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お見舞いのときの花贈り

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寒くなってくると体調を崩してしまう方が多くなりますね。友人や家族など、親しい相手が入院してしまった場合、早く元気になってほしいとの想いをこめて、お花を贈りたいところです。

今回の花だよりでは、お見舞いのときに贈る花についてお伝えいたします。

お見舞いに適した花はアレンジメント

お見舞いの花お見舞いにお花を持参する場合、花束よりもアレンジメントが好ましいとされています。花束は飾るために花瓶が必要ですが、アレンジメントならそのまま置くことができるからです。

大部屋の場合、ほかに入院されている方のご迷惑とならないよう、比較的コンパクトなアレンジメントを贈るようにします。個室の場合でもあまり大きすぎると邪魔になってしまい、片付けも大変なため、大きすぎない方が良いでしょう。

また、色は黄色やオレンジ、ピンクなどの暖色系のものにすると、入院で沈みがちな気分を明るくさせてくれる効果があります。あたたかみのある色合いは多くの方が喜ぶもの、特にこだわりがない場合は暖色系の花のアレンジメントにするといいですね。

■鉢植えや縁起の悪い花、香りの強い花はNG

お見舞いに持っていくときに厳禁とされる花はいくつかあります。特に有名なものは「鉢植えはダメ」というものがありますね。鉢植えは根がついている花なので、「根付く」=「寝付く」とされ縁起が悪いからです。また、鉢には土が敷き詰められていることがほとんどなので、衛生面から考えても避けた方がいいでしょう。

キクやシクラメンも縁起が悪いとされます。キクは仏花に使われることが多い、シクラメンは「死」「苦」に通じる、というのが理由です。

お花の色にも気をつける必要があります。白い花や寒色系の花はキクと同じく仏花に使われることが多いので避けた方がいいです。暖色系でも真っ赤な花は血の色を連想させ、また精神的にも感情を高ぶらせる効果があります。ゆっくりと休むことが必要な相手に贈るのはやめましょう。

縁起とは関係がありませんが、ユリなどの香りが強い、または花粉が多い花もやめた方がいいですね。普段はいい香りだと思っていても、入院や手術などの影響で気分を悪くする場合もあります。花粉は服につくと落ちにくく、衛生面での問題も考えられます。

ここでNGとされているお花でも、受け取る方が好きな花であれば贈ってもよいとされています。その場合は、受け取る方が勘違いされないように、「あなたが好きな花だから」というメッセージを添えた方がいいでしょう。また、大部屋の場合はほかに入院されている方への配慮を忘れないでくださいね。

ただし、近年では衛生面などの観点から、生花の持ち込みを禁止する病院も増えています。はじめてお見舞いするときには、事前に花を持ち込んでもいいか病院に確認しましょう。

■お見舞いにはガーベラがおすすめ

お見舞いとして持っていく花の中で、特におすすめする花はガーベラです。ガーベラはやさしい暖色系の色の花が多く、また香りや花粉も少ないという特徴があります。

見た目も可愛らしく、あたたかみのある色合いでどこか懐かしい雰囲気の花姿は、多くの方が喜ぶ人気な花であることもポイントのひとつといえます。

体調を崩してしまったときにはどうしても気分が沈みがち。気分を明るくさせてくれるガーベラで、大切なあの人を元気づけてあげてくださいね。

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