花, 花を贈る時
秋のブライダル
読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋など、様々な呼び方がある秋ですが、結婚式の秋でもあります。
今回の花だよりでは、秋の結婚式についてお伝えします。
■秋に結婚式が多い理由
結婚式ときくと6月の花嫁=ジューンブライドを思いうかべる方がおおいと思います。しかし、日本では6月は梅雨にあたるため、6月の結婚式はあまり人気がありません。
暑さもおちつき、まださほど寒くもない秋、特に10月・11月はもっとも結婚式がおおいシーズンとなります。この時期は晴天もおおく、青空のもとで結婚式をあげることができ、またゲストも出席しやすくなります。
おなじ理由で春も結婚式のおおいシーズンではありますが、秋は春とちがい花粉症の心配がすくないことが秋の結婚式の人気につながっています。
また、新生活が始まる春や、旅行がおおい夏・冬とくらべ、秋は比較的出費がすくないことも理由にあげられるようです。
■秋は花にとってもいい時期
暑い夏は花にとっても厳しい季節。その夏が終わり秋になると、バラやガーベラなどブライダル関係で人気の花が元気な状態で出回るようになります。
結婚式の演出やブーケなど、ブライダルシーンでは花が多用されます。秋の結婚式は、花という面から考えてもうってつけなんですね。
結婚のお祝いにも花は活躍します。友人の結婚祝いに贈る、年に一度の結婚記念日を祝う、両親の結婚記念日を祝福する…など、様々なシチュエーションがありますが、それぞれにあわせた花を贈りましょう。
■友人の結婚祝いに贈る
結婚式が多くなるこのシーズン。親戚や大切な友人の結婚式には、色鮮やかなお花を贈って祝福したいと考える方々もおおいと思います。
結婚祝いに贈る花はやはりバラが人気です。やわらかい雰囲気のピンクのバラや、「純潔」という花ことばをもつ白いバラがおすすめです。
赤いバラは恋人に贈るものであるため、新郎新婦が異性の友人の場合に誤解をまねくおそれがありますので避けましょう。また、黄色いバラは「嫉妬」という花ことばをもつので、こちらもやめた方がいいでしょう。
バラ以外には、花嫁の象徴である純白のユリや、親しみやすく花もちもいいガーベラなどがおすすめです。また、新婦が青いものを身につけると幸運をまねくというおまじない(いわゆるサムシングブルー)にちなんで、青い花を贈るのも◎です。
■年に一度の結婚記念日に贈る
秋は結婚式が多いため、結婚記念日も同様におおくなります。これを読んでいる方の中にも、結婚記念日は秋だという方がいるのではないでしょうか。
結婚記念日に贈る花として人気なのはやはりバラ。その中でも赤バラが特に人気を集めています。気恥ずかしくていまさら言い出しにくい言葉も、「愛情」の花ことばをもつ赤バラといっしょに伝えれば、恥ずかしさは半減、効果は倍増です。
バラのほかにも、上品さと華やかさをあわせ持つユリや、ロマンチックな雰囲気を演出してくれるトルコキキョウが人気の花です。また、相手の好きな花をつかったアレンジメントや花束を贈るのもいいでしょう。
結婚記念日は夫婦にとって特別な日。日ごろの感謝の気持ちや、変わらない愛情をお花に託して伝えてみませんか。
■両親の結婚記念日を祝福する
日ごろの感謝の気持ちや、いつまでも元気で仲良しでいてほしいという想いをこめて、両親の特別な日を花贈りで祝福する、という方も少なくありません。
両親の結婚記念日に贈る花は、トルコキキョウやガーベラなど、気兼ねなく贈れる花が人気を集めています。また、両親が好きな花、記念の花などがあれば、その花を贈ると喜ばれること間違いなしですね。
花にメッセージを添えて贈れば、両親は感動のあまり泣き出してしまうかも。普段は両親の結婚記念日にプレゼントなんかしない、という方こそ、ぜひとも今年は実践してみてください。きっと一生の思い出になりますよ。