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世代を超えて愛される花 ~12月の誕生花 赤バラ~

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一年も残りひと月ほどとなりました。年末年始が近づくこの時期には、イルミネーションやイベントなどで、どこか心が弾んできます。

12月の誕生花は、街中の輝きにも負けない鮮やかな美しさと存在感を持つ花の女王、赤バラです。

■バラと慣用句

redroseプレゼント用のお花としてもっとも人気の花がバラ。特に、真っ赤なバラは女性を中心に強い人気を誇ります。

英語でバラを意味する「rose」という単語は、ケルト語で赤を意味する言葉が語源になったという説もあり、古来からバラといえば赤、というイメージは広く浸透していたようです。

古くは紀元前から栽培されているバラは、慣用句としても多く使われています。たとえば「under the rose」(バラの下)という言葉は「秘密に」という意味。これは、古代ローマでは天井からバラの花をつりさげた部屋で交わした会話は秘密とする、という慣習から生まれた言葉です。

「a blue rose」は長い間生み出すことは不可能だ、とされていた青バラのことですが、そこから転じて「不可能なこと」「出来ない相談」をさす言葉としても使われます。

「a bed of rose」(バラのベッド)は「安楽な境遇」というやや否定的なニュアンスで使われる言葉ですが、日本で「バラ色の人生」といえば、美しい輝きと彩りに満ちたポジティブな意味で用いられますね。

地域や年代によって様々な意味で用いられるバラ。古くから愛され、強く人間の文化に結びついていることがわかります。

■バラの野生種 ワイルドローズ

redrose2通常、お花屋さんや庭園で見ることができるバラは、その多くが品種改良によって生み出された園芸種です。バラの野生種は一般的にワイルドローズと呼ばれ、野生種らしく凛とした力強い美しさから愛好家も多いです。

このワイルドローズ、北半球に150~200種類ほどがありますが、園芸種の親となったのはなんと8~9種しかありません。意外なことに、その原種の多くはアジアが原産地となっています。

バラの園芸種の多くは寒さの厳しい冬を除き、一年中花を咲かせる四季咲き性という性質を持っていますが、この四季咲き性は中国原産のコウシンバラから取り入れられた性質です。また、品種改良の中心であったヨーロッパには黄バラはありませんでしたが、西アジアに自生していた黄バラ「ロサ・フェティダ」が親となり、1900年ごろに園芸種の黄バラは生み出されました。

日本に自生しているバラの中でも、特にノイバラは房状に花をつける房咲き性という性質を園芸種のバラに与えた原種として有名です。また、ノイバラは病気に強いため、接ぎ木のときの台木としても使われます。

■12月生まれの方に赤バラを

赤バラの花言葉は「愛情」「美」「熱烈な恋」。大切な方へ贈るにはぴったりの花言葉ですね。特に女性へのプレゼントとして贈れば、特別感のある贈りものとして強く印象に残ることでしょう。

赤バラの緑の葉と真っ赤な花は、クリスマスカラーとして楽しむことができます。季節感を演出するギフトとしても、12月うまれの方へ贈るにはぴったりですね。

12月に誕生日を迎える方には、赤バラをつかったフラワーギフトで「おめでとう」を伝えませんか。

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