母の日特集, 花と文化
今年の母の日はいつ? 母の日の発祥は?プレゼントの予算や義母へのギフトも紹介
お母さんに感謝を伝える大切な日、母の日。
お花屋さんだけではなく、デパートや雑貨屋さんなどでも母の日が近付くと母の日コーナーや特集ができたりしますよね。
そのため母の日は、普段は少し恥ずかしくて「ありがとう」とお母さんに伝えられない方も、感謝が伝えやすい雰囲気になります。
母の日は、1年に1回のお母さんに素直な気持ちを伝えられるチャンスの日とも言えそうです。
今回はそんな家族・親子にとって特別な母の日の豆知識や、実際にプレゼントを贈る時に役立つ情報をご紹介します。
目次
母の日はいつ?
今年、2024年の母の日は5月12日(日)。
お母さんへのプレゼントで、人気なのがカーネーション。
カーネーションの開花時期は、4月後半~6月ごろです。
カーネーションの鉢植えを母の日ギフトに選べば、開花したカーネーションの花を楽しめるだけではなく、つぼみが開花していく様子も見ることができるかもしれません。
すでにカーネーションは母の日の代表的なプレゼントの1つになっていますが、母の日にカーネーションをプレゼントするのは、開花時期から見てもぴったりですね。
母の日の時期から考えると、プレゼントにはカーネーション以外に、扇子や薄手のスカーフなど、これからの夏に使えるアイテムを贈るのもいいでしょう。
また母の日は5月にあり、過ごしやすい気候になってくる時期になるため、母の日は親子で外出するのもよさそうです。
毎年日付が違うのはなぜ?
母の日は、毎年5月の第2日曜日と決まっています。
クリスマスのように、母の日は特定の日程が決まっているわけではありません。
そのため、毎年母の日の日付は異なります。
母の日の日付一覧
2020年~2030年までの日程を一覧でご紹介します。
10年間の母の日の日付をみていると、5月初旬~中旬にあることが分かるかと思います。
5月はゴールデンウィークがあり「お休みの期間は何をしようか……」と、先に旅行などの予定を考えてしまいがちですが、早めに母の日のことも意識しておくことがおすすめです。
2020年:5月10日(日)
2021年:5月9日(日)
2022年:5月8日(日)
2023年:5月14日(日)
2024年:5月12日(日)
2025年:5月11日(日)
2026年:5月10日(日)
2027年:5月9日(日)
2028年:5月14日(日)
2029年:5月13日(日)
2030年:5月12日(日)
父の日はいつ?
母の日がいつか分かったら、父の日の日程も知っておきたいですよね。
父の日は、毎年6月の第3日曜日です。
父の日も特定の日付が決まっているわけではないため、母の日と同じように毎年日付が変わります。
6月が近付いてきたら、父の日も忘れないよう気を付けて意識してみてください。
ちなみに、日付が変わると分かっていても、父の日をうっかり間違えてしまう方も。
実は母の日は第2日曜日ですが、父の日は第3日曜日になります。
父の日は「母の日よりも1ヶ月+1週後」と、覚えておくとよさそうです。
父の日の日付一覧
2020年~2030年までの日程を一覧でご紹介します。
母の日に比べて、忘れられてしまうことが多い父の日。
父の日も年に1回しかない記念日のため、忘れずにお父さんにも感謝を伝えられるといいですね。
父の日は毎年6月中旬~下旬にあります。
2020年:6月21日(日)
2021年:6月20日(日)
2022年:6月19日(日)
2023年:6月18日(日)
2024年:6月16日(日)
2025年:6月15日(日)
2026年:6月21日(日)
2027年:6月20日(日)
2028年:6月18日(日)
2029年:6月17日(日)
2030年:6月16日(日)
母の日の歴史
今では当たり前のように親しまれている母の日ですが、母の日の歴史・由来を知っている方は少ないのでは。
ここからは、母の日の歴史についてご紹介します。
母の日は誰が作ったの?
母の日はアンナ・ジャービスという少女がきっかけで作られました。
アンナ・ジャービスが1907年に亡くなった自身のお母さんを偲ぶミサを開催したことで、次第にお母さんを敬う運動が広がっていき、1914年に母の日が正式に制定されました。
ちなみに、このミサはお母さんの2回目の命日に行われたといわれています。
どこの国発祥?
アメリカです。
母の日のきっかけを作ったアンナ・ジャービスは、アメリカ在住でした。
1914年にアメリカ全土で母の日が制定される前、アンナがウエストバージニア州の教会でミサを行ったこともあり、1910年にウェストバージニア州知事が「5月第2日曜日を母の日とする」と宣言しています。
だんだんとアメリカ全土に母の日の文化・習慣が広がったことがわかりますね。
母の日はどうして5月?
アンナ・ジャービスのお母さんが5月に亡くなり、母の日のきっかけになったミサが行われたのが5月だったためとされています。
アメリカで母の日が制定された1914年、当時アメリカの大統領だったウッドロー・ウィルソンが5月の第2日曜日を母の日として定めました。
定番ギフトがカーネーションなのはなぜ?
アンナ・ジャービスが行ったミサでは、アンナのお母さんが好きだった白いカーネーションが献花され、このことが「母の日のプレゼント=カーネーション」のきっかけとされています。
アンナが行ったミサで白いカーネーションが献花されたことで、白いカーネーションは亡くなったお母さんへの贈り物であり、赤いカーネーションはご存命のお母さんへの贈り物のシンボルとなりました。
1900年代にお母さんへ贈った花が、現在も母の日を象徴しているものだと思うと長い歴史を感じられますね。
現在でも「母の日=カーネーション」となっていますが、アンナのお母さんが他の花が好きだった時には、母の日の代表的なプレゼントはカーネーションではなかったかもしれません。
実は奥が深い!?カーネーションの色別の花言葉 カーネーションの色ごとに異なる花言葉を紹介します |
アンナのお母さんは何をした?
アンナ・ジャービスのお母さんである、アン・リーブス・ジャービス。
アン・リーブス・ジャービスは「Mother’s Day Work Club(母の日ワーク・クラブ)」で社会活動をしていました。
そのボランティア活動の中でアンナのお母さんは、衛生状態を改善したり貧しい人のための募金活動をしたりしていました。
当時のアンナとお母さんが住んでいたウェストバージニア州では乳児死亡率が高かったため、「Mother’s Day Work Club(母の日ワーク・クラブ)」の活動を通して乳児死亡率を下げたいと考えていたのだそう。
また1861~1865年には南北戦争があり、戦争中は敵や味方に関係なく負傷兵の看護などを行っていました。
さらにアンナのお母さんアン・リーブス・ジャービスは、南北戦争後は「Mother’s Friendship Day(母の友情の日)」を開催し南北双方の敵意をなくし、お互いを結び付ける平和活動も行っていたのだそう。
他にも当時はまだ地位が低かった女性たちに向けて、政治に参加し平和を維持するよう社会改革にも貢献したといわれています。
多くの人を助けたアン・リーブス・ジャービスのミサは、人の心を動かし母の日を制定しようという活動につながったのかもしれませんね。
ちなみにアン・リーブス・ジャービスは、1905年の5月9日に心臓病で亡くなったとされています。
父の日も母の日がきっかけ?
実は父の日も、母の日がきっかけで誕生したといわれています。
父の日の発祥の地もアメリカで、ワシントン州のソノラ・スマート・ドッドという女性が1909年5月に教会で行われた母の日のお祝いへ参加し、同じように父の日がないことに疑問を持ったことがきっかけとされています。
ソノラ・スマート・ドッドは地元の牧師教会に相談し、父の日を制定するよう働きかけましたが、すぐには定着しなかったのだそう。
父の日がアメリカで制定されたのは、ソノラが活動を始めて60年後の1972年のことでした。
ちなみに父の日のきっかけを作ったソノラ・スマート・ドッドのお父さんは、ウィリアム・ジャクソン・スマートといいます。
ウィリアム・ジャクソン・スマートは南北戦争後の1878年に1度結婚しましたが30歳で妻が他界、その後1880年にエレン・ビクトリア・チーク・ビリングスレーと再婚。
しかしエレンは、出産中に亡くなってしまいました。
それは、ウィリアムが56歳の時でした。
その後ウィリアムは、1人で5男1女の子供を育てたのだそう。
ウィリアムの娘であるソノラは、子供を育てるために父がどれだけ努力していたかを理解しており、父を尊敬していたといわれています。
日本で母の日が始まったのはいつ?
諸説ありますが、日本に母の日が伝わったのは大正時代(1913年頃)といわれています。
初めはキリスト教の団体が、日本で母の日を広めようとしたことが始まりのようです。
徐々にその活動が広がっていき、キリスト教の関係者だけでなく昭和になると大日本連合婦人会が皇后(香淳皇后)の誕生日である3月6日を母の日にしようと活動しました。
しかし3月6日の母の日は、当時そこまで広く定着しませんでした。
その後、戦後1947年頃からアメリカで制定された母の日にならって、5月の第2日曜日に母の日が日本でも制定されたといわれています。
ちなみに日本で母の日が広く認知されるようになった理由は、お菓子メーカーが告知したことが影響していたのだそうです。
現在では母の日は5月第2日曜日とされていますが、3月6日だったかもしれないと思うと、贈るプレゼントも今とは違った可能性もあります。
3月は春らしくなってくる頃。
切り花のカーネーションは3月も販売されていますが、もしかすると日本ではスイートピーやチューリップなど季節ならではの花を贈ることが定着していたかもしれませんね。
母の日ギフトの予算(金額)は?
母の日のプレゼントは3,000円~5,000円が相場といわれています。
しかし小学生の娘からお母さんへのプレゼントであれば、3,000円以下のこともあるでしょうし、夫婦から義母へ贈るなら5,000円以上になることもあるでしょう。
そして、兄弟でお金を出し合うときは年齢で差を付けたり、先に合計金額を決めることもあるかと思います。
またちょうどお母さんが還暦を迎えた年や孫が初めて生まれた年など、例年とは違った母の日の場合はプレゼントの予算も変わってくるのではないでしょうか。
あまり高級すぎると、お母さんに負担を掛けてしまうことも。
無理のない程度にお母さんにぴったりなギフトを探してみてください。
お母さんの年齢別におすすめの母の日ギフトが知りたい
お母さんの年齢別におすすめのプレゼントや、母の日ギフトの予算・相場を紹介しています。
お母さんへのプレゼント選びに悩んだときは、参考にしてみてください。
30代のお母さん
30代のお母さんは、お仕事をされている方も多いのでは。
そこでリラックスできたり、元気になれたりするアイテムを選びましょう。
また、母の日のプレゼントを贈ろうと考えている方は、10代以下の方も多いのでは?
予算を抑えても感謝が伝わる、手作りプレゼントもおすすめです。
30代のお母さんに贈る具体的なプレゼント例や、母の日ギフトの予算はこちらで詳しく紹介しています。
40代のお母さん
40代のお母さんは、今までの経験から自分の好みが定まっている方も多いのでは。
お母さんがどんなものを普段好んでいるかチェックしてから、母の日のプレゼントを検討するとよさそう。
また40代のお母さんの中には職場や家庭で忙しい中でも、美容やファッションを気遣っている方も多いかと思います。
おしゃれを楽しめるようなプレゼントを選ぶのもおすすめです。
40代のお母さんに贈る具体的なプレゼント例や、母の日ギフトの予算はこちらで詳しく紹介しています。
50代のお母さん
50代のお母さんの中には子供が成人したり社会人になったり、子育てがひと段落したという方も多いのではないでしょうか。
仕事や家事をこなしつつも、今までよりも自分に時間を使えるようになったというお母さんもいらっしゃるはず。
そこで、50代のお母さんに贈る母の日のプレゼントには、新しい趣味になりそうなアイテムを選ぶのがおすすめです。
また、母の日のプレゼントを考えている方の中には、結婚や仕事の関係でお母さんとは離れて暮らしているという方もいるかと思います。
「少し寂しい」と感じているお母さんには、母の日やその前のゴールデンウイークに帰省し、家族で楽しめるプレゼントを贈るのも喜ばれそうです。
50代のお母さんに贈る具体的なプレゼント例や、母の日ギフトの予算はこちらで詳しく紹介しています。
60代のお母さん
60代のお母さんの中には仕事を定年して、自由に使える時間が増えたという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
子供や仕事のためではなく、自分が行きたいところや、食べたいもののために時間を使うことができるようになったお母さんも多いはず。
お出かけが増えたり趣味に没頭したりする時間ができた60代のお母さんには、外出時に使えるアイテムや趣味に関連するグッズをプレゼントするのがおすすめ。
また60代のお母さんの中には、孫が生まれたという方もいるかと思います。
その際は、孫と楽しめるグッズを母の日に贈るのも喜ばれそうです。
60代のお母さんに贈る具体的なプレゼント例や、母の日ギフトの予算はこちらで詳しく紹介しています。
70代のお母さん
70代のお母さんの中には、健康や美容をより気を付けるようになったという方も多いのではないでしょうか。
そのため、ストレッチグッズなどの健康を意識したプレゼントも喜ばれそうです。
ちなみに70代には、70歳を祝う古希(古稀)、77歳を祝う喜寿などがあります。
お母さんが長寿のお祝い(賀寿)の年の時は、いつもより少し豪華なプレゼントを贈るのもおすすめです。
お母さんには、いつまでも元気でいてもらいたいですよね。
70代のお母さんに贈る具体的なプレゼント例や、母の日ギフトの予算はこちらで詳しく紹介しています。
亡くなったお母さんには何かした方がいい?
白いカーネーションをお供えするのはいかがでしょうか。
先にお伝えしたように、亡くなったお母さんへの贈り物は白いカーネーションが定番になっています。
天国のお母さんに感謝を伝えたいなら、白いカーネーションやお母さんが好きだった食べ物を仏壇にお供えしたり、お墓参りに行ったりするのも良いですね。
ちなみに白いカーネーションの花言葉は「私の愛情は生きている・尊敬」などがあります。
義母へは何を贈ったらいい?
定番のカーネーションを使った花束や、フラワーアレンジメントがおすすめです。
また、凛としていて豪華な雰囲気のユリを使ったフラワーギフトも喜ばれそう。
母の日で人気のコスメや衣類は好みが分からないことや、アレルギーがある可能性もあるため、選ぶのが難しいことも。
義母の使っているブランドや好みの店が分かる時は、良いギフトになりそうですが、分からない時は控えた方がいいでしょう。
その点、花は「母の日といえば」のプレゼントの1つであり、趣味などに左右されにくいため安心です。
花は、失敗しないプレゼントの1つかと思います。
義母への母の日プレゼントを成功させるコツ 「何を贈ればいいのか分からない」と悩んでしまう方も少なくはないでしょう。 今回は、義母への母の日プレゼントを成功させるコツをご紹介します。 |
手紙やメッセージカードは付けた方がいい?
義母だけでなく実母にも、母の日には手紙やメッセージカードを付けるのがおすすめです。
お母さんへの感謝を込めてメッセージを書きましょう。
手書きでメッセージを書く際は、カーネーションやハートなどのイラストを書き足すのも良さそうです。
カーネーションの簡単なイラストの描き方 カーネーションらしく見えるポイントを押さえれば、意外と簡単に「カーネーションっぽく」見えるはず。 |
もちろん手紙ではなく、電話も喜ばれるかと思います。
「ありがとう」を母の日には伝えたいですね。
母の日に贈るメッセージ例!こんな時はなんて書く? 今回は母の日ギフトと一緒に伝えたい、メッセージ例をご紹介します。気に入ったメッセージを見つけられたら、参考にしてみてくださいね。 |
妻にも母の日は用意した方がいい?
子供と一緒に、妻へプレゼントを用意するのは良さそうです。
ただ、夫から妻へ母の日のプレゼントを渡すのは喜ばれる場合もあれば、誤解を生むことも……。
夫は「母の日は感謝を伝える日」と、とらえているだけであっても、妻は「私はお母さんではない!」と思ってしまうこともあるのだそう。
夫婦間では「妻(パートナー)として見てほしい」と、考えている方もいるようです。
子供と一緒に何かするなら?
子供と一緒に母の日に何かするなら、以下をしてみるのはいかがでしょうか。
- 一緒にハンドメイド!手作りカードを作る
- カレーやパスタなど、一緒に料理をする
- プレゼントは子供が選んで、お金は夫が負担する
- 1日ゆっくり過ごしてもらえるように子供と外出する
お子さんが母の日にお母さんへ感謝を伝えたいけれど、どんなことをしたらいいか悩んでいる様子のときはどんなサポートがいるか聞いてみてもよさそうです。
「○○を買いたいけどお金が足りない」や「○○を作って渡したいけどやり方がわからない」、「母の日に何をしたらいいか悩んでいる」など、子供から相談されることもあるかもしれません。
まだお子さんが小さい時は、大人と一緒でないとできないこともあるかと思います。
子供の思った「ありがとう」が表現できるように、話を聞いてあげてくださいね。
母の日に手作りのプレゼントを贈ろう ハンドメイド雑貨の種類や作り方をはじめ、似顔絵ギフトの魅力やうまく描くコツなども掲載しています。 |
また、「妻がいつも育児で大変そう」という方や「子供の世話は基本的に妻に任せてしまっている」という方は、お子さんと一緒に過ごすことで、妻へ自分のことができる自由な時間をプレゼントすることもできそうです。
身近なイベントを改めて調べると楽しいかも
今回は、母の日の意外と知らない豆知識についてご紹介しました。
毎年母の日に感謝を伝えているという方も、知らない内容があったのでは。
なぜ母の日が始まったのかや、どうしてカーネーションが贈られるようになったのかなどの歴史は改めて知ると面白いですよね。
子供のころから馴染みのある母の日や父の日などの記念日・イベントを改めて調べてみるのも楽しそう。
お子さんとの会話の内容にしてもよさそうです。
母の日に人気な花のプレゼントをアンケート調査!今年のギフトの参考に。 今年ならではの傾向が……?お母さんへのプレゼントに悩んでいる方は、参考にしてみてください。 |
ちなみに花キューピットでは、母の日のプレゼントを用意しています。
母の日に花束やフラワーアレンジメント、鉢植えを贈りたいという方は花キューピットのサイトをチェックしてみてください。
母の日にぴったりなカーネーションを使ったギフトや母の日らしいデザインの花ギフトの予約を受け付けています。