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もっと知りたい敬老の日 ~敬老の日の由来~
9月の第3月曜日は敬老の日。
今年、2024年の敬老の日は9月16日(月)です。普段から優しく見守ってくれるおじいちゃん・おばあちゃんに、感謝の気持ちを伝える日ですね。
今回の花だよりでは、敬老の日についてご紹介します。
■敬老の日はなぜ9月
今ではハッピー・マンデー制度により9月の第3月曜日と定められている敬老の日ですが、元々は9/15と日にちが決まっていました。
ではなぜ9/15が「敬老の日」と定められていたのでしょうか。これには2つの故事からとられたといわれています。
その1・聖徳太子が老人ホームを建てた日だったから
聖徳太子といえば法隆寺をはじめとする様々な建築物を建てたといわれています。大阪の四天王寺もそのひとつ。
四天王寺には、社会福祉施設として、敬田院、施薬院、療病院、悲田院という施設が設置されました。
現在の施設におきかえると、敬田院は寺院、施薬院は薬局、療病院は病院、そして悲田院が病人や身寄りのないお年寄りのための、いわば老人ホームのような施設にあたります。
この「悲田院」が誕生したのが9/15とされています。
その2・元正天皇に由来する説
奈良時代の天皇である元正天皇は、とある孝行息子の話を耳にします。
美濃にくらしていた父子はとても貧乏で、父は大好きなお酒ものめずにいました。
息子はつねにそのことを心苦しくおもっていましたが、偶然足をすべらせて落ちた谷間で酒のながれる滝をみつけ、喜んで酒を持ちかえり父にのませてあげました。
この話に感動した元正天皇は、酒のながれる滝とされる養老の滝へ行幸し、「霊亀三年を改めて、養老元年とする」と宣言しました。
そして、この養老元年と改められた日が、現在のこよみでいう9/15ごろだったとのことです。
■国民の休日として成立
1940年代後半、兵庫県の一部の村にて「お年寄りの知恵をかりて村つくりをしよう」という運動がおこります。そして、9月15日をとしよりの日とさだめ、敬老会を開くようになりました。
この風習はすこしずつ全国へとひろまっていきましたが、その際に「としより」という表現に反発があったため、1964年に「老人の日」へと名称が変更されます。
さらに1966年、国民の祝日に関する法律の改定により、9月15日が「敬老の日」として、国民の休日に制定されました。これは「こどもの日」「成人の日」が先に祝日として定められていたため、お年寄りの方々を尊重する敬老の日も祝日としたといわれています。
現在では9月15日という日付にかかわらず、第3月曜日となっています。これは2001年にハッピーマンデー制度が実施されたことによります。
■敬老の日のプレゼントにはやっぱりお花
「敬老の日にもらって嬉しいプレゼントは?」というアンケートで、必ず上位に入ってくるものがお花です。
言葉では気恥ずかしくて伝えられない気持ちも、花と一緒なら届けることができますね。
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いつもはいえない感謝の気持ちをお花に乗せて、おじいちゃんおばあちゃんに贈ってみませんか?