花と文化
既婚女性に聞く。結婚前後で誕生日のお祝いはどう変わった?
「妻をもっと喜ばせるお祝いの方法を見つけたい……」
「結婚後、誕生日のお祝いをしなくなったが何かするべきなのでは……」
などなど、妻への誕生日のお祝いにお悩みの男性もいるのではないでしょう。
今回は、「誕生日のお祝い」をテーマに、既婚女性にアンケートを実施しました。
既婚女性は、結婚後の誕生日のお祝いについてどのように感じているのでしょうか。
「妻は実際のところどう思っているのだろう……」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
・既婚女性
・30代以上(結婚10年未満)
【サンプル数】
110名
目次
全体の85%が結婚後もパートナーからのお祝いがあると回答
質問1.結婚後もパートナーからの誕生日のお祝いはありますか?
「はい」を選択した方が全体の8割を超えました。結婚後も、何かしらの誕生日のお祝いがある方が大多数のようです。「はい」を選択した理由としては、以下のようなコメントが集まりました。
・お互いを大切にしているということや、日頃の感謝を込めてプレゼントをしたり、ケーキを買ってお祝いする。愛情表現をするきっかけのひとつだと思うから。(33歳 公務員)
・365日たまには違うように特別にすごしたいから。(38歳 会社員)
・付き合い始めから、お互いの誕生日には外食したりケーキを食べたりしてお祝いしており、結婚後も特に変わりなくお互いの誕生日を祝っている。(35歳 専業主婦)
「お互いの愛情を確かめ合う良い機会だから」
「非日常を感じられる貴重な機会だから」
「恋人時代の延長線上で習慣として」
などの意見が大多数を占めました。
中には「お互いがお祝いをしている姿を子どもに見せることで、お祝いを大切にできる人に育ってほしい」など、子育てを踏まえた意見も含まれていました。
また、少数とはいえ「いいえ」を選択した方もいます。
なぜ結婚後に誕生日のお祝いがなくなったのか?その理由として代表的なものは以下です。
お互いの誕生日が近く、お互い様なのでなくなってしまった。結婚記念日も近いため、まとめてお祝いという形になっている。相手からのプレゼントは特になく、自分の欲しいものを家計から買うと言う感じ。
(32歳 会社員)
・家族が増えて、わたしだけの誕生日を祝う、時間がないこと、わたしの誕生日祝いとして、家族でケーキを食べる事はするが、お祝いの感じはほとんどないため(36歳 専業主婦)
・同じ財布だから、あえてプレゼントを送りあう必要はないと2人で話し合って決めた(36歳 会社員)
「お祝いする習慣がなくなった」
「子どもに時間とお金がかかるようになり、自分たちに使う余裕がない」
「小遣い制になったため、財布が同じになったため」
などの意見が多くを占めており、子育てと経済面で誕生日のお祝いがなくなってしまった方が多いようです。
形は変わってもうれしさは変わらない「結婚後の誕生日のお祝い」
「結婚後もパートナーからの誕生日のお祝いはありますか?」に対して「はい」を選択した方は、誕生日のお祝いに関してどのように感じているのでしょうか?以下、アンケート結果をもとにご紹介します。
「外食+誕生日プレゼント」のお祝いが半数を占める
質問2.「はい」を選択した方にお聞きします。どのように祝ってもらっていますか?
一番多かったのは全体の5割を占める「外食+誕生日プレゼント」、次に多かったのは「誕生日プレゼントのみ」という結果に。
「その他」を選択した方の中には、「外食・旅行のみ」という方や、「誕生日プレゼント+自宅で少し豪華な夕食を食べる」という方もいました。
プレゼントの選び方は「一緒に選ぶ」夫婦が多いという結果に
質問3.「はい」を選択した方にお聞きします。誕生日プレゼントはどう選びますか?
誕生日プレゼントの選び方については「一緒に選ぶ」を選んだ方がもっとも多く、全体の4割強を占めました。
「パートナーに選んでもらう」「自分で選ぶ」を選択した方はほぼ同率に。「パートナーに選んでもらいたい」という方と「自分で選びたい」という方が一定数いるため、妻の好みを踏まえて贈り方を選んだ方が良いでしょう。デートを兼ねて一緒に時間を過ごしつつ、自分の好みで選べるため「一緒に選ぶ」が一番無難といえるのかもしれません。
「その他」を選択した方の回答では、「パートナーから選んでもらったもの、自分で選んだもの、両方をもらう」というものもありました。
人気のプレゼントは「アクセサリーorアパレル小物」
質問4.「はい」と選択した方にお聞きします。誕生日プレゼントはどのようなものをもらいましたか?
「アパレル小物」「アクセサリー」の2つで全体の6割を占める結果に。
子どもがいる世帯では時間とお金が子どもに集中するため、なかなか購入の機会がないアパレル小物やアクセサリーが喜ばれるのかもしれません。
その他の回答では「キッチン雑貨・家電」といった実用的なものや、「ミシン・ゲームソフト・好きなキャラクターの限定品グッズ・ぬいぐるみ」などの趣味に関わるものなどの回答がありました。明確な趣味やほしいものがある場合は、それに合わせてプレゼントを選ぶのが良さそうです。
結婚前後のお祝いの仕方は「変わらない」が半数以上
質問5.「はい」を選択した方にお聞きします。結婚前後でお祝いの仕方に変化はありましたか?
「変わらない」が、全体の6割強を占める結果に。結婚歴が比較的浅い人、もしくは子どもがいない場合は恋人から夫婦に変わってもお祝いの仕方に大きな変化はないようです。
逆に「変わった」を選択した方は約3割と少数であることがわかりました。その理由として代表的なのは以下です。
・子供が生まれ、自由になる時間が減ったので、プレゼントとして1人でゆっくり過ごす時間を与えてもらうことがプラスされた。(36歳 専業主婦)
・結婚前は休みを合わせて出掛け、帰りに食事とプレゼントという感じだったが、結婚後は普通に仕事に行き、夕食が少し豪華なテイクアウトになった。プレゼントは誕生日に近い週末などにショッピングモールなどに出掛け、その場で購入、という普通にショッピングの流れになった。(37歳 会社員)
・結婚前はサプライズでケーキやプレゼント(花束が多かった)を用意してくれていましたが、結婚後は財布が一緒になったこともあり、自分で選んでプレゼントを買ってもらうようになりました。(33歳 会社員)
「サプライズなどの大がかりなお祝いはなくなった」
「子どもがいるので家でお祝いすることが増えた」
「財布が同じになったので、選んでもらうのではなく、自分で選ぶようになった」
「パートナーに子どもを預けて、一人の時間をプレゼントしてもらうようになった」
などなど、恋人から家族になったこと、または子どもができたことによって、誕生日のお祝いの仕方が変化したといえるでしょう。
とはいえ、形が変わったことに不満を覚えているような回答はほとんどなく、感謝やうれしさを感じているものが大半を占めました。
「お祝いされたい」が大多数!誕生日のお祝いがなくなった方の本音
次に、「結婚後も誕生日のお祝いはありますか?」に対して「いいえ」を選択した方が、どのように感じているのかをご紹介します。
「お祝いされたい」が全体の7割以上
質問6.「いいえ」を選択した方にお聞きします。お祝いされたいと思いますか?
「お祝いをされたいか?」に対して、「はい」を選択した方が7割以上という結果に。
理由としては、以下のような回答が集まりました。
・やはり、最初のときはお互いに意識をしていたのですが、夫婦でそれがなくなると、寂しいものがある。だからといって、自分から進んでお祝いをするのは今更はずかしい。(30歳 専業主婦)
・いつまで経っても誕生日はお祝いしてもらえると嬉しい。自分で欲しいものを買うのではなく、相手が自分のために選んだものだとなんでも嬉しい。(32歳 会社員)
・誕生日にお祝いされると誰でも嬉しいのではないでしょうか。歳を重ねるにつれて、孤独になっていくので、お祝いは必要だと思います。(38歳 その他)
口や態度で表すことはなくても、「お祝いされたい」と感じている女性は多いようです。
子育てや経済面など、さまざまな問題で「パートナーの誕生日のお祝いをしなくなった」という方は、今年から再スタートしてみても良いのではないでしょうか?
お祝いの仕方は「外食+誕生日プレゼント」が一番人気
質問7.「いいえ」を選択した方にお聞きします。お祝いされるとしたら、どのようにお祝いされたいですか?
「どのようなお祝いがよいか?」に対しては、「外食+誕生日プレゼント」が約4割を占める結果に。「旅行+誕生日プレゼント」を選んだ方も2割程度いることから、プレゼント+αを求める方が全体の6割強を占めています。
「外食・旅行+誕生日プレゼント」を選択した理由として、代表的なのは以下です。
・【外食・誕生日プレゼント】いつも自炊しているので、たまには人が作ったごはんを食べたいのと、誕生日ぐらい食事作りから解放されたいから。(38歳 専業主婦)
・【旅行+誕生日プレゼント】記念日に旅行などしてくれると、とても嬉しいから。プレゼントなどもいいけれど、思い出を作った方がもっと良い。(32歳 専業主婦)
・【外食+誕生日プレゼント】お誕生日プレゼントだけだと味気ないので。できれば一緒にお食事に行って、そこでお祝いをしてもらいたいです。(37歳 会社員)
「非日常で特別な時間を過ごしたい」
「誕生日くらい家事から解放されたい」
などの意見が多く見られました。
逆に「誕生日プレゼントのみ」の理由としては、「子どもがいるので、外食や旅行はかなりの重荷」などがありました。旅行や外食を贈る際は、同時に「子どもを親に預けられるようにする」など、事前の準備は怠らないようにしましょう。
ほしいプレゼントでも「アクセサリーorアパレル小物」が一番人気
質問8.「いいえ」を選択した方にお聞きします。.誕生日プレゼントをもらうとすると、何が良いですか?
「どのような誕生日プレゼントが良いか?」に対しては、「アパレル小物・アクセサリー」を選んだ方が全体の半分を占めます。次いで「美容グッズ・花束・旅行」がそれぞれ約10%という結果になりました。
メインをアパレル小物・アクセサリー、サブで花束・美容グッズなどを贈ると喜ばれるのではないでしょうか。
「その他」を選択した方の回答では、「家電・食事・キャラクターグッズ・お金」などが見られました。
傾向としてアパレル小物やアクセサリーを求める女性は多いですが、趣味や好みは人によってバラバラのため、本人に一度確認してみても良いでしょう。
プレゼントの選び方は「一緒に選びたい」が人気
質問9.「いいえ」を選択した方にお聞きします。誕生日プレゼントを選ぶとすると、どのように選びたいですか?
プレゼントの選び方としては「一緒に選びたい」がもっとも多く、全体の約4割を占めます。
一緒に選びたい理由として代表的なのは以下です。
・私の好みでないプレゼントをもらっても困るから、一緒に選んだ方がお互いにストレスなく済むかと思います。(37歳 会社員)
・サプライズも嬉しいけど、同じ家計簿のお金になるので、できれば必要かつ実用性のあるものを一緒に選びたいです。(38歳 会社員)
・自分だけで選ぶよりもプレゼント感があるから。それに一緒に買い物にデートに行くのは嬉しいし楽しい。相手が忙しかったら自分だけで選ぶのでもOK。(33歳 専業主婦)
「一緒に選んだ方が思い入れのある物になる」
「好みではないものの可能性があるから」
といった回答が大半を占めました。「自分で選びたい」という方も2割程度いることから、「パートナーに選んでもらいたい」と考える方はやや少数派であることがわかりました。
逆に、「パートナーに選んでもらいたい」を選択した方にはどのような理由があるのでしょうか。
代表的な理由は以下です。
・私のことを考えて選んでくれたら嬉しいと感じるから。欲しいものがあったとしても、その旨を伝えるより選んで欲しいかな。(30歳 自営業)
・どんなのがもらえるんだろうっていうワクワクがある。パートナーが、自分の欲しいものや自分に合うものを選んでくれるのでとても嬉しい。(31歳 会社員)
・考えてくれる手間が嬉しいです、あとはサプライズが好きなので。考えてくれる手間が嬉しいです、あとはサプライズが好きなので。(38歳 自営業)
どんなものを選んでくれるかよりも「プレゼントを選ぶ」という行為自体に喜びを感じる方が多いようです。
サプライズでプレゼントを渡すのはリスクも大きいですが、相手によっては満足度が高いことが伺えます。
「サプライズが好き」ということがわかる場合は、一緒に選んだりパートナーに直接聞いたりするよりも、自信をもってプレゼントを選んでみても良いかもしれません。
まとめ
恋人から夫婦に関係が変わり、家族になっても、ほとんどの女性は誕生日のお祝いを望んでいます。
「妻をもっと喜ばせたい」という方は、プレゼントと合わせて日常の疲れを癒す外食や旅行を検討してみると良いかもしれません。
また、「しばらく誕生日のお祝いをしていない」という方は、どんな形でも誕生日のお祝いを再スタートしてみてください。恥ずかしさで嬉しさを上手に表現できなかったとしても、間違いなく喜んでくれるはずです。