お手入れの基本, 花
りんどうの鉢植えの育て方|害虫対策・肥料・水やりの頻度は?
秋の花として、古くから親しまれているりんどう。
今回は、りんどうの育て方についてご紹介します。
目次
りんどうの開花時期は?
りんどうの開花時期は、9月下旬~10月中旬ごろです。
※開花時期は、地域によって違いもあります。
開花時期からりんどうは、秋を彩る花として知られています。
季節感のある花であることと、開花時期がちょうど合うことから9月の第3月曜日の敬老の日のプレゼントに選ばれることも多いようです。
りんどうの水やりはたっぷりと
りんどうは水が大好きです。
根が乾燥することが特に苦手で、1度水切れを起こすと回復が難しいので、たっぷり水を与えることがおすすめ。
※水切れとは…水が足りなくなること
乾燥すると葉が傷んでくるので、土と葉の様子は注意して観察してくださいね。
水やりの頻度
水やりは、基本的に1日に1回与えます。
夏の暑い時期は乾燥しやすいので、1日2回あげてもいいかもしれません。
ただし、気温が高い時間帯に水をあげると、根が茹って枯れてしまいます。
夏に水を1日2回上げたい時は、朝と夕方など気温が低いタイミングにするといいでしょう。
置き場はどこがいい?
りんどうの鉢植えは季節によって、場所を移動させてあげるといいと言われています。
風通しの良いところ
りんどうの鉢植えは、風通しの良いところに置いてください。
病気や害虫の対策になります。
1年を通して、風通しはりんどうを育てていく中で大切なポイントです。
春・秋は日向に置く
春と秋は、日当たりの良いところがベストです。
室内で育てているときは、窓際が良いかと思います。
夏は明るい日陰に置く
夏は、明るい日陰がおすすめ。
夏の強い日差しに当たると、葉焼けが起きることもあります。
乾燥も苦手のため、日差しが強くなってきたら春に置いていた場所から移動させてあげるとよさそうです。
冬はまた芽が出るように日向に置く
冬になると、見える部分(地上部分)は枯れてしまいます。
ただし、りんどうは根の状態で冬を過ごします。
春にはまた新たな芽が出てくるので、捨てずに日当たりの良いところに置いておくのが良いでしょう。
肥料不足には気を付けて
りんどうは比較的、肥料が好きな植物です。
肥料が足りなくなると、葉が変色してきます。
葉が黄色になってきたら、肥料が足りないと思ってください。
9月後半~11月頃は月に2回液体肥料を与えて、春と秋の期間にそれぞれ1回(粒状になっている)置き肥をするのがよいでしょう。
葉の色を中心に、りんどうの様子を見て肥料を与えるようにすると良いかと思います。
りんどうのお手入れのポイント
普段できる、りんどうのお手入れ方法です。
花がらは早めに取り除く
りんどうの花が咲き終わったら、すぐに取り除くことが大切です。
種を取りたい場合はそのままにしておきますが「花がら」といわれる、咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。
花がらをそのままにしておくと、種を作ろうとエネルギーを使うため、蕾ができにくくなることがあります。
種ができると株全体が弱ってしまうこともあるので、普段から注意してりんどうの様子をチェックしましょう。
咲き終わった花は、花全体を取り除く
花がら(咲き終わった花)を取り除くときは花びらだけではなく、その花全体を取り除くようにしましょう。
種ができないように花がらを取り除くので、種になる部分を残さないようにすることがポイントです。
気を付けたい病気・害虫は?
りんどうの気を付けたい病気や害虫についてと、その対処方法を紹介します。
葉枯病には注意
葉枯病は、葉に淡褐色(ベージュのようなイメージ)の点々ができる病気です。
葉にいくつかの斑点ができることや、葉の1カ所が丸く淡褐色になることもあります。
葉枯病菌の胞子がもっとも多く飛ぶタイミングは、7月頃から。
そのため6月頃に、薬剤を塗布しておくと良いとされています。
害虫アブラムシは薬剤か手で対処を
りんどうには、アブラムシが付くことが多いです。
そのため、事前に薬剤を塗布して対策しておくことがおすすめです。
アブラムシが発生してしまったときは、薬剤で対処しましょう。
またアブラムシは小さいですが目でも見えるため、手で取ってしまうのもいいと思います。
植え替えは2年に1回はした方が良い
りんどうは、土の中の栄養の吸収が早い植物です。
肥料が好きな植物と先にご紹介しましたが、うっかりすると栄養不足を起こしやすい花でもあります。
栄養不足にならないためにも、植え替えは少なくとも2年に1回はした方が良いです。
できるなら、1年に1回植え替えすると理想的とされています。
植え替えした後は、1週間ほど日陰に置いて安定させます。
その後、徐々に日の当たる所においてあげるようにしましょう。
土は水はけがよく栄養が多いものを
鉢植えに使う土は水はけがよく、栄養が豊かなものを選びましょう。
加えてりんどうは乾燥に弱いため、水もちが良い土も好みます。
どんな土を買ったらいいか分からないという方は、野草用培養土などを選ぶと良いと思います。
りんどうってどんな花?
りんどうの基本情報や花言葉の由来などは、こちらでまとめています。
ぜひ合わせてご覧ください。
こちらでは、花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花のりんどうの長持ち方法についても掲載しています。
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りんどうの花の季節や花言葉、名前の由来など|敬老の日になぜ贈られる? 花束に入っているりんどうの長持ち方法 |
最後に
敬老の日でりんどうの鉢植えをもらった方は今回の内容を参考に育ててみてくださいね。
ぜひ、りんどうを育てて秋らしさを感じてみてください。