2015-02
母の日ミニコラム ~母の日の起源~
5月の第2日曜日は母の日です。
日ごろから家族のためにがんばるお母さんに、なかなか言えないありがとうの気持ちを伝える日ですね。
母の日は今から100年ほど前、アメリカで発祥したといわれています。
ウェストヴァージニア州に住む「アンナ・ジャービス」という女性が、亡くなった母を偲び、5月10日にフィラデルフィアの教会で白いカーネーションを配りました。
この5月10日は5月の第2日曜日であったことから、1910年にはウェストバージニア州で、ついで1914年にはアメリカ全土で5月の第2日曜日を「母の日」とする宣言が出されました。これが現在の母の日の起源とされています。
カーネーションはアンナの母が好きだった花であり、母の日の象徴として使われるようになりました。花言葉も「母の愛」や「感謝」「純粋な愛情」など、母親へ贈る花としてぴったりだという事情もあるようです。
インターネット花キューピットでも、母の日ギフトで一番人気な花はカーネーション。フラワーギフトの定番であるアレンジメントや花束、ガーデニング好きなお母さんに贈りたい鉢物など、様々なカーネーションを取りそろえておりますので、ぜひともご覧になってくださいね。
花で彩るバレンタインデー
2月の大きなイベントといえばバレンタイン。近年は女性から男性へチョコを贈る以外にも、友達同士で、男性から女性へ、あるいは自分自身へ何かプレゼントを贈ることが増えています。
今回の花だよりでは、バレンタインについてお伝えします。
■バレンタインデーと花
バレンタインといえばチョコレートのイメージが強いですが、海外ではバレンタインといえば花。男性から女性へ、愛をこめて贈りものをする日とされています。
贈りものとして選ばれるのはカードやアクセサリーなど多岐にわたりますが、圧倒的な人気を誇るのが花。特に、アメリカやイギリスでは、バレンタインはお花屋さんがもっとも忙しくなる時期。バレンタインをテーマにしたロマンス映画やドラマでは、必ずといっていいほどお花屋さんが登場します。
バレンタインの定番ともいえる花は、真っ赤なバラ。今も昔も、愛を伝えるにはぴったりの花ですね。また、2月は春も近づき様々な花が出回るため、こだわりを持った方でもいろんな花を選ぶことができます。
ディナーなどに誘い直接手渡すほかにも、女性の職場にカードを添えて送ったり、女性が留守にしている間に家や庭を花で飾ったりなど、渡し方にも工夫が凝らされます。
海外でも日本でも共通な認識が、バレンタインは愛を伝える大切な日だということ。いつもは照れくさくて言えない言葉も、バレンタインにはきちんと伝えたいものですね。
■バレンタインデーの起源
なぜバレンタインが愛を伝える日となったのか、ということですが、聖ヴァレンティヌスというキリスト教の司祭にまつわる話が有名なのではないでしょうか。
ヴァレンティヌスが生きていた時代のローマ帝国では、若い兵士が結婚することは禁じられていました。家庭を持つと死を恐れてしまい、勇敢に戦うことができなくなるから、というのが禁止されていた理由のようです。
それでも結婚を望む若い兵士たちを憐れんだヴァレンティヌスは、ひそかに兵士と恋人をかくまい、結婚式をおこなっていました。このことがやがて皇帝や為政者に発覚し、さらに当時はキリスト教は迫害の対象であったため、ヴァレンティヌスは2/14に処刑されてしまいます。
その後、命を賭して若い男女の恋愛を支えたヴァレンティヌスの功績をたたえ、2/14がバレンタインとされました…と言いたいところですが、実はバレンタインの起こりにはもうひとつ理由があります。
ヴァレンティヌスが生きていた時代をふくむローマ帝国では、毎年2/14に未婚の女性たちの名前が書かれた紙を集め、翌日2/15に未婚の男性がその紙を引き、書かれていた名前の女性と付き合うルペルカーリア祭というお祭りがありました。
時がたち、キリスト教がローマ帝国の国教となると、このルペルカーリア祭は風紀が乱れるとして教皇によって禁止されました。しかし、ただ禁止しただけでは批判を招くため、ヴァレンティヌスの逸話を結びつけ、「バレンタインデー」というキリスト教のお祭りとして取り込みます。
こうして、2/14は恋人たちがお互いに愛を確認するために、カードや花をはじめとする贈りものを贈る日となりました。前身となったルペルカーリア祭が男女を結びつけるお祭りだったので、バレンタインは恋愛と強く関係するお祭りになったのですね。
■バレンタインデーの花贈り
胡蝶蘭のまめ知識 ~お花*あれこれ事典~
ご贈答用に人気の高いフラワーギフトはいくつかありますが、季節や時代を問わず人気が高いのが胡蝶蘭です。上品でありながら存在感のある花姿は、思わずため息がこぼれてしまうほど。
今回の花だよりでは、胡蝶蘭についてお伝えいたします。
■胡蝶蘭ってどんな花
胡蝶蘭はもともと東南アジア原産の花です。名前のとおりラン科の花ですが、そのなかでも地面に根をおろす普通の植物とは異なり、木の枝や岩の上に根を張りつかせて生活している「着生ラン」というランの仲間になります。着生ランの仲間は、胡蝶蘭のほかにカトレアやデンドロビウムなど、洋ランの多くが含まれます。
水をためておける土のなかとは異なり、木の幹や岩は水分や栄養に乏しく、デリケートな根を常に空気中にさらしている必要があります。そこで、着生ランの多くは厳しい環境に耐えられるよう、茎や肉厚の葉に水分や栄養を溜めておけるようになりました。胡蝶蘭の葉も、ほかの植物に比べてみると分厚いですよね。
ちなみに、着生ランは木の表面にくっついて生きているものも多いですが、木から栄養や水を奪っているわけではありません。空気中の湿気や、木の表面を流れる雨水を利用しているのだそうです。
■胡蝶蘭の分類
胡蝶蘭は花のサイズによる分類があります。贈答用などでひろく利用されている胡蝶蘭は、花の大きさが10~15cmであり、「大輪系」と呼ばれます。非常に見栄えがよく、一年中流通しているため、開店祝いのギフトや選挙の応援などで贈られることが多いです。
花の大きさが6~9cmと一回り小さいものは、ミディ系と呼ばれます。ミディ系の胡蝶蘭は上品さと可愛さを兼ねそなえており、ご贈答用はもちろん、自分で育てて楽しむ方も多いですね。多彩な品種があり、ひとくちにミディ系といっても多くの花を楽しむことができます。
大きさが4~5cmほどの小さな花をつける胡蝶蘭はミニ系に分類されます。ミニ系は小さな可愛らしい花を多数つけ、中には卓上で楽しめる大きさのものあるため、ちょっとした贈りものや、自分で楽しむ用途に、近年人気が高まりつつあります。
■胡蝶蘭は花店におまかせ
ご贈答用に非常に人気の高い胡蝶蘭ですが、生き物なので贈る際には傷がつかないように細心の注意を払う必要があります。段ボールなどの梱包材で覆ってお届けしなければなりません。また、配達までに日数がかかると、傷んでしまうおそれもあるのが難点です。
しかし、お花を普段から取り扱っているお花屋さんがお届けする胡蝶蘭なら、鮮度のよいものをお届けすることができます。ゴミとしてかさばりがちな梱包材もなしでお届けすることができるので、受け取る方の手をわずらわせることもありません。
急に胡蝶蘭を贈る必要ができたときでも、お昼の12時までに注文することで、当日にお届けすることが可能なのもお花屋さんならでは。
開店祝いに、お誕生日に、特別な記念日に…さまざまなシーンで活躍する胡蝶蘭。お花屋さんが手早くお届けする高品質の胡蝶蘭で、受け取る方を笑顔にしましょうね。