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2月の誕生花・思いやりあふれる「チューリップ」
2月生まれの皆様は、もうすぐお誕生月ですね。おめでとうございます!
2月の誕生花は、ふっくらとした姿がかわいい【チューリップ】です。
今回の花だよりでは、2月の誕生花「チューリップ」についてご紹介します。
■「思いやり」あふれる物語
有名な童謡もあり、多くの人から知られているチューリップ。
開花期間が短く春しか流通しませんが、とても人気のある花です。
花言葉は「思いやり」で、感謝を込めたプレゼントにぴったりです。
この花言葉は、オランダの「チューリップ物語」が由来になっています。
あるところに、3人の騎士からプロポーズされた女性がいました。
3人の騎士は、それぞれ「王冠(名声)」「剣(強さ)」「財産(資産)」をアピールして女性に求婚しました。
しかし女性は、残されてしまう2人を気遣うあまり、誰か1人を選ぶことができません。
全員の幸せを願った女性は、自分をチューリップの姿に変えてもらいました。
3人の騎士は、そのチューリップを仲良く育てました。
女性のやさしさから「思いやり」という花言葉が生まれました。
また、チューリップの花は「王冠」を、葉っぱは「剣」を、球根は「財産」を表すと伝えられています。
色ごとの花言葉にも、愛情・恋愛にちなんだものが多くあります。
赤色:「愛の告白」「永遠の愛」
ピンク色:「愛の芽生え」「誠実な愛」
■「浅水」で飾りましょう
チューリップを飾るときは、「浅水(あさみず)」を行うと長持ちしやすくなります。
浅水とは、花瓶に入れる水の量を少なくすること。
チューリップのように茎がやわらかい花は、水に触れている部分から腐っていきます。
そのため、水に浸かる面積を減らしてあげましょう。
水の量は、花瓶の底から2~3cmほどが目安です。
浅水を行ったら、必ず以下のことに注意してくださいね。
◆ こまめに水を入れ替える
チューリップは水をよく吸う花です。
浅水の状態で放っておくと、すぐに水が足りなくなってしまいます。
◆ 重さのある花瓶を使う
水の量が少ないぶん、花の重さで花瓶が倒れやすくなります。