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りんどうの花の季節や花言葉、名前の由来など|敬老の日になぜ贈られる?

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りんどうの花
最近、お花屋さんでも見かけることが多くなった、りんどう。
季節の花の1つであるりんどうについて、今回はご紹介します。

りんどうの基本情報

りんどうの花。白と青
まずは、りんどうの基本情報からご紹介します。

  • 科・属:リンドウ科リンドウ属
  • 花言葉:「勝利・正義感」など
  • 学名:Gentiana scabra
  • 開花時期:8月~11月
  • 和名:竜胆(リンドウ)
  • 花の色:紫・ピンク・白・ブルー・緑

りんどうはお花屋さんだけではなく、日本の野山に自生する代表的な花の1つ。
現在は見る機会が減りましたが、水田の周辺などでもりんどうを見ることができたのだそう。

そんなリンドウは和風な雰囲気が人気で、古くから多くの人に愛されています。
加えて和室に飾るだけではなく、洋室のリビングに飾っても粋な雰囲気を楽しむことができます。
りんどうは凛とした見た目が美しく、和室・洋室問わず飾られています。

りんどうと言えば青色や濃い紫色の印象が強いですが、白や淡い水色、ピンクなどの色も流通しています。
花束やフラワーアレンジメントをブルー系でまとめたいという方や、差し色に締まる青色を入れたいという方はもちろん、優しい色合いで季節の花を入れたいという方にも、りんどうはおすすめです。

りんどうの花は、釣鐘形
花のイラストでよく見るパッと開いた花姿ではなく、つぼんでいるような上品な花を、上向きにいくつも咲かせます。
この姿は、りんどうならでは。
他の花と合わせてりんどうを使うと花の形が異なるため、良いアクセントになりそうです。

りんどうの季節

りんどうの季節は秋
りんどうの見頃・季節は、と言われています。

りんどうの開花時期は、8月~11月頃です。
特に多く花を咲かせるのは、9月頃。
そのため、りんどうは「秋の訪れを感じさせてくれる花」とも言われています。

りんどうは、秋らしい雰囲気の花束やフラワーアレンジメントを作りたい時によく選ばれています。
中でも秋にある記念日の中の1つである、9月の第3月曜日の敬老の日には、和風な花の様子と季節がぴったりという理由で、プレゼントとして選ばれることも多いようです。

品種によっては早くから咲いているものもあり、お花屋さんでは花束やフラワーアレンジメントとして使われる切り花のりんどうが6月~11月頃に(夏~秋にかけて)流通しているのだそう。

秋の空とりんどうの青色が、美しいハーモニーを奏でることができそうですね。
▼リンドウと合わせたい秋の花の種類を知りたい方はこちら


99月の誕生花はリンドウ◆一緒に花束にしたい秋の花の種類一覧

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秋らしい花束やフラワーアレンジメントを作りたい方は参考にしてください。

りんどうの品種・種類

りんどうといえば、青色。
青色の品種は、「信濃早生 しなのわせという品種などをはじめ青色のりんどうは多くの品種があります。

さらに淡いピンクは女性的で優しい雰囲気であり、「パスティベル」や「新おどり子」という品種などがあります。
他にも、「秋の調べ」というおしゃれな名前の品種もあります。
「秋の調べ」は、白と水色が混ざったようなパステルカラーです。

お花屋さんに行った際は、りんどうの品種にも注目してみてくださいね。

りんどう(竜胆)の花言葉

紫のりんどう
りんどう全体の花言葉は「勝利・正義感」などがあります。
りんどうは色によっても、花言葉がそれぞれ決められています。
白のりんどうは「貞操」であり、紫色のりんどうには「満ちた自信」などが付いています。
「貞操」とは、「人としての正しさを貫き、心を変えない・人としての正しい道を守る」という意味があります。

また花言葉は国によっても違いがあり、西洋(英語)のりんどうの花言葉は「loveliness(愛らしい)・intrinsic worth(固有の価値)」などがあります。

花言葉の由来

りんどうの「勝利」や「正義感」という花言葉は、りんどうの根が薬や漢方として使われていたことから付けられたと言われています。

日本をはじめ中国などでも古くからりんどうの根は、薬や漢方として利用されていました。
そこから、りんどうの力で「病気に打ち勝つ」=「勝利」と、なったと言われています。

元気でいてもらいたいおじいちゃん・おばあちゃんに、敬老の日の贈り物としてプレゼントしたい花言葉ですね。

りんどうの名前の由来

りんどうの由来は?
日本でりんどうと呼ばれるようになった理由は、中国で呼ばれていた名前「りゅうたん」が変化したものと考えられています。

りんどうは、漢字では「竜胆・龍胆」と書かれます。
これは、りんどうの中国での名称が「竜胆」であったことから付けられていると言われています。

中国の「竜胆」の読み方は「りゅうたん」で、平安時代までは日本での呼び方・表記は「りむたう・りんたう・りんだう」など、ばらつきがあったのだそう。
しかしその後、時と共に「りんどう」という名前になっていったと、言われています。

もともとなぜ「竜胆」?

りんどうは、なぜ中国でもともと「竜胆」と呼ばれていたのでしょうか。
名前の由来は、りんどうの根の味から付けられたと言われています。

先にご紹介したように、りんどうの根は、薬や漢方として古くから使われていました
消化や鎮静、健胃の効果があるのですが、味がものすごく苦いのだそう。
りんどうの根の味は「竜の胆のように苦い」と表現され、そのことから「竜胆」と名づけられたとされています。※諸説あり。

りんどうの根は乾燥させて漢方に使われていたそうですが、名前になってしまうほど苦かったと思うと、効果があってもできれば口にしたくはないですね。

▼敬老の日の花ギフトをみてみる
もちろんリンドウを使ったフラワーギフトをご用意しております。
敬老の日 花のギフト・プレゼント特集2024

りんどうはなぜ敬老の日に贈られる?由来は?

敬老の日のプレゼントとして、よく選ばれているりんどう。
ここではりんどうが敬老の日に贈られる理由をご紹介します。

1つ目は、りんどうが咲く時期が敬老の日に合っていたから

りんどうの花
旬を迎えた花は美しいもの。
敬老の日におじいちゃん・おばあちゃんへきれいな季節の花を贈りたいと思う人が多いのです。
りんどうをはじめ、花は季節によって咲いていないので、時期が違うと贈ることができないということも……。
言い換えれば、季節の花は今しか贈ることができない特別なプレゼントになるのです。

今を彩る花、りんどうをぜひ敬老の日に花束やフラワーアレンジメントにして贈ってみてくださいね。

2つ目は、りんどうが漢方に使われていたから

りんどうが生えている様子
りんどうの根は、古くから漢方の生薬として活用されていました。
かなり苦いようですが、胃の調子を整えたり、消炎(炎症を取り去る)の効果があったり重宝されていたのだそう。
そこからりんどうの健康面での良さが、「いつまでも元気でね」という願いを込めることができると、敬老の日に贈られるようになりました。

3つ目は、りんどうの紫色が高貴だから

濃い紫と薄い紫のりんどう
また、りんどうが敬老の日に贈られる理由は、色も関係しています。
りんどうの花の色である紫色は、高貴な色とされています。

聖徳太子が決めた冠位十二階でも、紫色が最上位の位階を示す色でした。
加えてローマ帝国などでも、高貴な身分の人の服も紫色に染められていたのだそう。
日本だけではなく、西洋の文化の中でも紫は高貴な色として知られているようです。

特別な紫色で、おじいちゃん・おばあちゃんに尊敬の気持ちを伝えることができそうですね。
そして、上品な雰囲気のフラワーギフトを贈りたいと考えている方も、りんどうを入れることが多いのだそう。

花が咲くりんどうと咲かないりんどう?2つの系統がある?

お花屋さんでりんどうを見ていると、花が咲いているものと咲いていないものがあることに気づくかと思います。
ここでは、りんどうの2つの系統について簡単にご紹介したいと思います。

エゾリンドウ系

つぼんでいるりんどう
花が咲かないりんどうです。
このエゾリンドウ系は「りんどう」ときいて、イメージする方が多いかもしれません。
すらっと長く伸びた茎に、いくつもの花を付けるエゾリンドウ系。
お花屋さんにはエゾリンドウ系のりんどうは、7月ごろから店頭に置かれることが多いのだそう。

花の色は「ザ・りんどう」というような青色が、エゾリンドウ系は多いようです。

ササリンドウ系

花が咲いているりんどう
花びらが、くるっと反り返るように花を咲かせるりんどうです。
ササリンドウ系が開花した姿は、キュート。
お花屋さんだけではなく、北海道をのぞく日本全土の山に自生しているのでハイキングに行った際に、見かけることができるかもしれません。

ちなみにリンドウは、昼間は花を咲かせて夕方になると花はつぼみます。
天気が雨が降っている時は昼間でもつぼんでいるので、花が咲いた姿が見たい時は晴天の日を選んで観察してみてくださいね。

りんどうの長持ち方法

りんどうのアレンジメント
花束やフラワーアレンジメントに使われている、りんどうの長持ち方法についてご紹介します。
りんどうは茎が固く、花持ちが良い花の1つです。
もっと、長くきれいな花を楽しみたいという方は、チェックしてみてください。

花に付いた水気は取り除く

つぼみの中に、水分がたまっていることがあります。
その場合は、優しく下向きにりんどうを振って水分を飛ばしてください。
花びらには、水が付いていない方が良いとされています。

枯れた花は取り除く

いくつもの花が付いている、りんどう。
枯れたりんどうの花がある時は、こまめに摘み取って、まだ元気な花にエネルギーを送れるようにしましょう。

定期的に花瓶の水は交換する

同じ水に生けていると、茎がヌルヌルしたり、傷んだりします。
花瓶にりんどうを生ける際は、水を定期的に交換して茎も流水で洗うことがおすすめです。

茎にぬめりが出たらカットする

りんどうの茎にぬめりを感じたら、流水で洗い流してください。
それでもヌルヌルしていたら、その部分の茎をカットしましょう。

水の吸い口が新しくなると、花までしっかりと水を吸い上げることができます。
水に浸かっている茎は特にヌルヌルしやすいので、花瓶の水を交換する時にチェックしてみてくださいね。

ちなみに、鉢植えのリンドウの育て方はこちらで紹介しています。
気になった方は合わせてご覧ください。


9月の誕生花【リンドウ】の花言葉や英語、育て方について。秋の花ギフトを贈ろう

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リンドウの鉢植えを育てる時のポイントを掲載しています。

敬老の日にりんどうを贈ろう

りんどうを敬老の日に贈る
今回は、りんどうについてご紹介しました。
秋の花の1つとして知られるりんどうを、花束やフラワーアレンジメントに使って風情を感じてみるのはいかがでしょうか。

敬老の日のプレゼントに悩んでいるという方は、季節感のあるりんどうがおすすめ。
ちなみに花キューピットでも、りんどうを使った敬老の日ギフトをご用意しております。
少し気になったという方は、ぜひサイトをチェックしてみてください。


 

 

 


りんどうに関する疑問まとめ

りんどうの花
りんどうに関する疑問をまとめました。
気になったところは、もっと詳しくチェックしてみてくださいね。

りんどうの季節はいつですか

りんどうの開花時期は8月~11月です。りんどうは秋の花とされています。詳しくはこちら

りんどう(竜胆)の花言葉は何ですか

りんどうの花言葉は「勝利・正義感」などです。花言葉の由来はこちら

リンドウの花は咲きますか

りんどうは品種によって花が咲かないものがあります。りんどうは大きく分けると花の咲き方によって、2つの系統に分けられます。詳しくはこちら

敬老の日にりんどうを贈る理由は何ですか

りんどうが咲く季節が敬老の日に合っていたり、花言葉に「いつまでも元気でいてね」という気持ちが込められたりするためです。また、りんどうの紫色が高貴な色として知られていることから、目上の方に贈るプレゼントに適しているという理由もあります。もっと詳しく知りたい方はこちら

敬老の日にりんどうを贈りたいです

花キューピットでは敬老の日にりんどうを使った花束やフラワーアレンジメントをご用意しております。敬老の日の花を見たい方はこちら

リンドウが竜胆と書く理由は何ですか

リンドウの根は漢方として使われています。その根が竜の胆のように苦いため、竜胆になったとされています。もっと詳しく知りたい方はこちら

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