Archive for 2019

お花の水揚げの方法~できるだけ長くお花を楽しむために~

お祝いごとや母の日などで花束を機会は意外と多いもの。
折角頂いたお花ですから、長く飾っていたいですよね。
そこで今回は、切花の寿命を延ばす方法の一つ「水揚げ」についてご紹介します。

水揚げって何?

植物は本来、根の力を借りて水を吸い上げる力と、葉っぱの蒸散作用などの力によって水を取り込んでいます。
切花は、根から水を吸い上げることが出来ないため、植物が本来持つ水を吸い上げる力よりも弱くなってしまいます。
また、花束を花瓶に生けるまでの過程で細菌や空気が切花の切り口に入ってしまうと、より吸い上げる力が弱くなってしまいます。
そこで、切り口を切り戻したり、時には割ったり叩いたりして水を吸い上げやすい状態にすることを「水揚げ」と呼びます。

準備

細菌が切り口に繁殖することで水が通る道をふさいでしまうことにもなりますので、切り戻す際に使うハサミやナイフはあらかじめ清潔にしておく必要があります。
同様の理由で切花を生ける花瓶などの容器も清潔にしておきましょう。
ハサミや花瓶などに細菌が付着している状態で水揚げの処理をしてしまうと、切り口に細菌が付着し増殖する原因にもなりますし、花瓶の水が清潔な状態を保てなくなってしまいます。
必ず熱湯やエタノールなどを使い清潔にしてから、作業に取り掛かるようにしましょう!

水揚げの種類と方法

ひと口に水揚げといっても様々な方法があります。
ここでは水揚げの種類や方法をいくつかご紹介します。

1.水切り

最もポピュラーな植物の水揚げの方法です。
一度水揚げされた切花を再度生ける場合などでもこの方法が使われます。
水揚げをする切花を新聞紙などの紙に包んで、比較的深めのバケツに水を張ります。
そして水を張った水の中で切れ味の良いハサミなどを使い切花の切り口の先端から2センチから3センチ程の所を斜めにカットします。
よくこの方法が使われるお花の代表例:アネモネ・ダリア・ラナンキュラスなど

2.湯揚げ

切花を新聞紙などに包みます。
60℃から100℃の熱湯を準備して、切花の根元から1センチ程の所を切り、素早く切り口を湯の中に入れます。
茎の太さや形状によって入れておく時間は異なりますが、およそ20秒から40秒程浸けた後、水に浸けます。
熱湯に浸ける理由は様々ですが、細菌が死滅することや、入り込んでしまった空気を抜けることなどが主な理由です。
よくこの方法が使われるお花の代表例:キク・ストック・ディモルフォセカなど

3.焼く

切花を湿らせた新聞紙などに包み、根元から1センチ程の所を切って、そこからさらに1センチを炭状になるまで火で焼きます。
その後、すぐに水に浸け、水がしっかりと上がってきたら炭状になった部分は切り戻します。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ポインセチア・ブルースター・クチナシなど

4.折る

ハサミやナイフなどは使わに、根元から2センチから3センチ程度の部分を手で折る方法です。
折るときには水切りの時に同じく、水中で出来ると効果的です。
あまり茎が柔らかすぎず、折った際に綺麗に折れて二分できる植物に最適です。
そうでない植物を折ってしまうと、植物の水の通り道を塞いでしまい、逆効果になってしまいます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:リンドウ・トルコキキョウ・キクなど

5.割る・裂く

簡単にハサミなどで切ることが難しい植物にこの方法が用いられることが多いです。
十字型に茎を縦に割る方法で、主に枝ものを水揚げする時に使われます。
よくこの方法が使われるお花の代表例:ツツジ・桜・ツバキなど

最後に

今回は水揚げの方法の代表的なものを5つご紹介しました。
花瓶の水を定期的に取り替えてあげることは広く知られていますが、今回ご紹介した水揚げをすることでさらに花もちが良くなることが期待できます。
この他にも切花を長持ちさせるためには置く場所(例えば直射日光の当たる場所やエアコンの風が当たる場所に置かない等)に気を付けるなど、花もちを良くする方法は様々です。
もちろん、お花を生ける時には、花瓶の中に菌が繁殖しないように定期的に水を交換することも重要です。
少し手間をかけてあげるだけでお花を今より長く楽しめるかもしれません。
水揚げを知らなかったという方は、是非この次にお花を生ける時には挑戦してみて下さいね!

▼こちらでも花も長持ち方法について掲載しています。
気になった方はぜひ合わせて、ご覧ください。


切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ

切り花の長持ち方法|簡単な工夫と水あげの仕方・日々のお手入れ

簡単な工夫で長くきれいな状態を保つ方法とは?

2019-07-05 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

7月の誕生花のご紹介〜夏らしく爽やかなひまわり〜

来週からは7月に入ります。
7月生まれの方はお誕生月ですね。おめでとうございます。
夏らしい気候へと移り変わる7月の誕生花は、笑顔を届ける太陽のような花ひまわりです。
多くの方が夏の花といえばひまわりを思い浮かべる程、夏の定番の花。
この記事ではひまわりの主要生産国や活用方法をご紹介します。

◆ひまわりの歴史

ひまわりは北アメリカ原産の植物で、紀元前1500年頃から栽培が始まったとされています。
既にこの時期にインディアンの食料として活用されていたそうです。
その後1500年代中頃にスペインの医師ニコラス・モナルデス氏がひまわりの種子を持ち帰り、それをスペインの王立植物園にひまわりを持ち込みスペインでも栽培が始まりました。
その後フランスやロシアへ広まり、ここでひまわりの種子が日本へも17世紀頃に伝来したとされています。

◆ひまわりの活用方法

花キューピットでは毎年この時期になるとひまわりが商品のラインナップの中に加わります。
ここで目にするものは、花束だったりアレンジメントです。
ですが、ひまわりの活用方法は他にも様々なものがあります。
活用方法として代表的ものは油で、世界で生産されるひまわりの約50%が油として活用されています。
花ではなく種から搾り出して油を搾油します。
サンフラワーオイルと呼ばれていて、アンチエイジング効果やコレステロール低下に効果があるそうです。
油は石鹸や塗料の原料にも活用されていて、私達の身近なものの原料の1つとしてひまわりが使われているということも珍しくありません。
近年ではディーゼルエンジンの燃料として活用するための研究も進められています。
生物由来(主に植物)のディーゼル燃料のことはBDF(バイオディーゼル燃料:Bio Diesel Fuel)と呼ばれています。
さらに、ひまわりの茎や葉っぱは家畜の飼料にもなり、休耕田などではひまわりが大規模に栽培されていることもあるそうです。

◆ひまわりの主要生産国は意外なところ?

夏を代表するお花としてのイメージが強いひまわりですが、主要な生産国を見るとちょっと意外と思うかもしれません。
ひまわりの生産量第1位の国はウクライナで、第2位にはその近隣国のロシアが入っています。
夏のお花なので南の国々を想像した方も少なくないと思いますが、なぜこの二国が主要生産国となったのでしょうか?
ロシアやウクライナを含め、ヨーロッパに入ってきたのは、16世紀頃と言われています。
その当時、キリスト教会の1つとされている正教会では、四旬節と呼ばれる期間の40日間と復活節の間に断食を行う習慣があり、期間中は油脂食品などを摂取することが禁止されていました。
期間中に摂取することを禁止した食品の一覧が存在し、油についてもその対象だったのです。
しかし、どうしても油を摂取したいと考えた当時の人々は、ひまわりの種から搾油することができることを発見します。
当時まだ伝わって日が浅かったひまわりは、ロシア正教会にあまり知られていなかったため、このリストには入っていませんでした。
そこで人々は密かにひまわりを栽培し、種を食べたり油を作ったりするようになったとされています。
一方ヨーロッパでは、その見た目から観賞用としてひまわりが広まりました。
ロシアやウクライナでは、このような背景により、食用として広がり、世界一の生産国にまで発展したそうです。
ちなみに第3位は南米の国アルゼンチンですが、ロシアやウクライナが1000万トン以上の生産量に対し、350万トン程で、その差は大きく開いています。(2017年データ参照)

◆最後に

今回は夏を代表するお花であり、7月の誕生花でもあるひまわりについてご紹介しました。
明るい黄色のお花が元気を届けるひまわりは、誕生日のお祝いはもちろん、記念日やその他のお祝い事にもぴったりなお花です。
7月生まれのあの人へ、今年はひまわりを贈りませんか?



>>7月の誕生花を探す


>>ひまわりのギフトを探す


>>誕生日ギフトを探す

2019-06-28 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

押し花の作り方~初めてでも綺麗に仕上げるコツ~

最近、押し花はスマートフォンケースなどの雑貨から、アクセサリーなどにも使われていますよね。
ナチュラルな印象で、カラフルなお花がかわいらしい“押し花”。
子どものころに、辞書に挟んで作った思い出がある方もいらっしゃるのでは?
今回は、押し花の作り方と、きれいに作るコツをお伝えします。

◆押し花に向いているお花

きれいな押し花にしやすいお花と、しにくいお花があります。
下記に、初めての方でも押し花を作りやすいお花の特徴をまとめました。

・花びらが薄い
・花びらが、重なっていない
・花びらに凹凸が少ない
・お花全体が立体的ではない

そして、もっとも大事なことが、水分が抜けやすいお花を選ぶことです。
具体的には、ビオラやパンジーなどのスミレの仲間、アジサイのなどのお花は、きれいな押し花を作りやすいです。
反対に、立体的なバラやチューリップなどは、花びらに不要なシワができたり、茶色に変色したりするので注意が必要です。

◆押し花の作り方

◆用意するもの◆
・押し花にするお花
・はさみ
・カッター
・新聞紙(1日分)
・ティッシュペーパー
・半紙
・お花の重石(分厚い本など)

 

1.下準備~使うお花にひと手間~

押し花にする前に、お花に次のようなひと手間くわえるだけで、よりきれいに仕上げることができます。

・花の部分だけを押し花にしたい
お花の根元から切り取ってください。
こうすることで、お花を重石で押す時に凹凸が少なくなり、均一に圧力をかけることができます。
・葉を一緒に押し花にしたい
押し花を作るとき、葉をあまり多く残しすぎると水分が多くなってしまいます。
枚数は少なめにして、葉が重ならないことをおすすめします。
・茎も一緒に押し花にしたい
バラなど、上級者向けのお花は茎がしっかりとしていて、厚みがあることがあります。
厚みのある茎はカッターなどで薄くすると水分が抜け、きれいに仕上がりやすくなります。

 

2.お花を置く部分を用意する。

まず平らな机の上などに新聞紙を広げます。
次にその上にティッシュペーパーを敷き、半紙を重ねます。
この時、半紙はツルツルの面がお花に接するように、ツルツルの面を上にして置きます。

3.お花を半紙の上におく

水分をしっかり吸い取れるように、間隔をあけてお花を並べます。
押し花になってからでは、お花の形を変えられないので、押し花にしたい形にセットしてください。
※折り目が付いている状態を、押し花になってから直そうとすると、パリッと破れてしまいます。
お花の表裏を合わせておくと、かかる圧力が均一になって、きれいに仕上げることができます。

4.お花に重石を重ねる

お花を配置することができたら、その上にさらに半紙を重ねます。
半紙はツルツルな面がお花に接するよう、ツルツルの面が下になるように重ねます。
次にティッシュペーパー、新聞紙の順に重ね、重石を置きます。
この状態で1週間置きます。
※2日経過した頃に、新聞紙とティッシュペーパーを取り換えると、きれいな色が残りやすいです。

5.1週間後、お花が乾燥していれば完成

まだ花びらが湿っている時は引き続き、乾燥させます。
お花によって乾燥するスピードが異なるので、お花の様子を見ながら乾燥させる期間を決めてください。

◆出来上がった押し花を保管するポイント◆
押し花を保管する時のポイントは以下の通りです。
・空気に触れないようにする
・直射日光を避ける
・涼しいところで保管する
(密閉できる保存袋に入れて冷蔵庫にしまっておくと色が変わりにくく、おすすめです!)

◆最後に

今回は押し花の作り方のコツをご紹介しました。
世界で一つのハンドメイド作品を作るときや、お子様との思い出作りなどに押し花はぴったりです。
簡単に作れるようで奥深い、押し花の楽しさを是非感じてみてください。

2019-06-21 | Posted in 花と文化No Comments » 

 

季節のお花をご紹介~梅雨を彩るお花~

6月は梅雨の時期。
雨の日が続くと気分が落ち込みがちになりますが、この時期に綺麗な花を咲かせるお花もいくつかあります。
今回は梅雨の時期を彩るお花を3つご紹介します。

■梅雨のお花の代表格~あじさい~

あじさい(紫陽花)は梅雨の時期に咲く花として思い浮かべる方も多いかと思います。
小さな花をいくつもつけて、円の形を作り出す姿や、雨雫に濡れた美しさで、昔から注目されてきたお花です。
あじさいの花色は土の中の酸度によって決まるということはよく知られています。
あじさいの花の色はアントシアニン色素の働きによって青やピンクといった色を発色します。
青になるためには土の中のアルミニウムを吸収する必要があります。
アルミニウムは酸性の土だとよく溶けてあじさいが吸収することができますが、逆にアルカリ性の土だとアルミニウムが溶け出しにくくなるためあじさいはこれを吸収することができません。
よって酸性の土だとあじさいは青く色づき、アルカリ性だとピンク色に色づくのですね。
花言葉は「家族、団らん、和気あいあい」です。

■水面に浮かぶ姿が美しい~スイレン~

スイレン(睡蓮)は、水面に葉や花を浮かべ、池など安定した水深のあるところに生育します。
春から夏にかけて葉が広がっていき、6月頃から白やピンク、黄色、紫、青など様々な色の花を咲かせます。
花言葉は「清純な心」「信頼」「信仰」です。
スイレンによく似たものでハスがあります。
見分けるポイントは葉と花を咲かせる位置です。
ハスは葉に切れ込みが無く、水をかけるとコロコロと水玉になります。
一方スイレンは葉に切れ込みが入り、水をかけても水玉はできません。
花では、ハスは水面よりも高い位置で花が咲き、スイレンは水面近くに花を咲かせます。

■風情ある優美な花~ハナショウブ~

ハナショウブ(花菖蒲)は初夏、梅雨の中でも、ひときわ華やかに咲き誇ります。
花の色は、白や青や紫など多くあり、品種はなんと5000種以上とも言われています。
草丈が50から100センチ程になり、凛としたその姿は雨に濡れても風情があり、とても美しいです。
乾燥を嫌うお花のため、雨がよく降る梅雨の時期にはピッタリです。
アヤメやカキツバタに似ていますが、花弁のつけ根が黄色で、アヤメのような網目模様はありません。
また、葉が細く、葉脈がはっきりと盛り上がっている点でカキツバタと区別できます。
花言葉は、「あなたを信じる、優しい心、優雅、信頼」です。

■雨の多い季節も綺麗な花を楽しみましょう

今回は雨の多い梅雨の時期を彩る代表的なお花を3つご紹介しました。
どうしても雨続きだと外に出ることをためらってしまいますが、外に出てみるとここで取り上げた3つの花を始め様々なお花が色とりどりの花を咲かせています。
夏に向けてお花の種類が多くなっていきますので、梅雨の時期に外に出ると様々な場所で綺麗なお花に出会えるかもしれませんね。

2019-06-14 | Posted in No Comments » 

 

父の日の贈り物には華を添えて ~セットギフトのススメ~

こちらの記事は2019年のものです。
今年の父の日のセットはこちらで販売しています。
父の日 花とセットギフト・プレゼント特集2024

父の日の贈り物にはお酒やハンカチなどをプレゼントすることが多いと思います。
頑張るお父さんへ、今年はお酒やハンカチと一緒にお花を贈ってみてはいかがでしょうか。
いつもは味気ないプレゼントもお花と一緒に贈れば華やかになります。
今回は父の日にのおすすめのお花とセットの商品をご紹介します。

◆常陸野ネストビール&グラスセット

ビールがお好きなお父さんへは、ビールとお花のセットギフトがおすすめ!
こちらは世界30ヶ国以上で販売されている、日本生まれのクラフトビール「常陸野ネストビール」。
父の日限定で仕込んだ特別なラガー、一番人気のホワイトエール、アロマホップの香りとビターな味わいが魅力的なアンバーエール、柑橘の風味がさわやかなだいだいエールを詰め合わせました。
ビールと一緒にグラスもセットでお届けします。
グラスも通常の円錐形のものではなく、ふくらみをつけたノニックグラスです。
ノニックには次のようなメリットがあります。
・グラス同士を重ねた時に抜けにくくなる
・欠けにくくする補強の役割
・持った時に滑りにくくするすべり止めの役割
そんなこだわり抜いたビールとグラスのセットに合わせるおすすめのお花は、大人気のひまわりのブーケ。
見ていると元気が出るようなパッと明るい黄色い花ひまわりを使った花束です。

ひまわりのブーケと父の日限定 常陸野ネストビール&グラスセット

◆選べる国産和牛カタログギフト「健勝」

選りすぐりのプレミアムブランド牛から選んだ国産和牛専用のカタログギフトです。
おいしいお肉でお父さんに至福のひと時を贈りましょう。
米沢・松阪・山形・飛騨といった、自信を持っておすすめできる銘柄をラインナップしました。
すきやき・しゃぶしゃぶ・焼肉・ステーキなど、食べ方別に取りそろえています。
カタログを眺めているだけでもお腹が空いてきそうです。
そんなカタログギフトに合わせるおすすめのお花はホワイトバスケットにひまわりを可愛らしくアレンジしたひまわりのアレンジメントです。
大好きなお父さんへ至福のひとときを贈りましょう。

ひまわりのアレンジメントと選べる国産和牛カタログギフト「健勝」

◆【美濃焼】トルコブルーの陶カップ

日本一の陶磁器の産地として知られる岐阜県の美濃焼。
こちらは鮮やかなトルコブルーが映える、美濃焼の陶カップです。
透明感のあるガラスのような質感が特徴です。
手ごろな大きさなので、お酒はもちろんお茶やコーヒーを飲むときにもぴったり。
お父さんの日常を素敵に彩る、普段使いできるプレゼントです。
こちらに合わせるおすすめのお花は爽やかな見た目が人気のひまわりのブーケです。

ひまわりのブーケと美濃焼 トルコブルーの陶カップ

◆【フェイラー】ビージェントルマン ハンカチ

ツイードや千鳥格子などの伝統の柄を、斬新な発想でミックスしたデザインです。
落ち着いた色使いにすることで、デザイン性がありつつも大人っぽい印象をもちます。
表裏どちらも美しい発色をお楽しみいただけるシュニール織で、お父さんの毎日を快適にします。
シュニール織は優しい肌触りが特徴で、吸水性にも優れています。
長くご愛用いただけるプレゼントです。
こちらに合わせるおすすめのお花は、元気な印象のひまわりにブルーのリボンがアクセントのひまわりのリボンアレンジメントです。

ひまわりのリボンアレンジメントとFEILER ビージェントルマン ハンカチ

◆最後に

今回は花キューピットが2019年の父の日にプレゼントとしておすすめするお花とのセットギフトを4つご紹介しました。
この他の組み合わせもありますので、もっと見てみたい方は是非花キューピットの父の日特集をご覧ください。
父の日セットギフトはいずれも父の日特製カードと一緒にお届けします。

2019-06-07 | Posted in , 花を贈る時No Comments » 

 

6月の誕生花のご紹介~上品で豪華な花ユリ~

今週末からは6月に入ります。
6月生まれの方はお誕生月です。おめでとうございます!
梅雨の時期で、雨が長く降り続く6月は、長い雨で気持ちも落ち込んでしまいがち。
季節の変わり目でもあるので、体調も崩しやすくなります。
6月の誕生花はそんな梅雨の時期を華やかに彩る大きな花が特徴のユリです。
今回の花ぶろぐでは、6月を華やかにするユリについてご紹介します。

◆ユリってどんな花?

すらりと伸びた茎に大きく華やかなお花を咲かせるユリ。
品種によって前後するものもありますが、5月から9月に咲くものが多いです。
芳醇な香りを放ち、華やかな見た目に加えて香りでも私たちを楽しませてくれます。
日本には、「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」ということわざがあります。
これは、美しい女性の容姿や立ち振るまいを花に例えたものだと言われています。
ことわざの中で例えとして用いられるほど、ユリは昔から美しい花の一つとされてきました。
また、お花屋さんのユリは取り除かれていることが多いですが、粘着性の高い花粉を持っていて、衣服などに付くとなかなか取れません。
そのようなこともあり、最近では花粉の少ないユリも作出されているとか。

◆ユリの名前の由来

ユリという名前の語源は、風に吹かれて大きな花がゆらゆら動く様子から「揺り(ゆり)」が転訛したものだとされています。
他にも、球根が何層にも重なっていることから「八重括根(やへくくりね)」が省略されたとも、「寄り(より)」が訛ったともいわれています。
ちなみに漢字で表記すると「百合」と書くことが一般的ですが、これは球根が何層にも重なっていることが関係しているという説があります。
百合の球根を一枚一枚丁寧にはがしていくと100枚程になるそうで、これが重なり合っていることから「百合」とされたそうです。

◆花言葉

ユリ全般の花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」などです。
キリスト教では、白いユリのことを「マドンナリリー」と呼ばれています。
白いユリが聖母マリアに捧げられた花であることから、「純潔のシンボル」とされているそうです。
このことから「純潔」や「純粋」という花言葉がつけられました。
「威厳」という花言葉は、美しく堂々と咲く姿に由来しています。

◆最後に

一輪だけでもその存在感は他に並ぶものが少ないユリ。
見た目が華やかで良い香りがするなど花束アレンジメントの主役として大変人気のあるお花です。
6月生まれの方のお祝いには、華やかなユリのプレゼントを贈りませんか。



2019-05-31 | Posted in 今月の誕生花, No Comments » 

 

【父の日特集】起源や日付の決まり方をご紹介

母の日から約2週間たちました。
お母さんへ日頃の感謝の気持ちを伝えたら、忘れてはいけないのがお父さんへの感謝。
今年、2024年の父の日は6月16日(日)です。
今回の花ぶろぐでは、父の日の起源や日付の決まり方、過ごし方についてご紹介します。

■起源と父の日の決まり方

父の日は6月の第3日曜日と決まっています。
これは1909年にアメリカ在住のソノラ・スマート・ドッドという女性が、教会の牧師にお願いしたことが始まりと言われています。
故人となって久しい父を偲び、 男手一つで自分を育ててくれた自身の父を讃えるため、父の誕生月である6月に礼拝をしてもらったことがきっかけとされています。
この日が1909年6月19日で、第3日曜日でした。
最初の父の日の祝典は、その翌年の1910年6月19日にアメリカのワシントン州スポケーンで行われました。
当時は既に母の日が始まっていたため、彼女は母の日だけでなく、父の日もあるべきだと考え、「母の日のように父に感謝する日を」と牧師協会へ嘆願したことで始まったそうです。
1916年、アメリカのウィルソン大統領が、スポケーンを訪れて父の日の演説を行い、これにより父の日が認知されるようになりました。
そして、1966年にジョンソン大統領によって、父の日を称賛する内容の大統領告示を発せられ、6月の第3日曜日を父の日に定められました。
その後、1972年にニクソン大統領のときに、父の日が国の記念日として法律で定められました。
日本には1955年頃に導入され、全国へ広がっていき今に至ります。
日本やアメリカ以外の国でも6月の第3日曜日と定められている国はいくつかあるようです。

■世界の父の日

・アメリカ

アメリカでの父の日は、起源でも触れたように日本と同じく6月の第3日曜日。
贈るギフトとしては、バラの花やメッセージカードの他、お父さんの好みのアイテムを自由に選ぶのが一般的です。

・カナダ

カナダにおける父の日も、アメリカと同様に6月の第3日曜日。
フラワーギフトやネクタイなどのプレゼントをお父さんへ贈ったり、家族みんなでキャンプやピクニックを楽しんだりという習慣が根付いています。
この習慣にならって、父の日にはギフトを贈るだけでなく、お父さんと一緒に過ごす時間を作るもよいですね。

・イギリス

イギリスでも、父の日は6月の第3日曜日に祝われます。
フラワーギフトやメッセージカードをお父さんにプレゼントするのが一般的です。
さらに、お花を贈る際は花言葉にこだわったり、ギフトに込める意味にこだわったりするのも特徴です。

・イタリア

イタリアでは父の日が3月19日と決められています。
この日はイエス・キリストの養父サン・ジュゼッペの祝日に当たるとされ、宗教色が強いのが特徴です。
イタリア・ジェノバではゼッポレと呼ばれる揚げ菓子を食べ、サン・ジュゼッペを祝福するといわれています。

・韓国

韓国では父の日が5月8日と決められています。
この日は韓国で「オボイナル」と呼び、父親だけでなく母親にも感謝をする「両親の日」だそう。
儒教思想が根強く残っている韓国では、両親を敬う気持ちが重んじられています。
お花などの定番ギフトの他、商品券や電化製品など比較的高価なものを贈ることもあるようです。

・ドイツ

ドイツの父の日は、5月のキリスト昇天祭(今年は5/30)に合わせて行われます。
この日は、お父さんが自身の友人同士で集まって羽を伸ばす日でもあります。
普段は仕事や家のことを頑張るお父さんも、この日だけは家を離れて、外でお酒を飲んだりグループ同士で盛り上がったりするという陽気な1日なのです。

・オーストラリア

オーストラリアでは、9月の第1日曜日が父の日です。
家族揃ってバーベキューをするなどして楽しむ日として定着しています。

■日本の父の日

日本ではお花の他、メッセージカードやお酒、ネクタイやハンカチを贈り、日ごろの感謝の気持ちを伝えます。
また、日本では日本ファーザーズ・デイ委員会が毎年様々なキャンペーンを行っていて、「黄色いリボン」を贈るよう推奨しています。
なんで黄色のリボンを贈るのかというと、古来イギリスにおいて「黄色」は身を守るための色とされており、この考え方がアメリカに渡り「幸福の黄色いリボン」となり「愛する人の無事を願うもの」となったからです。

■最後に

母の日に比べるとまだまだ定着していない父の日。
母の日のようにカーネーションを贈ろうということが明確だとプレゼント選びも検討が進みますが、父の日は明確にこれと基準がないのでプレゼントに困ってしまいますよね。
皆さんは今年の父の日には何を贈りますか?
花キューピットでは今年の父の日特集として、いつも頑張るお父さんが元気になるような黄色いひまわりを使った商品を取り揃えております。
父の日に贈ることが多いビールやハンカチとのセットもございますので、是非一度ご覧になってみてくださいね。



2019-05-24 | Posted in , 花と文化No Comments » 

 

お花の育て方をご紹介〜あじさい編〜

先週末は母の日でしたね。
母の日といえばカーネーションが定番ですが、中にはあじさいをプレゼントしたよという方も少なくないかと思います。
カーネーションもそうですが、プレゼントで鉢のお花をもらうと気になるのが育て方。
今回は母の日にあじさいをもらったという方、プレゼントではないけどこれからあじさいを育ててみたいという方へ向けてあじさいの育て方をご紹介します。

◆どのような場所で育てれば良いの?

あじさいは日陰でも育てられると思われることが少なくないですが、本来は日光を好む植物です。
日の当たらない場所で育てると花つきが悪くなるので、特に地植えの場合は植え付ける場所をよく考えましょう。
少なくとも半日以上日光の当たる場所が理想的です。

◆水やりの頻度は?

あじさいは、水はけが良い湿潤な土を好む植物です。
ですので、水切れにはくれぐれもご注意ください!
水やりの目安としては、年間を通して表面の土を触ってみて、乾いているようなら水やりをします。
この時、水をあげる量は鉢の底から水が出てくるまでを目安に与えてください。
特に水切れのしやすい夏場は特に注意が必要です。
育てる場所によっては1日2回行う必要がある日もあるかもしれません。

◆お花が終わったら

次の花へ養分を回すためにも花が終わったら早めに剪定をしましょう。
あじさいは、自然に散らないので枝を切る必要があります。
剪定は、花の2~4枚下で切り落とします。
すると切ったところから新芽が伸びて、来年も花を咲かせます。

◆肥料はいつ与えれば良いの?

アジサイの肥料は、花が咲き終えた直後と、冬の年に2回与えます。
花が咲き終えた直後の肥料は新芽を大きく育てるため。そして短期間で成長をさせる必要性があるため、
即効性の高いタイプがおススメです。
一方で冬の間に与える肥料は、春に新しい葉を広げて花を咲かせるまでをしっかりと支えるため、
穏やかに長く効くタイプが適しています。

◆最後に

見ているだけで時間がゆったりと流れ気持ちが穏やかになる魅力たっぷりのあじさいは、
楽しめる期間も短いからこそ、趣のある花です。
最近では品種改良が進み、あじさいといっても色んな形、色のものがつくられているので、
お気に入りの種類のあじさいを探すのもワクワクしますね!

2019-05-17 | Posted in お手入れの基本, No Comments » 

 

【フラワーベースとお花のコーディネート】~花瓶を変えてお花を楽しもう~

くびれのあるフラワーベース

オシャレな雑貨屋さんや家具屋さんに行くと、素敵なフラワーベースを見かけることがありますが、種類も沢山あるので悩んでしまいますよね。
お花の種類や形によって、映えるフラワーベースも変わってきます。お気に入りのお花に似合うフラワーベースを探すのも、お花の楽しみです。
今回は、スタッフがおススメするお花とフラワーベースのコーディネートをご紹介します。

【くびれのあるフラワーベース×茎の長い花】

くびれ部分が茎をまとめてくれ、広がった口に花がふんわりと盛られます。筒形の安定感もあり、茎が長く花びらのボリュームがある花との相性が良いフラワーベースです。
花の高さを活かした華やかなコーディネートのため、玄関周りやダイニングでテーブルなど、人目の付くところに飾ってほしい組み合わせです。

水差し型のフラワーベース

【水差し型のフラワーベース×グリーン】

きちんとした花瓶ではなく、水差しに花を飾るとナチュラルな雰囲気を楽しめます。
形が整いすぎた花束よりも、庭から摘んできたような気どらないアレンジが似合うフラワーベースです。最近だとニトリやIKEAのような家具屋さんにも、手ごろな値段でお洒落な水差しが売っています。
白色とグリーンの色味の組み合わせも鉄板のコーディネート。

まんまるのフラワーベース

【まんまるのフラワーベース×丈の短い花】

ころんと丸くて小さいフラワーベースは、ダリアやカーネーションなど、花びらのボリュームがある花を丈を短くして活けると、可愛らしい印象になります。
長く飾っていると切り戻しをしていき、茎がどんどん短くなるので、最後は丸くて小さいフラワーベースに活けることで、最後まで楽しむこともできます。

◆最後に

同じお花でも、フラワーベースの色や形でガラッと雰囲気を変えてくれます。
日々の暮らしを豊かにしてくれるお花を、もっと楽しむ方法をご紹介させていただきました!

花瓶をお持ちでない方には、花瓶付きのフラワーギフトがおすすめです。


サムシングブルーのグラスブーケ

 

 

前のページへ