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6月の誕生花・ユリ ~その花言葉や特徴は?~

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6月になると見ごろを迎える花がユリ。一年を通してお花屋さんなどでは見かけることができますが、自然に花を咲かせるのはこの時期です。

6月の誕生花は、大きな美しい花で多くの人の目をひきつけるユリです。

■様々な種類があるユリ

lily2古くは神話の時代から親しまれているユリ。様々な品種が世界各地で栽培され、冠婚葬祭などの人生の節目にも飾られることが多い花です。

ユリの花はいくつかの品種群があります。日本ではアジアティック系、オリエンタル系、トランペット系、ロンギフローラム系という品種群が人気です。

長い名称なので、これらの品種群はアルファベット一文字でそれぞれA、O、T、Lと略されることもあります。最近では各品種群を掛け合わせたLAユリやLOユリ、OTユリなど、盛んに新しい品種が生み出されています。

■日本とユリ

lily1「ユリ」という言葉の語源は、大きな花が風に揺れる様子から「揺り(ゆり)」が転訛したものと考えられています。このほかには、球根が何層にも寄り重なっていることから「八重括根(やえくくりね)」が略されたとも、「寄り(より)」が訛ったともいわれています。

江戸時代以前の日本では、ユリは根を食用や薬用にするために親しまれていました。和歌や屏風絵などにユリの花が描かれることもありましたが、古くから日本人に親しまれていた梅や桜、菊に比べるとその数は多くありません。

江戸時代に入ると、日本でもユリの育種が行われるようになります。江戸時代の終わりごろには、日本は美しいユリの宝庫であることがシーボルトなどによって欧米に伝えられています。そのため、鎖国が終わった明治以降は、絹に次ぐ日本の主要な輸出品としてユリの球根が数多く輸出されました。

日本のユリを数多く輸入した欧米では、日本原産のヤマユリやカノコユリなどをもちいて熱心に品種改良がおこなわれました。オリエンタル系は日本原産のユリを掛け合わせた品種群であり、世界中で人気のユリ「カサブランカ」も、実は日本のユリから生まれました。

■6月生まれの女性にユリを

その人気から、一年を通して栽培されているユリ。ですが、一番の見ごろを迎えるのは、6月~7月にかけてです。

ユリの花言葉は「純潔」「無垢」などがあてられています。これは、古代ギリシアでは主神ゼウスの妻であり、母性と貞操を司る女神ヘラの象徴としてユリが使われ、またキリスト教では聖母マリアの象徴に白百合が用いられたことからきています。

日本でもユリは女性の美しさにたとえられるなど、東西を問わず女性と深い関係を持つユリ。6月生まれの女性に贈るにはぴったりの花です。

6月生まれの方の女性には、ユリのフラワーギフトでお祝いしませんか。

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