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芍薬の花言葉・香り・つぼみの咲かせ方って?写真付きで芍薬の品種も紹介

最終更新日:

ピンクの芍薬
豪華に開花した様子と、香水やハンドクリームなどでも使われる良い香りで多くの人々を魅了する、芍薬(シャクヤク)。
今回は、そんな芍薬について花言葉や香り、開花する時期、英語・フランス語でいうと何と呼ぶか、つぼみの咲かせ方など、気になることを幅広くまとめました。
さらに写真付きで、同じ芍薬でも見た目がそれぞれ異なる品種も掲載しています。
「お花屋さんで芍薬を見て、どんな花なのか気になった」という方や「ゴージャスな花を飾りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

芍薬の花はどんな花?特徴は?

濃いピンクと淡いピンクの芍薬
まずは、芍薬の基本情報から見ていきましょう。

  • 学名:Paeonia lactiflora
  • 和名:シャクヤク(芍薬)
  • 別名:ピオニー
  • 科・属:ボタン科・ボタン属
  • 開花時期:5月~6月
  • お花屋さんで購入できる時期:4月~7月(特に5月~6月)
  • 花色:赤・ピンク・黄色・白・紫など
  • 形態:多年草(多年草とは2年以上同じ株から花を咲かせる植物のこと。鉢植えや地植えでお世話をすれば来年も花を観賞することができます)
  • 原産地:中国・シベリア・朝鮮半島

まん丸としたつぼみにぎゅっと花びらを隠して、大輪の花を咲かせる芍薬。
小さく硬いボールのようなつぼみからは想像できないくらい、大きく豪華な花を咲かせます。
芍薬がつぼみから開花するまでの様子を見たことのある方は「このつぼみのどこに、そんな大きな花びらを隠していたの⁈」と、驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
品種によってサイズは異なりますが、大きなものだと子供の顔くらいの大きさがある芍薬もあるのだそう。

多くの人の注目を集めるほど豪華な芍薬の姿は、気品に溢れています。
芍薬の花を見ると、ついうっとりと見入ってしまうことも。
そんな芍薬は、ヨーロッパでは「5月のバラ」と称されることもあります。
花を他の花に例えるのは少し違和感がありますが、バラは「花の女王」と呼ばれており、芍薬も品がありゴージャスな姿をしているため、そう呼んでいるのかもしれません。
白い芍薬を抱える少女
芍薬の開花した姿は、世界で多くの人々に愛されています。
世界中で注目を集める芍薬はとても存在感があり、大きなサイズの花束などで活用されることが多いです。
開花する時期が5月~6月のため、母の日のプレゼントに選ばれることも。
他には結婚式に使うウェディングブーケや、ブライダルフォト(前撮り)で使う花束などでも選ばれることもあります。
先にご紹介したように華やかな見た目をしているため、特別なお祝いに贈るプレゼントとしても人気があります。

さらにお花屋さんで購入できる時期が限られているため、自宅用としても手に取る方が多いのだそう。
1輪でパッと周りを明るくするような華やかさがあるため、ほかの花と合わせても素敵ですが、芍薬の花を1輪だけ飾ることもあるようです。
白い芍薬の開花したときとつぼみの状態
芍薬はお花屋さんでは開花している姿よりも、丸いつぼみの状態で販売されていることが多いかもしれません。
「芍薬を飾りたい」と思ったり「プレゼントしたい」と思ったりした方は、あの豪華な開花した様子を探すのはなく、つぼみを探してみてください。

ちなみに芍薬は、つぼみの状態でも蜜が分泌されています
そのままにしておくと蜜が乾いて、開花に影響することも。
そのため、つぼみの状態で自宅に飾っている時は、こまめに蜜を拭き取るようにしましょう。
芍薬のつぼみを開花させる方法については「つぼみ(花)の咲かせ方」で詳しく解説しています。
気になった方は、併せてご覧ください。

芍薬の育て方や、牡丹の花との違いを知りたい方はこちらも併せてご覧ください。


芍薬(シャクヤク)の育て方・芍薬と牡丹の違いや見分け方を簡単に解説!

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芍薬の花の育て方や、よく似ているといわれる牡丹の花との違い・見分け方、漢方として使われるときの効能などをご紹介します。
また、芍薬をプレゼントするおすすめのイベント・記念日も掲載しています。

芍薬の香り

芍薬とカフェラテ
芍薬の魅力は、その美しい花姿だけではありません。
香りも忘れてはいけない、芍薬の魅力の1つです。

芍薬の香りはフローラルな香りで、ハンドクリームや香水などにも使われています。
5月頃になると、芍薬の香りをイメージしたボディクリームやハンドクリームなどが、季節限定で販売されていることも多いですよね。
「ピオニーの香り」と、書かれているポップを見たことがある方もいらっしゃるのでは。
ピオニーとは、芍薬の別名です。
もしかすると、期間限定で販売される金木犀の香りのアイテムと同じように、芍薬(別名:ピオニー)の香りがするアイテムが販売されることで季節を感じるという方もいらっしゃるかもしれません。
実際に花を見る機会がなくても、香りやその花をモチーフにした商品で季節を感じることは意外と多いことかもしれません。

芍薬にはさまざまな種類(品種)があり、品種によって香りに違いがあるとされていますが、全体的に「爽やかさがありつつ甘さを感じるような香り」と表現されることが多いです。
先にご紹介した通り、ヨーロッパでは「5月のバラ」と呼ばれるようにバラに似た香りとも表現されることがあります。
植物園やお花屋さんで芍薬を見た時は、開花した芍薬にそっと鼻を近づけてみてください。
素敵な香りを楽しむことができると思います。

芍薬のつぼみ

芍薬のつぼみ
芍薬のつぼみは、先にご紹介した通り丸い形をしています。
自宅で芍薬を飾る時はきれいに開花した時から飾るというより、つぼみの状態で自宅に飾り、つぼみから開花するまでを楽しむことが多いかもしれません。
丸いボールのようなつぼみから、大きくドレスのように膨らんだ花を開花させるため、花の動きに注目すると面白そう。

また芍薬はつぼみがで固まり、花びらがうまく開かないことを防ぐために蜜を取り除くなどのお手入れが必要なことも。
開花までに手がかかる芍薬は、愛着が湧きやすいかもしれません。
芍薬は他の花に比べて開花した姿を見るまでに手間がかかりますが、その分花が開いた時には小さな感動を味わうことができるでしょう。

開花する季節

ピンクの芍薬
5月~6月頃に芍薬は開花します。
花は春に咲くイメージがある方も多いかと思いますが、芍薬は春が終わり夏の始まりごろに花を咲かせるのです。
春の終わりが近づき、夏の始まりが近づくタイミングで咲く芍薬は、開花している期間が長くなりません。
そのため、芍薬をみると「あ、今年もこの時期が来たんだ」と思うことも。

例えば早春に梅の花、春には桜、梅雨の時期にはあじさい、夏になれば朝顔、秋には金木犀(キンモクセイ)、冬になるとクリスマスローズやヒイラギなどその季節や時期を思わせる花があるかと思います。
芍薬も、そんなシーズンを代表する花の一つなのです。
毎年その時期になると咲く花々を見て、季節を感じるのも風情があっていいですよね。

芍薬の花言葉

白やピンクの芍薬

  • 芍薬全体の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」
  • ピンクの芍薬の花言葉:「恥じらい」「はにかみ」
  • 赤い芍薬の花言葉:「誠実」「はにかみ」「威厳」
  • 白い芍薬の花言葉:「幸せな結婚」「恥じらい」
  • 紫の芍薬の花言葉:「怒り」「憤怒」

芍薬全体の花言葉は「恥じらい」や「はにかみ」などがあります。
そして基本的に芍薬全体の花言葉とかぶっているものもありますが、色によってもそれぞれ花言葉が決められています。

「花言葉から芍薬の色を選んだ」という方は、プレゼントする時に直接花言葉を伝えたり、メッセージカードにその花色の花言葉を書き添えるのがおすすめです。
芍薬は先にご紹介した通り、全体の花言葉と花の色によって花言葉がそれぞれ決められていますが、受け取った相手がどの花言葉を知っているのか分かりません。
また色ごとに花言葉が異なるということを、知らない方もいらっしゃるかと思います。
そのため、伝えたい花言葉をしっかり明確にして贈る方が、誤解なくプレゼントを渡すことができるかと思います。
ピンクの芍薬
またピンクや赤、白などはポジティブな花言葉が多いですが、紫の芍薬には「怒り」や「憤怒」など比較的ネガティブな花言葉もあります。
芍薬をプレゼントする時に「ネガティブな花言葉が気になる」という方は、芍薬全体の花言葉を伝えたり、紫の芍薬を選んだ理由を伝えたりするのがおすすめです。
花言葉で花を選ぶ方もいらっしゃいますが、もちろん花言葉ではなく見た目や香りから花を選ぶこともあります。
「上品な美しさが魅力的で紫の芍薬を選んだ」という方や「プレゼントする相手が紫色が好きだから選んだ」という方は、その気持ちをプレゼントする時に伝えるのが良いでしょう。

花言葉の由来

赤い芍薬
芍薬全体の花言葉は「恥じらい」や「はにかみ」など。
豪華での注目を集める印象の芍薬と「恥じらい」という花言葉は、すぐにはイメージできない方もいらっしゃるのでは。
芍薬の花言葉の由来は、さまざまな説があります。

一説には芍薬の花が真っ赤だったことから、頬を赤く染める様子を連想し「芍薬が恥ずかしがっている」と考えられたからといわれています。
ちなみに、英語の慣用句には「blush like a peony」があります。
「blush like a peony」は「芍薬のように頬を赤く染める」=「顔を赤らめる」という意味です。
芍薬の花は、ピンクや白など淡い色の印象が強いですが、花言葉は赤い芍薬が由来のようですね。

他には、芍薬の花が夕方になると花を閉じてしまうという特徴があるため付けられたという説もあります。
花を閉じる様子が恥ずかしがっているように見えたことが、花言葉の由来になっていると考えられているようです。

また一方でイギリスでは、恥ずかしがり屋の妖精が芍薬に隠れたという民謡が花言葉のルーツになっているともいわれているのだそう。

豪華で堂々とした花姿が印象的な芍薬に「恥じらい」や「はにかみ」という花言葉はギャップがあるように感じますが、花言葉の由来を考えると納得できそうですね。

英語やフランス語でいうと?

芍薬を持つ海外の少女
芍薬は、海外ではどのように呼ばれているのでしょうか。
英語やフランス語など、さまざまな言語で芍薬の名前をまとめてみました。

  • 英語で芍薬(英名):Peony(ピオニー)
  • フランス語で芍薬:Pivoine(ピヴォワンヌ)
  • ドイツ語で芍薬:Päonie(ペオーニエ)
  • イタリア語で芍薬:Peonia(ペオーニア)
  • オランダ語で芍薬:Pioen(ピオン)
  • 中国語で芍薬:芍药(シァォィアォ)
  • 韓国語で芍薬:작약(チャギャク)

英語では芍薬はPeony(ピオニー)と呼ばれていますが、日本でも別名としてピオニーは定着しているため、聞き馴染みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
また、ドイツ語のPäonie(ペオーニエ)やイタリア語のPeonia(ペオーニア)、オランダ語のPioen(ピオン)なども少しピオニーと似ていますね。

つぼみ(花)の咲かせ方

ここからは、芍薬の花の咲かせ方についてご紹介します。
自宅で芍薬をつぼみから咲かせるときは、ぜひ参考にしてみてください。

お花屋さんで選ぶとき!咲きやすそうなつぼみを選ぶ

咲きそうな芍薬のつぼみ

<ポイント>少し緩んだつぼみを選ぶ

お花屋さんで芍薬を購入する時は、比較的咲きそうなものを選ぶと良いでしょう。
特に初めて芍薬を購入する方や、お手入れに不安があるという方は、開花しやすそうなつぼみをピックアップできるといいですね。
芍薬が花を咲かせそうか、咲かせにくそうか見分けるポイントは、つぼみの膨らみ具合です。
開花しやすいつぼみは、少し膨らんでいます

そのため芍薬を自宅で飾るときは、つぼみが少し膨らんだものを選ぶと良いでしょう。
ぎゅっと硬く丸いつぼみではなく、花びらが3~4枚開いてきているような、少し緩んだ状態のつぼみを選ぶようにしてください。

咲き始めているつぼみは、花びらがたくさん詰まっている(集まっている)部分が見えるときもあります。

お花屋さんで選ぶとき!元気がある芍薬を選ぶ

芍薬の葉

<ポイント>葉にハリがあり、葉がツヤっとした芍薬を選ぶ

つぼみを開花させるには、エネルギーがいります。
元気な芍薬かどうかは、葉を見るとわかりやすいです。
葉がしっかりとしていて、ツヤのあるものを選びましょう

元気がない芍薬だと葉がしなっとしていたり、葉がしわしわしていたりすることもあります。

自宅で飾るとき!下の方に付いている葉は取り除く

花瓶に飾られた芍薬
花瓶に生ける前に、下の方についている葉は取り除きましょう
花瓶の水に葉が浸かってしまうと、水がきれいな状態を保てなくなってしまいます。
花瓶の中の水を清潔に保つことによって、しっかりと水を花まで吸い上げることができるのです。
花瓶の中に入っている水は、芍薬が吸い上げる水です。
汚れなどが水の中に入っていると、水を吸い込む管が詰まって、茎から水を十分に吸い上げられなくなってしまいます。

また茎に付いている葉が多いと、花まで水が行き渡らないことがあります。
理由は葉が水蒸気として水を植物の中から外へ放出する、蒸散という働きをしているためです。

葉を取り除くときは、手でプチッと茎から取るようにしましょう。

また花の近くに大きめの葉があるときは、一緒に取り除くようにするのがおすすめです。

自宅で飾るとき!つぼみについた蜜を取り除く

芍薬のつぼみ

<ポイント>つぼみを傷つけないように優しく拭き取るようにする

芍薬のつぼみに蜜が付いていることも。
蜜がつぼみに付いていると、蜜が固まり花びら同士がくっ付いて、花びらが開かなくなってしまうこともあります。

蜜が付いてるかは、つぼみを触るか、質感を見ればわかります。

  • つぼみを触って確かめる→触ってべたべたしていれば蜜が付いている
  • つぼみの質感から確かめる→ツヤツヤ・ピカピカしていれば蜜が付いている

蜜が付いているときは、濡れた布巾でやさしく拭き取るようにします。
またはぬるま湯につぼみを浸けて蜜を落とした後に、ティッシュなどでふき取るようにするのもいいでしょう。

蜜をそのままにしておくと、つぼみのまま終わってしまうこともあります。
硬く丸いつぼみの時は、特に注意するようにしてください。

自宅で飾るとき!水切りをする

<ポイント>水の中で切れ味の良いハサミで斜めに芍薬の茎を切る

芍薬の茎の中に新鮮な水を入れるために、水の中で芍薬の茎の端をハサミでカットします。
バケツなどに水を溜めて、芍薬の茎とハサミの先を水の中に入れてカットするのがポイントです。
バケツがない場合は、使っていないマグカップなどでもOKです。
カットする茎の部分が、水の中になれば問題ありません。

切る時は茎が斜めになるようにハサミを入れることで、茎の断面を広くすることができます。
茎の断面が広くなるのは、水を吸い上げる面が広くなるため、飾っているときに花まで十分な水を吸い上げやすくすることができるのです。

茎を切る時は、スパッと切るのもポイント。
切れ味のいいハサミを使うことで、茎の中で水を吸い上げる管を潰すことなく切ることができます。
使用するのはハサミではなく、切れ味の良いカッターでもいいでしょう。

▼水切り(水揚げ)の方法をお花屋さんが解説。
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芍薬の品種

芍薬の花には、たくさんの品種(種類)があります。
同じ芍薬でも品種が異なると、見た目が全く異なることも。

植物園などで、品種ごとに芍薬を見比べるのも楽しそうです。
また芍薬をプレゼントするときや自宅に飾るときは、品種までこだわってみてください。

かぐや姫

芍薬 かぐや姫
大きな花が目を引く、かぐや姫。
かわいらしい名前も印象的ですが、かぐや姫は花の大きさが特徴になっています。
大きな花が印象的な芍薬ですが、かぐや姫はそんな芍薬の中でも特に大きな花を咲かせます
迫力満点でゴージャスな大輪のかぐや姫は、特別なプレゼントなどにもおすすめです。

実は「姫」がついたシリーズは晩生品種で、濃いピンクの「織姫」と、白い「白雪姫」があります。
ちなみに3つの品種の中で、最も大きな花を咲かせるのが、かぐや姫。
小さなつぼみからは想像できないほどに広がる花を、ぜひ楽しんでください。

白雪姫

芍薬 白雪姫
白雪姫という品種は、品種改良を重ねて誕生しました。
ふんわりと柔らかい雰囲気で、エレガントな白い芍薬。
芍薬で純白は珍しいとされており、純白で美しい白雪姫の花は、多くの人を魅了します。

実は白雪姫は流通する時期が短く、手に入れることはなかなか難しいとされています。
運よく購入できた方や、植物園などで見ることができたという方は、その特徴的な白さを他の芍薬と比べてみるのもよさそうです。

ちなみに白雪姫は、鉢植えや切り花としても楽しまれています。
見かける機会は少ないかもしれませんが、お花屋さんに行った際は白雪姫がないかチェックしてみるのもよさそうです。

かげろう

芍薬 かげろう
かげろうは、淡いピンク色がかわいらしい芍薬です。
咲いて間もない時期はピンクですが、咲き進めていくうちに徐々に花色が白に変わってくることも特徴の1つ。
鉢植えや地植えでかげろうを育てている方は、色の変化を楽しむことができそうです。

かげろうは、花束やフラワーアレンジメントなどで使われる切り花としても販売されていますが、鉢植え(ポット苗)としても販売されています。
花色が変わるのは、同じ花でも2度楽しめるようなお得感があるように感じますね。

かげろうはもちろんですが、花が咲いていく中で花色が変わる芍薬はコーラルチャームやジョーカーなど他にもあります。
芍薬をプレゼントしようと思ったときや自宅に飾ろうとおもったときは、花色が変わるか、どのくらいの大きさまで花が成長するのかをお花屋さんに聞いてみるのもおすすめです。

バートゼラ

バートゼラ 芍薬
黄色い色が、印象的。
芍薬はピンクや赤などの色のイメージがありますが、バートゼラは爽やかな黄色い花色をしています。
パステルカラーの黄色い花は、大きな花でありながら繊細で、作り物のように見えてしまうこともあるほど。
コサージュや髪飾りのように見える方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

バートゼラは、実はハイブリッドシャクヤクで、牡丹と掛け合わせて誕生した芍薬なのです。
葉や花の様子は他の芍薬と比較すると、牡丹に似ています。
芍薬を見るときは華やかな花に目が行きがちですが、葉も注目してみると新たな発見があるかもしれません。
どんな形をしているかなどを観察することで、その花の特徴を知ることもできそうです。

セレブリティ

芍薬 セレブリティ
セレブリティは、ヨーロッパからやってきた芍薬の1つです。
よくお花屋さんで見ることができる芍薬も華やかですが、セレブリティはまた違った印象で、ゴージャスな雰囲気があります。
花びらの色は赤紫色で、途中に白が混ざったように咲きます。
咲き進めていくと、よりボリューム感がアップしてさらに華やかな印象になります。

セレブリティは、その豪華な見た目に加えて香りもよいといわれています。
バラは香りが強いイメージがありますが、バラよりも良い香りを感じやすい(香りが強い)という方もいらっしゃいます。
植物園などでセレブリティを見かけた際は、ぜひその香りも感じてみてくださいね。

フレーム

フレーム 芍薬
フレームは丸い花びらが特徴で、ふんわりと花開いた姿がとても美しい芍薬です。
他の芍薬と違い、フレームは中心の黄色もポイントになっています。
ピンクと黄色のコントラスト・組み合わせがとても印象的です。

先のご紹介したバートゼラと同じくフレームも、牡丹と掛け合わせて誕生した芍薬で、ハイブリッドシャクヤクとも呼ばれています。
また鉢植えや地植えをしてフレームを育てていると、バラに似たフローラルな香りを楽しめるのだそう。

フレームは切り花よりも、鉢植え(ポット)などで流通していることが多いようです。
水やりの際や近くを通ったときに感じられる花の香りは、育てている人だけが感じられる特別なもの。
フレームに限らずですが「花を育ててみよう」と思う方は、ぜひお世話をしているときに花の香りも感じてみてくださいね。

季節限定の芍薬を楽しもう!

大きな芍薬の花
今回は、季節限定で美しい姿を楽しませてくれる芍薬についてご紹介しました。
5月~6月は特に豪華な見た目と良い香りで知られる芍薬を、プレゼントしたり自宅に飾ったりしてみてください。
その時にしかプレゼントすることのできない季節の花は、特別な贈り物になりそうです。

ちょうど芍薬をお花屋さんで見かけることのできる時期には、母の日もあります。
母の日にはいつもカーネーションを贈っている」という方は芍薬をプレゼントするのもおすすめです。
豪華で華やかな芍薬で、お母さんに感謝の気持ちを伝えましょう。

▼母の日にカーネーション以外の花を贈るなら?


母の日におすすめなカーネーション以外の花の種類を紹介!

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「母の日=カーネーション」というイメージが強いですが、カーネーション以外のお花を贈るのもおすすめ。芍薬をはじめ母の日におすすめな花の種類をご紹介しています。

今回は芍薬の基礎情報や品種による違いなどについてをご紹介しましたが、芍薬の育て方や牡丹との見分け方が気になったという方は、こちらも併せてご覧ください。
また記事の中では、芍薬をプレゼントしたいおすすめの記念日・イベントをご紹介しています。
母の日以外にも芍薬はプレゼントにおすすめ。
ぜひご参考にしてください。
「芍薬をもっと知りた」いという方や、「芍薬を差立ててみたい」という方、「庭で咲いている花を芍薬なのか牡丹なのかを知りたい」という方におすすめです。


芍薬(シャクヤク)の育て方・芍薬と牡丹の違いや見分け方を簡単に解説!

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芍薬の花の育て方や、よく似ているといわれる牡丹の花との違い・見分け方、漢方として使われるときの効能などをご紹介します。
また、芍薬をプレゼントするおすすめのイベント・記念日も掲載しています。

 

 

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