, 花と文化

大輪の鮮やかな花~ダリアのご紹介~

最終更新日:

夏から秋に大きく美しい花を咲かせるダリア。
1輪取り入れるだけでもボリュームが出るため、花束アレンジメントの主役にもよく使われます。
様々な色や咲き方があり、種類が豊富で私たちを楽しませてくれます。
今回はそんなダリアについてご紹介したいと思います。

■ダリアはどんなお花?

ダリアは夏から秋にかけて花を咲かせる植物です。
ダリアは球根植物で、球根は楕円形に細長い形をしています。
植えるときはどちらから芽が出てくるかをよく観察して植えないと、全く芽が出てこない状態になってしまいます。
ダリアの丈は種類により異なり、150cm近く伸びる種類もあれば50cm以下の種類もあります。
150cm以上伸びるダリアは支柱がないと倒れてしまうので支柱を立てる必要がありますので育てる際にはご注意下さいね。
ダリアという名前は、スウェーデンの植物学者のアンデシュ・ダール(Anders Dahl)の名前が由来とされています。
花はボタンに似ており、和名では天竺牡丹(テンジクボタン)と名づけられています。
花の形が数多くあり、シングル咲き、ボール咲き、ポンポン咲き等様々です。

■メキシコでは国花とされている?

ダリアはメキシコの高原地帯が原産地とされていて、15世紀頃のメキシコ(当時はアステカ帝国と呼ばれていたそうです)では神聖な花として栽培されていました。
メキシコでは8月4日がダリアの日と決められているほど、ポピュラーなお花です。
メキシコの最も尊敬されているとされている大統領ベニート・フアレス氏の名前に関係するダリアの品種もあるそうです。
このような経緯があり、メキシコではダリアが国花とされています。

■ダリアの日本における歴史

ダリアが日本に渡来したのは、天保12年(1842年)で、オランダ船によって渡来したと言われています。
日本に渡来した頃は、テンジクボタンと呼ばれ、ごく一部の地域でのみ栽培されていました。
明治時代の半ば位に盛んに栽培されるようになり、明治時代終わり頃にはダリアの品評会も開催されていたそうです。
現在は家庭ではもちろん、ダリア園も各地に作られ、日本でも多くの種類を見ることができます。

■ダリアの花言葉

ダリア全般の花言葉:栄華、気まぐれ
赤色のダリアの花言葉:華麗
白色のダリアの花言葉:感謝
黄色のダリアの花言葉:優美

■最後に

今回は大輪の豪華なお花ダリアについてご紹介させて頂きました。
大きく存在感のあるお花は、ブーケやアレンジメントに一輪あるだけで作品の華やかさを上げてくれます。
ご家庭のリビングなどに飾るとお部屋が明るく華やかになるかと思います。
また、見た目同様華やかな花言葉の多いダリアですので、お祝いやお礼に贈るお花としてもおすすめです。
色や形が種類豊富なお花ですので、ご興味のある方は一度お近くのお花屋さんを覗いてみてはいかがでしょうか?

最終更新日:  | Posted in , 花と文化No Comments » 
Loading Facebook Comments ...
Comment





Comment



前のページへ