花と文化, 花を贈る時
花と文化 ~ひなまつり~
3月3日 「ひなまつり」
♪♪明りをつけましょ雪洞に~ お花をあげましょ桃の花~♪♪
なんとなく、お人形を飾り、桃の花を添えていた方にも、ちょっと知っておいていただきたい「ひなまつり」について。
■ひなまつりとは?
もともとは平安時代、高貴な生まれの女児の厄除けと健康祈願のお祝いの日として始まりました。その後、庶民にも広まり、女児の健やかな成長を願う行事として定着。ひな人形は女児に振りかかろうとする禍いを代わりに引き受けてくれる守り神、生まれた子供が健康で優しい女性に無事に育つようにとの家族の願いをこめて飾ります。
■ひな人形を飾る時期
立春から、遅くても節句の一週間前までには飾りたいもの。
立春については「節分の日の翌日」と覚えるとわかりやすいですね。遅めに飾りたい場合は、「雨水」の日から、節句の一週間前の2月24日頃までに飾れるとよいですね。
「雨水」の日とは、二十四節気で「雪や氷が溶けはじめ、雨に変わるころ」を意味し、本格的に春を迎える時期。2014年は2月19日が「雨水」の日にあたります。
お日柄は大安が良いと言われることもありますが、日付や六曜にこだわらずに、天気のいい日にお子様と一緒に飾られるのもおすすめです。
■片づける時期
お節句がすんだら早めに、遅くとも三月中旬頃までの天気の良い乾燥している日にゆっくり時間をかけて片づけましょう。
■桃の花を飾りましょう!
ひなまつりは「桃の節句」と呼ばれます。
これは陰暦3月最初の巳の日=現在の3月末~4月中旬に咲く花が桃の花であり、また桃の花には魔除けの力があると信じられていたことから飾られるようになったことから。
ただし、現在の3月3日頃は、桃の花は開花時期には至っておらず、店頭で販売されているのは開花促進されたものがほとんどです。
ちなみに、桃の葉エキス、って石鹸やローションに配合されているのを見た事ありませんか?
そして漢方薬の「桃仁」の効能、生理不順や更年期障害、冷え症、便秘など…
桃の成分が女性を守ってくれる、なんだかありがたい偶然ですね♪
いくつになっても女の子。桃の花を飾ってお節句を祝いましょう!