花, 花と文化
お彼岸にお供えする花の選び方
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今年、2024年の春分の日は3月20日、彼岸入りは3月17日です。
この時期に合わせて、家族でお墓参りをされる方も多いでしょうか。
今回の花だよりでは、春のお彼岸についてご紹介します。
■お供えの花の種類・相場
彼岸入りについて「入り花を折らぬ」という言葉があります。
これは「お彼岸に入ってから慌てるのではなく、前日までにお墓を整えておきましょう」という心がけを指します。
お花を持っていくときには、彼岸入りまでに準備するとよいですよ。
お彼岸には、お仏壇やお墓を丁寧に掃除して花をお供えしましょう。
彼岸入りに間に合わなくても、故人・ご先祖様を供養する心が大切です。
花の色に決まりはありませんが、明るく鮮やかな色が好まれるようです。
白・赤・黄色・紫などがよく使われています。
故人が亡くなってから日が浅い場合、白・淡い色がよいでしょう。
【仏花の相場】
お墓の場合… 約1,000円
花の本数は 3・5・7本、ひし形になるようにまとめます。
霊園の規則により、お墓参りのあと持ち帰ることもあります。仏壇の場合… 約3,000~5,000円
花器に生けたアレンジメントを選ぶとお手入れがしやすいです。
■タブーとされている花は?
仏花と言えば「菊」が思い浮かびますが、その他の花をお供えしても大丈夫です。
故人が好きだった花や、その季節に合った花を選びましょう。
ただし、一般的に避けられている花もあります。事前にしきたり・慣習を確認しておきましょう。
【避けられている花】
トゲがある花… バラ、アザミなど
攻撃的に思えるため、失礼にあたるとされています。ツルがある花… …スイートピー、クレマチスなど
からみつくツルが「成仏できない」様子をイメージさせます。毒がある花… 彼岸花、スイセン、スズランなど