今月の誕生花, 花
8月の誕生花・ふんわり優しい「トルコキキョウ」
8月生まれの皆様はもうすぐお誕生月ですね! おめでとうございます♪
8月の誕生花は、ふわっとした花びらが可愛い「トルコキキョウ」です。
涼しげな花姿が爽やかで、見ていると暑さが和らぐようです。
今回の花だよりでは、8月の誕生花「トルコキキョウ」についてご紹介します。
■実はトルコ原産ではない! 花名の由来いろいろ
トルコキキョウの英名「ユーストマ」は、ギリシャ語の「よい(eu)」と「口(stoma)」を合わせたものです。
これは一重咲きの、口が開いたような筒状の花姿にちなんでいます。
他にも「リシアンサス」などの呼び方があり、「トルコキキョウ」は和名となっています。
この和名を聞いた方は「トルコ原産のキキョウ」と考えるかと思います。
ところがトルコ原産ではなく、しかもキキョウですらありません。
トルコキキョウは北アメリカで生まれた花で、リンドウ科に属しています。
なぜ無関係な言葉が和名になっているのでしょうか。
和名の由来は諸説あり、今でもはっきりと分かっていません。
◆ つぼみの形がトルコのターバンに似ている
こちらがそのつぼみ。ねじれたような特徴的な形をしています。
八重咲きの花びらのつき方が巻かれたターバンを思わせる、という説もあります。
◆ 原種の色・形がキキョウに似ている
原種は青紫色の花びらが筒状についており、花姿がキキョウと似ています。
◆ 原種の色がトルコ石に似ている
トルコ石のターコイズブルー(水色)は、原種と同様に青系統の色です。
中には「海外からやってきた花をとりあえずトルコと呼んだ」なんて説まであるようです。
様々な説が語られていますが、どの由来も面白い発想です。
■女性に贈りたい美しい花言葉たち
1.「希望」
現在流通しているトルコキキョウは、多くが日本で品種改良されたものです。
2度の大戦により世界の園芸品種が消滅するなか、日本の農家がひっそりと栽培を続けていました。
そうして終戦後も育種が行われ、現在も日本が開発をリードしている花なんです。
世界中から愛される日本のトルコキキョウは、花業界が誇る輝かしい光明です。
これが由来となり「希望」という花言葉がつきました。おめでたいお祝いの場面にふさわしい花言葉です。
2.「よい語らい」「永遠の愛」
英名「ユーストマ」の由来「よい口」からつけられた花言葉です。
日頃じっくりと語らうことの少ない夫婦間で、誕生日にはもちろん、結婚記念日に贈ってみてはいかがでしょうか。
白やピンクの八重咲きなら、見た目も華やかで贈り物にぴったりです。
3.「優美」「すがすがしい美しさ」
元々一重咲きで、青紫色のみだったトルコキキョウ。
現在は品種改良により、多種多様な色・形のものが流通しています。
中にはバラと見紛うような大輪系の八重咲きもあり「優美」という花言葉が似合います。
8月生まれの女性には、ぜひ優しく美しいトルコキキョウを贈りましょう。