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母の日に鉢植えを貰ったら ~カーネーションの育て方~
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今年、2024年のお母の日は5月12日(日)です。皆様はお母さんに何を贈りましたか?
母の日の定番・カーネーションの鉢植えを贈った方も多いかと思います。
せっかくのカーネーション、上手に育てて少しでも長く楽しみたいですよね。
今回の花だよりでは、カーネーションの育て方について詳しくご紹介します。
■お水はたっぷりと / 咲かないツボミは思いきって切る
届いたカーネーションのラッピングを外したら、まずは土の状態を確認してください。茎の根本の土が乾いていたら水をあげます。
水の量は、鉢の底から流れ出るまでが目安です。
水やりというと「1日2回、朝と夕方」と規則的に考えがちですが、カーネーションの場合は違います。
こまめに土の様子を見て、乾いていたらたっぷりあげるようにしましょう。
そして大切なのが、咲かないツボミを切ってしまうこと。
ツボミを切るなんてひどい! と思ってしまいますが、咲かないツボミを取り除くことで、咲くツボミにより多くの栄養分が行き渡ります。
では、咲く・咲かないはどのように見分けるのでしょうか?
ツボミを1つずつ触って、優しく押してみましょう。
咲かないツボミは中身が空っぽでスカスカしています。
一方で、咲くツボミは中身がぎっしりと詰まっており、固い感触で分かります。
もったいなく感じますが、これから咲くお花のために思い切って取り除きましょう。
■好きなものは日光、苦手なものは湿気
カーネーションは日光を好むので、日当たりの良い場所に置いてください。
室内で楽しむときも、日光が差し込む窓辺に飾るようにします。
ツボミが沢山ついている場合、日光が足りないとツボミが開かないことがあります。
ただし高温と湿気に弱いため、夏場は特に注意が必要です。湿気が多くなると蒸れてしまい、根っこが腐りやすくなります。
直射日光を避けて、風通しが良く涼しい場所に移動してください。
室内の場合、窓を開けて風を入れたり、週に数回ほど外に出してあげましょう。
■カーネーションの一番の天敵は病気や害虫
【灰色かび病】
最もかかりやすい病気の一つです。この病気にかかると、茎や葉が腐り、灰色のカビがついてしまいます。
これからの梅雨の時期、湿度が高くなってきたら、水のやり過ぎに気を付けましょう。
さらに感染を防ぐため、咲き終わった花や枯れ葉はすぐに取り除いてください。
【アブラムシ】
葉の裏などについて汁を吸うアブラムシ。よく名前を耳にしますが、一番注意すべき害虫です。
ウイルスを運んでくることもあり、カーネーションを弱らせてしまいます。
【ハダニ】
葉や花弁から汁を吸って枯らせてしまう害虫です。
とても小さいので目視できませんが、マダニがついた葉は黄色または白っぽく変色します。
害虫がついていないか、茎や葉の様子をこまめにチェックするようにしましょう。
ホームセンターなどで手に入る市販の薬品を使って駆除してください。
母の日の大切な贈り物、ぜひ真心を込めて育ててあげてくださいね。