今月の誕生花,

8月生まれのあの人に ~8月の誕生花・トルコキキョウ~

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各地で猛暑が続く今日このごろ。見た目にもさわやかなものを楽しんで、少しでも暑さを忘れたい時期ですよね。人間だけでなく、普段は日光が大好きな花も、夏の強烈な暑さと日差しでは弱ってしまうものも…。
 
ですが、さわやかな気品を持ちながらも、暑さに負けず咲き誇る花もあります。8月の誕生花はそんな暑い夏にぴったりな花・トルコキキョウです。

■トルコもキキョウも関係ない花・トルコキキョウ

トルコキキョウトルコキキョウという名前で勘違いされがちではありますが、原産地はトルコではなく北アメリカの乾燥地帯の花です。また、キキョウ科ではなくリンドウ科に属する花なので、実をいうとトルコもキキョウもあまり関係がありません。
 
ではなぜこの花がトルコキキョウと呼ばれるのでしょうか。これには諸説あります。
 
「トルコ」の部分は花、またはつぼみがトルコ人のターバンの形に似ているから、というものや、花びらの深い青色がトルコ石のようだったから、という説があります。また、外国からやってきた花のため、漠然と「トルコ」をあてた、という説もあります。
 
「キキョウ」の部分は花がキキョウに似ているから、という理由があります。「トルコ」の部分と比べるとこちらの理由に関しては明確ですね。
 
勘違いされることを避けるためか、最近ではユーストマやリシアンサスと呼ばれることも多くなってきました。

■トルコキキョウはほとんどが日本うまれ

トルコキキョウ2トルコキキョウが日本に入ってきたのは大正から昭和にかけてといわれています。その頃は農家の間で細々と育てられているだけで、市場に出回ることはほとんどなかったようです。
 
世界大戦の影響により海外では多くの品種が絶えてしまう中、日本では少ないながらもトルコキキョウが生きのこりました。これがのちのトルコキキョウ栽培の基礎となります。
 
戦後、昭和40代ごろになると日本で本格的な栽培と品種改良が活発となり、トルコキキョウ生産の中心は日本となりました。もともとの紫色だけでなく、白色や桃色、グラデーション模様がうまれ、また花びらのつけかたも一重から八重まであります。
 
現在でも出回っている品種のほとんどは日本産となっており、ヨーロッパやアメリカなどで高い評価を得ています。

■8月生まれのあの人に、トルコキキョウを

「優美」「清々しい美しさ」「希望」などの花ことばをもつトルコキキョウ。可愛らしさと上品さをあわせ持つ花の姿もあって、お祝いごとにはぴったりです。
 
気品のある花なので女性にとても人気ですが、夏の暑さにも負けず比較的長い間花を咲かせ続ける強い一面もある花のため、明るく元気な男性に贈ると意外と喜ばれます。
 
届いてそのまま飾ることのできるウッドバスケットアレンジなら、花瓶を持っていない方でも手軽に飾ることができて便利です。
 
普段は花を飾ることのない方に、ちょっとしたサプライズとしてトルコキキョウを贈ってみてはいかがでしょうか。素敵な夏の誕生日になること間違いなし、ですよ。

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