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クリスマスカラーのポインセチアの花言葉と、育て方を簡単に紹介

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クリスマスに欠かせない飾りには、クリスマスツリー、クリスマスリースと並んで、ポインセチアがあります。クリスマスカラーの色合いは、まさにクリスマスのためのお花と言えますね。

今回の花だよりでは、クリスマスについてお伝えします。

■葉の色を楽しむポインセチア

poinsettia赤と緑の色合いから、クリスマスの彩りに人気のポインセチア。原産地はメキシコを中心とする中央アメリカといわれています。日本では可愛らしい鉢植えとして流通していますが、原産地では3メートルを超える高さにまで育つそうです。

真っ赤な部分は花のようですが、これは色づいた葉。本当の花は赤くなった葉の中心にある丸いつぶつぶで、花びらを持ちません。

葉の色は赤色が最もポピュラーですが、白色のものや、クリーム色、ワインのような紫色になるものもあり、桃色になるプリンセチアも人気です。また、斑入りのものや、2色のよせ植えなども、目にする機会が増えました。

鉢物として楽しまれることがほとんどですが、緑と赤のコントラストから、クリスマス用のリースやアレンジメントにも使われます。

■ポインセチアの育て方

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クリスマスの時期に出回ることから冬のイメージが強い植物ですが、熱帯産の植物であるため、実は耐寒性はあまり高くありません。そのため、ポインセチアを育てる場合は、冬を越えられるかどうかがポイントになります。

霜がおりるところに置いてあると枯れてしまうため、室内で楽しんだほうがいいでしょう。また、できるだけ日当たりがよく暖かい場所に置いてあげるといいですが、暖房の風が直接当たる場所は避けましょう。

冬の間は成長が鈍るため、水は控えめで大丈夫です。春から秋にかけては、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげるようにします。

ポインセチアの葉を色づかせるためには、短日処理という作業が必要になります。

まず、9月中旬ころからは鉢を室内に入れましょう。夕方5時~朝の7時までは段ボールで光をさえぎり、朝7時から夕方5時までは日光によく当てるようにします。

この作業はポインセチアの葉が色づくのは花の季節である冬ですが、日中の光をさえぎり夜の時間を長くすることで、ポインセチアが「今は冬だ」と判断して、花をつけ葉を色づかせます。

毎日欠かさずおこなうことはなかなか大変ですが、その分非常に綺麗に色づき、鮮やか色合いを楽しむことができます。

■クリスマスにはポインセチアを

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ポインセチアの花言葉は色によって変わり、特に定番の赤色は「祝福」「聖なる願い」「聖夜」など、クリスマスの贈りものにぴったりな花言葉を持っています。

ほかの色は、というと、白のポインセチアは「あなたの祝福を祈る」、ピンクのポインセチア(プリンセチア)は「思いやり」といった、プレゼントにふさわしい花言葉です。

クリスマスの飾りとして使われることが多いポインセチアですが、可愛らしい見た目と上記の花言葉から、贈りものにしても喜ばれるでしょう。

お花を育てることが好きな方には、クリスマスプレゼントにポインセチアを贈ってみませんか。

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