花
美しい花姿に魅了される「ラナンキュラス」
いくつも重なった花びらが美しいラナンキュラス。
ブライダルにもよく使われている、女性から人気がある春の花です。
今回の花だよりでは、ラナンキュラスについてご紹介します。
■花名の由来は意外な単語
花名の「ラナンキュラス」は、ラテン語の「rana」が語源となっています。
なんと「rana」とは「蛙(カエル)」を指す単語なんです。
花の見た目からは想像できないですよね。
ラナンキュラスの自生地は、蛙がたくさん生息するような湿地帯でした。
また、葉っぱの形が蛙の足に似ているとも言われます。
これらの理由から「ラナンキュラス」と名付けられました。
びっしりと重なった花びらが特徴的ですが、もともとは一重咲きです。
18世紀頃から品種改良が盛んになり、今の形が主流となりました。
種類によっては、なんと100~250枚ほどの花びらが重なり合っています。
【生けるときのコツ】
◆ 花瓶の水は少なめに
ラナンキュラスの茎は柔らかいため、水の中で折れやすくなってしまいます。
水は浅めに入れて、浸かっている部分が少なくなるようにしてください。
花瓶の底から 3~5cmほどが目安となります。◆ 花の重さで茎が折れやすい
花が開ききると、つぼみより2~3倍大きくなることもあります。
少しずつ茎を切り戻して、だんだん短く生けるとよいです。
茎が柔らかいので、切り口はまっすぐ水平になるように切りましょう。
■魅力的でポジティブな花言葉
【ラナンキュラス全般の花言葉】
・とても魅力的
・晴れやかな魅力
・光輝を放つ
・名声、名誉
華やかで美しい花姿にふさわしい花言葉がそろっています。
コロンと丸く整った花の形や、幾重にも重なった花びらに魅了されますよね。
「名声・名誉」は、かつてフランスの王がヨーロッパにラナンキュラスを持ち込んだことから、国王の威厳にちなんで付けられました。
色別の花言葉もありますが、どれもポジティブな言葉となっています。
【色別の花言葉】
赤色:あなたは魅力に満ちている
ピンク色:飾らない美しさ
黄色:優しい心遣い
紫色:幸福
白色:純潔