花と文化, 花を贈る時
7月14日は【ひまわりの日】~植物の記念日~
ひまわりや、かき氷が似合う季節になってきましたね。
「夏」という季節を意識させるような、気温の日が続いています。
お出かけする際は、日傘や帽子など日差しを避けることができるものがあったほうがよさそうです。
さて、今回はそんな今の時期にぴったりなお花の名前が付いた記念日、「ひまわりの日」についてご紹介します。
ひまわりの日の日付や、由来なども掲載しています。
そして、記念日に関連してひまわりの花言葉や、合わせたいおすすめのお花の種類もお伝えします。
◆ひまわりの日っていつ?
「夏に咲く代表のお花」と言っても過言ではない、ひまわり。
そんなひまわりは、誰もが知っているお花の1つでもありますよね。
では、皆さんは「ひまわりの日」という記念日が、いつなのか知っていますか?
「分からない。」という方が多いのではないでしょうか。
ひまわりの日は、毎年7月14日です。
◆ひまわりの日の由来は?どんな記念日?
まずはひまわりの日が、どうして7月14日に決められたのかをご紹介します。
記念日のきっかけは、1977年7月14日。
今から43年前にさかのぼります。
実はこの日、日本初の静止気象衛星「ひまわり1号」が打ち上げられた日なのです。
ひまわりの日は、植物のひまわりからではなく、ひまわり1号という愛称の静止気象衛星が打ち上げられたことが由来になります。
アメリカのケネディ宇宙センターから打ちあがるひまわり1号は、テレビで放送され、多くの人がその様子を見守っていたそうです。
ちなみに、当時はカラーテレビが普及していたため、空へ登っていくひまわり1号をカラーで見ることができたのだそうですよ。
多くの方にとってひまわり1号は、宇宙の存在が少し身近になるきっかけになったのかもしれませんね。
この、ひまわり1号の打ち上げが成功したことで、日本は地球の外側からの観測が可能になりました。
雲の様子や、台風の観測などなど…気象観測や防災のために必要な情報を得ることができるようになったのですね。
まさに、記念日にぴったりな日ですよね。
◆なぜ気象衛星の名前が「ひまわり」なの?
なぜ日本初の気象衛星は、ひまわりという名前になったのでしょうか。
気象衛星と、お花のひまわりは関係が無いように思いますが、気象衛星「ひまわり」の名前の由来は、お花のひまわりからなのだそうです。
気象衛星の名前にした理由は、植物のひまわりの特徴からと言われています。
その特徴とは、太陽の方向へお花を咲かせるというものでした。
ひまわりは常に太陽の方向を向いているように、太陽の動きに合わせてお花の向きを変化していきます。
一方で気象衛星も、常に地球を見続けているということから「ひまわり」という名前になったそうです。
1つの物を常に見続けているという点で、気象衛星と植物のひまわりは、少し似ているのかもしれませんね。
ちなみに、気象衛星「ひまわり1号」は、1989年6月に運用が終了していますが、現在は2014年に打ち上げられた「ひまわり8号」と2016年に打ち上げられた「ひまわり9号」が地球を見守っています。
◆ひまわりの花言葉
ひまわりの日にちなんで、ここではひまわりの花言葉をご紹介します。
<日本語>
ひまわりは、たくさんの花言葉を持っています。
まずは日本語の花言葉を紹介します。
・あなただけを見つめる
・情熱
・憧れ
・光輝
・尊敬 など
それぞれの花言葉の由来は、ひまわりが太陽の方向にお花を向けることなどが由来になっています。
ひまわりが、太陽を見つめるように咲く様子から「太陽にあこがれているようだ」と感じた人や、「太陽を尊敬しているに違いない」と考えた人もいたのかもしれませんね。
<英語>
ひまわりを含め花言葉は、世界共通ではありません。
お花によっては、世界でほとんど同じ花言葉を持っている種類もありますが、国々でのお花に対する印象の違いや、神話などから花言葉は決まるため、全く違った花言葉を持っているお花も多いのです。
西洋のひまわりの花言葉は、こちらです。
・adoration(愛慕、崇拝)
・false riches(偽りの富) など
この「false riches(偽りの富)」という花言葉は、現在のペルーに当たるインカ帝国をスペイン人が征服した際、ひまわりをかたどった装飾品などの財宝を奪い取ったことが由来になっていると言われています。
◆ひまわりと合わせたいお花
ひまわりの日をきっかけに、ひまわりを使ったフラワーギフトをプレゼントしようと思った方もいらっしゃるのでは?
ここでは、ひまわりと一緒に合わせたいお花の種類をご紹介します。
<ヒペリカム>
グリーン・赤・ピンク・黄色の実がかわいらしいヒペリカム。
鮮やかな色が、ひまわりとの相性ばっちり。
お花ではなく、実を楽しむ植物ということもあり、他の植物よりも長くきれいな姿を楽しませてくれますよ。
<グロリオサ>
赤く細い花びらが特徴的で、その花姿は炎のように見えるほど、情熱的。
グロリオサは鮮やかで、他のお花にはない花姿が良いアクセントになってくれます。
ひまわりと合わせれば、夏にぴったりのフラワーギフトになりそうです。
グロリオサは他のお花に比べて花もちが良く、長く飾っておくことができますよ。
豪華な雰囲気の花束やアレンジメントにしたい時は、特におすすめです。
太陽カラーのゴージャスな花束! |
<カーネーション>
淡い色から鮮やかな色まで、カラーバリエーションが豊富なカーネーション。
カーネーションは、フラーギフトを淡い色で優しいイメージにしたい方にも、ビビッドカラーでポップなイメージにしたい方にも人気のあるお花です。
カーネーションの丸みのある花姿も、かわいらしいですよね。
ひまわりとオレンジ色のカーネーションを合わせれば、ビタミンカラーで元気がもらえそうなイメージに。
男女問わず喜んでもらえそうなデザインにすることも、できそうですね。
◆最後に
今回は7月14日のひまわりの日の由来をご紹介しました。
また記念日に関連して、ひまわりの花言葉や一緒に合わせたいお花の種類などもお伝えしました。
ひまわりの日をきっかけに、恋人や両親、ご友人に日頃の感謝を込めてお花を贈ってみてはいかがですか?
きっと喜んでもらえると思いますよ。
もらった理由は何であれ、お花をプレゼントしてもらうことは嬉しいものです。
ぜひお誕生日などのお祝いの日以外にも、お花をプレゼントしたり、自宅に飾ってみたりしてみてくださいね。