お花屋さんのお仕事, 母の日特集

母の日より前に贈る優しさ◆お母さん・お花屋さんに配達の分散化でメリットが!

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花をもらったお母さん
母の日のギフトを母の日当日よりも少し早く届くように予約していただくと、お花屋さんはとても助かります。
今回はその理由と、早く花ギフトが届くことでお母さんにとって嬉しいことを紹介します。
母の日のプレゼントは、お届け日の分散化のご協力をお願いします。

2025年の母の日はいつ?

今年、2025年の母の日は5月11日(日)です。
母の日は毎年5月の第2日曜日と、定められています。
そのため、成人の日や海の日のように毎年日付が移動します。

2025年は、ゴールデンウィークが終わった翌週の日曜日が母の日です。


母の日はいつ?カーネーションを贈る理由は?母の日の由来と海外の過ごし方

母の日はいつ?カーネーションを贈る理由は?母の日の由来と海外の過ごし方


10年分の母の日の日程と、母の日の由来とカーネーションを贈る理由を紹介します。
そして、海外の母の日の日程や過ごし方とプレゼントなども掲載します。

いつプレゼントを贈る?

「母の日のプレゼントは母の日当日に贈らないといけない!」と、考えている方も多いかと思います。
しかし母の日のプレゼントだからと言って、絶対に当日に渡さなければいけないわけではありません

当日ではなく、お母さんがプレゼントを受け取りやすい日にしたり、ゴールデンウィーク中に会いに行く人はその時に渡したりするのも喜ばれるでしょう。

母の日当日にとらわれず、お母さんの予定を聞いてプレゼントを渡すようにしましょう。

プレゼントは、渡すまでの時間が勝負?

母の日に贈る花束を作る花屋
母の日に限った話ではありませんが、プレゼントはなるべく早くお母さんに受け取ってもらうのが良いでしょう。

母の日で最も人気のあるプレゼントは、花束やフラワーアレンジメント、鉢植えなどの花ギフトです。
花ギフトは、生きた植物が使われています。
花束などの切り花を使った花ギフトは、鮮度が大切です。
完成してからできるだけ早く渡すことで、お母さんがより美しい状態の花を楽しむことができます。

ちなみに、花束には保水がされていますが、お母さんに渡すまでに花がしおれないようにする一時的なもの。
花束を受け取ったら、すぐにきれいな水を入れた花瓶に生けなおすことがおすすめです。
フラワーアレンジメントの場合は、配達時は水がこぼれないように水分が少なくなっていることもあるため、吸水性スポンジに水を追加するのが良いでしょう。

そして花ギフトはラッピングに包まれたままだと、花が蒸れてしまいます。
受け取った後は、なるべく早く風通しを良くするのがおすすめです。
花ギフトをお届けした際に、お母さんに渡せない場合は、再配達になります。
再度お届けに行くまで花は、基本的にラッピングをしたまま保管になることも。
※お花屋さんで花を生け替えることもあります
新鮮できれいな花を飾ってもらうためには、なるべく早くお母さんに花ギフトを受け取ってもらうのがおすすめです。
イチゴのケーキ
また、母の日ギフトにはスイーツなど食品の贈り物も人気があります。
食品には、賞味期限があります。

ショートケーキなどその日中に食べなければいけないものや、冷蔵・冷凍のものの場合は受け取ったらすぐに冷蔵庫や冷凍庫にしまわなければいけません。
適切な保管場所に置くことができなければ、食べられなくなったり味の質が落ちたりする可能性もあります。
食品もなるべく早く、お母さんに受け取ってもらった方がいいでしょう。

さらに母の日付近は、夏が近づき気温が高い日も多くなります。
そのためアイスクリームやお刺身など、低い温度で保管しなければいけないものは注意が必要です。
宅配ボックスなどには置いておけないため、宅配する際も、直接渡しに行く際も、お母さんが受け取れる予定を確認しておくのがおすすめです。

再配達は依頼が面倒!加えて物流に負荷もかかる

花束などの花ギフトであっても、ケーキなどのスイーツであっても、避けたいのは再配達です。
プレゼントを渡すまでに時間がかかってしまうだけでなく、配達員さんへの負担もかかります。

現在、トラックのドライバーさんなど物流業界で人手不足になっていることと、労働時間規制が強化されたことで物流が滞る可能性があるとされています。
再配達になるとあらためて自宅に届けてもらうため、ドライバーさんの業務負担を大きくしてしまうのです。
国土交通省のデータによると、宅配の約10%が再配達になっているのだそう。
約10%の再配達を労働力に換算した場合、年間約6万人のドライバーさんの労働力に相当するとされています。

さらに再配達を依頼することによって、車を動かす時間が余分に多くなり排気ガス・CO2をより多く排出してしまいます。
SDGs・地球温暖化の観点からも、再配達はなるべくしない方がいいのです。

そして、再配達を依頼する側にも少し手間がかかります。
配達員さんに電話をしたり、サイトで入力したり、少しのことですが意外とおっくうに思ってしまうこともあるのではないでしょうか。
後でやろうと思っていたものも、気づいた時には意外と時間がたっていたという経験をした方もいらっしゃるのでは。
1度受け取ることができないと、次に受け取れるタイミングまで思っている以上に時間がかかってしまうこともあります。

再配達が大変なのはお花屋さんも同じ

花屋さん
トラックのドライバーさんが大変なように、再配達はお花屋さんも同様に負担がかかります。

母の日にお花屋さんから花ギフトを贈る際も、お母さんが受け取りができない場合は再配達になります。
たくさんの人が注文したい母の日シーズンに、プレゼントを持って再度自宅に届けなければいけないのは、お花屋さんの大きな負担になることも。

一度で受け取れば、再配達に向かう花屋の店員さんも店頭で販売業務ができます。
母の日はたくさんの方が、花ギフトを贈りたいと思う日。
お花屋さんには、たくさんのお客さんが来て、お店の外まで行列ができることも。
なるべく店頭に店員さんを多くすることで、より丁寧な接客をすることもできそうです。

母の日より前に贈る優しさ

プレゼントの品質の問題や、物流の問題を加味して2025年は、お母さんの予定を聞いて母の日よりも前にプレゼントを贈ってみるのはいかがでしょうか。
お花屋さん・お母さんに愛が伝わる、花ギフトの配達日分散への協力をお願いいたします。

お花屋さんへの優しさ

花屋さん

母の日は、お花屋さんにとって繁忙期。
母の日シーズンは店頭での販売だけではなく、事前に注文をもらった分の配達、普段よりも多い量の水揚げなどいつも以上に忙しい時期です。

お母さんの予定を聞いて、母の日よりも前に花ギフトを受け取れる都合の良い日がある時は、配達日をずらしていただけると嬉しいです。
「お花屋さん、忙しいかな?」と、配達日を母の日当日からずらしていただくとお花屋さんへの優しさ・愛になります。

お母さんへの優しさ

花束をもらったお母さん
母の日よりも前に花ギフトを届けることは、お母さんにも良いことがあります。

母の日よりも前に花ギフトを届けることで、母の日は朝からきれいな花を楽しめます
母の日当日にお届けする際は、繁忙のためお届けが夕方になってしまう場合も…。

「ゴールデンウィーク明けの平日の方が在宅している」という方や「母の日当日は食事に行くから、前日の土曜日の方が受け取りやすい」など、実は母の日以外の方がプレゼントを受け取りやすいこともあります。
お母さんが確実に、新鮮な花束やフラワーアレンジメント、鉢植えなどの花ギフトを受け取れる日がある時は、母の日前だったとしてもお届けするのがおすすめです。

注文主(贈る側)にはお礼をご用意

スマホで注文する女性
花キューピットでは、配達の分散へご協力していただいた方に感謝の気持ちを込めて、花とみどりのeギフトを後日進呈いたします。
花とみどりのeギフトは、花キューピット(公式オンラインサイト)と全国の花キューピット加盟店でご利用いただけます。

  • 5月7日・5月8日指定:「花とみどりのeギフト」500円分
  • 5月9日指定:「花とみどりのeギフト」300円分
  • 5月10日指定:「花とみどりのeギフト」100円分

花とみどりのeギフトは、6月の第3日曜日にある父の日や、誕生日などで花ギフトを購入する際にぜひご利用ください。
もちろん、自分用に花を購入するのも大歓迎です。

1番いい花ギフトを届けるためのお願い

母の日の花束
新鮮で美しい花を届けるために、母の日のギフトを注文する方にお願いしたいことをまとめました。
花ギフトを注文する際に、少し思い出していただけると嬉しいです。

お届け日は事前にお母さんへ共有

再配達を防ぐために、お届け日を事前にお母さんへ共有するのはおすすめです。
母の日は、花ギフトの配達が集中する日。
母の日当日であっても、母の日よりも前であっても、不在の場合は再配達になってしまいます
花を届けるのはサプライズではなく、お届け予定日をお母さんに伝えていただけると新鮮で美しい花を受け取っていただけるとかと思います。

早めに注文

希望の花を使って花束やフラワーアレンジメントをお作りするために、早めに注文していただけると幸いです。
母の日の直前は、注文が殺到することも。
早めにご予約いただくことで、仕入れる花の計画を立てやすく、より新鮮で美しい花をご用意できるかと思います。

また、花キューピットでは4月中にご注文いただくと、5/7~5/11のご指定日に花ギフトをお届けいたします。
5/1以降は5/7~5/11のいずれかのお届けで、配達日が期間指定になりますのでご了承ください。

お届け先の住所・連絡先を正しく記入する

番地まで正しかったとしても、マンション名や部屋番号が間違っていると、花ギフトがお届けできない場合があります。

またお母さんの自宅(お届け先)が分かりにくい場合や、在宅の確認として、お花屋さんからお届け先(お母さん)へ電話連絡を行う可能性があります。
その際、連絡先が間違っているとお花のお届けがスムーズに行えないこともあります。

そのため、お届け先の電話番号の欄に、注文主の電話番号を記載するのは避けていただけると幸いです。

お母さんにラッピングを外すように伝える

花束やフラワーアレンジメント、鉢植えなどはラッピングをしてお届けすることが多いです。
特に配達中に花が傷つかないように、セロファン(OPPフィルム)を使用している場合があります。
セロファンをそのままにした状態で飾っておくと、花が蒸れて傷んでしまうことがあります。

花束やフラワーアレンジメント、鉢植えなどの花ギフトは、なるべく風通しを良くすることがおすすめです。
「お母さんは、普段花をあまり飾らない」というときは、ラッピングはすぐに外すように伝えていただけるとより長く花を楽しむことができるかと思います。

お花屋さんの繁忙期

お花屋さん
母の日に、より素敵な花ギフトをお届けするためのお願いをご紹介してきました。
ここからはおまけとして、お花屋さんの繁忙期について掲載します。
お正月やクリスマス、成人の日などイベントや記念日などがあると、お花屋さんは忙しくなりますが、中でも特に忙しい時をピックアップしました。

母の日:5月

母の日のある5月は、お花屋さんにとって最も忙しい時期ともいわれています。
特に母の日の10日前くらいからは、普段とは比べ物にならないくらい忙しくなることも。
母の日のシーズンは、休みなしで営業しているお花屋さんも多いようです。

いつもよりも仕入れる花の量が増え、お客さんから見ると店内がより彩り豊かに見えるかもしれません。

【ワンポイント】

赤いカーネーションを使った花束やフラワーアレンジメントも人気がありますが、実は鉢植えもプレゼントする方が多いのだそう。
普段は鉢植えを販売していないお花屋さんでも、母の日のシーズンのみ鉢植えを販売しているところもあるようです。

切り花を使った花ギフトよりも、長く花を楽しむことができる鉢植えは、カーネーションや紫陽花(あじさい)、胡蝶蘭などが特に母の日に選ばれています。

お盆:8月

お墓参り用の花束や、帰省などができない方が贈るお供え用のフラワーアレンジメントなどの需要が高まります。
暑さで花持ちが悪くなる傾向があるため、花のお手入れもいつも以上にする必要もあるのだそう。

敬老の日:9月

おじいちゃん・おばあちゃんに花ギフトを贈る方が多いため、敬老の日がある9月は忙しくなることが多いです。
ただ代表的な花がカーネーションと決まっている母の日に比べると、敬老の日は落ち着いているようです。

卒業・退職:3月

卒業式や送別会がある3月は、花ギフトを贈る方が多いようです。
お花屋さんによっては、高校や中学校など学校で卒業生分の花束を依頼されることもあります。

そして近年では彼氏から彼女に向けて、花束を卒業式にプレゼントすることもあるのだそう。
InstagramやTikTokなどのSNSに、恋人からもらった動画をアップする方も多くなってきています。

また退職祝いと聞くと、花束を渡しているところをイメージされる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年度末になると、会社への花束のお届けも増えるのだそうです。

【ワンポイント】

「SNS映えする、100本のバラを束ねた花束を卒業式に彼女へ贈りたい」という方は、早めに予約しておくことがおすすめです。
先に予約しておけば、その花束に使う100本のバラを仕入れるように、お花屋さんでも予定を組むことができます。

しかし急に大きな花束を依頼しても、お花屋さんに花が足りないことも。
たくさんの花を使った大きな花束を贈りたいという方は、遅くても1週間前にお花屋さんに相談することがおすすめです。

お母さんに花で感謝を伝えよう

カーネーションと手紙
お母さんに感謝の気持ちを届ける母の日の贈り物だからこそ、配達日の分散へのご協力をお願いいたします。

今年は5月11日(日)の母の日よりも前に、お花をお届けして気持ちを伝えませんか。
「母への愛」という花言葉を持つ赤いカーネーションは、言葉で伝えなくても「いつもありがとう」の気持ちを届けます。

 

 

 

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