合は「あどけなさ」、赤いフリージアの場合は「純潔」、紫のフリージアの場合は「憧れ」となります。
 

マーガレットの特徴

11月から5月まで咲いており、長い期間楽しむことができるのが特徴です。高温多湿に弱い傾向がありますが、冬から春までの期間は日本では特段気にする必要はないでしょう。原産地はスペインのカナリア諸島で、日本には明治時代から導入されたと言われています。
 
マーガレットはフリージアのように香りは強くありませんが、別の点で大きな特徴があります。
 

花の形が豊富

マーガレットの最大の特徴は、花の形が豊富であることです。牡丹やシロツメクサのような形を思わせるマーガレットもあれば、白い花びらのヒマワリを連想させるような形、花びらが大きくしなりダイナミックに感じさせる形など多種多様です。
 
つまり、マーガレットは同じマーガレットでも品種を変えることでさまざまな表現をすることができます。形以外にも色も白、紫、オレンジ、ピンク、黄色などがあることからも華やかさと楽しさがつまった花なのです。

マーガレットの花言葉

マーガレットもフリージア同様に全般の花言葉と、色ごとの花言葉があります。全般の花言葉は「真実の愛」「信頼」「恋占い」です。
 
白のマーガレットの場合は「秘めた愛」、ピンクのマーガレットの場合は「真実の愛」、黄色のマーガレットの場合は「美しい容姿」となります。
 

2月の誕生花を使った組み合わせや色選びのコツ

2月の誕生花を使った組み合わせや色選びのコツ
 
2月生まれの方への誕生日プレゼントとして誕生花のチューリップを贈るなら、花束で贈るほかにアレンジメントもおすすめです♪
アレンジメントであれば花瓶を用意することなくそのまま飾れるため、相手に手間がかからないメリットがあります。
花束・アレンジメントなどスタイルに関わらず、花を贈る際は贈る相手にふさわしい花色でまとめることで、より喜んでもらえるでしょう。
 
おすすめのアレンジ方法や色選びのコツは、以下の通りです。
 

チューリップは香りのあるフリージアとの相性抜群

チューリップは、ごく一部のものを除けば香りがあまり感じられません。香りが強くない花の種類の1つなのです。そのため、誕生日プレゼントとして贈るなら香りのある花とチューリップを合わせるのがグッド◎
 
チューリップと合わせたいおすすめの花の種類は、香りの強いフリージアです。
フリージアと合わせることで、チューリップの華やかさとフリージアの香りが一体感を演出してくれます。チューリップもフリージアのどちらも、さまざまな花色がありますから相手の好みに合わせてアレンジしやすいのがポイント。

若い人への誕生日プレゼントならポップな色使いがかわいい

10代や20代前半など若い年齢層の方には、明るいイメージのポップな色合いがおすすめです。
赤やピンク、オレンジや黄色などカラーバリエーションのあるアレンジメントでまとめてみてはいかがでしょう。

大人への誕生日プレゼントなら色を統一してシンプルに

20代後半や30代以降など落ち着いた年齢層の方には、シンプルな色合いがおすすめです。
赤やピンク、白や紫で統一されたチューリップにグリーンを合わせてシンプルにまとめることで、スタイリッシュに仕上がります。

花の色を活かすグリーンとの組み合わせもおすすめ

先にご紹介したように、チューリップはカラーバリエーションが豊富です。
チューリップは、淡く優しい色合いから、ポップで元気が出るような鮮やかな色まで楽しむことができます。
 
そんなチューリップの花の色を活かしたいと思った方は、グリーン(葉もの)と合わせることもおすすめです。チューリップの色が、グリーンと合わせることでより際立ち、ナチュラルで美しいデザインに仕上げられそうです。
 
特に花束やアレンジメントの色合いを抑え、かわいらしくなりすぎないようにすることで男性へも贈りやすいフラワーギフトにすることもできます。
 

贈り方も色々!2月の誕生花をどうやって贈る?

2月の誕生花であるチューリップやフリージア、マーガレットについて色々な知識を知ることができました。そこで具体的にどうやって贈るのかがポイントになりますよね。3つ紹介しますのでそれぞれ見ていきましょう。
 

花束

花束の最大のメリットはボリューム感と特別感にあります。花束は基本的に大きいものであればあるほど、特別感を演出することができます。誕生日のお祝いや送別会などでよく使われているのにも納得です。
 
贈り方は通販という方法もありますが可能なら直接の手渡しがベストと考えます。花束を渡すシーンはドラマでも感動的な場面で使われることが多く、受け取った側も通販で味気なくよりも手渡しの方が喜びの度合いが違ってきます。
 

フラワーアレンジメント

フラワーアレンジメントの最大のメリットは、もらってそのまま飾り付けができることです。花束の場合だと花瓶に入れる必要があるため、自宅で飾る際には少し手間がかかります。また、フラワーアレンジメントは花束と違って、すでに完成されているものですから飾り直しをすることも必要ありません。これもまたフラワーアレンジメントの魅力と言えるでしょう。
 
贈り方としてもなかなか会えなくて日頃の感謝の気持ちを伝えたい場合に通販を利用して贈るのに適しています。いわゆるサプライズプレゼントにちょうどよいのがフラワーアレンジメントと言えるでしょう。急に贈られてきてビックリしてもそのまま飾る事が簡単な為、受け手にとっても取扱いがしやすい点もポイントです。

ボックスフラワー

大小さまざまな箱の中に生花やブリザードフラワーを飾り付けたのがボックスフラワーになります。基本的にはコンパクトサイズがメインになりますが、用途によってさまざまなタイプの箱が販売されています。
 
ボックスフラワーは持ち運びが楽で、外でプレゼントとしてもらっても問題なく、飾る場所を選ばない快適さがあります。また、男性の場合は花を受け取るのは嬉しいが、花のせいで外で目立ってしまうのが嫌だと感じる方も少なくありません。その点で言えばボックスフラワーの場合は花が箱で隠されているので問題ないのです。
 
ボックスフラワーの場合は、直接の手渡しでも通販のどちらでも問題ありません。あまり手入れをしない方であれば、長く持たせるためにブリザードフラワーを選ぶと良いでしょう。
 
生花でも、プリザーブドフラワーを使ったものでも、ボックスフラワーは日頃の感謝を目立たないように贈るのにうってつけですよ。
 

まとめ

2月の誕生花であるチューリップ、フリージア、マーガレットの特徴をお伝えさせていただきました。どれも1種類だけの花束でも数種類のアレンジメントにしても華やかさが伝わるものです。また、これら3つの花言葉の特徴としては、相手を思いやることや大事にしていることが共通しています。
 
2月と言えば、来月には卒業式や異動など別れの季節の手前です。日頃の感謝を伝えたいけれども、なかなか言葉では難しい場合は、花言葉をキッカケにするのも良いのではないでしょうか?今回紹介したアレンジを例にして贈りたい相手に伝えたい内容を乗せることで、貰った側も嬉しく思うこと間違いありません。
 
伝えたい内容が決まったら花束やフラワーアレンジメント、ボックスフラワーのどれが良いのかも考えましょう。どんなシチュエーションで渡すのか、その場合はどれが適しているのか。贈り物は受け取る相手も嬉しいですが、何を贈るか考える側も楽しくなります。ぜひ参考にしてみてください。
 

 

2019-01-12 | Posted in 今月の誕生花No Comments » 

 

寒さが続く季節を彩るお花◆梅のご紹介

2019年に入り最初の記事ですので、まずは新年あけましておめでとうございます
本年も花キューピット並びに当ブログをよろしくお願い申し上げます。
さて、新年最初は寒さ本番のこの季節に私たちを楽しませてくれる梅をご紹介します。

■梅ってどんな花

梅の花

日本を代表する花の一種で、平安時代の貴族のお花見は梅花の宴だったともされています。
ご存知梅干しに使われることでも有名です。
早春から春にかけ、よい香りの花を咲かせます。
花は、整った5枚の花びらの一重咲きのものを咲かせます。
中には八重咲きの品種もあります。
色は赤からピンク、白色。葉は丸みの強い中ぐらいの大きさで、葉先が細長く伸び、葉縁には細かい鋸歯があります。
花付きは桜や桃に比べると多くはなく、やや落ち着いた雰囲気です。
やや横に広がり成長する樹形ですが、枝が垂れる種もあります。

■縁起の良いとされる梅

梅

松や竹と並ぶ歳寒三友の一つとされている梅。
松の葉は冬でも色を変えない常緑の葉で、「長寿」を表しています。
竹はその生長の早さから、「子孫繁栄」を表しています。
では梅にはどのような意味が込められているのでしょうか。
梅はまだ寒い時期から香りが良く、清らかな花を咲かせることから、「出世」「開運」の象徴とされています。
また、梅には災難を払う力があるとされ、屋敷の鬼門に梅を植え、厄除けをするという風習もあります。

■梅の花言葉

梅の花言葉は梅全体を表すものと色によって異なる花言葉があります。

1.梅全体の花言葉

梅全体的を表す花言葉は、「高潔」「忍耐」とされています。
梅の花の凛とした雰囲気や、寒い時期に花をつける力強い様子からついた花言葉とされています。

2.梅の花の赤色の花言葉

赤色の花言葉は「優美」です。
赤い梅が満開になった様子は、上品な美しさを感じることからこの花言葉がつけられたとされています。

3.梅の花の白色の花言葉

白色の花言葉は「澄んだ心」です。
白梅の清楚な雰囲気は、見るものをはっとさせるような澄んだ魅力を持っています。
その清楚な美しさに由来しているとされています。

■梅と一緒に幸先の良いスタートを!

今回は縁起の良い梅についてご紹介しました。
正月飾りとして使われることや、松竹梅の歳寒三友としても縁起の良いことで知られている梅です。
梅の花と一緒に寒い時期を過ごせると、幸先の良いスタートが切れそうですね!

2019-01-11 | Posted in No Comments » 

 

1月の誕生花のご紹介 可愛らしい花が魅力のスイートピー

今年も残すところ後僅かとなりました。
来週は1月に入ります。
1月生まれの方はお誕生月ですね!おめでとうございます!
新年の始まりでもある1月の誕生花はフリルが可愛らしいスイートピーです。
今回はスイートピーについてご紹介します。

■スイートピーとは?

スイートピーは17世紀末頃にイタリア・シチリア島で発見されたお花です。
ガーデニングはもちろん切り花やブーケなどにも利用される認知度の高いお花です。
発見されて以降現在に至るまで、ヨーロッパ各地で改良が進み、様々な園芸品種が生まれています。
日本においては、ジャコウレンリソウという和名がありますが、この名前で呼ばれることはあまりなく、スイートピーと呼ばれることがほとんどです。
スイートピーの「スイート(Sweet)」は甘くとても良い香りのことで、「ピー(Pea)」は豆のことを指しています。
大きくなるものは2m近くの長さに成長し、長い花柄の先にひらひらとしたチョウのような花を1から4つつけます。

■スイートピーには毒がある?

見た目が可愛らしいスイートピーですが、有毒な植物の一つでもあります。
毒を持っている部位は全てとされています。
特に花の後にできるエンドウ豆にも似た豆には特に毒が多いとされています。
火を通してもその毒は消えず残るため、くれぐれもご注意を!
この毒の成分は毒性アミノ酸 アミノプロピオニトリルで、神経毒の一つだそうです。
ごく少量であれば大きな異常を引き起こすことは少ないそうですが、多量に食べると下半身マヒ等の症状が出るとされています。
中毒症状の出現には個人差がありますので、食べることは避けて下さいね。

■花言葉

スイートピーの花言葉は、「門出」「別離」「ほのかな喜び」「優しい思い出」です。
花の見た目がチョウが飛び立つ様子に見えたことが由来とされています。
これからの新しい年を迎え、卒業等で新しい一歩を踏み出す方への贈り物としてぴったりな花言葉ですね。

■最後に

今回は1月の誕生花スイートピーについてご紹介しました。
チョウのような可愛らしい見た目の反面、豆を大量に食べると下半身マヒが起こるという側面も持ったお花です。
楽しむのは見た目だけで、食べないようにご注意下さいね。



2018-12-28 | Posted in 今月の誕生花, , 花と文化No Comments » 

 

たまにはポップで!?おもちゃかぼちゃでフラワーアレンジメント!

たまにはポップで!?おもちゃかぼちゃでフラワーアレンジメント!

個性溢れるアレンジメントを作りたい時は、お花以外の材料を使うと◎
たとえば、野菜や観葉植物を組み合わせたアレンジメントなどは、実はとってもおしゃれな仕上がりになるんですよ♪
今回は、パプリカやドラセナを使ったポップなアレンジメントの作り方をご紹介します。
シンプルなカゴをうまく使って、センスよく仕上げましょう♪

アレンジメントに使うお花一覧

アレンジメントに使うお花は「スプレーバラ」・「テマリソウ」・「ケイトウ」・「ガーベラ」・「ドラセナ」・「ポリシャス」・「パプリカ」・「おもちゃかぼちゃ」

【スプレーバラ】
特徴:1本の茎から複数の小さな花が咲くバラ。大きな花の引き立て役にもなる品種です。
香り:あまく上品な香り
花言葉:包容力・小さくてもそっと寄り添ってくれる存在

【テマリソウ】
特徴:コロンとしたシルエットが目を引くナデシコの仲間です。そのかわいらしい形状から、アレンジメントやブーケによく使われます。
花言葉:純粋な愛・才能・思慕

【ケイトウ】
特徴:ニワトリのトサカのような形状が特徴で、鮮やかな色が楽しめるお花です。
花言葉:おしゃれ・風変わり

【ガーベラ】
特徴:カラーバリエーションが豊富なキク科のお花。花持ちが良く、花束やアレンジメントによく使われます。
花言葉:希望・前進

【ドラセナ】
特徴:葉の形が様々でバリエーション豊富な観葉植物。丈夫で初心者にも育てやすく、インテリアにも人気の品種です。
花言葉:幸福・永遠の愛

【ポリシャス】
特徴:ギザギザとした切れ目のある葉が茂る、涼しげな見た目の観葉植物です。
花言葉:大切な思い出

【パプリカ】
特徴:ジューシーな酸味があるピーマンの仲間。「カラーピーマン」とも呼ばれています。
花言葉:同情・哀れみ

【おもちゃかぼちゃ】
特徴:観賞用に栽培されたかぼちゃの仲間。形のバリエーションが豊富なことから、ハロウィンの飾り付けにも使われます。
花言葉:変化・広大

アレンジメントの作り方

STEP1:ドラセナをくるくると巻いてハの字にホッチキスを止めます。

ドラセナをくるくると巻いてハの字にホッチキスを止めます。

STEP2:ドラセナとポリシャスをスポンジに挿します。

ドラセナとポリシャスをスポンジに挿します。

STEP3:つまようじを野菜に刺し、カゴに入れたスポンジに挿していきます。

つまようじを野菜に刺し、カゴに入れたスポンジに挿していきます。

POINT:おもちゃかぼちゃは硬いので、ナイフで穴を開けてから挿しましょう◎

おもちゃかぼちゃは硬いので、ナイフで穴を開けてから挿しましょう◎

STEP4:ケイトウ、ドラセナ、テマリソウ、ガーベラをいれてボリュームを出していきます。

ケイトウ、ドラセナ、テマリソウ、ガーベラをいれてボリュームを出していきます。

STEP5:隙間にガーベラを入れれば完成です!

隙間にガーベラを入れれば完成です!

このアレンジメントは「ホームパーティーへの手土産」におすすめ!

友達の誕生日パーティーやホームパーティーにお呼ばれしたら、センスのよいアイテムを持っていきたいですよね。
そんなシーンでおすすめしたいのがこのアレンジメントです。20代〜30代の女性が集まるオシャレなパーティーにぴったり♡
テーブルの上をポップに彩り、お料理やお酒をいっそう引き立ててくれますよ◎
ハロウィンの時期にもマッチするアレンジメントなので、さっそく挑戦してみて♪

動画監修者

小西 拓
小西 拓

石川県在住、フラワーデザイン競技会グランドチャンピオン選手権・2018年度優勝者。実家が花キューピット加盟店で、ご両親の世代から花屋を生業としている。 大学卒業後はJFTDの専門学校に入学し、花屋を開業するために経営や技術・ノウハウを習得する。季節の花を用いることを大切にし、茎も葉もすべてが花の一部であり命あるものとして捉え、花の可能性を探っている。

2018-12-16 | Posted in , 花飾りアドバイスNo Comments » 

 

12月の誕生花のご紹介 ~華やかで上品な赤バラ~

今週末より12月に入ります。
12月生まれの方はお誕生月ですね!おめでとうございます!
クリスマスも控える12月の誕生花は華やさと上品さを持った赤バラです。
「情熱」「愛情」「美」など、ロマンチックな花言葉も持つ赤バラはプレゼントに最適です。
今回はそんな赤バラについてご紹介します。

■言わずも知れた花の女王バラの歴史

世界中で愛され、花の女王と呼ばれているバラ。
その美しさ、香り、多彩な色によって、私たちを魅了し続けてきた花です。
バラが花の女王と呼ばれ始めたのは紀元前にまでさかのぼるとされています。

紀元前7世紀にエーゲ海のレスボス島に住んでいた詩人のサッフォーは、バラのことを「花の女王」と呼び、バラを愛でる沢山の詩を書いています。
古代ローマ時代の貴族は、バラに熱狂的とも呼べる関心を持っていました。
この熱が後にバラの高貴なイメージへと繋がっていったと考えられています。
代表的な物語としては、絶世の美女と称された古代エジプトの女王クレオパトラが恋人アントニウスを迎え入れるとき、部屋中に赤いバラの花弁を敷き詰めたというお話があります。
クレオパトラは他にもローマの政治家だったカエサルを迎えた時もバラの花と香水を大量に用いて迎えたとされています。
しかし、こうしたバラ熱もローマ帝国が衰退するとともに冷めてしまい、その後14世紀に始まったルネサンス時代まではバラは静かな時を過ごすこととなりました。

熱が冷めてしまったとはいえ、バラが世界から無くなってしまった訳ではありません。
バラは中近東の国々を中心に栽培が続けられ、品種も増えていったとされています。
中近東ではバラの香りに注目が集まり、香料に使用するときには欠かすことの出来ないものでした。
中でも濃厚な香りを放つダマスクローズは特に人気がありました。
現在でも中近東や地中海沿岸の地域では、香料用のバラが広く栽培されています。

11世紀に聖地エルサレム奪還のためにこの中近東へ派遣された十字軍は、それまでヨーロッパでは忘れかけられていたバラに出会いました。
ダマスクローズ等香りの強い品種は十字軍の騎士らを魅了し、見つけたバラの一部はヨーロッパへと持ち帰られました。
これを機にバラの評判がヨーロッパ中へ広がり、ヨーロッパでの新たなバラブームが再燃したとされています。
古代ローマ時代のバラ熱と再燃したバラブームではバラへの関心に違いがありました。
それは、ローマ時代には種に関係なくバラという大きなくくりで栽培されていたのに対し、ルネサンス以降は花の形や色、香りなどの品種それぞれが持つ特徴が着目されたのです。

その後はデュポンやギョーらを中心に徐々に数を増やしていき、今では2万種以上も存在しているとされています。

■本数で異なるバラの花言葉

バラは色によって花言葉が異なりますが、贈る本数によっても異なる意味を持ちます。
渡すときにさりげなく説明すれば、よりロマンチックな演出になるはずです。
代表的なものは下記の通りです。

1本:「一目ぼれ」「あなたしかいない」
3本:「愛しています」「告白」
5本:「あなたに出会えた喜び」
7本:「ひそやかな愛」
8本:「あなたの思いやりに感謝します」
11本:「最愛」
12本:「私と付き合ってください」
50本:「恒久」
108本:「結婚してください」

赤バラそのものには冒頭でも述べた通り「情熱」「愛情」「美」などのロマンチックな花言葉があります。
本数が持つ意味と合わせることでより情熱的な贈り物になるでしょう。

■最後に

バラの歴史と花言葉についてご紹介させて頂きました。
長きに渡って私たちを楽しませてきた赤いバラは愛の告白はもちろん、大切な方への贈り物にもぴったりなお花です。
花キューピットでは赤バラを中心に仕上げたアレンジメントの他、主な花は赤バラだけという花束もあります。
また12月はクリスマスシーズンでもありますので、クリスマスカラーの赤いバラは季節の贈り物としてもおすすめです。
12月生まれの大切な方への誕生日プレゼントに今年は赤いバラを贈ってみてはいかがでしょうか?



2018-11-30 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

1月の誕生花「スイートピー」の特徴や花言葉は?おすすめのアレンジメントも紹介

1月の誕生花「スイートピー」の特徴や花言葉は?おすすめのアレンジメントも紹介

1月生まれの誕生花は、スイートピー。
家族や恋人・お友達に1月生まれの方がいるなら、誕生日プレゼントに誕生花のスイートピーを贈ってみてはいかがでしょうか?
フラワーギフトは、年齢や性別を問わず喜ばれます。

そこで今回は、スイートピーの特徴や花言葉、おすすめのアレンジ方法についてご紹介します。
あわせて、おすすめの飾り方もご提案しますので、誕生日プレゼントでスイートピーを贈った際にぜひ教えてあげてくださいね♪

1月の誕生花「スイートピー」ってどんな花?

1月の誕生花「スイートピー」ってどんな花?スイートピーの花束

可憐なフォルムが魅力的♡王妃にも愛されたスイートピー

フリルのようなフォルムがとってもキュートなスイートピー。
イタリア原産のマメ科の植物で、可憐なフォルムとほのかに漂う甘い香りが特徴です。
ピンクや白、紫や黄色など花の色はさまざま。その可憐な姿から、ブーケや切り花によく用いられます。

また、イギリスのアレクサンドラ王妃が愛した花でもあり、その寵愛ぶりから「エドワード朝を象徴する花」といわれるほど。
それがきっかけでスイートピーの人気が各国に広まったと言い伝えられています。

始まりの月にふさわしい、スイートピーの花言葉

1月の誕生花・スイートピーの花言葉は、「門出」「ほのかな喜び」「優しい思い出」「別離」など。

これらの意味合いは、スイートピーの花びらが羽ばたこうとする蝶のように見えることから名付けられたのだとか。
1年の始まりにふさわしい花であるのはもちろん、卒業や就職など新生活をスタートさせる方へのプレゼントにぴったりの花といえるでしょう◎

花びらを強調して可憐さを演出!?1月の誕生花スイートピーのおすすめの飾り方

花びらを強調して可憐さを演出!?1月の誕生花スイートピーのおすすめの飾り方。花瓶に入ったスイートピー
フリルのような花びらが特徴のスイートピーは、その花びらを強調するような飾り方がおすすめです◎

それには、まっすぐな茎をあえて見せるのがポイント♪透明のガラス瓶にスイートピーを挿し、足元をあえて見せることで、花びらの可憐さを強調することができます。

フラワーギフトは受け取ってうれしいプレゼントですが、飾り方に悩むところ。プレゼントする際に、どのように飾ればスイートピーが美しく見えるか提案してあげると親切です♪

ほかの花とのアレンジメントもおすすめ♡1月の誕生花スイートピーに合わせる花は?

誕生日プレゼントとして1月生まれの方に誕生花のスイートピーを贈るなら、シンプルにスイートピーだけを贈るほか、別の花とのアレンジメントをチョイスするのもグッド♪

アレンジに使う花は、スイートピーが主役になるよう小さめの花をチョイスしましょう。
小さめで繊細なイメージの花を選ぶことで、スイートピーの美しさを活かせます◎ なかでもおすすめの花は、以下。

マトリカリア

マトリカリア

ハーブのカモミールに見た目が似ているマトリカリア。
キク科の植物で、小さくて白い花をたくさん付けるのが特長です。
花色が白なので、ピンクや紫、黄色などカラーのあるスイートピーとの相性は抜群!
さりげなく主役の花を引き立てます。

ミモザ

ミモザ

鮮やかな黄色が目を引くミモザは、ふわふわした丸い花冠をつけるのが特長です。
ポンポンのような丸い姿はとっても可愛らしく、可憐なスイートピーと合わせることで美しくもキュートな印象を与えます♪
花束にボリュームを出すこともできます。

ピットスポラムなどのグリーン

ピットスポラムなどのグリーン

スイートピーには、ピットスポラムなどのグリーンを合わせるのもおすすめです◎
可憐な印象のスイートピーは女性的なイメージがありますが、グリーンを加えることでよりカジュアルな印象に。
また、鮮やかな花色とのコントラストを楽しむことができます。
女性はもちろん、男性への誕生日プレゼントにもぴったりです♪

2018-11-25 | Posted in 今月の誕生花No Comments » 

 

色鮮やかな花を冬に咲かせるシクラメンのご紹介

寒くなるこれからの季節に花を咲かせる植物は少ないですが、皆さんどの位ご存知でしょうか?
今回紹介するシクラメンもその中のひとつです。
シクラメンは冬に花を咲かせるのはもちろん、様々な花色の種類の品種があり、私たちを楽しませてくれます。
今回は色鮮やかなシクラメンについてご紹介します。

■シクラメンとは

シクラメンはサクラソウ科シクラメン属に属しているヨーロッパから西南アジアにかけて原産する球根植物です。
冒頭でも述べたように、シクラメンは冬の花の少なくなった時期を華やかな姿で彩ってくれる貴重なお花です。
冬の鉢花の女王とも呼ばれ、毎年この時期になると花屋さんなどで目にする機会が多くなります。
そのため、愛好家はもちろん、園芸初心者にも愛されているおお花です。
和名ではカガリバナと呼ばれ、これは反り返る花びらの様子から名づけられたとされています。

■特徴

特徴的な花を持つシクラメンは、花を茎の先端に1輪ずつ咲かせます。
花の色が豊富で、赤やピンク、白の他、色変わりをする品種などが出回っています。
園芸品種ではグラデーションになっている品種もあり、私たちを楽しませてくれます。
また多くの種類で葉っぱにあまり見慣れない白っぽい模様が入っていて、見え方によってはうっすら雪化粧しているようにも見えます。
形がハート形というのも特徴的ですね。

■歴史

シクラメンは元々花ではなく球根が注目されていました。
古来はアルプスのスミレと称され、シクラミンという有毒物質を含むにも関わらず、食用とされていました。
しかし、後にジャガイモが人々に周知されると食べられなくなっていったそうです。
17世紀に数種類の野生種がヨーロッパ西部に入ってきて、広がっていったとされています。
普及し始めたのは19世紀後半で、以降様々な品種が作出されていったとされています。
日本には明治時代初頭に伝わったとされていて、本格的な栽培が始まるのは大正時代に入ってからとされています。

■花言葉

シクラメン全体での花言葉は、遠慮、気後れ、内気、はにかみ等です。
これは雨に花粉が流されてしまうことを防ぐために下向きに花を咲かせる様子がまるで恥じらっているように見えることに由来しているとされています。
色によっても異なった花言葉を持っています。
例えば、ピンクなら憧れ、はにかみ、白なら清純といった花言葉を持っています。

■最後に

今回はこれからの季節を彩る花のシクラメンについての簡単に紹介させて頂きました。
いろいろな花の色があり、選ぶときも見ているだけで楽しくなります。
ご自宅を彩るお花としてはもちろん、季節のお花としてプレゼントにもおすすめなお花です。
またこれからの時期ですと、お花が好きな方へのお歳暮にもおすすめです!
冬の花として有名なシクラメンは季節のご挨拶として喜ばれることでしょう。
花キューピットでも人気のある色のシクラメンをご用意させて頂きましたので是非一度ご覧になってみて下さいね。



2018-11-22 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

前のページへ