Archive for 2016
母の日コラム ~アレンジメントを長く楽しむ~
様々な形やお花を楽しむことができることと、届いたそのままに飾ることができる手軽さから、様々なお祝いだけでなく母の日も人気を集めるフラワーアレンジメント。
アレンジメントは、お花を溜めておくことができるオアシスという吸水スポンジに、切り花や葉ものを挿したものが一般的です。
根っこがない切り花は、茎の切り口からオアシスの水を吸っています。オアシスは一度乾いてしまうと水を吸うことができなくなるという特徴があるため、適宜水を足す必要があります。5月ごろであれば、毎朝お水を注ぐといいでしょう。
お水を与えるときは、葉や花にかからないように注意して、オアシスだけに水がかかるようにします。特に、母の日の代名詞ともいえるカーネーションは水に弱く、花にかかってしまうとそこからカビが生えてしまう恐れがあります。
5月は地域によって気温差が激しく、冷暖房を使う日もあるかもしれません。冷暖房の風はお花にとって大敵なため、直接風が当たらない場所に置きましょう。なるべく涼しく気温が一定しているところに置くとお花が長持ちします。
花びらが散り始めたお花は、見栄えが悪くなるだけでなく、腐ってしまい他のお花にも悪影響を与える場合があります。咲き終わった花やしおれている花を見つけたときは、その都度取り除くといいですね。
ある程度花の本数が減ってきたら、オアシスから抜き取り茎の先端を切り落としたのち、グラスや小さな瓶に飾れば2度楽しむこともできます。
残ったオアシスは絞ったり乾燥させたりしたあとで、プラスチック製品としてごみに出しましょう。
母の日コラム ~お母さんに伝えたいメッセージ~
母の日の贈り物に欠かせないものがメッセージです。普段は照れくさくて言えない感謝の気持ちも、お花と一緒なら素直に伝えられるかも。
でも、いざとなると何を書けばいいのか迷ってしまうもの。今回の母の日コラムでは、メッセージの例文をお伝えします。
■気取らない言葉でストレートに
・「おかあさん、いつもありがとう!いつまでも元気でいてね!」
・「大好きなママへ。いつもありがとう。ずっと長生きしてください。」
・「感謝の気持ちを込めて贈ります。いつもありがとう。」
■離れて暮らすお母さんに
・「いつも見守ってくれてありがとう。今度○○月に遊びにいくね!」
・「いつでも遊びにきてくださいね。家族みんなで待ってます。」
・「離れて暮らしてみて、母の偉大さを知りました。今度一緒に旅行に行こうね。」
■お子さまと一緒に奥様に贈るときに
・「いつも家族を見守ってくれてありがとう。みんなママのことが大好きです!」
・「ママの美味しいご飯でいつも頑張れます。ありったけの愛をこめて 子ども達とパパより」
・「家族の中心でがんばるママに。少しでものんびりできるよう、みんないい子になります。」
母の日で一番大切なことは、お母さんに「ありがとう」の気持ちを伝えること。例文をそのまま使っても、オリジナルのメッセージを考えても、そこに心がこもっていればきっと伝わるはず。
いつもはなかなか伝えられない感謝の気持ちをこめて、お母さんが思わず涙してしまうような素敵な母の日のメッセージをつくってくださいね。
映画『偉大なるマルグリット』と花キューピットがコラボ
花キューピット×映画『偉大なるマルグリット』
マルグリットが愛した白い花束を当てよう!!プレゼントキャンペーン
この度、映画『偉大なるマルグリット』の主人公マルグリット男爵夫人が、劇中で白い花を好む事にちなみ、花キューピットとコラボレーションをする事になりました!対象劇場にて映画『偉大なるマルグリット』をご鑑賞のお客様に、白い花束を抽選で10名様にプレゼント致します。ご鑑賞後の半券を、劇場設置の応募用紙に貼付の上、専用応募箱へ投函してご応募ください。映画は2月27日(土)より全国にて順次公開となります。
<キャンペーン期間>:各劇場公開初日~3/31(木)まで
<対象劇場>シネスイッチ銀座(東京)/YEBISU GARDEN CINEMA(東京)/横浜シネマ・ジャック&ベティ(神奈川)/シネ・リーブル梅田(大阪)/名演小劇場(愛知)/ディノスシネマズ札幌劇場(北海道)
<詳細はコチラ>https://www.grandemarguerite.com/news/2016/02/17_143828.html
■映画『偉大なるマルグリット』
STORY
マルグリット夫人の歌声には、本人だけが知らない<秘密>があった!
1920年パリからそう遠くない貴族の邸宅で、サロン音楽会が開かれていた。新聞記者ボーモンは主役のマルグリット夫人の歌声に唖然とする。彼女は絶望的なほど音痴だったのだ!しかし儀礼的な貴族たちの拍手喝采を受け、本人だけが気付いていなかった―――。音痴の歌姫に扮するのは、『大統領の料理人』のカトリーヌ・フロ。監督はカンヌ国際映画祭やセザール賞常連の、世界が注目する才能グザヴィエ・ジャノリ。本国フランスでは大ヒット1位を記録した、愛と情熱の人生オペラが、いよいよ日本公開!
映画の情報はコチラ:www.grandemarguerite.com
2月27日(土)より、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA他全国順次公開!
とっておきのホワイトデー
3月14日はホワイトデー。女性からチョコをもらった男性が、お返しに贈りものをする日です。近年では、女性へ告白する日として、チョコを貰っていないのにプレゼントを贈る男性も。
今回の花だよりでは、ホワイトデーについてお伝えします。
■日本独自の文化 ホワイトデー
日本のバレンタインデーは欧米と異なり、女性から男性へチョコを贈る文化が発達してきました。ホワイトデーもまた、「チョコを貰った男性が気持ちに応え女性にお返しをする日」として生まれた、日本独自のものです。
当初は「マシュマロデー」と呼ばれ、チョコが中に入ったマシュマロを贈ることが普通だったそうです。なぜチョコ入りのマシュマロなのかというと、「あなたの気持ち(チョコ)を優しさ(マシュマロ)で包んでお返しします」という意味なんだとか。
1980年には、マシュマロの白い色や純粋さをイメージさせる「ホワイトデー」という名前に変え、百貨店を中心に徐々に全国的な広がりを見せることとなります。
現在では文化としてしっかりと定着したホワイトデー。お返しに贈るものも、マシュマロやお菓子だけではなく、相手の好みに合わせたものが重視されるようになりました。
■贈りものの選び方
・奥さまや恋人、本命チョコのお返しに
素材にこだわり、職人の手によって仕上げられたザッハトルテとお花のセットは、まさにホワイトデーのためのギフト。ザッハトルテは手ごろなサイズ感なので、ご夫婦やカップルで一緒にお楽しみいただけます。
甘いチョコレートのような濃厚なひとときを過ごしたい、という方におすすめする、今年のホワイトデーいちおしのギフトです。
・お世話になっている方に
相手の好きなお花や好きな色に合わせたフラワーギフトを選ぶといいですね。分からないときは、バラを使った定番ながら人気の高いフラワーギフトや、スイートピーやラナンキュラスなどの春のお花を使ったお花がおすすめ。
普段お花を飾る習慣のない方には、届いたそのままに飾ることができるアレンジメントや、花瓶つきの花*はなブーケが喜ばれます。
・職場などでもらった義理チョコに
スタンダードなチョコ味と、香り高い抹茶味の2種類が楽しめるので、贈る方々の好みがバラバラでもお好きな方をお選びいただけます。
セットでお届けするお花を職場に飾れば、「できる男」として女性たちの見る目も変わるかも。また、上司の女性など、特にお世話になっている女性へのプレゼントとしてもいいですね。
春の陽射しのようにあたたかな花 ~3月生まれの方に特におすすめフリージア~
3月になると陽射しのあたたかさが増し、春のお花が最も旬な時期を迎えます。春の陽光を思わせるフリージアも、そんな春の花のひとつ。甘い香りで人気も高く、春のお庭やお花屋さんを彩る、この時期には欠かせない花です。
今回の花だよりでは、3月生まれの方のプレゼントに特におすすめしたい季節の花『フリージア』についてお伝えいたします。
■フリージアの原種
フリージアの原種は18世紀ごろ、デンマークの植物学者エクロンが南アフリカのケープで発見しました。10種程度ある原種はそのすべてがアフリカ大陸に自生しており、特に南アフリカに集中しています。
もともとは南アフリカの厳しい環境で育つ植物のため、夏の乾燥には強く、また霜のあたらない場所であれば屋外でも冬越しができます。環境がよいときには種をつくり、厳しい環境のときには球根をふやして子孫をふやします。
原種のフリージアはあまり大きくならず、フリージアの特徴ともいえる香りがない種もあります。清楚で可憐な花を楽しむことができるため、園芸品種とはまた違う趣きがあります。
■様々な花を楽しめるフリージア
フリージアの園芸品種は、主にオランダを中心としたヨーロッパで品種改良がすすめられています。原種では50cmほどの草丈におさまるフリージアですが、切り花用に改良されたフリージアは1mを超えるボリュームに育ちます。
オランダでは花が重いほど価値があるとされ、花の大きさも大輪のものがより好まれます。ピンクや赤、紫など花の色もさまざまであり、一重咲きや八重咲きなど、一口にフリージアといっても多様な花を楽しむことができます。
一方で、日本で切り花として流通しているフリージアは原種に近く丈夫な白や黄色のフリージアが大半を占めます。ピンクや赤のフリージアはなかなか見かけることのできない珍しい花なので、お花屋さんで見つけたときは買ってみてくださいね。
■フリージアの花言葉
フリージアには「あどけなさ」という花言葉がありますが、これとは別に、色ごとの花言葉があります。フリージアにとってもっともポピュラーな色である黄色は「無邪気」、赤い色のフリージアは「純潔」、紫は「憧れ」です。
見ている人をどこかほっとさせるようなほのぼのとした花や、甘い香りが特徴的なフリージア。春の花らしく、明るい色合いの花は、心を和ませてくれることでしょう。女性へのプレゼントはもちろん、お子さまへの贈りものとしてもぴったりです。
早春生まれの方には、春の陽射しをいっぱいに浴びて咲きほこるフリージアを贈りませんか。
ひな祭りと雛人形
3月3日はひな祭り。女の子の健やかな成長を願って、雛人形やひし餅、桃の花などを飾るお祭りです。
今回の花だよりでは、ひな祭りとお花についてお伝えいたします。
■ひな祭りは厄払いだった
ひな祭りは別名で「桃の節句」と呼ばれます。節句とは季節の分かれ目をさす言葉で、3月3日や5月5日、7月7日、9月9日と、縁起がいい数である奇数が重なる日となっています。ただし、1月1日は特別におめでたい日であるので、代わりに1月7日が「七草の節句」となります。
季節の変わり目である節句には、病気や怪我などの厄が訪れやすいとされています。そこで、古くは桃の節句に藁や紙で作った人形を川に流して厄を祓う「流し雛」をおこなっていました。
もともとは簡素なつくりだった雛人形でしたが、人形作りの技術が発展していくと、だんだんと雛人形はきらびやかで高価なものへと変化していきました。
このため、いつしか雛人形は家に飾るようになっていきます。江戸時代ごろにもなると、現在のようなお雛様とお内裏様、五人囃子などがそろった豪華なものとなりました。
■雛人形の種類
雛人形は飾りに使う人形の数によって、いくつかの種類に分けられます。
・親王飾り
天皇を表す男雛(おびな)と、皇后を表す女雛(めびな)だけを飾るものです。本来はこの2体の人形を合わせて「内裏雛」と呼ぶため、お内裏様=男雛というわけではありません。同様に、「お雛様」も雛人形を総称するものです。
・5人飾り
内裏雛に、三人官女を合わせて飾るものです。三人官女はお内裏様のお世話をする役目があり、内裏雛のすぐ下の段に飾ります。眉をそりお歯黒をつけている人形は既婚で年長の者を表し、中央に飾ります。5人飾りは2段、もしくは飾りを置くために3段になっています。
・7段飾り
内裏雛、三人官女に加え、五人囃子、随身、仕丁という人形を飾る、もっとも豪華な雛人形です。五人囃子は楽器を持ち、お祭りを盛り上げる役目を果たします。随身はお内裏様のボディーガードを務める武官です。仕丁は掃除などの雑務をこなす平民で、笑い上戸、怒り上戸、泣き上戸が特徴的です。
5段目までにこれらの人形を飾り、6段目、7段目には箪笥や長持、牛車などの小道具を飾ります。
■ひな祭りに春の花を
ひな祭りは季節の変わり目に邪気を祓い、女の子の健やかな成長を祈るもの。厄祓いの力をもつ桃の花などの春のお花を飾り、華やかなお祭りにしたいですね。
桃や菜の花、桜をもちいたフラワーギフトはこの時期ならではのもの。ひな祭りの飾りとしてはもちろん、あたたかな春を感じさせてくれる、季節の贈りものとしても人気があります。
優しい色合いのフラワーギフトで、春の訪れを彩り豊かにすごしませんか。
身近なものでお花を楽しむ ~お花*あれこれ事典~
誕生日や結婚式、様々な記念日に贈られることが多いお花。特別な贈りものとしてのイメージが強く、日常的にお花を飾ることはなかなかないのかもしれません。
今回の花だよりでは、身近に花を楽しむためのコツをお伝えいたします。
■長く楽しむための下準備
花束をいただいたときは、ラッピングは外してしまいましょう。もったいないように感じますが、そのまま飾ると通気性が悪く、お花はすぐにしおれてしまいます。自分で花を買って帰ったときにも、新聞紙やビニールなどの包装はなるべく早く取るようにします。
葉がたくさんついていると、そこから水分が蒸発してしまい、きちんと水をあげているのにしおれてしまうことがあります。全部取り除いてしまうと光合成ができなくなってしまうため、2~3枚程度残して、あとは全て取り除きます。花に近い葉を残しておくと、飾るときにも見栄えがよくなります。
最後に、茎の先端を1cm程度切り落とします。茎の先端はお花の生成物や汚れが詰まりやすく、そのままにしておくと水を吸い上げにくくなってしまうからです。できれば、水を取り換えるときには茎の先を切り落とすようにすると、お花がより長持ちします。
■飾り方のコツ
・一輪挿しの場合
すらっと伸びた茎と、鮮やかに開いたお花が印象的な一輪挿し。茎の長さを生かして、細長い花瓶に飾ってあることが多いですね。
一輪挿しを身近に楽しむなら、ワインなどの空き瓶がぴったり。口が細いので、茎が長い花も倒れるおそれがありません。
茎を大幅に切り落とし、マグカップなどに飾ると、テーブルや窓際に可愛く飾ることができます。カップのふちに花をひっかけるように飾ると、大きな花でも安定して飾ることができますね。
・花がたくさんある場合
たくさんの花をひとつの器に飾るときには、口の広い器のほうが安定して綺麗に見えます。そこで、ジャムなどの空き瓶を綺麗に洗い、中にビー玉を入れたり、テープで装飾したりすれば、世界でひとつだけの花瓶に早変わり。そこに茎を短く切り落としたお花をいければ、どんな場所にも可愛く飾れます。
マグカップやグラスなどの食器は、複数のお花を飾るときにも活躍します。小さな花から大きな花へと重ねるように、また、茎の先端が一点に集まるように意識して飾ることで、ぐっと見栄えがよくなります。
胡蝶蘭やユリなどの大きくバランスを取るのが難しい花は、大胆に茎を全部切り落とし、水を張った透明のボウルや深めのお皿に浮かべるのもおしゃれに楽しむことができます。
バレンタインの花贈り
2月14日はバレンタインデー。日本ではチョコレートの印象が強い記念日ですが、世界的にみると実はお花が主役となる一日です。
今回の花だよりでは、バレンタインとお花の関係についてお伝えします。
■バレンタインの起源
バレンタインが記念日になった起源は、3世紀ごろのローマにまでさかのぼります。当時、ローマ帝国では、「家族を故郷に残していくと国のために闘い抜くことができなくなる」として、若い兵士が結婚することは禁止されていました。
キリスト教の司祭であった聖バレンタインは恋をする若者たちを哀れに思い、ひそかに結婚式を行っていました。そのことが発覚すると、当時キリスト教は迫害の対象であったこともあり、聖バレンタインは処刑されてしまいます。
この処刑された日が2月14日であり、やがてキリスト教がローマの国教となると、2月14日は恋人たちの守護聖人バレンタインの日、とされたといわれています。
■お花が主役のバレンタイン
バレンタイン発祥の地であるヨーロッパや、ヨーロッパの風習を色濃く受け継ぐアメリカでは、今でも2月14日は恋人たちの記念日として重要視されています。
意中の人へメッセージカードを送ったり、いつもとは一味違うデートを過ごしたりなど、思い思いに一日を過ごします。また、日本と大きく異なり「男性から、女性に」プレゼントを贈ることが主流です。
プレゼントの中でも人気を集めるのがお花。特に赤バラは定番中の定番で、バレンタインのお花屋さんは赤バラを求める男性たちで、朝から長蛇の列がつくられるとか。
特にアメリカではこの傾向が強く、1年で最もお花が買われる日はバレンタインなんだそう。映画やドラマなどでバレンタインが描かれる場合は、必ずお花がセットで出てきます。
また、「愛」という意味を広くとらえ、日ごろからお世話になっている方へ感謝の気持ちをこめて贈りものをすることも一般的なようです。
■バレンタインにはお花を
日本ではバレンタイン=チョコとなって久しいですが、近年ではもともとのバレンタインにならって、お花を贈ろうと考える男性が徐々に増えてきています。
やはり日本でも一番の人気なお花はバラ。「愛」の花言葉を持つ赤バラは、大切な方への贈りものとしてこれ以上ないほどにふさわしいものです。
男性が思っているよりも、お花を好きだと答える女性は多いもの。今年のバレンタインは、ありったけの想いをお花にこめて、大切な方に贈ってみませんか。
大切な方への贈りもの ~2月の誕生花・チューリップ~
2月になると立春をむかえ、日の長さも延びてくるなど、徐々に春が近づきます。春を告げる花であるチューリップは、お花屋さんなどでは早くも見かけることができます。
今回の花だよりでは、2月の誕生花、チューリップについてお伝えします。
■球根から育てるチューリップ
ちいさな子どもからお年寄りの方々まで、幅広い年代から人気のあるチューリップ。童謡としても歌われ、幼稚園や保育園、小学校で育てた思い出がある方も多いのではないでしょうか。
原産地はトルコであり、現在最も栽培が盛んなオランダをはじめとするヨーロッパへ渡ったのは16世紀の半ばといわれています。日本へは19世紀に持ち込まれました。
チューリップを育てるときには、他の多くの花とは異なり、球根から育てます。種から育てた場合、品種にもよりますが、花が咲くまで育つのに5年程度かかるためです。また、種から育てた場合には、親となったチューリップとは異なる花を咲かせます。
そのため、花を楽しむときには球根から、新しい品種を生み出すときには種から育てるのが一般的です。
■チューリップの咲き方
一口にチューリップといっても、色はもちろん、咲き方にも様々な種類があります。
チューリップ、と聞いて多くの方が思い浮かべる咲き方は一重咲きです。花びらがほとんど重なり合わず、スタンダードな形をしています。一方、花びらの数が多く幾重にも重なり合っている咲き方を八重咲きといい、ボタンやバラのようにも見える花はとてもゴージャスです。
ユリ咲きと王冠咲きは、花びらの形によって分類される咲き方です。ユリ咲きは花びらの先端が細くとがり、大きく外側に開きます。その名の通りユリの花にも似ています。王冠咲きは花びらが大きくウェーブしており、また反り返っていることで王冠のように見えます。
花びらのふちに飾りがある品種もあり、これらの品種はフリンジ咲きやパーロット咲きという名前で分類されます。フリンジ咲きはギザギザの切り込みが入っており、レースの編みこみのようにも見え人気があります。パーロット咲きの「パーロット」は英語でオウムのことをさし、花びらのふちにオウムの巻き毛のようなフリルがあることから呼ばれています。
■チューリップの花言葉
チューリップの一般的な花言葉は「思いやり」ですが、花の色が豊富なチューリップには、花の色別に花言葉があります。たとえば、赤いチューリップであれば「恋の告白」、ピンクのチューリップは「愛の芽生え」、白いチューリップは「新しい愛」、紫のチューリップは「不滅の愛」となっています。
そのどれもが恋愛に関係する花言葉ですが、ふんわりとした愛らしい見た目によって、いつの時代も数多くのロマンティックなシーンで活躍していたからなのかもしれません。
大切な方が2月に誕生日を迎えるなら、想いをつづったメッセージを添えて、チューリップのフラワーギフトを贈りませんか。