2016-03
4月生まれのあの人に ~4月誕生花・アルストロメリア~
4月になると進学や就職、転職など、新しい生活を始める方が多くなります。この時期に見ごろを迎えるアルストロメリアは、「未来への憧れ」という、新生活にぴったりな花言葉を持っています。
今月の誕生花は、独特な模様と鮮やかな色合いが美しい花、アルストロメリアです。
■アルストロメリアの特徴
鮮やかな色合いと、他の花にはなかなか見られない斑点もようが特徴的な花、アルストロメリア。チリやペルー、アルゼンチンを中心とした南アメリカが原産です。
和名ではユリズイセン(百合水仙)といい、ユリと同じく球根で育つ植物です。アルストロメリアの球根は細長い形をしており、チューリップなどの球根と比べるとやせているような印象がありますが、葉や花などが枯れてしまっても生き続ける強さを持っています。
南アメリカは非常に暑いイメージがありますが、かなりの標高がある高山地帯では涼しい気候になります。アルストロメリアも原種が育っていた環境に合わせ、暑さに強い品種と寒さに強い品種とに分かれています。
■切り花に人気のアルストロメリア
ユリズイセンの和名が示す通り、アルストロメリアの花の形はユリとよく似ています。
黄色やピンクなどの春らしい色はもちろん、赤、オレンジ、白といった豊富な色があり、また特徴的な斑点がある品種とない品種があるなど、一口にアルストロメリアといっても多様な花を楽しむことができます。
そのため、アルストロメリアだけの花束でも美しく、また他の多くの花と合わせても見栄えよく映えます。
切り花にしても長持ちする傾向があるのもアルストロメリアの魅力の一つ。アレンジメントやブーケに使うと、比較的長い間楽しむことができるでしょう。
■4月生まれのあの人にはアルストロメリアを
アルストロメリアの花言葉は「未来への憧れ」となっています。新しい年度となり、これまでの生活とはまた違う毎日を迎える方も多い4月の誕生花としてはぴったりの花言葉といえます。
特に引っ越しなどをした方には、花瓶などがなくても飾ることができるアレンジメントがおすすめです。新居に彩りを与えてくれ、またお花があることで、新しい環境に対するストレスを軽減してくれることでしょう。
お花を飾るのが好きな方へ贈る場合は、花束が喜ばれます。豊富な種類が楽しめるアルストロメリアは飾り方も自由自在。様々な方法で楽しめます。
4月生まれのあの人にはアルストロメリアのフラワーギフトを贈って、誕生日のお祝いと新生活の応援をしませんか。
母の日コラム ~花鉢を長く楽しむ~
お花を育てることが好きな方への贈りものには、生き生きとしたお花を楽しむことができる花鉢が人気です。母の日の贈りものとしても選ぶ方は多く、お花屋さんが直接お届けするカーネーション鉢や、産地直送の花鉢は毎年人気のフラワーギフトとなっています。
うまく育てることができれば、次の年にも楽しめることができる花鉢。花鉢を育てるときのポイントは、水やりと植え替えにあります。
・水やり
お花が枯れてしまわないように、と思うとついつい頻繁にお水をあげてしまいがち。特に、暑い日には何度もあげたくなりますね。ですが、水のあげすぎは根っこが弱り、やがて腐ってしまうため厳禁。土から湿り気がなくなったのを確認してから、たっぷりと与えます。
この時、特にカーネーションはつぼみや花に水がかからないように気をつけます。カーネーションの花は水濡れに弱く、かびてしまう原因となってしまうためです。土だけにお水がかかるよう、静かに注いでください。
また、お水をあげる時間帯も重要です。5月から夏にかけては日中の温度が高くなるため、お昼時にお水をあげるとお湯となってしまい、土の中で根が煮えてしまうことがあります。できれば早朝、難しいようであれば夕方がいいですね。
・植え替え
お花が大きくなってくると鉢の中で根が詰まってしまうため、植え替えを行います。お花の種類にもよりますが、春先か秋が植え替えに適した季節となっています。花が咲いている間は植物のエネルギーが開花につかわれるので、疲労の原因となる植え替えは避けましょう。
植え替えのときには、まず鉢の中の土ごと根を引っ張り出します。鉢をたたく、揺さぶるなどをすると隙間ができ、引き抜きやすくなります。スコップで掘り起こすのは根を傷める恐れがあるので、使わない方がいいでしょう。また、どうしても抜けない場合は鉢をハンマーなどでたたき壊すという手もあります。
綺麗に鉢から引き抜いた後は、根についている土を落とします。大抵はふるい落とすだけで十分ですが、根が絡まっている場合などは、傷つけないように根気よくほぐします。
一回り大きな鉢の底に軽石や赤玉土などをひき、新しい土を鉢の半分程度までその上にかぶせ、更にその上にお花を乗せたあと、鉢とお花の隙間を埋めるように新しい土を敷き詰めていきます。土を固めすぎると水はけが悪くなる、土の中の空気が少なくなり根が酸欠になるなど悪影響がありますので気をつけましょう。
植え替えの直後、10日~15日くらいの間は、肥料を与えず水も少なめにして、穏やかな環境でのんびりとお花を休ませてあげるのがコツです。新しい鉢の中でしっかりと根をのばすと、再び元気にお花を咲かせるようになりますよ。
母の日コラム ~花束を長く楽しむ~
同居しているお母さんや、久しぶりに会うお母さんに、直接手渡しするときに活躍するのが花束です。また、普段からお花を飾ることが好きなお母さんなら、アレンジメントよりも自由に飾ることができる花束の方が喜ばれることが多いようです。
花束を飾る前に気をつけたいことは、ラッピングや輪ゴム、保水用の綿などは全て外すようにするということです。
特にラッピングは花束の個性づけにも役立っており、外すのももったいない気分になりますが、そのままだと蒸れてしまいお花が早く傷んでしまう原因となります。
お花からラッピングや輪ゴムを外したら、バケツなどに綺麗な水を溜め、その中で茎を2cmほど斜めに切り落とします。茎の先端は汚れなどが詰まりやすいのでこれを落とすため、また斜めに切り落とし表面積をふやすことで水を吸い上げやすくなるために効果的です。
また、水に浸かりそうな葉は全て取り除きます。花に近い葉を1~2枚残すだけでも十分です。
お花を生ける水には漂白剤を1滴と、砂糖をひとつまみ入れて混ぜます。漂白剤は雑菌の繁殖をおさえ、砂糖はお花の栄養源となるので、お花を長持ちさせることができます。
5月ごろであれば毎日お花を変える必要はありませんが、暑い日が続くようであれば毎朝変えるようにするといいですね。その際には、茎の先端を5mmほど斜めに切り落とすと、お花がより長持ちします。
茎が短くなってきたら、花瓶ではなくグラスやマグカップに飾っても可愛く飾ることができます。
枯れたりしおれたりした花は、その都度取り除くようにしましょう。本数が少なくなってきたら、ドライフラワーにしてみてもいいですね。
母の日コラム ~アレンジメントを長く楽しむ~
様々な形やお花を楽しむことができることと、届いたそのままに飾ることができる手軽さから、様々なお祝いだけでなく母の日も人気を集めるフラワーアレンジメント。
アレンジメントは、お花を溜めておくことができるオアシスという吸水スポンジに、切り花や葉ものを挿したものが一般的です。
根っこがない切り花は、茎の切り口からオアシスの水を吸っています。オアシスは一度乾いてしまうと水を吸うことができなくなるという特徴があるため、適宜水を足す必要があります。5月ごろであれば、毎朝お水を注ぐといいでしょう。
お水を与えるときは、葉や花にかからないように注意して、オアシスだけに水がかかるようにします。特に、母の日の代名詞ともいえるカーネーションは水に弱く、花にかかってしまうとそこからカビが生えてしまう恐れがあります。
5月は地域によって気温差が激しく、冷暖房を使う日もあるかもしれません。冷暖房の風はお花にとって大敵なため、直接風が当たらない場所に置きましょう。なるべく涼しく気温が一定しているところに置くとお花が長持ちします。
花びらが散り始めたお花は、見栄えが悪くなるだけでなく、腐ってしまい他のお花にも悪影響を与える場合があります。咲き終わった花やしおれている花を見つけたときは、その都度取り除くといいですね。
ある程度花の本数が減ってきたら、オアシスから抜き取り茎の先端を切り落としたのち、グラスや小さな瓶に飾れば2度楽しむこともできます。
残ったオアシスは絞ったり乾燥させたりしたあとで、プラスチック製品としてごみに出しましょう。
母の日コラム ~お母さんに伝えたいメッセージ~
母の日の贈り物に欠かせないものがメッセージです。普段は照れくさくて言えない感謝の気持ちも、お花と一緒なら素直に伝えられるかも。
でも、いざとなると何を書けばいいのか迷ってしまうもの。今回の母の日コラムでは、メッセージの例文をお伝えします。
■気取らない言葉でストレートに
・「おかあさん、いつもありがとう!いつまでも元気でいてね!」
・「大好きなママへ。いつもありがとう。ずっと長生きしてください。」
・「感謝の気持ちを込めて贈ります。いつもありがとう。」
■離れて暮らすお母さんに
・「いつも見守ってくれてありがとう。今度○○月に遊びにいくね!」
・「いつでも遊びにきてくださいね。家族みんなで待ってます。」
・「離れて暮らしてみて、母の偉大さを知りました。今度一緒に旅行に行こうね。」
■お子さまと一緒に奥様に贈るときに
・「いつも家族を見守ってくれてありがとう。みんなママのことが大好きです!」
・「ママの美味しいご飯でいつも頑張れます。ありったけの愛をこめて 子ども達とパパより」
・「家族の中心でがんばるママに。少しでものんびりできるよう、みんないい子になります。」
母の日で一番大切なことは、お母さんに「ありがとう」の気持ちを伝えること。例文をそのまま使っても、オリジナルのメッセージを考えても、そこに心がこもっていればきっと伝わるはず。
いつもはなかなか伝えられない感謝の気持ちをこめて、お母さんが思わず涙してしまうような素敵な母の日のメッセージをつくってくださいね。